JP3459214B2 - 予備可塑化式射出装置 - Google Patents

予備可塑化式射出装置

Info

Publication number
JP3459214B2
JP3459214B2 JP2000002955A JP2000002955A JP3459214B2 JP 3459214 B2 JP3459214 B2 JP 3459214B2 JP 2000002955 A JP2000002955 A JP 2000002955A JP 2000002955 A JP2000002955 A JP 2000002955A JP 3459214 B2 JP3459214 B2 JP 3459214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
injection
plasticizing
nozzle hole
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000002955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001191375A (ja
Inventor
克己 村瀬
久良 田島
太基 渡辺
Original Assignee
株式会社名機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社名機製作所 filed Critical 株式会社名機製作所
Priority to JP2000002955A priority Critical patent/JP3459214B2/ja
Publication of JP2001191375A publication Critical patent/JP2001191375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3459214B2 publication Critical patent/JP3459214B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/53Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston
    • B29C45/54Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston and plasticising screw

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、樹脂材料の可塑化のプロセスと
射出のプロセスを分離した樹脂製品の射出成形に用いら
れる予備可塑化式射出装置に係り、特にスクリュ式の可
塑化シリンダとプランジャ式の射出シリンダを備えたス
クリュ予備可塑化式の射出装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】予備可塑化式の射出装置の一種として、従
来から、特開昭48−18351号公報や実開平2−1
21913号公報等に開示されてるように、スクリュ式
の可塑化シリンダとプランジャ式の射出シリンダを備え
たスクリュ予備可塑化式の射出装置が知られており、樹
脂材料の可塑化の均一性や可塑化能力等に優れているこ
とから広く採用されている。
【0003】ところが、従来のスクリュ予備可塑化式の
射出装置においては、前記公報にも示されているよう
に、可塑化シリンダと射出シリンダが互いに直交する中
心軸をもって配設されていたり、或いは互いに傾斜して
交差する中心軸をもって配設されていたために、両シリ
ンダの配設スペースが大きくなり射出装置が大型化する
という問題があった。
【0004】また、可塑化シリンダと射出シリンダを、
両中心軸が互いに平行となるように上下に重ねて配設し
たものも考えられているが、そのような予備可塑化式の
射出装置では、可塑化シリンダと射出シリンダが相互に
固定された一体固定構造とされているために、射出成形
に際しての両シリンダ間での熱膨張差などに起因して作
動不良等の不具合が発生するおそれがあった。
【0005】さらに、可塑化シリンダと射出シリンダ
を、両中心軸が互いに平行となるように上下に重ねて配
設すると、可塑化シリンダにおける溶融樹脂の吐出口を
射出シリンダにおける溶融樹脂の供給口に接続するため
の接続樹脂通路が長くなり易いために、成形サイクル間
における溶融樹脂の滞留時間の短縮、即ち成形サイクル
の短縮も重要な課題となる。
【0006】また、かかる接続樹脂通路を、可塑化シリ
ンダの吐出口から略直角に屈曲させて射出シリンダ側に
向かわせる必要があるために、接続樹脂通路における溶
融樹脂の流通抵抗が大きくなると共に、直角コーナ部に
おける溶融樹脂の滞留が発生し易くなる。
【0007】更にまた、可塑化シリンダと射出シリンダ
を、両中心軸が互いに平行となるように上下に重ねて配
設すると、装置の保守等に際して両シリンダを各別に軸
方向に移動せしめるための油圧シリンダ機構の配設スペ
ースが確保し難く、両シリンダの軸方向移動用の油圧シ
リンダ機構の構造が著しく複雑になると共に、配設スペ
ースが狭いために、かかる油圧シリンダ機構の保守作業
等が煩雑で困難になり易い。
【0008】また、可塑化シリンダと射出シリンダを、
両中心軸が互いに平行となるように上下に重ねて配設す
ると、特に下方に配された方のシリンダに関して、保守
作業等のスペースを十分に確保することが難しく、その
ために、可塑化シリンダにおけるスクリュや射出シリン
ダにおけるプランジャの着脱作業が極めて困難となり易
い。
【0009】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、本発明の目的とす
るところは、可塑化シリンダと射出シリンダが十分に小
さなスペースで配設されると共に、それら両シリンダの
熱膨張差等に起因する作動不良等の不具合が有利に回避
される、コンパクトな予備可塑化式射出装置を提供する
ことにある。
【0010】また、本発明の一態様は、予備可塑化式の
射出成形と、予備可塑化を行わないダイレクトなスクリ
ュ式射出成形とを、要求に応じて何れも行うことの出来
る予備可塑化式射出装置を提供することも、目的とす
る。
【0011】また、本発明の一態様は、予備可塑化工程
と射出工程の切換作動を迅速に行うことが出来、成形サ
イクルを向上させて、溶融樹脂の滞留時間を短縮化する
ことの出来る予備可塑化式射出装置を提供することも、
目的とする。
【0012】また、本発明の一態様は、可塑化シリンダ
から射出シリンダに溶融樹脂を導く接続樹脂通路におけ
る溶融樹脂の滞留を軽減乃至は防止することの出来る予
備可塑化式射出装置を提供することも、目的とする。
【0013】また、本発明の一態様は、可塑化シリンダ
におけるスクリュの着脱作業性と、射出シリンダにおけ
るプランジャの着脱作業性とが、何れも有利に確保され
得て、装置の保守点検や修理等を容易に行うことの出来
る予備可塑化式射出装置を提供することも、目的とす
る。
【0014】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された予備可塑化式射出装置に係る本発明を記載する。
なお、以下に記載の各請求項に係る発明の構成要素は、
