JPH0742479U - 材料自動供給機 - Google Patents
材料自動供給機Info
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- JPH0742479U JPH0742479U JP7434193U JP7434193U JPH0742479U JP H0742479 U JPH0742479 U JP H0742479U JP 7434193 U JP7434193 U JP 7434193U JP 7434193 U JP7434193 U JP 7434193U JP H0742479 U JPH0742479 U JP H0742479U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、所定の鍛造品を製作する際に、金属
丸材を電気炉・燃焼炉等の各種の炉に整列させて送り込
む材料自動供給機の提供を目的とする。 【構成】複数の傾斜固定台8・9と、隣合う傾斜固定台
8・9の間に位置して金属丸材Aを上方の固定台に順次
押し上げて乗せる複数の昇降台10・11と、最上方に
位置する傾斜固定台9上で金属丸材Aの転がり移動を止
めるストッパー板12から成る金属丸材Aの上方移動装
置1と、金属丸材Aを炉側に送り込む搬送装置2とを備
え、前記上方移動装置1は、最上方に位置する傾斜固定
台9上に載置体13を交換自在に設置し、この載置体1
3は少なくとも平面状の上面があり、その上面は特定径
の金属丸材Aが一本だけ乗る幅を有している。
丸材を電気炉・燃焼炉等の各種の炉に整列させて送り込
む材料自動供給機の提供を目的とする。 【構成】複数の傾斜固定台8・9と、隣合う傾斜固定台
8・9の間に位置して金属丸材Aを上方の固定台に順次
押し上げて乗せる複数の昇降台10・11と、最上方に
位置する傾斜固定台9上で金属丸材Aの転がり移動を止
めるストッパー板12から成る金属丸材Aの上方移動装
置1と、金属丸材Aを炉側に送り込む搬送装置2とを備
え、前記上方移動装置1は、最上方に位置する傾斜固定
台9上に載置体13を交換自在に設置し、この載置体1
3は少なくとも平面状の上面があり、その上面は特定径
の金属丸材Aが一本だけ乗る幅を有している。
Description
【0001】
本考案は、自動車部品、その他の鍛造品を製作する際に、種々の径の金属丸材 を電気炉・燃焼炉等の各種の炉に整列させて送り込む材料自動供給機に関するも のである。
【0002】
金属丸材を電気炉・燃焼炉等の各種の炉に送り込む装置として、従来より種々 の機構のものが用いられている。
【0003】 例えば、所定の間隔を開けて階段状に配した複数の傾斜固定台と、隣合う傾斜 固定台の間に位置して金属丸材を上方の固定台に順次押し上げて乗せる複数の昇 降台から成り、昇降台の昇降動作によって金属丸材を上方に移動させ、これら金 属丸材をコンベヤー等に乗せて炉側に送り込む装置である。
【0004】
しかしながら、従来の装置では、金属丸材を昇降台により押し上げると、昇降 台の幅寸法と金属丸材の径に応じて、ときとして、最上方に位置する傾斜固定台 上で複数本の金属丸材がその軸心を平行にして並ぶ事がある。
【0005】 この様に、昇降台により押し上げられた複数本の金属丸材が並んだままコンベ ヤー方向に送られると、金属丸材がコンベヤー上で押し合って停滞し、搬送トラ ブルの原因となっていた。
【0006】 また、昇降台により金属丸材が直立した状態で押し上げられる事もあり、この 様な事態も搬送トラブルの原因となっていた。
【0007】 そこで、本考案は、従来存した叙上の問題点に鑑み、所定の鍛造品を製作する 際に、種々の径の金属丸材を電気炉・燃焼炉等の各種の炉に整列させて送り込む 材料自動供給機の提供を課題として案出されたものである。
【0008】
