JPH0742396Y2 - シートペーパー自動供給便座 - Google Patents

シートペーパー自動供給便座

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JPH0742396Y2
JPH0742396Y2 JP15672588U JP15672588U JPH0742396Y2 JP H0742396 Y2 JPH0742396 Y2 JP H0742396Y2 JP 15672588 U JP15672588 U JP 15672588U JP 15672588 U JP15672588 U JP 15672588U JP H0742396 Y2 JPH0742396 Y2 JP H0742396Y2
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sheet
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paper
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満博 樋口
宏史 山本
邦利 稲垣
仙一郎 法月
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Aichi Electric Co Ltd
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Aichi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、便座上にシートペーパーを自動的に供給可能
なシートペーパー自動供給便座に関する。
(ロ)従来の技術 本出願人は、先に特願昭62−134528号(特公平5−8089
4号公報)や特願昭62−294476号(特公平4−67847号公
報)において、以下の構成を有するシートペーパー自動
供給便座を開示した。
即ち、同シートペーパー自動供給便座は、便座本体の後
方に設けた機能部ケーシング内に、シートペーパーロー
ルと、同シートペーパーロールからシートペーパーを便
座本体の上面に繰り出すためのシートペーパー繰出機構
部と、同シートペーパー繰出機構部から便座本体上に繰
り出されたシートペーパーの後端を切断するシートペー
パー切断機構部と、シートペーパー繰出機構部とシート
ペーパー切断機構部とを制御して、シートペーパーを便
座本体上に設定長さ繰り出すとともに、その後端を切断
させるべく駆動する制御部と、同制御部を操作する操作
部とを、一体的に収納配置した構成に特徴を有する。
また、かかる構成によって、シートペーパーを、便座本
体上に設定長さだけ自動的にかつ正確に繰り出すことが
でき、かつ位置決めすることができる。
従って、公共の場所(パブリック)における使用におい
て、使用者は、使用毎にシートペーパーを、シートペー
パーに直接触ることなく、取り出して使用できるので、
衛生面からの向上を図ることができる。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、上記したシートペーパー自動供給便座は、未
だ、以下の問題点を有していた。
即ち、第8図に示すように、中央部に切り離し用ミシン
目aを有するシートペーパーPは、その側方に長さ方向
に一定間隔を開けて位置検出用透孔bを設けている。な
お、cはシートペーパーPの長さ方向に一定間隔開けて
設けた切断用ミシン目である。
そして、かかる構成を有するシートペーパーPの便座本
体dへの供給動作について説明すると、シートペーパー
Pが便座本体d上に設定長さだけ繰り出されると、機能
部ケーシングの一側に設けた位置検出用センサが位置検
出用透孔bを検出して、同検出出力に基づいて、制御部
がシートペーパー繰出機構部を作動してシートペーパー
Pの繰出・供給動作を停止し、シートペーパーPが、正
確に所定長さだけ、便座本体d上に供給されることにな
る。
また、シートペーパーPを紙管R1に巻回して形成したシ
ートペーパーロールRは、その両端を、図示しないシー
トペーパーロールホルダーに支持された状態で機能部ケ
ーシング内に収納されることになる。
しかるに、上記したように、位置検出用透孔bはシート
ペーパーPの一側方のみしか設けられておらず、また、
位置検出センサも機能部ケーシングの一側にしか設けら
れていないので、誤ってシートペーパーロールを、シー
トペーパーロールホルダーを介して、逆さに機能部ケー
シングに収納した場合、位置検出用センサが位置検出用
透孔を検出せず、従って、正常なシートペーパーの繰出
動作を行うことができなくなる。
