JPH0742107B2 - α型半水石こうの製造方法 - Google Patents
α型半水石こうの製造方法Info
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- JPH0742107B2 JPH0742107B2 JP62108840A JP10884087A JPH0742107B2 JP H0742107 B2 JPH0742107 B2 JP H0742107B2 JP 62108840 A JP62108840 A JP 62108840A JP 10884087 A JP10884087 A JP 10884087A JP H0742107 B2 JPH0742107 B2 JP H0742107B2
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- hemihydrate gypsum
- type hemihydrate
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D215/00—Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems
- C07D215/02—Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D215/16—Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D215/48—Carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen
- C07D215/54—Carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen attached in position 3
- C07D215/56—Carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen attached in position 3 with oxygen atoms in position 4
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/04—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2水石こうを原料として加圧水溶液法でα型
半水石こうを連続式で製造する方法に関し、特に転化誘
導時間を短縮し、II型無水石こうを含有しない良質なα
型半水石こうを製造する方法に関する。
半水石こうを連続式で製造する方法に関し、特に転化誘
導時間を短縮し、II型無水石こうを含有しない良質なα
型半水石こうを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕 α型半水石こうは水和凝結後の強度が大きいので新しい
建築基材として有望視されているばかりでなく、凝結硬
化後の膨張、収縮が非常に小さいので自動車、航空機の
模型用(型材用)として多く使用されている。
建築基材として有望視されているばかりでなく、凝結硬
化後の膨張、収縮が非常に小さいので自動車、航空機の
模型用(型材用)として多く使用されている。
2水石こうをα型半水石こうに転移させる方法として、
大別して加圧法と常圧法とがあり、加圧法には天然石こ
う又は化学石こうなどを加圧水熱して脱水する加圧水蒸
気法、これらの石こうの粉末に水を加えてスラリーと
し、オートクレーブ中で攪拌下に加圧水熱反応により脱
水する加圧水溶液法が知られている。
大別して加圧法と常圧法とがあり、加圧法には天然石こ
う又は化学石こうなどを加圧水熱して脱水する加圧水蒸
気法、これらの石こうの粉末に水を加えてスラリーと
し、オートクレーブ中で攪拌下に加圧水熱反応により脱
水する加圧水溶液法が知られている。
本出願人は、従来のバツチタイプの生産方式に対して工
業的に大容量のα型半水石こうを連続的に製造する方法
に関し、先に、媒晶剤として使用されるクエン酸ナトリ
ウム量を0.01重量%以下に維持したスラリーを140℃以
上の温度で適当時間滞留するように、連続的に加圧水熱
処理する方法を提案した。(特公昭59-3406号公報参
照) 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来の加圧水溶液法は自己核生成によりα型半水石こう
を製造していたため、転化誘導時間が長いばかりでな
く、II型無水石こうが混入し安定して良質のα型半水石
こうを得るのが難しいという欠点があつた。すなわち媒
晶剤が存在しない系においては、2水石こうからα型半
水石こうへの転化誘導時間が短かいが、核の発生が多く
生成するα型半水石こうは針状結晶となり、過性が悪
いうえ、製品の水和凝結強度が小さい。従つて良質なα
型半水石こうを得るために、適当量の媒晶剤を加えて結
晶形状をコントロールする必要があるが、媒晶剤の濃度
が高いほど、また、温度が低いほど2水石こうからα型
半水石こうへの転化誘導時間が長く生産性が悪い。又、