このため、本考案は、所定の間隔を開けて階段状に配した複数の傾斜固定台と 、隣合う傾斜固定台の間に位置して金属丸材を上方の固定台に順次押し上げて乗 せる複数の昇降台と、最上方に位置する傾斜固定台上で金属丸材の転がり移動を 止めるストッパー板から成る金属丸材の上方移動装置と、上方移動装置のストッ パー板を下げた状態で金属丸材を乗せ、金属丸材を炉側に送り込む搬送装置とを 備え、前記上方移動装置は、最上方に位置する傾斜固定台上に所定長さの載置体 を交換自在に設置し、この載置体は少なくとも平面状の上面があり、その上面は 特定径の金属丸材が一本だけ乗る幅を有している事により、上述した課題を解決 した。
【0009】 また、金属丸材の上方移動装置は、載置体の上方に整列片を取り付けた事で、 同じく上述した課題を解決した。
【0010】 更に、金属丸材の上方移動装置は、昇降台に、昇降台の長手方向にあって出没 し、乗っている金属丸材を落とす突出板を取り付けた事で、同じく上述した課題 を解決した。
【0011】 加えて、複数の金属丸材を収納するホッパー内の一端に上方移動装置を設置し 、ホッパーの床板を傾斜可能に構成した事で、同じく上述した課題を解決した。
【0012】 一方、金属丸材の搬送装置は、金属丸材を運ぶチェーンコンベヤーと、金属丸 材を転がして炉側に送り込む傾斜板とを備え、前記チェーンコンベヤーは、コン ベヤー上で金属丸材を停止させるストッパーと、金属丸材を傾斜板上に送り出す 押圧体を取り付けて成り、前記傾斜板は、板上で所定本数の金属丸材を留める停 止板を取り付けて構成した事で、同じく上述した課題を解決した。
【0013】
しかして、本考案にあっては、所定の場所に集められている金属丸材の内の多 数本を最下方に位置する第一の昇降台により押し上げ、これら金属丸材を上方に 隣接している第一の傾斜固定台上に乗せる。ここでは、第一の傾斜固定台と、降 りた状態で第一の傾斜固定台と同じ高さを有する第二の昇降台が並んでおり、金 属丸材が傾斜固定台の上を転がって昇降台上に乗る。この第二の昇降台により金 属丸材を再度押し上げ、上方に隣接している第二の傾斜固定台上に乗せる。これ らの動作を繰り返して、金属丸材を所定の位置に押し上げていく。
【0014】 最上方に位置する傾斜固定台に金属丸材が押し上げられたときには、傾斜固定 台の後方にストッパー板が上がり、傾斜固定台上における金属丸材の転がり移動 を止める。この際、金属丸材は、特定径の金属丸材が一本だけ乗る幅を有した平 面状の上面がある載置体の上に乗っているため、昇降台により複数本の金属丸材 が押し上げられたときであっても、昇降台が降りると金属丸材が落下し、載置体 の上に1本の金属丸材だけが残る。
【0015】 また、昇降台により金属丸材が直立した状態で押し上げられたときには、金属 丸材を整列片に当てて落下させる事で、金属丸材を下方の昇降台に再度乗せる。
【0016】 更に、昇降台の長手方向に直行するように金属丸材が乗っているときには、昇 降台の突出板を突出させて金属丸材を下方に落とす。
【0017】 そして、複数の金属丸材を収納しているホッパーの床板が傾斜可能であるため 、金属丸材を昇降台寄りに自然に集めてこれを押し上げる事ができる。
【0018】 一方、載置体の上に乗せられた金属丸材は、載置体後方のストッパー板が下が る事で転がり、チェーンコンベヤーに乗る。金属丸材は、チェーンコンベヤー上 の所定の位置でストッパーにより止められ、センサーの信号を受けて傾斜板の前 に送られる。ここで、金属丸材は押圧体により傾斜板上に押し出される。
【0019】 傾斜板上では、停止板により所定本数の金属丸材が留められ、押圧体によるコ ンベヤー側からの金属丸材の押し出しに伴って、板上に留まっている金属丸材が 順次炉側のコンベヤーに送られる。
【0020】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
