JPH074259U - 建設機械の走行制御装置 - Google Patents

建設機械の走行制御装置

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JPH074259U
JPH074259U JP3268993U JP3268993U JPH074259U JP H074259 U JPH074259 U JP H074259U JP 3268993 U JP3268993 U JP 3268993U JP 3268993 U JP3268993 U JP 3268993U JP H074259 U JPH074259 U JP H074259U
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pedal
lever
pilot
valve
valves
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JP3268993U
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喜良 東郷
正一 畑
英司 赤羽根
淳 山川
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新キャタピラー三菱株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペダル操作によってもレバー操作によっても
建設機械の走行制御を適正に行なえるようにする。 【構成】 左右のペダル15,16および左右のレバー25,
26を独立操作可能に設ける。左右のペダル15,16により
左右のペダル用パイロット弁33,34をそれぞれ操作し、
左右のレバー25,26により左右のレバー用パイロット弁
37,38をそれぞれ操作する。左側のペダル用パイロット
弁33またはレバー用パイロット弁37により左側の走行コ
ントロール弁45を制御し、右側のペダル用パイロット弁
34またはレバー用パイロット弁38により右側の走行コン
トロール弁55を制御する。レバー25,26を操作すると、
シャトル弁61,62およびパイロット管路63,64を経たレ
バー操作検知圧が切換弁73,74を切換作動し、ペダル用
パイロット弁33,34への油圧供給を停止する。これによ
り、ペダル操作よりもレバー操作を優先する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設機械の走行制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建設機械の走行制御装置は、建設機械の左右履帯を駆動する左右の油圧モータ を左右の走行コントロール弁によりそれぞれ制御するようにしている。
【0003】 従来は、図2に示されるように左右それぞれの走行コントロール弁1,2を制 御する左右のパイロット弁3,4に対し左右のペダル5,6を設け、この各ペダ ル5,6の先端部下面にレバー7,8を一体的に取付けている。
【0004】 そして、オペレータの左右の足または手によりペダル5,6またはレバー7, 8を操作して、左右のパイロット弁3,4により左右の走行コントロール弁1, 2を制御している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この従来のレバー・ペダル一体型操作部は、走行コントロール弁1,2を作動 させる時、ペダル5,6とレバー7,8とが同時に動くので、図3に示されるよ うにペダル操作時にレバー7,8によりオペレータのひざを打つことがある。ま た、レバー操作によりペダル5,6の下に置いた足を挟むこともある。
【0006】 ペダル5,6およびレバー7,8は限られたキャブ内に配置するため、それら の大きさがほぼ決まり、ペダル5,6による操作力とレバー7,8による操作力 との関係も同時に決ってしまう。特にこのレバー・ペダル一体型の従来例は、レ バー7,8に比して支点の近傍に位置するペダル5,6により共通の負荷(パイ ロット弁3,4)を作動するので、レバー7,8による操作力が適当であっても 、ペダル5,6による操作力が重くなるという問題がある。
【0007】 本考案は、このような点に鑑みなされたもので、ペダル操作によってもレバー 操作によっても建設機械の走行制御を適正に行なえるようにすることを目的とす るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、ペダルまたはレバーにより操作されるパイロット弁 により走行コントロール弁を制御する建設機械の走行制御装置において、独立操 作可能に設けられた左右のペダルおよび左右のレバーと、左右のペダルによりそ れぞれ操作される二つのペダル用パイロット弁および左右のレバーによりそれぞ れ操作される二つのレバー用パイロット弁と、一側のペダル用パイロット弁また はレバー用パイロット弁により制御される一側の走行コントロール弁および他側 のペダル用パイロット弁またはレバー用パイロット弁により制御される他側の走 行コントロール弁とを具備した構成の建設機械の走行制御装置である。
