JPH074297B2 - 洗髪台車 - Google Patents
洗髪台車Info
- Publication number
- JPH074297B2 JPH074297B2 JP13185991A JP13185991A JPH074297B2 JP H074297 B2 JPH074297 B2 JP H074297B2 JP 13185991 A JP13185991 A JP 13185991A JP 13185991 A JP13185991 A JP 13185991A JP H074297 B2 JPH074297 B2 JP H074297B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- hair
- shamp
- trolley
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cleaning And Drying Hair (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入院患者をベッドに寝か
せた状態でしかも狭い空間を利用して容易に洗髪する装
置に関するものである。
せた状態でしかも狭い空間を利用して容易に洗髪する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】重症の入院患者の洗髪は患者がベッドに
寝た状態で行う必要がある。この患者の洗髪をベッド傍
で行う装置として実開昭61−167102号公報に開
示されたものがある。これは移動台車上に洗浄用水槽、
排水受槽及びシャンプボールを搭載し、このシャンプボ
ールを台車より取り外し、患者頭部下方に配設して使用
するようになしたものである。
寝た状態で行う必要がある。この患者の洗髪をベッド傍
で行う装置として実開昭61−167102号公報に開
示されたものがある。これは移動台車上に洗浄用水槽、
排水受槽及びシャンプボールを搭載し、このシャンプボ
ールを台車より取り外し、患者頭部下方に配設して使用
するようになしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の洗髪車は洗浄用
水槽、排水受槽等を備えているので、この台車をベッド
傍まで移動させることにより従来のように重症患者を洗
髪位置まで移送する必要がなく、ベッド傍で洗髪できる
利点がある。しかし洗髪時、台車に備えたシャンプボー
ルを取り外し、ベッドに臥している患者の頭部下とベッ
ドとの間に挿入し洗髪する。このため洗浄水がベッドに
かかる虞があり、洗髪に細心の注意を要するものとなっ
ている。また、シャンプボールを台車にセットした状態
で洗髪を行うこともできるが、この場合、シャンプボー
ルはその高さは調整できてもその取付位置及び取付角度
を調整できないので、一部屋にベッドが複数配設され、
ベッド間隔が狭い場所では作業空間が狭くなり、作業に
困難を起こすことがある。
水槽、排水受槽等を備えているので、この台車をベッド
傍まで移動させることにより従来のように重症患者を洗
髪位置まで移送する必要がなく、ベッド傍で洗髪できる
利点がある。しかし洗髪時、台車に備えたシャンプボー
ルを取り外し、ベッドに臥している患者の頭部下とベッ
ドとの間に挿入し洗髪する。このため洗浄水がベッドに
かかる虞があり、洗髪に細心の注意を要するものとなっ
ている。また、シャンプボールを台車にセットした状態
で洗髪を行うこともできるが、この場合、シャンプボー
ルはその高さは調整できてもその取付位置及び取付角度
を調整できないので、一部屋にベッドが複数配設され、
ベッド間隔が狭い場所では作業空間が狭くなり、作業に
困難を起こすことがある。
【0004】本発明では台車に対しシャンプボールをそ
の取付位置を中心にして旋回させることによりベッド間
の狭い作業空間でも有効に利用して作業を容易に行うこ
とを目的とする。
の取付位置を中心にして旋回させることによりベッド間
の狭い作業空間でも有効に利用して作業を容易に行うこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、下部に移動用の車輪を備え、
かつ排水受槽及び洗浄水槽を重ねて配してなる移動台車
の下部中央に旋回中心とするアームを備え、このアーム
先端下部には自在輪を、上部に伸縮式とした支柱を介し
てシャンプボールをヒンジにて俯仰自在に設け、台車の
中心を旋回中心としてシャンプボールを自在に旋回移動
するようになしたことを要旨とする。
するためになしたもので、下部に移動用の車輪を備え、
かつ排水受槽及び洗浄水槽を重ねて配してなる移動台車
の下部中央に旋回中心とするアームを備え、このアーム
先端下部には自在輪を、上部に伸縮式とした支柱を介し
てシャンプボールをヒンジにて俯仰自在に設け、台車の
中心を旋回中心としてシャンプボールを自在に旋回移動
するようになしたことを要旨とする。
【0006】
【作用】洗浄水槽、排水受槽を上下に配し、下部に移動
用の車輪を設けた台車の中心に俯仰式にしたシャンプボ
ールを備えたアームの旋回中心としているため、台車の
平面積を可及的に小さくすることができ、しかも不使用
時にはシャンプボールを倒立させることによりさらに嵩
