JPH0741924A - 溶融金属めっき鋼帯の振動防止装置 - Google Patents
溶融金属めっき鋼帯の振動防止装置Info
- Publication number
- JPH0741924A JPH0741924A JP18537393A JP18537393A JPH0741924A JP H0741924 A JPH0741924 A JP H0741924A JP 18537393 A JP18537393 A JP 18537393A JP 18537393 A JP18537393 A JP 18537393A JP H0741924 A JPH0741924 A JP H0741924A
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- JP
- Japan
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- gas
- nozzles
- strip
- steel strip
- control
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼帯の振動を抑制してめっき付着量を制御す
る。 【構成】 めっき付着量制御用ガス吹付けノズル上方の
少なくとも２箇所に、該制御用ガスの遮断用ガス吹付け
ノズルをめっき鋼帯に指向設置するとともに、上記遮断
用ガス吹付けノズル間にガス遮蔽板を配置する。
る。 【構成】 めっき付着量制御用ガス吹付けノズル上方の
少なくとも２箇所に、該制御用ガスの遮断用ガス吹付け
ノズルをめっき鋼帯に指向設置するとともに、上記遮断
用ガス吹付けノズル間にガス遮蔽板を配置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は溶融金属めっき鋼帯の振
動防止装置に関するものである。
動防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】溶融金属めっきのめっき付着量制御方法
は、一般にガスワイピングにより、所定付着量に制御す
ることが行われている。このようなめっき付着制御にお
いては、めっき鋼帯の振動発生により均一付着量に制御
することが困難となるのである。
は、一般にガスワイピングにより、所定付着量に制御す
ることが行われている。このようなめっき付着制御にお
いては、めっき鋼帯の振動発生により均一付着量に制御
することが困難となるのである。
【０００３】しかしてめっき鋼帯の振動を防止する方法
として、例えば、めっき付着量制御位置の直上に静圧パ
ッドを配置してめっき鋼帯の振動を防止することが開示
（特開昭６２−１８５６６７号公報等）されている。
として、例えば、めっき付着量制御位置の直上に静圧パ
ッドを配置してめっき鋼帯の振動を防止することが開示
（特開昭６２−１８５６６７号公報等）されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような方法によれ
ば、静圧パッドの位置でめっき鋼帯の振動はかなり防止
できるが、めっき付着量制御位置では、確実な振動抑制
が困難であり、めっき付着量を均一に制御することがで
きず、品質を劣化させ、又歩留も低下する等の欠点をと
もなうものである。そこで本発明は、鋼帯の振動を抑制
してめっき付着量を制御することを目的とする。
ば、静圧パッドの位置でめっき鋼帯の振動はかなり防止
できるが、めっき付着量制御位置では、確実な振動抑制
が困難であり、めっき付着量を均一に制御することがで
きず、品質を劣化させ、又歩留も低下する等の欠点をと
もなうものである。そこで本発明は、鋼帯の振動を抑制
してめっき付着量を制御することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、めっき
付着量制御用ガス吹付けノズル上方の少なくとも２箇所
に、該制御用ガスの遮断用ガス吹付けノズルをめっき鋼
帯に指向設置するとともに、上記遮断用ガス吹付けノズ
ル間にガス遮蔽板を配置した溶融金属めっき鋼帯の振動
防止装置である。
付着量制御用ガス吹付けノズル上方の少なくとも２箇所
に、該制御用ガスの遮断用ガス吹付けノズルをめっき鋼
帯に指向設置するとともに、上記遮断用ガス吹付けノズ
ル間にガス遮蔽板を配置した溶融金属めっき鋼帯の振動
防止装置である。
【０００６】
【作用】めっき付着量制御用ガスは、鋼帯の衝突後その
一部が鋼帯に沿って上向きに流れ、上部の少なくとも２