また、シートペーパー繰出機構部を構成するシートペー
パー繰出ローラと押さえローラとをシートペーパーロー
ルの後方に配設した形態のシートペーパー自動供給便座
においては、誤ってシートペーパーロールを、シートペ
ーパーロールホルダーを介して、逆さに機能部ケーシン
グに収納した場合、シートペーパー押さえローラに充分
な巻掛角度で巻き掛けることができなくなる。
従って、シートペーパーロールから巻き出したシートペ
ーパーの巻きぐせを充分に矯正することができず、シー
トペーパーを円滑に送出することができず、機能部ケー
シング内に詰まらせることにもなっていた。
さらに、シートペーパーロールから巻き出したシートペ
ーパーを充分にシートペーパー繰出ローラと押さえロー
ラ間でクランプすることができず、シートペーパーに充
分なテンションを加えることができず、シートペーパー
の切断動作を確実に行えない場合もあった。
本考案は、上記課題を解決することができるシートペー
パー自動供給便座を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、紙管の外周面にシートペーパーを巻回してシ
ートペーパーロールを形成し、前記紙管の両端をシート
ペーパーロールホルダーに支持させると共に、同シート
ペーパーロールから巻戻してシートペーパーを便座本体
上に繰出すように構成したシートペーパー自動供給便座
において、上記シートペーパーロールと便座本体との間
に、シートペーパーロールの巻方向と逆方向に回転する
ローラーを配設し、シートペーパーを、同ローラーに巻
掛けて繰出すように構成し、さらに、前記紙管の一端に
誤装着防止用係合部を設け、同紙管の一端を支持するシ
ートペーパーロールホルダーに、上記誤装着防止用係合
部と係合する誤装着防止用被係合部を設けたことを特徴
とするシートペーパー自動供給便座に係るものである。
また、本考案は、上記シートペーパーの繰出し方向に対
する一側方位置に位置検出用透孔を設けると共に、同透
孔を検出する検出手段を具備することにも特徴を有す
る。
(ホ)作用及び効果 上記した構成により、本考案は以下の作用及び効果を奏
する。
本考案では、紙管の一端に誤装着防止用係合部を設
け、同紙管の一端を支持するシートペーパーロールホル
ダーに、上記誤装着防止用係合部と係合する誤装着防止
用被係合部を設けている。
従って、シートペーパーロールは、誤装着防止用係合部
が誤装着防止用被係合部と係合可能な正しい装着位置に
ある場合のみ、シートペーパーロールホルダーに支持さ
せることができる。
一方、左右端を逆にした状態でシートペーパーロールホ
ルダーに支持させようとしても、誤装着防止用係合部を
設けていない側の端部は、誤装着防止用被係合部の存在
によって、シートペーパーロールホルダーに支持するこ
とができない。
従って、シートペーパーロールの誤装着を確実に防止す
ることができ、シートペーパーの繰出しに支障をきたし
たりすことがない。
特に、シートペーパーロールと便座本体との間に、シー
トペーパーロールの巻方向と逆方向に回転するローラー
を配設しているので、シートペーパーロールを、シート
ペーパーロールホルダーに確実に正常状態に支持させる
ことによって、シートペーパーを前記ローラーに充分な
巻掛角度で、かつ、正しい方向に巻き掛けることができ
る。
従って、シートペーパーロールから巻き出したシートペ
ーパーの巻きぐせを充分に矯正することができ、紙詰ま
りを生ずることなく、シートペーパーを円滑に便座本体
上に送出することができる。
また、シートペーパーの繰出し方向に対する一側方
位置に位置検出用透孔を設けると共に、同透孔を検出す
る検出手段を具備する構成としたので、上述したような
シートペーパーロールの誤装着が防止できれば、前記位
置検出用透孔と同透孔を検出する検出手段が確実に機能
することになる。
従って、シートペーパーを所定長さだけ、便座本体上に
正確かつ確実に繰出・供給することができるようにな
る。
(ヘ)実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本考案を具体的
に説明する。
第1図に本考案に係わるシートペーパー自動供給便座A
を具備したトイレ装置Bの全体構成を示しており、図示
するように、シートペーパー自動供給便座Aは、トイレ
装置Bを構成する水洗便器10上に載置されている。
第1図から第5図を参照して、上記シートペーパー自動
供給便座Aの基本的構成について説明する。
第1図〜第3図に示すように、シートペーパー自動供給
便座Aは、水洗便器10上に開閉自在に載置される便座本
体11と、水洗便器10の後部上に固定状態に載置し、前部
に、便座本体11の後部を枢軸13,13aによって上下方向に
