JPH0742990Y2 - 食品収納用簡易容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ファーストフードショップ等に最適な食品収
納用簡易容器に関するものである。

「従来の技術」 ファーストフードショップ等において、多種類の食品の
注文があると偏平なトレイ上に載せて販売している。

「考案が解決しようとする課題」 偏平なトレイは、テーブル上にスペースを多くとるとと
もに、回収する手間があり、またトレイを手に持って食
することは行い難い。

そこで、本考案はテーブル上に載置することも、容易に
持ち運ぶこともでき、しかも複数種類の食品を収納で
き、また、食品を取出し易く収納することが出来る優れ
た食品収納用簡易容器を提案することを目的とする。

「課題を解決するための手段」 本考案容器は上記課題を解決するため、把持可能な径を
有するカップ状主収納部２の口部外縁に略均等突出幅の
外向きフランジ状部３を付設するとともに、該フランジ
状部３外周縁より主収納部が把持可能な垂下幅に垂下壁
５を垂設し、且つ、上記外向きフランジ状部に上面開放
の凹陥部状で且つ主収納部が把持可能な浅底の副収納部
４を形成した容器本体１と、上記垂下壁５外周に嵌合さ
せた周壁８上端縁よりドーム状の頂壁７を延設させて着
脱自在に装着させた蓋体６とから構成した。

「作用」 例えば第１図の状態から容器本体１の主収納部２下半部
を握持して蓋体６を取り外せば、容器本体１を持ち歩き
等しながら主収納部２及び副収納部４内の食品を食する
ことができる。また、蓋体頂壁７をドーム状に形成して
いるので、主，副各収納部内に収納する食品の上端を突
出させて収納することができ、取出し易い。

「実施例」 以下添付図面に基づいて、本考案に係る食品収納用簡易
容器の一実施例を説明する。

第１図及び第２図において、１は合成樹脂製の容器本体
で、把持可能な径を有するカップ状主収納部２の口部外
縁に外向きフランジ状部３を付設するとともに、該外向
きフランジ状部３に上面開放の凹陥部状をなす副収納部
４を形成し、また、外向きフランジ状部３の外周縁から
スカート状の垂下壁５を垂設している。

上記外向きフランジ状部３は、主収納部周囲に副収納部
４を形成できる様に略均等の突出幅に形成されている。
また、上記副収納部４は主収納部外周下部を握って容器
を持つことが出来る程度の浅底に成形するとともに上記
垂下壁５も主収納部外周下部を握って容器を持つことが
出来る程度の垂下幅に構成している。

本実施例では、副収納部４は周方向に等間隔離間して三
箇所形成されている。また、主収納部２には焼きそば等
の食品が、また副収納部４にはフライドポテト、チキン
等の食品が収納されている。

６は合成樹脂製の蓋体で、上記容器本体１の垂下壁５外
周に嵌合させた周壁８上端縁よりドーム状の頂壁７を延
設して容器本体１に着脱自在に嵌合させている。

本実施例では、上記頂壁７が透明な材料で形成されてそ
の下端周縁に付設した上向き段部９下面を上述した外向
きフランジ状部３の上面外周部に載置させている。更
に、上記上向き段部９の外周縁から垂設した周壁８をス
カート状の垂下壁５外面に嵌合させるとともに、その下
端部内面に付設した嵌合突条10を上記垂下壁５下端面に
係合させている。

「考案の効果」 以上説明した如く本考案容器は、既述構成としたことに
より、複数の食品を収納することが出来るにもかかわら
ず持ち易く、歩きながら内容物を食することができ、し
かも収納食品が取出し易い優れたものである。

またトレイのようにテーブル上に載置して食することも
可能であり、その際スペースを多くとる不都合もなく、
また、そのまま廃棄して使い捨てにできるため回収する
手間も必要ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案簡易容器の一実施例を示す半断面図、第
２図は開蓋状態の斜視図である。 １……容器本体、２……蓋体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】把持可能な径を有するカップ状主収納部２
   の口部外縁に略均等突出幅の外向きフランジ状部３を付
   設するとともに、該フランジ状部３外周縁より主収納部
   が把持可能な垂下幅に垂下壁５を垂設し、且つ、上記外
   向きフランジ状部に上面開放の凹陥部状で且つ主収納部
   が把持可能な浅底の副収納部４を形成した容器本体１
   と、上記垂下壁５外周に嵌合させた周壁８上端縁よりド
   ーム状の頂壁７を延設させて着脱自在に装着させた蓋体
   ６とからなることを特徴とする食品収納用簡易容器。