箇所にめっき鋼帯に指向設置したガス遮断用ガス吹付け
ノズルから吹付けられるガス膜にあたり、上向きのガス
流れを遮断させるとともに、目付量制御用ガス吹付けノ
ズル上方の少なくとも２箇所に設置したガス遮断用ガス
吹付けノズル間に配置した、遮蔽板により遮蔽板付近に
高密度のガス滞留部が生じ、静圧が生じることから振動
を著しく抑制するものと認められる。
一部が鋼帯に沿って上向きに流れ、上部の少なくとも２
箇所にめっき鋼帯に指向設置したガス遮断用ガス吹付け
ノズルから吹付けられるガス膜にあたり、上向きのガス
流れを遮断させるとともに、目付量制御用ガス吹付けノ
ズル上方の少なくとも２箇所に設置したガス遮断用ガス
吹付けノズル間に配置した、遮蔽板により遮蔽板付近に
高密度のガス滞留部が生じ、静圧が生じることから振動
を著しく抑制するものと認められる。
【０００７】しかして、このようなガス遮断用ガス吹付
けノズルの設置位置としては最も下位のノズル位置に
て、目付量制御用ガス吹付けノズル上方２５〜２５０mm
で、ガス圧は０．２kg／cm2 以上で高圧ほどめっき鋼帯
の振動抑制効果は向上するが、めっき表面の形状等の点
から１．０kg／cm2 以下が好ましく、ガスとしては、例
えば目付量制御用ガスと同種のガスを用いることがで
き、ガス吹付け角度はほぼ水平でよい。又ノズル先端と
めっき鋼帯の距離としては５〜３５mmで、スリット幅
（ノズル開口幅）は０．３〜０．６mmで充分である。ガ
ス遮断用ガス吹付けノズルの最も下位とすぐ上位の間隔
としては、３０mm以上で距離が長いほどめっき鋼帯の振
動抑制効果は向上するが、効果の収束することから、１
５０mm以下が好ましい。
けノズルの設置位置としては最も下位のノズル位置に
て、目付量制御用ガス吹付けノズル上方２５〜２５０mm
で、ガス圧は０．２kg／cm2 以上で高圧ほどめっき鋼帯
の振動抑制効果は向上するが、めっき表面の形状等の点
から１．０kg／cm2 以下が好ましく、ガスとしては、例
えば目付量制御用ガスと同種のガスを用いることがで
き、ガス吹付け角度はほぼ水平でよい。又ノズル先端と
めっき鋼帯の距離としては５〜３５mmで、スリット幅
（ノズル開口幅）は０．３〜０．６mmで充分である。ガ
ス遮断用ガス吹付けノズルの最も下位とすぐ上位の間隔
としては、３０mm以上で距離が長いほどめっき鋼帯の振
動抑制効果は向上するが、効果の収束することから、１
５０mm以下が好ましい。
【０００８】次に遮蔽板としては、幅５０〜２００mmの
もので平板状、断面湾曲状等の形状を用いることがで
き、好ましくは鋼帯側の表面に耐摩耗層を有するもので
ある。この遮蔽板の設置態様としては、例えば図１のよ
うに上下する一対のガス遮断用ガス吹付けノズル２，２
ａにおいて、上方ノズル３，３ａの下部と下方ノズル
５，５ａ上端間をほぼ覆うごとくめっき鋼帯全幅に遮蔽
板４，４ａのように配置するものである。前記上方ノズ
ル３，３ａ、下方ノズル５，５ａと遮蔽板４，４ａとが
一体となっているのが好ましいが、遮蔽板４，４ａがそ
れぞれ上方、下方間に数mm以内のすき間があっても振動
抑制効果は十分に発揮される。
もので平板状、断面湾曲状等の形状を用いることがで
き、好ましくは鋼帯側の表面に耐摩耗層を有するもので
ある。この遮蔽板の設置態様としては、例えば図１のよ
うに上下する一対のガス遮断用ガス吹付けノズル２，２
ａにおいて、上方ノズル３，３ａの下部と下方ノズル
５，５ａ上端間をほぼ覆うごとくめっき鋼帯全幅に遮蔽
板４，４ａのように配置するものである。前記上方ノズ
ル３，３ａ、下方ノズル５，５ａと遮蔽板４，４ａとが
一体となっているのが好ましいが、遮蔽板４，４ａがそ
れぞれ上方、下方間に数mm以内のすき間があっても振動
抑制効果は十分に発揮される。
【０００９】次にめっき付着量制御の条件としては、一
般に実施されている範囲でよく、制御用ガス圧として
は、０．５〜２．０kg／cm2 、ガスとしては窒素ガス、
空気、蒸気等を用いることができ、ガス吹付け位置とし
ては、めっき浴面上１００〜４００mmの位置で、ダイス
先端とめっき鋼帯の距離は５〜２５mmで、前記遮蔽板の
機能とあいまって確実にめっき鋼帯の振動を抑制し、均
一にめっき付着量を制御することができる。
般に実施されている範囲でよく、制御用ガス圧として
は、０．５〜２．０kg／cm2 、ガスとしては窒素ガス、
空気、蒸気等を用いることができ、ガス吹付け位置とし
ては、めっき浴面上１００〜４００mmの位置で、ダイス
