JPH0742785A - 能動型振動制御装置と方法 - Google Patents

能動型振動制御装置と方法

Info

Publication number
JPH0742785A
JPH0742785A JP18831393A JP18831393A JPH0742785A JP H0742785 A JPH0742785 A JP H0742785A JP 18831393 A JP18831393 A JP 18831393A JP 18831393 A JP18831393 A JP 18831393A JP H0742785 A JPH0742785 A JP H0742785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
interval
control
control device
timing signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18831393A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenji Nakajima
善治 中島
Toshiyuki Kami
敏行 賀美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP18831393A priority Critical patent/JPH0742785A/ja
Publication of JPH0742785A publication Critical patent/JPH0742785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 この発明の能動型振動制御装置は、エンジン
などの振動発生源を能動マウントにより支持する能動型
振動制御装置において、振動発生源からの振動発生間隔
を検出する検出手段と、振動発生間隔の所定領域毎に能
動マウントに出力すべき正弦波制御出力を演算する演算
手段とを有する。 【効果】 振動発生源の振動特性を示す振動発生間隔す
なわち振動周期に基づいて防振装置を制御することによ
り、簡易な制御手段により振動抑制が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ピエゾアクチュエー
タなどのアクチュエータを内蔵し防振を行なう能動型振
動制御装置と、制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクチュエータを内蔵した能動型振動制
御装置により防振する方法には、(1)車体(自動車のエ
ンジンの場合)の振動をセンサーにより検出して、検出
された信号をフィードバック制御する方法と、(2) 前記
信号を波形解析し演算処理し防振する方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、(1) の方法
は、最適値を得るためにバンドパスフィルターが必要で
あり、フィルターによる位相の遅れや進みによって自己
発振現象が生じるので、他の方法を併用せざるを得な
い。
【0004】また、(2) の方法は、制御システムが高価
となるばかりでなく、演算が短時間で行なえないため
に、振動モードの変化への速応性が得られず、また、外
部振動入力による、過渡的な不安定が生じる場合があ
る。
【0005】この発明は、前記の問題点を解消し、振動
発生源における振動のみを対象として防振制御を行な
い、安価、簡易、良好、安定な制御装置と制御方法を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】請求項1の能動型
振動制御装置は、エンジンなどの振動発生源を能動マウ
ントにより支持する能動型振動制御装置において、前記
振動発生源からの振動発生間隔を検出する検出手段と、
振動発生間隔の所定領域毎に能動マウントに出力すべき
正弦波制御出力を演算する演算手段とを有している。
【0007】すなわち、振動抑制のために必要となる能
動マウントへの制御出力は、ほとんどエンジンの発生す
る振動に依存しているので、振動発生源の振動特性を示
す振動発生間隔すなわち振動周期に基づいて防振装置を
制御することにより、簡易な制御手段により振動抑制が
できる。
【0008】請求項2の能動型振動制御方法は、防振対
象の振動を能動型振動制御装置により防振する振動制御
方法において、振動発生部より得られる振動発生タイミ
ング信号間隔を、それより発生回数の多い測定タイミン
グ信号により測定し、その間隔に応じた正弦波発生デー
タを、測定タイミング信号に同期して出力し、前記振動
発生タイミング信号の間隔によって予め定められた制御
電圧を決定するとともに、振動発生タイミング信号より
位相を決定するものである。
【0009】すなわち、振動発生タイミング信号(エン
ジンの場合は、爆発のタイミングパルスなど)の間隔を
測定タイミングパルスをカウントすることにより求め、
この間隔からエンジンの回転数を求める。エンジンの振
動は爆発と爆発との間の間隔により決まるから、この間
隔に応じた正弦波により制御する。爆発の周波数すなわ
ちエンジンの回転数に応じて、爆発と振動の位相差と振
動の強さも区々に異なるので、あらかじめ作成したマッ
プにより位相差と振動の強さを求め、位相差と振動の強
さに対応した電圧を能動マウントに対して出力する。
【0010】前記の制御装置または方法において、正弦
波接続点において、1/4波長以上の他の正弦波データ
により接続してもよい(請求項3)。すなわち、エンジ
ンの爆発のタイミングは一定間隔ではなく、たとえば4
気筒エンジンの場合は4つの気筒が各々別個のタイミン
グで動く。この場合には、あたかも各気筒が異なる回転
数で回転しているかのように見え、得られる正弦波は不
連続の箇所があるので、演算して円滑に接続させる。し
たがって、不連続点に起因して別の振動が発生しない。
【0011】振動発生源の状態変化を他の手段で入力
し、制御電圧、位相を切り替えるようになしてもよい
(請求項4)。すなわち、エンジンは、クラッチがはい
った状態、はいっていない状態、加速度を加えた状態な
どの種々の運動状態があるが、この運動状態の相違によ
り振動の強さが異なるので、これに応じて、電圧と位相
差を切りかえるようにする。
【0012】制御電圧出力を測定タイミング信号の複数
回につき1回の割合に制限してもよい(請求項5)。周
