JPH0742934Y2 - アーティキュレート型トラクタ - Google Patents

アーティキュレート型トラクタ

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JPH0742934Y2
JPH0742934Y2 JP5267189U JP5267189U JPH0742934Y2 JP H0742934 Y2 JPH0742934 Y2 JP H0742934Y2 JP 5267189 U JP5267189 U JP 5267189U JP 5267189 U JP5267189 U JP 5267189U JP H0742934 Y2 JPH0742934 Y2 JP H0742934Y2
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JP
Japan
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seat frame
pipe
seat
case
rear case
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JP5267189U
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JPH02143382U (ja
Inventor
才三 近藤
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、4輪式のトラクタにおいて、前輪と後輪の支
持部の間の中央の位置に、屈折枢支ピン9を配置して、
該屈折枢支ピン9において前輪部分と後輪部分とを屈折
可能とし、これにより小回り旋回を可能とし、作業時に
おいて種々の利点を得るアーティキュレート型トラクタ
の、シートの支持構造に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、建設機械や農業機械においてアーティキュレ
ート型の走行車両は公知とされているのである。
また該アーティキュレート型車両において、シートを支
持するシートフレームを、前部ケースから突出して、後
部ケースの上方まで延出した技術も公知とされているの
である。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、従来の技術においては、前部ケースに支持部を
設けたシートフレームを、後部ケースの上方まで長く延
長することにより、不整地走行時において、機体が上下
に大きく振動すると、シートフレームが撓んで、後部ケ
ースの上面に衝撃的に衝突するという不具合があったの
である。
本考案はこのような不具合いを解消する為に、シートフ
レームが大きく撓んだ場合に、シートフレームが後部ケ
ースに接当するが、この場合の衝撃を緩和可能とする緩
衝体とスライド板を設けたものである。
また、アーティキュレート型トラクタの場合には、エン
ジン部分に付設した油圧ポンプから、後部ケースに設け
られた作業機昇降用油圧シリンダまでの間において、屈
折枢支ピンが配置されているので、作動油パイプの構成
がフレキシブルパイプを必要とし、非常に複雑となると
いう不具合いがあったのである。
本考案はこの作動油パイプの構成を簡素化する為にシー
トフレームの内部を作動油パイプとして兼用したもので
ある。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明すると。
アーティキュレート型トラクタにおいて、屈折枢支ピン
9の前部にシートフレーム4の取付部を設け、該シート
フレーム4を後部ケース12の上面まで延設し、該シート
フレーム4の上にシート1を載置すると共に、該シート
フレーム4の下面と、後部ケース12の上面との間に、緩
衝体16とスライド板3とを配置し、緩衝体16とスライド
板3とが接当可能としたものである。
また、シートフレーム4を作業機昇降用油圧装置の作動
油パイプとして兼用したものである。
(ホ)実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図はロータリ耕耘装置Rを付設した状態のアーティ
キュレート型トラクタの側面図、第2図は同じく平面
図、第3図はロータリ耕耘装置Rを外した状態のアーテ
ィキュレート型トラクタの側面図、第4図は後部ケース
12の部分の後面断面図である。
ボンネット10内のエンジンEの回転を前部ケース11内の
軸と、第4図に示す後部ケース12内の軸19・18へ、屈折
中心である屈折枢支ピン9の部分に設けたユニバーサル
