JP3715060B2 - 油圧ポンプのカットオフ装置 - Google Patents

油圧ポンプのカットオフ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧ポンプの吐出回路の圧力が所定の圧力になると油圧ポンプの吐出流量を減少させるカットオフ制御を行う油圧ポンプのカットオフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカットオフ制御を行う油圧ポンプのカットオフ装置は、一例として、特開平5−302575号公報や特開平5−172107号公報に記載のものがある。これら従来の油圧ポンプのカットオフ装置は、油圧ポンプ、この油圧ポンプにより駆動される油圧アクチュエータ及び油圧ポンプの吐出回路の最大圧力を決定するリリーフ弁とを有する油圧駆動装置に設けられており、油圧ポンプの吐出回路の圧力(以下、回路圧力という)を検出する圧力センサと、圧力センサからの信号により油圧ポンプの吐出流量を制御するコントローラ及びレギュレータとを有している。
【0003】
これら従来の油圧ポンプのカットオフ装置によれば、圧力センサにより検出された回路圧力が、リリーフ弁の設定圧付近のコントローラに予め設定された圧力(以下、カットオフ圧力という)以上になると、油圧ポンプの吐出流量を減少させるカットオフ制御が行われ、回路圧力がリリーフ設定圧に達してリリーフ弁が作動したときのエネルギロスを低減し、経済性を向上している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術には次のような問題がある。
【0005】
一般的に、リリーフ弁の設定圧の大きさは製品毎にある程度バラツキがある。また、圧力センサの精度にも製品毎にバラツキがある。このようなバラツキのため、従来のカットオフ制御では、コントローラに設定されるカットオフ圧力は、リリーフ弁の設計上のリリーフ圧(以下、リリーフ圧の設計値という)よりも低い値に設定されている。
【0006】
すなわち、上記カットオフ制御が機能するためには、回路圧力がカットオフ圧力に達する必要がある。しかし、カットオフ圧力をリリーフ圧の設計値に等しく設定すると、リリーフ弁の設定圧のバラツキによりリリーフ弁の設定圧がリリーフ圧の設計値よりも低い場合があり、この場合は回路圧力がリリーフ圧の設計値に達する前にリリーフ弁が動作するので、回路圧力がリリーフ圧の設計値まで上昇せず、カットオフ制御が機能しなくなる。また、圧力センサの検出精度のバラツキによっても同様の事態が生じる。このようなことから、カットオフ制御を確実に機能させるためには、リリーフ弁の設定圧のバラツキと圧力センサの検出精度のバラツキを考慮し、これらバラツキの最大幅に余裕を加味した分、カットオフ圧力をリリーフ圧の設計値より低く設定する必要がある。
【0007】
例えば、リリーフ弁のリリーフ圧の設計値を350kg/cm2とした場合、リリーフ弁の設定圧や圧力センサの検出精度のバラツキの最大幅の合計を15kg/cm2とすれば、5kg/cm2の余裕を加味して、カットオフ圧力は330kg/cm2に設定される。
【0008】
このような設定のため、上記従来技術では、回路圧力がリリーフ弁の設定圧に達し、リリーフ弁が動作する前にカットオフ制御が機能し、油圧ポンプの吐出流量を減少させるので、リリーフ弁の動作前に油圧アクチュエータの速度が急に遅くなり、作業性が低下する。
【0009】
本発明の目的は、リリーフ弁の動作に同期してカットオフ制御を行わせ、作業性を向上することができる油圧ポンプのカットオフ装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、上記目的を達成するために、可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出回路の最大圧力を決定するリリーフ弁と、前記油圧ポンプにより駆動される複数の油圧アクチュエータと、前記油圧ポンプから前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量及び方向を制御する複数の方向切換弁と、これら複数の方向切換弁を切り換え操作する複数の操作装置と、これら複数の操作装置の操作信号のうちの最大操作量に対応する操作信号がポジティブ制御信号として導かれ、前記油圧ポンプの吐出流量を調整するポジティブ制御用のレギュレータとを備える油圧駆動装置における油圧ポンプのカットオフ装置において、前記リリーフ弁の下流に設けられた絞りと、前記リリーフ弁から排出された圧油によりリリーフ弁と絞りの間の圧力が上昇すると、前記油圧ポンプの吐出流量が減少するよう前記レギュレータを動作させるカットオフ制御手段とを有するものとする。
【0011】
以上のように構成した本発明においては、油圧ポンプの吐出回路の圧力がリリーフ弁の設定圧に達してリリーフ弁が動作すると、リリーフ弁から排出された圧油によりリリーフ弁と絞りの間の圧力が上昇し、カットオフ制御手段により油圧ポンプの吐出流量が減少するようレギュレータを動作させるので、リリーフ弁の設定圧のバラツキに係わらず、リリーフ弁の動作に同期してカットオフ制御を行うことができ、作業性を向上することができる。
