JPH0741942U - スイッチ回路 - Google Patents

スイッチ回路

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JPH0741942U
JPH0741942U JP6866893U JP6866893U JPH0741942U JP H0741942 U JPH0741942 U JP H0741942U JP 6866893 U JP6866893 U JP 6866893U JP 6866893 U JP6866893 U JP 6866893U JP H0741942 U JPH0741942 U JP H0741942U
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JP
Japan
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switch
driven
switches
diodes
transistors
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JP6866893U
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秀和 舟橋
範彦 堀
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2つ以上の負荷が同時に駆動されるのを防ぐこ
とが可能で且つ安価なスイッチ回路を提供する。 【構成】スイッチ41が接点α側に切り替えられた場
合、各ノードB,Cはフローティング状態になっている
ため、トランジスタ5がオンしてスイッチ41のコモン
端子CT1 をアースさせる。すると、電磁リレー2の電磁
石Aが通電され、アーマチュア2aが接点β側に切り替
えられて直流電動機31が駆動される。このとき、トラ
ンジスタ5を介してノードAはアースされ、各抵抗9,
10および各ダイオード46,48を介して直流電源+
Bからアース側に電流が引き込まれるため、各トランジ
スタ6、7はオフし、各スイッチ42,43のコモン端
子CT1をフローティング状態にさせる。従って、スイッ
チ42またはスイッチ43が切り替え操作されたとして
も、各電磁リレー3,4の電磁石には通電されず、各直
流電動機32,33は駆動されない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスイッチ回路に係り、詳しくは、車両に備えられた複数の電動機を駆 動するための安価なスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
産業車両においては複数の電動機が備えられている。例えば、バッテリ式フォ ークリフトでは、車両駆動用電動機の他に、フォークの昇降用および傾動用の電 動機が備えられている。また、コンバインにおいては、刈り取り機の駆動用に複 数の電動機が備えられている。さらに、近年、乗用車においても、パワーウイン ドや電動サンルーフなどの電動機を用いる車載機器が複数備えられるようになっ てきた。
【0003】 このような車両において、複数の電動機が同時に駆動されると、車載バッテリ に大きな負荷がかかり、バッテリ上がりが引き起こされる恐れがある。また、複 数の電動機が同時に駆動されることによって生じるバッテリの負荷変動は、電子 化された他の車載機器(例えば、バッテリ車では車両駆動用電動機のチョッパ制 御システム、エンジン車では燃料噴射システム、等)における機能不良の原因と なる恐れもある。さらに、複数の電動機が同時に駆動されると電流量が増大する ためバッテリ用ハーネスを太くしなければならず、その分だけコストが増大する ことにもなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、従来、2つ以上の電動機が同時に駆動されないようにするため、フリ ップフロップなどの電子回路を用いた制御装置が利用されている。しかし、その ような電子回路を用いた制御装置は、複雑な回路となるため高価であるという問 題があった。
【0005】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、2 つ以上の負荷が同時に駆動されるのを防ぐことが可能で且つ安価なスイッチ回路 を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数の外部負荷への電源供給を切り替え制御する各電磁リレーと、 各電磁リレーを切り替え操作するための各スイッチと、ダイオードとプルアップ 用抵抗とトランジスタとから成り、各スイッチの切り替え操作に基づいて各電磁 リレーを切り替え制御し、同時に2つ以上の外部負荷へ電源が供給されないよう にする各論理回路とを備えたことをその要旨とする。