可能な限り任意の組み合わせで採用することが出来る。
また、本発明の態様および技術的特徴は、以下に記載の
ものに限定されることなく、明細書全体および図面に記
載され、或いはそれらの記載から当業者が把握すること
の出来る発明思想に基づいて認識されるものであること
が理解されるべきである。
【0015】すなわち、請求項1に記載の発明は、
(a)型締装置に対して水平方向で接近・離隔移動可能
に配設されると共に、かかる移動方向に対して中心軸が
平行な射出シリンダを備え、外部から供給される溶融樹
脂を該射出シリンダに貯留すると共に、該射出シリンダ
に挿入されたプランジャの前進作動によって溶融樹脂を
先端の射出ノズル孔を通じて該射出シリンダから前記型
締装置に射出せしめるプランジャ装置と、(b)該プラ
ンジャ装置における射出シリンダと中心軸が平行な可塑
化シリンダを備え、該プランジャ装置の上側に重ね合わ
されて該可塑化シリンダの中心軸方向に相対移動可能に
支持されて、該可塑化シリンダに供給された樹脂材料
を、該可塑化シリンダに挿入されたスクリュの回転作動
によって前方に送りながら加熱して可塑化し、該可塑化
シリンダの先端の吐出ノズル孔から吐出せしめるスクリ
ュ装置と、(c)該スクリュ装置における可塑化シリン
ダの先端部分を、前記プランジャ装置における射出シリ
ンダの先端部分に対して連結すると共に、該可塑化シリ
ンダの吐出ノズル孔を下方に向かって延長して該射出シ
リンダの射出ノズル孔に接続せしめる接続樹脂通路を形
成するシリンダ連結手段と、(d)該シリンダ連結手段
における接続樹脂通路の前記プランジャ装置における射
出ノズル孔への接続部位に配設されて、前記可塑化シリ
ンダから吐出された樹脂材料の前記射出シリンダへの流
入を許容すると共に、該射出シリンダから該射出ノズル
孔を通じての樹脂材料の流出を阻止して、該射出シリン
ダに樹脂材料を貯留せしめる貯留状態と、かかる射出シ
リンダから該接続樹脂通路を通じての該可塑化シリンダ
への逆流を阻止すると共に、該射出シリンダの射出ノズ
ル孔を通じての樹脂材料の射出を許容する射出状態と
を、選択的に発現せしめる切換弁手段とを、含んで構成
して、前記プランジャ装置において、前記射出ノズル孔
を、前記射出シリンダの先端部分から直線的に延びるよ
うに形成すると共に、前記接続樹脂通路を、該射出ノズ
ル孔に対して略直交するように接続する一方、かかる射
出ノズル孔と接続樹脂通路の接続部位に、それら射出ノ
ズル孔と接続樹脂通路の何れにも直交する方向に移動可
能にスライドバルブを配設して、該スライドバルブの移
動位置に応じて射出ノズル孔および接続樹脂通路を連
通,遮断および接続せしめることにより、前記切換弁手
段を構成し、更に、前記スライドバルブの移動方向両側
にそれぞれ油圧シリンダ機構を配設して、該スライド
ルブを切換作動せしめるに際して、該油圧シリンダ機構
の出力軸を該スライドバルブに当接させて押圧駆動せし
めるようにする一方、該油圧シリンダ機構の出力軸と該
スライドバルブを非固定とし、該スライドバルブを何れ
かの切換位置に保持せしめるに際して、両油圧シリンダ
機構の出力軸を該スライドバルブから離間位置せしめ得
るようにした予備可塑化式射出装置を特徴とする。
【0016】このような請求項1に記載の発明に従う構
造とされた予備可塑化式射出装置においては、プランジ
ャ装置を型締装置に対してノズルタッチせしめた状態下
で、スクリュ装置においてスクリュを回転作動させるこ
とにより、可塑化シリンダ内で樹脂材料を可塑化し、可
塑化した樹脂材料をプランジャ装置の射出シリンダに導
いて貯留せしめた後、プランジャ装置においてプランジ
ャを前進作動させることにより、樹脂材料が型締装置に
射出されて成形キャビティに充填せしめられることとな
る。
【0017】そこにおいて、かかる予備可塑化式射出装
置においては、射出シリンダを備えたプランジャ装置の
上に可塑化シリンダを備えたスクリュ装置が互いに平行
に重ね合わせられていることから、全体として高さも幅
も小さくされてコンパクトに構成され得る。また、基台
などのベースに対して移動可能に支持されたプランジャ
装置によって、その上に重ね合わせたスクリュ装置を移
動可能に支持せしめたことにより、プランジャ装置およ
びスクリュ装置を各別に移動可能に支持せしめる支持機
構もコンパクトに構成され得る。更にまた、スクリュ装
置をプランジャ装置に対してシリンダ軸方向で相対移動
可能に支持せしめたことにより、射出成形に際しての両
シリンダ間での熱膨張差が、それら両シリンダの相対移
動によって有利に吸収され得るのであり、熱膨張差によ
る部材応力発生などに起因する作動不良等の不具合も効
果的に回避され得て、安定した成形作動が実現され得る
のである。また、このような構造とされた予備可塑化式
射出装置においては、目的とする切換弁手段が、単一の
スライドバルブにより、簡単な構造をもって構成される
と共に、その切換操作も単純で容易とされるのであり、
特に、一軸回りの回転によって射出ノズル孔および接続
樹脂通路を連通,遮断および接続せしめるロータリバル
ブを採用する場合に比して、スライドバルブを採用する
ことにより、バルブ切換作動のためのストローク量を小
さくすることが出来ると共に、バルブを油圧シリンダ機
構等のアクチュエータによって、リンク機構等の運動変
換機構を必要とすることなくダイレクトに駆動すること
が出来ること等から、射出ノズル孔や接続樹脂通路の連
通,遮断及び接続を一層速やかに且つ確実性をもって行
うことが出来、成形ストロークの向上が可能となるとい
った利点がある。更にまた、このような構造とされた予
備可塑化式射出装置においては、スライドバルブが油圧
シリンダ機構によってダイレクトに駆動されることか
ら、バルブ駆動力の伝達系が簡単な構造をもって構成さ
れると共に、バルブの切換作動をより一層速やかに且つ
確実性をもって行うことが可能となる。しかも、バルブ
の所定位置への保持状態下では、油圧シリンダ機構の出
力軸がスライドバルブから離間位置せしめられることか
ら、油圧シリンダ機構においてスライドバルブからの伝
導熱による悪影響も可及的に回避され得る。 また、請求
項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に従う構造
とされた予備可塑化式射出装置において、前記油圧シリ
ンダ機構におけるシリンダ部材と前記スライドバルブが
配設されるバルブハウジング部材との間に断熱材を介在
せしめると共に、該油圧シリンダ機構における出力軸と
該スライドバルブとの当接部間にも断熱材を介在せしめ
たことを、特徴とする。このような構造とされた予備可
塑化式射出装置においては、油圧シリンダ機構の出力軸
をスライドバルブに当接させてスライドバルブを切換作
動せしめる際にも、スライドバルブから油圧シリンダ機
構への熱伝導が抑えられることとなり、油圧シリンダ機
構における伝導熱の悪影響が一層有利に回避される。な
お、断熱材の材質は、特に限定されるものでないが、ス
ライドバルブの位置決め精度を十分に確保するために、
歪強度,圧縮強度や耐久性、耐熱性等に優れたものが望
ましく、例えば、無機質系材料をベースとしてガラス繊
維を補強材とした断熱材などが好適に採用される。さら
に、請求項3に記載の発明は、(a)型締装置に対して
水平方向で接近・離隔移動可能に配設されると共に、か
