JP2013249886A - 建設機械 - Google Patents

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Hiroyuki Tsukamoto
浩之 塚本
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Abstract

【課題】予備アタッチメントの2速駆動と、他のアタッチメントとの同時操作を可能としつつ、同時操作時に予備アタッチメントの速度低下を防止すること。
【解決手段】第1及び第2のポンプ10R、10Lと;第1センターバイパス管路30Rと;第2管路30Lと;第1センターバイパス管路30Rに接続される複数の第1切換弁14R〜16Rと;該第1切換弁を並列に接続するパラレル管路32Rと;該第1切換弁のそれぞれに対応する複数の第1アクチュエータと;第1切換弁16Rとタンク22の間に設けられるカット弁82と;第2管路30Lに設けられる第2切換弁11L〜13Rと;予備アタッチメントを駆動する第2アクチュエータと;第1切換弁16Rとカット弁82との間と、第2切換弁11L〜13Lとを接続する予備管路80と;予備管路80と、第1切換弁16Rへの分岐路B3よりも下流側との間に設けられる第3切換弁70とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、破砕機又はブレーカを含む予備アタッチメントを駆動するアクチュエータを備える建設機械に関する。
従来から、この種の建設機械は知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示の構成では、2つの油圧ポンプから吐出される圧油は、ブームシリンダ、アームシリンダ及び破砕機用シリンダにパラレル(並列)に供給される。
特開2011-153466号公報
ところで、この種の建設機械において、図7に示すように、油圧ポンプ10Rに、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、アームシリンダ9のような複数のアクチュエータが、センターバイパス管路30Rに設けられる切換弁15R,16R,14Rを介して直列に接続される構成が知られている。
この図7に示す構成では、予備アタッチメントとして装着された破砕機92の2速駆動を可能とするために、予備管路80及びカット弁82が設けられる。カット弁82は、センターバイパス管路30Rにおける最下流の切換弁16Rとタンク22の間に設けられる。予備管路80は、センターバイパス管路30Rにおけるカット弁82と最下流の切換弁16Rとの間と、破砕機92に対応して設けられる予備弁11Lの入力ポートとを接続する。破砕機92の2速駆動が必要な状況下では、カット弁82が閉状態に切り換えられる。これにより、油圧ポンプ10Rからの油は、センターバイパス管路30R及び予備管路80を介して予備弁11Lに供給され、油圧ポンプ10Lからの油と合流される。このようにして破砕機92の2速駆動が可能となる。
しかしながら、破砕機92の2速駆動と同時に、バケットやブームの操作を行う場合、油圧ポンプ10R側のセンターバイパス管路30Rが閉じられ、油圧ポンプ10Rからの油が予備弁11Lに供給されなくなり、破砕機92の速度が極端に低下してしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は、破砕機のような予備アタッチメントの2速駆動と、他のアタッチメントとの同時操作を可能としつつ、同時操作時に予備アタッチメントの速度が低下するのを防止できる建設機械の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、第1ポンプと、
前記第1ポンプの吐出側とタンクとを連通する第1センターバイパス管路と、
前記第1センターバイパス管路に設けられ、常態で前記第1センターバイパス管路に接続される通路が開の複数の第1切換弁と、
前記第1ポンプの吐出側と前記複数の第1切換弁の各入力ポートとを並列に接続する各分岐路を備えるパラレル管路と、
前記複数の第1切換弁のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第1切換弁を介して供給される前記第1ポンプからの油により駆動力を発生する複数の第1アクチュエータと、
前記第1センターバイパス管路における前記複数の第1切換弁のうちの最下流の第1切換弁と前記タンクの間に設けられる常態が開のカット弁と、
第2ポンプと、
前記第2ポンプの吐出側に接続される第2管路と、
前記第2管路に設けられる第2切換弁と、
