JPH11114990A - 予備可塑化式射出装置とそれを用いた射出成形方法 - Google Patents

予備可塑化式射出装置とそれを用いた射出成形方法

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JPH11114990A
JPH11114990A JP9278875A JP27887597A JPH11114990A JP H11114990 A JPH11114990 A JP H11114990A JP 9278875 A JP9278875 A JP 9278875A JP 27887597 A JP27887597 A JP 27887597A JP H11114990 A JPH11114990 A JP H11114990A
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injection
resin material
heating cylinder
cylinder
plasticizing
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Ryozo Morita
良三 盛田
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Meiki Seisakusho KK
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリュ式の可塑化加熱シリンダから導かれ
た樹脂材料を、プランジャ式の射出用加熱シリンダに貯
留した後に、成形キャビティに射出する予備可塑化式射
出装置において、成形サイクルの向上を達成すること。 【解決手段】 射出用加熱シリンダ16,20を複数設
け、それらの射出用加熱シリンダ16,20により、順
次に、樹脂材料の成形キャビティへの射出を行うと同時
に、次に樹脂材料の射出を行う別の射出用加熱シリンダ
20,16に対して、可塑化加熱シリンダ10から供給
される樹脂材料を導いて充填せしめるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、樹脂材料の可塑化のプロセスと
射出のプロセスを分離した予備可塑化式射出装置に関す
る技術に係り、特にスクリュ式の可塑化加熱シリンダと
プランジャ式の射出用加熱シリンダを備えたスクリュ予
備可塑化式の射出装置と、それを用いた射出成形方法に
関するものである。
【0002】
【背景技術】予備可塑化式の射出装置の一種として、従
来から、特開昭48−18351号公報や実開平2−1
21913号公報等に記載されているように、スクリュ
式の可塑化加熱シリンダとプランジャ式の射出用加熱シ
リンダを、それぞれ一つずつ備えたスクリュ予備可塑化
式の射出装置が知られており、樹脂材料の可塑化の均一
性や可塑化能力等に優れていることから広く採用されて
いる。
【0003】そして、このような予備可塑化式射出装置
では、前記公報にも記載されているように、可塑化加熱
シリンダの基部側から供給した樹脂材料を、スクリュの
回転作動によって前方に送りながら加熱,溶融させ、こ
の溶融した樹脂材料を可塑化加熱シリンダの先端から吐
出させて射出用加熱シリンダに導き、プランジャを後退
させつつ、該射出用加熱シリンダの先端部から樹脂材料
を充填して貯留せしめ、その後、プランジャの前進作動
によって射出用加熱シリンダの先端部から、射出ノズル
を通じて、型締装置で型締保持された所定の金型内のキ
ャビティに、かかる樹脂材料を射出するようになってい
る。
【0004】ところが、かかる予備可塑化式射出装置に
おいては、可塑化加熱シリンダに供給された樹脂材料を
加熱,溶融せしめた後、更に射出用加熱シリンダに供給
充填し、該射出用加熱シリンダから成形キャビティに射
出するようになっていることから、射出までに要する時
間が長くなり易く、特に射出用加熱シリンダから樹脂材
料を成形キャビティに射出する射出工程では、一般に、
可塑化加熱シリンダにおける溶融樹脂材料の吐出が中断
されることから、成形サイクルの向上が難しいという問
題があった。
【0005】また、かかる予備可塑化式射出装置では、
射出用加熱シリンダにおける樹脂材料の供給が、シリン
ダ先端に設けられた射出用の通路を通じて行われるよう
になっており、先に射出用加熱シリンダ内に供給された
樹脂材料ほど、後から射出されることとなるために、樹
脂材料の滞留による材質の低下等が問題となり易いとい
う不具合があった。特に、成形キャビティへの樹脂材料
の充填不良等を防止するために、射出用加熱シリンダに
供給充填される樹脂量が、成形キャビティへの充填に必
要な樹脂量よりも所定量だけ多く設定されるようになっ
ている(「クッション量」乃至は「おし残し」と称され
る)場合には、このクッション量分だけの樹脂材料は、
射出完了後も射出されずに射出用加熱シリンダ内に滞留
することとなるために、樹脂材料の滞留による材質低下
がより大きな問題となり易いのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、請求項1乃至6に
記載の発明の目的とするところは、何れも、成形サイク
ルに優れた予備可塑化式射出装置を提供することにあ
る。また、特に、請求項2に記載の発明は、射出用加熱
シリンダ内への樹脂材料の滞留が軽減乃至は防止される
予備可塑化式射出装置を提供することも、目的とする。
【0007】さらに、請求項7及び8に記載の発明は、
何れも、予備可塑化式射出装置を用い、優れた成形サイ
クルをもって樹脂製品を射出成形することの出来る射出
成形方法を提供することを、目的とする。また、特に、
請求項8に記載の発明は、予備可塑化式射出装置を用い
て樹脂製品を射出成形するに際して、射出用加熱シリン
ダ内への樹脂材料の滞留に起因する材質低下等の問題が
軽減乃至は解消され得る射出成形方法を提供すること
も、目的とする。
【0008】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明の特徴とするところは、
(a)型締装置に対して接近・離隔方向に移動可能に配
設された可塑化加熱シリンダを備えており、該可塑化加
熱シリンダ内に供給された樹脂材料を、該可塑化加熱シ
リンダに挿入されたスクリュの回転作動によって前方に
送りながら加熱して可塑化し、該可塑化加熱シリンダの
先端から吐出せしめるスクリュ装置と、(b)前記型締
装置に対して接近・離隔方向に移動可能に配設された複
数の射出用加熱シリンダを備えていると共に、該型締装
