JPH0742067Y2 - 吸収器用伝熱管 - Google Patents

吸収器用伝熱管

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JPH0742067Y2
JPH0742067Y2 JP1988118000U JP11800088U JPH0742067Y2 JP H0742067 Y2 JPH0742067 Y2 JP H0742067Y2 JP 1988118000 U JP1988118000 U JP 1988118000U JP 11800088 U JP11800088 U JP 11800088U JP H0742067 Y2 JPH0742067 Y2 JP H0742067Y2
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JP
Japan
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heat transfer
ridges
transfer tube
curvature
radius
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JP1988118000U
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JPH0289270U (ja
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雅裕 古川
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Sanyo Electric Co Ltd
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は吸収器等に配管される吸収器用伝熱管に関す
る。
(ロ)従来の技術 例えば実開昭58−200995号公報には管外面に長手方向に
複数の突条が形成され、突条の山部と突条の間の谷部と
を曲面にした伝熱管が開示されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記従来の技術において、突条の山部と谷部との曲率半
径が略等しく、谷部の曲率半径が小さい場合には、谷部
の吸収液が隣りの谷部へ移動しにくいため、伝熱管外表
面での熱交換効率が低下するという問題が発生してい
た。
本考案は外表面に複数の突条が形成された伝熱管の熱交
換効率を向上させることを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は上記課題を解決するために、管(1)外表面に
吸収液が滴下又は散布され、管(1)内の冷却水によっ
て管(1)外の吸収液を冷却する吸収器用伝熱管におい
て、管(1)外面に長手方向に複数の突条(2)…を形
成し、この突条(2)の山部(3)、この山部(3)の
先端、及び隣り合った突条(2)(2)の間の谷部
(4)を曲面とし、且つ谷部(4)の曲率半径を山部
(3)の曲率半径より大きくした吸収器用伝熱管を提供
するものである。
(ホ)作用 吸収液を伝熱管(1)…に滴下したとき、管外表面の吸
収液が山部(3)…より曲率半径が大きい谷部(4)か
ら曲面に形成された山部(3)を越えて次の谷部(4)
へスムーズに流れ、谷部(4)での吸収液の入れ換えが
スムーズに行われ、吸収液が伝熱管(1)の全周にわた
り均一に流れる。又、山部(3)…、及び谷部(4)…
に沿って発生したマランゴニー対流が互いに干渉し合
い、管軸方向に大きな攪乱作用が発生し、伝熱管(1)
表面での熱交換が促進され、熱交換効率を大幅に向上さ
せることが可能になる。
(ヘ)実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第3図において、(1)…は吸収式冷凍機の吸収器
(A)に略水平に複数本配管された例えば直径が16mmの
伝熱管であり、これら伝熱管(1)…の上方には複数の
滴下孔(5a)…を有したトレイ(5)が設けられてい
る。又、伝熱管(1)の外表面には第1図に示したよう
に長手方向、即ち管軸方向に複数の突条(2)…が形成
されている。そして、各突条(2)…の山部(3)…、
及び隣り合った突条(2)(2)の間の谷部(4)…は
それぞれ曲面形状をしている。そして、山部(3)…の
曲率半径が例えば1.0mm、谷部(4)の曲率半径が例え
ば1.5mmであり、山部(3)…より谷部(4)…の曲率
半径が大きくなるように伝熱管(1)は作成されてい
る。又、各突条(2)の高さ(H)が1.0mm以下の例え
ば0.7mmになり、且つ、各突条(2)の間隔が例えば略4
mmになるように伝熱管(1)は作成されている。
上記伝熱管(1)において、トレイ(5)の滴下孔(5
a)…から界面活性剤を含んだ臭化リチウム(LiBr)、
水溶液等の吸収液を伝熱管(1)へ滴下した場合には吸
収液が各突条(2)…の山部(3)…を越えて伝熱管