【0012】
(2)上記(1)において、好ましくは、前記カットオフ制御手段は、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力を前記レギュレータに流量減少方向の信号圧として導く手段である。
【0013】
(3)また、上記(1)において、好ましくは、前記カットオフ制御手段は、前記ポジティブ制御信号を前記レギュレータに導く管路に設けられ、この管路を遮断する第1位置と管路を連通する第2位置とに切り換え可能な切換弁と、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力を前記切換弁の切換圧力として前記切換弁に導き、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力が上昇すると、前記切換弁を前記第2位置から第1位置に切り換える手段とを有するものとする。
【0014】
(4)更に、上記(1)において、好ましくは、前記カットオフ制御手段を機能させるかどうかを選択する選択手段を更に有するものとする。
【0015】
これにより、作業内容に応じて、油圧ポンプの吐出回路の圧力がリリーフ弁の設定圧に達してリリーフ弁が動作してもカットオフ制御が行われないようにすることができ、作業に力強さが必要な走行やアーム引き操作で力強い作業を行うことができる。
【0016】
(5)上記(4)において、好ましくは、前記選択手段は、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力を前記レギュレータに流量減少方向の信号圧として導く管路に設けられ、この管路を連通する第1位置と管路を遮断する第2位置とに切り換え可能な電磁弁と、この電磁弁を前記第1位置と第2位置のいずれかに切り換える切換手段を有するものとする。
【0017】
(6)また、上記(4)において、好ましくは、前記選択手段は、前記リリーフ弁と前記絞りの間を前記絞りとパラレルにタンクに接続する管路に設けられ、この管路を遮断する第1位置と管路を連通する第2位置とに切り換え可能な電磁弁と、この電磁弁を前記第1位置と第2位置のいずれかに切り換える切換手段を有するものとする。
【0018】
これにより、選択手段でカットオフ制御手段を機能させないときに、リリーフ弁が動作すると、リリーフ弁から排出された圧油は絞りを介さずにタンクに戻るため、リリーフ弁が絞りで生じる背圧分だけ設定圧より高い圧力で動作することが防止され、油圧ポンプの吐出圧力が上昇によるエネルギロスを低減することができる。
【0019】
(7)上記(5)又は(6)において、好ましくは、前記切換手段は、オペレータにより操作される入力スイッチを有するものとする。
【0020】
これにより、カットオフ制御を常時行わないようにもすることができ、常時力強さが必要な作業にも対応できる。
【0021】
(8)また、上記(5)又は(6)において、好ましくは、前記切換手段は、前記複数の操作装置の操作信号を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に応じて前記電磁弁を前記第1位置と第2位置とに切り換える切換信号を出力するコントローラとを有するものとする。
【0022】
これにより、力強さが必要な作業が行われているときに、自動的にカットオフ制御が行われないようにでき、操作性を向上できる。
【0023】
(9)上記(8)において、好ましくは、前記複数の操作装置は、油圧ショベルの走行を指示する第1操作装置と、前記油圧ショベルのアーム操作を指示する第2操作装置とを含み、前記コントローラは、前記検出手段により走行を指示する前記第1操作装置の操作信号とアーム引き操作を指示する第2操作装置の操作信号が共に検出されないと、前記電磁弁を前記第1位置に切り換える切換信号を出力し、前記検出手段により走行を指示する前記第1操作装置の操作信号とアーム引き操作を指示する第2操作装置の操作信号のいずれかが検出されると、前記電磁弁を前記第1位置に切り換える切換信号を出力しない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
【0025】
本発明の第1の実施形態を図1〜図4を用いて説明する。
図1において、本実施形態における油圧駆動装置は、可変容量型の油圧ポンプ1と、油圧ポンプ1の吐出回路の最大圧力を決定するリリーフ弁4と、油圧ポンプ1から供給される圧油により駆動され、図示しない油圧ショベルの下部走行体を駆動する走行モータ61、図示しない油圧ショベルのアームを回動するアームシリンダ62を含む複数の油圧アクチュエータと、油圧ポンプ1から走行モータ61とアームシリンダ62とを含む複数の油圧アクチュエータにそれぞれ供給される圧油の流量及び方向をそれぞれ制御する方向切換弁10,12を含む複数の方向切換弁と、パイロット圧を発生し、方向切換弁10,12をそれぞれ切り換え操作する操作装置91,92を含む複数の操作装置と、これら複数の操作装置で発生した最大のパイロット圧がポジティブ制御信号として導かれ、油圧ポンプ1の吐出流量を調整するポジティブ制御用のレギュレータ3とを有している。