低くすることができる。またシャンプボールのみが台車
の四周を旋回するようにしているので、ベッド間の狭い
作業空間を有効に利用できるものとなる。
用の車輪を設けた台車の中心に俯仰式にしたシャンプボ
ールを備えたアームの旋回中心としているため、台車の
平面積を可及的に小さくすることができ、しかも不使用
時にはシャンプボールを倒立させることによりさらに嵩
低くすることができる。またシャンプボールのみが台車
の四周を旋回するようにしているので、ベッド間の狭い
作業空間を有効に利用できるものとなる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例にもとづいて説明
する。図において1は移動台車で、下部後端両側に車輪
2,2を、前端中央に自在輪3を備え、かつ手押用のハ
ンドル4を一体に設けて成るとともに、この移動台車1
に下部には排水受槽5を、上部には洗浄水槽6を上下に
重ねて一体として設ける。従ってこの移動台車1は2つ
の水槽を上下に重ねて一体として形成されているが、直
接下部の排水受槽5にハンドル4、車輪2、自在輪3を
設けてもよい。
する。図において1は移動台車で、下部後端両側に車輪
2,2を、前端中央に自在輪3を備え、かつ手押用のハ
ンドル4を一体に設けて成るとともに、この移動台車1
に下部には排水受槽5を、上部には洗浄水槽6を上下に
重ねて一体として設ける。従ってこの移動台車1は2つ
の水槽を上下に重ねて一体として形成されているが、直
接下部の排水受槽5にハンドル4、車輪2、自在輪3を
設けてもよい。
【0008】移動台車1の下部中央位置に設けた支軸7
にてこの支軸7を中心として旋回自在にアーム8を支持
せしめるとともに、このアーム8の他端部下面に前記自
在輪3を設け、移動台車1にかかる荷重を車輪2,2及
び自在輪3にて受け、かつ自由に方向を転ずるようにな
す。そしてこのアーム8の他端側上方には支柱9を樹立
せしめるとともにこの支柱9に伸縮式にして補助支柱1
0を設ける。
にてこの支軸7を中心として旋回自在にアーム8を支持
せしめるとともに、このアーム8の他端部下面に前記自
在輪3を設け、移動台車1にかかる荷重を車輪2,2及
び自在輪3にて受け、かつ自由に方向を転ずるようにな
す。そしてこのアーム8の他端側上方には支柱9を樹立
せしめるとともにこの支柱9に伸縮式にして補助支柱1
0を設ける。
【0009】この補助支柱10と支柱9は入子式となっ
ており、支柱9はアーム8上に固定され、かつ予め定め
た長さを有するパイプ状のもので、これに入子式となっ
ている補助支柱10を支柱9に設けた固定具11にて昇
降・旋回を同時に設定位置にて固定するものである。
ており、支柱9はアーム8上に固定され、かつ予め定め
た長さを有するパイプ状のもので、これに入子式となっ
ている補助支柱10を支柱9に設けた固定具11にて昇
降・旋回を同時に設定位置にて固定するものである。
【0010】補助支柱10の上端にはヒンジ12を介し
てシャンプボール13を支持せしめ、このシャンプボー
ル13を図1実線で示す水平位置より鎖線で示す倒立位
置まで揺動して俯仰自在に支持せしめる。シャンプボー
ル13には排水受槽5に繋がる排水ホース14が接続さ
れる。15は伸縮式のシャワーヘッドである。
てシャンプボール13を支持せしめ、このシャンプボー
ル13を図1実線で示す水平位置より鎖線で示す倒立位
置まで揺動して俯仰自在に支持せしめる。シャンプボー
ル13には排水受槽5に繋がる排水ホース14が接続さ
れる。15は伸縮式のシャワーヘッドである。
【0011】従って上述の如く構成する洗髪台車Aを隣
接されるベッドB,B間に、しかも患者Mの頭部近傍に
移動させる。図4に示すように二人の患者Mが臥するベ
ッドB,Bの中間に停止させる。そして図4において左
側の患者を洗髪するにはシャンプボール13を支軸7を
中心にして患者頭部位置まで旋回させる。これは台車1
の中央部に支軸7があってシャンプボールは支柱9、ア
ーム8を介してこの支軸7に支持されているため、シャ
ンプボールを持って移動させるのみでこのシャンプボー
ルのみを簡易に旋回する。この時シャンプボール13の
荷重は支柱9の下部の自在輪3にて支持され、軽快に移
動できる。
接されるベッドB,B間に、しかも患者Mの頭部近傍に
移動させる。図4に示すように二人の患者Mが臥するベ
ッドB,Bの中間に停止させる。そして図4において左
側の患者を洗髪するにはシャンプボール13を支軸7を
中心にして患者頭部位置まで旋回させる。これは台車1
の中央部に支軸7があってシャンプボールは支柱9、ア
ーム8を介してこの支軸7に支持されているため、シャ
ンプボールを持って移動させるのみでこのシャンプボー
ルのみを簡易に旋回する。この時シャンプボール13の
荷重は支柱9の下部の自在輪3にて支持され、軽快に移
動できる。
【0012】次にシャンプボール13の高さを調整する
際、固定具11を弛め補助支柱10を上下動させて、所
定高さとして固定具11を再度締結すればよい。この時
シャンプボール13の角度をも補助支柱毎回動させるこ
とにより容易に首振りしてその角度が調整できる。
際、固定具11を弛め補助支柱10を上下動させて、所
定高さとして固定具11を再度締結すればよい。この時
