JPH0742888Y2 - ワイパ制御装置 - Google Patents

ワイパ制御装置

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JPH0742888Y2
JPH0742888Y2 JP1988017542U JP1754288U JPH0742888Y2 JP H0742888 Y2 JPH0742888 Y2 JP H0742888Y2 JP 1988017542 U JP1988017542 U JP 1988017542U JP 1754288 U JP1754288 U JP 1754288U JP H0742888 Y2 JPH0742888 Y2 JP H0742888Y2
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wiper
signal
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豊和 中村
勝 加藤
陽三 柾木
潤一 高尾
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自動車電機工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車のウインドシールドガラスに
付着した雨,霧,雪,虫,泥土,油脂,前方車両の飛沫
などをワイパブレートで拭き取って視界を確保するに利
用されるワイパ装置に関し、特にワイパブレードを間欠
的に駆動するワイパ制御装置に関する。 (従来の技術) 従来、上記のようなワイパ制御装置としては、例えば、
第7図ないし第9図に示すものがあった。 第7図および第8図において、ワイパスイッチ100から
間欠指令信号が判別回路101の入力回路102に入力する
と、間欠コントロールユニット103の間欠パルス発生器1
04からパルス信号が発生し、このパルス信号のON時に電
源制御回路105の出力回路106のリレー接点108はアース
側に切替えられモータ107を駆動する。次に、前記パル
ス信号のOFF時にはリレー接点108は反アース側に復帰す
るが、そのときには、モータ107と連動するオートスト
ップスイッチ109の接点がアース側に切替わっているの
で、モータ107は駆動を続行し、このオートストップス
イッチ109の接点が反アース側に切替わったところで、
アーマチュアショート回路が形成されモータ107を急停
止するようになっている。 ここで、第9図に示すように、オートストップスイッチ
109は、モータ107の出力軸107aに固着した絶縁板111上
に固着したアーマチュアショート用の導電性を有する第
1のコンタクトプレート109aおよび該第1のコンタクト
プレート109aから離間させたアース用の導電性を有する
第2のコンタクトプレート109bと、電源の極に接続さ
れ前記第1のコンタクトプレート109aにのみ接触する第
1のコンタクタ109cと、前記リレー接点108が反アース
側に復帰したときに接触し該第1のコンタクトプレート
109aおよび第2のコンタクトプレート109bに接触する第
2のコンタクタ109dと、アースされ前記第2のコンタク
トプレート109bにのみ接触する第3のコンタクタ109eと
から構成しているものであって、第1のコンタクタ109c
と第2のコンタクタ109dがともに第1のコンタクトプレ
ート109aに接触した場合に、アーマチュアショート回路
が形成されるようになっている。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来のワイパ制御装置において、モ
ータ107の停止時または間欠作動の休止時に、出力軸107
aにリンク機構を介して連結したワイパブレード(図示
せず)の所定の停止位置に例えば雪などが堆積していて
前記ワイパブレードあるいはリンク機構がたわまされた
状態で停止している場合には、モータ107の駆動回路が
開放されると、たわみ反力により出力軸107aが機械的に
回転させられることがある。その場合には出力軸107aと
ともに絶縁板111が回転させられるため、第2のコンタ
クトプレート109bが第2のコンタクト109dに接触しモー
タ107の駆動回路が形成され該モータ107が該作動を起こ