【0026】
なお、図1では、上記複数の油圧アクチュエータのうち走行モータ61とアームシリンダ62を除く油圧アクチュエータ、上記複数の方向切換弁のうち方向切換弁10,12を除く方向切換弁、上記複数の操作装置のうち操作装置91,92を除く操作装置、これらに関連する管路については、図示を省略し、一点鎖線の囲み部11により一括して表示している。方向切換弁10,12、及び囲み部11に含まれる方向切換弁は、バイパスライン18に接続され、バイパスライン18の上流側は管路35に、下流側はタンクライン19を介してタンク20に接続されている。また、方向切換弁10,12の圧油供給ポートは管路35にパラレル管路17を介して並列に接続されている。
【0027】
操作装置91の操作ペダル91aを操作すると、その操作方向が前進の場合は、操作装置91で発生したパイロット圧が管路31を通り方向切換弁10の駆動部10aに導かれ、後進の場合は管路32を通り方向切換弁10の駆動部10bに導かれ、それぞれ方向切換弁10が切り換わり、油圧ポンプ1から走行モータ62に圧油が供給され、油圧ショベルが前進方向又は後進方向に走行する。一方、操作装置92の操作レバー92aをアーム押し方向に操作すると、操作装置92で発生したパイロット圧は、管路33を通り方向切換弁12の駆動部12aに導かれ、方向切換弁12が切り換わり、油圧ポンプ1からアームシリンダ62のロッド側に圧油が供給され、アームが押し方向に回動する。また、操作装置92の操作レバー92aをアーム引き方向に操作すると、操作装置92で発生したパイロット圧は、管路34を通り方向切換弁12の駆動部12bに導かれ、方向切換弁12が切り換わり、油圧ポンプ1からアームシリンダ61のボトム側に圧油が供給され、アームが引き方向に回動する。
【0028】
リリーフ弁4は、油圧ポンプ1と方向切換弁10,12を含む複数の方向切換弁とを接続する吐出回路の管路35から分岐しタンク37に至る管路36に設けられ、油圧ポンプ1の吐出回路の圧力(以下、回路圧力という)がリリーフ弁4の設定圧に達すると動作して油圧ポンプ1からの圧油を絞り5を介してタンク37に戻す。
【0029】
レギュレータ3は、ピストン3aを有しており、ピストン3aが図示右方に移動すると、油圧ポンプ1からの吐出流量が減少するよう油圧ポンプ1の傾転角を変え、ピストン3aが図示左方に移動すると、油圧ポンプ1からの吐出流量が増大するよう油圧ポンプ1の傾転角を変える。また、レギュレータ3のロッド側には、シャトル弁81〜83で選択された操作装置91,92を含む複数の操作装置でそれぞれ発生したパイロット圧のうち最大のパイロット圧(以下、ポジティブ制御圧という)が管路7を介して導かれている。このため、図2に示すように、ポジティブ制御圧が増大すると、ピストン3aが図示左方に移動して油圧ポンプ1の吐出流量を増大させる。つまり、油圧ポンプ1は、操作装置91,92を含む複数の操作装置からの最大のパイロット圧に応じて吐出流量を制御するポジティブ制御により吐出流量が制御されている。
【0030】
以上のような油圧駆動装置に本発明の油圧ポンプのカットオフ装置が設けられている。このカットオフ装置は、リリーフ弁4の下流に位置する絞り5と、リリーフ弁4から排出された圧油によりリリーフ弁4と絞り5との間の圧力(以下、リリーフ弁4の排出圧力という)が上昇すると油圧ポンプ1の吐出流量が減少するようレギュレータ3を動作させるカットオフ制御装置21とを有している。
【0031】
カットオフ制御装置21は、リリーフ弁4と絞り5との間から分岐し、リリーフ弁4の排出圧力をレギュレータ3のボトム側に導く管路6と、管路6に設けられ、管路6を連通する第1位置と遮断する第2位置とに切り換え可能な電磁弁23と、管路31,32,34にそれぞれ設けられ、それぞれのパイロット圧を検出する圧力センサ50〜52と、オペレータにより操作されカットオフ制御をするか否かを指示する入力スイッチ28と、圧力センサ50〜52及び入力スイッチ28からの信号により電磁弁23を切り換える切換信号を生成し、電磁弁23に出力するコントローラ26とで構成されている。
【0032】
電磁弁23は、コントローラ26から切換信号が与えられないときは、管路6を遮断する図示の第2位置にあり、コントローラ26から切換信号が与えられると、管路6を連通する第1位置に切り換わる。
【0033】
入力スイッチ28は、位置A,B,Cの3位置を有しており、位置Aを選択すると、油圧ショベルが走行するときのみカットオフ制御をしないようにコントローラ26に指示し、位置Bを選択するとアームを引く動作をするときのみカットオフ制御をしないようにコントローラ26に指示し、位置Cを選択すると常にカットオフ制御をしないようにコントローラ26に指示する。
