JPH0741943Y2 - 分割型旋回座軸受の軌道輪 - Google Patents

分割型旋回座軸受の軌道輪

Info

Publication number
JPH0741943Y2
JPH0741943Y2 JP1990042003U JP4200390U JPH0741943Y2 JP H0741943 Y2 JPH0741943 Y2 JP H0741943Y2 JP 1990042003 U JP1990042003 U JP 1990042003U JP 4200390 U JP4200390 U JP 4200390U JP H0741943 Y2 JPH0741943 Y2 JP H0741943Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacers
raceway
ring
bearing
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990042003U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH041723U (ja
Inventor
勝良 高橋
丈博 安達
均 高橋
英嗣 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd, Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP1990042003U priority Critical patent/JPH0741943Y2/ja
Publication of JPH041723U publication Critical patent/JPH041723U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0741943Y2 publication Critical patent/JPH0741943Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はトンネル掘進機のカッターヘッド用軸受や超
大型建設機械のターンテーブル用軸受等の大型の軸受に
用いられる分割可能な軌道輪に関する。
〈従来の技術〉 大型の旋回座軸受の軌道輪は、超大型品の製作を可能な
らしめるために、また輸送時や修理等の取り扱いが容易
なように、分割可能に設けられる。以前、出願人はこの
ような旋回座軸受の軌道輪を適用した旋回座軸受として
第11図に示すものを提案した(実願昭62-195170号)。
この旋回座軸受は、外周に環状の嵌合部101を有する内
輪102と内周に上記内輪102の嵌合部101に嵌合する環状
の嵌合部103を有する外輪104とを備え、上記内輪102の
嵌合部101と上記外輪104の嵌合部103との軸方向に対向
する面105と面106の間および面107と面108との間に配置
される保持器109および保持器110に保持された2組のス
ラストころ111および112と、上記内輪102と外輪104の対
向する周面113と周面114の間に配置される保持器115に
保持されるラジアルころ116とを介して上記内輪102と外
輪104とを互いに旋回可能に支持するものであった。そ
して、上記内輪102は、軸に垂直な平面で分割される第
1内輪部102aと第2内輪部102bと第3内輪部102cを有
し、この第1,2,3内輪部102a,102b,102cは、第12図に示
すように、夫々上記軸を含む平面で2つ(102a−1,102a
−2,102b−1,102b−2,102c−1,102c−2)に分割され、
上記第1内輪部102a,第2内輪部102bおよび第3内輪部1
02cは半径方向の分割面の位相を互いに90°ずらして、
第11図に示すように、一体に分離可能に結合され、また
上記外輪104は、軸に垂直な平面で分割される第1外輪
部104aと第2外輪部104bを有し、この第1外輪部104aと
第2外輪部104bは、第12図に示すように、夫々上記軸を
含む平面で2つ(104a−1,104a−2,104b−1,104a−2)
に分割され、上記第1内輪部104aと第2内輪部104bは、
半径方向の分割面の位相を互いに90°ずらして一体に分
離可能に結合されるものであった。また、上記保持器10
9,110および115も、夫々軸を含む平面で分割されてい
た。そして、上記第1,2,3内輪部102a,102b,102cや第1,2
外輪部104a,104b等の製作は、目的とする形状に後に加
工代を加えた第14図に示すような一つの環状部材120を
鍛造等により製作し、次いで、この環状部材120を、第1
5図に示すように、半径方向に切断して複数の弧状の軌
道部材121,122を構成し、次いで、複数の上記軌道部材1
21,122の各端面121a,122aを仕上げ、次いで、この複数
の弧状の軌道部材121,122を第16図に示すように、対応
する端面121a,122aを夫々一致させて再び環状に組み立
て最後に、この環状に一体に組み立てたものに一体加工
により旋削や研削を施して目的とする真円形状に加工す