置に対してノズルタッチせしめられる射出ノズルを備え
ており、前記スクリュ装置で可塑化された樹脂材料を各
射出用加熱シリンダによって貯留せしめると共に、各射
出用シリンダに挿入されたプランジャの前進作動によっ
て該樹脂材料を該射出ノズルから射出せしめるプランジ
ャ装置と、(c)該プランジャ装置における前記複数の
射出用加熱シリンダを、択一的に、前記スクリュ装置に
接続せしめて、該スクリュ装置から吐出される樹脂材料
を該各射出用加熱シリンダに順次導いて貯留せしめると
同時に、該スクリュ装置に接続されていない該プランジ
ャ装置における別の射出用加熱シリンダを、前記射出ノ
ズルに接続せしめて、該複数の射出用加熱シリンダから
の樹脂材料の射出を順次に許容する切換弁手段とを、有
する予備可塑化式射出装置にある。
【0009】このような請求項1に記載の発明に従う構
造とされた射出装置においては、プランジャ装置の射出
ノズルを型締装置にノズルタッチせしめた状態下で、ス
クリュ装置においてスクリュを回転作動させることによ
り、可塑化加熱シリンダ内で樹脂材料を可塑化すると共
に前方に送って吐出して、可塑化した樹脂材料をプラン
ジャ装置に導くと共に、プランジャ装置における射出用
加熱シリンダにおいて、プランジャの後退に伴って樹脂
材料を射出用加熱シリンダ内に供給,充填して貯留せし
めた後、プランジャを前進作動させることにより、射出
ノズルから樹脂材料が型締装置に対して射出されて成形
キャビティに充填されることとなる。
【0010】そこにおいて、かかる射出装置において
は、プランジャ装置における射出用加熱シリンダが2つ
或いは3つ以上の複数設けられており、一つずつ射出ノ
ズルに接続されて樹脂材料の型締装置への射出作動に供
されるようになっている。そして、一つの射出用加熱シ
リンダによって樹脂材料の射出が行われている際に、同
時に、別の射出用加熱シリンダが、スクリュ装置に接続
されることにより、該別の射出用加熱シリンダに対し
て、スクリュ装置から供給される樹脂材料を導いて充填
作動を行うことが出来るのである。
【0011】要するに、かかる射出装置においては、一
つの射出用加熱シリンダによる樹脂材料の射出作動に並
行して、次に射出に供される別の射出用加熱シリンダに
対する樹脂材料の供給充填作動を行うことが出来るので
ある。それ故、複数の射出用加熱シリンダを順次に用い
て射出を行うようにすることによって、従来の単一の射
出用加熱シリンダだけを備えた射出装置に比べて、射出
用加熱シリンダへの樹脂材料の供給充填時間を大幅に短
縮することが可能となり、それによって、成形サイクル
の大幅な向上が実現され得るのである。
【0012】なお、かかる射出装置において、スクリュ
装置における可塑化加熱シリンダやプランジャ装置にお
ける各射出用加熱シリンダとしては、従来の予備可塑化
式射出装置と同様な構造のものが採用可能であり、例え
ば、可塑化加熱シリンダにおいては、軸方向基部側乃至
は中間部分において樹脂材料を供給するための供給口が
設けられた構造とされる一方、射出用加熱シリンダにお
いては、軸方向先端部に設けられた一つの給排通路によ
って、スクリュ装置から供給された樹脂材料のシリンダ
内への導入と、プランジャの前進作動に基づくシリンダ
内の貯留樹脂材料の射出とが、共に行われる構造とされ
る。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に従う構造とされた予備可塑化式射出装置
であって、前記プランジャ装置において、前記複数の射
出用加熱シリンダのうち、前記樹脂材料の射出完了後の
ものと次に樹脂材料を射出するものとを相互に接続せし
めて、それら二つの射出用加熱シリンダ間での前記樹脂
材料の移送を許容する、遮断可能なシリンダ間連通路が
設けられていることを、特徴とする。このような構造と
された射出装置においては、射出完了した射出用加熱シ
リンダ内に樹脂材料が残留している場合に、その残留樹
脂を、シリンダ間連通路を通じて、次に射出作動に供さ
れる射出用加熱シリンダに移送せしめることが出来る。
それ故、射出完了した射出用加熱シリンダ内における樹
脂材料の長時間の残留が回避されるのであり、かかる残
留に起因する樹脂材質の低下等が防止されるのである。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の発明に従う構造とされた予備可塑化式射
出装置であって、前記スクリュ装置において、前記スク
リュが回転中心軸方向に移動可能なレシプロ式スクリュ
とされていることを、特徴とする。このような構造とさ
れた射出装置においては、何れの射出用加熱シリンダに
おいても樹脂材料の供給が許容されない時間が存在する
場合でも、スクリュを連続回転させて、溶融樹脂を、可
塑化加熱シリンダにおけるスクリュ前方に蓄積させるこ
とが出来るのであり、成形サイクルの更なる向上が可能
となる。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れかに記載の発明に従う構造とされた予備可
塑化式射出装置であって、前記スクリュ装置と前記プラ
ンジャ装置が、分割構造とされていると共に、それぞれ
独立して前記型締装置に対して接近・離隔方向に移動可
能とされていることにある。このような構造とされた射
出装置においては、スクリュ装置およびプランジャ装置
を、型締装置に対して、速やかに且つ容易に移動させる
ことが出来るのであり、プランジャ装置における射出ノ
ズルの型締装置に対するノズルタッチ等に際しての微妙
な位置調節の操作性等の向上が図られ得るのである。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至4の何れかに記載の発明に従う構造とされた予備可
塑化式射出装置であって、前記プランジャ装置が前記型
締装置および前記スクリュ装置から単独で着脱可能とさ
れていると共に、該プランジャ装置を取り外した状態下
で、前記スクリュ装置における前記射出用加熱シリンダ
が前記型締装置に対してノズルタッチ可能とされてお
り、該スクリュ装置によってインラインスクリュ式の射
出装置が構成されるようになっていることを、特徴とす
る。このような構造とされた射出装置においては、スク
リュ装置だけによって樹脂材料の可塑化と射出を行うこ
とが出来るのであり、それ故、樹脂材料や製品の種類等
に応じて、予備可塑化式射出成形とインラインスクリュ
式射出成形との何れかを選択して採用することが可能と
なるのである。
【0017】さらに、請求項6に記載の発明は、請求項
1乃至5の何れかに記載の発明に従う構造とされた予備
