JPH0742882U - 回転ダンパー - Google Patents

回転ダンパー

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JPH0742882U
JPH0742882U JP7497193U JP7497193U JPH0742882U JP H0742882 U JPH0742882 U JP H0742882U JP 7497193 U JP7497193 U JP 7497193U JP 7497193 U JP7497193 U JP 7497193U JP H0742882 U JPH0742882 U JP H0742882U
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braking
rotor
dish
shaped housing
plate portion
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JP7497193U
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太郎 川原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改善されたすぐれた制動機能を奏するように
する。 【構成】 ロータ4の制動板部2の表面に制動突条7を
設け、該突条が喰込む制動部材6を可撓性容体8に粘性
体9を密封して構成する。ロータ4は、制動部材6と一
緒に皿形ハウジング1内に内在させ、そのハウジングを
キャップ5で塞ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カセット蓋、テレビの摘み蓋その他の回転部分や、摺動部分に用い られてそれらの回転を制動する回転ダンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
従来、この種の回転ダンパーとしては例えば特開平5−52232 号公報に開示さ れいてるものが知られている。ところで、この従来回転ダンパーは回転軸部の回 転を制動する制動部材として、オイルやグリース等の粘性流体を使用しているこ とから、回転抵抗及び経時により皿状ハウジングの内部に入れた前記粘性流体が 該ハウジングとキャップの外壁から外部に漏出する虞れがある。
【0003】 従って、従来では粘性粒体の外部漏露出を防ぐために、高周波溶着により皿状 ハウジングとキャップとを固定せしめて粘性流体を皿状ハウジングの内部に完全 に封じる必要があった。そのために、従来の回転ダンパーはその製作に手間と時 間が掛かることから、コスト高になる等の障害になっていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこの様な従来事情に鑑みてなされたもので、従来技術より一層確実な 制動機能を発揮すると共に、高周波溶着等による固定作業を一切不要として、安 価に製作提供し得る様に改良した回転ダンパーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を達成するための手段】
上記目的を達成するために本考案が講じる技術的手段は、皿形ハウジングと、 該皿形ハウジングの底盤上で回転する制動板部、及び該制動板部の中心から起立 する回転軸部とからなるロータと、前記皿状ハウジングの内部を上から塞ぐキャ ップと、同皿状ハウジングの内部に内在させた制動部材とで構成された回転ダン パーに於いて、前記制動板部の表面に制動突条を設け、その制動突条が喰込む前 記制動部材を可撓性容体に粘性体を密封して構成したことを特徴とする。
【0006】
【作 用】
而して、上記した本考案の技術的手段によれば、ロータが回転すると、制動部 材の粘性体に喰込んでいる制動突条が粘性体の回転抵抗を受け、その粘性体を押 しのけながら回転する。
【0007】
【実 施 例】
本考案の実施の一例を図面に基づいて以下説明すると、回転ダンパーは皿形ハ ウジング1と、該皿形ハウジング1の底盤1a上で水平に回転する制動板部2、及 び該制動板部2の中心から起立する回転軸部3とからなるロータ4と、前記皿状 ハウジング1の内部を上から塞ぐキャップ5と、同皿状ハウジング1の内部に入 れた制動部材6とで構成され、前記ロータ4の制動板部2に設けられた制動突条 7を制動部材6の粘性9に喰込ませ、前記ロータ4の回転により制動部材6の制 動突条7が粘性体9の回転抵抗を受けながら回転し、ロータ4が任意の回転角度 に制動される様にしてなる。
【0008】 皿状ハウジング1、ロータ4、キャップ5は周知の如く、プラスチック等の所 望な材料からなる一体成形品であり、皿状ハウジング1の外周立上がり壁1bとキ ャップ5の外周垂下壁5aとには嵌め込み又はねじ込み方式により互いに密着固定 し合う係合凹凸10が設けられている。そして、ロータ4はその制動板部2を円盤 形に構成してなる。
【0009】 ロータ4は、円盤形に構成された制動板部2の中心に回転軸部3を起立し、か つ制動板部2の片面又は両面における径方向もしくは周面における周方向に制動 突条7を一体に設けて構成する。 ロータ4の制動突上7は、制動板部2片面又は両面において、中心部近くから 周面に達するほぼ径方向全長又は中心部近くから周面近くに達する径方向やや短 寸長に設け、制動部材6に喰込む得るように構成する。(図1〜図6参照。)