【0034】
コントローラ26での処理内容について図3のフローチャートを用いて以下に説明する。
まず、入力スイッチ28及び圧力センサ50〜52の信号が入力されると(ステップ100)、入力スイッチ28の位置Aが選択されているかどうかが判定される(ステップ101)。そして、位置Aが選択されていると判定されれば、次に、操作装置91により油圧ショベルの走行が指示されているかどうか、つまり圧力センサ50又は51から信号があるかどうかが判定され(ステップ102)、圧力センサ50又は51から信号があれば、電磁弁23へ切換信号を出力せず(ステップ106)、圧力センサ50又は51から信号がなければ、電磁弁23へ切換信号を出力する(ステップ105)。一方、ステップ101で、位置Aが選択されていないと判定されれば、次に、入力スイッチ28の位置Bが選択されているかどうかが判定され(ステップ103)、位置Bが選択されていると判定されれば、操作装置92によりアーム引きが指示されているかどうか、つまり圧力センサ52から信号があるかどうかが判定され(ステップ104)、圧力センサ52から信号があれば、電磁弁23へ切換信号を出力せず(ステップ106)、圧力センサ52から信号がなければ、電磁弁23へ切換信号を出力する(ステップ105)。また、ステップ103で、位置Bが選択されていないと判定されれば、つまり位置Cが選択されているときは、圧力センサ50〜52からの信号の有無に係わらず電磁弁23へ切換信号を出力しない(ステップ106)。
【0035】
次に、以上のように構成した本実施形態の動作を説明する。
【0036】
オペレータが操作装置91,92を含む複数の操作装置の少なくとも1つを操作すると、対応する方向切換弁が中立位置から切り換えられると共に、レギュレータ3にはポジティブ制御圧が導かれ、レギュレータ3は油圧ポンプ1の吐出流量を増加するようポンプ傾転を増大させ、切り換えられた方向切換弁に対応する油圧アクチュエータに供給される。
【0037】
このとき、入力スイッチ28が位置Aにありかつ操作ペダル91aが操作されていない場合、又は入力スイッチ28が位置Bにありかつ操作レバー92aがアーム引き方向に操作されていない場合には、コントローラ26から電磁弁23へ切換信号が出力され、電磁弁23は管路6を連通する第1位置に切り換わる。このため、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作するとリリーフ弁4の排出圧力が上昇し、この上昇した排出圧力が管路6によりレギュレータ3のボトム側に導かれ、レギュレータ3のピストン3aが図示右方に移動して図4に示すように油圧ポンプ1の吐出流量を減少させる。つまり、これらの場合にはカットオフ制御が行われることになる。
【0038】
このように、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作し、リリーフ弁4と絞り5との間の圧力が上昇すると、カットオフ制御装置21によりカットオフ制御を行わせることにより、リリーフ弁4の設定圧のバラツキに係わらず、リリーフ弁4の動作に同期してカットオフ制御を行わせることができ、リリーフ弁4が動作する前にカットオフ制御が行われて油圧アクチュエータの速度が急に遅くなってしまうことがなく、作業性を向上することができる。
【0039】
一方、入力スイッチ28が位置Aにありかつ操作ペダル91aが操作されている場合、入力スイッチ28で位置Bにありかつ操作レバー92aがアーム引き方向に操作されている場合、又は入力スイッチ28が位置Cにある場合には、コントローラ26から電磁弁23へ切換信号が出力されず、電磁弁23は管路6を遮断する第2位置に切り換わる。このため、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作するとリリーフ弁4の排出圧力は上昇するが、この上昇した排出圧力はレギュレータ3のボトム側に導かれず、油圧ポンプ1の吐出流量は減少しない。つまり、これらの場合にはカットオフ制御は行われない。
【0040】
従って、油圧ショベルを走行している場合やアーム引き操作をしている場合のように作業に力強さが必要な場合には、入力スイッチ28を位置A又はBに切り換えることにより、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作しても、カットオフ制御が行われないので、走行及びアーム引きの作業性を向上できる。
【0041】
以上のように本実施形態によれば、リリーフ弁4の設定圧のバラツキに係わらず、リリーフ弁4の動作に同期してカットオフ制御を行わせ、作業性を向上することができる。
【0042】
また、入力スイッチ28の切り換えにより、作業内容に応じて回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作しても、カットオフ制御が行われないようにすることができ、走行やアーム引きで力強い作業を行うことができる。