す欠点かあった。 また、このオートストップスイッチ109は第1,第2のコ
ンタクトプレート109a,109bおよび第1,第2,第3のコン
タクタ109c,109d,109eとから構成しているので構造が複
雑であり、さらに、このオートストップスイッチ109の
構造では第8図に示すように必然的に停止領域θが大き
なものとなり、ワイパスイッチ100をOFFするときに第1
のコンタクトプレート109aと第1,第2のコンタクタ109
c,109dとの相対関係がいかなる位置関係にあるかによっ
てモータ107の停止位置に大きなばらつきが生じる。つ
まり、ワイパスイッチ100をOFFするタイミングによって
モータ107の停止位置に大きなばらつきが生じるという
課題を有していた。 (考案の目的) この考案は、上記した従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、構造が簡潔でありワイパモータの停止位置のば
らつきが少なく且つ誤作動のないワイパ制御装置を提供
することを目的としている。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案に係わるワイパ制御装置は、少なくともワイパ
モータを連続作動させる状態、間欠作動させる状態、又
は停止させる状態のポジションに選択的に切換可能なワ
イパスイッチに接続され、ワイパスイッチの選択された
ポジションに応じた出力信号を発生する入力回路部と、
入力回路部に接続され、入力回路部が発生する出力信号
を記憶し、記憶信号を発生する記憶回路と、記憶回路が
発生する記憶信号が供給され、ワイパモータを駆動する
電源制御回路部と、ワイパモータに連動して駆動され、
ワイパモータが所定の停止位置に到達すると、位置信号
を発生する位置信号発生手段と、位置信号発生手段が発
生する位置信号が供給され、パルス信号を発生して、こ
のパルス信号を入力回路部に供給して入力回路部の出力
信号の発生を停止するとともに、パルス信号を記憶回路
に供給して記憶回路の記憶信号を解除するパルス発生回
路と、パルス発生回路からパルス信号が供給されると時
間を計測し、予め定められた時間が経過すると、入力回
路部から記憶回路へ、再度入力回路部の出力信号を供給
させる時限回路とを備えている構成としたことを特徴と
している。 (作用) 上記構成によれば、ワイパスイッチをOFFポジションか
らINTまたはLOWまたはHIGHポジションにすると、入力回
路に各ポジションに応じた出力信号が発生し、その出力
信号により記憶回路は出力が発生するとともに該入力回
路に出力信号が発生したことを記憶する。 記憶回路の出力により電源制御回路部が作動してワイパ
モータは駆動され、該モータが所定の停止位置直前に到
達すると位置信号発生手段は信号を発生し、パルス発生
回路に所定幅のパルス信号が発生する。 このパルス信号により記憶回路の記憶は解除されるとと
もに、ワイパスイッチがINTポジションにある場合は入
力回路の出力信号は停止される。このため、記憶回路か
ら出力が発生しなくなり電源制御回路部は不作動となっ
てワイパモータは所定の停止位置で間欠停止する。その
後、時限回路により入力回路に出力信号が再度発生し、
所定の休止時間を持った間欠動作を繰返す。ワイパスイ
ッチがLOWまたはHIGHポジションにある場合は、前記パ
ルス信号によっても入力回路の出力信号は停止されない
ので、記憶回路は出力を発生している状態を維持し、こ
のため、ワイパモータは連続駆動される。 次に、ワイパモータ駆動中にワイパスイッチをOFFポジ
ションにすると、入力回路に出力信号が発生しなくなる
が、記憶回路の記憶は解除されていないので該記憶回路
から出力が発生しており、このためワイパモータは駆動
を続行し所定の停止位置直前に達したところで位置信号
発生手段が信号を発生するのでパルス発生回路に所定幅
のパルス信号が発生し記憶回路の記憶を解除する。この
ため電源制御回路部は不作動となってワイパモータは所
定の停止位置で停止する。 そして、ワイパモータの回転が開始された短時間後に、
ワイパスイッチがワイパモータの停止ポジションに切換
えられても、ワイパが確実に一回の払拭動作をした後、
停止位置に戻った後にワイパモータの回転が停止するた
め、ワイパが停止位置からわずかに移動した位置で、ワ
