JPH0742324U - 噴流はんだ槽 - Google Patents

噴流はんだ槽

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JPH0742324U
JPH0742324U JP037262U JP3726292U JPH0742324U JP H0742324 U JPH0742324 U JP H0742324U JP 037262 U JP037262 U JP 037262U JP 3726292 U JP3726292 U JP 3726292U JP H0742324 U JPH0742324 U JP H0742324U
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JP
Japan
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jet
gutter
solder
solder bath
storage tank
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Pending
Application number
JP037262U
Other languages
English (en)
Inventor
秀樹 中村
唯道 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Senju Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Senju Metal Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズルから噴流後の溶融はんだと、ここで発
生した酸化物を樋で受けて樋から直接貯溜槽に送って樋
の中に酸化物を堆積させないようにし、酸化物を貯溜槽
に集めて酸化物による弊害を無くす。 【構成】 噴流ノズル2、3の側部に一端が堰止めさ
れ、他端が開放状態の流出口11となった樋10を設置
し、該流出口をはんだ槽の一部に形成した貯溜槽13ま
で延長してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動はんだ付け装置に組み込んでプリント基板のはんだ付けを行う 噴流はんだ槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
噴流はんだ槽は、はんだ槽内にノズルと噴流ポンプが設置されており、噴流ポ ンプで送られた溶融はんだがノズルから上方に噴流し、この噴流した溶融はんだ にプリント基板を接触させて所定箇所にはんだ付けを行うものである。
【0003】 このはんだ槽内で溶融しているはんだは200℃以上の高温となっており、し かもそれを噴流させた後、落差のある槽内に落下させるため、落下する溶融はん だと、槽内の溶融はんだとがかき混ざるようになる。このとき溶融はんだは空気 との接触も多くなることから、この溶融はんだの落下部で溶融はんだが激しく酸 化して酸化物を生成する。
【0004】 このようにして一旦酸化してしまったはんだは、はんだとしての機能がなくな るため廃棄せざるを得ず、経済的には大変な損失となる。また酸化物は、ノズル の周辺、即ちノズルとはんだ槽、およびノズルが一次噴流ノズルと二次噴流ノズ ルとある場合は、それぞれのノズルの間に溜ってしまう。それがあまり多く堆積 するとはんだ槽の低い壁面から槽外にこぼれ落ちたり、はんだ槽内の溶融はんだ に接触してくるプリント基板に付着してプリント基板のはんだ付けを阻害したり 、さらにははんだ付け不良を起こさせる原因となるものであった。
【0005】 そのため従来のはんだ槽では、作業者が常にはんだ槽の近くに待機していて酸 化物が少しでも溜ると網やヘラでこれを取り除く作業を行っていたものである。
【0006】 この酸化物除去作業は、稼働中の自動はんだ付け装置に次から次へと休みなく 搬送されてくるプリント基板の合間をぬって急いで行わなければならないため、 作業を急ぐ作業者がプリント基板に触って高価なプリント基板を溶融はんだ中に 落として焼け焦げさせてしまったり、溶融はんだを跳ねとばして火傷をする等の 問題があった。
【0007】 そこで本考案出願人は、ノズル周辺に溜る酸化物を除去しやすい所に集めて、 はんだ付け作業に支障なく酸化物を除去できる噴流はんだ槽を発明し、特願平3 −8336号として提案した。
【0008】 この噴流はんだ槽の構造は、はんだ槽の上部を仕切り板で仕切って貯溜槽を形 成し、また噴流ノズルの側部に樋を設け、該樋の一端をダクトに接続してダクト の流出口を貯溜槽まで延長したものである。このはんだ槽は、ノズルから噴流し た溶融はんだと酸化物がノズルのフォーマーに沿って樋に落下し、樋からダクト を通ってダクトの流出口で酸化物が浮かび上がって貯溜槽に溜るようになってい る。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この噴流はんだ槽では、溶融はんだと酸化物を樋に接続したダクト で貯溜槽まで運ぶため、ダクトの中に酸化物が付着し、それが長期間経過するう ちにダクト内に堆積してダクトの通り道を狭くしたり、ついにはダクトを詰まら せてしまうものであった。
【0010】 このダクトの通り道が狭くなったり、ダクトが詰まってしまうと溶融はんだと 酸化物が樋から溢れ出てノズル周辺に漂ってしまい、酸化物がプリント基板のは んだ付けに悪影響を与えたり、噴流ポンプで引き込む溶融はんだの量が少なくな って噴流高さが変わり、はんだ付け不良を起こす原因ともなる。 本考案は、上述噴流はんだ槽における欠点に鑑みなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】 本考案者らは、比重の軽い酸化物は溶融はんだの上に浮遊しているものである ことから、溶融はんだの通過するところの上部が開放状態となっていれば、酸化 物は通過するところに決して付着しないことに着目して本考案を完成させた。