【0043】
更に、入力スイッチ28の切り換えにより、カットオフ制御を常時行わないようにすることができ、常時力強さが必要な作業にも対応できる。
【0044】
本発明の第2の実施形態を図5を用いて説明する。図中、図1に示す部材と同様な部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置は、第1の実施形態における入力スイッチ28をとり、コントローラ26の処理機能を変えたものてあり、その他の構成は第1の実施形態と同じである。
【0045】
本実施形態におけるコントローラ26の処理内容について図5のフローチャートを用いて以下に説明する。
まず、圧力センサ50〜52の信号が入力されると(ステップ110)、操作装置91により走行が指示されているかどうか、つまり圧力センサ50又は51から信号があるかどうかが判定され(ステップ111)、圧力センサ50又は51から信号があれば、電磁弁23へ切換信号を出力せず(ステップ114)、圧力センサ50又は51から信号がなければ、操作装置92によりアーム引きが指示されているかどうか、つまり圧力センサ52から信号があるかどうかが判定される(ステップ112)。そして、圧力センサ52から信号があれば、電磁弁23へ切換信号を出力せず(ステップ114)、圧力センサ52から信号がなければ、電磁弁23へ切換信号を出力する(ステップ113)。
【0046】
このように構成した本実施形態においては、操作ペダル91aが操作されておらず、かつ操作レバー92aがアーム引き方向に操作されていない場合には、コントローラ26Aから電磁弁23へ切換信号が出力され、電磁弁23は管路6を連通する第1位置に切り換わり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達すると、第1の実施形態と同様にしてカットオフ制御が行われる。
【0047】
一方、操作ペダル91aが操作されているか、操作レバー92aがアーム引き方向に操作されている場合には、コントローラ26Aから電磁弁23へ切換信号が出力されず、電磁弁23は管路6を遮断する第2位置に切り換わり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達しても、第1の実施形態と同様にしてカットオフ制御は行われない。
【0048】
従って、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、リリーフ弁4の設定圧のバラツキに係わらず、リリーフ弁4の動作に同期してカットオフ制御を行うことができ、作業性を向上することができる。
【0049】
また、作業に力強さが必要な油圧ショベルを走行している場合やアーム引き操作をしている場合には、スイッチを切り換えなくても自動的にカットオフ制御が行われないようになり、操作性を向上できる。
【0050】
本発明の第3の実施形態を図6を用いて説明する。図中、図1に示す部材と同様な部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
図6において、本実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置は、第1の実施形態におけるカットオフ制御装置21と構成の異なるカットオフ制御装置21Aを有するものであり、その他の構成は第1の実施形態と同じである。
【0051】
カットオフ制御装置21Aは、カットオフ制御装置21における電磁弁23をとり、リリーフ弁4と絞り5との間から分岐して絞り5とパラレルにタンク38に接続する管路39と、管路39に設けられ、コントローラ26からの切換信号に応じて、管路39を遮断する第1位置と連通する第2位置とに切り換え可能な電磁弁23Aとを更に有したものであり、その他の構成はカットオフ制御装置21と同じである。
【0052】
電磁弁23Aは、コントローラ26から切換信号が与えられないときは、管路39を連通する図示の第2位置にあり、コントローラ26から切換信号が与えられると、管路39を遮断する第1位置に切り換わる。
【0053】
このように構成した本実施形態では、コントロー26から電磁弁23Aへ切換信号が出力されると、電磁弁23Aは、管路39を遮断する第1位置に切り換わる。このため、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作すると、管路6によりレギュレータ3のボトム側に導かれるリリーフ弁4の排出圧力が上昇し、第1の実施形態と同様にしてカットオフ制御が行われる。
【0054】
一方、コントローラ26から電磁弁23Aに切換信号が出力されなれば、電磁弁23Aは、管路39を連通する第2位置に切り換わる。このため、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達しリリーフ弁4が動作しても、リリーフ弁4から排出される圧油は管路39を通ってタンク38に戻ってしまい、管路6によりレギュレータ3のボトム側に導かれるリリーフ弁4の排出圧力は上昇せず、第1の実施形態と同様にしてカットオフ制御は行われない。
