JPH0742351B2 - イオン性基で置換された水溶性シクロデキストリンポリマ−の製法 - Google Patents

イオン性基で置換された水溶性シクロデキストリンポリマ−の製法

Info

Publication number
JPH0742351B2
JPH0742351B2 JP59024546A JP2454684A JPH0742351B2 JP H0742351 B2 JPH0742351 B2 JP H0742351B2 JP 59024546 A JP59024546 A JP 59024546A JP 2454684 A JP2454684 A JP 2454684A JP H0742351 B2 JPH0742351 B2 JP H0742351B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclodextrin
group
integer
mol
choh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59024546A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6042417A (ja
Inventor
ヨージエフ・スエイトリ
エーヴア・フエニユヴエシ
ベーラ・ジアドン
マーリア・スイラシ
ラジオシユ・デーチユエイ
Original Assignee
ヤンセン・ビオテック・エヌ・ヴェー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンセン・ビオテック・エヌ・ヴェー filed Critical ヤンセン・ビオテック・エヌ・ヴェー
Publication of JPS6042417A publication Critical patent/JPS6042417A/ja
Publication of JPH0742351B2 publication Critical patent/JPH0742351B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
    • C08B37/0009Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Glucans, e.g. polydextrose, alternan, glycogen; (alpha-1,4)(alpha-1,6)-D-Glucans; (alpha-1,3)(alpha-1,4)-D-Glucans, e.g. isolichenan or nigeran; (alpha-1,4)-D-Glucans; (alpha-1,3)-D-Glucans, e.g. pseudonigeran; Derivatives thereof
    • C08B37/0012Cyclodextrin [CD], e.g. cycle with 6 units (alpha), with 7 units (beta) and with 8 units (gamma), large-ring cyclodextrin or cycloamylose with 9 units or more; Derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式(I) で表わされ,式中 CDはα−,β−またはγ−シクロデキストリンからp+
sまたは1+t+rのヒドロキシ基の開裂によつて得ら
れる基であり, RとR′は独立に−CH2−,−CHOH−CH2−, −CH2−O−(CH2−O−CH2−CHOH−CH2−, −CH2−O−CH2−CHOH−CH2,または −CH2−O−(CH2−O−CH2−CHOH−CH2−, であり, Xは第二級または第三級アミノまたは−OR1または−OR2
であり, R1は水素であるか,rが0以外のときはα−,β−または
γ−シクロデキストリンよりヒドロキシ基の開裂によつ
て得られる基であり, R2は同一または異別で,水素,−PO(OH)−,−SO2O
H,−R3−(COOH)u,−R3[SO2OH]u,−R3−(NR4R5u,
またはα−,β−またはγ−シクロデキストリンよりヒ
ドロキシ基の開裂によつて得られる基であるか,または
2〜3個のR2置換基がいつしよになつて−R3−NR4−R3
−または(−R3−)3N基を構成するものであり, R2′はシクロデキストリン分子から得られるものを除い
てR2と同じであり, R3は1〜10個の炭素原子を含み,その末端炭素原子がオ
キソ基によつて置換されていてもよい重合体鎖の近くに
位置するアルカンまたはアリール脂肪族炭化水素基から
誘導されるu+1基であり, R4とR5は独立に,水素,1〜4個の炭素原子を有する,所
望によりハロゲン,6〜10個の炭素原子を有するアリール
基,それらの組合せであるアラルキルまたはアルキルア
リール基で置換されていてもよいアルキル基であり, mとnは独立に,1ないし10の正整数であり, rは0〜23の整数であり, pは1〜24の整数であり, sとtは独立に0〜7の整数であり, uは1〜5の整数であり, ただし,m,n,r,tおよびuは単位内の側鎖内で変化し得, CDがα−シクロデキストリンから得られる基のときはp
+s≦18でr+t≦17であり, CDがβ−シクロデキストリンから得られる基のときはp
+s≦21でr+t≦20であり, CDがγ−デキストリンから得られる基のときはp+s≦
24でr+t≦23である イオン性基によつて置換された水溶性シクロデキストリ
ンポリマーに関する。本発明の目的はまた上記シクロデ
キストリンの製法に関する。
本発明のポリマーは2〜10個のシクロデキストリン環を
有し,上記のイオン性置換基はシクロデキストリン環お
よびまたは該環に結合する鎖上に存在する。鎖の長さ
と,鎖とシクロデキストリン環が置換される態様は1個
のポリマー分子内でも変化し得る。
上記のポリマーは固体で,水およびジメチルホルムアミ
ド,ピリジンのようなある種の有機溶媒に溶解し,包接
化合物のみならず塩を形成し,30〜70%のシクロデキス
トリンを含み,2,000ないし15,000の平均分子量を有す
る。
よく知られているように,シクロデキストリンは環状
で,6,7または8個のグルコピラノース単位を有する非還
元性のオリゴサツカリドである。これらは,でん粉の酵
素による分解によつて生産することができる。実際には
これらは主として包接錯体形成能の故に使用されてい
る。(Szejtli J.:Cyclodextrins and their Inclusion
Complcxes,Akadmiai Kiad,Budapest 1982)。6員
のα−,7員のβ−,および8員のγ−シクロデキストリ
ンの環状の一級,二級アルコール性ヒドロキシ基の反応
性は大分子量の誘導体(シクロデキストリンポリマー)
の合成を可能にしている。
文献によれば,シクロデキストリンポリマーは水溶性の
ものと,水不溶性で単に水中で膨潤するものが知られて
いる。大分子量と架橋の故に後者はどのような溶媒にも
溶けない。
水溶性シクロデキストリンポリマーは二つの方法で得ら
れる。シクロデキストリンから不飽和モノマーを造り,
これを重合させる(J.Polym Se.Lett.13,357(1975))
か,シクロデキストリンを二官能性試薬,好ましくはジ
エポキシ誘導体またはエピクロルヒドリン(英国特許明
細書1,244,990号およびハンガリア国特許明細書180,597
号)架橋するかである。
どちらの方法でも,中等の分子量の,水に溶け,包接錯
体を形成する生成物が得られる。錯体の安定性はモノマ
ーのシクロデキストリンのそれより一般に大である。こ
のことは互に結合した環の有利な立体位置によつて,そ
してβ−シクロデキストリンの場合にはポリマーのより
大きい溶解度によつて説明される(Macromolecules,,
705(1976),Proceedings of I.Int.Symp.on Cyclodext
rins(1981)345)。
多くの分野で,上記の既知のシクロデキストリンポリマ
ーとの錯体が造られるが,すべての場合において包接さ
れる分子,即ち「客分子(guestmolecule)」は中性で
ある。塩を錯化するについては,塩のイオン性の故に問
題がある。それ故に,塩を形成し得る酸性および塩基性
の置換基と包接錯体を形成し得るシクロデキストリン環
の両方を含むシクロデキストリンポリマーがあれば有利
であろう。然しながら,上述の二つの機能単位が高分子
量分子の一部を形成するような解決は文献には記されて
はいない。シクロデキストリン環が数個の,塩を形成す
ることのできる基,例えばカルボキシアルキル,スルホ
アルキル,アミノアルキル,等によつて置換されたシク
ロデキストリン誘導体は知られている(Strke,23,134
(1971),米国特許明細書3,553,191号)。これらの置
換シクロデキストリンは未置換シクロデキストリンより
有利ではない。なぜならこれらは比較的低分子量である
からである。
本発明の目的は,錯体形成能のみならず塩形成能を有
し,それ故により広い分野で適用可能の水溶性変性シク
ロデキストリンポリマーを提供することである。
おどろくべきことに,上記の要求を満たすイオン性基を
含む水溶性シクロデキストリンポリマーが,そのような
イオン性置換基を有する置換シクロデキストリンをそれ
自身既知の方法によつて重合するか,シクロデキストリ
ンをそのようなイオン性置換基で置換し,同時に重合さ
せるか,未置換のシクロデキストリンポリマーをイオン
性置換基で置換することによつて合成できることが見出
された。
イオン性基によつて置換されたシクロデキストリンポリ
マーは次のいずれかの方法によつて合成される。
a)シクロデキストリンとして1モルのα−,β−また
はγ−シクロデキストリンを,R2″−Halで表わされ,Hal
がハロゲンを示し,R2″がR2と同じで,ただし水素,PO
(OH)2,おび−SO2Hを除くものであるハロゲン誘導体0.