ジョイントを介して、屈折しながら動力伝達可能として
いる。
該前部ケース11と後部ケース12を屈折可能とする屈折枢
支ピン9は、上部ピン9aと下部ピン9bの2本に分岐され
ており、該上下の2本のピン9aと9bとの間にユニバーサ
ルジョイントが通過している。
そして前部ケース11より左右に突出した前車軸により前
輪6・6を駆動し、後部ケース12より左右に突出した後
車軸により後輪7・7を駆動している。前輪6・6の上
部は前輪フェンダー13が付設され、また後輪7・7の上
に後輪フェンダー15が付設されている。
また後部ケース12の上部に油圧ケースが配置されてお
り、該部分に作業機昇降用油圧シリンダ20が設けられ、
該作業機昇降用油圧シリンダ20の伸縮によりリフトアー
ム14が上下に回動する。
ステアリングハンドル8の回動操作により、前輪6・6
が操向回動を行い旋回を可能としている。
本考案の要部であるシート1は、後輪7・7の上部の位
置に配置されているが、オペレーターはシート1に座っ
た状態でステアリングハンドル8を操作する必要がある
ので、シート1とステアリングハンドル8とは関係位置
を相違させることは出来ず、シート1を支持するシート
フレーム4は前部ケース11の側面に固設部を設け、前部
ケース11と共に回動可能としている。
第5図は本考案のシート支持部の平面図、第6図は同じ
く側面図、第7図は同じく前面図である。
シートフレーム4は1本のパイプをU字型に曲げて構成
しており、後述する如く該シートフレーム4の内部を、
作動油パイプとして兼用しているのである。
そして前端を下方に折り曲げて、該部分を前部ケース11
の左右側面に固設し、該部分を作動油の受け継ぎ部分と
している。
そして後端に左右に伸びるシート載置台2aを配置し、該
シート載置台2aの左右を立設して、該部分をアシストバ
ー2L・2Rとしているのである。
通常のアーティキュレート型でないトラクタにおいて
は、後輪フェンダ15の部分がそのままアシストバーとし
て使用できるのであるが、アーティキュレートの場合に
は、シート1と後輪フェンダ15が同一の動きをしないの
でアシストバー2L・2Rを別に設けてやる必要があり、本
考案においては、これをシート載置台2aより立設して設
けているのである。またフラッシャランプ5L・5Rも、従
来は後輪フェンダの部分に付設されていたものである
が、アーティキュレート型の場合には別に配置する必要
があり、本考案においてはアシストバー2L・2Rに付設し
ているのである。
このような構成において、シートフレーム4の下部にス
ライド板3を配置し、該スライド板3が第3図に示す如
く、後部ケース12の上面に配置した緩衝ゴム16に接当す
べく構成しているのである。
該スライド板3と緩衝ゴム16は常時接当していると、旋
回時の屈折において抵抗を与えることとなるので、不整
地走行時において過激は振動が発生し、シートフレーム
4が衝撃を伴って後部ケース12に衝突するような場合に
瞬間的にのみ、スライド板3と緩衝ゴム16とが接当する
程度の間隙を常時両者の間に構成しているのである。
第8図・第9図・第10図はシートフレーム4を作動油パ
イプとして兼用した構成の平面図、第11図はシートフレ
ーム4を作動油パイプとして兼用しない場合の平面図で
ある。
第11図において説明すると。
エンジンEの側面に油圧ポンプPが付設されており、該
油圧ポンプPへの作動油の吸引は前部ケース11内の潤滑
油を、オイルフィルタFと低圧パイプ23を介して油圧ポ
ンプPに吸引するのである。そして該油圧ポンプPにお
いて圧油化した吐出油を、従来は別に高圧パイプ24を設
けて、制御バルブVへ送油していたのである。
該制御バルブVにより制御した後の圧油を、フレキシブ
ル高圧パイプ21により作業機昇降用油圧シリンダ20に供
給し、シリンダの伸縮後の低圧油はフレキシブル低圧パ
イプ22により、ドレーンパイプ25から、前部ケース11内
に還流していたのである。
また制御バルブV内で制御されたドレーン油もドレーン
パイプ27を介して、ドレーンパイプ25に合流されていた
のである。
これに対して本考案においては、第8図の実施例の如く
シートフレーム4を、作動油パイプとして兼用したもの
である。
即ち油圧ポンプPから吐出した圧油は高圧パイプ24によ
り、シートフレーム4の取付部まで送油し、高圧パイプ
24からシートフレーム4に受け継ぎ、該シートフレーム
4から、高圧パイプ26まで送油するのである。
シートフレーム4から圧油を受け継がれた高圧パイプ26
は制御バルブVに送油し、該制御バルブVからフレキシ
ブル高圧パイプ21とドレーンパイプ27とに分岐されるの
である。