前記第2切換弁に対応して設けられ、前記第2切換弁を介して供給される前記第2ポンプからの油により駆動力を発生し、該駆動力により破砕機又はブレーカを含む予備アタッチメントを駆動する第2アクチュエータと、
前記第1センターバイパス管路における前記複数の第1切換弁のうちの最下流の第1切換弁と前記カット弁との間と、前記第2切換弁の入力ポートとを接続する予備管路と、
前記予備管路と、前記パラレル管路における前記複数の第1切換弁のうちの2番目に上流の第1切換弁への分岐路よりも下流側との間に設けられる常態が閉の第3切換弁とを備えることを特徴とする、建設機械が提供される。
本発明によれば、破砕機のような予備アタッチメントの2速駆動と、他のアタッチメントとの同時操作を可能としつつ、同時操作時に予備アタッチメントの速度が低下するのを防止できる建設機械が得られる。
ブレーカ90が予備アタッチメントとして装着された建設機械1の構成例を示す図である。 破砕機92が予備アタッチメントとして装着された建設機械1の別の構成例を示す図である。 建設機械1に搭載される油圧ポンプ制御装置100の油圧回路図の一例を示す図である。 本実施例のコントローラ54により実行される主要処理の一例を示すフローチャートである。 本実施例のコントローラ54により実行される主要処理の他の一例を示すフローチャートである。 他の一例による油圧ポンプ制御装置100’の油圧回路図を示す図である。 従来構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、ブレーカ90が予備アタッチメントとして装着された建設機械1の構成例を示す図である。図1において、建設機械1は、クローラ式の下部走行体2の上に、旋回機構を介して、上部旋回体3をX軸周りに旋回自在に搭載している。また、上部旋回体3は、前方中央部に、ブーム4、アーム5及びブレーカ90から構成される。
図2は、破砕機92が予備アタッチメントとして装着された建設機械1の別の構成例を示す図である。図2において、建設機械1は、クローラ式の下部走行体2の上に、旋回機構を介して、上部旋回体3をX軸周りに旋回自在に搭載している。また、上部旋回体3は、前方中央部に、ブーム4、アーム5及び破砕機92から構成される。
このように建設機械1は、用途に応じて、バケットをブレーカ90や破砕機92のような予備アタッチメントに交換することができる。
図3は、建設機械1に搭載される油圧ポンプ制御装置100の油圧回路図の一例を示す図である。尚、図3に示す例では、予備アタッチメントの一例として破砕機92が装着されている。
油圧ポンプ制御装置100は、エンジン又は電動モータによって駆動される二つの油圧ポンプ10L、10Rを含む。油圧ポンプ10L、10Rは、それぞれ、一回転当たりの吐出量(cc/rev)が可変であり、切換弁11L、12L及び13Lを連通するセンターバイパス管路30L、又は、切換弁14R、15R及び16Rを連通するセンターバイパス管路30Rを経てタンク22まで圧油を循環させる。
切換弁11L、12L及び13L、及び、切換弁14R、15R及び16Rは、全てオープンセンター型である。即ち切換弁11L、12L及び13L、及び、切換弁14R、15R及び16Rは、それぞれのブリードオフ通路がセンターバイパス管路30L、30Rに接続されることにより、常態(中立位置)で油圧ポンプ10L、10Rの吐出側をタンク22に連通させる。
切換弁12L及び13Lは、油圧ポンプ10Lにより吐出される圧油を主なる動力源とするように割当てられた各アクチュエータに対応して設けられる。切換弁14R、15R及び16Rは、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油を主なる動力源とするように割当てられた各アクチュエータに対応して設けられる。この割当態様は任意である。また、各アクチュエータの配列順(上流側からの順序)についても任意である。図示の例では、一例として、上流側から順に切換弁15R、14R及び16Rには、それぞれ、ブームシリンダ7、バケットシリンダ9及びアームシリンダ8が接続される。また、切換弁12Lには、旋回用油圧モータ44が接続される。また、切換弁12Lより下流側の切換弁11Lには、予備アタッチメントの一例としての破砕機92(正確には破砕機92のシリンダ)が接続される。以下、切換弁11Lについては、「予備弁11L」とも称する。
油圧ポンプ10Lには、パラレル回路32Lを介して切換弁11L、12L及び13Lの各入力ポートが並列に接続される。