1〜0.7モルと反応させるか,式HO−R3−SO2OHで表わさ
れ,R3が上記と同じ意味であるヒドロキシスルスルホン
から誘導されるスルトン0.1〜7モルと0.2〜14モルのア
ルカリ金属の存在下に反応させるか,0.7〜10.1の水中
で0.2〜14モルのアルカリ金属またはアルカリ土類金属
水酸化物とそれ自身既知の方法で反応させ,その際にイ
オン性基で置換されたシクロデキストリンは,そのなか
に含まれるシクロデキストリン1モルが5〜15モルのエ
ピハロヒドリンかまたは式 で表わされ,式中R6が直接の結合か, −CH2−O−CH2−,−CH2−O−CH2−CH2−O−CH2−,
または−CH2−O−(CH2−O−CH2−,であるビス
エポキシ誘導体と,5〜15モルのアルカリ金属,またはア
ルカリ土類金属水酸化物と1.8〜2.5水を40〜80℃で加
えた後に,反応させられる。
b)1モルのα−,β−またはγ−シクロデキストリン
を01〜7モルの式R2′−Halで表わされ式中,R2とHalが
上記と同じ意味であるハロゲン誘導体か,式HO−R3−SO
2OHで表わされ,R3が上記と同じ意味であるか,第一級も
しくは第二級アミンであるヒドロキシスルホン酸から誘
導されるスルトンか,式R2−OHで表わされ,式中R2″が
上記と同じ意味であるヒドロキシ化合物か,5〜15モルの
エプハロヒドリンか,上記式(II)で表わされ,式中R6
が上記と同じ意味を有するビスエポキシ誘導体と,5〜20
モルのアルカリ金属またはアルカリ土類金属水酸化物と
2.5〜3.5の水の存在下に反応させる。
c)1モルのα−,β−またはγ−シクロデキストリン
を5〜15モルのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の
水酸化物と2.5〜3.5の水と5〜15モルのエピクロルヒ
ドリンまたは式(II)で表わされ式中R6が上記と同じ意
味であるビスエポキシ誘導体と反応させ,得られるシク
ロデキストリンポリマー溶液をそこに含まれるシクロデ
キストリン1モルに対して0.1〜7モルの式R2″−Halで
表わされ,式中R2とHalが上記と同じ意味を有するハロ
ゲン誘導体か,式HO−R3−SO2OHで表わされ,R3が上記と
同じ意味を有するヒドロキシスルホン酸から誘導される
スルトンと,0.2〜14モルのアルカリ金属またはアルカリ
土類水酸化物の存在下に,反応させる。
d)式(I)で表わされ,R2およびもしくはR2′のかわ
りに上記の無機もしくは有機のアシル基を含む構造単位
を有するシクロデキストリンポリマーの合成するために
は,α−,β−またはγ−シクロデキストリンがシクロ
デキストリン1モルについて,5〜15モルのアルカリ金属
またはアルカリ土類金属水酸化物と2.5〜3.5の水と5
〜15モルのエピハロヒドリンまたは式(II)で表わさ
れ,式中R6が上記と同じ意味を有するビスエポキシ誘導
体とそれ自身既知の方法で反応させ,得られるシクロデ
キストリンポリマーを加熱下に相当する無機または有機
酸無水物と有機溶剤および/または酸結合剤の存在下に
反応させるか,相当する酸の塩と有機溶媒および/また
は酸結合剤の不存在下に反応させる。
上記a)〜d)のいずれの方法によつて得られたイオン
性基で置換されたシクロデキストリンポリマーを含む反
応混合物からも,低分子量の副生成物,溶解した塩およ
び水が除去され,固体ポリマーが得られる。
本発明の方法において,イオン性基によつて置換された
シクロデキストリンポリマーは水性溶液の形で得られ
る。ある場合に,錯体の水溶液が必要とされるときは,
この粗反応混合物はまた,塩と低分子量副生成物を除去
した後に使用される。別の場合に,固形ポリマーが利用
されねばならぬときは,水を除去して塩類を含まない反
応混合物を使用する。
塩類と低分子量副生成物の除去は好ましくは透析によつ
て遂行される。透析により,塩類のみならず低分子量副
生成物も除去され,透析液を蒸発することによつて純度
の高い生成物が得られる。
本発明の方法において,α−,β−,γ−シクロデキス
トリンがシクロデキストリンとして使用できる。シクロ
デキストリンのタイプに従つて大小の客分子が得られた
生成物に包接される。
本発明における重合と置換反応の大部分はアルカリ媒質
のなかで進行する。アルカリとの反応はアルカリ金属,
アルカリ土類金属の水酸化物例えば水酸化ナトリウム,
水酸化カリウム,水酸化カルシウム,水酸化バリウムを
使用して達成されるが,水酸化ナトリウムが好ましい。
シクロデキストリン環を結合し,ヒドロキシアルキル側
鎖を形成するには,エピクロルヒドリンや式(II)のピ
スエポキシ誘導体のようなビスエポキシ誘導体が使用で
きる。好ましいビスエポキシ誘導体はビスエポキシプロ
ピルエーテル,1,2,3,4−ビスエポキシブタン,エチレン
グリコールビスエポキシプロピルエーテル,および1,4
−ビスエポキプロポキシブタンである。上記化合物のす
べては所望の重合体構造を形成するのに適している。得
られる緻密または粗放な構造はまた架橋剤の鎖の長さに
依存する。
本発明の方法によれば,式R2″−Halのハロゲン誘導体
または式R2″−OHのヒドロキシ化合物イオン性基を導入
するために使用できる。これらはR2″の意味に従つて,
クロル酢酸,クロルプロピオン酸,ブロム酢酸,クロル
コハク酸,プロムコハク酸,2−クロルイソ酪酸,2−ブロ
ムイソ酪酸,2−クロル−1,2,3−トリカルボキシプロパ
ン,2−ブロム−1,2,3−トリカルボキシ−プロパンのよ
うなハロゲンカルボン酸;クロルメタンスルホン酸,3−
クロルプロパンスルホン酸のようなスルホン酸;3−ジメ
チルアミノ−クロルプロパンのようなアミノ炭化水素,
ヒドロキシカルボン酸,ヒドロキシスルホン酸,ヒドロ
キシスルホン酸,またはヒドロキシアミンである。これ
らの試薬を使用して,1個以上のカルボキシ,スルホまた
はアミノ基を含むR3置換基が重合体に導入される。
式HO−R3−SO2OH,スルホ基で置換されたR3置換基が分子
に導入される。
本発明によつて,式H2″−Halで表わされ,R2″が式−R3
−(NR4R5でR4および/もしくはハロゲン分子で置
換されているアミノアルキル基であるハロゲン誘導体が
使用される場合は,得られる生成物は2〜3個のR2置換
基は−R3−NR4−R3−または(−R3−)3N基である。2
〜3個の式(I)の構造単位は上記の1,2または3個の
基と結合していてもよい。
方法b)により,第一級または第二級アミンが反応混合
物に導入される場合は,Xの位置に第二級または第三級ア
ミノ基を含むポリマーが得られる。
R2の位置に−PO(OH)または−SO2OH基を含むか,ポ
リマー鎖に近い末端炭素原子にオキソ基で置換された−
R3−(COOH)を有するポリマーを合成する場合は,こ
れらの位置が未置換のポリマーが無機または有機の酸無
水物でアシル化される。使用できる無機または有機の酸
無水物は,例えば,三酸化イオウ,五酸化リン,無水コ
ハク酸,無水アジピン酸である。酸無水物はまたは酸結
合剤の存在下,またはその錯体(縮合物)の形で使用す
ることができる。副反応を避けるために,反応は好まし
くは低温で遂行されるか,有機溶媒の存在下で遂行され
る。
ポリマーがリン塩の存在下に加熱される場合,リン酸に
相当するアシル基をポリマーに導入することができる。
そのようなリン塩は,例えば,リン酸二水素ナトリウ
ム,リン酸水素二ナトリウム,またはピロリン酸ナトリ
ウム,である。
本発明の方法a)においては,比較的低分子量のポリマ
ーが,方法b),c),d)においては比較的高分子量のポ
リマーが生成する。
式(I)の構造単位を含んでいる本発明のポリマーは高
分子量である。これらは包接錯体形成および塩形成能の
故に産業界の広分野で使用される。これらは写真産業に
おける乳剤や分散液の生産などにおいて,コロイド分散
系の形成および安定化に有利に使用できる。