イパスイッチが停止ポジションに切換えられても、その
位置でワイパが停止してまうことはない。 (実施例) 以下、この考案に係るワイパ制御装置の一実施例を第1
図ないし第5図に基づいて説明する。 第1図は、この考案の基本構成ブロック図である。第1
図において、2はワイパスイッチであり、該ワイパスイ
ッチ2はOFF,INT,LOW,HIGHおよびWASHの各ポジションを
有する。 3は、ワイパスイッチ2の各ポジションに応じた出力信
号を発生する入力回路部であり、ワイパスイッチ2がIN
Tポジションにあるとき出力信号を発生する入力手段3a
と、LOWポジションにあるとき出力信号を発生する入力
手段3bとから成り、ワイパスイッチ2がHIGHポジション
にあるときは入力手段3a,3bからそれぞれ出力信号を発
生するようになっている。 4は、記憶回路であり、前記入力回路部3を構成する入
力手段3a,3bの少なくとも1つに出力信号が発生すると
論理回路4aを介してその出力信号が入力されて出力を発
生するとともに、該入力手段3a,3bに出力信号が発生し
たことを記憶して該出力信号が停止しても記憶回路4の
出力の発生を維持するようにしてある。 5は、前記記憶回路4の出力により作動しワイパモータ
1を駆動させる電源制御回路部であり、出力回路5aと出
力回路5bとを備える。 前記出力回路5aは記憶回路4の出力により作動しワイパ
モータ1のアーマチュア6の駆動回路を閉成して該アー
マチュア6を回転させ、前記出力回路5bは前記論理回路
4aに入力手段3aと入力手段3bからの双方の出力信号が入
った場合にのみ該論理回路4aに発生する出力によって作
動し、アーマチュア6を高速回転させる。 7は、ワイパモータ1が所定の停止位置直前に到達する
毎に信号を発生する位置信号発生手段である。 8は、前記位置信号発生手段7の信号により所定幅のパ
ルス信号を発生し、そのパルス信号により前記ワイパス
イッチ2がINTポジションにあるときの前記入力手段3a
の出力信号を停止させるとともに、該パルス信号により
前記記憶回路4の記憶を解除させるパルス発生回路であ
る。 9は、前記電源制御回路部5の出力回路5aが作動してか
ら所定時間に至るまでの間に前記パルス発生回路8にパ
ルス信号が発生しないとき前記記憶回路4の記憶を解除
し且つ該記憶回路4の出力の発生を停止させる出力を周
期的に発生させる安全回路である。 次に、第2図は、この考案の具体的実施回路構成図であ
り、前記入力回路部3は、ワイパスイッチ2のA端子,B
端子,W端子にそれぞれ接続し端子、端子、端子を
備えており、またB電源に接続した端子と前記端
子、端子、端子間にそれぞれ介在させた抵抗R7,R8
と、IC20の端子と前記端子間、IC20の端子と前記
端子間、IC20の端子と前記端子間にそれぞれ介在
させた抵抗R1,R2、R3と、IC20の端子とアース間、IC2
0の端子とアース間にそれぞれ介在させたコンデンサC
3、C4及びIC20の端子とアース間に介在させた抵抗R10
とを有する。 そして、前記端子と、IC20の、端子、抵抗R1及び
コンデンサC3とで入力手段3aを構成する。前記コンデン
サC3は、前記パルス発生回路12のパルス信号により停止
させられた入力手段3aの出力信号を所定時間遅延して再
度発生させる時限回路としてのコンデンサである。 また、前記端子、IC20の端子及び抵抗R2,R7とで入
力手段3bを構成する。 前記電源制御回路部5は、IC20の端子と端子間に介
在させたリレーコイルRL1と、端子とIC20の端子間
に介在させたリレーコイルRL2と、IC20の端子と端
子間に介在させたコンデンサC6と、端子とIC20の端
子間に直列に介在させたダイオードD2、トランジスタTr
1と、該トランジスタTr1のベースとアースした端子間
に介在させた一定電圧発生用のツェナーダイオードZD2
と、前記リレーコイルRL1,RL2の励磁によりそれぞれ作
動するリレー接点rl1,rl2とから構成する。 前記リレー接点rl1は、可動側接点rl1-0と、ワイパモー
タ1のアーマチュア6の電源端子6aに接続した常閉の固
定側接点rl1-1と、前記端子に接続した常開の固定側
接点rl1-2とから構成している。 また、前記リレー接点rl2は、前記可動側接点rl1-0と接
続した可動側接点rl2-0と、アーマチュア6の低速端子6