可塑化式射出装置において、前記スクリュ装置における
前記可塑化用加熱シリンダが、該スクリュ装置の前記型
締装置に対する移動方向に対して中心軸が平行となるよ
うに配設されている一方、前記プランジャ装置におい
て、複数の射出用加熱シリンダが、該プランジャ装置の
前記型締装置に対する移動方向に対して各中心軸がそれ
ぞれ直交するように配設された第一の射出用加熱シリン
ダと第二の射出用加熱シリンダによって構成されてお
り、それら第一の射出用加熱シリンダおよび第二の射出
用加熱シリンダの各先端に設けられた各樹脂給排通路
と、前記スクリュ装置から吐出される前記樹脂材料が導
かれる樹脂導入通路と、前記射出ノズルに接続された樹
脂射出通路とが、互いに一点で交差する放射状に形成さ
れていると共に、かかる交差点に配設され、一軸回りの
回動作動に基づいて、該樹脂導入通路を、かかる二つの
樹脂給排通路に対して択一的に交互に接続せしめると同
時に、該樹脂導入通路が接続されていない方の樹脂給排
通路に対して、該樹脂射出通路を接続せしめるロータリ
バルブにより、前記切換弁手段が構成されていることに
ある。このような構造とされた射出装置においては、ス
クリュ装置における可塑化加熱シリンダと、プランジャ
装置における複数の射出用加熱シリンダとが、優れたス
ペース効率をもって配設され得るのであり、特に、射出
用加熱シリンダと各射出用加熱シリンダの間のスペース
を大きく確保することにより、各加熱シリンダの保守点
検や修理,交換等の作業性の向上が図られ得る。しか
も、かかる射出装置においては、目的とする切換弁手段
が、単一のロータリバルブにより、簡単な構造をもって
構成され得ると共に、その切換操作も単純で容易とされ
るのである。
【0018】さらに、請求項7に記載の発明は、前述の
如き課題を解決するために為された、予備可塑化式射出
装置を用いた射出成形方法に関するものであって、その
特徴とするところは、請求項1に記載の予備可塑化式射
出装置において、前記プランジャ装置における複数の射
出用加熱シリンダに対し、順次、前記スクリュ装置の前
記可塑化シリンダから前記樹脂材料を供給し、貯留せし
めると共に、かかる複数の射出用加熱シリンダから、順
次に、該樹脂材料を射出せしめることによって、連続的
に射出成形を行うに際して、前記各射出用加熱シリンダ
による前記樹脂材料の射出工程において、同時に、次に
樹脂材料を射出せしめる該別の射出用加熱シリンダに対
して樹脂材料を供給することにある。
【0019】このような請求項7に記載の発明方法に従
えば、複数の射出用加熱シリンダを順次に用いて射出が
行われることとなり、一つの射出用加熱シリンダによっ
て射出工程を行うのと同時に、並行して、次に射出工程
に供される別の射出用加熱シリンダにおいて樹脂材料の
充填工程が行われることから、従来の単一の射出用加熱
シリンダだけを用いた予備可塑化式射出成形に比べて、
スクリュ装置における樹脂材料の可塑化および吐出作動
の待ち時間を削減乃至は消失させて、射出用加熱シリン
ダへの樹脂材料の供給充填時間を大幅に短縮することが
出来るのであり、それによって、成形サイクルの大幅な
向上が実現され得るのである。
【0020】また、請求項8に記載の発明は、前述の如
き課題を解決するために為された、予備可塑化式射出装
置を用いた射出成形方法に関するものであって、その特
徴とするところは、請求項2に記載の予備可塑化式射出
装置において、前記プランジャ装置における複数の射出
用加熱シリンダに対し、順次、前記スクリュ装置の前記
可塑化シリンダから前記樹脂材料を供給し、貯留せしめ
ると共に、かかる複数の射出用加熱シリンダから、順次
に、該樹脂材料を射出せしめることによって、連続的に
射出成形を行うに際して、前記各射出用加熱シリンダに
よる前記樹脂材料の射出工程において、同時に、次に樹
脂材料を射出せしめる該別の射出用加熱シリンダに対し
て樹脂材料を供給すると共に、かかる射出工程の完了後
に、該射出後の射出用加熱シリンダ内に残留した樹脂材
料を、前記樹脂材料の供給が行われていた、次に樹脂材
料を射出せしめる該別の射出用加熱シリンダに対して、
前記シリンダ間連通路を通じて移送することにある。
【0021】このような請求項8に記載の発明方法に従
えば、このような構造とされた射出装置においては、ク
ッション量の設定等によって射出完了した射出用加熱シ
リンダ内に残留している樹脂材料が、次に射出作動に供
される射出用加熱シリンダに移送せしめられることか
ら、射出完了した射出用加熱シリンダ内での樹脂材料の
長時間の残留が防止される。しかも、射出完了した射出
用加熱シリンダ内に残留した樹脂材料は、既に或る程度
の樹脂材料が充填された射出用加熱シリンダに移送され
て充填されることから、この移送された射出用加熱シリ
ンダによる射出作動に際して、射出開始からの早い段階
で射出用加熱シリンダから射出されることとなり、移送
された先の射出用加熱シリンダ内での滞留時間も短く抑
えられる。それ故、残留樹脂材料が加熱下に晒される時
間が大幅に削減されるのであり、樹脂材料の品質低下等
の問題が一層有利に軽減乃至は防止され得る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0023】先ず、図1には、本発明の一実施形態とし
ての予備可塑化式射出装置の要部が示されている。かか
る射出装置は、可塑化加熱シリンダ10とスクリュ12
を備えたスクリュ装置14と、第一の射出用加熱シリン
ダ16および第一のプランジャ18と第二の射出用加熱
シリンダ20および第二のプランジャ22を備えたプラ
ンジャ装置24を含んで構成されており、それらスクリ
ュ装置14とプランジャ装置24が、型締装置26の固
定盤28に対して、それぞれ独立して一直線上で接近・
離隔方向に移動可能に配設されている。そして、スクリ
ュ装置14における可塑化加熱シリンダ10に供給され
て可塑化された樹脂材料が、プランジャ装置24におけ
る第一及び第二の射出用加熱シリンダ16,20に導か
れた後、それら第一及び第二の射出用加熱シリンダ1
6,20から型締装置26に装着された金型30内の成
形キャビティに射出充填されて成形されるようになって
いる。
【0024】より詳細には、スクリュ装置14は、例え
ば、インラインスクリュ式の射出装置として従来から採
用されているものが、採用可能である。従って、スクリ
ュ装置14の構造は周知のものであるが、簡単に説明す
ると、かかるスクリュ装置14は、厚肉円筒形状を有す
るシリンダ筒体32の先端開口部に吐出ノズル34が取
り付けられてなる可塑化加熱シリンダ10を備えてお