ることにより行なわれていた。また、上記複数の弧状の
軌道部材121,122を個々に別々に真円の一部をなすよう
に加工し、これを環状に組み立てることによっても行な
われていた。そして、必要とする軌道面の硬度を得るた
めに行う高周波焼入れ等の熱処理は、例えば切断前の環
状部材120の状態において行なわれていた。そして、上
記切断においては大きな切断代(第15図中t参照)を要
した。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来の旋回座軸受の場合、軌道輪の
製造に際し、上述のように切断工程において大きな切断
代tを必要とするため、切断後の2つの弧状の軌道部材
121,122を対応する端面121a,122aを夫々一致させて環状
に組み立てると、これらの軌道部材は、第16図に示すよ
うに、もはや円にはならず楕円のような形状になってし
まい、このため、次に続く真円加工、つまり旋削加工や
研削加工が偏肉加工になってしまい、加工が困難になる
と共に、取り代(第17図中領域h参照)が大きくなり、
また必要とする真円度等の精度を得ることが困難である
と言う問題があった。また、このように真円に加工する
ために偏肉加工が避けられないため、切断前の環状部材
の段階で高周波焼入れを行った場合においては、第17図
に示すように、上記高周波焼入れによりほぼ表面から均
一の深さに至るまで形成された軌道部材の焼入れ硬化層
qが、上記偏肉加工(図中領域hが削られ真円の加工面
iが形成される)により、ある所は深く(図中j点参
照)またあるところは浅く(図中k点参照)というよう
に、不均一に削り取られ、上記真円加工により形成され
る軌道輪の周面下に均一な深さの焼入れ硬化層を確保す
ることができないという問題があった。また上記弧状の
軌道部材121,122に別々に真円加工を施すのでは、加工
における芯出しが困難等、加工そのものが困難であると
共に、一体加工のように精度の高い加工を行うのが困難
であるという問題があった。また、切断後に偏肉加工に
ならないように予め切断代を加えたような形状の環状部
材を切断して製造することも可能であるが、この場合に
は楕円鍛造という特殊な技術を必要とした。
そこで、この考案の目的は、軌道輪の製造に際し楕円鍛
造のような特殊な技術を必要とせず、また環状に一体に
組み立てた後に行う旋削や研削加工が従来のように偏肉
加工になることはなく、したがって、容易にかつ精度高
く真円に製造することができ、しかも軌道分割部を締結
するときの調整加工が容易に行える分割型旋回座軸受の
軌道輪を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この考案の分割型旋回座軸受
の軌道輪は、焼き入れ処理された軌道面をそれぞれ有す
る複数の弧状の軌道部材と、上記各軌道部材の対向する
端面間に挿入される複数のスペーサとで真円の軌道輪が
形成されているとともに、上記各スペーサおよび上記ス
ペーサに連なる上記軌道部材の端部には焼き入れ処理が
施されていなく、かつ上記軌道部材の端部の軌道面側に
凹部が形成されており、この凹部に一致するように上記
スペーサが形成されていることを特徴としている。
〈作用〉 上記複数の軌道部材は、略真円状の環状部材を半径方向
に所定の切断代で切断することによって作製され得る。
そして、上記スペーサは上記環状部材の切り欠かかれた
部分に相当するように製作すれば、上記軌道部材とスペ
ーサとを締結して組み立てられた軌道輪は元の環状部材
の略真円状態となる。したがって、真円加工は従来のよ
うに偏肉加工にはならない。このため、軌道輪は容易に
かつ精度高く目的とする形状に仕上げられると共に、均
一深さの焼き入れ層が得られる。
また、上記スペーサに連なる上記軌道部材の端部には焼
き入れ処理が施されていないので、焼き入れ処理を上記
環状部材の切断前に行った場合でも切断処理が容易に行
える。逆に、焼き入れ処理を環状部材の切断後に行って
も、切断によって得られる軌道部材の両端部には焼き入
れしないため、焼き割れが発生しない。
また、スペーサには焼き入れ処理が施されないので、焼
き入れ処理された場合には発生する熱歪みによる変形が
発生せず、スペーサの調整加工が容易に行える。
また、焼き入れされていない上記軌道部材の端部の軌道
面側には凹部が形成され、また、この凹部に一致するよ
うにスペーサが形成されるので、転動体は焼き入れされ
ていない部分には直接接触しないため、軌道面以外には
負荷がかからず、焼き入れ処理をされていない部分の硬
度不足による変形、ふくらみは回避される。
〈実施例〉 以下、この考案を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図はこの考案の一実施例である分割型旋回座軸受の
軌道輪を軸方向からみた図であり、この図において、1
は真円の一部をなす略半円弧状で、外周に外歯歯車1cを
有する一方の軌道部材、2は上記一方の軌道部材1と同
一の真円の一部をなす略半円弧状で、外周に上記外歯歯
車1cと共に一つの歯車をなす外歯歯車2cを有する他方の