bに接続した常閉の固定側接点rl2-1と、アーマチュア6
の高速端子6cに接続した常開の固定側接点rl2-2とから
構成している。 尚、前記リレーコイルRL1とリレー接点rl1及びIC20の
端子とで前記出力回路5aを構成し、前記リレーコイルRL
2とリレー接点rl2及びIC20の端子とで前記出力回路5b
を構成する。 前記位置信号発生手段7は、後述するワイパモータ1の
出力軸6dに固着したウオームホイール6eの一面上に固着
した単一の導電性を有するコンタクトプレート7aと、こ
のコンタクトプレート7aの回転により該プレート7aと接
触・離間する導電性を有する第1のコンタクタ7bと、電
源の一方、本実施例ではアースされた前記端子に接続
され常時前記コンタクトプレート7aに接触する導電性を
有する第2のコンタクタ7cとから構成している。(第2
図及び第3図参照) 尚、第1のコンタクタ7bはIC20の端子に接続してい
る。 前記パルス発生回路8は、IC20の端子と前記端子間
に介在させたコンデンサC2から構成しており、前記安全
回路9は、IC20の端子と前記端子間に介在させたコ
ンデンサC1から構成していて、前記コンデンサC1は前記
リレーコイルRL1が励磁されると徐々に充電され、前記
パルス発生回路8から発生する所定幅のパルス信号によ
り急速放電されるようになっている。 なお、前記入力回路部3、パルス発生回路8、論理回路
4a、記憶回路4、安全回路9及び電源制御回路部5は、
それぞれIC20内に制御部を含んだ構成である。 ここで、ワイパモータ1は第4図および第5図に示す構
造をもつものである。 すなわち、アーマチュア6を固着したアーマチュアシャ
フト6fをモータケーシング6g内に収納しているととも
に、このアーマチュアシャフト6fをギヤケーシング6h内
でこのアーマチュアシャフト6fに形成したウオーム部6i
を中間ギヤ6jに噛合わせ、この中間ギヤ6jに噛合わせた
ウオームホイール6kを介しアーマチュアシャフト6fの回
転をウオームホイール6kに固着した出力軸6mから出力す
るようになっている。また、ギヤケーシング6hの第5図
中上側に取付けたインシュレータ6nとケーシングカバー
6pとのあいだには、入力回路部3,記憶回路4,論理回路4
a,電源制御回路5,パルス発生回路8および安全回路9と
を基盤6qに取付けた状態で収容してあり、カプラ6rに図
示しない外部接続配線を接続するようになっている。 次に、このワイパ制御装置の作動を説明する。まず、ワ
イパスイッチ2がOFFポジションにあるときイグニッシ
ョンスイッチ(図示せず)を投入すると、B電源に接
続した端子に電圧が印加され、コンデンサC3が急速充
電されてIC20の端子が「H」レベルになる。 そこで、ワイパスイッチ2をOFFポジションからINTポジ
ションにすると、端子がアースされIC20の端子が
「L」レベルになる。前記端子が「H」レベルで且つ
前記端子が「L」レベルになると入力手段3aから出力
信号が発生するようになっており、IC20内の記憶回路4
は同じIC20内の論理回路4aを介して前記入力手段3aの出
力信号が入力されて出力が発生するとともに該入力手段
3aに出力信号が発生したことを記憶し、該記憶回路4に
発生する出力がIC20の端子を「L」レベルにする。 このときIC20の端子はツェナーダイオードZD2と抵抗R
5、ダイオードD2、トランジスタTr1により該ツェナーダ
イオードZD2に応じた一定電位となっているので、リレ
ーコイルRL1は励磁され、そのリレー接点rl1の可動側接
点rl1-0は固定側接点rl1-1から固定側接点rl1-2に切替
わりアーマチュア6の低速端子6bがアースされる。この
ため、アーマチュア6の低速駆動回路が形成されアーマ
チュア6は低速で回転する。すなわち、ワイパモータ1
は低速で駆動する。 なお、IC20の端子が「L」レベルとなり、リレーコイ
ルRL1が励磁されることは電源制御回路部5の出力回路5
aが作動したことを意味する。 つまり、イグニッションスイッチが投入されている状態
でワイパスイッチ2をINTポジションにすると、直ちに
ワイパモータ1が駆動することになる。 そして、ワイパモータ1の駆動により該ワイパモータ1
が所定の停止位置直前に到達すると位置信号発生手段7
のコンタクトプレート7aが第1のコンタクタ7bに接触す