り、この可塑化加熱シリンダ10に対して、後方開口部
からスクリュ12が挿入配置されている。なお、可塑化
加熱シリンダ10および吐出ノズル34の外周面には、
バンドヒータ36が装着されていると共に、吐出ノズル
34の先端部には、樹脂材料の吐出口を有するノズルチ
ップ38が取り付けられている。そして、これら可塑化
加熱シリンダ10とスクリュ12が、可塑化加熱シリン
ダ10およびスクリュ12の軸方向で往復駆動せしめら
れる図示しないスライドベースに固定的に支持されてい
ることにより、型締装置26に対して接近・離隔移動可
能とされている。また、スクリュ12は、油圧モータに
よって中心軸回りに回転駆動されるようになっており、
可塑化加熱シリンダ10内での回転作動によって、可塑
化加熱シリンダ10の軸方向中間部分から供給される樹
脂材料を加熱して可塑化しつつ、前方に送り出して、吐
出ノズル34から吐出し得るようになっている。なお、
スクリュ12には、樹脂材料の逆流を防止するために、
先端部近くに逆流防止弁40が装着されている。
【0025】また、このようなスクリュ装置14が接近
・離隔可能に対向配置された型締装置26も、樹脂製品
の射出成形に際して従来から採用されているものが採用
可能であり、その構造は周知のものである。簡単に説明
すると、かかる型締装置26は、互いに対向配置された
固定盤28と可動盤(図示せず)を備えており、可動盤
が、固定盤28に対して、型締シリンダ(図示せず)に
よって、対向方向で接近・離隔方向に往復駆動されるよ
うになっている。そして、この可動盤の往復作動によっ
て、固定盤28に装着された固定金型30と可動盤に装
着された可動金型(図示せず)が、型開閉されるように
なっている。また、固定盤28と、可動盤を駆動する型
締シリンダとは、互いに所定距離を隔てて固定的に対向
配置されていると共に、それら固定盤28と型締シリン
ダとの対向面間に跨がって4本のタイロッド48が、互
いに平行に掛け渡されており、これらのタイロッド48
によって、可動盤が支持され、固定盤28に対して接近
・離隔方向に案内されるようになっている。なお、固定
盤28の中央部分には、樹脂材料の射出用ノズルが挿入
されるノズル挿入孔42が設けられている。
【0026】そして、このように所定距離を隔てて互い
に対向配置されたスクリュ装置14と型締装置26の対
向面間に、プランジャ装置24が配設されている。この
プランジャ装置24は、四隅に摺動ブッシュ44が取り
付けられた矩形平板形状のベース板46を有しており、
型締装置26において固定盤28からスクリュ装置14
側に延長されて突出せしめられたタイロッド48の延長
部に対して各摺動ブッシュ44が外挿されることによ
り、かかるベース板46が、固定盤28に対して、タイ
ロッド48の軸方向で接近・離隔方向に移動可能に配設
されている。そして、固定盤28の両側に装着されたノ
ズルタッチ用油圧シリンダ50,50によって、かかる
ベース板46が、固定盤28に対して接近・離隔方向に
往復駆動されるようになっている。
【0027】また、ベース板46の中央部分には、スク
リュ装置14側にセンタブロック52がボルト等で固着
されている。このセンタブロック52は、スクリュ装置
14の可塑化加熱シリンダ10と型締装置26を結ぶ中
心軸上に位置せしめられており、センタブロック52に
おけるスクリュ装置14側には、可塑化加熱シリンダ1
0の吐出ノズル34がノズルタッチされるノズルタッチ
部54が設けられている。また一方、センタブロック5
2の型締装置26側には、固定盤28側に向かって突出
する、軸方向に貫通した射出用の中心孔55を有する射
出ノズル56が固設されており、この射出ノズル56の
先端部に装着された射出口57が、固定盤28のノズル
挿入孔42に挿通されて金型30にノズルタッチせしめ
られるようになっている。なお、射出ノズル56の外周
面には、バンドヒータ58が巻回装着されている。
【0028】さらに、センタブロック50には、ベース
板46の移動方向に直交する水平方向(図中、左右方
向)の両側に対して、それぞれ厚肉円筒形状を有するシ
リンダ筒体60,60がボルト固定されており、それに
よって、第一の射出用加熱シリンダ16と第二の射出用
加熱シリンダ20が構成されている。即ち、これら第一
及び第二の射出用加熱シリンダ16,20は、各シリン
ダ中心軸が、型締装置に対する接近・離隔方向に直交す
る水平方向に延びるように構成されている。そして、こ
れら第一の射出用加熱シリンダ16と第二の射出用加熱
シリンダ20には、各軸方向の外側から、第一のプラン
ジャ18と第二のプランジャ22が挿入されている。な
お、各プランジャ18,22には、それぞれ、射出用加
熱シリンダ16,20に挿入された先端部分を周方向に
延びる嵌着溝が設けられており、この嵌着溝に対してピ
ストンリング70,70が外挿されて装着されている。
これにより、プランジャ18,22本体とシリンダ筒体
60とのクリアランスを小さくすることなく、プランジ
ャ18,22の滑動面の隙間が小さくされている。
【0029】また、図面上に明示はされていないが、セ
ンタブロック52には、第一のプランジャ18を往復駆
動せしめるための第一の油圧シリンダ機構と、第二のプ
ランジャ22を往復駆動せしめるための第二の油圧シリ
ンダ機構が取り付けられている。即ち、これら第一及び
第二の油圧シリンダ機構は、シリンダ本体がセンタブロ
ック52に固着されていると共に、各ピストンロッド
が、第一及び第二のプランジャ18,22とそれぞれ平
行に突設せしめられ、第一及び第二のプランジャ18,
22の突出先端部72,74に対して固定されているこ
とによって、第一及び第二のプランジャ18,22を、
第一及び第二の射出用加熱シリンダ16,20内で軸方
向に往復駆動せしめるようになっているのである。
【0030】さらに、センタブロック52には、中央部
分を鉛直上下方向(図中、紙面に垂直な方向)に貫通し
て円形断面をもって延びるバルブ装着孔80が形成され
ており、このバルブ装着孔80に対して、円形ブロック
形状のロータリバルブ82が組み込まれている。また、
センタブロック52には、第一の射出用加熱シリンダ1
6および第二の射出用加熱シリンダ20の先端部から、
センタブロック52の中心部に向かって、それぞれ図中
の左右方向に延びる第一の樹脂給排通路76および第二
の樹脂給排通路78が形成されており、それぞれ、バル
ブ装着孔80の内周面に開口せしめられている。更にま
た、センタブロック52には、スクリュ装置14側にお
いて、可塑化加熱シリンダ10がノズルタッチされるノ