【0021】 本考案に係る材料自動供給機は、図1に示すように、金属丸材Aを押し上げる 金属丸材Aの上方移動装置1と、金属丸材Aを炉側に送り込む搬送装置2とを備 えている。尚、炉は、自動車部品、その他の鍛造品を製作するもので、電気炉・ 燃焼炉等のあらゆる機構を含む。
【0022】 金属丸材Aの上方移動装置1は、図2に示すように、多数の金属丸材Aを収納 したホッパー3の一端部に設置されている。ホッパー3の床板4は、図3に示す ように、上方移動装置1側が下がるように傾斜しており、乱雑に収納されている 金属丸材Aの全体が上方移動装置1寄りに転がる構造となっている。この床板4 は、円柱軸5を介して傾斜可能に取り付けられており、床板4下方のシリンダー 6により傾斜角度を調節する。尚、軸5が円柱状であるため、床板4上において 、金属丸材Aを上方移動装置1寄りに滑らかに集める。
【0023】 また、図1に示すように、床板4下面に振動モーター7を取り付けたときには 、ホッパー3内の金属丸材Aを床板4の振動により上方移動装置1寄りに集める 。
【0024】 この様に、ホッパー3の一方に集められた金属丸材Aは、上方移動装置1によ り所定の場所に押し上げられる。
【0025】 金属丸材Aの上方移動装置1は、図3に示すように、所定の間隔を開けて階段 状に配した第一傾斜固定台8・第二傾斜固定台9と、第一傾斜固定台8に隣接し て金属丸材Aを第一傾斜固定台8上に押し上げて乗せる第一昇降台10、第一傾 斜固定台8・第二傾斜固定台9の間に位置して金属丸材Aを第二傾斜固定台9上 に押し上げて乗せる第二昇降台11とから成る。第一昇降台10は、図3に示す すように、金属丸材Aを乗せる面積が他の傾斜固定台8・9、昇降台11よりも 大きく、複数の金属丸材Aを満遍なく第一傾斜固定台8上に押し上げて乗せてい る。そして、第一昇降台10と第二昇降台11は、一緒に昇降する構造となって いる。
【0026】 尚、図中の上方移動装置1は2つの傾斜固定台8・9と、2つの昇降台10・ 11とによって構成されるが、これに限定されず、金属丸材Aを押し上げる高さ に応じて、傾斜固定台、昇降台の数を増やしてもよい。
【0027】 また、金属丸材Aの上方移動装置1は、第二傾斜固定台9上で金属丸材Aの転 がり移動を止めるストッパー板12を備えている。このストッパー板12は、図 2及び図5に示すように、第二昇降台11が金属丸材Aを乗せて上昇するときに 、第二傾斜固定台9後方に突出し、図4及び図6に示すように、第二傾斜固定台 9上で金属丸材Aの転がり移動を止める。そして、第二昇降台11が下降を開始 すると同時にストッパー板12も下がり、第二傾斜固定台9上にある金属丸材A を転がして搬送装置2に乗せる構造となっている。
【0028】 これら第一昇降台10・第二昇降台11の昇降と、ストッパー板12の突出は 、各種のシリンダーを利用して行うが、それ以外にどの様な手段を用いても差し 支えない。
【0029】 更に、図3及び図4に示すように、第二傾斜固定台9上には、金属丸材Aを乗 せる載置体13を交換自在に取り付けてある。この載置体13は、図7に示すよ うに、所定の長さで、少なくとも平面状の上面Bがあり、その上面Bは特定径の 金属丸材Aが一本だけ乗る幅を有している。
【0030】 尚、図7に示す載置体13は側面略台形状に形成しているが、これに限定され る事はなく、特定径の金属丸材Aが一本だけ乗る幅の上面Bがあれば、載置体1 3はどの様な形状であっても差し支えない。
【0031】 この載置体13の存在により、図8に示すように、2本の金属丸材Aが第二昇 降台11により押し上げられ、載置体13寄りに2本の金属丸材Aがその軸心を 平行にして並んだ場合であっても、図9に示すように、第二昇降台11が降りる と、昇降台11寄りに位置した金属丸材Aが下方に落下し、一本の金属丸材Aだ けが搬送装置2に送られる。