る。このことは、位置信号発生手段7が信号を発生した
ことを意味し、IC20の端子がアースされ「H」レベル
から「L」レベルになるので、コンデンサC2が充電され
パルス発生回路8に所定幅のパルス信号が発生するよう
になる。このパルス信号によりコンデンサC3が急放電さ
れてIC20の端子が「L」レベルになるとともにIC20内
の記憶回路4の記憶は解除されるようになる。したがっ
て、入力手段3aから出力信号が発生しなくなり且つ該記
憶回路4の記憶も解除されているので、記憶回路4から
出力が発生しなくなりIC20の端子は「H」レベルとな
り、リレーコイルRL1は非励磁となってリレー接点rl1
固定側接点rl1-2から固定側接点rl1-1に復帰し、アーマ
チュア6、すなわちワイパモータ1は短絡回路が形成さ
れて所定の停止位置に直ちに休止(間欠停止)する。 その後、入力手段3aの一部を構成し時限回路としてのコ
ンデンサC3はIC20の端子が「L」レベルのため前記パ
ルス信号の消滅により徐々に充電されるようになってお
り所定電位になるまではワイパーモータ1は間欠停止状
態が維持されるようになっており、該コンデンサC3が所
定電位になると、すなわちIC20の端子が「H」レベル
となると、入力手段3aに再度出力信号が発生するように
なる。このため記憶回路4は、その出力信号が入力され
るとともに該入力手段3aに出力信号が発生したことを記
憶し、該記憶回路4に発生する出力がIC20の端子を
「L」レベルにしてワイパモータ1を再び駆動させる。
ワイパスイッチ2がINTポジションにある間は上記した
動作を繰り返して行なう。 その後、ワイパモータ1が駆動中にワイパスイッチ2を
INTからOFFポジションにすると、IC20の端子は「L」
レベルから「H」レベルになるため入力手段3aから出力
信号が発生しなくなる。 しかしながら、記憶回路4の記憶は解除されていないの
で該記憶回路4からは出力が発生しており、IC20の端
子は「L」レベルであるのでリレーコイルRL1は依然と
して励磁されアーマチュア6は低速回転を続行する。そ
の後、ワイパモータ1が所定の停止位置直前に達する
と、位置信号発生手段7のコンタクトプレート7aが第1
のコンタクタ7bに接触するのでIC20の端子がアースさ
れパルス発生回路8に所定幅のパルスが発生し、IC20の
端子が「L」レベルになるとともにIC20内の記憶回路
4の記憶は解除される。このため、記憶回路4から出力
が発生しなくなりIC20の端子は「H」レベルとなり、
リレーコイルRL1が非励磁となってアーマチュア6は短
絡回路が形成され所定の停止位置に急停止する。 その後、IC20の端子は「H」レベルとなるが、ワイパ
スイッチ2はOFFポジションにあるのでIC20の端子は
「H」レベルのままであり、従って記憶回路4から出力
が発生することはなく、ワイパモータ1は停止状態を維
持する。 次に、ワイパスイッチ2をOFFポジションからLOWポジシ
ョンにすると、端子がアースされIC20の端子が
「H」レベルから「L」レベルになる。 前記端子が「L」レベルになると入力手段3bから出力
信号が発生するようになっており、IC20内の記憶回路4
は論理回路4aを介して前記入力手段3bの出力信号が入力
されて出力が発生するとともに該入力手段3bに出力信号
が発生したことを記憶し、該記憶回路4に発生する出力
がIC20の端子を「L」レベルにする。 したがって、リレーコイルRL1は励磁され、そのリレー
接点rl1が切替わりアーマチュア6は低速で回転する。 そして、ワイパモータ1の駆動により位置発生手段7の
コンタクトプレート7aが第1のコンタクタ7bに接触する
と、前述したポジション時と同様、パルス発生回路8に
所定幅のパルス信号が発生するがIC20の端子は「L」
レベルのままであるので、記憶回路4は出力を発生し続
け、このためアーマチュア6はワイパスイッチ2がLOW
ポジションにある間は低速回転を連続して行なう。すな
わち、ワイパモータ1は低速駆動を連続して行なう。 その後、ワイパスイッチ2をOFFポジションにするとIC2
0の端子が「L」レベルから「H」レベルとなり入力
手段3bから出力信号が発生しなくなる。しかしながら、
記憶回路4の記憶は解除されていないので該記憶回路4
からは出力が発生しておりIC20の端子は「L」レベル