ズルタッチ部54からセンタブロック52の中心部に向
かって、図中の上下方向に延びる樹脂導入通路84が形
成されており、バルブ装着孔80の内周面に開口せしめ
られている。更に、センタブロック52における型締装
置26側には、射出ノズル56の装着部位からセンタブ
ロック52の中心部に向かって、図中の上下方向に延
び、射出ノズル56の中心孔55に接続される樹脂射出
通路86が形成されており、バルブ装着孔80の内周面
に開口せしめられている。要するに、センタブロック5
2には、第一及び第二の給排通路76,78と樹脂導入
通路84および樹脂射出通路86が、バルブ装着孔80
の内周面上において、互いに周方向に略90度ずつ離れ
た位置に開口して、放射状に形成されているのである。
【0031】そして、ロータリバルブ82には、軸方向
中間部分の外周面をそれぞれ略四半周の長さで周方向に
延びる第一の凹溝88と第二の凹溝90が、軸直角方向
に対向位置して形成されており、これら第一及び第二の
凹溝88,90が、センタブロック52のバルブ装着孔
80の内周面で覆蓋されることによって、第一の接続通
路92と第二の接続通路94が形成されている。また、
ロータリバルブ82には、内部を軸直角方向に貫通して
延び、第一及び第二の凹溝88,90の周方向端部間に
それぞれ開口するシリンダ間連通路としての連通路96
が形成されている。要するに、ロータリバルブ82の回
転位置に応じて、第一及び第二の接続通路92,94
は、何れも、第一及び第二の給排通路76,78と樹脂
導入通路84および樹脂射出通路86のうち、バルブ装
着孔80内で周方向に隣り合って開口するもの同士を選
択的に連通せしめ得るようになっている一方、連通路9
6は、第一及び第二の給排通路76,78と樹脂導入通
路84および樹脂射出通路86のうち、バルブ装着孔8
0内で軸直角方向に対向位置して開口するもの同士を選
択的に連通せしめ得るようになっているのである。
【0032】また、ロータリバルブ82の軸方向一方の
端部には、駆動アーム98が固着されており、この駆動
アーム98を介して、ロータリバルブ82が、第一及び
第二の弁切換用油圧シリンダ100,102によって、
中心軸回りに回動せしめられるようになっている。第一
の弁切換用油圧シリンダ100は、第一の射出用加熱シ
リンダ16に固設された支持軸106の回りに回転可能
に且つ移動不能に支持されている一方、第二の弁切換用
油圧シリンダ102は、第一の射出用加熱シリンダ16
によって第一の弁切換用油圧シリンダ100の軸方向に
移動可能に支持されている。そして、第一の弁切換用油
圧シリンダ100のピストンロッド104に対して第二
の弁切換用油圧シリンダ102が固定されていると共
に、第二の弁切換用油圧シリンダ102のピストンロッ
ド108に対して駆動アーム98が連結されていること
により、第一及び第二の弁切換用油圧シリンダ100,
102により、ロータリバルブ82の回転位置が、周方
向に略45度の区切りをもって位置決め可能とされてい
る。
【0033】上述の如き構造とされた射出成形機によっ
て目的とする樹脂製品を製造するに際しては、先ず、図
2に示されているように、プランジャ装置24を型締装
置26に接近移動させて、型締装置26において型締さ
れた金型30に対して射出ノズル56の射出口57をノ
ズルタッチさせると共に、スクリュ装置14を型締装置
26に接近移動させて、吐出ノズル34をプランジャ装
置24のノズルタッチ部54にノズルタッチさせる。ま
た、プランジャ装置24において、第一及び第二の射出
用加熱シリンダ16,20の第一及び第二のプランジャ
18,22を、それぞれ前進端位置に位置せしめると共
に、ロータリバルブ82における第一の接続通路92に
よって樹脂導入通路84と第一の樹脂給排通路76が接
続されるように、ロータリバルブ82を回転位置決めす
る。なお、図面上に明示はされていないが、プランジャ
装置24には、第一及び第二のプランジャ18,22位
置を検出する位置センサが設けられており、各プランジ
ャ18,22の位置が確認制御されるようになってい
る。
【0034】かかる状態下、スクリュ装置14を作動せ
しめて、スクリュ12を回転駆動しながら可塑化加熱シ
リンダ10に樹脂材料を供給することにより、可塑化加
熱シリンダ10内で、樹脂材料を、スクリュ12の回転
によって前方に移送させつつ、ヒータ加熱とスクリュ回
転加熱によって加熱,可塑化すると共に、混練し、可塑
化された樹脂材料を、可塑化加熱シリンダ10の吐出ノ
ズル34から吐出させることにより、樹脂導入通路84
から第一の接続通路92を介して、第一の射出用加熱シ
リンダ16に可塑化樹脂材料を導く。そして、第一の射
出用加熱シリンダ16において、シリンダ内に導かれた
樹脂圧力で第一のプランジャ18が次第に後退すること
により、可塑化された樹脂材料が貯留せしめられる。か
かる作動は、第一のプランジャ18が所定位置まで後退
し、必要量の樹脂材料が第一の射出用加熱シリンダ16
に貯留されたことが、第一のプランジャ18の位置セン
サで確認されるまで行われる。
【0035】その後、図3に示されているように、ロー
タリバルブ82を90度回転させて切り換え、ロータリ
バルブ82における第一の接続通路92によって樹脂導
入通路84と第二の樹脂給排通路78が接続されると共
に、第二の接続通路94によって第一の樹脂給排通路7
6と樹脂射出通路86が接続されるように、ロータリバ
ルブ82を回転位置決めする。かかる状態下、第一のプ
ランジャ18を、図示しない第一の油圧シリンダ機構に
よって前進駆動することにより、第一の射出用加熱シリ
ンダ16に貯留された溶融樹脂材料を、第一の樹脂給排
通路76と第二の接続通路94,樹脂射出通路86を通
じて、射出ノズル56の中心孔55から型締装置26で
型締めされた金型30の成形キャビティに射出して充填
せしめる。
【0036】また、そのような成形キャビティへの樹脂
材料の射出充填が行われている状態下、ロータリバルブ
82における第一の接続通路92により、スクリュ装置
14における可塑化加熱シリンダ10の吐出ノズル34
に接続された樹脂導入通路84が第二の樹脂給排通路7
8に接続されている。そして、第一の射出用加熱シリン
ダ16による成形キャビティへの樹脂材料の射出充填が
行われている際にも、スクリュ装置14を作動せしめ
て、スクリュ12を回転駆動することにより、可塑化さ
れた樹脂材料を、可塑化加熱シリンダ10の吐出ノズル
34から、樹脂導入通路84と第一の接続通路92を介
して、第二の射出用加熱シリンダ20に導く。そして、
第二の射出用加熱シリンダ20において、シリンダ内に