回動自在に枢支連結する機能部14とから形成される。
第3図〜第5図に示すように、機能部14は、水洗便器10
の後部に取付けた機能部ケーシング15と、同機能部ケー
シング15内に配設したシートペーパー繰出機構部C,シー
トペーパー切断機構部D,シートペーパーロール収納部E,
制御部F及び操作部Gとから形成されている。
まず、機能部ケーシング15の構成について説明すると、
同ケーシング15は、内部にシートペーパー繰出機構部C
やシートペーパー切断機構部D等を内蔵する下部ケーシ
ング16と、同下部ケーシング16の上縁に嵌合連結され、
内部にシートペーパーロール収納部Eを形成する上部ケ
ーシング17とから形成されている。
そして、下部ケーシング16は、第3図〜第5図に示すよ
うに、左右方向に伸延する矩形取付板18と、その周縁に
立設した左右側壁19,20及び前後壁21,22と、同矩形取付
板18の上方に配設した前低後高の傾斜天井壁23とからな
り、箱形形状を有する。
そして、同下部ケーシング16の傾斜天井壁23は、第5図
に示すように、その上面上に後述するシートペーパー送
出路8を形成するとともに、その前後部に、それぞれ、
後述する可動プレート50を挿入するための可動プレート
挿入空間23aと、シートペーパー繰出ローラ33を配設す
るための繰出ローラ配設空間23bとを形成している。
一方、下部ケーシング16の上方に設けた上部ケーシング
17は、第4図及び第5図に示すように、半円形状の天井
板24と、その周縁に垂設した左右側壁25,26及び前後壁2
7,28とから形成されている。
次に、下部ケーシング16内の内部構造について説明する
と、第3図に示すように、下部ケーシング16の左右両側
には、それぞれ軸受ボックス30,31が立設されており、
右側軸受ボックス31内には、後述するように、シートペ
ーパー繰出機構部Cとシートペーパー切断機構部Dの駆
動源である一対の駆動モータ40,41が配設されている。
次に、シートペーパー繰出機構部Cについて説明する
と、第3図〜第5図に示すように、シートペーパーロー
ルRと便座本体11との間、即ち、下部ケーシング16の左
右側軸受ボックス30,31の後方上部間には、シートペー
パー繰出軸32が回転自在に横架されており、同繰出軸32
には、略同長さだけ直径を異にする繰出ローラー33が一
体的に固着されている。
また、同繰出ローラー33の上方には、同繰出ローラー33
と対向状態に当接して、同繰出ローラー33の回転によっ
てシートペーパーロールRの巻方向と逆方向に回転する
押さえローラー34を配設している。
そして、第5図に示すように、繰出ローラー33と押さえ
ローラー34とは互いに協働して、後述するシートペーパ
ーPの引き出し端を押圧・挟持し、シートペーパーロー
ル収納部EからシートペーパーPを便座本体11上に繰出
し、供給することができる。
また、第4図及び第5図において、35は、左右揺動アー
ム36,37と両アーム36,37の下端同志を連結する連結板38
aとからなる正面視でU字形状をなす吊支機枠であり、
同吊支機枠35の左右揺動アーム36,37の上端は、第6図
に示すように、筒状ボス部38,39を介して左右側軸受ボ
ックス30,31に前後方向に揺動自在に取付けられてい
る。
そして、上記した押さえローラー34は、第5図に示すよ
うに、吊支機枠35の左右揺動アーム36,37の下端部間に
形成したローラー取付空間内に取付けられており、通常
の当接状態においては、繰出ローラー33に圧接されるこ
とになり、シートペーパーPを、繰出に適当な圧力によ
って挟持することができる。
また、第3図及び第5図に示すように、シートペーパー
繰出機構部Cの要部を構成する駆動モータ40は、右側軸
受ボックス31内に収納されており、同様に右側軸受ボッ
クス31内に収納した減速装置を介して、シートペーパー
繰出軸32の右端に連結している。
従って、駆動モータ40によって、シートペーパー繰出軸
32が回転されると、繰出ローラー33とともに押さえロー
ラー34も一体的に回転されることになり、シートペーパ
ーPを、後述するシートペーパーロール収納部E内にシ
ートペーパーロールRから繰り出し、その後、下部ケー
シング16の傾斜天井壁23と、吊支機枠35の下面間に形成
したシートペーパー送出路8を通して、便座本体11上へ
送出することができる。
次に、シートペーパー切断機構部Dの構成について説明
する。
シートペーパー切断機構部Dは、本実施例では、第5図
に示すように、下部ケーシング16内に配設し、右側軸受
ボックス31内に配設した駆動モータ41と連結した動力伝
達軸43に固着した円板カム44と、下部ケーシング16の傾