同様に、油圧ポンプ10Rには、パラレル回路32Rを介して切換弁14R、15R及び16Rの各入力ポートが並列に接続される。即ち、パラレル回路32Rは、切換弁14R、15R及び16Rの各入力ポートを並列に接続する各分岐路321R,322R,323Rを備える。各分岐路321R,322R,323Rは、パラレル回路32Rにおける各分岐点B1,B2,B3から分岐し、それぞれ切換弁14R、15R及び16Rの各入力ポートへの流れのみを許容する逆止弁を備える。従って、バケットシリンダ9、ブームシリンダ7及びアームシリンダ8には、切換弁14R、15R及び16Rの各状態(各位置)に応じて、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油がセンターバイパス管路30Rを介して又はパラレル回路32Rを介して導入される。
センターバイパス管路30L、30Rは、それぞれ、最下流にある切換弁13L、16Rとタンク22との間にネガコン絞り20L、20Rを備える。ネガコン絞り20L、20Rは、ネガコンシステムのための制御圧(以下、「ネガコン圧」とする。)を発生させる。尚、ネガコン以外の制御方式を採用する場合は、ネガコン絞り20L、20Rは省略されてよい。
センターバイパス管路30Rには、最下流にある切換弁16Rとタンク22との間にカット弁82が設けられる。ネガコン絞り20Rが設けられる場合、カット弁82は、ネガコン絞り20Rより上流側に設けられる。カット弁82は、ノーマルオープンバルブであり、その開閉状態は、制御弁84を介してコントローラ54により制御される。コントローラ54が制御弁84に開指令を与えると、制御弁84の位置が変化し、カット弁82がパイロット圧を受けて開状態となる。尚、制御弁84は、電磁開閉弁であってもよい。また、同様に、カット弁82は、電磁開閉弁であってもよい。この場合、制御弁84は省略されてよい。
センターバイパス管路30Rには、予備管路80が接続される。予備管路80は、センターバイパス管路30Rにおける最下流の切換弁16Rとカット弁82との間(図中、P1で指示)と、予備弁11Lの入力ポートとを接続する。予備管路80には、予備弁11Lの入力ポートに向かう油の流れのみを許容する逆止弁81が設けられる。このようにして、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、予備管路80及び予備弁11Lを介して予備アタッチメント(本例では破砕機92)に供給されることができる。
予備管路80は、パラレル回路32Rに切換弁70を介して接続される。即ち、切換弁70は、予備管路80とパラレル回路32Rとの間に設けられ、これらを接続する。図3に示す例では、切換弁70は、パラレル回路32Rにおける最下流の切換弁16Rへの分岐路323Rよりも下流側に設けられる。即ち、切換弁70は、パラレル回路32Rにおける最下流の切換弁16Rへの分岐点B3と、予備管路80との間に設けられる。尚、図3に示す例では、パラレル回路32Rにおける最下流の切換弁16Rへの分岐点B3と、センターバイパス管路30Rにおける最下流の切換弁16Rとカット弁82との間(図中、P1で指示)との間の管路72に、切換弁70が設けられる。尚、この管路72は、必ずしもセンターバイパス管路30Rにおける最下流の切換弁16Rとカット弁82との間(図中、P1で指示)に接続される必要は無く、予備管路80における逆止弁81よりも上流側の任意の位置に接続されてもよい。また、管路72は、予備管路80における逆止弁81と予備弁11Lの入力ポートとの間に接続されてもよい。但し、この場合、管路72に逆止弁を追加する必要が生じる。
切換弁70は、ノーマルクローズバルブであり、開閉状態は、コントローラ54により制御される。尚、切換弁70は、電磁弁に代えて、パイロット油圧により開閉状態が制御される切換弁であってもよい。また、切換弁70は、電磁比例弁であってもよい。切換弁70は、好ましくは、図3に示すように、絞り70Aを備える。即ち、切換弁70は、好ましくは、開状態における流量を制限する絞り70Aを有する。尚、この絞り70Aに代えて又は加えて、予備管路80における逆止弁81よりも上流側の任意の位置に同様の絞りが設けられてもよい。
切換弁70が閉位置にあるとき、予備管路80とパラレル回路32Rとは切り離され、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、センターバイパス管路30Rのみを介して予備管路80(ひいては予備弁11L及び破砕機92)へと供給されることができる。他方、切換弁70が開位置にあるとき、予備管路80とパラレル回路32Rとは連通し、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、センターバイパス管路30R又はパラレル回路32Rを介して予備管路80(ひいては予備弁11L及び破砕機92)へと供給されることができる。例えば、アーム5が操作されて切換弁16Rによりセンターバイパス管路30Rが閉じられている場合は、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、パラレル回路32Rを介して予備管路80(ひいては予備弁11L及び破砕機92)へと供給されることができる。尚、この際、例えば更にブーム4が操作されたときでも、切換弁70の絞り70Aの作用により、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、ブーム4に対応する切換弁15Rにも適切に供給されるので(即ち、破砕機92の負荷が低くても切換弁15Rへ油が供給されるので)、ブーム4の動きを保証することができる。