【0032】 特定径の金属丸材Aが一本だけ乗る上面Bの幅としては、例えば、直径50ミ リメートルの金属丸材Aを乗せるとき、約26ミリメートルの幅を設定する。そ して、上面Bの幅を変えた載置体13を複数用意する事で、所定の鍛造品を製作 するのに適した径の金属丸材Aを整列させて炉側に送り込む事が可能となる。
【0033】 尚、第二昇降台11が降りたときに、複数の金属丸材Aが横方向、即ち、丸材 Aの軸心が直線となるように並んで載置体13上に残り、搬送装置2に送られる 事は差し支えない。
【0034】 加えて、金属丸材Aの上方移動装置1には、図2に示すように、載置体13の 上方に棒状の整列片14を取り付けてある。よって、金属丸材Aが直立した状態 のまま第二昇降台11により押し上げられたときには、金属丸材Aが整列片14 に当ってホッパー3内に落下する事で、金属丸材Aが再度第一昇降台10に乗る 。
【0035】 尚、整列片14の形状は、棒状に限定されない。例えば、整列片14を方形板 状とし、当該板の取付位置と取付角度を調節可能にする。そして、直立した状態 で押し上げられた金属丸材Aの頭部が板側面に当たって金属丸材Aがホッパー3 側に押し出され、押し上げられた金属丸材Aがホッパー3内に落下するように調 節する。
【0036】 この様に、載置体13上方の所定の位置に整列片14を取り付ける事で、金属 丸材Aが直立した状態で押し上げられたときであっても、金属丸材Aがそのまま 搬送装置2寄りに倒れる事がなく、搬送トラブルを回避できる。
【0037】 この他、図3及び図4に示す第一昇降台10のように、金属丸材Aを乗せる面 積を大きくすると、ときとして、第一昇降台10の長手方向に直行して金属丸材 Aが乗る事もある。この様なときは、図10(I)・(II)に示すように、昇 降台10の長手方向にあって出没する金属丸材Aの突出板15を突出させて、金 属丸材Aをホッパー3内に落とす。この突出板15の突出は、各種のシリンダー 等を用いるが、これに限定される事はなく、どの様な手段を用いても差し支えな い。
【0038】 上方移動装置1により所定の位置に押し上げられた金属丸材Aは、第二傾斜固 定台9に並んで取り付けた傾斜台16上を転がり、搬送装置2に乗せられる。金 属丸材Aは、この搬送装置2により炉側に送られる。
【0039】 金属丸材Aの搬送装置2は、図11に示すように、金属丸材Aを所定の位置に 運ぶチェーンコンベヤー17と、金属丸材Aを転がして炉側に送り込む傾斜板1 8とを備えている。
【0040】 このチェーンコンベヤー17の傾斜板18寄り端部には、コンベヤー17上で 金属丸材Aを傾斜板18側に送り出すのに適した位置に止めるストッパー19を 取り付けている。また、コンベヤー17の脇には、ストッパー19により停止し ている金属丸材Aを傾斜板18上に送り出す押圧体20を設置している。更に、 押圧体20により金属丸材Aを傾斜板18上に送り出す位置の手前にも、金属丸 材Aを押さえ付けてコンベヤー17上で停止させるストッパー21を設置してい る。
【0041】 押圧体20は、図12及び図13に示すように、各種のシリンダーを内蔵して おり、それ自体が前方に移動してコンベヤー17上で停止している金属丸材Aを 傾斜板18上に送り出す。ストッパー21も各種のシリンダーを利用しており、 突出する挟持片22と、コンベヤー17の反対側に固定した略逆L型の停止片2 3とで金属丸材A挟み、コンベヤー17上で金属丸材Aを停止させている。そし て、傾斜板18に送り出すのに適した位置にある金属丸材Aの存在は、センサー 24により確認する構造となっている。
【0042】 尚、押圧体20やストッパー19、21(22・23)には、どの様な手段を 用いても差し支えない。
【0043】 押圧体20により傾斜板18上に押し出された金属丸材Aは、図12に示すよ うに、略三角形状の停止板25に当たって停止する。そして、2本目の金属丸材 Aが送られてくると、図13に示すように、1本目の金属丸材Aが押し上げられ て停止板25を越え、転がって炉側に送られる。
