JPH0743053U - 吊り下げ用フック - Google Patents

吊り下げ用フック

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JPH0743053U
JPH0743053U JP5101992U JP5101992U JPH0743053U JP H0743053 U JPH0743053 U JP H0743053U JP 5101992 U JP5101992 U JP 5101992U JP 5101992 U JP5101992 U JP 5101992U JP H0743053 U JPH0743053 U JP H0743053U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 台座を取付面に安定して取り付けることがで
き、しかも回転部材が回転可能な吊り下げ用フックを提
供する。 【構成】 中央部の突出部8に被取付部材とほぼ平行に
ピン取付孔9が形成された台座2と、中央部に台座2の
突出部8が挿入される台座取付孔10が、外周部にフッ
クを揺動自在に保持する係止溝13がそれぞれ形成され
た回転部材3と、ピン取付孔9に挿入され、常時コイル
スプリング17によって離間する方向に付勢される当接
部材16を両端部に有するピンと、ピン取付孔9にピン
4を装着し、ピン4の当接部材16を後退させた状態で
突出部8を台座取付孔10に挿入し、当接部材16を進
出させて台座取付孔10の内面に弾性的に当接したとき
に、当該当接部材16の台座取付孔10内の円周方向の
回動を許容した状態で当該ピン4を台座取付孔10内で
保持させる突条11とから構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、柱や壁面などに取り付けられ、フックに物品を吊るす吊り下げ用フ
ックに関し、特に詳しく言うと、取り付けた箇所の状態にかかわらず常に垂直に
物品を吊り下げることができる吊り下げ用フックに関する。
【従来の技術】
フックにはいろいろな種類のものがある。例えば、壁面や柱などにフック本体を
直接固定して、フック本体が動かない状態で吊り下げるようにしたもの、フック
本体を台座に支持させ、取付面に対して垂直な方向に揺動自在にしたもの、フッ
ク本体を回転可能に台座に支持させ、取付面に平行な方向に揺動自在にしたも
の、及び揺動方向を組み合わせたものなどである。このうち上下左右などの位置
を考慮することなく所望の箇所に取り付けるように考慮されたものとして、実公
昭57ー46864公報に開示されたものがある。
【0002】 この考案の掛吊具は、前面に枢着孔を有し、裏面を取付面に接着可能にした台 座と、枢着孔に対応する枢着部を有し、側面にフック端部の挿入凹所を対設し、 凹所に隣接する側縁部位に切り欠きを対設した回転部材と、弾性線材で形成され たフックとからなり、フックはその端部が回転部剤の凹所に挿入されて回動可能 に挾着され、回転部材は台座に回転可能に装着されて構成されている。そして、 回転部材は枢着部によって台座に関して回動可能に取り付けられ、フックは回転 部材に回動可能に挾着されているので、3方向に回動自在となり、これによりど のような取付面に取り付けても、取付後にフックの位置を直すことによって垂直 に吊り下げることができるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術にあっては、回転部材は取付面に対してほぼ垂直 な方向から台座の枢着部に挿入し、当該枢着孔に回転可能に装着されているが、 回転部材の枢着部は台座の内部で深く挿入された状態で保持されるため、フック に物品を吊り下げたとき、物品によるモーメントが枢着部の例えば後端を中心に 加わる。このモーメントは台座の上部を壁面から離す方向に作用するので、台座 には壁面に平行な力とこのモーメントによる合力が加わることになる。したがっ て、台座の取付面に対する取付状態は不安定になっている。
【0004】 また、枢着部と枢着孔との間の摩擦力も大きいので、人為的に回転部材を回さ ないとフックは物品を吊り下げる状態、すなわち、垂直な状態にならない。
【0005】 この考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的と するところは取付面に対する上記モーメントが小さく、台座を安定して取り付け ることができ、しかも、回転部材が容易に回転可能な吊り下げ用フックを提供す ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述目的を解決するため、この考案は、被取付部材に固定される台座と、この 台座に対して回転可能に支持される回転部材と、回転部材に取り付けられたフッ クとを備え、当該フックに物品を吊り下げて使用する吊り下げ用フックにおいて 、中央の突出部に被取付部材とほぼ平行に取付孔が形成された台座と、中央部に 台座の突出部が挿入される台座取付孔が、外周部にフックを揺動自在に保持する フック保持部がそれぞれ形成された回転部材と、取付孔に挿入され、常時弾性付 勢手段によって離間する方向に付勢される当接部材を両端部に有するピン手段と 、取付孔にピン手段を装着し、ピン手段の当接部材を後退させた状態で突出部を 台座取付孔に挿入し、当接部材を進出させて台座取付孔の内面に弾性的に当接し たときに、当該当接部材の台座取付孔内の円周方向の回動を許容した状態で当該 ピン手段を台座取付孔内で保持させる保持手段とを備えた構成になっている。