【0009】 請求項2に記載の考案は、請求項1記載の構成に、レバーまたはペダルの一方 による操作を検知して信号を発する検知手段と、この検知手段によって切換えら れレバーまたはペダルの他方により操作されるパイロット弁への油圧供給を停止 する切換弁とを付加した構成の建設機械の走行制御装置である。
【0010】
【作用】
請求項1に記載の考案は、パイロット弁を右レバー、右ペダル、左レバー、左 ペダルそれぞれに対応して配置したから、それぞれを独立して作動させることが できる。ペダル作動時はレバーは作動しないし、レバー作動時はペダルは作動し ないので、ペダル操作時にレバーでひざを打ったり、レバー操作時にペダルで足 を挟むこともない。
【0011】 請求項2に記載の考案は、レバーまたはペダルの一方が操作されると、検知手 段によって切換弁を切換え、レバーまたはペダルの他方で操作されるパイロット 弁への油圧供給を停止する優先回路があるので、レバーまたはペダルの一方によ る操作を優先させて操作の混乱を防ぐことができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図1に示される実施例を参照して詳細に説明する。
【0013】 ペダル用パイロット弁33,34には、ブラケット11,12に軸13,14により操作板 31,32が揺動自在に枢着され、同様にレバー用パイロット弁37,38には、ブラケ ット21,22に軸23,24により操作板35,36が揺動自在に枢着され、左右のペダル 15,16および左右のレバー25,26がそれぞれ操作板31,32,35,36に取付けられ 独立操作可能に設けられている。
【0014】 各パイロット弁33,34,37,38は、各操作板31,32,35,36を揺動するにした がってスプリングを介して弾力的に押圧されたスプールにより、パイロット圧ポ ートPiをタンクTに連通するポートPtから油圧源Sに連通するポートPsへと制御 する二つのバルブV1,V2を組合せたものである。
【0015】 左側のペダル用パイロット弁33に設けられた二つのパイロット圧ポートPiと、 同側のレバー用パイロット弁37に設けられた二つのパイロット圧ポートPiとの間 は、それぞれシャトル弁41,42を介在する管路43,44により接続され、その二つ のシャトル弁41,42の出口は左側の走行コントロール弁45に設けられた両端のパ イロット圧作用部46,47に連通されている。したがって、この左側の走行コント ロール弁45は、ペダル用パイロット弁33またはレバー用パイロット弁37のうち操 作された側のパイロット弁から、シャトル弁41または42のうち操作された側のシ ャトル弁を経て供給されたパイロット圧により制御される。
【0016】 同様に、右側のペダル用パイロット弁34に設けられた二つのパイロット圧ポー トPiと、同側のレバー用パイロット弁38に設けられた二つのパイロット圧ポート Piとの間は、それぞれシャトル弁51,52を介在する管路53,54により接続され、 その二つのシャトル弁51,52の出口は右側の走行コントロール弁55に設けられた 両端のパイロット圧作用部56,57に連通されている。したがって、この右側の走 行コントロール弁55は、ペダル用パイロット弁34またはレバー用パイロット弁38 のうち操作された側のパイロット弁から、シャトル弁51または52のうち操作され た側のシャトル弁を経て供給されたパイロット圧により制御される。
【0017】 図1にはレバー優先回路が示されている。このレバー優先回路には、レバー25 ,26による操作を検知して信号を発するレバー操作検知手段として、レバー用パ イロット弁37,38からそれぞれ引出された管路43,44の間および管路53,54の間 にそれぞれシャトル弁61,62が設けられ、この各シャトル弁61,62の出口からそ れぞれパイロット管路63,64が引出されている。
【0018】 このパイロット管路63,64は、前記ペダル用パイロット弁33,34に対する油圧 源回路71,72の途中に設けられた切換弁73,74のパイロット圧作用部75,76に接 続されている。この切換弁73,74が、レバー用パイロット弁37,38からシャトル 弁61,62を経て供給されるパイロット圧によって切換わると、ペダル15,16によ り操作されるペダル用パイロット弁33,34への油圧供給を停止する。
【0019】 次に、この図1に示された実施例の作用を説明する。
【0020】 先ず、基本的作用を説明すると、左右のペダル15,16および左右のレバー25, 26のそれぞれに対応する四つのパイロット弁33,34,37,38を配置したから、そ れらの各操作部を独立して作動させることができ、ペダル作動時はレバー25,26 は作動しないとともにレバー作動時はペダル15,16は作動しない。
【0021】 このため、ペダル操作時にレバー25,26でひざを打つことがなく、例えば右側 の走行コントロール弁55を操作する場合、右ペダル16を踏むとその右ペダル16の みが動いて右レバー26は動かないので、レバーがペダルと同時に動く従来例で起 りえたレバーでひざを打つおそれがない。同様に、レバー操作によりペダル15, 16の下に置いた足を挟むおそれもない。