イオン性基によつて置換されたシクロデキストリンポリ
マーは好ましくはイオン交換カラム上で非イオン性化合
物をクロマトグラフ的に分離のために使用できる。包接
錯体形成能のあるこの物質はシクロデキストリンポリマ
ーとともに錯体の形で遅れて溶離されよう。それ故,イ
オン交換の原理と包接クロマトグラフ法の原理は一致す
る。
本発明は次の実施例により限定されることなく例示され
る。
実施例1−カルボキシメチル基を含む水溶性β−デキス
トリンポリマー 27.4g(22ml)の23.3%水酸化ナトリウム(0.16モル)
溶液に15g(0.16モル)のクロル酢酸と25g(0.022モ
ル)のβ−シクロデキストリンを室温で溶解した。22ml
の23.3%水酸化ナトリウム溶液に2.5時間かけて滴下さ
れた。反応混合物を60℃に熱し,1時間撹拌した。8.8g
(0.22モル)の水酸化ナトリウムを28mlの水に溶解し,
それを反応混合物に加え,さらに17.3ml(20.4g,0.22モ
ル)のエピクロルヒドリンを1.5時間かけて加え,反応
混合物は60℃で0.5時間撹拌した。102mlの室温に冷却さ
れた反応混合物は0.38モルの塩化ナトリウムを含む。反
応混合物は透析して脱塩した。透析液の容量は655mlで
あり,その乾固物質は5.1%であつた。冷凍乾燥によつ
て32.5gの生成物が得られた。ヨード滴定によつて定量
されたシクロデキストリン含有量は56.4%(Acta Chim,
Hung.,100,265(1979))で,0.02N水酸化ナトリウム溶
液による滴定によつて定量されたカルボキシ基の含有量
は9.2%で,これはシクロデキストリン単位あたり4.1当
量のカルボキシ基に相当する。平均分子量2,200(ゲル
クロマトグラフ法による分子量分布による)。
実施例2−カルボキシメチル基を含む水溶性α−シクロ
デキストリンポリマー 71g(57ml)の25%水酸化ナトリウム(0.44モル)水溶
液に,42g(0.44モル)のクロル酢酸と100g(0.10モル)
のα−シクロデキストリンを室温で溶解した。この溶液
へ57ml(0.44モル)の25%水酸化ナトリウム溶液を2.5
時間かかつて滴下して加えた。反応混合物を40℃に加熱
し,1時間撹拌した。35.2g(0.88モル)の水酸化ナトリ
ウムを170mlの水に溶解し,反応混合物に加え,それか
ら69ml(81.4g,0.88モル)のエピクロルヒドリンを1.5
時間かかつて加えた。この反応混合物を60℃で0.5時間
撹拌した。420mlの反応混合物が得られ,それは1.32モ
ルの塩化ナトリウムを含み,透析に付された。透析液の
容量は2,120mlであり,乾固物質の含有量は6.3%であつ
た。冷凍乾燥により、133.5gの固体生成物が得られた。
シクロデキストリン含有量57.3%,カルボキシ含有量7.
3%でこれはシクロデキストリン単位あたり2.8当量のカ
ルボキシ基に相当する。平均分子量は2,350である。
実施例3−カルボキシメチル基を含む水溶性γ−シクロ
デキストリンポリマー 60g(1.5モル)の水酸化ナトリムウを540mlの水に溶解
した。この溶液に142g(1.5モル)のクロル酢酸と855g
(0.66モル)のγ−シクロデキストリンを室温で溶解
し,この反応混合物に240g(1.5モル)の25%水酸化ナ
トリウム溶液(1.5モル)を同じ温度で2.5時間かけて滴
下して加えた。反応混合物を60℃に加熱し,1時間撹拌
し,1,450gの20.7%水酸ナトリウム(7.5モル)溶液を加
え,それから588ml(694g,7.5モル)のエピクロルヒド
リンを1.5時間かけて加え,反応混合物を0.5時間撹拌し
てから冷却した。3,000ml反応混合物を300mlの5N塩酸で
酸性化し,透析除塩した。冷凍乾燥によって,1,015gの
生成物が得られた。シクロデキストリン含有量54.2%,
カルボキシ含有量3.8%,これはシクロデキストリン単
位あたり2.0当量のカルボキシル基に相当する。平均分
子量2,560。
実施例4−カルボキシメチル基を含む水溶性β−シクロ
デキストリンポリマー 1,920gの21.9%水酸化ナトリウム(10.5モル)溶液に,8
50g(0.75モル)のβ−シクロデキストリンが60℃で溶
解した。142g(1.5モル)のクロル酢酸を520mlの水に溶
解し,前記のアルカル液に加え,さらに588ml(694g,7.
5モル)のエピクロルヒドリンを1.5時間かかつて滴下し
て加えた。反応混合物を60℃で1時間撹拌してから冷却
した。得られた3,300mlの反応混合物を5Nの塩酸で酸性
化し,透析除塩した。1,010mlの冷凍乾燥した物質が得
られた。シクロデキストリン含有量56.2%,カルボキシ
含有量3.4%でこれはシクロデキストリン単体あたり1.5
当量のカルボキシ基に相当する。平均分子量4,970。
実施例5−ジメチルアミノ基を含む水溶性β−シクロデ
キストリンポリマー 2,014gの15.1%水酸化ナトリウム(7.6モル)溶液に,72
0g(0.63モル)のβ−シクロデキストリンを40℃で溶解
し,104.5g(1.3モル)のジメチルアンモニウムクロリド
を加え,さらに496ml(585g,6.3モル)のエピクロルヒ
ドリンを1.5時間かかつて加えた。反応混合物は同じ温
度で1時間撹拌した。この溶液を透析除塩して730gの生
成物が冷凍乾燥により得られた。シクロデキストリン含
有量54.3%,窒素含有量1.45%でこれはシクロデキスト
リン単位あたり2.1当量のジメチルアミノ基に相当す
る。平均分子量4,300。
実施例6−スルホプロピルオキシ基を含む水溶性β−シ
クロデキストリンポリマー 11.34g(0.01モル)のβ−シクロデキストリンを30mlの
50%水酸化ナトリウム溶液に溶解し,1.22g(0.01モル)
のプロパンスルトンを加えた。反応混合物を,どきどき
撹拌しながら1日間50℃に維持した。30mlの蒸留水を加
え,得られる溶液に8.6ml(10.2g,0.11モル)のエピク
ロルヒドリンを1.5時間かかつて滴下した。反応混合物
は同じ温度で1時間撹拌してから冷却した。溶液を透析
除塩して14.5gの生成物が得られた。シクロデキストリ
ン含有量49.5%,イオウ含有量1.6%,平均分子量4,86
0。
実施例7−カルボキシメチル基を含む水溶性β−シクロ
デキストリンポリマー 3,300gの6.9%水酸化ナトリウム(5.75モル)溶液に1.2
85g(1.13モル)のβ−シクロデキストリンと213.5g
(2.26モル)のクロル酢酸を80℃で溶解した。これに45
0ml(531g,5.74モル)のエピクロルヒドリンを1.5時間
かかつて滴下して加えた。反応混合物を同じ温度で0.5
時間撹拌した。かくして780gの塩を含まない冷凍乾燥し
た生成物が得られ,シクロデキストリン含有量58.5%,
カルボキシ含有量2.9%でこれはシクロデキストリン単
位あたり1.3当量のカルボキシ基に相当する。平均分子
量2,800。
実施例8−カルボキシメチル基を含む水溶液β−デキス
トリンポリマー 340gの11.8%水酸化ナトリウム(1.0モル)溶液に,100g
(0.088モル)のβ−シクロデキストリンと0.8g(0.009
モル)のクロル酢酸を60℃で溶解し,これから103.5ml
(1.32モル,122.1g)のエピクロルヒドリンを滴下して
加えた。反応混合物を同じ温度で1時間撹拌した。かく
して160gの塩を含まない冷凍乾燥した生成物が得られ
た。シクロデキストリン含有量は45%,カルボキシ含有
量は0.1%でこれはシクロデキストリン単位あたり0.06
当量のカルボキシ基に相当する。平均分子量4,760。
実施例9−カルボキシメチル基を含む水溶性β−シクロ
デキストリンポリマー 65.3gの13.5%水酸化ナトリウム(0.22モル)溶液に,25
g(0.022モル)のβ−シクロデキストリンを溶解し,17.