【0012】 本考案は、噴流ノズルの側部に噴流後の溶融はんだを受けることのできる樋が 設置されているとともに、樋は一端が堰止めされ、他端が開放された流出口とな っていて、しかも樋には流出口に向かって低くなる傾斜が付されており、または んだ槽本体は仕切り板により酸化物を一方に流出させない貯溜槽が形成されてい て、前記樋は流出口が貯溜槽に達していることを特徴とする噴流はんだ槽である 。
【0013】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案を説明する。 図1は本考案の噴流はんだ槽の要部斜視図、図2は本考案の噴流はんだ槽の平 面図、図3は図2のX−X線断面図である。
【0014】 本考案の噴流はんだ槽の本体1の中には、一次噴流ノズル2と二次噴流ノズル 3が設置されている。一次噴流ノズル2は一対のノズル板4、4およびその両側 に設置された側板5、5から形成されており、二次噴流ノズル3は一対のノズル 板6、6およびその両側に設置された側板7、7から構成されている。
【0015】 これらのノズルの下部は一端に噴流ポンプ8を設置した噴流ダクト9と接続し ており、該噴流ポンプは、はんだ槽本体の外部に取付られた図示しないモーター と連動している。
【0016】 プリント基板のはんだ付け時、プリント基板は矢印Aの如く進入し、一次噴流 ノズル2、二次噴流ノズル3の順に通過する。 一次噴流ノズルは噴流口が狭く、内部に荒波装置が設置されていて、荒れた 波がプリント基板の電子部品間に侵入して未はんだを無くすようになっている。 二次噴流ノズル3は、噴流口が広く、噴流する溶融はんだは静かに流れるよう になっており、一次噴流ノズルのはんだ付けで発生したツララやブリッジ等を修 正するものである。
【0017】 これらの噴流ノズルの両側には樋10・・・が設置されている。該樋は、一端 が堰止めされ、他端が開放された流出口11となっている。また樋10は図3に 示すように流出口11が低くなるような傾斜(α)が付されている。
【0018】 はんだ槽の本体内側は、仕切り板である金属製の網12で仕切られて貯溜槽1 3が形成されている。実施例に示す網は、一次噴流ノズルの側板4と二次噴流ノ ズルの側板7の間、これらノズル側板とはんだ槽本体の側壁間、およびはんだ槽 本体の底面間に張って貯溜槽13を形成している。網12は図示しない溶融はん だの液面よりも上まで出ていなければならない。 実施例では、仕切り板として網を使用したが、金属製のパンチングプレートで も使用できる。また仕切り板としては、溶融はんだの液面上部と下部に少し浸漬 した平板でも使用可能である。
【0019】 仕切り板として網やパンチングプレートを使用すると、貯溜槽で乱流が起きて 細かい酸化物が溶融はんだ中に巻き込まれて下方に沈んでも下方の網やパンチン グプレートが貯溜槽から流出するのを阻止することができる。 平板の仕切り板は、乱流が起きないような時に使用できる。
【0020】 次に上記構造を有する本考案の噴流はんだ槽における酸化物の流動状態につい て説明する。
【0021】 図示しないモーターで一次噴流ノズル2と二次噴流ノズル3のポンプ8、8を 回動させて、それぞれのノズルから溶融はんだを噴流させる。噴流ノズルから噴 流した溶融はんだは空気に触れて一部が酸化し、溶融はんだとともに噴流ノズル の両側に設置された樋10・・・の中に流下する。樋の中に流下した溶融はんだ と酸化物は、樋が傾斜しているため勢いよく流出口11方向に流れ、貯溜槽13 内に流れ込む。
【0022】 はんだ槽本体内では噴流ポンプで溶融はんだが常に噴流ダクト内に吸い込まれ ているため、貯溜槽13内に流入した溶融はんだと酸化物は噴流ポンプ方向に流 動する。しかしながら貯溜槽は仕切り板である網で仕切られているため、溶融は んだは網の目を通って噴流ポンプ方向に流動していくが、酸化物は網の目で流動 を阻止され貯溜槽内に留まるようになる。
【0023】 このようにして貯溜槽内に酸化物が大量に溜ったならば、適宜ヘラで掻きだし たり網で掬い出す。 なお、実施例では一次噴流ノズルと二次噴流ノズルを設置した噴流はんだ槽で 示したが、本考案は広いノズルから溶融はんだを四方に溢れさせる溢流式の噴流 はんだ槽にも適用できるものである。
【0024】
【考案の効果】
本考案の噴流はんだ槽は、ノズルから噴流後の溶融はんだと酸化物が樋だけを 通って貯溜槽に達することができるため、酸化物が流動途中で付着してノズル周 辺に漂うことが決してなく、酸化物がプリント基板のはんだ付けに悪影響を与え たり、噴流ポンプで吸い込む溶融はんだの量が変わって噴流高さが変わることに よるはんだ付け不良等が起こらないという信頼あるはんだ付けが行えるものであ る。
【提出日】平成5年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 はんだ槽の本体内側は、仕切り板である金属製の網12で 仕切られて貯溜槽13が形成されている。実施例に示す網は、一次噴流ノズルの 側板と二次噴流ノズルの側板7の間、これらノズル側板とはんだ槽本体の側壁 間、およびはんだ槽本体の底面間に張って貯溜槽13を形成している。網12は 図示しない溶融はんだの液面よりも上まで出ていなければならない。 実施例では、仕切り板として網を使用したが、金属製のパンチングプレートで も使用できる。また仕切り板としては、溶融はんだの液面上部と下部に少し浸漬 した平板でも使用可能である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 仕切り板として網やパンチングプレートを使用すると、貯 溜槽で乱流が起きて細かい酸化物が溶融はんだ中に巻き込まれて下方に沈んでも細かい酸化物 が貯溜槽から流出するのを阻止することができる。 平板の仕切り板は、乱流が起きないような時に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の噴流はんだ槽の要部斜視図である。
【図2】本考案の噴流はんだ槽の平面図である.
【図3】図2のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 噴流はんだ槽の本体 2、3 噴流ノズル 10 樋 11 樋の流出口 12 仕切り板の網 13 貯溜槽

