JPH0742437Y2 - バドミントン用ラケットフレーム - Google Patents

バドミントン用ラケットフレーム

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JPH0742437Y2
JPH0742437Y2 JP1992092900U JP9290092U JPH0742437Y2 JP H0742437 Y2 JPH0742437 Y2 JP H0742437Y2 JP 1992092900 U JP1992092900 U JP 1992092900U JP 9290092 U JP9290092 U JP 9290092U JP H0742437 Y2 JPH0742437 Y2 JP H0742437Y2
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JP
Japan
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frame
connecting member
badminton
shaft
pipe
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JP1992092900U
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JPH0650672U (ja
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良司 樋口
和彦 新留
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Mizuno Corp
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Mizuno Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はバドミントン用ラケッ
トフレームに関するものであり、更に詳しくは、フレー
ムとシャフトとの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にバドミントンには、テニス等と比
べると極めて機敏で、スピードのあるスイングが要求さ
れる。そして、それらの要求を満足させるためにバドミ
ントン用のラケットフレームに要求される要素として
は、軽量でありしかも適度のしなやかさによってもたら
される操作性の良さと、スピードのあるスイングを可能
にする機械的強度を持つことである。上記要素を満たす
ために、バドミントン用のラケットフレームはテニス等
のラケットフレームとは異なった構造を有するようにな
った。
【0003】従来、バドミントン用ラケットフレーム1
0(以下ラケットフレームと省略する)は、図5に示す
ようにパイプ状のフレーム12とパイプ状のシャフト1
3とを略T字型の結合部材15で連結したものが主流を
占めている。上記略T字型の結合部材15は、機械的強
度を保持するために、その外径をフレームやシャフトの
径よりも大径となるように形成しているため、連結部の
風圧面積が他の部分より増大すること、及び、全体のし
なやかさの障害となることから、特公昭60−3814
1号公報に開示され図6に示すように、T型の継手部材
25を管状のフレーム12の両端部及び、管状のシャフ
ト13端部の内側に挿入して連結し、それぞれの管の外
側から繊維強化樹脂の補強材14をモールドして、フレ
ーム12とシャフト13間の段差と隙間をうめると共
に、管の外側から連結せしめた構造のものが見られる。
その他、実開昭58−80269号に開示され図7に示
すように、T字型ジョイント部材35を該T字型ジョイ
ント部材35のショルダー部35bの両端部に差込端部
35aをフレーム12の内径と等しい径でもって段付形
成し、フレーム12の両端に前記T字型ジョイント部材
35の差込端部35aを嵌入したものが見られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】これら、上記の構造を
有するラケットフレーム10においては、以下のような
問題点があった。即ち、図6に示すラケットフレーム1
0の連結部において、パイプ状のフレーム12とパイプ
状のシャフト13の内側に継手部材25を介在させた構
造のものは、継手部材25をシャフトとフレームの内側
に嵌入し、そのことによって、それぞれの管の間に出来
た段差と隙間を埋めるために、その外側にFRPの補強
材14を被覆する構成としたことにより、その目的であ
る連結部の機械的耐久性の向上および、風圧面積の狭小
化をある程度可能にすることができた。
【0005】しかしながら、前記フレーム12及びシャ
フト13と継手部材25の間に生じる段差や隙間を埋め
るための、補強材をモールドしなければならず、工程が
複雑で手間がかかっていた。又、例えば、フレームやシ
ャフトが硬化成形済のFRP製である場合には、これら
モールド作業によって、再度加熱加圧されるため、FR
P部材が熱履歴により、物性的に劣化したり物質が変化
する恐れがあった。又、図7に示すT字型ジョイント部
材35のショルダー部35bの両端に段付の差込端部3
5aを形成したラケットフレームにおいては、ショルダ
ー部35b両端から延長された差込端部で連結されてい
るため、差込端部に応力が集中し、変形しやすい。又、
T字型ジョイント部材35の成形にも手間がかかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は以下の構成とした。即ち、パイプ状のフレ
ームとシャフトを略T字型の連結部材で連結してなるバ
ドミントン用ラケットフレームにおいて、前記連結部材
は、フレームに連結する水平筒部と、シャフトの端部に
連結する垂直筒部とから成り、かつ、前記フレーム両端
部と、前記連結部材の水平筒部の両端部を略同形と成
し、それらを各々当接させると共に、前記当接部の内側
にその当接部分をまたいで、連結補助パイプを重合接着
させることによって両者を連結した構造とした。
【0007】また、前記フレーム及び連結部材をアルミ
合金、チタン合金などの金属素材で形成する場合には、
前記フレーム端部と連結部材との当接部をかしめる構成
とすれば、両部材と、連結補助部材の密着がより確実と
なる。さらに、かしめることで形成される凹陥部に被覆
部材を被覆せしめれば、当接部分を被覆部材で覆うた
め、接合部の連結がさらに強固となる。
【0008】
【作用】上記のように、本考案のラケットフレームは、
フレーム両端と連結部材の水平筒部両端を当接させ、当