操作装置26は、ブーム4、アーム5、及びバケット等を操作するための操作装置であり、各種のレバーやペダル(アーム操作レバー、ブーム操作レバー、バケット操作レバー等)を含んでよい。操作装置26における各種のレバーやペダルの各操作量を表す電気信号は、コントローラ54に供給される。ユーザによる各種のレバーやペダルの操作量の検知方法は、パイロット圧を圧力センサで検知する方法であってもよいし、レバー角度を検知する方法であってもよい。
操作装置27は、予備アタッチメント(本例では破砕機92)を操作するための操作装置であり、レバーやペダルを含む任意の形態であってよい。操作装置27の操作量を表す電気信号は、コントローラ54に供給される。操作装置27の操作量の検知方法は、任意であるが、図示のように、パイロット圧を圧力センサ270で検知する方法であってもよい。操作装置27が操作されると、切換弁11Lのパイロットポートにパイロット圧が印加され、切換弁11Lのスプール位置が変化する。尚、切換弁11Lは、電磁弁であってもよい。尚、以下では、破砕機92の操作、即ち操作装置27に対する操作を、「予備操作」とも称する。
コントローラ54は、任意のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組み合わせにより実現されてよい。コントローラ54は、例えばCPUを含み、以下で説明する各種機能を実現する。コントローラ54には、各種制御対象(例えば制御弁84)や情報供給源(例えば圧力センサ270)が接続される。また、コントローラ54には、予備2速選択スイッチSW1が接続されてよい。予備2速選択スイッチSW1は、予備アタッチメント(本例では破砕機92)を2速で動作させたいときにユーザによりオンされるスイッチである。また、コントローラ54には、キーボードやマウス等のような任意のユーザインターフェース(図示せず)が接続されてよい。例えば、ユーザインターフェースは、設定画面を表示する表示装置のタッチパネル上に形成されるタッチスイッチであってもよい。
図4は、本実施例のコントローラ54により実行される主要処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ400では、予備2速選択スイッチSW1がオンであるか否かが判定される。予備2速選択スイッチSW1がオンである場合は、ステップ402に進む。
ステップ402では、カット弁82が閉位置に切り換えられる。即ち、カット弁82によりセンターバイパス管路30Rがタンク22から遮断される。ステップ402の処理が終了すると、ステップ404に進む。尚、カット弁82が既に閉位置にあるときは、ステップ404にそのまま進む。
ステップ404では、圧力センサ270からの情報に基づいて、予備操作(破砕機92の操作、即ち操作装置27に対する操作)が検出されたか否かが判定される。予備操作が検出された場合は、ステップ406に進み、予備操作が検出されない場合は、ステップ410に進む。
ステップ406では、ブーム4、アーム5等の操作が検出されたか否かが判定される。即ち、センターバイパス管路30Rが切換弁(本例では、切換弁14R、15R及び16R)により遮断される操作が検出されたか否かが判定される。尚、ブーム4、アーム5等の操作は、図示しない検出器により検出されてよい。ブーム4、アーム5等の操作が検出された場合、即ち、予備操作と、ブーム4、アーム5等の操作との同時操作が検出された場合には、ステップ408に進み、それ以外の場合、即ち、予備操作が単独で検出された場合には、ステップ410に進む。
ステップ408では、切換弁70が開位置に切り換えられる。これにより、予備管路80とパラレル回路32Rとは連通し、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、パラレル回路32R及び予備管路80を介して予備弁11Lに供給されることができる。予備弁11Lに供給された油圧ポンプ10Rからの油は、油圧ポンプ10Lにより吐出される圧油と合流されて破砕機92に供給される。このようにして、予備操作と、ブーム4、アーム5等の操作との同時操作時には、パラレル回路32R及び予備管路80を介して予備操作(速度低下が防止された破砕機92の2速駆動)を保証することができる。