かる移動方向に対して中心軸が平行な射出シリンダを備
え、外部から供給される溶融樹脂を該射出シリンダに貯
留すると共に、該射出シリンダに挿入されたプランジャ
の前進作動によって溶融樹脂を先端の射出ノズル孔を通
じて該射出シリンダから前記型締装置に射出せしめるプ
ランジャ装置と、(b)該プランジャ装置における射出
シリンダと中心軸が平行な可塑化シリンダを備え、該プ
ランジャ装置の上側に重ね合わされて該可塑化シリンダ
の中心軸方向に相対移動可能に支持されて、該可塑化シ
リンダに供給された樹脂材料を、該可塑化シリンダに挿
入されたスクリュの回転作動によって前方に送りながら
加熱して可塑化し、該可塑化シリンダの先端の吐出ノズ
ル孔から吐出せしめるスクリュ装置と、(c)該スクリ
ュ装置における可塑化シリンダの先端部分を、前記プラ
ンジャ装置における射出シリンダの先端部分に対して連
結すると共に、該可塑化シリンダの吐出ノズル孔を下方
に向かって延長して該射出シリンダの射出ノズル孔に接
続せしめる接続樹脂通路を形成するシリンダ連結手段
と、(d)該シリンダ連結手段における接続樹脂通路の
前記プランジャ装置における射出ノズル孔への接続部位
に配設されて、前記可塑化シリンダから吐出された樹脂
材料の前記射出シリンダへの流入を許容すると共に、該
射出シリンダから該射 出ノズル孔を通じての樹脂材料の
流出を阻止して、該射出シリンダに樹脂材料を貯留せし
める貯留状態と、かかる射出シリンダから該接続樹脂通
路を通じての該可塑化シリンダへの逆流を阻止すると共
に、該射出シリンダの射出ノズル孔を通じての樹脂材料
の射出を許容する射出状態とを、選択的に発現せしめる
切換弁手段とを、含んで構成して、更に、前記プランジ
ャ装置と前記スクリュ装置の何れか一方の側に、前記射
出シリンダおよび前記可塑化シリンダの中心軸と略平行
に延びる駆動用チェーンを固定的に支持せしめる一方、
それらプランジャ装置とスクリュ装置の他方の側に、該
駆動用チェーンに係合された駆動用スプロケットを固定
的に支持せしめて、該駆動用スプロケットを回転駆動せ
しめることにより、それらプランジャ装置とスクリュ装
置を、射出シリンダおよび可塑化シリンダの中心軸方向
で相対変位せしめる相対駆動手段を設けた予備可塑化式
射出装置を特徴とする。このような構造とされた射出装
置においては、可塑化シリンダの保守等に際して、可塑
化シリンダを単体で軸方向に変位させるための駆動機構
が、例えば油圧シリンダ機構等を採用した場合に比し
て、安価で簡単且つコンパクトに実現され得ることとな
る。また、可塑化シリンダの後端部(吐出ノズルと反対
の端部)側に駆動用チェーンと駆動用スプロケットを配
設することにより、プランジャ装置とスクリュ装置の熱
膨張差を、スプロケットの回転によって吸収することも
可能となる。なお、駆動用スプロケットは、手動によっ
て回転駆動するようにしても良いが、その他、電動モー
タや油圧モータ、駆動用スプロケットの回転駆動手段と
して、採用することも可能である。
【0018】また、請求項に記載の発明は、請求項1
乃至3の何れかに記載の発明に従う構造とされた予備可
塑化式射出装置であって、前記スクリュ装置において、
前記スクリュを、前記可塑化シリンダ内で回転中心軸方
向に移動可能なレシプロ式スクリュとしたことを、特徴
とする。このような構造とされた射出装置においては、
射出中においても、スクリュを連続的に回転させて溶融
樹脂をスクリュ前方に蓄積させることが出来ることか
ら、大容量の溶融樹脂を均一に可塑化することが可能と
なると共に、成形サイクルの向上等も図られ得る。
【0019】また、請求項に記載の発明は、請求項
乃至4の何れかに記載の発明に従う構造とされた予備可
塑化式射出装置であって、前記切換弁手段において、前
記貯留状態と前記射出状態に加えて、前記接続樹脂通路
から前記射出シリンダへの樹脂材料の流入と、該射出シ
リンダから前記射出ノズル孔を通じての樹脂材料の流出
とを、何れも阻止すると共に、前記可塑化シリンダ内で
の前記スクリュの軸方向の移動によって前記吐出ノズル
孔から吐出される樹脂材料を、前記接続樹脂通路と前記
射出ノズル孔を通じて直接に射出せしめる直接射出状態
が、選択的に発現されるようにしたことを、特徴とす
る。このような構造とされた射出装置においては、スク
リュ装置だけによって樹脂材料の可塑化と射出を行うこ
とができるのであり、それ故、樹脂材料や製品の種類等
に応じて、予備可塑化式射出成形とインラインスクリュ
式射出成形との何れかを選択して採用することが可能と
なるのである。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】また、請求項に記載の発明は、請求項1
乃至の何れかに記載の発明に従う構造とされた予備可
塑化式射出装置であって、前記シリンダ連結手段に形成
された前記接続樹脂通路において、前記射出シリンダの
水平方向に延びる前記吐出ノズル孔に対して接続される
上端部を、該吐出ノズル孔の開口部から斜め下方に延び
る傾斜部とすると共に、かかる吐出ノズル孔の軸直角断
面を、該傾斜部の鉛直切断面に対応した楕円形状とした
ことを、特徴とする。このような構造とされた予備可塑
化式射出装置においては、接続樹脂通路の上端部に傾斜
部を設けたことにより、射出シリンダの吐出ノズル孔と
接続樹脂通路との接続部位における屈曲角度が緩やかと
されるのであり、それによって、可塑化シリンダから射
出シリンダに至る樹脂通路上での溶融樹脂の滞留が軽減
乃至は防止され得る。しかも、接続樹脂通路に傾斜部を
設けたことにより、可塑化シリンダから射出シリンダに
至る樹脂通路の長さが小さくされることから、溶融樹脂
の樹脂通路における滞留時間も短縮され得て、成形サイ
クル間における溶融樹脂の樹脂通路への滞留に起因する
樹脂材質の低下が軽減乃至は回避され得るのである。
【0025】更にまた、請求項に記載の発明は、請求
項1乃至の何れかに記載の発明に従う構造とされた予
備可塑化式射出装置であって、前記プランジャ装置にお
いて、前記プランジャと該プランジャを駆動する主ラム
とを、軸直角方向に抜き差し可能に挿通せしめた連結ピ
ンによって連結すると共に、該連結ピンを挿通状態に保
持せしめる節度機構を設けたことを、特徴とする。この
ような構造とされた予備可塑化式射出装置においては、
プランジャの主ラムに対する着脱を容易に且つ速やかに
行うことが出来るのであり、プランジャ装置における保
守等に際しての作業性が向上され得るのである。なお、
連結ピンの軸方向(抜差方向)には、プランジャの駆動
荷重が及ぼされることがないことから、連結ピンの節度
機構として簡単なものを用いることが可能であり、例え
ば、従来から周知のボールプランジャ式の節度機構等が
有利に採用され得る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0027】先ず、図1には、本発明の一実施形態とし
ての予備可塑化式射出装置の全体概略が示されていると
共に、図2には、その要部が拡大して示されている。か
かる射出装置は、可塑化シリンダ10およびスクリュ1
2を備えたスクリュ装置14と、射出シリンダ16およ
びプランジャ18を備えたプランジャ装置20を含んで
構成されており、それらスクリュ装置14とプランジャ
装置20が、基台ベース23上で往復移動可能に配設支