【0007】
【作用】
従って、本考案によれば、同時に2つ以上の外部負荷へ電源が供給されないた め、2つ以上の負荷が同時に駆動されるのを防ぐことができる。また、電磁リレ ー、スイッチ、ダイオード、プルアップ用抵抗、トランジスタなどの一般的で安 価な部品を用いることにより、フリップフロップなどの電子回路を用いた場合に 比べて安価に実施することができる。
【0008】
【実施例】
(第1実施例) 以下、本考案を、車両に備えられた3つの電動機を駆動するためのスイッチ回 路に具体化した第1実施例を、図1に従って説明する。
【0009】 本実施例のスイッチ回路は、1つのユニット1内に組み込まれた各電磁リレー 2〜4と、各NPNトランジスタ5〜7と、各抵抗8〜10と、各スイッチ11 〜13と、各ダイオード14〜25とから構成されている。そのユニット1には 、3つの直流電動機31〜33が接続され、外部ハーネス34を介して車載バッ テリ35から直流電源+Bが供給されている。
【0010】 各直流電動機31〜33は車載機器(例えば、パワーウインド)に用いられる ものである。 各電磁リレー2〜4はヒンジ方式DCタイプの2極形リレーである。各電磁リ レー2〜4の各アーマチュア2a,2b〜4a,4bのコモン端子は各直流電動 機31〜33に接続され、その各出力端子(アーマチュアの各接点)の一端は直 流電源+Bに接続され、各出力端子の他端はアースされている。また、各電磁リ レー2〜4の入力端子(電磁石)の一端は直流電源+Bに接続され、入力端子の 他端は各スイッチ11〜13およびダイオード14〜25のカソード端子に接続 されている。そして、各電磁リレー2〜4は、各スイッチ11〜13の切り替え 操作に対応して各直流電動機31〜33の正逆転駆動を切り替え制御するように なっている。
【0011】 各スイッチ11〜13は中立オフ点を有する2接点1回路形スイッチであり、 その各コモン端子CTは各トランジスタ5〜7のコレクタ端子に接続されている。 ここで、スイッチ11の各接点と電磁リレー2との間のノードをA1,A2、ス イッチ12の各接点と電磁リレー3との間のノードをB1,B2、スイッチ13 の各接点と電磁リレー4との間のノードをC1,C2とする。
【0012】 各トランジスタ5〜7のエミッタ端子はアースされ、各ベース端子は各抵抗8 〜10を介して直流電源+B側にプルアップされている。また、トランジスタ5 のベース端子は各ダイオード14〜17のアノード端子に、トランジスタ6のベ ース端子は各ダイオード18〜21のアノード端子に、トランジスタ7のベース 端子は各ダイオード22〜25のアノード端子に、それぞれ接続されている。各 トランジスタ5〜7は、そのオフ時に各スイッチ11〜13のコモン端子CTをフ ローティング状態にさせ、そのオン時に各スイッチ11〜13のコモン端子CTを アースさせる。
【0013】 各ダイオード14,15のカソード端子は各ノードB1,B2に、各ダイオー ド16,17のカソード端子は各ノードC1,C2に、各ダイオード18,19 のカソード端子は各ノードA1,A2に、各ダイオード20,21のカソード端 子は各ノードC1,C2に、各ダイオード22,23のカソード端子は各ノード A1,A2に、各ダイオード24,25のカソード端子は各ノードB1,B2に 、それぞれ接続されている。そして、各ダイオード14〜25は、そのカソード 端子がスイッチ11〜13およびトランジスタ5〜7を介してアースされると、 トランジスタ5〜7をオフさせるようになっている。
【0014】 次に、このように構成された本実施例の動作について説明する。 例えば、スイッチ11が接点α側に切り替え操作された場合について考えてみ る。
【0015】 このとき、ノードA1以外の各ノードA2,B1,B2,C1,C2には、各 スイッチ11〜13の対応する接点がフローティング状態にあるため、直流電源 +Bが供給される。その結果、各ダイオード14〜17のカソード端子(ノード B1,B2,C1,C2)には直流電源+Bが供給され、トランジスタ5のベー ス端子は、抵抗8を介して直流電源+B側にプルアップされる。従って、トラン ジスタ5はオンし、スイッチ11のコモン端子CTをアースさせる。
【0016】 すると、電磁リレー2の電磁石2cが通電され、アーマチュア2aが接点β側 に切り替えられる。その結果、直流電源+B→接点β→アーマチュア2a→直流 電動機31→アーマチュア2b→アース(バッテリ35のマイナス側)の経路で 電流が流れ、直流電動機31が一定の回転方向に駆動される。
【0017】 このとき、オンしたトランジスタ5を介してノードA1はアースされている。 つまり、各ダイオード18,22のカソード端子はアースされている。そのため 、各抵抗9,10および各ダイオード18,22を介して、直流電源+Bからア ース側に電流が引き込まれる。その結果、各トランジスタ6、7はオフし、各ス イッチ12,13のコモン端子CTをフローティング状態にさせる。