3ml(20.4g,0.22モル)のエピクロルヒドリンを65℃で
1時間かけて滴下した。それから4.2g(0.044モル)の
クロル酢酸を4.4gの40%水酸化ナトリウム(0.044モ
ル)溶液に溶解したものを加え,さらに4.4gの40%水酸
化ナトリウム(0.044モル)溶液を2時間かかつて滴下
して加えた。かくして26gの塩を含まない冷凍乾燥した
製品が得られた。シクロデキストリン含有量55.9%,カ
ルボキシ含有量0.3%で,これはシクロデキストリン単
位あたり0.14当量のカルボキシ基に相当する。平均分子
量5,100。
実施例10−カルボキシメチル基を含む水溶性β−シクロ
デキストリン 250mlの1N水酸化ナトリウム溶液に,100g(0.088モル)
のβ−シクロデキストリンを60℃で溶解し,さらに77.5
g(0.45モル)のエチレングリコールジエポキシプロピ
ルエーテルを1.5時間かかつて加えた。得られた反応混
合物に8.3g(0.088モル)のクロル酢酸を溶解し,同じ
温度で1時間撹拌した。かくして90gの塩を含まない冷
凍乾燥した生成物が得られた。シクロデキストリン含有
量58%,カルボキシ基含有量1.8%でこれはシクロデキ
ストリン単位あたり0.8当量に相当する。平均分子量4,5
00。
実施例11−α−シクロデキストリンの酸性コハク酸エス
テル 化学的に結合した52%(4.86g,6ミリモル)のα−シク
ロデキストリンを含み平均分子量4,400の透析して乾燥
したα−シクロデキストリン9.35gを塩化カルシウム管
を備えた丸底フラスコ中で40mlの無水ピリジンに溶解し
た。この溶液に1.6g(16ミリモル)の無水コハク酸を加
え,湯浴上で動揺しながら溶解した。得られる溶液を2
時間加熱状態に維持し,ピリジンの大部分を真空中で蒸
留し去り,残渣に300mlの水を加え,残つたピリジンを
水蒸気とともに留去する。残つた水溶液を蒸留水に対し
て透析し,冷凍乾燥して9.37gの固体の水溶液のポリマ
ーが得られ,そのデキストリン含有量は47.2%であり,
遊離のカルボキシ含有量はα−デキストリン1モルあた
り1.9当量であった。平均分子量4,900。
実施例12−β−シクロデキストリンの酸性アジピン酸エ
ステル 化学的に結合したβ−シクロデキストリン54%(6.24g,
5.5モル)を含み平均分子量4,800の透析し乾燥したβ−
シクロデキストリン11.56gを50mlの無水ピリジンに溶解
し,2.3g(18モル)の無水アジピン酸と,3時間実施例11
と同様にして反応させた。同様に透析と冷凍乾燥によつ
て可溶性ポリマーが得られ,このものは49%のβ−シク
ロデキストリンを含み,遊離カルボキシ基含有量はβ−
シクロデキストリン1モルあたり1.7当量であり,平均
分子量5,200であつた。
実施例13−β−シクロデキストリンの酸性リン酸エステ
ル 12.6gのβ−シクロデキストリン(化学的に結合したβ
−シクロデキストリン54%を含み,平均分子量4,100)
の中性(pH=7)の濃厚水溶液に,7.3gのリン酸二水素
ナトリウム−水塩とリン酸水素二ナトリウム七水塩を溶
解した。この溶液を蒸発乾固して,残渣を150℃の油浴
上で3時間加熱してから冷却し,蒸留水に溶解し,蒸留
水に対して透析し,冷凍乾燥し,11.1gの固体水溶性のポ
リマーを得た。このものは52%の化学的に結合したβ−
シクロデキストリンを含み,リン含有量1.5%で,平均
分子量4,800であつた。
実施例14−γ−シクロデキストリンの酸性硫酸エステル 15gのトリエチルアミン−三酸化イオウ錯体を200mlのジ
メチルホルムアミドに加えた。それからγ−シクロデキ
ストリン含有量50%で平均分子量6,800の乾燥γ−シク
ロデキストリンポリマー7.8gを0℃で撹拌下に加えた。
溶液は0℃に24時間維持し,ついで冷却しながら3倍に
薄め,蒸留水に対して透析し,冷凍乾燥した。かくして
6.8gの固体の水溶性生成物が得られ,このものは化学的
に結合したγ−シクロデキストリン含有量47%,イオウ
含有量2.5%,平均分子量6,600であつた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーリア・スイラシ ハンガリー国,ブダペスト,ヴイラーニユ イ・ウツツア 64/ベー (72)発明者 ラジオシユ・デーチユエイ ハンガリー国,ブダペスト,ペンズ・カ ー・ウツツア27 (56)参考文献 特開 昭59−150544(JP,A) 特開 昭60−248729(JP,A) 特開 昭60−141724(JP,A) 特開 昭60−75307(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン性基を含み、一般式 で表され、式中 CDはα−、β−、またはγ−シクロデキストリン分子か
    らp+sまたは1+t+rのヒドロキシ基の開裂によっ
    て得られる基、 RとR′は−CH2−、−CHOH−CH2−、−CH2−O−[C
    H2−O−CH2−CHOH−CH2−、−CH2−O−CH2−CHOH
    −CH2−または−CH2−O−[CH2−O−CH2CHOH−CH
    2−、 Xは第二級または第三級アミノまたは−OR1または−OR2
    であり、ここで R1は水素または、rが0でなければ、α−、β−、また
    はγ−シクロデキストリン分子からヒドロキシ基の開裂
    によって得られる基、 R2は同一または異別であり得、水素、−PO(OH)、−
    SO2OH、−R3−[COOH]u、−R3[SO2OH]u、 −R3−[NR4R5]uまたはα−、β−、またはγ−シク
    ロデキストリン分子からヒドロキシ基の開裂によって得
    られる基、または 1〜3個のR2がいっしょになって −R3−NR4−R3−または(−R33N基を形成し、 R2′はR2と同じであるが、ただしシクロデキストリン分
    子から得られる基は含まない、 R3は1〜10個の炭素原子を含むアルカンまたは芳香脂肪
    族の炭化水素から得られる(u+1)価の基で、ポリマ
    ー鎖に近い末端の末端炭素原子はオキソ基で置換されて
    いもよい、 R4とR5は独立に水素、6ないし10個の炭素原子を有する
    アリール、その結合によって得られるアラルキルまたは
    アルキルアリールによって置換されていてもよいC1−4
    アルキル、 mとnは独立に1ないし10の整数であり、 rは0〜23の整数であり、 pは1〜24の整数であり、 sとtは独立に0〜7の整数であり、 uは1〜5の整数であり、 ただし、m,n,r,t,uは側鎖を含めて1単位内で変化で
    き、 CDがα−デキストリンの場合はp+s≦18、r+t≦1
    7、 CDがβ−デキストリンの場合はp+s≦21、r+t≦2
    0、 CDがγ−デキストリンの場合はp+s≦24、r+t≦23 である構造単位を含む水溶性シクロデキストリンポリマ
    ー。
  2. 【請求項2】Xおよびまたは−OR2、およびまたは−O
    R2′の位置に−O−CH2−COOHを有する特許請求の範囲
    第1項に記載のシクロデキストリンポリマー。
  3. 【請求項3】Xおよびまたは−OR2、およびまたは−O
    R2′の位置に−O−CH2−CH2−CH2−SO2OHを有する特許
    請求の範囲第1項に記載のシクロデキストリンポリマ
    ー。
  4. 【請求項4】Xの位置に−N(CH3を有する特許請
    求の範囲第1項に記載のシクロデキストリンポリマー。
  5. 【請求項5】R2およびまたはR2′の位置に −CO−CH2−CH2−COOHまたは−CO−(CH2−COOH有
    機アシル基を有する特許請求の範囲第1項に記載のシク
    ロデキストリンポリマー。
  6. 【請求項6】R2およびまたはR2′の位置に −SO2OHまたは−PO(OH)を有する特許請求の範囲第
    1項に記載のシクロデストリンポリマー。
  7. 【請求項7】イオン性基を含み、一般式 で表され、式中 CDはα−、β−、またはγ−シクロストリン分子からp
    +sまたは1+t+rのヒドロキシ基の開裂によって得
    られる基、 RとR′は−CH2−、−CHOH−CH2−、−CH2−O−[C
    H2−O−CH2−CHOH−CH2−、−CH2−O−CH2−CHOH