ステップ410では、切換弁70が閉位置に保持される(又は閉位置に切り換えられる)。この場合、予備管路80とパラレル回路32Rとは切り離されるが、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、センターバイパス管路30Rを介して予備弁11Lに供給されることができる。予備弁11Lに供給された油圧ポンプ10Rからの油は、油圧ポンプ10Lにより吐出される圧油と合流されて破砕機92に供給される。このようにして、単独の予備操作時には、センターバイパス管路30Rを介して破砕機92の2速駆動を保証することができる。
尚、図4に示す処理において、操作量が所定閾値以上の予備操作と、ブーム4、アーム5等の操作との同時操作が検出された場合には、ステップ408に進むこととし、操作量が所定閾値未満の予備操作と、ブーム4、アーム5等の操作との同時操作が検出された場合には、ステップ410に進むこととしてもよい。この場合、所定閾値は、破砕機92の2速駆動を実現すべき操作量に対応してよい。
また、図4に示す処理において、切換弁70が電磁比例弁である場合には、上記ステップ408では、切換弁70は、予備操作の操作量に比例して開口が増大する態様で制御されてもよい。これにより、予備操作の操作量に応じて合流流量(センターバイパス管路30Rを介して予備弁11Lに供給される油圧ポンプ10Rからの油)が変化するため、よりユーザ(オペレータ)の意向に合った操作感を実現することができる。
また、図4に示す処理において、予備2速選択スイッチSW1を備えていない構成では、他の同様の操作又は設定(即ち、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油を予備管路80を介して予備弁11Lに供給すべき状況が生じうる操作又は設定)がなされた場合に、ステップ402に進むこととしてよい。例えば、ユーザが、ユーザインターフェースを介して設定画面にて、油圧ポンプ10Rの最大吐出量又は所定の上限吐出量を超えるような破砕機92への最大供給流量を設定した場合に(即ち、破砕機92への供給流量設定値が油圧ポンプ10Rの最大吐出量又は所定の上限吐出量を超える場合に)、ステップ402に進むこととしてよい。
また、図4に示す処理では、予備2速選択スイッチSW1がオンになった場合は、予備操作の有無に関係なく、ステップ402でカット弁82が閉位置に切り換えられているが、予備2速選択スイッチSW1がオンになり、且つ、予備操作が検出された場合に、カット弁82を閉位置に切り換えることとしてもよい。
図5は、本実施例のコントローラ54により実行される主要処理の他の一例を示すフローチャートである。
ステップ500では、予備2速選択スイッチSW1がオンであるか否かが判定される。予備2速選択スイッチSW1がオンである場合は、ステップ502に進む。
ステップ502では、カット弁82が閉位置に切り換えられる。即ち、カット弁82によりセンターバイパス管路30Rがタンク22から遮断される。ステップ502の処理が終了すると、ステップ504に進む。
ステップ504では、切換弁70が開位置に切り換えられる。切換弁70が開位置に切り換えられると、切換弁70の開状態は、その後の各種アタッチメントの操作状態の如何に関わらず、予備2速選択スイッチSW1がオフされるまで維持されてよい。これにより、各種アタッチメントの操作状態に応じて、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、センターバイパス管路30R及び予備管路80を介して又はパラレル回路32R及び予備管路80を介して予備弁11Lに供給されることができる。予備弁11Lに供給された油圧ポンプ10Rからの油は、油圧ポンプ10Lにより吐出される圧油と合流されて破砕機92に供給される。例えば、予備操作と、ブーム4、アーム5等の操作との同時操作時には、ブーム4、アーム5等の操作に起因してセンターバイパス管路30Rは閉じられるが、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、パラレル回路32R及び予備管路80を介して予備弁11Lに供給されることができる。また、単独の予備操作時には、切換弁70が開状態であっても、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、センターバイパス管路30R及び予備管路80を介して予備弁11Lに供給されることができる。