波数が非常に低い場合には、測定点の数が非常に多くな
る。たとえば20Hzのものについては、40Hzのも
の2回につき1回に制限することにより得ることができ
る。
【0013】測定間隔の複数倍の正弦波を振動発生タイ
ミングパルス間隔を次数に応じて割算して求め発生さ
せ、それぞれを加算することにより、複数の制御信号を
発生させるようにしてもよい(請求項6)。すなわち、
エンジンの爆発は矩形波的な動きをするので、高次波も
ともに処理する。
【0014】
【実施例】図1は、この発明の制御装置の一実施例を示
す概略図であり、図2は、この発明の制御方法の一例を
示すフローチャートである。
【0015】図1において、1はエンジンなどの振動発
生部、2はエンジン1の制御装置である。エンジン制御
装置2から出力されたエンジンの爆発のタイミングパル
スはコンピュータ3に入力される。4は増幅器であっ
て、コンピュータ3の交流信号をピエゾアクチュエータ
に印加できる電圧に変換する。
【0016】図2に示すフローチャートは、測定タイミ
ング信号ごとに処理が行なわれる。振動発生タイミング
信号(以下入力信号という)の間隔は、一つの入力信号
から次の入力信号までを測定タイミング信号をカウント
することによって得られる。
【0017】測定タイミング信号のカウント値が異常に
大きい場合には、振動発生源は停止したとし、現在発生
している正弦波の終了時点で発振を停止させる。
【0018】入力信号が入力するごとに、測定カウント
の整数倍で準備された制御電圧、位相データによって、
制御電圧、正弦波発生時点が決定され記憶される。
【0019】制御正弦波が出力していない場合には、正
弦波発生は最初の零ボルトを正弦波発生時点として記憶
し、測定カウンターがその値に達すると、定められた電
圧の正弦波の出力が開始する。
【0020】継続して制御正弦波を発生させる場合に
は、入力信号の間隔の相違による異状な出力信号の発生
を防止するため、前回の入力信号により発生した正弦波
の全波長が終了した時点で、制御電圧値を変更するとと
もに、次の正弦波発生時点までを計算し、接続できる1
/4波長の波形を求め、計算された正弦波を出力する。
【0021】正弦波発生位置はスタートタイミングとし
て記憶され、測定カウンターがその値に達すると、定め
られた電圧の正弦波が1/4波長目から3/4波長発生
する。
【0022】振動発生部より発生する振動が高次波を含
む場合には、測定カウンターを割り算し、基本波と平行
処理し、高次波を発生させる。高次波は次の入力信号ま
で繰り返し出力する。
【0023】入力信号検出と同時に、振動発生部の状態
信号を読み込み、異なる制御電圧、位相データによっ
て、制御電圧、正弦波発生時点が決定し、これが記憶さ
れ、最適な防振制御信号を得る。
【0024】正弦波データが大きくなることを防止する
ため、測定間隔に応じて制御電圧出力を測定タイミング
信号の2回に1回または4回に1回の割合に制限する。
【0025】上記の制御方法により得られた制御信号を
パワーアンプに入力して、アクチュエーターを駆動する
ことによって、最適な防振効果を得る。
【0026】
【発明の効果】振動抑制のために必要となる能動マウン
トへの制御出力は、ほとんどエンジンなどの振動発生源
の振動に依存しているので、振動発生源の振動特性を示
す振動発生間隔すなわち振動周期に基づいて防振装置を
制御することにより、簡易な制御手段により振動抑制が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の制御装置の一実施例を示す概略図。
【図2】この発明の制御方法の一例を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1……エンジン(振動発生部) 2……エンジン制御装置 3……防振制御装置 4……増幅器 5……能動型制振装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンなどの振動発生源を能動マウン
    トにより支持する能動型振動制御装置において、前記振
    動発生源からの振動発生間隔を検出する検出手段と、振
    動発生間隔の所定領域毎に能動マウントに出力すべき正
    弦波制御出力を演算する演算手段とを有することを特徴
    とする能動型振動制御装置。
  2. 【請求項2】 防振対象の振動を能動型振動制御装置に
    より防振する振動制御方法において、振動発生部より得
    られる振動発生タイミング信号間隔を、それより発生回
    数の多い測定タイミング信号により測定し、その間隔に
    応じた正弦波発生データを、測定タイミング信号に同期
    して出力し、前記振動発生タイミング信号の間隔によっ
    て予め定められた制御電圧を決定するとともに、振動発
    生タイミング信号より制御位相を決定することを特徴と
    する振動制御方法。
  3. 【請求項3】 正弦波接続点において1/4波長以上の
    他の正弦波データにより接続することを特徴とする請求
    項1に記載の制御装置または請求項2に記載の制御方
    法。
  4. 【請求項4】 振動発生源の状態変化を他の手段で入力
    し、制御電圧、位相を切り替えることを特徴とする請求
    項1に記載の制御装置または請求項2に記載の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 制御電圧出力を測定タイミング信号の複
    数回に1回の割合に制限できることを特徴とする請求項
    1に記載の制御装置または請求項2に記載の制御方法。
  6. 【請求項6】 測定間隔の複数倍の正弦波を同一手段で
    発生させ、それぞれを加算することにより、複数の制御
    信号を発生させることを特徴とする請求項1に記載の制
    御装置または請求項2に記載の制御方法。