    −CH2−または−CH2−O−[CH2−O−CH2CHOH−CH
    2−、 Xは第二級または第三級アミノまたは−OR1または−OR2
    であり、ここで R1は水素または、rが0でなければ、α−、β−または
    γ−シクロデキストリン分子からヒドロキシ基の開裂に
    よって得られる基、 R2は同一または異別であり得、水素、−PO(OH)、−
    SO2OH、−R3−[COOH]u、−R3[SO2OH]u、 −R3−[NR4R5]uまたはα−、β−、またはγ−シク
    ロデキストリン分子のヒドロキシ基の開裂によって得ら
    れる基、または 1〜3個のR2がいっしょになって −R3−NR4−R3−または(−R33N基を形成し、 R2′はR2と同じであるが、ただしシクロデキストリン分
    子から得られる基は含まない、 R3は1〜10個の炭素原子を含むアルカンまたは芳香脂肪
    族の炭化水素から得られる(u+1)価の基で、ポリマ
    ー鎖に近い末端の末端炭素原子はオキソ基で置換されて
    いてもよい、 R4とR5は独立に水素、6ないし10個の炭素原子を有する
    アリール、その結合によって得られるアラルキルまたは
    アルキルアリールによって置換されていてもよいC1−4
    アルキル、 mとnは独立に1ないし10の整数であり、 rは0〜23の整数であり、 pは1〜24の整数であり、 sとtは独立に0〜7の整数であり、 uは1〜5の整数であり、 ただし、m,n,r,t,uは側鎖を含めて1単位内で変化で
    き、 CDがα−デキストリンの場合はp+s≦18、r+t≦1
    7、 CDがβ−デキストリンの場合はp+s≦21、r+t≦2
    0、 CDがγ−デキストリンの場合はp+s≦24、r+t≦23 である構造単位を含む水溶性シクロデキストリンポリマ
    ーの製造方法であって、 イ.1モルのα−、β−、またはγ−シクロデキストリン
    を、0.1〜7モルのR2″Halで表され、Halがハロゲンで
    あり、R2″がR2′と同じであるが、水素、−PO(O
    H)、−SO2OHではないハロゲン誘導体と反応させる
    か、 または 0.1〜7モルのHO−R3−SO2OHで表され、R3が上記の通り
    であるヒドロキシスルホン酸から誘導されるスルトン
    と、0.2〜14モルの水酸化アルカリまたはアルカリ土類
    金属の存在下に、0.7〜1.0リットルの水中で反応させ、 ロ.イオン性基で置換されたシクロデキストリンを含む
    この反応混合物を、含まれるシクロデキストリン1モル
    につき5〜15モルのエピクロロヒドリンまたは次式 で表され、R6が−CH2−O−CH2−、−CH2−O−CH2−CH
    2−O−CH2−または−CH2−O−(CH2−O−CH2
    あるビスエポキシ誘導体と、5〜15モルの水酸化アルカ
    リまたはアルカリ土類金属の存在下に、1.8〜2.5リット
    ルの水中で40〜80℃で反応させ、 ハ.この反応混合物から溶解している低分子量の副生成
    物と溶解している塩と水とを除去して、イオン性基で置
    換された水溶性シクロデキストリンを固態状態で集める ことからなる方法。
  8. 【請求項8】イオン性基を含み、一般式 で表され、式中 CDはα−、β−、またはγ−シクロデキストリン分子か
    らp+sまたは1+t+rのヒドロキシ基の開裂によっ
    て得られる基、 RとR′は−CH2−、−CHOH−CH2−、−CH2−O−[C
    H2−O−CH2−CHOH−CH2−、−CH2−O−CH2−CHOH
    −CH2−または−CH2−O−[CH2−O−CH2CHOH−CH
    2−、 Xは第二級または第三級アミノまたは−OR1または−OR2
    であり、ここで R1は水素または、rが0でなければ、α−、β−または
    γ−シクロデキストリン分子のヒドロキシ基の開裂によ
    って得られる基、 R2は同一または異別であり得、水素、−PO(OH)、−
    SO2OH、−R3−[COOH]u、−R3[SO2OH]u、 −R3−[NR4R5]uまたはα−、β−、またはγ−シク
    ロデキストリン分子からヒドロキシ基の開裂によって得
    られる基、または 1〜3個のR2がいっしょになって −R3−NR4−R3−または(−R3−)3N基を形成し、 R2′はR2と同じであるが、ただしシクロデキストリン分
    子から得られる基は含まない、 R3は1〜10個の炭素原子を含むアルカンまたは芳香脂肪
    族の炭化水素から得られる(u+1)価の基で、ポリマ
    ー鎖に近い末端の末端炭素原子はオキソ基で置換されて
    いもよい、 R4とR5は独立に水素、6ないし10個の炭素原子を有する
    アリール、その結合によって得られるアラルキルまたは
    アルキルアリールによって置換されていてもよいC1−4
    アルキル mとnは独立に1ないし10の整数であり、 rは0〜23の整数であり、 pは1〜24の整数であり、 sとtは独立に0〜7の整数であり、 uは1〜5の整数であり、 ただし、m,n,r,t,uは側鎖を含めて1単位内で変化で
    き、 CDがα−デキストリンの場合はp+s≦18、r+t≦1
    7、 CDがβ−デキストリンの場合はp+s≦21、r+t≦2
    0、 CDがγ−デキストリンの場合はp+s≦24、r+t≦23 である構造単位を含む水溶性シクロデキストリンポリマ
    ーの製造方法であって、 イ.1モルのα−、β−、またはγ−シクロデキストリン
    を、0.1〜7モルのR2″Halで表され、Halがハロゲンで
    あり、R2″がR2′と同じであるが、水素、−PO(O
    H)、−SO2OHではないハロゲン誘導体、またはHO−R3
    −SO2OHで表され、R3が上記の通りであるヒドロキシス
    ルホン酸から誘導されるスルトン、または第二級または
    第三級アミン、または式R2″−OHで表され、R2″が前記
    のとおりであるヒドロキシ化合物、および5〜15モルの
    エピクロロヒドリンまたは次式 で表され、R6が−CH2−O−CH2−、−CH2−O−CH2−CH
    2−O−CH2−または−CH2−O−(CH2−O−CH2
    あるビスエポキシ誘導体と、5〜20モルの水酸化アルカ
    リまたはアルカリ土類金属と2.5〜3.5リットルの水と反
    応させ、 ロ.この反応混合物から溶解している低分子量の副生成
    物と溶解している塩と水とを除去して、イオン性基で置
    換されたシクロデキストリンを固態状態で集める ことからなる方法。
  9. 【請求項9】イオン性基を含み、一般式 で表され、式中 CDはα−、β−、またはγ−シクロデキストリン分子か
    らp+sまたは1+t+rのヒドロキシ基の開裂によっ
    て得られる基、 RとR′は−CH2−、−CHOH−CH2−、−CH2−O−[C
    H2−O−CH2−CHOH−CH2−、−CH2−O−CH2−CHOH
    −CH2−または−CH2−O−[CH2−O−CH2CHOH−CH
    2−、 Xは第二級または第三級アミノまたは−OR1または−OR2
    であり、ここで R1は水素または、rが0でなければ、α−、β−または
    γ−シクロデキストリン分子からヒドロキシ基の開裂に
    よって得られる基、 R2は同一または異別であり得、水素、−PO(OH)、−
    SO2OH、−R3−[COOH]u、−R3[SO2OH]u、 −R3−[NR4R5]uまたはα−、β−、またはγ−シク
    ロデキストリン分子からヒドロキシ基の開裂によって得
    られる基、または 1〜3個のR2がいっしょになって −R3−NR4−R3−または(−R33N基を形成し、 R2′はR2と同じであるが、ただしシクロデキストリン分
    子から得られる基は含まない、 R3は1〜10個の炭素原子を含むアルカンまたは芳香脂肪
    族の炭化水素から得られる(u+1)価の基で、ポリマ
    ー鎖に近い末端の末端炭素原子はオキソ基で置換されて
    いもよい、 R4とR5は独立に水素、6ないし10個の炭素原子を有する
    アリール、その結合によって得られるアラルキルまたは
    アルキルアリールによって置換されていてもよいC1−4