その後の経路は、従来のパイプ経路と同じである。
次に第9図の実施例について説明すると。
この場合には、高圧パイプ24からの高圧油をシートフレ
ーム4に受け継ぎ、次にシートフレーム4から高圧パイ
プ26に受け継ぐ点は同じであるが、高圧パイプ26の受け
継ぎ点の側部に、シートフレーム4の内部を遮蔽する遮
蔽栓4cを構成しており、該遮蔽栓4cから前方はドレーン
パイプに構成している。
故に該シートフレーム4が構成するドレーンパイプの部
分に短く構成したフレキシブル低圧パイプ22に連通し
て、パイプ経路を簡略化しているのである。
故にシートフレーム4がドレーンパイプ25を兼用してい
るので、制御バルブVからのドレーンパイプ27もシート
フレーム4に合流しているのである。
次に第10図の実施例について説明すると。
該実施例においては、シート載置台2aをも作動油パイプ
として兼用しているのである。
そして該シート載置台2aの内部にも遮蔽栓2cを構成して
おり、該遮蔽栓2cより後部を高圧パイプ26に代わる高圧
パイプとして使用し、遮蔽栓2cより前部をドレーンパイ
プ27に代わりドレーンパイプとして使用しているのであ
る。
シートフレーム4の内部に遮蔽栓4cを設けて、高圧パイ
プ24とドレーンパイプ25に兼用した点は第9図の実施例
の場合と同じである。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
請求項(1)の如く構成したので、ステアリングハンド
ル8とシート1とペダル類との相対関係位置が変化しな
いのでオペレーターの操作がし易く、また屈折枢支ピン
9から前後の切り離しが簡単で、後方部分を外してトレ
ーラ等の作業機の取付が簡単に出来るのである。
またシートフレーム4の下方にスライド板3と緩衝体16
を設けたことにより、不整地走行時におて、過剰な上下
振動が発生した場合に、シートフレーム4が後部ケース
12に衝撃的に接当しても、これを吸収することが可能と
なったものである。
請求項(2)の如く構成したので、シートフレーム4を
作動油パイプとして使用することにより、高圧パイプや
ドレーンパイプを短くすることが可能であり、また従来
の如く張り巡らしていたパイプ同士が干渉したり、前部
ケース11や後部ケース12と接触して、パイプの耐久性を
短くするという不具合いを解消することが出来たもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はロータリ耕耘装置Rを付設した状態のアーティ
キュレート型トラクタの側面図、第2図は同じく平面
図、第3図はロータリ耕耘装置Rを外した状態のアーテ
ィキュレート型トラクタの側面図、第4図は後部ケース
12の部分の後面断面図、第5図は本考案のシート支持部
の平面図、第6図は同じく側面図、第7図は同じく前面
図、第8図・第9図・第10図はシートフレーム4を作動
油パイプとして兼用した構成の平面図、第11図はシート
フレーム4を作動油パイプとして兼用しない場合の平面
図である。 1……シート 2a……シート載置台 2L,2R……アシストバー 3……スライド板 4……シートフレーム 9a,9b……屈折枢支ピン 11……前部ケース 12……後部ケース

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アーティキュレート型トラクタにおいて、
    屈折枢支ピン9の前部にシートフレーム4の取付部を設
    け、該シートフレーム4を後部ケース12の上面まで延設
    し、該シートフレーム4の上にシート1を載置すると共
    に、該シートフレーム4の下面と、後部ケース12の上面
    との間に、緩衝体16とスライド板3とを配置し、緩衝体
    16とスライド板3とが接当可能としたことを特徴とする
    アーティキュレート型トラクタ。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載のシートフレーム4を、
    作業機昇降用油圧装置の作動油パイプとして兼用したこ
    とを特徴とするアーティキュレート型トラクタ。
JP5267189U 1989-05-08 1989-05-08 アーティキュレート型トラクタ Expired - Lifetime JPH0742934Y2 (ja)

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JPH02143382U JPH02143382U (ja) 1990-12-05
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