導かれた樹脂圧力で第二のプランジャ22が次第に後退
することにより、可塑化された樹脂材料が貯留せしめら
れる。要するに、第一の射出用加熱シリンダ16による
樹脂材料の成形型への射出充填作動と並行して、第二の
射出用加熱シリンダ20への樹脂材料の充填作動が行わ
れることとなる。
【0037】また、ここにおいて、第一の射出用加熱シ
リンダ16への貯留樹脂量は、予め設定された所定のク
ッション量分だけ多く設定されていることから、図4に
示されているように、射出作動の完了後、第一の射出用
加熱シリンダ16内で、第一のプランジャ18が、前進
端位置までは至らない前進途上位置で停止せしめられる
こととなる。一方、樹脂材料の充填が行われている第二
の射出用加熱シリンダ20では、第一の射出用加熱シリ
ンダ16における射出完了後の第一のプランジャ18の
停止位置(前進途上位置)を位置センサで検出すると、
第二のプランジャ22の後退端位置までは、その押し残
しストローク:δ以上のストロークを残した後退途上位
置で、一旦、第二のプランジャ22の後退作動、即ちス
クリュ装置14による可塑化樹脂材料の第二の射出用加
熱シリンダ20への供給,充填を停止する。
【0038】そして、図5に示されているように、ロー
タリバルブ82を45度回転させて切り換え、ロータリ
バルブ82における連通路96によって第一の樹脂給排
通路76と第二の樹脂給排通路78を相互に接続した
後、第一のプランジャ18を、図示しない第一の油圧シ
リンダ機構によって前進端位置まで前進駆動することに
より、クッション量の設定によって第一の射出用加熱シ
リンダ16に残留した樹脂材料を、連通路96を介し、
第一及び第二の樹脂給排通路76,78を通じて、第二
の射出用加熱シリンダ20に供給せしめ、第二のプラン
ジャ22を後退させることによって第二の射出用加熱シ
リンダ20に充填せしめる。この操作によって、第一の
射出用加熱シリンダ16内への樹脂材料の残留が回避さ
れることとなる。
【0039】続いて、図面上に明示はされていないが、
ロータリバルブ82を45度回転させて、図4に示され
た回転位置まで一旦戻した後、スクリュ装置14のスク
リュ12を再駆動し、第二の射出用加熱シリンダ20へ
の樹脂材料の供給を、第二のプランジャ22が後退端位
置まで後退したことが位置センサで確認されるまで続け
る。それによって、クッション量を含む射出成形に必要
な量の樹脂材料を、第二の射出用加熱シリンダ20に供
給して貯留せしめる。
【0040】その後、再びロータリバルブ82を90度
回転させて切り換え、図6に示されているように、ロー
タリバルブ82における第一の接続通路92によって樹
脂導入通路84と第一の樹脂給排通路76が接続される
と共に、第二の接続通路94によって第二の樹脂給排通
路78と樹脂射出通路86が接続されるように、ロータ
リバルブ82を回転位置決めする。かかる状態下、第二
のプランジャ22を、図示しない第二の油圧シリンダ機
構によって前進駆動することにより、第二の射出用加熱
シリンダ20に貯留された溶融樹脂材料を、第二の樹脂
給排通路78と第二の接続通路94,樹脂射出通路86
を通じて、射出ノズル56の中心孔55から型締装置2
6で型締めされた金型30の成形キャビティに射出して
充填せしめる。
【0041】また、そのような第二の射出用加熱シリン
ダ20による成形キャビティへの樹脂材料の射出充填が
行われている際にも、スクリュ装置14を作動せしめ
て、スクリュ12を回転駆動することにより、可塑化さ
れた樹脂材料を、可塑化加熱シリンダ10の吐出ノズル
34から、樹脂導入通路84と第一の接続通路92を介
して、第一の射出用加熱シリンダ16に導き貯留せしめ
る。これにより、第二の射出用加熱シリンダ20による
樹脂材料の成形型への射出充填作動と並行して、第一の
射出用加熱シリンダ16への樹脂材料の充填作動が行わ
れる。そして、前記第二の射出用加熱シリンダ20への
樹脂材料の充填工程と同様に、第一のプランジャ22の
後退作動を、一旦、後退途上位置で停止させて、ロータ
リバルブ82を切り換え、第二の射出用加熱シリンダ2
0に残留した樹脂材料を、連通路96を介して第一の射
出用加熱シリンダ16に移行させて充填した後、再び、
ロータリバルブ82を切り換えて、スクリュ装置14か
ら第一の射出用加熱シリンダ16への樹脂材料の供給を
再開し、クッション量を含む射出成形に必要な量の樹脂
材料を、第一の射出用加熱シリンダ16に供給して貯留
せしめる。
【0042】以後、同様な作動を繰り返させることによ
り、第一の射出用加熱シリンダ16による樹脂材料の射
出作動と、第二の射出用加熱シリンダ20による射出作
動を交互に繰り返して行わせることが出来るのである。
【0043】上述の如き射出成形操作によれば、第一の
射出用加熱シリンダ16による樹脂材料の射出作動と同
時に、第二の射出用加熱シリンダ20への樹脂材料の供
給,充填作動が行われると共に、第二の射出用加熱シリ
ンダ20による樹脂材料の射出作動と同時に、第一の射
出用加熱シリンダ16への樹脂材料の供給,充填作動が
行われることから、第一の射出用加熱シリンダ16によ
る樹脂材料の射出作動と第二の射出用加熱シリンダ20
による樹脂材料の射出作動を交互に行うに際して、それ
ら各射出用加熱シリンダ16,20への樹脂材料の供給
のためのタイムロスを可及的に抑えることが出来るので
あり、極めて優れた成形サイクルが実現され得るのであ
る。
【0044】しかも、本実施形態の射出成形操作におい
ては、クッション量の設定によって射出完了後に射出用
加熱シリンダ16,20内に残留する樹脂材料が、その
まま残留されることなく、次に射出作動を行う射出用加
熱シリンダ20,16に対して移送されることにより、
樹脂材料のシリンダ内への残留が有利に回避される。特
に、かかる残留樹脂材料は、次に射出作動を行う射出用
加熱シリンダ20,16に対して、或る程度の樹脂材料
の供給,充填が行われた後に移送されることから、該射
出用加熱シリンダ20,16における樹脂給排通路7
8,76の付近に充填され、次の射出作動の早い時期に
射出されるのであり、それによって、残留樹脂材料のプ
ランジャ装置内への滞留時間、即ち加熱時間が有利に抑
えられ得、樹脂材料の材質低下等の不具合が効果的に回
避されるのである。
【0045】また、前述の如き構造とされた本実施形態
の射出装置においては、スクリュ装置14とプランジャ
装置24が、互いに独立して、型締装置26に対して接
近・離隔方向に移動可能とされており、それらスクリュ
装置14とプランジャ装置24を、各別に移動させて位