    アルキル、 mとnは独立に1ないし10の整数であり、 rは0〜23の整数であり、 pは1〜24の整数であり、 sとtは独立に0〜7の整数であり、 uは1〜5の整数であり、 ただし、m,n,r,t,uは側鎖を含めて1単位内で変化がで
    き、 CDがα−デキストリンの場合はp+s≦18、r+t≦1
    7、 CDがβ−デキストリンの場合はp+s≦21、r+t≦2
    0、 CDがγ−デキストリンの場合はp+s≦24、r+t≦23 である構造単位を含む水溶性シクロデキストリンポリマ
    ーの製造方法であって、 イ.1モルのα−、β−、またはγ−シクロデキストリン
    を、5〜15モルの水酸化アルカリまたはアルカリ土類金
    属と2.5〜3.5リットルの水と5〜15モルのエピクロロヒ
    ドリンまたは次式 で表され、R6が−CH2−O−CH2−、−CH2−O−CH2−CH
    2−O−CH2−または−CH2−O−(CH2−O−CH2
    あるビスエポキシ誘導体と反応させ、 ロ.このようにして得られたシクロデキストリンポリマ
    ー溶液を、含まれるシクロデキストリン1モルにつき0.
    1〜7モルのR2″Halで表され、R2″とHalは前記の通り
    であるハロゲン誘導体と、HO−R3−SO2OHで表され、R3
    が上記の通りであるヒドロキシスルホン酸から誘導され
    るスルトンと、0.2〜14モルの水酸化アルカリまたはア
    ルカリ土類金属の存在下に反応させ、 ハ.この反応混合物から溶解している低分子量の副生成
    物と溶解している塩と水とを除去して、イオン性基で置
    換された水溶性シクロデキストリンを固態状態で集める ことからなる方法。
  10. 【請求項10】イオン性基を含み、一般式 で表され、式中 CDはα−、β−、またはγ−シクロデキストリン分子か
    らp+sまたは1+t+rのヒドロキシ基の開裂によっ
    て得られる基、 RとR′は−CH2−、−CHOH−CH2−、−CH2−O−[C
    H2−O−CH2−CHOH−CH2−、−CH2−O−CH2−CHOH
    −CH2−または−CH2−O−[CH2−O−CH2CHOH−CH
    2−、 Xは第二級または第三級アミノまたは−OR1または−OR2
    であり、ここで R1は水素または、rが0でなければ、α−、β−または
    γ−シクロデキストリン分子からヒドロキシ基の開裂に
    よって得られる基、 R2は同一または異別であり得、水素、−PO(OH)、−
    SO2OH、−R3−[COOH]u、−R3[SO2OH]u、 −R3−[NR4R5]uまたはα−、β−、またはγ−シク
    ロデキストリン分子のヒドロキシ基の開裂によって得ら
    れる基、または 1〜3個のR2がいっしょになって −R3−NR4−R3−または(−R3−)3N基を形成し、 R2′はR2と同じであるが、ただしシクロデキストリン分
    子から得られる基は含まない、 R3は1〜10個の炭素原子を含むアルカンまたは芳香脂肪
    族の炭化水素から得られる(u+1)価の基で、ポリマ
    ー鎖に近い末端の末端炭素原子はオキソ基で置換されて
    いてもよい、 R4とR5は独立に水素、6ないし10個の炭素原子を有する
    アリール、その結合によって得られるアラルキルまたは
    アルキルアリールによって置換されていてもよいC1−4
    アルキル、 mとnは独立に1ないし10の整数であり、 rは0〜23の整数であり、 pは1〜24の整数であり、 sとtは独立に0〜7の整数であり、 uは1〜5の整数であり、 ただし、m,n,r,t,uは側鎖を含めて1単位内で変化で
    き、 CDがα−デキストリンの場合はp+s≦18、r+t≦1
    7、 CDがβ−デキストリンの場合はp+s≦21、r+t≦2
    0、 CDがγ−デキストリンの場合はp+s≦24、r+t≦23 である構造単位を含む水溶性シクロデキストリンポリマ
    ーの製造方法であって、 イ.1モルのα−、β−、またはγ−シクロデキストリン
    を、5〜15モルの水酸化アルカリまたはアルカリ土類金
    属と2.5〜3.5リットルの水と5〜15モルのエピクロロヒ
    ドリンまたは次式 で表され、R6が−CH2−O−CH2−、−CH2−O−CH2−CH
    2−O−CH2−または−CH2−O−(CH2−O−CH2
    あるビスエポキシ誘導体と反応させ、 ロ.ついで、このようにして得られたシクロデキストリ
    ンポリマーを加熱しながら、有機または無機酸無水物
    と、有機溶媒およびまたは酸結合剤の存在下に反応させ
    るか、または該酸の塩と有機溶媒およびまたは酸結合剤
    なしに反応させ、 ハ.この反応混合物から溶解している低分子量の副生成
    物と溶解している塩と水とを除去して、イオン性基で置
    換された水溶性シクロデキストリンを固態状態で集める ことからなる方法。
JP59024546A 1983-02-14 1984-02-14 イオン性基で置換された水溶性シクロデキストリンポリマ−の製法 Expired - Lifetime JPH0742351B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
HU488/83 1983-02-14
HU83488A HU191101B (en) 1983-02-14 1983-02-14 Process for preparing water-soluble cyclodextrin polymers substituted with ionic groups

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6042417A JPS6042417A (ja) 1985-03-06
JPH0742351B2 true JPH0742351B2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=10949806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59024546A Expired - Lifetime JPH0742351B2 (ja) 1983-02-14 1984-02-14 イオン性基で置換された水溶性シクロデキストリンポリマ−の製法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4535152A (ja)
EP (1) EP0119453B1 (ja)
JP (1) JPH0742351B2 (ja)
AT (1) ATE53592T1 (ja)
DE (1) DE3482471D1 (ja)
HU (1) HU191101B (ja)

Families Citing this family (83)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8506792D0 (en) * 1985-03-15 1985-04-17 Janssen Pharmaceutica Nv Derivatives of y-cyclodextrin
US4870060A (en) * 1985-03-15 1989-09-26 Janssen Pharmaceutica Derivatives of γ-cylodextrin
JPS62120324A (ja) * 1985-11-20 1987-06-01 Nippon Junyaku Kk 有機物質の水溶化方法
SE452469B (sv) * 1986-06-18 1987-11-30 Pharmacia Ab Material bestaende av en tverbunden karboxylgrupphaltig polysackarid och forfarande vid framstellning av detsamma
MY106598A (en) * 1988-08-31 1995-06-30 Australian Commercial Res & Development Ltd Compositions and methods for drug delivery and chromatography.