であり、リレーコイルRL1は依然として励磁されアーマ
チュア6は低速回転を続行し、ワイパモータ1が所定の
停止位置直前に達すると位置信号発生手段7からの信号
によりパルス発生回路8に所定幅のパルス信号が発生し
記憶回路4の記憶を解除する。このため、該記憶回路4
から出力が発生しなくなりIC20の端子は「H」レベル
となり、リレーコイルRL1が非励磁となってアーマチュ
ア6は短絡回路が形成され所定の停止位置で急停止す
る。 次に、ワイパスイッチ2をOFFポジションからHIGHポジ
ションにすると、端子及び端子がアースされICG20
の端子及び端子がそれぞれ「H」レベルから「L」
レベルになる。 ここで、ワイパスイッチ2がINTポジションにあるとき
は、IC20の端子が「L」レベルであり且つIC20の端
子が「H」レベルのときに入力手段3aから出力信号を発
生させるようにしてあるが、ワイパスイッチ2がHIGHポ
ジションにありIC20の端子と端子がそれぞれ「L」
レベルであるとIC20の端子が「H」レベルであっても
「L」レベルであっても入力手段3aから出力信号が発生
するようになってある。 IC20の端子及び端子が「L」レベルとなるため入力
手段3aと入力手段3bからそれぞれ出力信号が発生し、こ
の両出力信号がIC20内の論理回路4aに入力される。する
と記憶回路4から出力が発生するとともに該記憶回路4
は該入力手段3a及び入力手段3bから出力信号が発生した
ことを記憶する。 前記記憶回路4の出力によりIC20の端子を「L」レベ
ルにする。また、前記論理回路4aは入力手段3a,3bから
の両出力信号が入力されるとIC20の端子を「L」レベ
ルにするようになっている。このため、リレーコイルRL
1とリレーコイルRL2がそれぞれ励磁され、リレー接点rl
1の可動側接点rl1-0は固定側接点rl1-1から固定側接点r
l1-2に切替わるとともに、リレー接点rl2の可動側接点r
l2-0は固定側接点rl2-1から固定側接点rl2-2に切替わ
り、アーマチュア6の高速端子6cがアースされる。した
がって、アーマチュア6の高速駆動回路が形成され該ア
ーマチュア6は高速で回転する。すなわち、ワイパモー
タ1は高速で駆動する。ワイパスイッチ2がHIGHポジシ
ョンにある間はワイパモータ1は高速駆動を連続して行
なう。 なお、リレーコイルRL2が励磁されることは電源制御回
路部5の出力回路5bが作動したことを意味する。 その後、ワイパスイッチ2をOFFポジションにするとIC2
0の端子及び端子はそれぞれ「L」レベルから
「H」レベルとなり、入力手段3a,3bから出力信号が発
生しなくなる。このため、IC20の端子は「L」レベル
から「H」レベルとなり、リレーコイルRL2は非励磁状
態となってそのリレー接点rl2の可動側接点rl2-0は固定
側接点rl2-2から固定側接点rl2-1に復帰する。しかしな
がら、記憶回路4の記憶は解除されていないので該記憶
回路4からは出力が発生しておりIC20の端子は「L」
レベルのままであり、リレーコイルRL1は依然として励
磁されている。 したがって、高速端子6cのアースは解除され、低速端子
6bがアースされることになりアーマチュア6の低速駆動
回路が形成されて、該アーマチュア6は低速で回転す
る。 その後、ワイパモータ1が所定の停止位置直前に達する
と位置信号発生手段7からの信号によりパルス発生回路
8にパルス信号が発生し記憶回路4の記憶が解除されIC
20の端子が「H」レベルとなってリレーコイルRL1
非励磁となりアーマチュア6は所定の停止位置が急停止
する。 ここで、ワイパモータ1を停止させる場合、ワイパスイ
ッチ2をOFFポジションにするとワイパモータ1が所定
の停止位置直前に達したところで位置信号発生手段7の
コンタクトプレート7aが第1のコンタクタ7bに接触し、
その閉成信号をパルス発生回路8に与え、記憶回路4か
らの出力の発生を停止し出力回路5aを不作動にして該ワ
イパモータ1を所定の停止位置に急停止させるようにし
ているから、ワイパスイッチ2をOFFするときにコンタ
クトプレート7aと第1のコンタクタ7bとの相対位置がい
かなる位置関係にあってもワイパモータ1の停止位置が
変わることがない。 したがって、従来の如くワイパスイッチ2をOFFするタ