持されており、図示しない型締装置の成形金型に対し
て、接近・離隔方向に移動可能に配設されている。そし
て、スクリュ装置14における可塑化シリンダ10内で
加熱溶融されて可塑化された樹脂材料が、プランジャ装
置20における射出シリンダ16内に導かれて貯留せし
められた後、型締装置に装着された成形金型内の成形キ
ャビティに射出充填されるようになっている。
【0028】より詳細には、スクリュ装置14は、イン
ラインスクリュ式の射出装置として従来から知られてい
るものが、何れも採用可能である。従って、スクリュ装
置14の構造は周知のものであるが、簡単に説明する
と、図1及び図2に示されているように、かかるスクリ
ュ装置14は、厚肉円筒形状を有するシリンダ筒体24
の先端開口部に吐出ノズル26が取り付けられてなる可
塑化シリンダ10を備えており、この可塑化シリンダ1
0内にスクリュ12が挿入配置されている。なお、可塑
化シリンダ10の外周面には、バンドヒータ28が装着
されている。
【0029】また、スクリュ12は、外周面に螺旋状の
羽根を備えていると共に、油圧モータ30によって中心
軸回りに回転駆動されるようになっており、可塑化シリ
ンダ10内でのスクリュ12の回転作動によって、可塑
化シリンダ10の後部側の材料供給口32から供給され
る樹脂材料を加熱して可塑化しつつ、前方に送り出すよ
うになっている。更に、図面上に明示はされていない
が、スクリュ12は、シリンダブロック34の両側に配
設された吐出用油圧シリンダ機構によって、油圧モータ
30と共に、可塑化シリンダ10に対して中心軸方向に
往復駆動されるようになっており、スクリュ12の回転
によって可塑化シリンダ16の前方に送られた樹脂材料
の圧力で後方に押し戻された状態下、スクリュ12の前
進作動によって、可塑化された樹脂材料を吐出ノズル2
6の吐出ノズル孔35を通じて吐出するようになってい
る。なお、樹脂材料の吐出時の逆流を防止するために、
スクリュ12の先端部分には、逆流防止弁が設けられて
いる。なお、図面上に明示はされていないが、可塑化シ
リンダ10の材料供給口32には、材料供給用のホッパ
が載置されて装着される。
【0030】そして、このような可塑化シリンダ10
と、スクリュ12の駆動用の油圧モータ30および吐出
用油圧シリンダ機構が、何れも、基台ベース23上に往
復動可能に配設された移動ベース25上に支持されてい
る。かかる移動ベース25は、基台ベース23上で、図
示しない型締装置に対して接近/離隔方向に移動可能に
配設されており、ベース移動用油圧シリンダ機構36に
よって、往復駆動されるようになっている。また、可塑
化シリンダ10とスクリュ12の駆動用の油圧モータ3
0は、移動ベース25上で互いに独立して移動可能に、
且つ位置決め可能に配設されている。
【0031】特に、可塑化シリンダ10と移動ベース2
5との間には、図3に示されているように、相対移動手
段としてのチェーン式駆動機構38が配設されており、
このチェーン式駆動機構38によって、可塑化シリンダ
10が、移動ベース25上で往復駆動されるようになっ
ている。かかるチェーン式駆動機構38は、移動ベース
25に対して固定的に張設された、移動ベース25の移
動方向に延びるチェーン40に対して、可塑化シリンダ
10に設けられた駆動軸によって支持された駆動用スプ
ロケット42を係合せしめた構造とされており、図示し
ない駆動用モータや人力レバー等で駆動用スプロケット
42を回転駆動することにより、可塑化シリンダ10が
移動ベース25上で中心軸方向に移動せしめられるよう
になっている。
【0032】さらに、移動ベース25には、その前方
(図1中の左方)に対してプランジャ装置20が固定的
に連結され取り付けられており、スクリュ装置14にお
ける可塑化シリンダ10の鉛直下方に配設されて、基台
ベース23上で移動可能に支持されている。このプラン
ジャ装置20は、図1及び2に示されているように厚肉
円筒形状を有するシリンダ筒体44の先端開口部に先端
ブロック46と射出ノズル48が取り付けられてなる射
出シリンダ16を備えており、上方に配設された可塑化
シリンダ10と平行に配設されていると共に、かかる射
出シリンダ16内には、プランジャ18が挿入配置され
ている。なお、射出シリンダ16の外周面には、バンド
ヒータ28が装着されていると共に、特に、先端ブロッ
ク46には、カートリッジヒータ43が組み付けられて
いる。
【0033】また、シリンダ筒体44には、射出ノズル
48と反対の軸方向端部に対して、筒形スペーサ50を
介して、移動ベース25に固定された吐出用油圧シリン
ダ52が、同一中心軸上に配設されて相互に連結固定さ
れており、筒形スペーサ50の中空内部において、吐出
用油圧シリンダ52から突設された主ラム54の先端部
に対してプランジャ18の基端部が連結固定されてい
る。これにより、プランジャ18が、吐出用油圧シリン
ダ52によって軸方向に往復駆動されるようになってい
る。
【0034】なお、図2及び図4に示されているよう
に、主ラム54には、突出先端面に開口する挿入孔が形
成されており、この挿入孔にプランジャ18の基端部が
挿入されていると共に、それら主ラム54とプランジャ
18に対して軸直角方向に貫設された連結孔56に対し
て、連結ピン58が挿通配置されて、プランジャ18が
主ラム54に対して軸方向に位置決めされることによ
り、それらプランジャ18と主ラム54が連結されてい
る。また、連結ピン58の外周面には、係止用の凹溝6
0が形成されていると共に、主ラム54には、連結孔5
6内に向かって弾性的に突出する係合ボールを備えた公
知のボールプランジャ62の複数個が周上で固設されて
おり、かかるボールプランジャ62の係合ボールの係止
用凹溝60への嵌まり込みによって、連結ピン58が連
結孔56に対して節度感をもって抜き出し可能に挿通配
置されるようになっている。なお、このことから明らか
なように、本実施形態では、連結ピン58の係止用凹溝
60と、主ラム54のボールプランジャ62によって節
度機構が構成されている。また、筒形スペーサ50に
は、連結ピン58の抜き差し作業を容易に行うことが出
来るように、筒壁部に対して開口窓64,64が形成さ
れている(図4参照)。
【0035】また、先端ブロック46には、射出シリン
ダ16の先端から軸方向に延び、射出ノズル48を貫通
して射出ノズル48の先端に開口する射出ノズル孔66
が形成されている。更に、先端ブロック46には、連結
ブロック68が上面に重ね合わされて固定されている。
この連結ブロック68は、スクリュ装置14の可塑化シ
リンダ10の吐出ノズル26の先端部に固定されてお
り、スクリュ装置14とプランジャ装置20の間に跨が
って、それら両装置14,20を相互に固定的に連結す
る状態で配設されている。
【0036】そして、これら連結ブロック68と先端ブ
ロック46には、上下方向に延びる接続樹脂通路70が
形成されている。この接続樹脂通路70は、その上端部
において可塑化シリンダ10の吐出ノズル孔35に接続
されている一方、下端部において射出シリンダ16の射
出ノズル孔66の長手方向中間部分に接続されている。
これにより、吐出ノズル孔35と射出ノズル孔66が、
接続樹脂通路70によって相互に接続されており、吐出
ノズル孔35から吐出された樹脂材料が、接続樹脂通路