US5376645A (en) * 1990-01-23 1994-12-27 University Of Kansas Derivatives of cyclodextrins exhibiting enhanced aqueous solubility and the use thereof
KR0166088B1 (ko) * 1990-01-23 1999-01-15 . 수용해도가 증가된 시클로덱스트린 유도체 및 이의 용도
EP0518930A4 (en) * 1990-03-02 1993-09-15 Australian Commercial Research & Development Limited Cyclodextrin compositions and methods for pharmaceutical and industrial applications
DE69127256T2 (de) * 1990-05-21 1998-02-12 Toppan Printing Co Ltd Cyclodextrinderivat
JP2556236B2 (ja) * 1991-08-29 1996-11-20 田辺製薬株式会社 β−シクロデキストリン誘導体のポリ硫酸エステル及びその製法
US5319048A (en) * 1991-12-30 1994-06-07 Hercules Incorporated Non-caloric bulking agents for food for replacement of sugar or starch
DE4220734A1 (de) * 1992-06-25 1994-01-05 Puetter Medice Chem Pharm Lipophile Cyclodextrinpolymere
DE4220736A1 (de) * 1992-06-25 1994-01-05 Puetter Medice Chem Pharm Einschlußkomplexe aus polymerisierten Cyclodextrinen mit pharmazeutisch aktiven Wirkstoffen
US5487998A (en) * 1993-01-06 1996-01-30 The United States Of America As Represented By The Secreatry Of The Department Of Health And Human Services Trapping of aflatoxins and phytoestrogens
HU213200B (en) * 1993-05-12 1997-03-28 Chinoin Gyogyszer Es Vegyeszet The cyclodextrin or cyclodextrin derivative cluster complexes of taxol, taxotere, or taxus, pharmaceutical preparations containing them and process for their production
US5939060A (en) * 1994-08-12 1999-08-17 The Procter & Gamble Company Composition for reducing malodor impression on inanimate surfaces
BR9701048A (pt) 1994-08-12 1998-12-15 Procter & Gamble Soluções de ciclodextrina não complexa de odor sobre superfícies inanimadas
US5663134A (en) * 1994-08-12 1997-09-02 The Procter & Gamble Company Composition for reducing malodor impression on inanimate surfaces
US5668097A (en) * 1994-08-12 1997-09-16 The Procter & Gamble Company Uncomplexed cyclodextrin solutions for odor control on inanimate surfaces
US5593670A (en) * 1994-08-12 1997-01-14 The Proctor & Gamble Company Uncomplexed cyclodextrin solutions for odor control on inanimate surfaces
US5670475A (en) * 1994-08-12 1997-09-23 The Procter & Gamble Company Composition for reducing malodor impression of inanimate surfaces
US5714137A (en) * 1994-08-12 1998-02-03 The Procter & Gamble Company Uncomplexed cyclodextrin solutions for odor control on inanimate surfaces
US5578563A (en) * 1994-08-12 1996-11-26 The Procter & Gamble Company Composition for reducing malodor impression on inanimate surfaces
BR9508569A (pt) 1994-08-12 1997-12-23 Procter & Gamble Composição para reduzir a impressão de mau cheiro sobre as superficies inanimadas
US5534165A (en) * 1994-08-12 1996-07-09 The Procter & Gamble Company Fabric treating composition containing beta-cyclodextrin and essentially free of perfume
US5879666A (en) * 1996-10-24 1999-03-09 The Procter & Gamble Company Methods and compositions for reducing body odor
US5874067A (en) * 1996-10-24 1999-02-23 The Procter & Gamble Company Methods for controlling environmental odors on the body
US5897855A (en) * 1996-10-24 1999-04-27 The Procter & Gamble Company Methods and compositions for reducing body odor
US5911976A (en) * 1996-10-24 1999-06-15 The Procter & Gamble Company Compositions for reducing body odor
US5882638A (en) * 1996-10-24 1999-03-16 The Proctor & Gamble Company Methods using uncomplexed cyclodextrin solutions for controlling environmental odors
US5885599A (en) * 1996-10-28 1999-03-23 The Procter & Gamble Company Methods and compositions for reducing body odors and excess moisture
US5780020A (en) * 1996-10-28 1998-07-14 The Proctor & Gamble Company Methods and compositions for reducing body odor
US20060029653A1 (en) 1997-01-29 2006-02-09 Cronk Peter J Therapeutic delivery system
US6046177A (en) * 1997-05-05 2000-04-04 Cydex, Inc. Sulfoalkyl ether cyclodextrin based controlled release solid pharmaceutical formulations
US5874418A (en) * 1997-05-05 1999-02-23 Cydex, Inc. Sulfoalkyl ether cyclodextrin based solid pharmaceutical formulations and their use
JP4439596B2 (ja) * 1997-06-13 2010-03-24 サイデクス ファーマシューティカルズ、 インク. 長期の貯蔵寿命を有する、極性薬物又は極性プロドラッグを含有する医薬組成物、及びその製造方法
US6683100B2 (en) 1999-01-19 2004-01-27 Novartis Ag Organic compounds
BR9907647B1 (pt) * 1998-02-05 2014-04-01 Novartis Ag Novartis S A Novartis Inc Formulação farmacêutica na forma de um concentrado para infusão, o qual deve ser diluído antes da administração, e solução para infusão
US6194181B1 (en) 1998-02-19 2001-02-27 Novartis Ag Fermentative preparation process for and crystal forms of cytostatics
US6509323B1 (en) * 1998-07-01 2003-01-21 California Institute Of Technology Linear cyclodextrin copolymers
US6358469B1 (en) 1998-12-01 2002-03-19 S. C. Johnson & Son, Inc. Odor eliminating aqueous formulation
US6740713B1 (en) 1999-07-08 2004-05-25 Procter & Gamble Company Process for producing particles of amine reaction products
US6764986B1 (en) 1999-07-08 2004-07-20 Procter & Gamble Company Process for producing particles of amine reaction products
US6972276B1 (en) 1999-07-09 2005-12-06 Procter & Gamble Company Process for making amine compounds
US6716805B1 (en) * 1999-09-27 2004-04-06 The Procter & Gamble Company Hard surface cleaning compositions, premoistened wipes, methods of use, and articles comprising said compositions or wipes and instructions for use resulting in easier cleaning and maintenance, improved surface appearance and/or hygiene under stress conditions such as no-rinse
DE60040691D1 (de) 1999-09-27 2008-12-11 Procter & Gamble Reinigungsmittel für harte oberflächen
US20050133174A1 (en) * 1999-09-27 2005-06-23 Gorley Ronald T. 100% synthetic nonwoven wipes
ATE278764T1 (de) * 2000-07-19 2004-10-15 Procter & Gamble Reinigungsmittelzusammensetzungen
US20020169090A1 (en) * 2000-07-19 2002-11-14 Foley Peter Robert Cleaning composition
US7645746B1 (en) 2000-11-13 2010-01-12 The Procter & Gamble Company Composition for reducing malodor impression on inanimate surfaces
WO2003080181A2 (en) * 2002-03-20 2003-10-02 Pharmacia Corporation Storage stable eplerenone formulation
AU2003241464A1 (en) * 2002-05-17 2003-12-02 Eisai Co., Ltd. Compositions and methods using proton pump inhibitors
US20030224030A1 (en) 2002-05-23 2003-12-04 Hirotaka Uchiyama Methods and articles for reducing airborne particulates
CN102516417B (zh) 2002-09-06 2014-12-10 天蓝制药公司 用于传递治疗剂的以环糊精为基础的聚合物
PT1608344E (pt) * 2003-03-28 2010-09-02 Ares Trading Sa Formulações orais de cladribina
MXPA05010330A (es) * 2003-03-28 2006-05-31 Ivax Corp Formulaciones de cladribina para el mejor suministro oral y a traves de la mucosa.
UA81305C2 (en) 2003-07-02 2007-12-25 Ares Trading Sa Formulation of cladribine (variants), cladribine-cyclodextrin complex, use of cladribine-cyclodextrin complex, mixture
WO2005011617A2 (en) * 2003-07-31 2005-02-10 Ivax Corporation Transmucosal dosage forms for brain-targeted steroid chemical delivery systems
ES2310948B2 (es) * 2005-02-25 2009-09-16 Universidade De Santiago De Compostela Procedimiento de obtencion de hidrogeles de ciclodextrinas con glicidileteres, las composiciones obtenidas y sus aplicaciones.
