JPH0777259A - カムアーム - Google Patents

カムアーム

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Publication number
JPH0777259A
JPH0777259A JP22413393A JP22413393A JPH0777259A JP H0777259 A JPH0777259 A JP H0777259A JP 22413393 A JP22413393 A JP 22413393A JP 22413393 A JP22413393 A JP 22413393A JP H0777259 A JPH0777259 A JP H0777259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
force
arm
point
stroke
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22413393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Hagiwara
龍彦 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP22413393A priority Critical patent/JPH0777259A/ja
Publication of JPH0777259A publication Critical patent/JPH0777259A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リンク・カム機構の部品点数を少なくでき、
且つ小さなカムから複雑な動作を、必要に見合ったスト
ロークと力で取り出すことができるカムアームの提供。 【構成】 カムアーム10にカム20から作用を受ける
力点11,12を複数設け、それぞれ1つのカム20の
カム溝21やカム面22に独立に結合させ、しかも各力
点11,12が受ける力が相互に干渉しないようにカム
溝21、カム面22に遊び部分21A,22Aを設け
る。これにより、カムアーム10が各力点11,12に
応じたストロークと力で順次異なる動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリンク・カム機構におけ
るカムアームに関し、特に、リンク・カム機構の部品点
数を多数必要とせずに、小さなカムから複雑な動作を、
必要に見合ったストロークと力で取り出せるようにする
ための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】リンク・カム機構により複雑な動作を得
るためには、一般に、下記(1),(2)のような方法
が採られている。 (1)複数のカムを用い、各カム毎にカムアームを結合
する方法。 (2)1つのカムに複数のカム溝を設け、各カム溝毎に
カムアームを結合する方法。 しかし、(1)の方法では、複数のカムとカムアームが
必要であるから、部品点数が多くなると共に、仮に個々
のカムを小形にできたとしても、リンク・カム機構全体
としては大形になってしまう。また、(2)の方法で
は、カムは1つでも、カム溝が複数必要なのでカムの小
形化は圧力角が大きくなる場合があり効率が悪いため事
実上困難である。しかもカムアームが複数必要であるか
ら、リンク・カム機構全体としては大形にならざるを得
ない。
【0003】なお、小形のカムを用いて複雑な動作を可
能とするカム・リンク機構が特開平1−302560号
公報に開示されている。このカム・リンク機構では、カ
ムの同一面に互いに分岐または交差して複数のカム溝を
形成し、分岐点または交差点毎に個々のカムアームのピ
ン(力点)が通るカム溝を規制部材で選択するようにし
ている。これにより、カム溝が複数有ってもカムが小形
化できると説明している。しかし、1つのカム溝毎に1
つのカムアームが必要であるから、依然として、リンク
・カム機構全体としては部品点数も多く、小形化は難し
い。一方、特開平2−304240号公報には、カムを
大形にすることなく長い直線ストロークが得られるリン
ク・カム機構が開示されている。このリンク・カム機構
では、複数のカムにそれぞれカムアームを結合し、一定
方向に動く移動部材に各カムアームの動きを順次伝達す
ることにより、移動部材に長い直線ストロークを与え
る。しかし、このリンク・カム機構は複雑な動作を得る
ものではない上、個々のカムが小形化しても複数必要で
あること、並びに、カムアームもカムと同数必要である
ことから、リンク・カム機構全体としては部品点数も多
く、小形化は難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点に鑑み、リンク・カム機構の部品点数
を少なくでき、且つ小さなカムから複雑な動作を、必要
に見合ったストロークと力で取り出すことができるカム
アームを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカムアームは、カムから作用を受ける力点を2つま
たはそれ以上の複数有することを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】カムには、表裏両面に各々1つ以上のカム溝
を、また側面にカム面を設けることが可能である。従っ
て、1つのカムアームの複数の力点をそれぞれ1つのカ
ムのカム溝やカム面に独立に結合し、しかも、各力点が
受ける力が相互に干渉しないようにカム溝やカム面に遊
び部分を設けておけば、カムアームは各力点に応じたス
トロークと力で順次異なる動作を行うことになる。即
ち、1つのカムアームを用いるだけで、カムを大形にす
ることなく、1つのカムから複雑な動作を、必要に見合
ったストロークと力で取り出すことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例に係るカムアーム10を
用いたリンク・カム機構を示す。カムアーム10はL字
形状をなし、一方のアームの先端にピンを設けて第1力
点11を形成し、またその基端寄りにローラを設けて第
2力点12を形成してある。カムアーム10の他方のア
ームの先端は作用点13であり、図示しない操作対象と
なる機械的部品に結合される。カムアーム10の支点1
4は回動可能に支持される。第1力点11は第2力点1
2に比較して大きな力取り出すためのものであり、逆に
第2力点12は大きなストロークを取り出すためのもの
