JPH0742684Y2 - 射出装置の油圧回路 - Google Patents

射出装置の油圧回路

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JPH0742684Y2
JPH0742684Y2 JP1990065515U JP6551590U JPH0742684Y2 JP H0742684 Y2 JPH0742684 Y2 JP H0742684Y2 JP 1990065515 U JP1990065515 U JP 1990065515U JP 6551590 U JP6551590 U JP 6551590U JP H0742684 Y2 JPH0742684 Y2 JP H0742684Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、射出装置の油圧回路に係り、特に射出シリ
ンダの計量動作を行う油圧回路の改良に関する。
[従来の技術] 射出装置の計量中に射出シリンダの背圧をかけること
は、スクリュ前進限からスクリュが後退する際に抵抗と
なるので、樹脂の混練を良くし、均質化して優れた成形
品を得るための重要な成形要素の一つであり、これは油
圧リリーフバルブにその背圧を設定して行われる。
また、計量動作中に射出シリンダに背圧をかけることは
材料に巻き込まれた空気やガスをホッパ側へ逃がすこと
にもなり有効である。
しかしながら、例えばナイロンのような低粘度の樹脂で
はスクリュ先端側に溜まる樹脂圧が低いために、射出シ
リンダに背圧をかけるとスクリュが後退不能となる。そ
のため前述の油圧リリーフバルブの設定圧を零圧に設定
するが、油圧リリーフバルブの特性から実際には零にな
らず約2kg/cm2程度の背圧が残ってしまう。
[考案が解決しようとする課題] その為、従来は第2図に示すように、電磁切換弁12のソ
レノイドbを励磁し、油圧モータ24を回転駆動してスク
リュ20の先端側に溜まる樹脂圧によってスクリュ20を後
退させて計量を行う。
また一方、射出シリンダ26に通じる回路に3位置型電磁
切換弁10と、リリーフバルブ16と、この回転中にタンク
18に油を直接排出する専用の電磁切換弁14を付加し、計
量中に射出シリンダ26に背圧を必要とする場合は、電磁
弁14を励磁せずにリリーフバルブ16を介して計量を行
い、反対に背圧を必要としない場合は、電磁切換弁14を
励磁して射出シリンダ26の回路油をタンク18に直接排出
するようにしていた。
このため、計量中に背圧を必要とする場合と、必要とし
ない場合の切換弁としての電磁切換弁14を必要としてい
た。従って、このように電磁切換弁14を付加することは
スペース上の制約や、またコスト高の原因ともなる難点
を有していた。
そこで、本考案の目的は、射出回路中に使用する制御弁
を最少単位のものとして構成し、射出計量中に射出シリ
ンダに背圧を有効にかけること、または背圧をかけない
ようにすることができる射出装置の油圧回路を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため、本考案に係る射出装置の油
圧回路は、射出シリンダの射出および計量動作等を電磁
切換弁により切換え制御すると共に、スクリュを回転駆
動する油圧モータの駆動および停止を電磁切換弁により
切換え制御することにより射出制御を行うように構成し
た射出装置の油圧回路において、 射出シリンダの射出および計量動作等を切換え制御する
電磁切換弁を3位置型出字切換弁で構成し、前記射出シ
リンダのピストンヘッド側の油室およびピストンロッド
側の油室をそれぞれ前記3位置型電磁切換弁の各ポート
に接続し、前記ピストンロッド側の油室と前記3位置型
電磁切換弁との接続ラインに背圧設定用リリーフバルブ
を介してタンクと接続し、 前記油圧モータの駆動および停止を切換え制御する電磁
切換弁を2位置型電磁切換弁で構成すると共に、前記3
位置型電磁切換弁と前記2位置型電磁切換弁を油圧源に
対して直列に接続してなることを特徴とする。
[作用] 本考案に係る射出装置の油圧回路によれば、2位置型電
磁切換弁を励磁し油圧モータを駆動してスクリュを回転
させる状態にした計量工程中において、射出シリンダに
背圧をかける場合は、3位置型電磁切換弁を中立位置に
して、リリーバルブにより背圧の設定を行うことができ
ると共に、射出シリンダに背圧をかけない場合には、3
位置型電磁切換弁のソレノイドaを励磁することにより
射出シリンダの油室(26b)からの排出油を3位置型電
磁切換弁から直ちにタンクへ直接排出させることができ
る。
[実施例] 次に、本考案に係る射出装置の油圧回路の実施例につき
添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
なお、説明の便宜上第2図に示す従来の構成と同一の構
成部分については、同一の参照符号を付し、その詳細な
説明は省略する。
第1図は本考案の一実施例を示す射出装置の射出回路図
である。
参照符号20はスクリュを示し、このスクリュ20は加熱シ
リンダ内に摺動かつ回転可能に挿嵌され、スクリュ後方
にこれと同一軸線上に接続された油圧モータ24により回
転制御される。また、参照符号26は射出シリンダを示
し、ホッパー(図示せず)より充填されて混練加熱され
た溶融材料をスクリュ20の前方に移送し、これを金型内
に充填するに必要な射出力をスクリュ20に与える。
さらに、この射出シリンダ26は、材料の可塑化・計量工
程中にスクリュ20がその前面の溶融材料の圧力によって
後退するのに対して、適度の抵抗を与えて規制すること
により、混練効果を高めている。
この場合、射出シリンダ26のピストンヘッド側の油室26
aおよびピストンロッド側の油室26bは、第1の電磁切換
弁としての3位置型電磁切換弁10のそれぞれAおよびB
ポートに接続される。さらに、前記ピストンロッド側の
油室26bと前記電磁切換弁10との接続ラインの間には、
背圧設定用のリリーフバルブ16を介してタンク18に接続
されている。
そして、このリリーフバルブ16はこのパイロット圧で電
磁切換弁10のソレノイドbを切換え制御すると共に、リ
リーフバルブ16を通過した所定圧の圧油をタンク18に排
出している。
また、油圧源28と前記3位置型電磁切換弁10との中間に
は第2の電磁切換弁としての2位置型電磁切換弁12が接
続されている。
上記のように構成された射出回路の電磁切換弁12のソレ
ノイドbを励磁させると油圧モータ24によりスクリュ20
を回転させて溶融樹脂をスクリュ先端側に送り、その溜
まった樹脂圧によってスクリュ自身は回転しつつ後退し
計量する。
この計量工程中において、射出シリンダ26に背圧をかけ
る場合は、従来と同様にして第1の電磁切換弁10は非励
磁とし、中立位置とする。反対に、計量工程中におい
て、射出シリンダ26に背圧をかけない場合は、第1の電
磁切換弁10のソレノイドaを励磁することにより、射出
シリンダ26の一方の油室26aには、第2の電磁切換弁12
を介してタンク18から油が吸込まれ、射出シリンダ26の
他方の油室26bからの排出油は第1の電磁切換弁10を経
て直接、すなわちリリーフバルブに関係なく、タンク18
へ排出される。
[考案の効果] 前述した実施例から明らかな通り、本考案に係る射出装
置の油圧回路は、射出シリンダの射出および計量動作等
を電磁切換弁により切換え制御すると共に、スクリュを
回転駆動する油圧モータの駆動および停止を電磁切換弁
により切換え制御することにより射出制御を行うように
構成した射出装置の油圧回路において、射出シリンダの
射出および計量動作等を切換え制御する電磁切換弁を3
位置型電磁切換弁構成し、前記射出シリンダのピストン
ヘッド側の油室およびピストンロッド側の油室をそれぞ
れ前記3位置型電磁切換弁の各ポートに接続し、前記ピ
ストンロッド側の油室と前記3位置型電磁切換弁との接
続ラインに背圧設定用リリーフバルブを介してタンクと
接続し、前記油圧モータの駆動および停止を切換え制御
する電磁切換弁を2位置型電磁切換弁で構成すると共
に、前記3位置型電磁切換弁と前記2位置型電磁切換弁
を油圧源に対して接続することにより、2位置型電磁切
換弁を励磁し油圧モータを駆動してスクリュを回転させ
る状態にした計量工程中において、射出シリンダに背圧
をかける場合は、3位置型電磁切換弁を中立位置にし
て、リリーフバルブにより背圧の設定を行うことができ
ると共に、射出シリンダに背圧をかけない場合には、3
位置型電磁切換弁のソレノイドaを励磁することにより
射出シリンダの油室26bからの排出油を直接タンクへ排
出させることができる。
これにより、本願考案においては、射出回路中に使用さ
れる制御弁を最少単位のもので構成できるため、この種
の油圧回路の製造コストを低減することができると共
に、射出装置の計量工程中において、射出シリンダに背
圧をかけるように制御することも、または背圧をかけな
いように制御することもできるので、この種の油圧回路
の制御性能を向上することもできる等の優れた利点を有
する。
以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考
案は、前記実施例に限定されることなく、本考案の精神
を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得る
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の射出装置の一実施例を示す射出回路
図、第2図は従来の射出装置の射出回路図である。 10……第1の電磁切換弁 12……第2の電磁切換弁 14……電磁弁、16……リリーフバルブ 18……タンク、20……スクリュ 24……油圧モータ、26……射出シリンダ 28……油圧源

