JPH074212A - カムシャフト - Google Patents

カムシャフト

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Publication number
JPH074212A
JPH074212A JP5775794A JP5775794A JPH074212A JP H074212 A JPH074212 A JP H074212A JP 5775794 A JP5775794 A JP 5775794A JP 5775794 A JP5775794 A JP 5775794A JP H074212 A JPH074212 A JP H074212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
camshaft
cams
cross
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5775794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Miyamoto
秀樹 宮本
Shinichi Murata
真一 村田
Takao Ichimura
隆雄 一村
Shuji Nagano
修治 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP5775794A priority Critical patent/JPH074212A/ja
Publication of JPH074212A publication Critical patent/JPH074212A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要な強度を維持しつつ重量を軽減すること
が可能な内燃機関のカムシャフトを提供する。 【構成】 複数のカムジャーナル2,3に回転自在に支
持され、複数のカム4,5が取付けられたカムシャフト
1。カムシャフト1は、軸線に直交する断面形状を、カ
ム4,5側における断面積が最大となるように、軸線方
向に沿って変化する形状に成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のカムシャフ
トに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】複数の
カムジャーナルに回転自在に支持され、複数のカムが取
付けられたカムシャフトは、従来、軸線に直交する断面
における断面積が軸線方向に沿って一定に成形されてい
る。ところで、かかるカムシャフトにおいて、シャフト
に取付けられた各カムは、エンジンの各ロッカアームを
夫々個々に駆動する。このため、カムシャフトに取付け
られた複数のカムは、通常、夫々異なるタイミングで各
ロッカアームからの反力を受ける。
【0003】このため、カムシャフトは、長さ方向に亘
って均一に応力を受けているわけではなく、断面積を軸
線方向に沿って必ずしも一定に形成する必要はない。そ
れよりも、カムシャフトを長さ方向に一定に成形する
と、応力を受けない部分ではその分シャフトの材料が無
駄となり、カムシャフトの重量が不必要に増加してしま
うという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、必要な強度を維持しつつ重量を軽減することが可能
なカムシャフトを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
を達成するため、複数のカムジャーナルに回転自在に支
持され、複数のカムが取付けられたカムシャフトにおい
て、該カムシャフトの軸線に直交する断面形状を、カム
側における断面積が最大となるように、軸線方向に沿っ
て変化する形状に成形したものである。
【0006】
【作用】カムシャフトは、カム側の断面積が最大で、カ
ム側において作用する応力を受けるので、カムジャーナ
ル側あるいはカムから遠い部分の断面積は、カム側に比
べて小さくてもよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図10に基
づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るカムシャ
フトの第1の実施例を示すもので、カムシャフト1は、
このカムシャフト1を回転自在に支持するカムジャーナ
ル2,3間にカム4,5が取付けられ、カム4,5間に
おいてカムシャフト1の軸線に直交する断面形状が、カ
ム4,5側における断面積が最大となるように軸線方向
に沿って変化する形状に成形されている。
【0008】カムシャフト1を、このような形状に成形
すると、例えば、一方のカム4に応力WA が作用した場
合、カムシャフト1のカム4,5間に加わる曲げモーメ
ントMは、図1に示したように、カムジャーナル2,3
間の距離をL0 、カムジャーナル2とカム4との距離を
1A及びカムジャーナル2とカム5との距離をL1Bとす
ると、以下のようになる。即ち、曲げモーメントMは、
図2に示すように、カム4の位置で最大値MMAX =(L
1A×L1B)/L0 ・WA をとり、カム4から遠ざかるに
従って減少し、カムジャーナル2,3の位置においてゼ
ロとなる分布特性を示す。
【0009】このことは、図2に示したように、カムジ
ャーナル3とカム4との距離をL2A及びカムジャーナル
3とカム5との距離をL2Bとすると、図3に示すよう
に、他方のカム5に応力WB が作用したときの曲げモー
メントMB についても同様で、カム5の位置で最大値M
MAX =(L2A×L2B)/L0 ・WB をとり、両カムジャ
ーナル2,3の位置においてゼロとなる分布特性を示
す。
【0010】ところで、カムシャフト1には、曲げモー
メントMのみならず、剪断力やねじり力等が作用するこ
とから、全ての応力に対し一様な強度を有する形状とす
ることは難しい。しかし、以上のことから、曲げモーメ
ントMを考慮した場合、応力WA , WB がカムシャフト
1のカム4,5に異なるタイミングで交互に作用する場
合には、カムシャフト1は、カム4,5間の形状を図1
に示すように成形すると、強度を低下させることなく重
量の軽減を図ることができる。
【0011】また、図4及び図5は、カム4,5間にお
いて、カムシャフト1の軸線に直交する断面形状を、軸
線方向に沿って変化する形状に成形する他の変形例を示
すもので、図4は、カムシャフト1を、カム4,5に隣
接する部分で断面積を最大とし、互いに隣接するカムジ
ャーナル2とカム4及びカムジャーナル3とカム5との
間の直径よりも大きく成形した場合である。一方、図5
に示すカムシャフト1は、両カム4,5間において、断
面積が最小となる最小径の部分を中央からカム4側に偏
倚させた場合の変形例である。