斜天井壁23の前部に設けた可動プレート挿入空間23a内
に枢軸49周りに揺動自在に配設し、かつその外周面を円
板カム44の外周面と係合した可動プレート50と、同可動
プレート50の上方に配設され、かつ吊支機枠35の左右揺
動アーム36,37の下端前部間に架設した枢軸52に揺動自
在に枢支した揺動プレート51とから構成されている。
また、第5図において、56は弾性素材からなるシートペ
ーパー押圧片であり、可動プレート50の上面50aの後部
に設けれている。そして、同シートペーパー押圧片56
は、揺動プレート51の前部を形成するシートペーパー押
圧片57と協働して、シートペーパーPをクランプするも
のである。
また、第5図に示すように、揺動プレート51は、その後
部に、上記したシートペーパー押圧片57と一体をなすシ
ートペーパー切断部58とから形成している。
かかる構成によって、駆動モータ41を駆動すると、動力
伝達軸43が回転し、同動力伝達軸43と一体をなす円板カ
ム44も動力伝達軸43の軸線を回転中心として回転するこ
とになる。
しかして、円板カム44の中心は動力伝達軸43の軸線から
偏心しているので、円板カム44の周面は異形形状縁のカ
ム軌跡を描き、同周面と当接する可動プレート50を枢軸
49を中心として揺動させることができ、また同可動プレ
ート50の揺動に連動して、揺動プレート51も揺動して、
シートペーパー切断部58によってシートペーパーPを、
効果的に押圧・切断することができる。
次に、上部ケーシング17内に配設したシートペーパーロ
ール収納部Eの構成について説明する。
第4図〜第6図において、60,61はそれぞれ左右側軸受
ボックス30,31に回転自在に取付けたシートペーパーロ
ールホルダーであり、同シートペーパーロールホルダー
60,61に、シートペーパーロールRの両端を支持させる
ことによって、紙管R1の周りにシートペーパーPを多重
に巻回して形成したシートペーパーロールRを、シート
ペーパーロール収納部Eに交換自在に収納することがで
きる。
以下、上記構成をさらに詳細に説明すると、第6図にお
いて、左側軸受ボックス30内に回動自在に支持した筒状
ボス部38内に、ホルダー取付筒62の基端が回動自在かつ
進退自在に配設されている。
そして、ホルダー取付筒62は、その内部にスプリング63
を収納しており、同スプリング63によって、ホルダー取
付筒62を進出方向に付勢している。
また、同ホルダー取付筒62は、その進出端に、抜け止め
プラグ64によって、シートペーパーロールホルダー60を
回転自在に取付けている。
一方、右側軸受ボックス31内に回動自在に支持した筒状
ボス部39内には、抜け止めプラグ65によって、シートペ
ーパーロールホルダー61を回転自在に取付けている。
かかる構成によって、スプリング63を縮ませてホルダー
取付筒62とシートペーパーロールホルダー60を後退させ
て、シートペーパーロールホルダー60,61にシートペー
パーロールRの紙管R1の両端を支持させることができ
る。
また、紙管R1上のシートペーパーPが無くなった、いわ
ゆる紙切れ状態の場合は、再度スプリング63を縮ませて
ホルダー取付筒62とシートペーパーロールホルダー60を
後退させて、シートペーパーロールホルダー60,61から
シートペーパーロールRの紙管R1の両端を、第6図に仮
想線で示すようにして離脱し、新しいシートペーパーロ
ールRと交換することができる。
しかして、本実施例において用いるシートペーパーP
は、第8図を参照して従来技術の個所でも説明したよう
に、位置検出用透孔bを、シートペーパーPの一側方に
設けており、また、同位置検出用透孔bを検出して制御
部Fに向けてシートペーパー繰出機構部Cを駆動させる
ための制御信号を出力する検出手段としての位置検出用
センサ70も、第3図及び第4図に示すように、機能部ケ
ーシング15の一側に設けているので、誤ってシートペー
パーロールRを、シートペーパーロールホルダー60,61
を介して、逆に上部ケーシング17に収納した場合、位置
検出用センサ70が位置検出用透孔bを検出せず、従っ
て、所定のシートペーパー繰出動作を行うことができな
くなる。
そこで、本実施例では、第6図及び第7図に示すよう
に、紙管R1の一端に誤装着防止用係合部71を設け、同紙
管R1の一端を支持するシートペーパーロールホルダー60
のテーパ状外周面60aに、上記誤装着防止用係合部71と
係合する誤装着防止用被係合部72を設けた構成としてい
る。
かかる構成によって、シートペーパーロールRは、誤装
着防止用係合部71が誤装着防止用被係合部72と係合可能
な正しい装着位置にある場合にのみ、シートペーパーロ
ールホルダー60,61に支持させることができる。