【0055】
従って、本実施形態においても、リリーフ弁4の設定圧のバラツキに係わらず、リリーフ弁4の動作に同期してカットオフ制御が行われ、作業性を向上することができるなど、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0056】
また、走行時、アーム引き作業時等カットオフ制御を行わないときは、リリーフ弁4から排出された圧油は絞りを介さずにタンク38に戻るため、リリーフ弁4が絞りで生じる背圧分だけ設定圧よりも高い圧力で動作することが防止され、油圧ポンプ1の吐出圧力の上昇によるエネルギロスを低減することができる。
【0057】
本発明の第4の実施形態を図7を用いて説明する。図中、図1及び図6に示す部材と同様な部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
図7において、本実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置は、第3の実施形態におけるカットオフ制御装置21Aと構成の異なるカットオフ制御装置21Bを有するものであり、その他の構成は第3の実施形態と同じである。
【0058】
カットオフ制御装置21Bは、カットオフ制御装置21Aにおける圧力センサ50〜52、コントローラ23A及び入力スイッチ28をとり、電磁弁23Aに代えて、管路31,32,34からのパイロット圧のうち最大のパイロット圧により、管路39を遮断する第1位置と連通する第2位置とに切り換え可能な切換弁23Bを有しており、その他の構成はカットオフ制御装置21Aと同じである。
【0059】
切換弁23Bは、管路31,32,34全てにパイロット圧が発生していなければ、管路39を遮断する図示の第1位置にあり、管路31,32,34のいずれかにパイロット圧が発生していれば、管路39を連通する第2位置に切り換わる。
【0060】
このように構成した本実施形態では、操作ペダル91aが操作されておらず、かつ操作レバー92aがアーム引き方向に操作されていない場合は、操作手段91,92から管路31,32,34に導かれるパイロット圧はなく、切換弁23Bは管路39を遮断する第1位置にあり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達すると、第3の実施形態と同様にしてカットオフ制御が行われる。
【0061】
一方、操作ペダル91aが操作されているか、操作レバー92aがアーム引き方向に操作されている場合は、操作手段91,92から管路31,32,34にパイロット圧が導かれて、切換弁23Bは管路39を連通する第2位置に切り換わり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達しても、第3の実施形態と同様にカットオフ制御は行われない。
【0062】
従って、本実施形態によれば、第2の実施形態と同様、カットオフ制御の同期実施による作業性の向上及び作業内容に応じたカットオフ制御の選択実施の効果が得られると共に、第3の実施形態と同様、絞り5により発生するエネルギロスの防止の効果が得られる。
【0063】
また、本実施形態によれば、油圧ポンプのカットオフ制御装置をコントローラを使わずに純油圧的に構成できる。
【0064】
本発明の第5の実施形態を図8を用いて説明する。図中、図1、図6及び図7に示す部材と同様な部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
図8において、本実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置は、第4の実施形態におけるカットオフ制御装置21Bと構成の異なるカットオフ制御装置21Cを有するものであり、その他の構成は第4の実施形態と同じである。
【0065】
カットオフ制御装置21Cは、カットオフ制御装置21Bにおける切換弁23Bに代えて、電源41と、電源41からの電流により管路39を遮断する第1位置と連通する第2位置と切り換え可能な電磁弁23Cと、電源41から電磁弁23Cへの電流を遮断、連通する入力スイッチ40とを有しており、その他の構成はカットオフ制御装置21Bと同じである。
【0066】
電磁弁23Cは、入力スイッチ40がオフのときは、管路39を遮断する図示の第1位置にあり、入力スイッチ40をオンにすると、管路39を連通する第2位置に切り換わる。
【0067】
このように構成した本実施形態では、入力スイッチ40がオフのときは、電磁弁23Cは管路39を遮断する第1位置に切り換わり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達すると、第4の実施形態と同様にしてカットオフ制御が行われる。
【0068】