運転初期に発生する核の性状によつて製品石こうの性状
が著るしく左右される。すなわち、自己発生した核がα
型半水石こうのみでなく、II型無水石こうが発生した場
合においては、それ以後生成するα型半水石こう中にII
型無水石こうが混入し、製品価値が低下する。極端な場
合にはII型無水石こうのみとなる。
業的に大容量のα型半水石こうを連続的に製造する方法
に関し、先に、媒晶剤として使用されるクエン酸ナトリ
ウム量を0.01重量%以下に維持したスラリーを140℃以
上の温度で適当時間滞留するように、連続的に加圧水熱
処理する方法を提案した。(特公昭59-3406号公報参
照) 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来の加圧水溶液法は自己核生成によりα型半水石こう
を製造していたため、転化誘導時間が長いばかりでな
く、II型無水石こうが混入し安定して良質のα型半水石
こうを得るのが難しいという欠点があつた。すなわち媒
晶剤が存在しない系においては、2水石こうからα型半
水石こうへの転化誘導時間が短かいが、核の発生が多く
生成するα型半水石こうは針状結晶となり、過性が悪
いうえ、製品の水和凝結強度が小さい。従つて良質なα
型半水石こうを得るために、適当量の媒晶剤を加えて結
晶形状をコントロールする必要があるが、媒晶剤の濃度
が高いほど、また、温度が低いほど2水石こうからα型
半水石こうへの転化誘導時間が長く生産性が悪い。又、
運転初期に発生する核の性状によつて製品石こうの性状
が著るしく左右される。すなわち、自己発生した核がα
型半水石こうのみでなく、II型無水石こうが発生した場
合においては、それ以後生成するα型半水石こう中にII
型無水石こうが混入し、製品価値が低下する。極端な場
合にはII型無水石こうのみとなる。
従来法においてはこの問題を解決するために、媒晶剤と
して加えるクエン酸ナトリウム量を制限し、温度も140
℃以上のやや高温域で操作する必要があつた。又、II型
無水石こうが混入した場合においては、滞留時間の何十
倍という長時間をかけて徐々にII型無水石こうの混入割
合を下げて良質のα型半水石こうへ転換を計つてきた
が、その間で生成する石こうは製品価値がなく経済的に
不利であつた。生成した核がII型無水石こうのみである
とその改善は困難である。
して加えるクエン酸ナトリウム量を制限し、温度も140
℃以上のやや高温域で操作する必要があつた。又、II型
無水石こうが混入した場合においては、滞留時間の何十
倍という長時間をかけて徐々にII型無水石こうの混入割
合を下げて良質のα型半水石こうへ転換を計つてきた
が、その間で生成する石こうは製品価値がなく経済的に
不利であつた。生成した核がII型無水石こうのみである
とその改善は困難である。
本発明は従来の技術における欠点を解消し得て、連続的
かつ短時間に2水石こうをα型半水石こうに転化し得る
方法を提供しようとするものである。
かつ短時間に2水石こうをα型半水石こうに転化し得る
方法を提供しようとするものである。
本発明は2水石こうを原料とし、媒晶剤としてクエン酸
ナトリウムを使用して加圧水溶液法でα型半水石こうを
連続式で製造するに当たり、120〜140℃の温度に保持さ
れ、かつα型半水石こうの種晶が常時存在するように保
った反応槽に2水石こうを連続的に供給し、平均滞留時
間0.5〜1.5時間で処理することを特徴とするα型半水石
こうの製造方法である。
ナトリウムを使用して加圧水溶液法でα型半水石こうを
連続式で製造するに当たり、120〜140℃の温度に保持さ
れ、かつα型半水石こうの種晶が常時存在するように保
った反応槽に2水石こうを連続的に供給し、平均滞留時
間0.5〜1.5時間で処理することを特徴とするα型半水石
こうの製造方法である。
すなわち本発明は2水石こうを原料とし、媒晶剤として
クエン酸ナトリウムを使用して加圧水溶液法でα型半水
石こうを連続式で製造する方法において、α型半水石こ
うを種晶として反応槽に常時存在させるようにし、所定
の温度と滞留時間で処理することにより、2水石こうか
らα型半水石こうへの転化誘導時間を短縮するばかりで
なく、II型無水石こうの混入がなく、又、製品物性のバ
ラツキのない良質のα型半水石こうを得るものである。
クエン酸ナトリウムを使用して加圧水溶液法でα型半水
石こうを連続式で製造する方法において、α型半水石こ
うを種晶として反応槽に常時存在させるようにし、所定
の温度と滞留時間で処理することにより、2水石こうか
らα型半水石こうへの転化誘導時間を短縮するばかりで
なく、II型無水石こうの混入がなく、又、製品物性のバ
ラツキのない良質のα型半水石こうを得るものである。
α型半水石こうの種晶を反応槽に常時存在させる方法と
してα型半水石こうの種晶を予め反応槽に供給した後、
該反応槽に2水石こうを連続的に供給する方法、又は反
応槽に2水石こうを連続的に供給すると同時にα型半水
石こうを種晶として該反応槽に連続的に供給する方法な
どいずれの方法でもよい。
してα型半水石こうの種晶を予め反応槽に供給した後、
該反応槽に2水石こうを連続的に供給する方法、又は反
応槽に2水石こうを連続的に供給すると同時にα型半水