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴流ノズルの側部に噴流後の溶融はんだ
    を受けることのできる樋が設置されているとともに、樋
    は一端が堰止めされ、他端が開放された流出口となって
    いて、しかも樋には流出口に向かって低くなる傾斜が付
    されており、またはんだ槽本体は仕切り板により酸化物
    を一方に流出させない貯溜槽が形成されていて、前記樋
    は流出口が貯溜槽に達していることを特徴とする噴流は
    んだ槽。
  2. 【請求項2】 前記仕切り板は、金属製の網又はパンチ
    ングプレートであることを特徴とする請求項1記載の噴
    流はんだ槽。
  3. 【請求項3】 前記仕切り板は、溶融はんだの液面上と
    液面下の途中まで仕切っている平板であることを特徴と
    する請求項1記載の噴流はんだ槽。
JP037262U 1992-05-08 1992-05-08 噴流はんだ槽 Pending JPH0742324U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP037262U JPH0742324U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 噴流はんだ槽

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JP037262U JPH0742324U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 噴流はんだ槽

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0742324U true JPH0742324U (ja) 1995-08-04

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ID=12492751

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JP037262U Pending JPH0742324U (ja) 1992-05-08 1992-05-08 噴流はんだ槽

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04339562A (ja) * 1991-01-28 1992-11-26 Sony Corp 噴流はんだ槽

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04339562A (ja) * 1991-01-28 1992-11-26 Sony Corp 噴流はんだ槽

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