【0007】
【作用】
上述した構成では、回転部材は台座の突出部の外周に挿入され、取付孔に装着 されたピン手段によって台座取付孔の内側で突っ張った状態で連結される。した がってピン手段と回転部材との間の接触は点接触となって回転手段は弱い力でも 回転が可能となる。
【0008】 また、回転手段と台座の突出部との連結箇所、言い換えれば両者の間で力が加 わる位置が回転手段の背後の端部よりもさらに前面側に寄った位置になるので、 フックから回転部材に生じる取付面に対して垂直な方向のモーメントが小さくな り、台座の取り付けがより安定する。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照し、この考案の好適な実施例について説明する。
【0010】 この実施例に係る吊り下げ用フック1は、図1の要部を断面した平面図に示す ように台座2と、回転部材3と、ピン4と、フック5と、キャップ6とから基本 的に構成されている。
【0011】 台座2は、背面側に吸盤7を備え、前面側の中央に突出部8が一体的に突設さ れている。突出部8には突出方向と垂直に、言い換えれば図示しない取り付け面 と平行にピン取付孔9が形成されている。
【0012】 回転部材3は中央部に台座2に外挿可能な台座取付孔10が設けられ、ほぼ円 筒形に形成されている。また、台座取付孔10の一端部の開口縁に沿って外側に 開いた形状の傾斜を有する突条11が突設され、その開口径は台座取付孔10の 内径よりも小さくなるように設定されている。さらにこの台座取付孔10の反突 条形成側には、キャップ6の係合用の凹部12が設けられている。回転部材3の 外周部にはフック5の一端を係止するための係止溝13が設けられている。この 係止溝13は、モーメントの関係で回転部材3のほぼ中央部もしくはさらに突条 形成側に寄った個所に設けることが望ましい。
【0013】 ピン4は、図2の内部構造を示す斜視図からわかるように支持筒体14と、支 持筒体14の円筒孔15内に摺動可能に装着された一対の当接部材16と、これ らの当接部材16を互いに離間する方向に弾性付勢するコイルスプリング17と からなっている。当接部材16は、特に図示はしていないが、コイルスプリング 17を挾んで円筒孔15内に装着したときに、コイルスプリング17の弾性力に よって離脱しないようになっている。この離脱しないようにする手段としては、 突起と凹部との組み合わせなどの公知の構造が適用される。また、ピン4を弾性 合成樹脂で構成した場合にはコイルスプリング17も一体的に形成することがで きる。更に、コイルスプリング17に代えて、ファンホルド式に折り曲げたり、 複数本の線状材をたわませて弾性を持たせるようにしてもよい。
【0014】 フック5は、図3の使用状態を示す斜視図からもわかるように両端に係止孔1 3に係止する係止部18と、中央部に物品を吊り下げるための吊り下げ部19と を一本の線材を折り曲げて形成したもので、係止部18は係止溝13に弾性的に 係合し、係止される。
【0015】 上述のように各部が形成された吊り下げ用フック1は、台座2の突出部8のピ ン取付孔9にピン4を装着し、突出部8の前面側からフック5を取り付けた回転 部材3の突条形成側を押し込む。これによりピン4の当接部材16の先端部が突 条11の傾斜面に当たり、傾斜面の傾斜に沿ってコイルスプリング17の弾性力 に対して内側に押し込まれる。そして、突条11の先端部を通り過ぎるとコイル スプリング17の弾性力によって押し戻され、突条11の内側で台座取付孔10 の内面に突っ張った状態になり、回転部材3は突出部8に離脱不能に取り付けら れる。なお、回転部材3は、突出部8の軸方向において突条11がピン4の当接 部材16と台座2の外縁との間で若干移動はできるが、外れることことはなく、 また回転部材3は突出部8の外周に沿って回転自在となる。この場合、回転が容 易に行なえるように、当接部16の先端部は丸く形成され、摩擦力が小さくなる ように意図されている。このようにして、回転部材3を台座2に装着した後、キ ャップ6を台座取付孔10の前面から嵌め込んで台座取付孔10の開口部を覆い 隠すことによって吊り下げ用フック1が組立られる。
【0016】 なお、ピン4はコイルスプリング17を使用しなくとも、当接部材16を離間 するような方向に弾性付勢できるような構造であればよく、ピン取付孔9で支持 筒体14を代用することも可能である。また、台座2の吸盤7を板状材に置換し てネジや接着剤、あるいは図4の他の実施例に示すように粘着テープ20などに よって取付面に取り付けるようにすることもできる。なお、図4に示した他の実 施例の各部には、前述の実施例と同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す る。