【0018】 従って、スイッチ12またはスイッチ13がいずれかの接点側に切り替え操作 されたとしても、各電磁リレー3,4の電磁石には通電されず、各直流電動機3 2,33を駆動することはできなくなる。
【0019】 このように、本実施例においては、スイッチ11の操作中にスイッチ12また はスイッチ13が操作されたとしても、直流電動機31だけが駆動され、各直流 電動機32,33が駆動されることはない。同様に、各スイッチ11〜13の内 の1つが操作中に他のスイッチが操作されたとしても、最先に駆動されていた直 流電動機31〜33だけが駆動され、他の直流電動機が駆動されることはない。 すなわち、2つ以上の直流電動機31〜33が同時に駆動されるのを防ぐことが できる。
【0020】 従って、本実施例によれば、複数の電動機31〜33が同時に駆動されて車載 バッテリ35に大きな負荷がかかることによるバッテリ上がりを防止することが できる。また、複数の電動機31〜33が同時に駆動されることによって生じる 車載バッテリ35の負荷変動がないため、電子化された他の車載機器(例えば、 エンジンの燃料噴射システム)に機能不良が生じる恐れはない。さらに、一度に 1つの電動機31〜33しか駆動されず、車載バッテリ35から供給される電流 量が少ないことから、外部ハーネス34を細くすることができる。
【0021】 ところで、本実施例で使用されている部品は一般的で安価なものである上に、 回路構成が単純であるため部品点数が少ない。そのため、フリップフロップなど の電子回路を用いた従来の制御装置に比べ、本実施例は極めて安価に製品化する ことができる。
【0022】 (第2実施例) 以下、本考案を、車両に備えられた3つの電動機を駆動するためのスイッチ回 路に具体化した第2実施例を、図2に従って説明する。尚、本実施例において、 図1に示した従来例と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明 を省略する。
【0023】 本実施例のスイッチ回路は、1つのユニット1内に組み込まれた各電磁リレー 2〜4と、各NPNトランジスタ5〜7と、各抵抗8〜10と、各スイッチ41 〜43と、各ダイオード44〜49とから構成されている。
【0024】 各電磁リレー2〜4は、各スイッチ41〜43の切り替え操作に対応して各直 流電動機31〜33の正逆転駆動を切り替え制御するようになっている。 各スイッチ41〜43は中立オフ点を有する2接点2回路形スイッチであり、 その一方のコモン端子CT1 は各トランジスタ5〜7のコレクタ端子に接続され、 他方のコモン端子CT2 はダイオード44〜49のカソード端子に接続されている 。
【0025】 トランジスタ5のベース端子は各ダイオード44,45のアノード端子に、ト ランジスタ6のベース端子は各ダイオード46,47のアノード端子に、トラン ジスタ7のベース端子は各ダイオード48,49のアノード端子に、それぞれ接 続されている。各トランジスタ5〜7は、そのオフ時に各スイッチ41〜43の コモン端子CT1 をフローティング状態にさせ、そのオン時に各スイッチ41〜4 3のコモン端子CT1 をアースさせる。
【0026】 各ダイオード46,48のカソード端子はスイッチ41のコモン端子CT2 (ノ ードA)に、各ダイオード44,49のカソード端子はスイッチ42のコモン端 子CT2 (ノードB)に、各ダイオード45,47のカソード端子はスイッチ43 のコモン端子CT2 (ノードC)に、それぞれ接続されている。そして、各ダイオ ード44〜49は、そのカソード端子がスイッチ41〜43およびトランジスタ 5〜7を介してアースされると、トランジスタ5〜7をオフさせるようになって いる。
【0027】 次に、このように構成された本実施例の動作について説明する。 例えば、スイッチ41が接点α側に切り替え操作された場合について考えてみ る。
【0028】 このとき、各ノードB,Cはフローティング状態になっている。そのため、各 ダイオード44,45のカソード端子もフローティング状態になり、トランジス タ5のベース端子は、抵抗8を介して直流電源+B側にプルアップされる。従っ て、トランジスタ5はオンし、スイッチ41のコモン端子CT1 をアースさせる。
【0029】 すると、電磁リレー2の電磁石Aが通電され、アーマチュア2aが接点β側に 切り替えられる。その結果、直流電源+B→接点β→アーマチュア2a→直流電 動機31→アーマチュア2b→アース(バッテリ35のマイナス側)の経路で電 流が流れ、直流電動機31が一定の回転方向に駆動される。
【0030】 このとき、オンしたトランジスタ5および各コモン端子CT1,CT2 を介してノー ドAはアースされている。つまり、各ダイオード46,48のカソード端子はア ースされている。そのため、各抵抗9,10および各ダイオード46,48を介 して、直流電源+Bからアース側に電流が引き込まれる。その結果、各トランジ スタ6、7はオフし、各スイッチ42,43のコモン端子CT1 をフローティング 状態にさせる。
【0031】 従って、スイッチ42またはスイッチ43がいずれかの接点側に切り替え操作 されたとしても、各電磁リレー3,4の電磁石には通電されず、各直流電動機3 2,33を駆動することはできなくなる。
【0032】 このように、本実施例においては、スイッチ41の操作中にスイッチ42また はスイッチ43が操作されたとしても、直流電動機31だけが駆動され、各直流 電動機32,33が駆動されることはない。同様に、各スイッチ41〜43の内 の1つが操作中に他のスイッチが操作されたとしても、最先に駆動されていた直 流電動機31〜33だけが駆動され、他の直流電動機が駆動されることはない。 すなわち、2つ以上の直流電動機31〜33が同時に駆動されるのを防ぐことが できる。
【0033】 従って、本実施例でも、第1実施例と同様の効果を得ることができる。 尚、本考案は上記各実施例に限定されるものではなく、以下のように実施して もよい。
【0034】 1)各直流電動機31〜33の数を2つまたは4つ以上にして実施する。 2)各電磁リレー2〜4を、ヒンジ方式DCタイプの1極形リレーを2個組み 合わせることによって構成する。
【0035】 3)各直流電動機31〜33を他の適宜な負荷(例えば、ヒータやエアコンな どの消費電力が大きな車載装置)に置き代える。 4)車載バッテリ35を、整流回路を備え商用電源から直流を生成する直流電 源に置き代える。つまり、本考案は、車両に備えられた電動機を駆動するだけで なく、屋内外に設置された電動機などの負荷を駆動する用途に利用することがで きる。
【0036】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、2つ以上の負荷が同時に駆動されるのを 防ぐことが可能で且つ安価なスイッチ回路を提供することができるという優れた 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した第1実施例の回路図であ
る。
【図2】本考案を具体化した第2実施例の回路図であ
る。
【符号の説明】
2〜4…電磁リレー、5〜7…トランジスタ、8〜10
…プルアップ用抵抗、31〜33…外部負荷としての直
流電動機、11〜13,41〜43…スイッチ、14〜
25,44〜49…ダイオード、+B…電源としての車
載バッテリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外部負荷(31〜33)への電源
    (+B)の供給を切り替え制御する各電磁リレー(2〜
    4)と、 各電磁リレー(2〜4)を切り替え操作するための各ス
    イッチ(11〜13,41〜43)と、 ダイオード(14〜25,44〜49)とプルアップ用
    抵抗(8〜10)とトランジスタ(5〜7)とから成
    り、各スイッチ(11〜13,41〜43)の切り替え
    操作に基づいて各電磁リレー(2〜4)を切り替え制御
    し、同時に2つ以上の外部負荷へ電源(+B)が供給さ
    れないようにする各論理回路とを備えたことを特徴とす
    るスイッチ回路。
JP6866893U 1993-12-22 1993-12-22 スイッチ回路 Pending JPH0741942U (ja)

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JP6866893U JPH0741942U (ja) 1993-12-22 1993-12-22 スイッチ回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11144545A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 Satori Electric Co Ltd 電動工具用トリガースイッチ回路
JP2011113777A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Alps Electric Co Ltd スイッチ装置

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JPH11144545A (ja) * 1997-11-07 1999-05-28 Satori Electric Co Ltd 電動工具用トリガースイッチ回路
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