JP2927874B2 - 射出成形機のサックバック位置設定方法 - Google Patents
射出成形機のサックバック位置設定方法Info
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Description
におけるサックバック位置設定方法に関する。
と、次の射出工程に備えるためスクリュ前方室に溶融樹
脂を貯える計量工程が行なわれるようにしてある。
いては、上記計量工程終了後にスクリュ前方室に貯えら
れた溶融樹脂がノズル穴から漏れるドルーリング(鼻垂
れ)現象が生ずることがある。そこで、上記計量工程完
了後にスクリュを強制的に後退させて計量後の加熱シリ
ンダ内の樹脂圧力を抜き、上記ドルーリングを防止する
こと(サックバック)が行なわれている。
退量が多すぎるとスクリュ先端に空気を巻き込み、フラ
ッシュやシルバーストリーク、気泡発生等の原因とな
り、逆に戻り量が少ないと完全にドルーリングを防止で
きないので、上記スクリュの後退量は必要最小限に設定
する必要がある。
先端にノズル穴1aを有する加熱シリンダ1内には、スク
リュ2が軸線回りに回転可能に且つ軸線方向に進退可能
に装着されている。すなわち、上記スクリュ2の後端に
は油圧モータ3の駆動軸4が連結されており、その油圧
モータ3によって上記スクリュ2が軸線回りに回転され
るようにしてある。また上記加熱シリンダ1の後端部に
は、複数の射出シリンダ5が設けられており、その射出
シリンダ5内に設けられたピストン6がピストンロッド
7を介してそれぞれ駆動板8に連結され、その駆動板8
の中心部に前記駆動軸4が回転のみ可能に挿通されてい
る。そして、上記射出シリンダ5は電磁切換弁9を介し
て油圧ポンプ装置10に接続されている。
る大容量ポンプ12aおよび小容量ポンプ12bを有してお
り、大容量ポンプ12aの吐出側は逆止弁13を介して小容
量ポンプ12bの吐出側に接続され、その小容量ポンプ12b
の吐出側が電磁切換弁9のポートaに接続されている。
また上記電磁切換弁9のポートbは前記射出シリンダ5
の後退用シリンダ室5aに連通され、射出用シリンダ室5b
が電磁切換弁9のポートcに連通され、さらにポートd
がドレンタンクに接続されている。
より上流側に、大容量ポンプ12aから吐出された圧油を
選択的にドレンタンクに排出するポンプアンロード用の
切換弁14が設けられている。なお、図中符号15,16,17は
それぞれリリーフ弁である。
立位置となり、ポートaはブロック、ポートbがポート
dに連通されるとともにポートCはブロックされる。
3を回転駆動させて行なわれる。油圧モータ3の回転に
よりスクリュ2が回転し、図示しない原料供給口よりシ
リンダ1内に移送された樹脂はスクリュの回転ならびに
シリンダ外周のヒータにより溶融し、シリンダ先端部の
内室に溜められる。この溜まった樹脂圧におされてスク
リュが後退し、計量工程完了検知用リミットスイッチ18
が作動する。その信号を受けて油圧モータ3の回転が停
止するのでスクリュ2の後退は停止する。そこでサック
バック工程に入る。サックバック工程は、まず方向切換
弁9の左側ソレノイドが励磁されaとbポート、cとd
ポートが連通し、両ポンプ12a,12bから吐出された圧油
が射出シリンダ5の後退用シリンダ室5aに供給され、ス
クリュ2が高速度で後退せしめられる。
示位置に作動され、大容量ポンプ12aがアンロードとさ
れ、前記後退用シリンダ室5aへは小容量ポンプ12bから
吐出された圧油のみとされ、スクリュ2は遅い後退速度
となり、サックバック時間経過後その後退が停止する。
することなく、計量工程完了検知用リミットスイッチ18
によって計量工程の終了を行なわせ、その後に設けたサ
ックバック完了検知用リミットスイッチ19によって上記
サックバック工程を終了させることも行なわれている。
おいてもサックバックの量の設定は試行錯誤によって行
なわれ、特別の目安がなく、背圧が大きくても小さくて
も数mmになるように設定されている。したがって、必ず
しもサックバックが完全に行なわれるとはかぎらず、十
分とはいえず、またサックバック量の設定が困難である
等の問題があった。
が容易で、確実にドルーリング等が発生することがない
サックバック位置設定方法を得ることを目的とする。
貯える計量工程の終了後に行われるサックバック動作の
ストロークを設定するサックバック位置設定方法におい
て、計量工程の終了後に、スクリュ背圧を零とするとと
もに、スクリュ駆動用油圧ポンプをアンロードとし、こ
の状態で前記計量時にスクリュ先端側に溜まった樹脂の
樹脂圧によってスクリュを後退させ、スクリュの停止し
た位置をサックバック後退位置として設定することを特
徴とするものである。
にスクリュ駆動用の油圧ポンプをアンロードとすること
により、上記スクリュがスクリュ先端に溜った樹脂圧に
よって後退させられる。したがって、その後退量は実際
の計量動作によりスクリュがサックバック完了する位置
を確認して設定することができ、サックバック量の設定
をきわめて容易に行なうことができる。
する。なお、第2図と同一部分には同一符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
油圧ポンプ20の吐出管21が電磁切換弁9のポートaに接
続されている。上記吐出管21には分岐導管22が分岐導出
されており、その分岐導管22にポンプアンロード用切換