イミングによってワイパモータ1の停止位置が大きくば
らつくことはないようになっている。 また、ワイパモータ1の停止時または間欠作動の休止時
において、ワイパブレードの所定の停止位置に例えば雪
などが堆積していてワイパブレードあるいはリンク機構
がたわまされた状態で停止している場合には、アーマチ
ュア6の駆動回路が開放状態となると、たわみ反力によ
り出力軸6dはリンク機構を介して機械的に例えば約30°
回転させられることがあり、従ってコンタクトプレート
7aも出力軸6dとともに回転させられる。 しかしながら、ワイパスイッチ2がOFFポジションにあ
ってワイパモータ1が停止しているときにはコンタクト
プレート7aの機械的な回転によっては出力回路5aが作動
することがなく、ワイパモータ1が休止しているときに
は、コンデンサC3の時定数で定まる時限によって記憶回
路4に出力が発生して出力回路5aが作動し正規の休止時
間後にワイパモータ1が駆動するようになっているの
で、たとえ休止時にコンタクトプレート7aが機械的に回
転させられても正規の休止時間が確保され誤作動となる
ことはない。 なお、ワイパスイッチ2がOFF以外のポジションにある
ときにおいて、例えば図示しないワイパブレードに過負
荷が加わりワイパモータ1が拘束された場合のように出
力回路5aが作動してから所定時間に至るまでの間に、該
ワイパモータ1が所定の停止位置直前に到達することが
できず位置信号発生手段7からの信号の発生がなくパル
ス発生回路8にパルス信号が発生しない場合は、安全回
路9のコンデンサC1の電位が第1の所定電位まで上昇し
てしまいIC20の端子が「H」レベルとなる。この端
子が「H」レベルとなることは安全回路9が出力を発生
したことを意味し、この出力により記憶回路4の記憶を
解除し且つ該記憶回路4の出力の発生を停止させる。そ
して、例えば3〜5秒経過しコンデンサC1の放電により
該コンデンサC1の電位が第2の所定電位以下になると、
即ち安全回路9が出力を発生しなくなると、入力回路部
3には出力信号が発生しているので記憶回路4に再び出
力が発生するとともに該記憶回路4は入力回路部3に出
力信号が発生したことを記憶する。従って出力回路5aは
再度作動し、コンデンサC1は緩速充電を開始し前記第1
の所定電位まで上昇すると再度安全回路9から出力を発
する。 つまり、入力回路部3に出力信号が発生している間は、
記憶回路4の出力の発生と停止は安全回路9により定め
られた周期で繰り返されることになる。 したがって、出力回路5aは、この周期に同期して作動・
不作動状態が繰り返されることになり、該アーマチュア
6の駆動回路も同期して開・閉状態が繰り返される。こ
のためアーマチュア6、すなわちワイパモータ1の焼損
は防止される。 また、ワイパモータ1が拘束されることなく正常に駆動
しているときは、出力回路5aが作動してから所定時間に
至るまでの間に位置信号発生手段7から信号が発生する
ので、パルス発生回路8にパルス信号が発生し、このパ
ルス信号によりコンデンサC1は急速放電されるので該コ
ンデンサC1の電位が前記第1の所定電位まで上昇するこ
とはなく、従って安全回路9が出力を発生することはな
い。 なお、ワイパモータ1が拘束中にワイパスイッチ2をOF
Fポジションにすると、入力回路部3に出力信号が発生
しなくなるので、安全回路9により一旦記憶回路4の記
憶を解除すれば次からは該記憶回路4から出力が発生す
ることはなくなり、出力回路5aは不作動状態を維持し、
アーマチュア6の駆動回路は開放状態のままとなる。 第6図は上述したワイパ制御装置の位置信号発生手段7
における他の実施例を示すものであり、第3図に示した
位置信号発生手段7と異なるところは、第3図に示す第
2のコンタクタ7cが常時コンタクトプレート7aに接触さ
せた構成であるのに対し、この実施例の第2のコンタク
タ7c′は、コンタクトプレート7a′が第1のコンタクタ
7bに接触したときに該コンタクトプレート7a′に接触す
るように構成したものであり、その他は第3図の構成と
同じである。 したがって、この実施例のコンタクトプレート7a′は第
3図に示したコンタクトプレート7aに比べ小型に構成で
き、材料のコストダウンが図れる。なお、作用は第3図
に示したものと同じである。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わるワイパ制御