70を通じて射出ノズル孔66に導かれるようになって
いる。
【0037】また、かかる接続樹脂通路70は、先端ブ
ロック46における射出ノズル孔66から直角に分岐し
て、射出ノズル孔66から直角に上方に向かって立ち上
がり、先端ブロック46と連結ブロック68の内部を貫
通して上方に延び出して形成されていると共に、その上
端部分は、連結ブロック68の上端までは至らずに、連
結ブロック68の高さ方向中間部分から斜め後方(可塑
化シリンダ10側)に傾斜して上方に延びる傾斜部72
とされており、射出シリンダ16の吐出ノズル26が重
ね合わされた連結ブロック68の後側面に開口せしめら
れている。
【0038】なお、この傾斜部72が開口する連結ブロ
ック68の後側面は、略鉛直面であることから、連結ブ
ロック68に対してドリル等で穿孔された傾斜部72の
開口形状が楕円形状とされている。そして、図5に示さ
れているように、この楕円形状と同一の断面形状で、ス
クリュ装置14の吐出ノズル26における吐出ノズル孔
35が軸方向に形成されており、それによって、吐出ノ
ズル孔35が、接続樹脂通路70の傾斜部72に対し
て、段差を持たないで接続されている。
【0039】さらに、先端ブロック46には、切換弁手
段としてのスライドバルブ74が組み込まれており、射
出ノズル孔66と接続樹脂通路70の連接部分に配設さ
れている。このスライドバルブ74は、図6に示されて
いるように、全体として中実の略円形ロッド形状を有し
ており、先端ブロック46において、射出ノズル孔66
と接続樹脂通路70の何れに対しても直交する方向に貫
設されたバルブ装着孔76に対して軸方向に所定量だけ
往復移動可能に内挿配置されている。また、先端ブロッ
ク46には、バルブ装着孔76の両側開口部に位置し
て、一対の切換用油圧シリンダ機構78,80が固設さ
れており、これら切換用油圧シリンダ機構78,80の
出力ロッド82,84が、スライドバルブ74と同じ中
心軸上でスライドバルブ74の軸方向両端面に対して対
向位置せしめられている。
【0040】そして、これら一対の切換用油圧シリンダ
機構78,80の出力ロッド82,84でスライドバル
ブ74が軸方向に押圧駆動されることにより、スライド
バルブ74の位置が軸方向に切換作動せしめられるよう
になっている。なお、切換用油圧シリンダ機構78,8
0は、何れも、先端ブロック46に対して断熱板85を
介して連結固定されていると共に、出力ロッド82,8
4の突出先端面にも断熱板87が固着されている。これ
により、先端ブロック46やスライドバルブ74から切
換用油圧シリンダ機構78,80への熱伝導が、断熱板
85,87で防止されている。また、本実施形態では、
切換用油圧シリンダ機構78,80の過熱を防止するた
めに、切換用油圧シリンダ機構78,80でスライドバ
ルブ74を切換作動せしめるに際しても、スライドバル
ブ74を所定位置まで出力ロッド82,84で押圧変位
させた後、スライドバルブ74の位置決め保持を切換用
油圧シリンダ機構78,80で行うことなく、出力ロッ
ド82,84がスライドバルブ74から離間せしめられ
て、非当接状態に保持されるようになっている。
【0041】また、スライドバルブ74には、外周面に
開口して周方向に略1/3周の長さで延びるバルブ溝8
6と、径方向に貫通して延びるバルブ孔88が、軸方向
で相互に所定距離だけ離れて形成されており、上記一対
の切換用油圧シリンダ機構78,80によって、バルブ
溝86とバルブ孔88が、射出ノズル孔66と接続樹脂
通路70に対して、択一的に位置合わせされるように、
スライドバルブ74が切換作動されるようになってい
る。そして、バルブ溝86が射出ノズル孔66と接続樹
脂通路70に位置合わせされた状態下では、バルブ孔8
8の両側開口がバルブ装着孔76の内周面で覆蓋され
て、射出ノズル孔66がスライドバルブ74で遮断され
ると共に、バルブ装着孔76の内周面で覆蓋されたバル
ブ溝86によって、接続樹脂通路70が、遮断された射
出ノズル孔66の一方(射出シリンダ16に接続された
基端側部分66a)に連通せしめられるようになってい
る。また一方、バルブ孔88が射出ノズル孔66と接続
樹脂通路70に位置合わせされた状態下では、バルブ溝
86の開口が全体に亘ってバルブ装着孔76の内周面で
覆蓋されて、接続樹脂通路70がスライドバルブ74で
遮断されると共に、スライドバルブ74を挟んだ両側に
分割された射出ノズル孔66a,66bが、射出ノズル
孔66により相互に連通せしめられるようになってい
る。要するに、かかるスライドバルブ74が軸方向に所
定距離だけ往復移動せしめられることにより、バルブ溝
86とバルブ孔88によって、射出シリンダ16から延
びる射出ノズル孔66の基端側部分66aが、接続樹脂
通路70と、射出ノズル48の先端に開口する射出ノズ
ル孔66の先端側部分66bとの何れか一方に対して、
択一的に切り換えられて接続されるようになっている。
【0042】なお、このことから明らかなように、本実
施形態では、先端ブロック46によってバルブハウジン
グが構成されている。また、かかるバルブハウジングた
る先端ブロック46には、バルブ装着孔76から鉛直下
方に向かって貫通して延びる樹脂漏れ排出通路90が形
成されている。
【0043】また、上述の如きスクリュ装置14とプラ
ンジャ装置20が接近・離隔可能に対向配置された型締
装置も、図示はされていないが、樹脂製品の射出成形に
際して従来から採用されているものが、何れも採用可能
であり、その構造は周知のものである。例示的に簡単に
説明すると、かかる型締装置は、互いに対向配置された
固定盤と可動盤を備えており、可動盤が、固定盤に対し
て、型締シリンダによって接近・離隔方向に往復駆動せ
しめられるようにして構成される。そして、プランジャ
装置20の射出ノズル48の先端部が固定盤に対して対
向位置せしめられると共に、射出ノズル48が、固定盤
の中央部に形成されたノズル挿通孔に対して挿入され
て、固定盤に装着される固定金型に対してノズルタッチ
せしめられることとなる。
【0044】上述の如き構造とされた射出成形機によっ
て目的とする樹脂製品を製造するに際しては、先ず、ス
クリュ装置14とプランジャ装置20の両者を支持する
移動ベース25を型締装置に接近移動させて、型締装置
において型締めされた固定金型に対して射出ノズル48
をノズルタッチさせると共に、スライドバルブ74によ
って接続樹脂通路70を射出ノズル孔66の基端側部分
66aと先端側部分66bの何れからも遮断せしめる。
また、プランジャ装置20においてプランジャ18を前
進端位置に位置せしめると共に、スクリュ装置14にお
いてスクリュ12を前進端位置に位置せしめる。なお、
プランジャ装置20におけるプランジャ18の位置や、
スクリュ装置14におけるスクリュ12の位置は、リミ
ットスイッチ等を利用した位置センサによって確認制御
されるようになっている。
【0045】かかる状態下、スクリュ装置14を作動せ
しめて、スクリュ12を回転駆動しながら可塑化シリン
ダ10に樹脂材料を供給することにより、可塑化シリン
ダ10内で、樹脂材料を、スクリュ12の回転によって
前方に移送させつつ、ヒータ加熱とスクリュ回転加熱に
よって加熱,可塑化すると共に、混練し、前方に送られ
た樹脂圧力によるスクリュ12の後退によって、可塑化