US20070098148A1 (en) * 2005-10-14 2007-05-03 Sherman Kenneth N Aroma releasing patch on mobile telephones
AU2007289078A1 (en) 2006-08-30 2008-03-06 David William Smith Method of imparting a mono-axial or multiaxial stiffness to extruded materials and products resulting therefrom
US20080176958A1 (en) 2007-01-24 2008-07-24 Insert Therapeutics, Inc. Cyclodextrin-based polymers for therapeutics delivery
EP2173942A1 (en) * 2007-06-28 2010-04-14 Buckman Laboratories International, Inc. Use of cyclodextrins for odor control in papermaking sludges, and deodorized sludge and products
US8845627B2 (en) * 2008-08-22 2014-09-30 Boston Scientific Scimed, Inc. Regulating pressure to lower temperature in a cryotherapy balloon catheter
EP2216394A1 (en) * 2009-01-30 2010-08-11 The Procter & Gamble Company Method for perfuming fabrics
US9701177B2 (en) 2009-04-02 2017-07-11 Henkel Ag & Co. Kgaa Ceramic coated automotive heat exchanger components
CN104208716A (zh) * 2009-11-23 2014-12-17 天蓝制药公司 用于传递治疗剂的基于环糊精的聚合物
DE102010012282A1 (de) * 2010-03-22 2011-09-22 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Pharmazeutische Zusammensetzung enthaltend Cyclodextrin-Copolymer
US20150004126A9 (en) 2011-01-27 2015-01-01 Givaudan S.A. Compositions
ES2371898B2 (es) * 2011-09-29 2012-06-13 Universidade De Santiago De Compostela Nanogeles de ciclodextrina.
US9408419B2 (en) 2012-03-23 2016-08-09 Victoria's Secret Store Brand Management, Inc. Moisturizing fabric material, use thereof in moisturizing bras, and method of manufacture
AU2013292636A1 (en) 2012-07-18 2015-02-05 Onyx Therapeutics, Inc. Liposomal compositions of epoxyketone-based proteasome inhibitors
WO2014055493A1 (en) 2012-10-02 2014-04-10 Cerulean Pharma Inc. Methods and systems for polymer precipitation and generation of particles
US20150104348A1 (en) 2013-10-10 2015-04-16 The Iams Company Pet Deodorizing Composition
BR112017013600A2 (pt) 2014-12-23 2018-03-06 Lubrizol Advanced Mat Inc composição.
JP2018501374A (ja) 2014-12-23 2018-01-18 ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド 洗濯洗剤組成物
PL3286261T3 (pl) 2015-04-20 2021-06-28 Cornell University Porowate materiały polimerowe na bazie cyklodekstryny i sposoby ich wytwarzania
WO2017125889A1 (en) * 2016-01-21 2017-07-27 Aten Porus Lifesciences Cyclodextrin based polymers, methods, compositions and applications thereof
CN110831981B (zh) 2017-05-04 2022-06-24 路博润先进材料公司 双活化微凝胶
US11001645B2 (en) 2019-02-14 2021-05-11 Cyclopure, Inc. Charge-bearing cyclodextrin polymeric materials and methods of making and using same
CN114015127B (zh) 2019-02-14 2022-07-19 赛克洛珀股份有限公司 带有电荷的环糊精聚合物材料以及其制造和使用方法
US20230017803A1 (en) 2019-11-19 2023-01-19 Lubrizol Advanced Materials, Inc. Redeposition Inhibiting Polymers And Detergent Compositions Containing Same
CN114867831A (zh) 2019-12-19 2022-08-05 路博润先进材料公司 再沉积抑制性聚合物和含有所述再沉积抑制性聚合物的洗涤剂组合物

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH445129A (fr) * 1964-04-29 1967-10-15 Nestle Sa Procédé pour la préparation de composés d'inclusion à poids moléculaire élevé
US3414530A (en) * 1965-12-23 1968-12-03 Agriculture Usa Graft polymers of polyalkylene oxides on starch and dextrin
US3426011A (en) * 1967-02-13 1969-02-04 Corn Products Co Cyclodextrins with anionic properties
US3553191A (en) * 1968-05-21 1971-01-05 Cpc International Inc Aminoethyl cyclodextrin and method of making same
GB1244990A (en) * 1968-12-03 1971-09-02 Avebe Coop Verkoop Prod Cyclodextrin derivatives
HU176215B (en) * 1978-01-27 1981-01-28 Chinoin Gyogyszer Es Vegyeszet Process for preparing a cyclodextrin-indomethacin inclusion complex with a ratio of at about 2:1
HU181733B (en) * 1980-08-07 1983-11-28 Chinoin Gyogyszer Es Vegyeszet Process for preparing sorbents containing cyclodextrin on cellulose base
US4407795A (en) * 1981-07-16 1983-10-04 American Cyanamid Company Inclusion compound of p-hexadecylamino benzoic acid in cyclodextrin and method of use
JPS59150544A (ja) * 1983-02-17 1984-08-28 Agency Of Ind Science & Technol 包接作用を有する強酸型陽イオン交換体及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE3482471D1 (de) 1990-07-19
JPS6042417A (ja) 1985-03-06
ATE53592T1 (de) 1990-06-15
HU191101B (en) 1987-01-28
US4535152A (en) 1985-08-13
HUT34227A (en) 1985-02-28
EP0119453A2 (de) 1984-09-26
EP0119453A3 (en) 1985-09-25
EP0119453B1 (de) 1990-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0742351B2 (ja) イオン性基で置換された水溶性シクロデキストリンポリマ−の製法
US5241059A (en) Cyclodextrin derivatives
US3426011A (en) Cyclodextrins with anionic properties
JP2654377B2 (ja) α−、β−またはγ−シクロデキストリンの水溶性混成エーテル、これらの製造方法、およびこれらを含む洗浄剤および織物仕上処理剤
JP2716662B2 (ja) アルキル化シクロデキストリン誘導体の製造方法、該誘導体、および難水溶性物質の可溶化方法
SG172179A1 (en) Method for preparing activated esters
HU190584B (en) Process for the production of heptakis/2,6-di-o-methyl-beta-cyclodextrin
JP2001503453A (ja) 重金属のための生物分解性錯化剤
US5008386A (en) Methylated cyclodextrin type compounds and process for preparing same
JP2843128B2 (ja) 新規シクロデキストリン誘導体及びその製造方法
JP5054970B2 (ja) 新規なシクロデキストリン誘導体、それらの製造方法、および薬理学的に活性な物質を可溶化するためのそれらの使用
Rajewski Development and evaluation of the usefulness and parenteral safety of modified cyclodextrins
JP4675233B2 (ja) 新規シクロデキストリン誘導体
Higashi et al. Synthesis of cyclodextrin-based polyrotaxanes and polycatenanes for supramolecular pharmaceutical sciences
Deratani et al. 2-hydroxy-3-trimethylammoniopropyl derivatives of cyclomaltoheptaose as phase-transfer catalysts
JPH085923B2 (ja) 新規なシクロデキストリン誘導体及びその製法
JPH0543720B2 (ja)
JPH06505039A (ja) シクロデキストリンの(カルボキシル)アルキルオキシアルキル誘導体
EP0158709B1 (en) A process for producing a para-substituted phenol derivative
JP4249282B2 (ja) 新規シクロデキストリン誘導体及びその製造方法
JPH0641203A (ja) シクロデキストリン誘導体及びその製造方法
HU222055B1 (hu) Helyettesített per(3,6-anhidro)-ciklodextrin-származékok, eljárás ezek előállítására és ioncserélőként való alkalmazásuk
US6998479B1 (en) Derivatives of cyclodextrins
JP4477235B2 (ja) C−6でモノスルホニル化されたシクロデキストリン誘導体の調製のための位置選択法
JP2772709B2 (ja) アスコルビン酸リン酸エステル金属塩及びその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term