装置は、上述した構成としたことから、ワイパモータが
所定の停止位置に到達することによって位置信号を発生
する位置信号発生手段を簡潔な構造とすることができ、
ワイパスイッチを停止のポジションに切換える際にワイ
パスイッチを切換えるタイミングによってワイパモータ
の停止位置にばらつきが生ずることはなく、ワイパモー
タの停止時又は間欠作動の休止時において、ワイパブレ
ードの所定の停止位置に例えば雪などが堆積していてワ
イパモータの出力軸が機械的に回転させられたとしても
ワイパモータの駆動回路が形成されてしまうことがない
ので、ワイパモータの誤作動を防止でき、さらに、ワイ
パが停止位置からわずかに移動した位置で、ワイパスイ
ッチが停止のポジションに切換えられても、その位置で
ワイパが停止してまうことはないという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るワイパ制御装置の実施例を示す
基本構成ブロック図、第2図はこの考案に係るワイパ制
御装置の一実施例の具体的実施回路構成図、第3図は第
2図に示した回路構成図における位置信号発生手段の機
構説明図、第4図,第5図はこの考案のワイパモータの
各々平面図および部分破断側面図、第6図はこの考案に
係るワイパ制御装置の位置信号発生手段における他の実
施例を示す機構説明図、第7図は従来のワイパ制御装置
のブロック説明図、第8図および第9図は第7図に示し
た従来のワイパ制御装置のオートストップスイッチ部分
の各々回路構成図および機構説明図である。 1……ワイパモータ 2……ワイパスイッチ 3……入力回路部 4……記憶回路 5……電源制御回路部 7……位置信号発生手段 8……パルス発生回路 C3……時限回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高尾 潤一 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−80957(JP,A) 特開 昭62−61860(JP,A) 特開 昭63−43851(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともワイパモータを連続作動させる
    状態、間欠作動させる状態、又は停止させる状態のポジ
    ションに選択的に切換可能なワイパスイッチに接続さ
    れ、ワイパスイッチの選択されたポジションに応じた出
    力信号を発生する入力回路部と、 上記入力回路部に接続され、入力回路部が発生する出力
    信号を記憶し、記憶信号を発生する記憶回路と、 上記記憶回路が発生する記憶信号が供給され、ワイパモ
    ータを駆動する電源制御回路部と、 ワイパモータに連動して駆動され、ワイパモータが所定
    の停止位置に到達すると、位置信号を発生する位置信号
    発生手段と、 上記位置信号発生手段が発生する位置信号が供給され、
    パルス信号を発生して、このパルス信号を上記入力回路
    部に供給して入力回路部の出力信号の発生を停止すると
    ともに、パルス信号を上記記憶回路に供給して記憶回路
    の記憶信号を解除するパルス発生回路と、 上記パルス発生回路からパルス信号が供給されると時間
    を計測し、予め定められた時間が経過すると、上記入力
    回路部から上記記憶回路へ、再度入力回路部の出力信号
    を供給させる時限回路とを備えていることを特徴とする
    ワイパ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6080957A (ja) * 1983-10-11 1985-05-08 Nippon Denso Co Ltd 車両用ワイパ制御装置
JPS6261860A (ja) * 1985-09-12 1987-03-18 Nippon Denso Co Ltd ワイパモ−タの自動停止装置
JPS6343851A (ja) * 1986-08-11 1988-02-24 Mitsuba Electric Mfg Co Ltd ワイパモ−タ装置

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