(1)の外表面をスムーズに流れ、各谷部(4)…でマ
ランゴニー対流、即ち界面活性剤の液膜表面の濃度分布
により、表面張力差が生じ、これに起因して張力対流が
発生する。すなわち、第4図に示したように各谷部
(4)…では液膜の厚さ(ΔH)が厚くなり、管軸方向
のマランゴニー対流が強くなる。又、各山部(3)…で
は液膜の厚さ(Δh)が薄くなり、管軸方向のマランゴ
ニー対流が弱くなる。そして、山部(3)…と谷部
(4)…のマランゴニー対流が干渉し合い、管軸方向に
大きな攪乱作用が発生する。
さらに、谷部(4)…の曲率半径が山部(3)…の曲率
半径より大きく、谷部(4)…がなだらかな曲面形状で
あり、谷部(4)…での吸収液の入れ換わりが速くな
り、伝熱管(1)…の外表面での吸収液の移動が速くな
る。そして、伝熱管(1)…の全周にわたり略均一にマ
ランゴニー対流が発生する。
上記実施例によれば、伝熱管(1)…に吸収液を滴下し
たとき、管外面の吸収液が山部(3)…より曲率半径が
大きい谷部(4)…から曲面に形成された山部(3)…
を越えて次の谷部(4)…へスムーズに流れ、谷部
(4)…での吸収液の入れ換えがスムーズに行われると
ともに、吸収液を伝熱管(1)の全周にわたり均一に流
すことができ、又、山部(3)…及び谷部(4)…に発
生したマランゴニー対流が互いに干渉し合い、管軸方向
に大きな攪乱作用が発生し、伝熱管(1)…での熱交換
効率を大幅に向上させることができる。又、管内面を管
外面に対応して曲面に形成することにより、管内面への
冷却水中のスケール付着を防止できるとともに管内の清
掃を容易に行うことができる。
さらに、突条(2)の高さを1.0mmより大きくした場合
には伝熱管(1)…の管外に滴下した吸収液が谷部
(4)…に滞留し易くなり、吸収液の入れ換えがスムー
ズに行われなくなるため、突条の高さを1.0mm以下にす
るのが望ましい。
尚、第5図に示した伝熱管(10)のように、上記伝熱管
(1)よりも管外面の突条(11)の数を減らし10条にし
た場合にも、谷部(12)の曲率半径を山部(13)より大
きくすることにより同様の作用効果を得ることができ
る。
(ト)考案の効果 本考案は以上のように構成された伝熱管であり、管外面
に長手方向に複数の突条を形成し、この突条の山部、及
び隣り合った突条の間の谷部を曲面とし、且つ、谷部の
曲率半径を山部の曲率半径より大きくしているため、伝
熱管の管外面に吸収液を滴下したとき、山部より曲率半
径が大きい谷部から山部を越えて次の谷部へ吸収液がス
ムーズに流れ、谷部での吸収液の入れ換えがスムーズに
行われ、吸収液を伝熱管の全周にわたり均一に流すこと
ができ、又、各谷部及び山部に発生したマランゴニー対
流が互いに干渉し合い、管軸方向に強力な攪乱作用を発
生させることができ、この結果、伝熱管での熱交換効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例、第5図は本考案
の他の実施例を示したものであり、第1図は第2図に示
した伝熱管のB−B線断面図、第2図は伝熱管の側面
図、第3図は吸収器の構成を説明するための側面図、第
4図は吸収液の膜が管外表面に形成された伝熱管の断面
図、第5図は伝熱管の断面図である。 (1)…伝熱管、(2)…突条、(3)…山部、(4)
…谷部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管外表面に吸収液が滴下又は散布され、管
    内の冷却水によって管外の吸収液を冷却する吸収器用伝
    熱管において、管外面に長手方向に複数の突条を形成
    し、この突条の山部、この山部の先端、及び隣り合った
    突条の間の谷部を曲面とし、且つ谷部の曲率半径を山部
    の曲率半径より大きくしたことを特徴とする吸収器用伝
    熱管。
JP1988118000U 1988-09-08 1988-09-08 吸収器用伝熱管 Expired - Lifetime JPH0742067Y2 (ja)

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JPH0289270U JPH0289270U (ja) 1990-07-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0745994B2 (ja) * 1986-06-25 1995-05-17 東京瓦斯株式会社 吸収器用伝熱管
JPH0639999B2 (ja) * 1986-11-11 1994-05-25 尚次 一色 等曲率みぞつき伝熱面

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Publication number Publication date
JPH0289270U (ja) 1990-07-16

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