軌道部材3,4は上記一方の軌道部材1の端面1a,1bと他方
の軌道部材2の端面2a,2bの互いに対向する端面1a,2a間
および端面1b,2b間に夫々配置され、上記一対の軌道部
材1,2と共に一つの上記真円をなし、焼き入れ処理がな
されていない板状のスペーサ、5,5および6,6は上記スペ
ーサ3,4とその両側に位置する上記軌道部材1,2の3者に
またがるように軸心に平行に嵌合された円柱形のピンで
ある。以上の軌道部材1,2、スペーサ3,4およびピン5,5,
6,6とによって軌道輪が構成されている。そして、図示
のように環状に組み立てられている(詳細は後述)。こ
の軌道輪は後述する2つの連結輪と共に旋回座軸受の外
輪を構成する。
上記軌道部材1,2は夫々、一つの環状部材を直径方向の
一つの平面に沿って一定の切断代(図中w参照)で切断
して得られる2つの略半径弧状をしており、上記各端面
1a,1b,2a,2bは軸心に平行な平面で形成されている。こ
こでは互いに対向する上記端面1a,2aおよび1b,2bは同一
形状(第2図参照)をしており、また端面1a,2aと端面1
b,2bとは夫々互いに対称な形状をしている。そして、上
記軌道部材1,2の各1a,2a,1b,2bの径方向所定の位置に、
上記ピン5の一部およびピン6の一部に嵌合し、内面が
円筒面で形成される軸方向の係合溝7および8(第2図
参照)を夫々有している。そして、上記ピン5,6と位相
が90°ずれた周方向位置に軸方向の円穴9および円穴10
を有している。これらの軌道部材1,2は、外歯歯車1c,2c
部分を除いて両者とも第4図に示す径方向の断面形状を
有している。そして、これらの軌道部材1,2は、その内
周面の軸方向一端および他端に夫々、上記一端側および
他端側に一方を開放する断面略矩形の半弧状の溝11およ
び12を有している。上記溝11および12の軸心に直角な面
11aおよび面12aの両端部にそれぞれ深さd1の凹部11b,12
bが、そして、内面17の両端部には深さd1の凹部17bが形
成されている。そして、上記凹部11b,12b,17bをそれぞ
れ除いた面11a,12a,17部分には表面から一定の深さの焼
き入れ層が形成され、これにより2組のスラストころ1
3,14がそれぞれ転動する軌道面15,16およびラジアルこ
ろ18が転動する軌道面19が形成されている。
なお、20および21は断面矩形の略半弧状の嵌合溝であ
り、軌道輪の組み立てに際し、これら嵌合溝20,21には
夫々、第4図中想像線aおよび想像線bで示す断面略矩
形の略半円弧状の連結部材22,23が、その嵌合部を介し
て、上記従来と同様(第12図参考)上記軌道部材と軸心
回りの位相を90度ずらした状態で、かつ2つの軌道部材
1,2にまたがって、嵌合される。
一方、上記2つのスペーサ3,4はここでは同形をしてお
り、これらは、第5図に示すように、上記2つの軌道部
材1,2の互いに対向する端面1a,2aまたは2a,2b(第2図
参照)に一致する互いに平行な両端面3a,3aまたは4a,4a
を有し、第6図に示すように上記切断代wに等しい厚み
を有する略板状をしている。そして第1図に示すよう
に、上記一方のスペーサ3はその両端面3a,3aを上記端
面1a,2aに完全に一致させた状態で、また他方のスペー
サ4はその両端面4a,4aを上記端面1b,2bに完全に一致さ
せた状態で軌道部材1,2間に挿入されている。そして、
この第1図の状態では、第3図に模式的に示すように、
スペーサ3,4の面3b,4bは軌道部材1,2の上記凹部11bと共
に1つの凹部Oを上記軌道面15側に形成し、また面3c,4
cは軌道部材1,2の上記凹部12bと共に1つの凹部Oを軌
道面16側に形成し、さらに内周面3d,4dは軌道部材1,2の
上記凹部17bと共に1つの凹部Oを軌道面19側に形成し
ている。このように各軌道部材1,2の両端部およびスペ
ーサ3,4に凹部Oを形成する理由は、スラストころ等の
転動体が焼き入れ処理されていない部分に直接接触しな
いようにするためである。このようにすることによっ
て、焼き入れ未処理部分には転動体の荷重がかからない
ので、この焼き入れ未処理部分の変形、ふくらみは回避
される。
また、これらスペーサ3,4の嵌合溝3e,4e(第6図参照)
は、軌道部材1,2の上記嵌合溝20,20と共に一つの環状の
嵌合溝を、また、嵌合溝3f,4fは上記嵌合溝21,21と共に
一つの環状の嵌合溝を形成している。
なお、上記外歯歯車1c,2cは、第1図に示すように、こ
のスペーサ3,4と軌道部材1,2との当接部が歯底に位置
し、歯面には位置しないように設けられる。このため、
上記2つの軌道部材1,2の外歯歯車1c,2cにより形成され
る歯車はその歯数が偶数になるよう選ばれる。
第5,6図に示すように、上記スペーサ3,4は、軸方向一端
側および他端側に夫々、両端面3a,3aまたは4a,4aに開口
(第5,6図中24a,25a参照)する軸方向の穴24および穴25
を有している。この穴24および穴25は、軌道部材1,2と
スペーサ3,4とを第1図に示す環状の状態に保持したま
ま、上記互いに対向する端面1a,2aまたは1、2に設け
た上記係合溝7,7および8,8と一体加工で軸方向の円穴加
工を行うことにより設けられる。詳しくは、上記穴24と
一方の軌道部材1側の係合溝7と他方の軌道部材2側の
係合溝7とは、第1図に示す環状の状態でスペーサ3ま
た4の上記厚みw方向の略中央かつ径方向所定の位置を
中心として、軸方向に一定深さまで上記スペーサ3,4の
上記厚みwよりも大径の穴をキリ加工することにより一
体加工で設けられる。そして、上記穴25,一方の軌道部
材1側の係合溝8および他方の軌道部材2側の係合溝8
も同様にして設けられる。
第1図に示すように、軸方向一端側において2つの係合
溝7,7とスペーサ3の穴24により形成される一方の円穴2
8と、同様にして形成されたスペーサ4側の他方の円穴2
9とには上記ピン5が夫々密に嵌合してある。また同様
に、軸方向他端側において2つの係合溝8,8とスペーサ
3の穴24とにより形成される一方の円穴30と、同様にし
て形成される他方の円穴31とには上記ピン6が夫々嵌合
してある。これらのピン5,6の上記開口24a,24aおよび上
記開口25a,25aから突出し上記係合溝7または8に嵌合
する突出部分5a,5aまたは6a,6a(第6図参照)が係合突
起として作用する。そして、上記2つの軌道部材1,2
は、スペーサ3,4の周方向両側における係合溝7,8とスペ
ーサ3,4の端面3aおよび4aより突出した上記ピン5の突
出部分5a,6aとの係合により、第1図中矢印で示す方向
に互いに位置決めされている。そして、周方向は、スペ
ーサ3の両端面3a,3aと軌道部材1,2の上記対向する端面
1a,2aとの当接およびスペーサ4の両端面4a,4aと軌道部
材1,2の上記端面1b,2bとの当接により位置決めされてい
る。
上記ピン5は上記係合溝7および穴24の深さよりも適宜
な寸法だけ長く設けられており、また上記ピン6も上記
係合溝8および穴25の深さよりも適宜な寸法だけ長く設
けられている。そして、上記各円穴28,29,3,31から夫々
軸方向に突出している。また、軌道部材1,2の上記ピン9
0°位相がずれた上記穴9,10にもピン5,6が夫々一部が突
出した状態で嵌合してある(第7図参照、ただし第7図
では軸方向上記他端側は図示の一端側と同様であるので
図示を省略してある)。
環状に組まれ、ピン5,6を夫々突出させた状態の軌道輪
には、上記半円弧状の連結部材22,22と2つのスペーサ4
0,41とを備えた環状の連結輪42を、上述のように軌道輪
と位相を90°ずらした状態で図中矢印で示すように互い
に当接するまで押し進め、第8図に示すように、上記ス
ペーサ3,4部分の上記円穴28,29に嵌合したピン5,5を連
結部材22,22の弧の中央に設けた穴22a,22aに夫々嵌合す
る一方、上記穴9,9に嵌合したピン5,5を連結輪の上記ス
ペーサ40,41部分に形成される円穴43,44に嵌合してい
る。そして、上記軌道輪に対してこの連結輪42を位置決
めし、この連結輪42と上記軌道輪とを周方向適宜な位置
において、図示を省略した複数のボルトにより軸方向に
連結して、上記軌道輪を一体に組み立てている(他端側
つまり第4図に示す連結部材23を備えた連結輪は上記と
同様であるので図示を省略)。
なお、第7図および第8図では上記凹部Oは便宜上図示
していない。
上記構成の軌道部材1,2およびスペーサ3,4は、以下のよ
うにして作られる。すなわち、まず、目的とする断面形
状(第2図参照)に必要とする加工代を加えた断面形状
の真円の環状部材を例えば鍛造により製造される。そし
て、この環状部材に高周波焼入れを施し、表面から一定
深さにまで焼入れ層を形成する。ただし、この焼き入れ
処理は、次の切断工程において切断代となる箇所および
その両側部分にはなされない。次いで、この環状部材
を、直径方向の一つの平面に沿って一定の切断代(第1
図中w参照)で2つに切断する。このように、環状部材
の切断は焼き入れをしていない部分で行うので、切断が
容易に行なえる。そして、この切断により得られる2つ
の略半円弧状の部材、すなわち2つの軌道部材1,2の両
端面1a,1b,2a,2bを上記環状部材の軸心に平行な平面に
仕上げる。
一方、上記環状部材とは別に、上記切断代wに加工代を
加えた厚みを有し、上記環状部材とほぼ同じ断面形状を
有すると共に上記端面1a,2aおよび1b,2bとほぼ等しい両
端面形状を有する2つの板状部材を製造する。そして、
スペーサ3,4となる上記2つの板状部材には高周波焼き
入れを施すことなく、夫々上記切断代wに等しい厚さま
で研削等により仕上げる。この際も、上記板状部材は焼
き入れされていないため、研削等の処理が容易である
上、焼き入れ処理を行った場合には発生する熱歪が発生
しないので、軌道輪を組み立てる際のスペーサの調整加
工が容易となる。次いで、この2つのスペーサ3,4と上
記2つの軌道部材1,2を互いの端面を一致させた状態で
環状に組み立てる。そして、治具等により一体に保持す
る。このとき、上記2つの軌道部材1,2が、その切断に
より切り欠かれた部分に相当する上記スペーサ3,4を周
方向に密にはさんで組み立てられるため、組み立てたも
のは、従来のように楕円状になったりせず、切断前の上
記環状部材に等しい真円形状となる。このため、後に続
く旋削や研削加工に際し、この旋削や研削加工が従来の
ように偏肉加工とはならない。
次いで、上述のようにスペーサ3,4と2つの軌道部材1,2
に一体加工により軸方向の円穴加工を施し、スペーサに
上記穴24,25を設けると共に、軌道輪1,2に上記係合溝7,
7および8,8を設ける(直径方向反対側も同じ)。この円
穴加工も焼き入れされていない部分で行なわれるため、
加工が容易である。そして、これにより形成される上記
円穴28,29および30,31に夫々同径の上記ピン5,5および
6,6を嵌合する。これにより、次に続く旋削時等に上記
軌道部材1,2およびスペーサ3,4が互いに径方向にずれる
のが防がれる。
次いで、この環状に保持された部材に凹状加工を施して
スペーサ3,4およびその両側に連なる軌道部材1,2の端部
に深さd1を有する上記凹部Oを形成する。このとき、凹
状加工は焼き入れ未処理部分に連なる焼き入れ処理部分
の端部を含むように行うのが望ましい。また、旋削や研
削による真円加工を施す。これにより上記3つの軌道面
15,16,19等を仕上げる。さらに外周面に歯切り加工を施
して、この環状に保持された部材を、第4図に示す最終
断面形状を有し外周に歯車を有するする、真円形状に仕
上げる。ただし、上記歯切り加工はスペーサ3,4と軌道
部材1,2との4つの当接面が歯面にかからないように行
なわれる。このようにして、第1図に示す軌道輪が作ら
れる。上記旋削や研削が偏肉加工とはならないため、こ
の軌道輪は容易かつ精度良く作られる。そして、上記軌
道面15,16,19下には上記溝60の部分を除いて均一な厚み
の焼き入れ層が残される。この軌道輪は、製造に際し、
従来の楕円状の部材を真円に削るときの偏肉加工ように
大きく削る必要はない。したがって、同じ大きさの軌道
部材を得るのに、従来に比べて小さい環状部材から作る
ことができる。
上記連結輪42も軌道輪と同様にして製造される。そし
て、軌道輪と連結輪42とを第8図のように互いの位相を
90°ずらして同軸に重ねた状態で、連結輪42の連結部材
22の上記穴22aは、軌道部材1,2の上記係合溝7,7とスペ
ーサ3の上記穴24と共に一体加工される(スペーサ4側
も同様)。また、連結部材22,22の係合溝22b,22bとスペ
ーサ40の穴40aは軌道部材1の上記穴9と一体加工され
る(他端側の連結輪も同様)。
上記軌道輪の組み立ては、例えば、定盤等の上にて以下
のように行なう。すなわち、まず、一方の軌道部材1の
係合溝7,7に、ピン5,5を夫々密に嵌合した状態のスペー
サ3,4の周方向一方の開口24a,24a(第6図参照)より突
出した上記ピン5,5の突出部分5a,5aを嵌合させ、これに
より、上記一方の軌道部材1に対して2つのスペーサ3,
4を周方向および径方向に位置決めする。次いで、この
位置の決まった上記スペーサ3,4の周方向他方の開口24
a,24aから突出した突出部分5a,5aに他方の軌道部材2の
係合溝を嵌合させ、上記スペーサ3,4に対して他方の軌
道部材2を位置決めする。これにより第1図に示すよう
に、スペーサ3の両端面3a,3aと軌道部材1,2の端面1a,2
aとが、また、スペーサ4の両端面4a,4aと軌道部材1,2
の端面1b,2bとが完全に一致させられる。ピン6側も上
述のピン5側の手順に同期して同様に行なわれる。これ
により、上記3つの軌道面15,16,19および歯車がスペー
サ3,4と軌道部材1,2との当接部でずれたりすることなく
正確に形成される。このように、この軌道輪は容易にか
つ正確に真円状に組み立てることができる。そしてこの
組み立てられた軌道輪は、軌道輪1,2の上記穴9,9および
10,10に夫々ピン5および6を夫々密に嵌合した後、位
相を90°ずらした軸方向一方の連結輪42および軸方向他
方の連結輪を介して、分解可能に一体に固定される(第
4図および第8図参照)。スペーサ3,4は夫々ピン5,6を
介して軌道部材1,2に堅固に支持される。
このように、この軌道輪は容易かつ精度よく製造するこ
とができる。そして、高周波焼き入れのタイミングが切
断の前であろうと後であろうと、均一な厚さの焼き入れ
層を軌道面下等に残すことができる。
また、この軌道輪は、組み立てに際し、容易にかつ正確
に軌道部材1,2とスペーサ3,4の端面同士を互いに一致さ
せて、精度よく真円状に組み立てることができる。した
がって、軌道面15,16,19等を正確な一つの平面や円筒面
に形成することができる。しかも、修理等のため分解し
ても、容易かつ正確に再び組み立てることができる。し
たがって、この軌道輪を有する旋回座軸受は、従来と同
様に小さい部品に分解して容易にはこべ、しかも従来に
比べて容易かつ精度よく組み立てられることができる。
また、スペーサ3,4には焼き入れがされていないため、
軌道輪を組み立てる際のスペーサの調整加工が容易であ
る。
なお、上記実施例では環状部材の切断処理は焼き入れ処
理の後で行ったが、逆でもよい。この場合、焼き入れ処
理は両端部を残して行われる。こうすれば、焼き割れが
発生するのを防止できるからである。
また、上記実施例では各軌道部材1,2の凹部11a,12b,17b
はスペーサ3,4と軌道部材1,2とを組み立ててから一体的
に形成したが、環状部材を切断する前に予め凹状加工を
しておいてもよい。この場合には、スペーサ3,4は、端
面3b,4b;3c,4c;3d,4dが、凹状加工された軌道部材の端
面にそれぞれ一致するよう、凹部の深さd1分だけ小さく
製造すればよい。
第9図はこの考案の分割型旋回座軸受の軌道輪の第2実
施例の要部を軸方向からみた図であり、41,42は夫々第
4図中想像線cで示す径方向の断面形状をした略半円弧
状の軌道部材、43はスペーサ(第10図参照)、45はピン
である。そしてこれらは、端面41a,42a間に上記スペー
サ43を挟んで、第1図と同様に環状に組み立てられてい
る。そして、この軌道輪は、第4図に示すように、外周
に、上記第1実施例の軌道輪の上記軌道面16と互いに軸
方向に一定の間隙を保って対向し、スラストころ14が転
動する軌道面46と、上記第1実施例の軌道輪の上記軌道
面19と径方向に一定の間隔を保って対向し、ラジアルこ
ろ18が転動する軸方向の軌道面48とを有している。
上記軌道部材41,42および2つのスペーサ43は上記第1
実施例の軌道部材1,2およびスペーサ3,4と同様にして作
られている。そして、第1実施例の場合と同様に、上記
軌道面46,48において、スペーサ43およびその両側の軌
道部材41,42の端部に凹状加工(図示せず)を施して、
スラストころ14等の荷重が焼き入れ処理されていない部
分にかからないようにしている。そして、上記軌道部材
41,42には夫々軸方向に延びる係合溝47,47が、また上記
スペーサ43には周方向両側に開口(第10図中49a参照)
する軸方向の穴49が、一体加工により形成されている
(図示を省略した直径方向反対側も同じ)。そして、一
方の軌道部材41の係合溝47と他方の軌道部材42の係合溝
47とスペーサ43の上記穴49により形成される円穴50にピ
ン45が嵌合されている。そしてこれにより、上記2つの
軌道部材41,42と2つのスペーサ43とは、上記ピン45の
上記周方向両側の開口49aより突出したの突出部分45a,4
5aを介して夫々、互いに位置決めされ各端面が正確に一
致している。上記軌道部材41,42およびスペーサ43の軸
方向一方の端面には、上記3者にまたがるように、略垂
直方向に延びる矩形で軸方向に一定の深さ(第10図中d2
参照)を有する凹部51が設けてあり(直径方向反対側も
同じ)、この凹部51の中心は上記円穴50の中心にほぼ一
致している。そしてその径方向の幅Wは上記円穴50すな
わちピンの径45より大きい。上記ピン45の端面は円穴50
に嵌合された状態で上記凹部51の底面51aとほぼ一致し
ている(第10図参照)。上記凹部51の一部を構成する軌
道部材41,42の凹部41b,42bの略中央には夫々軸方向のね
じ穴52,52が設けてあり、上記凹部51にこれに嵌合可能
な略矩形で上記深さd2にほぼ等しい厚さを有する図示し
ない連結板を嵌装し、次いでこの連結板の一端側を上記
一方の軌道部材41側のねじ穴52に螺着すると共にこの連
結板の他端側を他方の軌道部材42側の上記ねじ穴52に螺
着することにより、上記2つの軌道部材41,42は、スペ
ーサ43を図示のように周方向に挟みかつ円穴49にピン45
を夫々嵌合した状態で、正確に真円をなして環状に一体
に連結される。そして上記ピン45は上記連結板により抜
け止めされる。なお、軌道輪の軸方向反対側の他方の端
面にも、上記凹部と同様の2つのねじ穴を有する凹部53
が軌道部材とスペーサにまたがるようにもうけてあり、
この凹部53内に上記と同様に連結板を螺着することによ
り、軸方向他方の端面側においても連結することができ
るようになっている。連結板による連結部分以外の作
用,効果は上記第1実施例と同様である。
なお、この軌道輪は第4図中想像線eで示す軌道輪と共
に旋回座軸受の内輪を構成し、これらは互いに位相を90
°ずらした状態で一体にボルト等により組み立てられる
(第7,8図参照)。
上記第1,第2実施例では軌道輪の軸心に対称な2箇所の
周方向位置に1つずつ計2つのスペーサ3,4あるいはス
ペーサ43,43を設けるようにし、これに応じて軌道部材
1,2あるいは軌道部材41,42を一つの環状部材を軸心に関
して対称な2箇所の周方向位置で切断したように半円弧
状に構成するようにしたが、スペーサを設ける周方向位
置は上記周方向に限らず、また設けるスペーサの数も2
つに限らず、これらスペーサを設ける周方向位置やスペ
ーサの数は、輸送車両の能力,作業性および軌道輪全体
の大きさや重量等を考慮にいれて、例えば120°毎に3
つというように適宜に決定される。そして、軌道部材
も、上記スペーサを設ける周方向位置およびスペーサを
設ける数に応じて一つの環状部材を切断したように、構
成される。なお、このことは、連結輪にも言える。
また、上記実施例では、嵌合部材としてスペーサの厚み
よりも大径のピンを用い、また。スペーサに、上記ピン