された樹脂材料をスクリュ12の前方に貯留せしめる。
その後、スライドバルブ74を切り換え、バルブ溝86
によって接続樹脂通路70を射出ノズル孔66の基端側
部分66aに接続すると共に、スクリュ12を前進駆動
せしめて、スクリュ12の前方に貯留された樹脂材料
を、可塑化シリンダ10から吐出させ、吐出ノズル孔3
5から接続樹脂通路70を介し、射出ノズル孔66の基
端側部分66aを経て、プランジャ装置20における射
出シリンダ16内に導く。そして、プランジャ装置20
において、シリンダ16内に導かれた樹脂圧力でプラン
ジャ18が所定位置まで後退し、所定量の可塑化された
樹脂材料が貯留せしめられたことを位置センサ等で確認
した後、スライドバルブ74を切り換え、スライドバル
ブ74のバルブ孔88によって接続樹脂通路70を遮断
すると共に、射出ノズル孔66の基端側部分66aと先
端側部分66bを相互に接続して一体化する。かかる状
態下、プランジャ18を前進駆動することにより、射出
シリンダ16に貯留された樹脂材料を、射出ノズル孔6
6を通じて、射出ノズル48から型締装置で型締めされ
た金型内の成形キャビティに射出して充填せしめる。そ
の後、一般的な射出成形と同様に、冷却時間の経過後、
型締装置において金型を型開きし、成形品を取り出すこ
とによって、目的とする製品を得ることが出来るのであ
る。
【0046】また、型締装置において成形品の取出し後
に再び型閉じおよび型締めを行うと共に、プランジャ装
置20においてスライドバルブ74を切り換えて、スク
リュ装置14における可塑化シリンダ10で可塑化され
た樹脂材料をプランジャ装置20における射出シリンダ
16に導くことによって、上述の如き射出成形工程を繰
り返し行い、目的とする製品を連続して射出成形するこ
とが出来るのである。
【0047】なお、そこにおいて、本実施形態では、ス
クリュ装置14におけるスクリュ12が、前方に送られ
た樹脂材料の圧力によって後退可能とされており、スク
リュ12の後退によって可塑化シリンダ10内における
スクリュ12の前方に可塑化された樹脂材料が貯留され
るようになっている。それ故、スライドバルブ74の切
換えによって可塑化シリンダ10と射出シリンダ16の
連通状態が遮断されて、プランジャ18の前進作動によ
って射出シリンダ16内の樹脂材料が成形キャビティに
射出されている工程中においても、スクリュ装置14に
おいてスクリュ12を回転作動させて樹脂材料の可塑化
を連続的に行うことが出来るのである。
【0048】そして、上述の如き構造とされた射出成形
機においては、スクリュ装置14とプランジャ装置20
が、互いに鉛直上下方向に重ね合わされて略平行に配設
されていることから、装置全体をコンパクトに構成する
ことが可能である。しかも、基台ベース23によって移
動可能に支持された移動ベース25によってスクリュ装
置14とプランジャ装置20の両者が軸方向に移動可能
に支持されていることから、装置構造の簡略化と更なる
コンパクト化が図られ得る。また、スクリュ装置14の
可塑化シリンダ10が、移動ベース25に対して、プラ
ンジャ装置20から独立して軸方向に移動可能支持され
ていることから、両シリンダ10,16の熱膨張差によ
る部材応力が軽減乃至は防止され得て、安定した成形作
動が実現され得る。特に、本実施形態の射出成形機にお
いては、スクリュ装置14における可塑化シリンダ10
が、移動ベース25上において、チェーン式駆動機構3
8で変位せしめられるようになっていることから、可塑
化シリンダ10の移動機構が簡単な構造でコンパクトに
実現され得るのである。
【0049】さらに、本実施形態の射出成形機において
は、樹脂通路を切り換える弁手段として単一のスライド
バルブ74が採用されていることから、簡単な構造をも
って樹脂通路を形成することが出来ると共に、樹脂通路
の切換作動を迅速に行うことが可能となり、それによっ
て、成形サイクルの向上も図られ得るのである。特に本
実施形態では、スライドバルブ74やバルブハウジング
としての先端ブロック46に対して、バルブを切換作動
せしめる切換用油圧シリンダ機構78,80が断熱板8
5,87を介して当接されるようになっていること等に
より、切換用油圧シリンダ機構78,80における熱影
響も有利に回避され得るのである。
【0050】また、本実施形態の射出装置においては、
接続樹脂通路70の上端部分が傾斜部72とされること
により、樹脂通路の長さの短縮と、鋭角的な屈曲の緩和
が実現されているのであり、それによって、滞留が可及
的に回避されたスムーズな樹脂流動が実現されて、成形
サイクル間における溶融樹脂の樹脂通路への滞留に起因
する樹脂材質の低下が軽減乃至は回避されるといった利
点もある。
【0051】更にまた、本実施形態の射出装置において
は、プランジャ18の主ラム54に対する着脱を、連結
ピン58の抜き差しによって極めて容易に且つ迅速に行
うことが出来るのであり、それによって、保守等の作業
性が飛躍的に向上され得るのである。
【0052】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、か
かる実施形態のものに限定して解釈されるものではな
い。
【0053】例えば、可塑化された樹脂材料を可塑化シ
リンダ10から射出シリンダ16に導いて貯留する工程
と、貯留された樹脂材料を射出シリンダ16から成形キ
ャビティに射出する工程とにおいて、樹脂材料の流通路
を切り換える弁手段は、例示の如きスライドバルブ74
に限定されるものでなく、同様な機能を有するロータリ
バルブの他、樹脂材料の流通路上に配設された複数のチ
ェック弁や開閉弁等によって構成することも出来る。
【0054】また、スクリュ装置やプランジャ装置を型
締装置に対して移動させる駆動手段およびスクリュやプ
ランジャを前進・後退駆動する駆動手段、或いは切換弁
手段の切換駆動手段としては、何れも、油圧シリンダや
電動モータ,油圧モータ等、従来から公知の各種の駆動
手段が採用可能である。
【0055】更にまた、切換弁手段において、前記実施
形態における二つの切換位置に加えて、接続樹脂通路7
0を射出ノズル孔66の先端側部分66bに接続すると
共に、射出ノズル孔66の基端側部分66aを遮断する
第三の切換位置を設定し、かかる第三の切換位置におい
て、スクリュ装置14から吐出される樹脂材料を、プラ
ンジャ装置20を経ずに、直接に成形キャビティに射出
充填することにより、必要に応じて、一般的なインライ
ンスクリュ式射出成形を行うことを可能としても良い。
【0056】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【0057】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、請求項
1乃至8に記載の発明に従う構造とされた予備可塑化式
射出装置においては、何れも、プランジャ装置とスクリ
ュ装置を互いに平行に重ね合わせて一体的に軸方向移動
可能に支持せしめたことにより、コンパクト化が実現さ
れ得るのであり、しかも、スクリュ装置がプランジャ装
置に対して軸方向に相対移動可能に支持されていること
から、それらスクリュ装置とプランジャ装置を各別に移
動せしめて、熱膨張差に起因する応力発生等の不具合を