【0012】次に、カムジャーナルとカムとの間におい
てカムシャフトの断面形状を軸線方向に沿って変化させ
た、本発明の第2の実施例を図6に基づいて説明する。
本実施例においては、カムシャフト10を、カム11と
カムジャーナル12,13間において、カム11側にお
ける径がカムジャーナル12,13側よりも大きくなる
ように成形した。ここにおいて、図中、二点鎖線で表し
たのは、従来のカムシャフト及びカムジャーナルの形状
で、以下に述べる変形例においても同様とする。
【0013】かかる形状のカムシャフト10において
は、カム11に応力が作用した場合、曲げモーメントM
の分布特性は、図7に示すようにカム11の位置で最大
となり両カムジャーナル12,13の位置でゼロとな
る。このように、曲げモーメントMは、カムジャーナル
12,13側に近い程小さいことから、カムシャフト1
0の軸線に直交する断面形状を、カム11側を大きく、
カムジャーナル12,13側が小さくなるように、軸線
方向に沿って変化させることができる。
【0014】従って、図6に示したように、カムシャフ
ト10は、強度を維持しつつ軽量化することができるう
え、カムジャーナル12,13も小型化できることか
ら、一層重量を軽減することが可能となる。また、本実
施例の他の変形例として、例えば、カム11がカムジャ
ーナル12側に偏倚している場合には、図8に示すカム
シャフト10のように成形したり、あるいは、図9に示
すように、カム11とカムジャーナル13との間を、従
来と同様に軸線方向に沿って部分的に同一断面積に成形
してもよい。
【0015】更に、以上より、本発明のカムシャフトに
おいては、図10に示すカムシャフト30のように、カ
ムジャーナル31,32及びカム33,34に関して、
カム33側及びカム34側における断面積が最大となる
ように、軸線方向に沿って変化させた形状に成形しても
よい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
カムシャフトによれば、必要な強度を維持しつつ効果的
に重量の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るカムシャフトの形
状を示す正面図である。
【図2】図1のカムシャフトにおいて、一方のカムに応
力が作用した場合の曲げモーメントの分布特性を示す分
布特性図である。
【図3】図1のカムシャフトにおいて、他方のカムに応
力が作用した場合の曲げモーメントの分布特性を示す分
布特性図である。
【図4】第1の実施例の他の変形例を示すカムシャフト
の正面図である。
【図5】第1の実施例の更に他の変形例を示すカムシャ
フトの正面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係るカムシャフトの形
状を示す正面図である。
【図7】図6のカムシャフトにおいて、カムに応力が作
用した場合の曲げモーメントの分布特性を示す分布特性
図である。
【図8】第2の実施例の他の変形例を示すカムシャフト
の正面図である。
【図9】第2の実施例の更に他の変形例を示すカムシャ
フトの正面図である。
【図10】本発明のカムシャフトの更に他の変形例を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 カムシャフト 2,3 カムジャーナル 4,5 カム 10 カムシャフト 11 カム 12,13 カムジャーナル 30 カムシャフト 31,32 カムジャーナル 33,34 カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長野 修治 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカムジャーナルに回転自在に支持
    され、複数のカムが取付けられたカムシャフトにおい
    て、該カムシャフトの軸線に直交する断面形状を、カム
    側における断面積が最大となるように、軸線方向に沿っ
    て変化する形状に成形したことを特徴とするカムシャフ
    ト。
JP5775794A 1994-03-28 1994-03-28 カムシャフト Pending JPH074212A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5775794A JPH074212A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 カムシャフト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5775794A JPH074212A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 カムシャフト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH074212A true JPH074212A (ja) 1995-01-10

Family

ID=13064757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5775794A Pending JPH074212A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 カムシャフト

Country Status (1)

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JP (1) JPH074212A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7669418B2 (en) 2004-12-17 2010-03-02 Hitachi, Ltd. Heat energy supply system and method, and reconstruction method of the system
JP2020529551A (ja) * 2017-08-23 2020-10-08 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh ポンプ特に高圧燃料ポンプのためのカムシャフト、およびカムシャフトを備えたポンプ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59179206U (ja) * 1983-05-17 1984-11-30 三菱自動車工業株式会社 カムシヤフト
JPH0343512U (ja) * 1989-09-08 1991-04-24

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960723