一方、左右端を逆さにした状態でシートペーパーロール
Rをシートペーパーロールホルダー60,61に支持させよ
うとしても、誤装着防止用係合部71を設けていない側の
端部は、誤装着防止用被係合部72の存在によって、シー
トペーパーロールホルダー60に支持することができな
い。
従って、シートペーパーロールRの誤装着を確実に防止
することができ、位置検出用透孔bと位置検出用センサ
70とを確実に作動させて、シートペーパーPを、所定長
さだけ、便座本体11上に正確かつ確実に繰出・供給する
ことができる。
また、シートペーパーPをシートペーパー押さえローラ
34に充分な巻掛角度で巻き掛けることができ、シートペ
ーパーロールRから巻き出したシートペーパーPの巻き
ぐせを充分に矯正することができるので、紙詰まりを生
ずることなく、シートペーパーPを円滑に便座本体11上
に送出することができる。
さらに、シートペーパーロールRから巻き出したシート
ペーパーPを充分にシートペーパー繰出ローラ33と押さ
えローラ34間でクランプすることができるので、シート
ペーパーPに充分なテンションを加えることができ、シ
ートペーパーPの切断動作を確実に行うことができる。
ついで、上記シートペーパー繰出機構部C及びシートペ
ーパー切断機構部D、各種センサや検出手段の作動を制
御する制御部Fの構成について説明する。
第3図に示すように、制御部Fは、下部ケーシング16の
右側前部に配設されており、実質的に、位置検出用セン
サ70や、図示しないシートペーパー繰出用押しボタン、
着座検出手段等と制御部Fとの間に介設した入力インタ
ーフェースと、制御部Fとシートペーパー繰出機構部C
やシートペーパー切断機構部D等との間に介設した出力
インターフェースと、シートペーパー繰出・クランプ・
切断プログラムを記憶するメモリとからなる。
ついで、操作部Gについて説明すると、第3図に示すよ
うに、制御部Fの上方をなす下部ケーシング16の右側前
部上面に設けられており、シートペーパー繰出用押しボ
タンや、発光ダイオード等からなる電源ランプや、紙詰
まり・紙補充等の異常が発生した場合の警報機能を有す
る紙トラブルランプ等を取付けることによって構成され
ている。
そして、上記構成を有するシートペーパー自動供給便座
の作動について簡単に説明すると、以下のごとくなる。
非通電状態において、機能部ケーシング15内の可動プレ
ート50は、第5図に示すように、その一方端で、シート
ペーパー送出口8aを閉鎖し、汚水等がシートペーパー送
出口8aからシートペーパー送出路8に侵入するのを阻止
している。
この状態で、今、水洗便器10を使用する場合、シートペ
ーパー繰出用押しボタンスイッチを押すと、作動開始信
号が制御部Fに入力し、メモリから読みだしたシートペ
ーパー繰出・切断順序プログラムに基づいて、制御部F
が駆動信号を発生し、同駆動信号によって、シートペー
パー切断機構部Dの駆動モータ41とシートペーパー繰出
機構部Cの駆動モータ40が順次作動する。
そして、駆動モータ41の駆動より円板カム44の時計方向
の回転によって可動プレート50は反時計方向に回動し
て、可動プレート50上に、シートペーパー送出口8aと連
通するシートペーパー送出路8が形成されてることにな
る。
その後、駆動モータ40が駆動し、シートペーパーPをシ
ートペーパーロールRから繰り出すことになる。
そして、シートペーパーPが便座本体11上に繰り出さ
れ、その後、位置検出用センサ70が、シートペーパーP
に設けた透孔bを検出すると、設定長さシートペーパー
Pを便座本体11上に繰り出した状態で駆動モータ40は停
止する。なお、この時点では、シートペーパーPの後端
に位置するミシン目cは、揺動プレート51のシートペー
パー切断部58の略真下に位置することになる。
その後、駆動モータ41が制御部Fからの駆動信号によっ
て再起動し、シートペーパーPをシートペーパー押圧片
56,57間でクランプするとともに、繰出ローラ33と押さ
えローラ34間でもクランプし、その後制御部Fからの連
続した駆動信号により駆動モータ40が駆動を継続する
と、両クランプ部分間に位置するシートペーパーPの部
分には繰出方向のテンションが加えられることになる。
さらに制御部Fからの駆動信号により駆動モータ40が駆
動すると、揺動プレート51のシートペーパー切断部58
が、シートペーパーPを、ミシン目cに沿って押圧し、
その押圧力と繰出方向のテンションによってシートペー
パーPは、確実に破断、即ち切断されることになる。
しかして、切断されたシートペーパーPの後端はシート
ペーパー押圧片56,57によって確実にクランプされた状
態にある。
その後、利用者が便座本体11上に着座すると、着座検出