接部のおのおののパイプの内側に連結補助パイプを重合
接着させることによって、フレームとシャフトを連結さ
せる構造としたことにより、フレームと連結部材間に隙
間や段差が生じることがない。又、フレームと連結部材
の当接部が連続しており、当接部のおのおののパイプの
内側から連結補助パイプを重合させるので連結部の強度
を外側から補助する必要がないので、連結部分での風圧
面積を最大限に狭小化できる。
【0009】
【実施例】以下、この考案を実施例に基づき説明する。
図1は、本考案のバドミントン用ラケットフレーム1の
外観図であり、図2〜図4は、フレーム2と連結部材5
との連結状態をあらわした説明図である。図1に示すバ
ドミントン用ラケットフレーム1は、フレーム2、シャ
フト3、グリップ4及び、これらフレーム2とシャフト
3を連結する連結部材5とから構成されている。シャフ
ト3は、例えば、FRP製のパイプからなり、その一端
はグリップ4に挿入固定され、他端は図2に示すように
フレーム2と連結する連結部材5の垂直筒部5bに挿入
固着されている。
【0010】この連結部材5は、例えばアルミニウム、
チタン等からなる素材で形成され、その水平筒部の両端
部5a、5aには、中空のパイプ形状に形成されたアル
ミニウム、チタンなどの軽金属等の素材からなるフレー
ム2のおのおのの端部2a、2aが当接接合される。こ
の場合、前記連結部材5の水平筒部の両端部5a、5a
とフレームの端部2a、2aは、相互に略同一形状とな
るように形成されている。そして、これら両者を連結す
るには、フレーム2の端部2a、2aと連結部材5の水
平筒部の両端部5a、5aとが当接する当接部分のおの
おののパイプの内側にアルミ等の金属あるいはFRP等
の素材からなる連結補助パイプ6を重合接着させること
によって連結させている。
【0011】又、図3に示すように、これらフレーム2
の端部2aと連結部材5の水平筒部の両端部5aとを当
接し、連結補助パイプを金属等で形成した場合は、前記
当接部分をパイプ内側方向にかしめ7aすることによっ
て、当接部の内側に重合接着されている連結補助パイプ
6との連結強度を一段と向上させることができ、そし
て、そのようにかしめ7aすることによって形成される
連結部分での凹陥部7を図4に示すように、例えば、繊
維強化樹脂などの被覆部材8を前記凹陥部7に巻回被覆
して硬化させることによって該凹陥部7を埋めれば、前
記連結部分は段差のない面一形状となり外観を良好とす
ることができる。なお、凹陥部7に被覆される被覆部材
8は繊維強化樹脂に限定されるものではなく、例えば、
合成樹脂あるいはゴムなどよりなる素材であっても本考
案の目的を達成出来るものである。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上のような構成とすることに
よって以下のような効果を奏するものである。即ち、本
考案のラケットフレームは、フレーム両端と連結部材の
水平筒部両端を当接させ、当接部のおのおののパイプの
内側に連結補助パイプを重合接着させることによって、
フレームとシャフトを連結させる構造としたことによ
り、該連結部に加わる応力を、前記連結補助パイプを介
して伝える為、連結部での応力の集中を柔らげることが
でき、又、連結部分では内部から各々のパイプを補強し
ているため連結部材が変形するといった恐れはなくな
る。また、フレームと連結部材間には隙間や段差が形成
されず、該当接部では面一形状である為、モールドによ
って被覆する必要がなくなり、該連結部での構造が簡素
化される。そのため、連結部での風圧面積を最大限に狭
小化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバドミントン用ラケットフレームの外
観図。
【図2】フレームと連結部材との連結状態を表した概略
説明図。
【図3】フレームと連結部材との連結状態を表した概略
説明図。
【図4】フレームと連結部材との連結状態を表した概略
説明図。
【図5】従来のバドミントン用ラケットフレームの外観
図。
【図6】従来のラケットフレームの連結部分の説明図。
【図7】従来のラケットフレームの連結部分の説明図。
【符号の説明】
1 バドミントン用ラケットフレーム 2 フレーム 2a 端部 3 シャフト 4 グリップ 5 連結部材 5a 両端部 5b 垂直筒部 6 連結補助パイプ 7 凹陥部 7a かしめ 8 被覆部材 10 バドミントン用ラケットフレーム 12 フレーム 13 シャフト 14 補強材 15 結合部材 25 継手部材 35 T字型ジョイント部材 35a 差込端部 35b ショルダー部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ状のフレームとシャフトを略T字
    型の連結部材で連結してなるバドミントン用ラケットフ
    レームにおいて、前記連結部材は、フレームに連結する
    水平筒部と、シャフトの端部に連結する垂直筒部とから
    成り、かつ前記フレーム両端部と前記連結部材の水平筒
    部の両端部を略同形と成し、それらを各々当接させると
    共に、前記当接部の内側に、その当接部分をまたいで連
    結補助パイプを重合接着させることによって、両者を連
    結したことを特徴とするバドミントン用ラケットフレー
    ム。
  2. 【請求項2】 前記フレーム及び連結部材は金属材料を
    素材とし、かつ前記フレームの両端部と連結部材との当
    接部分をかしめたことを特徴とする請求項1記載のバド
    ミントン用ラケットフレーム。
  3. 【請求項3】 前記フレームの両端部と連結部材との当
    接部分をかしめた部位に形成された凹陥部に、被覆部材
    を巻回被覆したことを特徴とする請求項2記載のバドミ
    ントン用ラケットフレーム。
JP1992092900U 1992-12-25 1992-12-25 バドミントン用ラケットフレーム Expired - Lifetime JPH0742437Y2 (ja)

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JPH0650672U JPH0650672U (ja) 1994-07-12
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CN108744441A (zh) * 2018-08-07 2018-11-06 郑甘裕 球拍拍框与中管的安装连接结构及制备工艺

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