有利に回避することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての予備可塑化式射出
装置の全体概略構造を示す縦断面説明図である。
【図2】図1に示された予備可塑化式射出装置の要部を
示す縦断面説明図である。
【図3】図1に示された予備可塑化式射出装置において
可塑化シリンダを駆動するためのチェーン式駆動機構を
説明するための拡大した底面説明図である。
【図4】図1に示された予備可塑化式射出装置における
プランジャの主ラムへの連結構造を説明するための拡大
横断面図である。
【図5】図1に示された予備可塑化式射出装置における
スクリュ装置の吐出ノズル孔を示す拡大説明図である。
【図6】図1に示された予備可塑化式射出装置における
スライドバルブの構造を説明するための拡大説明図であ
る。
【符号の説明】
10 可塑化シリンダ 12 スクリュ 14 スクリュ装置 16 射出シリンダ 18 プランジャ 20 プランジャ装置 26 吐出ノズル 46 先端ブロック 48 射出ノズル 54 主ラム 70 接続樹脂通路 74 スライドバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−207180(JP,A) 実開 平2−48315(JP,U) 特公 昭36−2336(JP,B1) 実公 昭46−938(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/46 - 45/54

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型締装置に対して水平方向で接近・離隔移
    動可能に配設されると共に、かかる移動方向に対して中
    心軸が平行な射出シリンダを備え、外部から供給される
    溶融樹脂を該射出シリンダに貯留すると共に、該射出シ
    リンダに挿入されたプランジャの前進作動によって溶融
    樹脂を先端の射出ノズル孔を通じて該射出シリンダから
    前記型締装置に射出せしめるプランジャ装置と、 該プランジャ装置における射出シリンダと中心軸が平行
    な可塑化シリンダを備え、該プランジャ装置の上側に重
    ね合わされて該可塑化シリンダの中心軸方向に相対移動
    可能に支持されて、該可塑化シリンダに供給された樹脂
    材料を、該可塑化シリンダに挿入されたスクリュの回転
    作動によって前方に送りながら加熱して可塑化し、該可
    塑化シリンダの先端の吐出ノズル孔から吐出せしめるス
    クリュ装置と、 該スクリュ装置における可塑化シリンダの先端部分を、
    前記プランジャ装置における射出シリンダの先端部分に
    対して連結すると共に、該可塑化シリンダの吐出ノズル
    孔を下方に向かって延長して該射出シリンダの射出ノズ
    ル孔に接続せしめる接続樹脂通路を形成するシリンダ連
    結手段と、 該シリンダ連結手段における接続樹脂通路の前記プラン
    ジャ装置における射出ノズル孔への接続部位に配設され
    て、前記可塑化シリンダから吐出された樹脂材料の前記
    射出シリンダへの流入を許容すると共に、該射出シリン
    ダから該射出ノズル孔を通じての樹脂材料の流出を阻止
    して、該射出シリンダに樹脂材料を貯留せしめる貯留状
    態と、かかる射出シリンダから該接続樹脂通路を通じて
    の該可塑化シリンダへの逆流を阻止すると共に、該射出
    シリンダの射出ノズル孔を通じての樹脂材料の射出を許
    容する射出状態とを、選択的に発現せしめる切換弁手段
    とを、含んで構成して、 前記プランジャ装置において、前記射出ノズル孔を、前
    記射出シリンダの先端部分から直線的に延びるように形
    成すると共に、前記接続樹脂通路を、該射出ノズル孔に
    対して略直交するように接続する一方、かかる射出ノズ
    ル孔と接続樹脂通路の接続部位に、それら射出ノズル孔
    と接続樹脂通路の何れにも直交する方向に移動可能にス
    ライドバルブを配設して、該スライドバルブの移動位置
    に応じて射出ノズル孔および接続樹脂通路を連通,遮断
    および接続せしめることにより、前記切換弁手段を構成
    、更に、 前記スライドバルブの移動方向両側にそれぞれ油圧シリ
    ンダ機構を配設して、該スライドバルブを切換作動せし
    めるに際して、該油圧シリンダ機構の出力軸を該スライ
    ドバルブに当接させて押圧駆動せしめるようにする一
    方、該油圧シリンダ機構の出力軸と該スライドバルブを
    非固定とし、該スライドバルブを何れかの切換位置に保
    持せしめるに際して、両油圧シリンダ機構の出力軸を該
    スライドバルブから離間位置せしめ得るようにしたこと
    を特徴とする予備可塑化式射出装置。
  2. 【請求項2】前記油圧シリンダ機構におけるシリンダ部
    材と前記スライドバルブが配設されるバルブハウジング
    部材との間に断熱材を介在せしめると共に、該油圧シリ
    ンダ機構における出力軸と該スライドバルブとの当接部
    間にも断熱材を介在せしめた請求項に記載の予備可塑
    化式射出装置。
  3. 【請求項3】型締装置に対して水平方向で接近・離隔移
    動可能に配設されると共に、かかる移動方向に対して中
    心軸が平行な射出シリンダを備え、外部から供給される
    溶融樹脂を該射出シリンダに貯留すると共に、該射出シ
    リンダに挿入されたプランジャの前進作動によって溶融
    樹脂を先端の射出ノズル孔を通じて該射出シリンダから
    前記型締装置に射出せしめるプランジャ装置と、 該プランジャ装置における射出シリンダと中心軸が平行
    な可塑化シリンダを備え、該プランジャ装置の上側に重
    ね合わされて該可塑化シリンダの中心軸方向に相対移動
    可能に支持されて、該可塑化シリンダに供給された樹脂
    材料を、該可塑化シリンダに挿入されたスクリュの回転
    作動によって前方に送りながら加熱して可塑化し、該可
    塑化シリンダの先端の吐出ノズル孔から吐出せしめるス
    クリュ装置と、 該スクリュ装置における可塑化シリンダの先端部分を、
    前記プランジャ装置における射出シリンダの先端部分に
    対して連結すると共に、該可塑化シリンダの吐出ノズル
    孔を下方に向かって延長して該射出シリンダの射出ノズ
    ル孔に接続せしめる接続樹脂通路を形成するシリンダ連
    結手段と、 該シリンダ連結手段における接続樹脂通路の前記プラン
    ジャ装置における射出ノズル孔への接続部位に配設され
    て、前記可塑化シリンダから吐出された樹脂材料の前記
    射出シリンダへの流入を許容すると共に、該射出シリン
    ダから該射出ノズル孔を通じての樹脂材料の流出を阻止
    して、該射出シリンダに樹脂材料を貯留せしめる貯留状
    態と、かかる射出シリンダから該接続樹脂通路を通じて
    の該可塑化シリンダへの逆流を阻止すると共に、該射出
    シリンダの射出ノズル孔を通じての樹脂材料の射出を許
    容する射出状態とを、選択的に発現せしめる切換弁手段
    とを、含んで構成して、更に、 前記プランジャ装置と前記スクリュ装置の何れか一方の