一方、入力スイッチ40をオンにすると、電磁弁23Cは管路39を連通する第2位置に切り換わり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達しても、第4の実施形態と同様にしてカットオフ制御は行われない。
【0069】
従って、本実施形態においても、第1の実施形態と同様、カットオフ制御の同期実施による作業性の向上の効果が得られ、かつ第3の実施形態と同様、絞り5により発生するエネルギロスの防止の効果が得られる。
【0070】
また、作業に力強さが必要な場合に入力スイッチ40をオンにすると、カットオフ制御が行われなくなるので、オペレータの判断でカットオフ制御を選択的に実施できる。
【0071】
本発明の第6の実施形態を図9を用いて説明する。図中、図1及び図6に示す部材と同様な部材については同じ符号を付し、説明を省略する。
図9において、本実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置は、第3の実施形態におけるカットオフ制御装置21Aと構成の異なるカットオフ制御装置21Dを有するものであり、その他の構成は第3の実施形態と同じである。
【0072】
カットオフ制御装置21Dは、カットオフ制御装置21Aにおけるリリーフ弁4の排出圧力をレギュレータ3のボトム側に導く管路6をとり、ポジティブ制御圧をレギュレータ3のロッド側に導く管路7に、リリーフ弁4の排出圧力により、管路7を遮断する第1位置と連通する第2位置に切り換え可能な切換弁24を有しており、その他の構成はカットオフ制御装置21Aと同じである。
【0073】
切換弁24は、リリーフ弁4が作動していないときのリリーフ弁4の排出圧力に比べてリリーフ弁4の排出圧力が上昇していないときは、管路7を連通する図示の第2位置にあり、この状態からリリーフ弁4の排出圧力が上昇すると、管路7を遮断する第1位置に切り換わる。
【0074】
このように構成した本実施形態では、コントローラ26から電磁弁23Aに切換信号が出力されると、電磁弁23Aは、管路39を遮断する第1位置に切り換わる。このため、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作すると、リリーフ弁4の排出圧力が上昇し、切換弁24は、管路7を遮断する第1位置に切り換わり、ポジティブ制御圧はレギュレータ3のロッド側に供給されなくなり、レギュレータ3のロッド側の圧油が図示しないタンクに流出し、油圧ポンプ1の吐出流量が減少する。つまり、このときにはカットオフ制御が行われることになる。
【0075】
一方、コントローラ26から電磁弁23Aに切換信号が出力されないと、電磁弁23Aは管路39を連通する第2位置に切り換わる。このため、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達してリリーフ弁4が動作しても、第3の実施形態と同様にリリーフ弁4の排出圧力が上昇せず、切換弁24は管路7を連通する第2位置に切り換わり、回路圧力がリリーフ弁4の設定圧に達する前と同様にポジティブ制御圧がレギュレータ3に導かれる状態となり、ポジティブ制御圧が変わらなければ、油圧ポンプ1の吐出流量は変わらない。つまり、このときにはカットオフ制御は行われないことになる。
【0076】
従って、本実施形態においても第3の実施形態と同様な効果が得られる。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、リリーフ弁の下流に絞りを設け、リリーフ弁と絞りとの間の圧力が上昇すると、油圧ポンプの吐出流量が減少するようにレギュレータが動作するので、リリーフ弁の動作に同期してカットオフ制御を行わせることができ、作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【図2】ポジティブ制御圧とポンプの吐出流量との関係を示す図である。
【図3】コントローラの処理内容を示すフローチャートである。
【図4】リリーフ弁の排出圧力とポンプの吐出流量との関係を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態におけるコントローラの処理内容を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【図9】本発明の第6の実施形態における油圧ポンプのカットオフ装置の油圧制御回路を示す図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ
3 レギュレータ
4 リリーフ弁
5 絞り
10,12 方向切換弁
23,23A,23C 電磁弁
23B 切換弁
24 切換弁
26 コントローラ
28,40 入力スイッチ
41 電源
50〜52 圧力センサ
61 走行モータ
62 アームシリンダ
91,92 操作装置

Claims (9)