【0017】 上述のように構成された吊り下げ用フック1は、台座2の吸盤7を取付面に押 しけて取り付ける。そして、フック5をおおよそ下方に位置させ、物品をフック 5に掛けると、物品の重量によってフック5は垂直な方向に回転する。この場合 、フック5は係止溝13に係止しているだけなので、図3矢印aで示すように前 後方向に揺動可能であり、同図矢印bで示すように回転部材3の台座2に平行な 方向の回転との組み合わせによって、台座2の取付面の状態にかかわらず、フッ ク5は常に垂直な形となって物品を吊り下げることができる。なお、水平な面に 台座を固定した場合には図4に示すような形になり、この場合もフック5は垂直 になる。
【0018】 また、図1からもわかるように当接部材16と突条11との当接部と、力が加 わるフック1の係止溝13との間の距離を非常に小さくすることができるので、 フック1から突出部8に加わる取付面に対して垂直な方向のモーメントも小さく なり、これによって台座2も安定して取付面に保持される。
【0019】
【考案の効果】
これまでの説明で明らかなように、上述のように構成されたこの考案によれば 、ピン手段による摩擦力が小さくなるので回転部材が容易に回転でき、これによ って取付面の状態に関わらず、フックは常に垂直な状態で物品を吊り下げること ができる。また、回転部材の台座に対する前後方向のモーメントを小さくするこ とができるので、台座の取付面に対する取付状態を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る吊り下げ用フックの
一部を断面した平面図である。
【図2】そのピンの内部構造を示す斜視図である。
【図3】この実施例に係る吊り下げ用フックの使用状態
を示す斜視図である。
【図4】他の実施例に係る吊り下げ用フックの使用状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 吊り下げ用フック 2 台座 3 回転部材 4 ピン 5 フック 6 キャップ 7 吸盤 8 突出部 9 ピン取付孔 10 台座取付孔 11 突条 13 係止溝 16 当接部材 17 コイルスプリング 20 粘着テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部材に固定される台座と、この台
    座に対して回転可能に支持される回転部材と、回転部材
    に取付けられたフックとを備え、当該フックに物品を吊
    り下げて使用する吊り下げ用フックにおいて、 中央の突出部に被取付部材とほぼ平行な取付孔が形成さ
    れた台座と、 中央部に前記台座の突出部が挿入される台座取付孔が、
    外周部にフックを揺動自在に保持するフック保持部がそ
    れぞれ形成された回転部材と、 前記取付孔に挿入され、常時弾性付勢手段によって離間
    する方向に付勢される当接部材を両端部に有するピン手
    段と、 前記取付孔にピン手段を装着し、ピン手段の当接部材を
    後退させた状態で突出部を台座取付孔に挿入し、前記当
    接部材を進出させて台座取付孔の内面に弾性的に当接し
    たときに、当該当接部材の台座取付孔内の円周方向の回
    動を許容した状態で当該ピン手段を台座取付孔内で保持
    させる保持手段と、を備えていることを特徴とする吊り
    下げ用フック。
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JPH0743053U true JPH0743053U (ja) 1995-08-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085450A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Kokuyo S&T Co Ltd 構造体及び掛吊具
JP2008054868A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Paramount Bed Co Ltd 採尿バッグの取り付け装置

Cited By (3)

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JP4674668B2 (ja) * 2005-09-21 2011-04-20 コクヨ株式会社 構造体及び掛吊具
JP2008054868A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Paramount Bed Co Ltd 採尿バッグの取り付け装置

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JP2570432Y2 (ja) 1998-05-06

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