石こうを種晶として該反応槽に連続的に供給する方法な
どいずれの方法でもよい。
又、種晶として供給するα型半水石こうは該反応槽から
製品として取り出されたα型半水石こうを循環使用して
もよい。
製品として取り出されたα型半水石こうを循環使用して
もよい。
本発明者らは、2水石こうからα型半水石こうへの転化
機構を鋭意研究することにより本発明をなしえたもので
ある。すなわち、2水石こうからα型半水石こうへの転
化において、例えば140℃の温度条件で媒晶剤を添加し
ない系においては、α型半水石こうの針状の核が数分後
に発生し、2水石こうが完全にα型半水石こうに転化す
るのに約15分程度であつて転化誘導時間は短かいが、生
成したα型半水石こうは針状であり、前述したように
過性が悪く、又配管への詰り現象が生じ安定した運転が
できなくなるばりでなく製品価値も低い。それを改善す
るために、媒晶剤を添加し結晶形状をコントロールして
いるが、媒晶剤を加えることにより2水石こうからα型
半水石こうへの転化誘導時間が数時間と長くなる。この
転化誘導期はα型半水石こうの過飽和度が安定に存在す
る時間であり、それは種晶、媒晶剤、温度の影響を受け
ることをつきとめた。従つて、種晶を常時存在させるこ
とにより、α型半水石こうの過飽和度が安定に存在する
時間が短かくなり2水石こうからα型半水石こうへの転
化誘導時間を短かくすることが可能となつた。
機構を鋭意研究することにより本発明をなしえたもので
ある。すなわち、2水石こうからα型半水石こうへの転
化において、例えば140℃の温度条件で媒晶剤を添加し
ない系においては、α型半水石こうの針状の核が数分後
に発生し、2水石こうが完全にα型半水石こうに転化す
るのに約15分程度であつて転化誘導時間は短かいが、生
成したα型半水石こうは針状であり、前述したように
過性が悪く、又配管への詰り現象が生じ安定した運転が
できなくなるばりでなく製品価値も低い。それを改善す
るために、媒晶剤を添加し結晶形状をコントロールして
いるが、媒晶剤を加えることにより2水石こうからα型
半水石こうへの転化誘導時間が数時間と長くなる。この
転化誘導期はα型半水石こうの過飽和度が安定に存在す
る時間であり、それは種晶、媒晶剤、温度の影響を受け
ることをつきとめた。従つて、種晶を常時存在させるこ
とにより、α型半水石こうの過飽和度が安定に存在する
時間が短かくなり2水石こうからα型半水石こうへの転
化誘導時間を短かくすることが可能となつた。
連続式製造法においては、回分式と異なり一度α型半水
石こうが生成すればそれが種晶となり、長期的に見れば
この転化誘導期を無視することもできるが、運転初期に
は2水石こうが混入した製品価値の低いα型半水石こう
となり、良質なα型半水石こうのみを流出するまでには
ある程度時間を要し、その間の生成物は製品とならず不
経済である。従つて、連続式製造法と言えども運転初期
からα型半水石こうの種晶を存在させ、良質なα型半水
石こうを得るのが得策である。
石こうが生成すればそれが種晶となり、長期的に見れば
この転化誘導期を無視することもできるが、運転初期に
は2水石こうが混入した製品価値の低いα型半水石こう
となり、良質なα型半水石こうのみを流出するまでには
ある程度時間を要し、その間の生成物は製品とならず不
経済である。従つて、連続式製造法と言えども運転初期
からα型半水石こうの種晶を存在させ、良質なα型半水
石こうを得るのが得策である。
又、α型半水石こうに比べII型無水石こうの方が溶解度
が低く、安定であり、自己生成による核発生においては
操作条件いかんによりII型無水石こうが生成する可能性
があり、一旦II型無水石こうが生成するとα型半水石こ
うが生成せずII型無水石こうとなる。従つて、良質なα
型半水石こうを得るためには、運転初期に発生する核の
性状をコントロールするのが最大のポイントであり、自
己生成によるα型半水石こうの核発生に期待するので
は、操作範囲が限定され、安定して良質のα型半水石こ
うを製造するのがむずかしい。従来法では良質のα型半
水石こうの核を発生さすためには反応槽の温度を140℃
以上のやや高温域での運転が必要であり、熱源的に不利
であつた。従つて、運転初期から反応槽にα型半水石こ
うの種晶を存在させ、石こうの過飽和度を低く押えるこ
とにより、操作温度が140℃以下の低温域でもII型無水
石こうが生成せず、良質のα型半水石こうが安定して得
られる利点が得られる。
が低く、安定であり、自己生成による核発生においては
操作条件いかんによりII型無水石こうが生成する可能性
があり、一旦II型無水石こうが生成するとα型半水石こ
うが生成せずII型無水石こうとなる。従つて、良質なα
型半水石こうを得るためには、運転初期に発生する核の
性状をコントロールするのが最大のポイントであり、自
己生成によるα型半水石こうの核発生に期待するので
は、操作範囲が限定され、安定して良質のα型半水石こ
うを製造するのがむずかしい。従来法では良質のα型半
水石こうの核を発生さすためには反応槽の温度を140℃
以上のやや高温域での運転が必要であり、熱源的に不利
であつた。従つて、運転初期から反応槽にα型半水石こ
うの種晶を存在させ、石こうの過飽和度を低く押えるこ