  1. 可変容量型の油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出回路の最大圧力を決定するリリーフ弁と、前記油圧ポンプにより駆動される複数の油圧アクチュエータと、前記油圧ポンプから前記複数の油圧アクチュエータに供給される圧油の流量及び方向を制御する複数の方向切換弁と、これら複数の方向切換弁を切り換え操作する複数の操作装置と、これら複数の操作装置の操作信号のうちの最大操作量に対応する操作信号がポジティブ制御信号として導かれ、前記油圧ポンプの吐出流量を調整するポジティブ制御用のレギュレータとを備える油圧駆動装置における油圧ポンプのカットオフ装置において、
    前記リリーフ弁の下流に設けられた絞りと、前記リリーフ弁から排出された圧油によりリリーフ弁と絞りの間の圧力が上昇すると、前記油圧ポンプの吐出流量が減少するよう前記レギュレータを動作させるカットオフ制御手段とを有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
  2. 請求項1記載の油圧ポンプのカットオフ装置において、前記カットオフ制御手段は、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力を前記レギュレータに流量減少方向の信号圧として導く手段であることを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
  3. 請求項1記載の油圧ポンプのカットオフ装置において、前記カットオフ制御手段は、前記ポジティブ制御信号を前記レギュレータに導く管路に設けられ、この管路を遮断する第1位置と管路を連通する第2位置とに切り換え可能な切換弁と、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力を前記切換弁の切換圧力として前記切換弁に導き、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力が上昇すると、前記切換弁を前記第2位置から第1位置に切り換える手段とを有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
  4. 請求項1記載の油圧ポンプのカットオフ装置において、前記カットオフ制御手段を機能させるかどうかを選択する選択手段を更に有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
  5. 請求項4記載の油圧ポンプのカットオフ装置において、前記選択手段は、前記リリーフ弁と絞りの間の圧力を前記レギュレータに流量減少方向の信号圧として導く管路に設けられ、この管路を連通する第1位置と管路を遮断する第2位置とに切り換え可能な電磁弁と、この電磁弁を前記第1位置と第2位置のいずれかに切り換える切換手段を有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
  6. 請求項4記載の油圧ポンプのカットオフ装置において、前記選択手段は、前記リリーフ弁と前記絞りの間を前記絞りとパラレルにタンクに接続する管路に設けられ、この管路を遮断する第1位置と管路を連通する第2位置とに切り換え可能な電磁弁と、この電磁弁を前記第1位置と第2位置のいずれかに切り換える切換手段を有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
  7. 請求項5又は6記載の油圧ポンプのカットオフ装置において、前記切換手段は、オペレータにより操作される入力スイッチを有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
  8. 請求項5又は6記載の油圧ポンプのカットオフ装置において、前記切換手段は、前記複数の操作装置の操作信号を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に応じて前記電磁弁を前記第1位置と第2位置のいずれかに切り換える切換信号を出力するコントローラとを有することを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
  9. 請求項8記載の油圧ポンプのカットオフ装置において、前記複数の操作装置は、油圧ショベルの走行を指示する第1操作装置と、前記油圧ショベルのアーム操作を指示する第2操作装置とを含み、前記コントローラは、前記検出手段により走行を指示する前記第1操作装置の操作信号とアーム引き操作を指示する第2操作装置の操作信号が共に検出されないと、前記電磁弁を前記第1位置に切り換える切換信号を出力し、前記検出手段により走行を指示する前記第1操作装置の操作信号とアーム引き操作を指示する第2操作装置の操作信号のいずれかが検出されると、前記電磁弁を前記第1位置に切り換える切換信号を出力しないことを特徴とする油圧ポンプのカットオフ装置。
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