弁23が設けられている。また、上記吐出管21にはリリー
フ弁17が接続されている。
ッチ18作動後)、電磁切換弁9が作動され、ポートaと
ポートbが連通されるとともにポートcとポートdが連
通され、射出シリンダ5の射出用シリンダ室5b内がドレ
ンタンクに連通されてスクリュ2の背圧が零とされる。
一方これと同時に、ポンプアンロード用切換弁23がONと
されて図示状態とされる。したがって、油圧ポンプ20か
ら吐出された圧油は上記ポンプアンロード用切換弁23を
介してドレンタンク側に排出され、油圧ポンプ20がアン
ロードとなる。そのため、スクリュは計量工程完了検知
用リミットスイッチ18が作動後(油圧モータ3は停止す
るが)も後退する。この後退量は溶融樹脂の圧力が高け
れば高い程多くなり、逆に低ければ少なくなる。そこ
で、まずスクリュ2のストローク量を長く設定してお
き、すなわち、リミットスイッチ19のより後方位置に設
定しておき、実際の計量動作によりスクリュがサックバ
ック完了する位置を確認して、その位置をサックバック
後退限位置として上記リミットスイッチ19をその位置に
セットする。
リュ2が後退し、サックバック完了位置まで後退する
と、これがサックバック完了検知用リミットスイッチ19
により検知され、これにより電磁切換弁9が中立位置に
切換えられ、スクリュ2がその後退位置に保持されサッ
クバックが完了する。
圧を零にするとともに油圧ポンプをアンロードとするの
で、スクリュが溶融樹脂の圧力に対応した距離だけ後退
し、その圧力によってサックバック量がきまる。したが
って、サックバック量が溶融樹脂の圧力の大小にかかわ
らず一定量とすることによるサックバック量の不足或は
過大が生ずるようなことがなく、ドルーリングが生じた
り或は空気巻込み等が発生したりすることを確実に防止
できる。しかも、サックバック終了位置の選定も、実際
の計量動作により1回だけその位置を確認してリミット
スイッチ等を設定するだけでよく、その設定作業をきわ
めて容易に行なうことができる。
図、第2図は従来の射出成形機の制御系統図である。 1……加熱シリンダ、2……スクリュ、5……射出シリ
ンダ、5a……後退用シリンダ室、9……電磁切換弁、17
……リリーフ弁、18……計量工程完了検知用リミットス
イッチ、19……サックバック完了検出用リミットスイッ
チ、20……油圧ポンプ、23……ポンプアンロード用切換
弁。
Claims (1)
- 【請求項1】射出成形機のスクリュ前方室へ溶融樹脂を
貯える計量工程の終了後に行われるサックバック動作の
ストロークを設定するサックバック位置設定方法におい
て、計量工程の終了後に、スクリュ背圧を零とするとと
もに、スクリュ駆動用油圧ポンプの吐出管に接続されて
いるポンプアンロード用切換弁によってスクリュ駆動用
油圧ポンプをアンロードとし、この状態で前記計量時に
スクリュ先端側に溜まった樹脂の樹脂圧によってスクリ
ュを後退させ、スクリュの停止した位置をサックバック
後退位置として設定することを特徴とする、射出成形機
のサックバック位置設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2089690A JP2927874B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 射出成形機のサックバック位置設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2089690A JP2927874B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 射出成形機のサックバック位置設定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03288611A JPH03288611A (ja) | 1991-12-18 |
JP2927874B2 true JP2927874B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=13977759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2089690A Expired - Fee Related JP2927874B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | 射出成形機のサックバック位置設定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2927874B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4721662B2 (ja) * | 2004-06-22 | 2011-07-13 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物の成形体の製造方法及び成形体 |
-
1990
- 1990-04-04 JP JP2089690A patent/JP2927874B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03288611A (ja) | 1991-12-18 |
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