尚、図5に示す処理においても、図4に示す処理と同様、切換弁70が電磁比例弁である場合には、切換弁70は、予備操作の操作量に比例して開口が増大する態様で制御されてもよい。これにより、予備操作の操作量に応じて合流流量(センターバイパス管路30Rを介して予備弁11Lに供給される油圧ポンプ10Rからの油)が変化するため、よりユーザ(オペレータ)の意向に合った操作感を実現することができる。
また、図5に示す処理において、予備2速選択スイッチSW1を備えていない構成では、他の同様の操作又は設定(即ち、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油を予備管路80を介して予備弁11Lに供給すべき状況が生じうる操作又は設定)がなされた場合に、ステップ502に進むこととしてよい。例えば、ユーザが、ユーザインターフェースを介して設定画面にて、油圧ポンプ10Rの最大吐出量又は所定の上限吐出量を超えるような破砕機92への最大供給流量を設定した場合に、ステップ502に進むこととしてよい。
また、図5に示す処理では、予備2速選択スイッチSW1がオンになった場合は、予備操作の有無に関係なく、ステップ502でカット弁82が閉位置に切り換えられているが、予備2速選択スイッチSW1がオンになり、且つ、最初の予備操作が検出された場合に、カット弁82が閉位置に切り換えられることとしてもよい。この場合、カット弁82が閉位置に切り換えられた後、ステップ504にて切換弁70が開位置に切り換えられることとしてもよい。この場合も、このようにして形成されたカット弁82の閉状態及び切換弁70の開状態は、その後の各種アタッチメントの操作状態の如何に関わらず、予備2速選択スイッチSW1がオフされるまで維持されてよい。
以上説明した本実施例の建設機械1によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
本実施例によれば、上述の如く、2速の予備操作と、ブーム4、アーム5等の操作との同時操作が可能である。また、かかる同時操作時においても、油圧ポンプ10Rにより吐出される圧油は、パラレル回路32R及び予備管路80を介して予備弁11Lに供給されることができるので、破砕機92の速度が低下するのを防止することができる。また、絞り70Aを介在させた場合には、ブーム4、アーム5等の他のアタッチメントの動きを保証しつつ、破砕機92の速度低下量(2速からの低下量)を最小限に抑えることができる。また、切換弁70として電磁比例弁を用いた場合は、予備操作の操作量に応じて破砕機92への合流流量を最適化することができ、オペレータの意向に合う操作感を実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例では、好ましい例として、切換弁70は、パラレル回路32Rにおける最下流の切換弁16Rへの分岐路323Rよりも下流側に設けられる。しかしながら、切換弁70は、パラレル回路32Rにおける2番目に上流の切換弁14Rへの分岐路322Rよりも下流側に設けられていればよい。例えば、図6に示す油圧ポンプ制御装置100’のように、切換弁70は、2番目に上流の切換弁14Rへの分岐路322Rよりも下流側で、且つ、最下流の切換弁16Rへの分岐路323Rよりも上流側に、設けられてもよい(即ち切換弁70は、分岐点B2と分岐点B3の間に設けられてもよい)。
また、上述では、図2に示す特定の構成の油圧回路が開示されているが、油圧回路の構成は多種多様である。例えば、油圧アクチュエータの一部は、電動モータにより駆動される油圧ポンプにより実現されてもよい。また、ネガコン制御以外の制御方式(例えばポジコン、ロードセンシング等)を実現する油圧回路が使用されてもよい。
また、上述では、油圧ポンプ10L、10Rのそれぞれに対してセンターバイパス管路30L、30R及びパラレル回路32L、32Rが設けられているが、予備弁11L側の構成(上述した例では、油圧ポンプ10L側の構成)については、必ずしもセンターバイパス管路30L及びパラレル回路32Rが設けられる必要はない。即ち、油圧ポンプ10Lにより吐出される圧油が予備アタッチメント(本例では破砕機92)に予備弁11Lを介して導入される第2油路(管路)を備える限り、かかる第2油路の構成は任意である(従って、かかる第2油路は、センターバイパス管路である必要も無い)。例えば、予備弁11L側の構成(上述した例では、油圧ポンプ10L側の構成)については、センターバイパス管路30Lのみが設けられてもよい(パラレル回路32Rが省略されてもよい)。また、予備弁11Lについても、油圧ポンプ10Lにより吐出され第2油路を介して供給される圧油と、油圧ポンプ10Rにより吐出され予備管路80を介して供給される圧油とを合流させて予備アタッチメント(本例では破砕機92)に供給できるものであれば、その構成は任意である。
1 建設機械