    側に、前記射出シリンダおよび前記可塑化シリンダの中
    心軸と略平行に延びる駆動用チェーンを固定的に支持せ
    しめる一方、それらプランジャ装置とスクリュ装置の他
    方の側に、該駆動用チェーンに係合された駆動用スプロ
    ケットを固定的に支持せしめて、該駆動用スプロケット
    を回転駆動せしめることにより、それらプランジャ装置
    とスクリュ装置を、射出シリンダおよび可塑化シリンダ
    の中心軸方向で相対変位せしめる相対駆動手段を設けた
    ことを特徴とする予備可塑化式射出装置。
  4. 【請求項4】前記スクリュ装置において、前記スクリュ
    を、前記可塑化シリンダ内で回転中心軸方向に移動可能
    なレシプロ式スクリュとした請求項1乃至3の何れか
    記載の予備可塑化式射出装置。
  5. 【請求項5】前記切換弁手段において、前記貯留状態と
    前記射出状態に加えて、前記接続樹脂通路から前記射出
    シリンダへの樹脂材料の流入と、該射出シリンダから前
    記射出ノズル孔を通じての樹脂材料の流出とを、何れも
    阻止すると共に、前記可塑化シリンダ内での前記スクリ
    ュの軸方向の移動によって前記吐出ノズル孔から吐出さ
    れる樹脂材料を、前記接続樹脂通路と前記射出ノズル孔
    を通じて直接に射出せしめる直接射出状態が、選択的に
    発現されるようにした請求項1乃至の何れかに記載の
    予備可塑化式射出装置。
  6. 【請求項6】前記シリンダ連結手段に形成された前記接
    続樹脂通路において、前記可塑化シリンダの水平方向に
    延びる前記吐出ノズル孔に対して接続される上端部を、
    該吐出ノズル孔の開口部から斜め下方に延びる傾斜部と
    すると共に、かかる吐出ノズル孔の軸直角断面を、該傾
    斜部の鉛直切断面に対応した楕円形状とした請求項1乃
    の何れかに記載の予備可塑化式射出装置。
  7. 【請求項7】前記プランジャ装置において、前記プラン
    ジャと該プランジャを駆動する主ラムとを、軸直角方向
    に抜き差し可能に挿通せしめた連結ピンによって連結す
    ると共に、該連結ピンを挿通状態に保持せしめる節度機
    構を設けた請求項1乃至の何れかに記載の予備可塑化
    式射出装置。
JP2000002955A 2000-01-11 2000-01-11 予備可塑化式射出装置 Expired - Fee Related JP3459214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000002955A JP3459214B2 (ja) 2000-01-11 2000-01-11 予備可塑化式射出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000002955A JP3459214B2 (ja) 2000-01-11 2000-01-11 予備可塑化式射出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001191375A JP2001191375A (ja) 2001-07-17
JP3459214B2 true JP3459214B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=18531985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000002955A Expired - Fee Related JP3459214B2 (ja) 2000-01-11 2000-01-11 予備可塑化式射出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3459214B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5793396B2 (ja) * 2011-10-28 2015-10-14 東芝機械株式会社 射出装置、成形機、射出装置の制御方法
TWI750771B (zh) 2020-08-18 2021-12-21 淨斯人間志業股份有限公司 再生塑膠射出成型系統之射出機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001191375A (ja) 2001-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1733863B1 (en) Injection molding apparatus
US5454995A (en) Method for reducing cycle time in an injection molding machine
CN108688090B (zh) 注射成型机
US6478572B1 (en) Energy efficient extruder drive
EP0269204A2 (en) Hydraulic system for a toggletype plastic injection molding machine capable of precision coining
CN110315694B (zh) 注射成型机
JPH11114990A (ja) 予備可塑化式射出装置とそれを用いた射出成形方法
CN108568933A (zh) 注射成型机
JP3459214B2 (ja) 予備可塑化式射出装置
US6866809B2 (en) Production of moulded articles and apparatus for producing moulded articles
CN110234487A (zh) 注射成型机
CA2792890C (en) Mold assembly with integrated melting device
WO2009079748A1 (en) An ejector assembly for ejecting parts from a mold
CA2607397A1 (en) An ejector assembly for ejecting parts from a mold
EP3381643A1 (en) Injection unit and direction switching valve
CN102975341B (zh) 复合式制鞋机注射装置
JP6319774B2 (ja) 可塑化射出装置の流路切換装置
JP2018126982A (ja) 射出成形機
JP6666637B2 (ja) 射出装置
CN209832396U (zh) 一种用于射出成型机合模单元的传动装置
US6811392B2 (en) Traction type electric injection molding machine
JP3011545B2 (ja) 複合成形方法及びその成形機
EP1281502A1 (en) Apparatus for injection molding
CN110315707B (zh) 注射成型机的顶出杆调整方法
JP6594284B2 (ja) 可塑化射出装置の運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees