JPS6113058Y2 - - Google Patents

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JPS6113058Y2
JPS6113058Y2 JP758682U JP758682U JPS6113058Y2 JP S6113058 Y2 JPS6113058 Y2 JP S6113058Y2 JP 758682 U JP758682 U JP 758682U JP 758682 U JP758682 U JP 758682U JP S6113058 Y2 JPS6113058 Y2 JP S6113058Y2
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JP
Japan
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tube
liquid
heat exchanger
absorption
wet wall
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JP758682U
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JPS58112429U (ja
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 塩化水素、弗化水素など腐食性の無機酸ガスを
冷却させながら水あるいは弱酸性液等に吸収させ
るためには、不浸透黒鉛製の多管式熱交換器を直
立状に設置して構成された濡壁式冷却吸収塔を用
いることが有効とされている。しかしながら、こ
の装置においては、伝熱管内壁面に伝わる吸収液
が流下過程で液膜切れを生じ、気一液接触面積の
減少により効率的な吸収を阻害する欠点があつ
た。このため、50%以下の低負荷運転条件では、
実用的な吸収効果を得ることが困難とされてい
た。
この考案は、吸収液が常に伝熱管内壁面に正常
な濡壁状態を形成し、従来困難とされてい低負荷
運転条件においても優れた吸収効率をもたらす構
造の不浸透黒鉛製濡壁式冷却吸収塔を提供するも
のである。
以下、この考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
第1図において、1は無機酸ガス導入口2およ
び吸収液導入口3を備えた弱酸筒、4は弱酸筒1
の下部に複数段直列に連設された濡壁式冷却吸収
塔、そして5は製品取出口6およびガス排出口7
を備えた液室である。
濡壁式冷却吸収塔4は、不浸透黒鉛からなる複
数本の伝熱管8を邪魔板9を介して不浸透黒鉛製
の管板10,10′に固着しこれを金属製缶胴1
1に収めた構造の多管式熱交換器12を、少くと
も2段、望ましくは3〜4段に接続して構成され
る。
各段の多管式熱交換器12,12′,12″は、
第1図のA部分を拡大した第2図に示すごとく接
合面に皿状空洞形の整流キヤビテイ部13を介設
した接続管板10′により結合されるが、この場
合整流キヤビテイ部13に連通する接続管板1
0′の貫通孔をテーパー開口状に形成すると整流
化作用が一層向上する。
1段目の多管式熱交換器12の上端管板10に
は、第3図の拡大図(第1図B部分の拡大)に示
すごとく、Vノツチ管14が各貫通孔に上端面を
揃えて突出状に設置される。
この考案に係る不浸透黒鉛製濡壁式冷却吸収塔
は上記の構造を有するから、操業時、弱酸筒1の
吸収液導入口3から供給される吸収液はVノツチ
管14の上部から溢出し、冷却吸収塔を構成する
第1段多管式熱交換器12の伝熱管8内壁面を伝
つて流下する。この際、吸収液はVノツチ管14
の切込部を介して溢出すから、液面変動があつて
も各伝熱管に円滑かつ均等に分配される。このた
め、液膜切れを生ずることなく正常な濡壁状態を
呈して各管内を流下する。
第1段多管式熱交換器12の伝熱管内面を流下
した吸収液は、整流キヤビテイ部13に至り一時
的に集合して空間部を連続的に滴下する。このた
め第2段多管式熱交換器12′の上部接続管板貫
通孔に落下した際、改めてこの内面を一様な液膜
で覆い、伝熱管内面を正常な濡壁状態で流下す
る。第2図の構造においては、吸収液がテーパー
開口状の管板貫通孔の周縁から分散することなく
均等に滴下するから、より良好な整流効果を与え
る。
吸収液は、上記整流化作用を受けて全段の伝熱
管を通じて正常な濡壁状態を形成しながら流下す
るから、導入された無機酸ガスはこの全過程で液
膜と円滑かつ十分に接触し、冷却効果と相俣つて
極めて効率的に吸収される。
したがつて、低負荷操業により吸収液流下量が
少なくなつた条件下においても常に安定した製品
濃度が得られ、従来、操業が不可能とされていた
50%以下の低負荷条件でも正常運転できる実用的
利益がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示した縦断面
図、第2図は第1図のA部分を示した部分拡大
図、そして第3図は第1図のB部分を示した部分
拡大図である。 1……弱酸筒、4……濡壁式冷却吸収塔、5…
…液室、8……伝熱管、10……接続管板、12
……多管式熱交換器、13……整流キヤビテイ
部、14……Vノツチ管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各接続管板10′の接合面に皿状空洞形の整流
    キヤビテイ部13を介設した不浸透黒鉛製の多管
    式熱交換器12を複数段直列に連設するととも
    に、上端管板10の貫通孔にV型ノツチ管14を
    突出状に設置してなる構造の不浸透黒鉛製濡壁式
    冷却吸収塔。
JP758682U 1982-01-25 1982-01-25 不浸透黒鉛製濡壁式冷却吸収塔 Granted JPS58112429U (ja)

Priority Applications (1)

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JP758682U JPS58112429U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 不浸透黒鉛製濡壁式冷却吸収塔

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP758682U JPS58112429U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 不浸透黒鉛製濡壁式冷却吸収塔

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Publication Number Publication Date
JPS58112429U JPS58112429U (ja) 1983-08-01
JPS6113058Y2 true JPS6113058Y2 (ja) 1986-04-23

Family

ID=30020330

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JP758682U Granted JPS58112429U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 不浸透黒鉛製濡壁式冷却吸収塔

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JPS58112429U (ja) 1983-08-01

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