手段が着座したことを検出し、用便後、利用者が便座本
体11から離れると、着座検出手段がオフになり、同オフ
信号に基づき、制御部Fが、駆動モータ40に再度、駆動
信号を送り、同駆動モータ40を回転する。これによっ
て、シートペーパーPのクランプは解除される。
その後、便座本体11のシートペーパーPを排除するか、
又は、洗浄装置を駆動して水洗便器10内を洗浄し、洗浄
水の水勢によって、洗浄水、汚物とともに、シートペー
パーPの切り離し部分を巻込み、流出することができ
る。
そして、シートペーパーPの除去を位置検出センサ70が
検出すると、駆動モータ41を再度駆動して、シートペー
パー送出口8aを閉鎖する。
即ち、可動プレート50はシートペーパー送出口8aを通し
ての汚水のシートペーパー送出路への侵入を確実に防止
することができる姿勢を駆動部ケーシング14内で取るこ
とができる。
上記したシートペーパー自動供給動作において、本実施
例では、シートペーパーロールRの誤装着を確実に防止
することができるので、位置検出用透孔bと位置検出用
センサ70とを確実に作動させて、シートペーパーPを、
所定長さだけ、便座本体11上に正確かつ確実に繰出・供
給することができる。
また、シートペーパーPをシートペーパー押さえローラ
34に充分な巻掛角度で巻き掛けることができ、シートペ
ーパーロールRから巻き出したシートペーパーPの巻き
ぐせを充分に矯正することができるので、紙詰まりを生
ずることなく、シートペーパーPを円滑に便座本体11上
に送出することができる。
さらに、シートペーパーロールRから巻き出したシート
ペーパーPを充分にシートペーパー繰出ローラ33と押さ
えローラ34間でクランプすることができるので、シート
ペーパーPに充分なテンションを加えることができ、シ
ートペーパーPの切断動作を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるシートペーパーロール構造を具
備するシートペーパー自動供給便座を具備するトイレ装
置の全体斜視図。 第2図は同トイレ装置の部分側面図。 第3図は同トイレ装置の一部切欠平面図。 第4図は同便座の一部切欠正面図。 第5図は一部切欠右側面図。 第6図はシートペーパーロール取付構造の要部拡大説明
図。 第7図は同要部拡大斜視図。 第8図はシートペーパーの繰出状態説明図。 A:シートペーパー自動供給便座 P:シートペーパー R1:紙管 60,61:シートペーパーロールホルダー 71:誤装着防止用係合部 72:誤装着防止用被係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 稲垣 邦利 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)考案者 法月 仙一郎 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−155399(JP,U) 実開 昭63−142198(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙管(R1)の外周面にシートペーパー
    (P)を巻回してシートペーパーロール(R)を形成
    し、前記紙管(R1)の両端をシートペーパーロールホル
    ダー(60)(61)に支持させると共に、同シートペーパ
    ーロール(R)から巻戻してシートペーパー(P)を便
    座本体(11)上に繰出すように構成したシートペーパー
    自動供給便座において、 上記シートペーパーロール(R)と便座本体(11)との
    間に、シートペーパーロール(R)の巻方向と逆方向に
    回転するローラーを配設し、シートペーパー(P)を、
    同ローラーに巻掛けて繰出すように構成し、 さらに、前記紙管(R1)の一端に誤装着防止用係合部
    (71)を設け、同紙管(R1)の一端を支持するシートペ
    ーパーロールホルダー(60)(61)に、上記誤装着防止
    用係合部(71)と係合する誤装着防止用被係合部(72)
    を設けたことを特徴とするシートペーパー自動供給便
    座。
  2. 【請求項2】上記シートペーパー(P)の繰出し方向に
    対する一側方位置に位置検出用透孔(b)を設けると共
    に、同透孔(b)を検出する検出手段を具備することを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載のシー
    トペーパー自動供給便座。
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