シャンプボール13の角度をも補助支柱毎回動させるこ
とにより容易に首振りしてその角度が調整できる。
【0013】このようにしてシャワーヘッド15を引き
出して洗髪すればよい。なお排水は排水ホース14を経
て排水受槽5へ貯水される。また右側ベッドの患者の洗
髪においては同様に台車1は停止させてままでシャンプ
ボール13のみを旋回すればよい。
出して洗髪すればよい。なお排水は排水ホース14を経
て排水受槽5へ貯水される。また右側ベッドの患者の洗
髪においては同様に台車1は停止させてままでシャンプ
ボール13のみを旋回すればよい。
【0014】なお移動時あるいは不使用時においてはシ
ャンプボール13をヒンジ12より倒立させて図1、鎖
線の示す如くすることにより台車の平面積を小さくする
ことができる。
ャンプボール13をヒンジ12より倒立させて図1、鎖
線の示す如くすることにより台車の平面積を小さくする
ことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によるときは洗髪台車の平面積を
小さくすることができ、特に不使用時シャンプボールが
俯仰するので、さらに嵩低くなり保管場所が少なくて済
む。さらにシャンプボールが台車に対し自由に旋回する
ため、ベッド間の狭い空間でも作業スペースを充分にと
ることができ作業性が向上する等の利点を有する。
小さくすることができ、特に不使用時シャンプボールが
俯仰するので、さらに嵩低くなり保管場所が少なくて済
む。さらにシャンプボールが台車に対し自由に旋回する
ため、ベッド間の狭い空間でも作業スペースを充分にと
ることができ作業性が向上する等の利点を有する。
【図1】本発明洗髪台車の正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】使用時におけるシャンプボール旋回状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図4】使用状態の説明図である。
1 台車 2 車輪 3 自在輪 5 排水受槽 6 洗浄水槽 7 支軸 8 アーム 9 支柱 13 シャンプボール
Claims (1)
- 【請求項1】 下部に移動用の車輪を備え、かつ排水受
槽及び洗浄水槽を重ねて配してなる移動台車の下部中央
に旋回中心とするアームを備え、このアーム先端下部に
は自在輪を、上部に伸縮式とした支柱を介してシャンプ
ボールをヒンジにて俯仰自在に設け、台車の中心を旋回
中心としてシャンプボールを自在に旋回移動するように
なしたことを特徴とする洗髪台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13185991A JPH074297B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 洗髪台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13185991A JPH074297B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 洗髪台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04332502A JPH04332502A (ja) | 1992-11-19 |
JPH074297B2 true JPH074297B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=15067794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13185991A Expired - Lifetime JPH074297B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 洗髪台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074297B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6711757B2 (en) | 2002-06-25 | 2004-03-30 | Todd A. Peck | Portable fluid dispensing device |
KR20040040496A (ko) * | 2002-11-07 | 2004-05-13 | 오세철 | 의자 없는 이동식 샴푸대 |
JP5728238B2 (ja) * | 2011-02-02 | 2015-06-03 | 株式会社ダイワサービス | 濁水処理装置 |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP13185991A patent/JPH074297B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04332502A (ja) | 1992-11-19 |
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