【0044】 尚、停止板25の位置を変える事で、送られてくる金属丸材Aの径に対応する 。
【0045】 一方、炉側の傾斜板18上においては、複数の金属丸材Aが再度留められ、順 次炉側のコンベヤーに乗って所定の位置に送られる。この傾斜板18上にはセン サーが取り付けられており、当該センサーで金属丸材Aの留まり状態を感知し、 必要に応じて押圧体20により金属丸材Aを傾斜板17上に送り込む。
【0046】 以下に、本考案の作動を説明する。
【0047】 まず、金属丸材Aを乗せた第一昇降台10を上昇させ、ホッパー3内の一方に 集められた金属丸材Aを第一傾斜固定台8に乗せる。そして、第一昇降台10と 第二昇降台11を降ろし、第一傾斜固定台8と第二昇降台11の上面を傾斜状態 に並ばせる。すると、第一傾斜固定台8に乗っている金属丸材Aが転がり、第二 昇降台11に乗る。
【0048】 次に、第一昇降台10と第二昇降台11を上昇させ、第二昇降台11と第二傾 斜固定台9の載置体13の上面を傾斜状態に並ばせる。すると、第二昇降台11 に乗っている金属丸材Aが転がり、突出しているストッパー板12に当たって載 置体13の上で金属丸材Aが止まる。
【0049】 この状態で第一昇降台10と第二昇降台11を降ろすと、複数本の金属丸材A がその軸心を平行にして並んだ状態で載置体13の上に乗っているときであって も、昇降台11の下降と同時に、昇降台11寄りの金属丸材Aが下方に落下する 。
【0050】 尚、金属丸材Aが直立した状態のまま第二昇降台11により押し上げられたと きも、金属丸材Aが整列片14に当たって落下し、再度第一昇降台10に乗せら れる。また、第一昇降台10の長手方向に直行して金属丸材Aが乗っているとき は、昇降台10の突出板15を突出させて金属丸材Aをホッパー3内に落とす。
【0051】 そして、載置体13の上に金属丸材Aが乗っている状態でストッパー板12が 下がり、金属丸材Aを搬送装置2に送る。
【0052】 ここで、金属丸材Aはチェーンコンベヤー17に乗り、傾斜板18側に送り出 すのに適した位置でストッパー19に当たって止まる。次の金属丸材Aは、手前 に設置したストッパー21の挟持片22と、コンベヤー17の反対側に固定した 略逆L型の停止片23とで挟まれ、コンベヤー17上で停止する。
【0053】 ストッパー19に当たっている金属丸材Aは、押圧体20により傾斜板18上 に押し出す。その後、ストッパー21の挟持片22を引いて金属丸材Aを押圧体 20の前に送り、次の金属丸材Aをストッパー21により再度挟持する。
【0054】 押圧体20により傾斜板18上に押し出された金属丸材Aは、略三角形状の停 止板25に当たって停止する。そして、2本目以降の金属丸材Aが送られてくる と、1本目の金属丸材Aが押されて停止板25を越え、転がって炉側に送られる 。
【0055】
上述の如く構成した本考案は、所定の間隔を開けて階段状に配した複数の傾斜 固定台8・9と、隣合う傾斜固定台8・9の間に位置して金属丸材Aを上方の固 定台8・9に順次押し上げて乗せる複数の昇降台10・11と、最上方に位置す る傾斜固定台8上で金属丸材Aの転がり移動を止めるストッパー板12から成る 金属丸材Aの上方移動装置1と、上方移動装置1のストッパー板12を下げた状 態で金属丸材Aを乗せ、金属丸材Aを炉側に送り込む搬送装置2とを備える事か ら、所定の鍛造品を製作するのに適した径の金属丸材Aを整列させて炉側に送り 込む事ができる。
【0056】 具体的には、最上方に位置する傾斜固定台9上に所定長さの載置体13を交換 自在に設置し、この載置体13は少なくとも平面状の上面Bがあり、その上面B は特定径の金属丸材Aが一本だけ乗る幅を有しているため、複数本の金属丸材A が昇降台11により押し上げられ、載置体13の上面Bに2本の金属丸材Aがそ の軸心を平行にして並んだ場合であっても、昇降台11が降りると、昇降台11 寄りに位置した金属丸材Aが下方に落下し、一本の金属丸材Aだけが載置体13 上に残る。