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出シリンダの射出および計量動作等を電
    磁切換弁により切換え制御すると共に、スクリュを回転
    駆動する油圧モータの駆動および停止を電磁切換弁によ
    り切換え制御することにより射出制御を行うように構成
    した射出装置の油圧回路において、 射出シリンダの射出および計量動作等を切換え制御する
    電磁切換弁を3位置型電磁切換弁で構成し、前記射出シ
    リンダのピストンヘッド側の油室およびピストンロッド
    側の油室をそれぞれ前記3位置電磁切換弁の各ポートに
    接続し、前記ピストンロッド側の油室と前記3位置型電
    磁切換弁との接続ラインに背圧設定用リリーフバルブを
    介してタンクと接続し、 前記油圧モータの駆動および停止を切換え制御する電磁
    切換弁を2位置型電磁切換弁で構成すると共に、前記3
    位置型電磁切換弁と前記2位置型電磁切換弁を油圧源に
    対して直列に接続してなることを特徴とする射出装置の
    油圧回路。
JP1990065515U 1990-06-22 1990-06-22 射出装置の油圧回路 Expired - Fee Related JPH0742684Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5968923U (ja) * 1982-10-29 1984-05-10 株式会社名機製作所 射出成形機の油圧回路

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JPH0424322U (ja) 1992-02-27

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