と同径の円柱を軸心に平行かつ軸心から等距離離れた互
いに平行な仮想の2平面で切断して得られる2種類の立
体のうち軸心を含む側のような形状をした軸方向の穴を
設け、さらに、軌道部材の端面に上記2種類の立体の他
方のようなシリンドリカルレンズ状の係合溝を設け、上
記穴と2つの上記係合溝で形成される円穴に上記ピンを
嵌合し、スペーサの両側の開口より周方向両側に突出し
たピンの一部により係合部を構成するようにしたが、嵌
合部材およびその係合部,穴および係合溝の形状はこれ
に限らないのは言うまでもない。
〈考案の効果〉 以上より明らかなように、この考案の分割型旋回座軸受
の軌道輪は、複数の弧状の軌道部材とスペーサとからな
る構成なので、軌道部材の製作を1つの真円の環状部材
を切断することによって行い、この切断の際に切断代と
なった部分に相当するものをスペーサとして製作して、
これらの軌道部材とスペーサとを組み立てることによっ
て元の環状部材と略同一の形状に製造することができ
る。したがって、軌道輪に対する真円加工は従来のよう
に楕円状のものに対して行うのではないので偏肉加工に
はならず、しかも楕円鍛造のような特殊な技術を用いる
必要もない。また、偏肉加工とならないため、焼き入れ
処理が上記環状部材の切断前に行われようと切断後に行
われようと、焼き入れ層を加工面下に均一に残すことが
できる。そして、従来の偏肉加工のように大きく削る必
要がないため上記環状部材を従来に比して小さくでき
る。
また、軌道部材の両端部は焼き入れ処理が施されていな
い構成なので、環状部材を予め焼き入れ処理してから切
断するようにした場合でも、焼き入れ処理をしていない
領域で切断すればよいので、切断を容易に行うことがで
きる。逆に、切断後に焼き入れする場合には、軌道部材
の両端部には焼き入れをしないため、焼き割れの発生が
防止できる。
また、軌道面側の焼き入れ処理が施されていない部分に
は凹部を形成しているので、転動体は上記焼き入れ未処
理部分に直接接触せず、したがって、転動体の荷重は軌
道輪の焼き入れされていない部分にはかからない。それ
故、焼き入れされていない部分の変形、ふくらみをなく
して、転動体の走行に支障を来たさないようにすること
ができる。
また、スペーサは焼き入れ処理が施されないため、焼き
入れ処理を施した場合には発生する熱歪による変形も防
止され、軌道輪を組み立てる際のスペーサの調整加工が
容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の分解型旋回座軸受の軌道輪の第1実
施例を軸方向から見た図、第2図は第1図の軌道部材の
端部の斜視図、第3図は上記軌道輪の分割部に設けた凹
部を模式的に示した図、第4図は第1図の軌道部材の径
方向の断面図、第5図は第1図のスペーサを周方向から
見た図、第6図は第4図のVI方向矢視図、第7,8図は組
み立ての概略の説明図、第9図はこの考案の旋回座軸受
の軌道輪の第2実施例の要部を軸方向から見た図、第10
図は第9図のスペーサを周方向から見た図、第11図は従
来の旋回座軸受の軌道輪を適用した旋回座軸受の軸方向
の断面図、第12,13図は第11図の内輪および外輪の説明
図、第14,15,16,17図は従来の旋回座軸受の軌道輪の加
工方法の説明図、第18図は位置決めの説明図である。 1,2、41,42……軌道部材、1a,1b,2a,2b,41a,42a……端
面、3,4,43……スペーサ、5,6,45……ピン、5a,6a,45a
……突出部分、7,8,47……係合溝、11b,12b,17b……軌
道部材端部に設けた凹部、24,25,49……穴、24a,25a,49
a……開口、O……スペーサと軌道部材端部の凹部とで
構成される凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 均 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)考案者 山崎 英嗣 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (56)参考文献 実開 昭57−205418(JP,U) 実開 平1−77134(JP,U) 実公 昭58−36893(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼き入れ処理された軌道面をそれぞれ有す
    る複数の弧状の軌道部材と、上記各軌道部材の対向する
    端面間に挿入される複数のスペーサとで真円の軌道輪が
    形成されているとともに、上記各スペーサおよび上記ス
    ペーサに連なる上記軌道部材の端部には焼き入れ処理が
    施されていなく、かつ上記軌道部材の端部の軌道面側に
    凹部が形成されており、この凹部に一致するように上記
    スペーサが形成されていることを特徴とする分割型旋回
    座軸受の軌道輪。