【0057】 よって、金属丸材Aを整列させて搬送装置2に送ることが可能となり、コンベ ヤー上で複数本の金属丸材Aが停滞して生じる搬送トラブルを回避できる。
【0058】 また、載置体13の上方に整列片14を取り付けてあるため、金属丸材Aが直 立した状態のまま昇降台11により押し上げられたときも、金属丸材Aが整列片 14に当たって落下し、再度昇降台10に乗る。 よって、金属丸材Aが直立した状態のまま昇降台11が昇降したり、金属丸材 Aが搬送装置2寄りに倒れて生じる搬送トラブルを回避できる。
【0059】 加えて、昇降台10においては、昇降台10の長手方向にあって出没する金属 丸材Aの突出板15を取り付けてあるため、第一昇降台10の長手方向に直行し て金属丸材Aが乗っているときであっても、突出板15の突出により金属丸材A をホッパー3内に落とす事ができる。
【0060】 よって、金属丸材Aを乗せたまま昇降台10、11が昇降するような搬送トラ ブルも回避できる。
【0061】 尚、複数の金属丸材Aを収納しているホッパー3の床板4が傾斜可能であるた め、金属丸材Aが昇降台10寄りに自然に集まってこれを効率良く押し上げる事 ができる。
【0062】 一方、金属丸材Aの搬送装置2は、金属丸材Aを運ぶチェーンコンベヤー17 と、金属丸材Aを転がして炉側に送り込む傾斜板18とを備え、前記チェーンコ ンベヤー17は、コンベヤー17上で金属丸材Aを停止させるストッパー19・ 21と、金属丸材Aを傾斜板18上に送り出す押圧体20を取り付けて成るため 、チェーンコンベヤー17上で金属丸材Aを任意に停止させながら、センサー等 の信号を受けて必要な金属丸材Aを送り出す事ができる。
【0063】 また、傾斜板18は、板18上に金属丸材Aを留める停止板25を取り付けて あるため、押圧体20により金属丸材Aが勢い良く押し出されたときにも、金属 丸材Aが正しい方向を向いて一旦停止する。その結果、金属丸材Aが正しい方向 を向いて転がり、炉側に送られる。
【0064】 この他、本考案は、複数の傾斜固定台8・9と、隣合う傾斜固定台8・9の間 に位置して金属丸材Aを上方の固定台8・9に順次持ち上げて乗せる複数の昇降 台10・11と、最上方に位置する傾斜固定台9上で金属丸材Aの転がり移動を 止めるストッパー板12から成る金属丸材Aの上方移動装置1と、金属丸材Aを 炉側に送り込む搬送装置2とを備え、比較的に簡単な構成であるため、大量生産 に好ましく、製品を安価に提供できる等、種々の実用上優れた効果を奏する。
【図1】金属丸材の上方移動装置と搬送装置の配置を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】金属丸材の上方移動装置を備えたホッパーの斜
視図である。
視図である。
【図3】昇降台が降りた状態の上方移動装置と搬送装置
の側断面図である。
の側断面図である。
【図4】昇降台が昇った状態の上方移動装置と搬送装置
の側断面図である。
の側断面図である。
【図5】ストッパー板が突出した状態を示すホッパーの
斜視図である。
斜視図である。
【図6】昇降台により金属丸材を押し上げた状態を示す
ホッパーの斜視図である。
ホッパーの斜視図である。
【図7】載置体の形状を示す斜視図である。
【図8】載置体上に2本の金属丸材が押し上げられた状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図9】昇降台が降りて金属丸材が落下し、載置体上に
一本の金属丸材だけが残った状態を示す側面図である。
一本の金属丸材だけが残った状態を示す側面図である。