とにより、操作温度が140℃以下の低温域でもII型無水
石こうが生成せず、良質のα型半水石こうが安定して得
られる利点が得られる。
次に本発明の実施態様を添付図面を参照しながら説明す
る。
る。
ライン1より2水石こう、ライン2よりクエン酸ナトリ
ウム、ライン3より水を2水石こうスラリー調整槽4に
供給し、ここで所望量のクエン酸ナトリウムを含む均質
な2水石こうスラリーを調整する。
ウム、ライン3より水を2水石こうスラリー調整槽4に
供給し、ここで所望量のクエン酸ナトリウムを含む均質
な2水石こうスラリーを調整する。
このスラリーをライン5を経て加圧水熱処理槽6に供給
し、それと同時にα型半水石こうの種晶スラリーをライ
ン15から供給する。このα型半水石こうの種晶濃度は、
その形状により異なるが2水石こう100重量部に対し5
重量部以下で十分である。ここで該加圧水熱処理槽6は
スチーム等により120℃〜140℃の所定の温度に保たれ、
2水石こうをα型半水石こうへの転化させる。該槽6で
は常時α型半水石こうが存在するため、2水石こうが溶
解しα型半水石こうへの析出が容易となり、転化誘導期
が短時間となるばかりでなくII型無水石こうの生成がな
い。該槽6での平均滞留時間は0.5〜1.5時間であり、こ
れは所望する製品α型半水石こうの粒径によつて異な
る。
し、それと同時にα型半水石こうの種晶スラリーをライ
ン15から供給する。このα型半水石こうの種晶濃度は、
その形状により異なるが2水石こう100重量部に対し5
重量部以下で十分である。ここで該加圧水熱処理槽6は
スチーム等により120℃〜140℃の所定の温度に保たれ、
2水石こうをα型半水石こうへの転化させる。該槽6で
は常時α型半水石こうが存在するため、2水石こうが溶
解しα型半水石こうへの析出が容易となり、転化誘導期
が短時間となるばかりでなくII型無水石こうの生成がな
い。該槽6での平均滞留時間は0.5〜1.5時間であり、こ
れは所望する製品α型半水石こうの粒径によつて異な
る。
生成α型半水石こうスラリーは加圧状態のまま、ライン
7を経てポンプ8に送られ、ライン9を経て液体サイク
ロン10に送られる。該液体サイクロン10では、生成α型
半水石こうが分級され、比較的粒径の小さいα型半水石
こうの結晶を含んだスラリーはライン14を経て、加圧水
熱処理槽6に送られ結晶を成長させる。この時点でライ
ン15からのα型半水石こうの種晶スラリーの供給は停止
され、ライン14から再循環だけでよい。
7を経てポンプ8に送られ、ライン9を経て液体サイク
ロン10に送られる。該液体サイクロン10では、生成α型
半水石こうが分級され、比較的粒径の小さいα型半水石
こうの結晶を含んだスラリーはライン14を経て、加圧水
熱処理槽6に送られ結晶を成長させる。この時点でライ
ン15からのα型半水石こうの種晶スラリーの供給は停止
され、ライン14から再循環だけでよい。
又、製品として得られるα型半水石こう中に多少微細な
結晶が混入するのがゆるされるならば液体サイクロン10
を省略しライン15からのα型半水石こうの種晶供給のみ
とすることもできる。
結晶が混入するのがゆるされるならば液体サイクロン10
を省略しライン15からのα型半水石こうの種晶供給のみ
とすることもできる。
液体サイクロン10により比較的粒径の大きいα型半水石
こうの結晶を含んだスラリーは、ライン11を経て乾燥機
にも送られて乾燥され、ライン13より製品α型半水石こ
うとして取り出される。
こうの結晶を含んだスラリーは、ライン11を経て乾燥機
にも送られて乾燥され、ライン13より製品α型半水石こ
うとして取り出される。
(参考例) 操作No.1のα型半水石こうの種晶を供給しない方法にお
いて、2水石こうスラリーを下記の条件で加圧水熱処理
したところ、加圧水熱処理槽出口スラリー中に2水石こ
うが残存しており、2水石こうが完全にα型半水石こう
まで転化しなかつた。又、操作No.2〜3についてはII型
無水石こうの混入が見受けられた。
いて、2水石こうスラリーを下記の条件で加圧水熱処理
したところ、加圧水熱処理槽出口スラリー中に2水石こ
うが残存しており、2水石こうが完全にα型半水石こう
まで転化しなかつた。又、操作No.2〜3についてはII型
無水石こうの混入が見受けられた。
(実施例1) 2水石こうスラリーを供給すると同時にα型半水石こう
の種晶(粒径45mμ以下)を供給し、次の条件で加圧水
熱処理したところ、加圧水熱処理槽出口スラリー中に2
水石こうおよびII型無水石こうが見受けられず、六角柱
状の良質なα型半水石こうが得られた。
の種晶(粒径45mμ以下)を供給し、次の条件で加圧水
熱処理したところ、加圧水熱処理槽出口スラリー中に2
水石こうおよびII型無水石こうが見受けられず、六角柱
状の良質なα型半水石こうが得られた。
なお、ここでα型半水石こう種晶濃度は2水石こう量に
対する重量割合である。
対する重量割合である。
(実施例2) スラリー濃度1重量%のα型半水石こうの種晶(粒径45
mμ以下)を予め加圧水熱処理槽に供給した後、2水石
こうスラリーを供給し、下記の条件で加圧水熱処理した
ところ、加圧水熱処理槽出口スラリー中に2水石こう及
びII型無水石こうが見受けられず、六角柱状の良質なα