置決めすることが出来るようになっていることから、両
装置14,24を別々に移動させることによって、小さ
な駆動力で容易に且つ速やかに移動させることが出来る
のであり、ノズルタッチ等に際しての微妙な位置調節も
容易且つ高精度に行うことが可能となると共に、装置の
保守点検や修理に際して、スクリュ装置14とプランジ
ャ装置24を離隔させて作業空間を有利に確保すること
が可能となり、全体として作業性が飛躍的に向上され得
るのである。特に、本実施形態の射出装置では、第一の
射出用加熱シリンダ16と第二の射出用加熱シリンダ2
0が、対向位置して一直線上に配設されていると共に、
スクリュ装置14の可塑化加熱シリンダ10の中心軸に
対して、何れも、直交して配設されていることから、そ
れら3つの加熱シリンダ10,16,20が、上下方向
に重なり合うことなく配設されており、各加熱シリンダ
10,16,20の周囲において、作業スペースを有利
に確保出来るといった利点もある。
【0046】また、前述の如き構造とされた射出装置に
おいては、スクリュ装置14として、従来から射出成形
機として一般に用いられているインラインスクリュ式射
出成形機を、略そのままの構造で採用することが可能で
あり、その場合には、プランジャ装置24だけを付加す
れば良いことから、射出装置が容易に実現され得るとい
った利点がある。
【0047】しかも、従来から公知のレシプロ式スクリ
ュを備えたインラインスクリュ式射出成形機をスクリュ
装置14として採用すれば、プランジャ装置24を取り
外し、スクリュ装置14における可塑化加熱シリンダ1
0の吐出ノズル34を、型締装置26に装着された金型
30に対して直接にノズルタッチさせることにより、或
いは、プランジャ装置24におけるロータリバルブ82
の連通路96により樹脂導入通路84と樹脂射出通路8
6を連通せしめることにより、第一及び第二の射出用加
熱シリンダ16,20を用いることなく、スクリュ装置
14におけるスクリュ12の回転および往復作動によ
り、従来から公知のインラインスクリュ式の射出成形を
行うことも可能となる。
【0048】また、本実施形態の射出装置においては、
可塑化加熱シリンダ10と第一及び第二の射出用加熱シ
リンダ16,20の各中心軸と、射出ノズル56の中心
軸とが、一つの平面上で互いに一点で直交するように構
成されていることから、樹脂材料の通路長を十分に短く
設定することが出来ると共に、かかる交点上に配設され
た一つのロータリバルブ82によって、樹脂材料の通路
の切り換えを簡単な構造で容易に行うことが出来るので
ある。
【0049】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、か
かる実施形態のものに限定して解釈されるものではな
い。
【0050】例えば、プランジャ装置24における複数
の射出用加熱シリンダ16,20を、スクリュ装置14
の吐出ノズル34や射出ノズル56に対して、選択的に
接続せしめる切換弁手段は、例示の如きロータリバルブ
に限定されるものでなく、樹脂材料の流通路上に配設さ
れた複数のチェック弁や開閉弁等によって構成すること
も出来る。
【0051】また、スクリュ装置14やプランジャ装置
24を型締装置26に対して駆動する駆動手段およびプ
ランジャ18,22を駆動する駆動手段、或いはロータ
リバルブ82等の弁の駆動手段などとしては、何れも、
油圧シリンダ機構の他、電動モータや油圧モータ等、各
種の駆動手段が採用可能である。
【0052】更にまた、プランジャ装置24の支持構造
は、実施形態で示されているような型締装置26のタイ
ロッド48を利用したものに限定されるものでなく、例
えば、機台上に移動可能に設置されたベースによってプ
ランジャ装置24を支持せしめること等も可能である。
なお、プランジャ装置24を、スクリュ装置14に対し
て固定的に設置することも、勿論、可能である。
【0053】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【0054】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、請求項
1乃至6に記載の発明に従う構造とされた予備可塑化式
射出装置においては、何れも、プランジャ装置において
複数の射出用加熱シリンダを備えていることから、それ
らを順次に使用して樹脂材料の射出を行うに際して、一
つの射出用加熱シリンダによる射出が行われているのと
並行して、次に射出を行う射出用加熱シリンダに対する
樹脂材料の供給,充填を行うことが出来るのであり、そ
れ故、射出用加熱シリンダへの樹脂材料の供給のための
タイムロスが可及的に抑えられ得て、成形サイクルの向
上が有利に図られ得るのである。
【0055】また、請求項7及び8に記載の発明方法に
従えば、何れも、単一の射出用加熱シリンダだけを用い
た従来の予備可塑化式射出成形方法に比べて、スクリュ
装置における樹脂材料の可塑化および吐出作動による射
出用加熱シリンダへの樹脂材料の供給,充填に際しての
待ち時間を大幅に短縮することが出来るのであり、それ
によって、成形サイクルの大幅な向上が実現され得るの
である。
【0056】特に、請求項8に記載の発明方法に従え
ば、クッション量の設定によって射出完了後に射出用加
熱シリンダ内に残される樹脂材料の残留時間が有利に削
減されて、別の射出用加熱シリンダを用いた次の射出作
動の早い時期に射出されることから、樹脂材料の射出用
加熱シリンダ内への残留に起因する材質低下等の不具合
が効果的に軽減乃至は回避されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての予備可塑化式射出
装置の要部を示す水平断面説明図である。
【図2】図1に示された予備可塑化式射出装置を用いた
射出成形操作を説明するための作動状態図である。
【図3】図2に示された工程に続く射出工程を示す作動
状態図である。
【図4】図3に示された工程に続く射出工程を示す作動
状態図である。
【図5】図4に示された工程に続く射出工程を示す作動
状態図である。
【図6】図5に示された工程に続く射出工程を示す作動
状態図である。
【符号の説明】
10 可塑化加熱シリンダ 14 スクリュ装置 16 第一の射出用加熱シリンダ 18 第一のプランジャ 20 第二の射出用加熱シリンダ 22 第二のプランジャ 24 プランジャ装置 26 型締装置 30 金型 34 吐出ノズル 56 射出ノズル 76 第一の樹脂給排通路 78 第二の樹脂給排通路 82 ロータリバルブ 84 樹脂導入通路 86 樹脂射出通路 92 第一の接続通路 94 第二の接続通路 96 連通路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締装置に対して接近・離隔方向に移動