【図10】昇降台に取り付けた突出板の突出状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図11】搬送装置の構成を示す平面図である。
【図12】金属丸材が傾斜板上の停止板に当たって留ま
っている状態を示す斜視図である。
っている状態を示す斜視図である。
【図13】金属丸材が押圧体によって押し出され、傾斜
板上の金属丸材が停止板を越える状態を示す斜視図であ
る。
板上の金属丸材が停止板を越える状態を示す斜視図であ
る。
A 金属丸材 B 上面 1 上方移動装置 2 搬送装置 3 ホッパー 4 床板 5 円柱軸 6 シリンダー 7 振動モーター 8 第一傾斜固
定台 9 第二傾斜固定台 10 第一昇降台 11 第二昇降台 12 ストッパ
ー板 13 載置体 14 整列片 15 突出板 16 傾斜台 17 チェーンコンベヤー 18 傾斜板 19 ストッパー 20 押圧体 21 ストッパー 22 挟持片 23 停止片 24 センサー 25 停止板
定台 9 第二傾斜固定台 10 第一昇降台 11 第二昇降台 12 ストッパ
ー板 13 載置体 14 整列片 15 突出板 16 傾斜台 17 チェーンコンベヤー 18 傾斜板 19 ストッパー 20 押圧体 21 ストッパー 22 挟持片 23 停止片 24 センサー 25 停止板
Claims (5)
- 【請求項1】 所定の間隔を開けて階段状に配した複数
の傾斜固定台と、隣合う傾斜固定台の間に位置して金属
丸材を上方の固定台に順次押し上げて乗せる複数の昇降
台と、最上方に位置する傾斜固定台上で金属丸材の転が
り移動を止めるストッパー板から成る金属丸材の上方移
動装置と、上方移動装置のストッパー板を下げた状態で
金属丸材を乗せ、金属丸材を炉側に送り込む搬送装置と
を備え、前記上方移動装置は、最上方に位置する傾斜固
定台上に所定長さの載置体を交換自在に設置し、この載
置体は少なくとも平面状の上面があり、その上面は特定
径の金属丸材が一本だけ乗る幅を有している事を特徴と
する材料自動供給機。 - 【請求項2】 金属丸材の上方移動装置は、載置体の上
方に整列片を取り付けた請求項1記載の材料自動供給
機。 - 【請求項3】 金属丸材の上方移動装置は、昇降台に、
昇降台の長手方向にあって出没し、乗っている金属丸材
を落とす突出板を取り付けた請求項1記載の材料自動供
給機。 - 【請求項4】 複数の金属丸材を収納するホッパー内の
一端に上方移動装置を設置し、ホッパーの床板を傾斜可
能に構成した請求項1記載の材料自動供給機。 - 【請求項5】 金属丸材の搬送装置は、金属丸材を運ぶ
チェーンコンベヤーと、金属丸材を転がして炉側に送り
込む傾斜板とを備え、前記チェーンコンベヤーは、コン
ベヤー上で金属丸材を停止させるストッパーと、金属丸
材を傾斜板上に送り出す押圧体を取り付けて成り、前記
傾斜板は、板上で所定本数の金属丸材を留める停止板を
取り付けて構成した請求項1記載の材料自動供給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2020100489A (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | キタサキ工業株式会社 | 搬送装置及び搬送装置用の固定面奥行変更部材 |
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1993
- 1993-12-28 JP JP7434193U patent/JP2586501Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4611139B2 (ja) * | 2005-07-14 | 2011-01-12 | 大同マシナリー株式会社 | 矯正機の材料搬出方法および装置 |
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