型半水石こうが得られた。
mμ以下)を予め加圧水熱処理槽に供給した後、2水石
こうスラリーを供給し、下記の条件で加圧水熱処理した
ところ、加圧水熱処理槽出口スラリー中に2水石こう及
びII型無水石こうが見受けられず、六角柱状の良質なα
型半水石こうが得られた。
〔発明の効果〕 以上説明したように、α型半水石こうを種晶として反応
槽に常時存在させることによつて、2水石こうからα型
半水石こうへの転化誘導時間を短縮するばかりでなく、
II型無水石こうへの転化を防止し、良質のα型半水石こ
うを製品として得られる。
槽に常時存在させることによつて、2水石こうからα型
半水石こうへの転化誘導時間を短縮するばかりでなく、
II型無水石こうへの転化を防止し、良質のα型半水石こ
うを製品として得られる。
第1図は本発明方法の実施態様を示す流れ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−162426(JP,A) 特開 昭50−158595(JP,A) 特公 昭52−17835(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】2水石こうを原料とし、媒晶剤としてクエ
ン酸ナトリウムを使用して加圧水溶液法でα型半水石こ
うを連続式で製造するに当たり、120〜140℃の温度に保
持され、かつα型半水石こうの種晶が常時存在するよう
に保った反応槽に2水石こうを連続的に供給し、平均滞
留時間0.5〜1.5時間で処理することを特徴とするα型半
水石こうの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62108840A JPH0742107B2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | α型半水石こうの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62108840A JPH0742107B2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | α型半水石こうの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63274615A JPS63274615A (ja) | 1988-11-11 |
JPH0742107B2 true JPH0742107B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=14494907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62108840A Expired - Fee Related JPH0742107B2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | α型半水石こうの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742107B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007024188B3 (de) * | 2007-05-24 | 2008-04-10 | Grenzebach Bsh Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Alpha-Calciumsulfat-Halbhydrat aus Calciumsulfat-Dihydrat und zugehörige Vorrichtung |
JP5619797B2 (ja) * | 2012-02-17 | 2014-11-05 | 株式会社トクヤマ | 石膏ボード廃材から石膏を再生する方法 |
CN114349039B (zh) * | 2021-12-01 | 2023-08-18 | 湖南科技大学 | 一种在溶液体系中调控α-半水石膏晶体形貌和粒度的方法 |
CN114989357B (zh) * | 2022-06-17 | 2024-03-12 | 四川华一众创新材料有限公司 | 一种降低ⅲ型硬石膏含量的增润保湿剂及制备方法和应用 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55162426A (en) * | 1979-06-05 | 1980-12-17 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Manufacture of alpha-type hemihydrate gypsum |
-
1987
- 1987-05-06 JP JP62108840A patent/JPH0742107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63274615A (ja) | 1988-11-11 |
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