【0010】 ロータ4の制動突条7は、制動板部2の周面において、周方向に断続形成し、 制動部材6に喰込み得るように構成する。(図7,図8参照。) ロータ4を構成する制動突条7の断面形状は、制動板部2の片面又は両面に設 ける場合、制動板部側から反対側へ至るに従って次第に薄肉にした若干先細り形 状(図1,図2参照)であっても、制動板部側から反対側へ至る肉厚がほぼ等厚 のほぼ角形々状(図3〜図6参照)であっても構わない。 また、上記制動突条7を制動板部2の周面に断続形成する場合の断面形状は、 図7,図8等の如く制動板部2と同じ形状であっても、制動突条7の周方向角部 を制動板部2の同角部よりも若干円弧状に形成した多少異形の形状であっても構 わない。
【0011】 要するに、制動板部2の表面に長い或いは短い或い制動突状7が、径方向又は 周方向などに構成されていれば好ましい。 制動部材6は、衛生サックなどで周知の薄膜状ゴム又は熱可塑性合成樹脂フィ ルムなどの如き薄くて丈夫な容体8内にシリコンオイル、グリースなどの粘性流 体またはシリコンゲル、ウレタンゲルなどのゲルからなる餅条の粘性体9を密封 して構成し、制動突条7が喰込みえるように構成する。
【0012】 制動部材6は平面視ドーナッツ形に構成して中心孔部にロータ4の回転軸部3 、その他ロータ4の中心部に形成された形成部材を貫挿通せしめえるよに構成す る。 制動部材6の断面形状は皿形ハウジング1内にロータ4をと共に組込んだ際、 ほぼ凹字形(図1参照)、ほぼU字形(図3,図5,図7参照)、など制動突条 7が具合よく喰込みえる形状に構成する。 叙上の如く構成すれば、ロータ4が回転すると、制動部材6の粘性体9に喰込 んでいる制動突条7が可撓性容体8を介して粘性体9の回転抵抗を受け、その粘 性体を押しのけながら回転する。 従って、ロータ4は、任意の回転角度に停止しやすくなる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、叙上の如く構成したことにより、回転するロータの制動突条が粘性 体の回転抵抗を受け、その粘性体を強制的に押しのけながら回転する。 従って、ロータを任意の回転角度に確実に停止せしめ得、すぐれた制動機能を 発揮する。 そして、粘性体を可撓性容体に密封して制動部材を構成したから、ロータ回転 時の回転抵抗又は経時により、粘性体が皿状ハウジングとキャップとの接合部か ら漏出する惧れが解消する。
【0014】 従って、従来技術のように高周波溶着により、皿状ハウジングとキャップとを 固定するという面倒で手間のかかる固定作業が一切不要により、組立てが簡単と なって、安価に製造し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案ダンパーの第1例を示す縦断正面図。
【図2】 第1例で使用するロータの斜視図。
【図3】 第2例の縦断正面図。
【図4】 第2例で使用するロータの斜視図。
【図5】 第3例の縦断正面図。
【図6】 第3例で使用するロータの斜視図。
【図7】 第4例の縦断正面図。
【図8】 第4例で使用するロータの斜視図。
【符号の説明】
1…皿形ハウジング 2…制動板部 3…回転軸部 4…ロータ 5…キャップ 6…制動部材 7…制動突条 8…可撓性容体 9…粘性体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皿形ハウジングと、該皿形ハウジングの
    低盤上で回転する制動板部、及び該制動板部の中心から
    起立する回転軸部とからなるロータと、前記皿状ハウジ
    ングの内部を上から塞ぐキャップと、同皿状ハウジング
    の内部に内在させた制動部材とで構成された回転ダンパ
    ーに於いて、前記ロータの制動板部に制動突条を設け、
    その制動突条が喰込む、前記制動部材を可撓性容体に粘
    性体を密封して構成したことを特徴とする回転ダンパ
    ー。
JP7497193U 1993-12-29 1993-12-29 回転ダンパー Pending JPH0742882U (ja)

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JP7497193U JPH0742882U (ja) 1993-12-29 1993-12-29 回転ダンパー

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JP7497193U JPH0742882U (ja) 1993-12-29 1993-12-29 回転ダンパー

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JPH0742882U true JPH0742882U (ja) 1995-08-11

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JP7497193U Pending JPH0742882U (ja) 1993-12-29 1993-12-29 回転ダンパー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016114183A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 株式会社ニフコ ダンパー、および、ダンパーの製造方法

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