JP1990042003U 1990-04-19 1990-04-19 分割型旋回座軸受の軌道輪 Expired - Lifetime JPH0741943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990042003U JPH0741943Y2 (ja) 1990-04-19 1990-04-19 分割型旋回座軸受の軌道輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990042003U JPH0741943Y2 (ja) 1990-04-19 1990-04-19 分割型旋回座軸受の軌道輪

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH041723U JPH041723U (ja) 1992-01-08
JPH0741943Y2 true JPH0741943Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31553163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990042003U Expired - Lifetime JPH0741943Y2 (ja) 1990-04-19 1990-04-19 分割型旋回座軸受の軌道輪

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741943Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010190291A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Jtekt Corp 円環状部材の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57205418U (ja) * 1981-06-25 1982-12-27
JPS5836893U (ja) * 1981-09-03 1983-03-10 高免 芳男 ガイド付トイレツトペ−パ−ホルダ−
JPH062028Y2 (ja) * 1987-11-13 1994-01-19 エヌティエヌ株式会社 大型ころ軸受用の鍔付軌道輪

Also Published As

Publication number Publication date
JPH041723U (ja) 1992-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1073246A (en) Composite gear having carburized teeth and method of making same
US7478479B2 (en) Manufacturing process for a cross-roller bearing with plug
US7146735B2 (en) Method of making a bearing ring for a large roller bearing
US10851837B2 (en) Swing bearing
EP0752543B1 (en) Eccentric orbiting type planetary gear device, and its manufacturing method
JP5041479B2 (ja) 車輪用軸受装置
WO2002004165A1 (fr) Procede de fabrication de disque pour variateur
JP2010190324A (ja) 軌道部材および軌道部材の製造方法
EP1718887B1 (en) Thermally compensated differential
JPH0741943Y2 (ja) 分割型旋回座軸受の軌道輪
JP2656824B2 (ja) 旋回座軸受の軌道輪およびその製造方法
US7963036B2 (en) Method of manufacturing bearing device for vehicle
JP4534166B2 (ja) 車輪保持体にある車輪軸受モジュール
JP2006181638A (ja) ラジアル玉軸受用軌道輪及びその製造方法
JP2008045719A (ja) 軸受ユニット
GB2207957A (en) Cross roller bearing
JP2013204678A (ja) 複列転がり軸受及びその組立て方法並びに連結機構の製造方法
JPS62292919A (ja) クロスロ−ラ−ベアリング及びその製造法
JP4027047B2 (ja) 分割型転がり軸受装置
JP3621027B2 (ja) バリエータ用ディスクの製造方法
JP4371483B2 (ja) クロスローラベアリングの製造方法
JP2738758B2 (ja) 2分割型軸受の製造方法
US5893801A (en) Segmented cross groove plunging constant velocity joint
JPS62292920A (ja) 旋回ベアリング及びその製造法
JP4178220B2 (ja) フルトロイダル型無段変速機のバリエータ用ディスクの製造方法