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10L、10R 油圧ポンプ
11L 切換弁(予備弁)
12L 切換弁
13L 切換弁
14R 切換弁
15R 切換弁
16R 切換弁
20L、20R ネガコン絞り
22 タンク
26 操作装置
27 操作装置
270 圧力センサ
30L、30R センターバイパス管路
32L、32R パラレル回路
54 コントローラ
70 切換弁
70A 絞り
80 予備管路
82 カット弁
90 ブレーカ
92 破砕機
100、100’ 油圧ポンプ制御装置

Claims (9)

  1. 第1ポンプと、
    前記第1ポンプの吐出側とタンクとを連通する第1センターバイパス管路と、
    前記第1センターバイパス管路に設けられ、常態で前記第1センターバイパス管路に接続される通路が開の複数の第1切換弁と、
    前記第1ポンプの吐出側と前記複数の第1切換弁の各入力ポートとを並列に接続する各分岐路を備えるパラレル管路と、
    前記複数の第1切換弁のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記第1切換弁を介して供給される前記第1ポンプからの油により駆動力を発生する複数の第1アクチュエータと、
    前記第1センターバイパス管路における前記複数の第1切換弁のうちの最下流の第1切換弁と前記タンクの間に設けられる常態が開のカット弁と、
    第2ポンプと、
    前記第2ポンプの吐出側に接続される第2管路と、
    前記第2管路に設けられる第2切換弁と、
    前記第2切換弁に対応して設けられ、前記第2切換弁を介して供給される前記第2ポンプからの油により駆動力を発生し、該駆動力により破砕機又はブレーカを含む予備アタッチメントを駆動する第2アクチュエータと、
    前記第1センターバイパス管路における前記複数の第1切換弁のうちの最下流の第1切換弁と前記カット弁との間と、前記第2切換弁の入力ポートとを接続する予備管路と、
    前記予備管路と、前記パラレル管路における前記複数の第1切換弁のうちの2番目に上流の第1切換弁への分岐路よりも下流側との間に設けられる常態が閉の第3切換弁とを備えることを特徴とする、建設機械。
  2. 前記第3切換弁は、前記予備管路と、前記パラレル管路における前記複数の第1切換弁のうちの最下流の第1切換弁への分岐路よりも下流側との間に設けられる、請求項1に記載の建設機械。
  3. コントローラを更に備え、
    前記コントローラは、所定の条件が成立した場合に、前記カット弁を閉状態に切り換えると共に、前記第3切換弁を制御して前記予備管路と前記パラレル管路とを連通させる、請求項1又は2に記載の建設機械。
  4. 前記コントローラは、前記第2アクチュエータへ前記予備管路を介して前記第1ポンプからの油を供給すべき状況が生じうる設定又は操作がなされた場合に、前記カット弁を閉状態に切り換えると共に、前記第3切換弁を制御して前記予備管路と前記パラレル管路とを連通させる、請求項3に記載の建設機械。
  5. コントローラを更に備え、
    前記コントローラは、所定の第1条件が成立した場合に、前記カット弁を閉状態に切り換えると共に、前記カット弁が閉状態であるときに所定の第2条件が成立した場合に、前記第3切換弁を制御して前記予備管路と前記パラレル管路とを連通させる、請求項1又は2に記載の建設機械。
  6. 前記コントローラは、前記第2アクチュエータへ前記予備管路を介して前記第1ポンプからの油を供給すべき状況が生じうる設定又は操作がなされた場合に、前記カット弁を閉状態に切り換えると共に、前記カット弁が閉状態であるときに前記第1アクチュエータに係るアタッチメントと予備アタッチメントの同時操作が検出された場合に、前記第3切換弁を制御して前記予備管路と前記パラレル管路とを連通させる、請求項5に記載の建設機械。
  7. 前記第3切換弁は絞りを備える、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の建設機械。
  8. 前記第2アクチュエータにより駆動されるアタッチメントは、破砕機又はブレーカである、請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の建設機械。
  9. 前記第3切換弁は、電磁比例弁であり、前記予備アタッチメントの操作量に応じて開口が増加する態様で制御される、請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の建設機械。
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