である。
【0008】一方、カム20にはカム溝21とカム面2
2とを設けてあり、カム溝21には第1力点11のピン
が結合され、カム面22には第2力点12のローラが結
合される。カム溝21は半径が次第に変化するが、圧力
角が大きくなる小半径の部分は第1力点11に力が作用
しないように溝幅を広くして、第1力点11に対する遊
び部分21Aとしてある。カム面22では、カム溝21
の遊び部分21Aに対応する部分を突出させ、それ以外
は第2力点12に力が作用しないように半径を小さくし
て、第2力点12に対する遊び部分22Aとしてある。
【0009】図1に示したリンク・カム機構の動作を、
図2及び図3により説明する。図2のは動作の初期状
態を示し、カム20の基準位置Pr が原点Oに一致して
いる。図2のは初期状態からカム20がθ1 度まで
回転した状態を示し、その間第2力点12は遊び部分2
2Aにあり、第1力点11だけがカム溝21から力を受
ける。その結果作用点13での力とストロークは図3の
(a)と(b)にそれぞれ〜の区間で示すようにな
る。図2のはカム20がθ1 度からθ2 度まで回転し
た状態を示し、この間も第1力点11だけがカム溝21
から力を受け、作用点13での力とストロークは図3の
(a)と(b)に〜の区間で示すようになる。図2
のはカム20がθ2 度からθ3 度(カム溝21の遊び
部分21Aの直前)まで回転した状態を示し、この間も
第1力点11だけがカム溝21から力を受け、作用点1
3での力とストロークは図3の(a)と(b)に〜
の区間で示すようになる。図2のはカム20からθ3
度からθ4 度まで回転し、第2力点12がカム面22に
当接している状態を示す。この間第1力点11は遊び部
分21Aにあり、第2力点12だけがカム面22から力
を受ける。その結果作用点13での力とストロークは図
3の(a)と(b)に〜の区間で示すようになる。
【0010】以上の説明から判るように、カムアーム1
0には第1力点11,第2力点12という如く複数の力
点があるため、1つの力点11にとっては図2のの如
くカム溝の圧力角や半径が悪い条件となって設計不可能
になっても、第2力点12に対して適切な圧力角が得ら
れるカム面22を設けることにより、必要に見合った力
とストロークを取り出すことができる。
【0011】図4にカムアームの他の実施例を示す。こ
のカムアーム30は3分岐形のものであり、1つの長い
アーム先端に第1力点11を、他の1つの短いアーム先
端に第2力点12を、更に他の1つのアーム先端に作用
点13を備えている。14は支点を示す。
【0012】上記実施例ではカムアーム10,30が2
つの力点11,12を有しているが、力点の数は3つ以
上であっても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明のカムアームによれば、力点を複
数持っているため、カムが小形であっても、またカムア
ームの数を増加しなくても、必要な力とストロークで複
雑な動作を行うことができる。従って、自動車のエンジ
ン周りのリンク・カム機構、VTRのリンク・カム機構
等に適用して極めて有用である。見方を変えれば、カム
・リンク機構の設計においては伝達効率の良い圧力角に
なるように設計すれば良いのだが、従来はカムの回転
量、カムの半径、作用点のストロークの制約、更には設
置スペースによる支点位置の制約など、種々の制約によ
り適切な設計が阻害されていた。本発明のカムアームを
用いれば、これらの制約を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカムアームを用いたリンク
・カム機構を示す図。
【図2】上記リンク・カム機構の動作を示す図。
【図3】上記リンク・カム機構におけるカム回転量と作
用点の力、ストロークとの関係を示す図。
【図4】カムアームの他の実施例を示す図。
【符号の説明】
10,30 カムアーム 11 第1力点 12 第2力点 13 作用点 14 支点 20 カム 21 カム溝 21A,22A 遊び部分 22 カム面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムから作用を受ける力点を複数有する
    ことを特徴とするカムアーム。
JP22413393A 1993-09-09 1993-09-09 カムアーム Withdrawn JPH0777259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22413393A JPH0777259A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 カムアーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22413393A JPH0777259A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 カムアーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0777259A true JPH0777259A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16809066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22413393A Withdrawn JPH0777259A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 カムアーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0777259A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019011833A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 株式会社Jvcケンウッド 角度調整機構、反射鏡ユニット、および、表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019011833A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 株式会社Jvcケンウッド 角度調整機構、反射鏡ユニット、および、表示装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128