    可能に配設された可塑化加熱シリンダを備えており、該
    可塑化加熱シリンダ内に供給された樹脂材料を、該可塑
    化加熱シリンダに挿入されたスクリュの回転作動によっ
    て前方に送りながら加熱して可塑化し、該可塑化加熱シ
    リンダの先端から吐出せしめるスクリュ装置と、 前記型締装置に対して接近・離隔方向に移動可能に配設
    された複数の射出用加熱シリンダを備えていると共に、
    該型締装置に対してノズルタッチせしめられる射出ノズ
    ルを備えており、前記スクリュ装置で可塑化された樹脂
    材料を各射出用加熱シリンダによって貯留せしめると共
    に、各射出用シリンダに挿入されたプランジャの前進作
    動によって該樹脂材料を該射出ノズルから射出せしめる
    プランジャ装置と、 該プランジャ装置における前記複数の射出用加熱シリン
    ダを、択一的に、前記スクリュ装置に接続せしめて、該
    スクリュ装置から吐出される樹脂材料を該各射出用加熱
    シリンダに順次導いて貯留せしめると同時に、該スクリ
    ュ装置に接続されていない該プランジャ装置における別
    の射出用加熱シリンダを、前記射出ノズルに接続せしめ
    て、該複数の射出用加熱シリンダからの樹脂材料の射出
    を順次に許容する切換弁手段とを、有することを特徴と
    する予備可塑化式射出装置。
  2. 【請求項2】 前記プランジャ装置において、前記複数
    の射出用加熱シリンダのうち、前記樹脂材料の射出完了
    後のものと次に樹脂材料を射出するものとを相互に接続
    せしめて、それら二つの射出用加熱シリンダ間での前記
    樹脂材料の移送を許容する、遮断可能なシリンダ間連通
    路が設けられている請求項1に記載の予備可塑化式射出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記スクリュ装置において、前記スクリ
    ュが回転中心軸方向に移動可能なレシプロ式スクリュと
    されている請求項1又は2に記載の予備可塑化式射出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記スクリュ装置と前記プランジャ装置
    が、分割構造とされていると共に、それぞれ独立して前
    記型締装置に対して接近・離隔方向に移動可能とされて
    いる請求項1乃至3の何れかに記載の予備可塑化式射出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記プランジャ装置が前記型締装置およ
    び前記スクリュ装置から単独で着脱可能とされていると
    共に、該プランジャ装置を取り外した状態下で、前記ス
    クリュ装置における前記射出用加熱シリンダが前記型締
    装置に対してノズルタッチ可能とされており、該スクリ
    ュ装置によってインラインスクリュ式の射出装置が構成
    されるようになっている請求項1乃至4の何れかに記載
    の予備可塑化式射出装置。
  6. 【請求項6】 前記スクリュ装置における前記可塑化用
    加熱シリンダが、該スクリュ装置の前記型締装置に対す
    る移動方向に対して中心軸が平行となるように配設され
    ている一方、前記プランジャ装置において、複数の射出
    用加熱シリンダが、該プランジャ装置の前記型締装置に
    対する移動方向に対して各中心軸がそれぞれ直交するよ
    うに配設された第一の射出用加熱シリンダと第二の射出
    用加熱シリンダによって構成されており、それら第一の
    射出用加熱シリンダおよび第二の射出用加熱シリンダの
    各先端に設けられた各樹脂給排通路と、前記スクリュ装
    置から吐出される前記樹脂材料が導かれる樹脂導入通路
    と、前記射出ノズルに接続された樹脂射出通路とが、互
    いに一点で交差する放射状に形成されていると共に、か
    かる交差点に配設され、一軸回りの回動作動に基づい
    て、該樹脂導入通路を、かかる二つの樹脂給排通路に対
    して択一的に交互に接続せしめると同時に、該樹脂導入
    通路が接続されていない方の樹脂給排通路に対して、該
    樹脂射出通路を接続せしめるロータリバルブにより、前
    記切換弁手段が構成されている請求項1乃至5の何れか
    に記載の予備可塑化式射出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の予備可塑化式射出装置
    において、前記プランジャ装置における複数の射出用加
    熱シリンダに対し、順次、前記スクリュ装置の前記可塑
    化シリンダから前記樹脂材料を供給し、貯留せしめると
    共に、かかる複数の射出用加熱シリンダから、順次に、
    該樹脂材料を射出せしめることによって、連続的に射出
    成形を行うに際して、 前記各射出用加熱シリンダによる前記樹脂材料の射出工
    程において、同時に、次に樹脂材料を射出せしめる該別
    の射出用加熱シリンダに対して樹脂材料を供給すること
    を特徴とする射出成形方法。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の予備可塑化式射出装置
    において、前記プランジャ装置における複数の射出用加
    熱シリンダに対し、順次、前記スクリュ装置の前記可塑
    化シリンダから前記樹脂材料を供給し、貯留せしめると
    共に、かかる複数の射出用加熱シリンダから、順次に、
    該樹脂材料を射出せしめることによって、連続的に射出
    成形を行うに際して、 前記各射出用加熱シリンダによる前記樹脂材料の射出工
    程において、同時に、次に樹脂材料を射出せしめる該別
    の射出用加熱シリンダに対して樹脂材料を供給すると共
    に、かかる射出工程の完了後に、該射出後の射出用加熱
    シリンダ内に残留した樹脂材料を、前記樹脂材料の供給
    が行われていた、次に樹脂材料を射出せしめる該別の射
    出用加熱シリンダに対して、前記シリンダ間連通路を通
    じて移送することを特徴とする射出成形方法。
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