【0022】 さらに、レバーの優先性について説明すると、レバー25,26がいずれの側に操 作されても、レバー用パイロット弁37,38にそれぞれ設けられた二つのバルブV1 ,V2の一方から発生するパイロット圧は、走行コントロール弁45,55のパイロッ ト圧作用部に導かれるとともに、シャトル弁61,62を経て切換弁73,74のパイロ ット圧作用部75,76に導かれ、切換弁73,74を図1の状態から反対側へ切換える 。すると、それまで油圧源Sから切換弁73,74を経てペダル用パイロット弁33, 34へ供給されていた油圧が断たれるとともに、ペダル用パイロット弁33,34への 油圧源回路71,72がタンクTに連通されるから、ペダル15,16を操作しても走行 コントロール弁45,55を操作する油圧力が発生しない。例えば、ペダル15,16と レバー25,26とを前後進逆方向に操作しても、レバー操作による方向しか動かな いので、常にペダル15,16に対するレバー25,26の優先性が保たれる。
【0023】 なお、前記レバー優先回路は、簡単な回路変更によりペダル優先回路とするこ とができる。すなわち、前記シャトル弁61,62を走行コントロール弁45,55より ペダル側回路に設けるとともに、前記切換弁73,74をレバー用パイロット弁37, 38に対する油圧源回路の途中に設けるようにすると、ペダル操作を検知してレバ ー用パイロット弁37,38への油圧供給を停止することが可能となる。
【0024】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、ペダルおよびレバーに対応する二つのパイロ ット弁により一つの走行コントロール弁をそれぞれ単独に制御するから、ペダル 操作とレバー操作とを独立に行うことができ、ペダル操作時にレバーがひざを打 ったり、レバー操作時にペダルが足を挟んだりするおそれを防止できる。また、 パイロット弁はそれ自体に独自の操作力特性をもっており、ペダル、レバーそれ ぞれの操作に適したパイロット弁の操作力、操作ストロークを個別に設定できる から、レバーによる操作力と関係なく、ペダルによる操作力を適切なものとする ことができる。
【0025】 請求項2に記載の考案によれば、ペダル用パイロット弁とレバー用パイロット 弁との間で一方に優先性をもたせたから、ペダルおよびレバーを同時に操作して も一方のみが優先的に働き、オペレータにとってより大きな操作上の安全性を確 保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の建設機械の走行制御装置を示す一実施
例の油圧回路図である。
【図2】従来の建設機械の走行制御装置を示す油圧回路
図である。
【図3】従来技術の課題を示す説明図である。
【符号の説明】
15,16 ペダル 25,26 レバー 33,34 ペダル用パイロット弁 37,38 レバー用パイロット弁 45,55 走行コントロール弁 63,64 検知手段のパイロット管路 73,74 切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山川 淳 東京都港区北青山一丁目2番3号 新キャ タピラー三菱株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルまたはレバーにより操作されるパ
    イロット弁により走行コントロール弁を制御する建設機
    械の走行制御装置において、 独立操作可能に設けられた左右のペダルおよび左右のレ
    バーと、 左右のペダルによりそれぞれ操作される二つのペダル用
    パイロット弁および左右のレバーによりそれぞれ操作さ
    れる二つのレバー用パイロット弁と、 一側のペダル用パイロット弁またはレバー用パイロット
    弁により制御される一側の走行コントロール弁および他
    側のペダル用パイロット弁またはレバー用パイロット弁
    により制御される他側の走行コントロール弁とを具備し
    たことを特徴とする建設機械の走行制御装置。
  2. 【請求項2】 レバーまたはペダルの一方による操作を
    検知して信号を発する検知手段と、 この検知手段によって切換えられ、レバーまたはペダル
    の他方により操作されるパイロット弁への油圧供給を停
    止する切換弁とを具備したことを特徴とする請求項1記
    載の建設機械の走行制御装置。
JP1993032689U 1993-06-17 1993-06-17 建設機械の走行制御装置 Expired - Lifetime JP2587658Y2 (ja)

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JP2587658Y2 JP2587658Y2 (ja) 1998-12-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101370168B1 (ko) * 2009-08-11 2014-03-04 현대중공업 주식회사 휠 굴삭기 조향밸브 압력을 이용한 파워핸들 제어방법

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KR101370168B1 (ko) * 2009-08-11 2014-03-04 현대중공업 주식회사 휠 굴삭기 조향밸브 압력을 이용한 파워핸들 제어방법

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