JP18831393A 1993-07-29 1993-07-29 能動型振動制御装置と方法 Pending JPH0742785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18831393A JPH0742785A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 能動型振動制御装置と方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18831393A JPH0742785A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 能動型振動制御装置と方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742785A true JPH0742785A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16221421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18831393A Pending JPH0742785A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 能動型振動制御装置と方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742785A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2414086A (en) * 2004-04-13 2005-11-16 Tokai Rubber Ind Ltd Vibration controller for active vibration insulators

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02158416A (ja) * 1988-12-12 1990-06-18 Mazda Motor Corp パワーユニットのマウント装置
JPH04254216A (ja) * 1991-02-06 1992-09-09 Toyota Motor Corp エンジン振動吸収装置
JPH0511783A (ja) * 1991-07-05 1993-01-22 Honda Motor Co Ltd 能動振動制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02158416A (ja) * 1988-12-12 1990-06-18 Mazda Motor Corp パワーユニットのマウント装置
JPH04254216A (ja) * 1991-02-06 1992-09-09 Toyota Motor Corp エンジン振動吸収装置
JPH0511783A (ja) * 1991-07-05 1993-01-22 Honda Motor Co Ltd 能動振動制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2414086A (en) * 2004-04-13 2005-11-16 Tokai Rubber Ind Ltd Vibration controller for active vibration insulators
US7010420B2 (en) 2004-04-13 2006-03-07 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vibration controller for active vibration insulators and method for controlling vibrations for the same
GB2414086B (en) * 2004-04-13 2006-04-05 Tokai Rubber Ind Ltd Vibraion controller for active vibration insulators and method for controlling vibration for the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4922869A (en) Torque controlling apparatus for internal combustion engine
Leland Adaptive mode tuning for vibrational gyroscopes
US6903529B2 (en) Method and apparatus for damping mechanical oscillations of a shaft in machine tools, manufacturing machines and robots
US7899607B2 (en) Open-loop control method for cancelling engine induced noise and vibration
JPH03222834A (ja) 車体振動低減法及び装置
KR950033751A (ko) 액티브 진동분리 시스템
JP2003121308A (ja) エンジンベンチシステムおよびエンジン特性の測定方法
KR900005251A (ko) 내연기관의 엔진 성능 검사 장치용 토오크 제어 시스템
JPH0742785A (ja) 能動型振動制御装置と方法
JPH0494440A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JP4664576B2 (ja) サーボ制御装置
JP2000097280A (ja) 振動構成部材の支持装置
JPH0255845A (ja) 内燃機関のトルク制御装置
JPH08261277A (ja) 車両の振動低減装置
JPS6264921A (ja) エンジンのノツキング検出装置
JP2011038955A (ja) 角速度センサ
JPH04299084A (ja) 内燃機関のトルク制御装置
JPH09329048A (ja) 内燃機関における循環的に繰り返される過程の制御装置
JP3550153B2 (ja) 内燃エンジンに係る能動振動制御装置の参照信号生成装置
JPS61211548A (ja) 能動防振支持装置の制御装置
JP2000205022A (ja) ディ―ゼルエンジンの燃料噴射制御装置
JPH10176917A (ja) タッチ信号プローブの接触検出方式
JP2741341B2 (ja) 機関の回転数制御装置
JPH01170396A (ja) モータ速度制御装置
JP2003228426A (ja) 構造物の弾性モード振動の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000418