先端とめっき鋼帯の距離は５〜２５mmで、前記遮蔽板の
機能とあいまって確実にめっき鋼帯の振動を抑制し、均
一にめっき付着量を制御することができる。
【００１０】次に溶融金属めっきとしては、通常の亜鉛
めっきの他に、Ａｌ，Ｍｎ，Ｆｅ，Ｍｇ等の金属を含む
亜鉛合金めっきに対しても何らの制限もなく有利に適用
することができる。
めっきの他に、Ａｌ，Ｍｎ，Ｆｅ，Ｍｇ等の金属を含む
亜鉛合金めっきに対しても何らの制限もなく有利に適用
することができる。
【００１１】かくすることにより、繰出側の条件で図２
は遮断ガス圧とめっき鋼帯の振幅との関係、図３は遮断
ガス吹付けノズルとめっき鋼帯の距離とめっき鋼帯振幅
との関係を示すもので、これから明らかなごとく、めっ
き鋼帯の振動を著しく抑制することができる。
は遮断ガス圧とめっき鋼帯の振幅との関係、図３は遮断
ガス吹付けノズルとめっき鋼帯の距離とめっき鋼帯振幅
との関係を示すもので、これから明らかなごとく、めっ
き鋼帯の振動を著しく抑制することができる。
【００１２】
【実施例】次に本発明の実施例を挙げる。図１におい
て、溶融金属めっき槽（図示せず）に導入され、めっき
を施し、めっき浴上部へ引き上げためっき鋼帯の両面に
設けためっき付着量制御用ガス吹付けノズル２，２ａの
上方に該制御用ガス吹付けノズル２，２ａから吹付けた
上昇ガスを遮断する静圧を生じせしめる遮断用ガス吹付
けノズル３，３ａ、５，５ａを設置するとともに、ノズ
ルを３，３ａとノズル５，５ａ間に遮蔽板４，４ａをそ
れぞれ対称に配置する。
て、溶融金属めっき槽（図示せず）に導入され、めっき
を施し、めっき浴上部へ引き上げためっき鋼帯の両面に
設けためっき付着量制御用ガス吹付けノズル２，２ａの
上方に該制御用ガス吹付けノズル２，２ａから吹付けた
上昇ガスを遮断する静圧を生じせしめる遮断用ガス吹付
けノズル３，３ａ、５，５ａを設置するとともに、ノズ
ルを３，３ａとノズル５，５ａ間に遮蔽板４，４ａをそ
れぞれ対称に配置する。
【００１３】下記の表１に制御ノズル及び遮蔽用ガスノ
ズルの位置を、表２に遮蔽板の条件、めっき付着量及び
製品格落率を示すが、本発明の防止装置を適用したもの
が比較例に比し格段に品質歩留が向上していることがわ
かる。
ズルの位置を、表２に遮蔽板の条件、めっき付着量及び
製品格落率を示すが、本発明の防止装置を適用したもの
が比較例に比し格段に品質歩留が向上していることがわ
かる。
【００１４】
【表１】
【００１５】
【表２】 注１：めっき鋼帯は板幅１０００mm、板厚０．６mmで、
通板速度１２０ｍ／分で実施。 注２：めっき浴温は４６０℃の亜鉛めっき浴。 注３：めっき付着制御用ガスは窒素ガス（常温）。 注４：サポートロールは浴中のめっき鋼帯に接触配置し
たロール、タッチロールはノズル上方にめっき鋼帯に接
触配置したロール。 注５：製品格落率は、１００ｔめっき鋼帯を製造し、め
っき鋼帯長手方向のめっき付着バラツキによる格落率。
通板速度１２０ｍ／分で実施。 注２：めっき浴温は４６０℃の亜鉛めっき浴。 注３：めっき付着制御用ガスは窒素ガス（常温）。 注４：サポートロールは浴中のめっき鋼帯に接触配置し
たロール、タッチロールはノズル上方にめっき鋼帯に接
触配置したロール。 注５：製品格落率は、１００ｔめっき鋼帯を製造し、め
っき鋼帯長手方向のめっき付着バラツキによる格落率。
【００１６】
【発明の効果】以上説明した本発明の装置により、めっ
き付着量のバラツキが少なくなり、品質歩留を向上する
とともに品質も向上することができる等の優れた効果が
得られる。
き付着量のバラツキが少なくなり、品質歩留を向上する
とともに品質も向上することができる等の優れた効果が
得られる。
【図１】本発明の一例を示す説明図である。
【図２】ガス遮断用ガス圧とめっき鋼帯振幅量の関係を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図３】遮断用ガス吹付けノズル先端とめっき鋼帯の距
離とめっき鋼帯振幅の関係を示す説明図である。
離とめっき鋼帯振幅の関係を示す説明図である。
１ 鋼帯 ２，２ａ めっき付着量制御用ガス吹付けノズル ３，３ａ 上方遮断用ガス吹付けノズル ４，４ａ 遮蔽板 ５，５ａ 下方遮断用ガス吹付けノズル
Claims (1)
- 【請求項１】 めっき付着量制御用ガス吹付けノズル上
方の少なくとも２箇所に、制御用ガスの遮断用ガス吹付
けノズルをめっき鋼帯に指向設置するとともに、上記遮
断用ガス吹付けノズル間にガス遮蔽板を配置したことを
特徴とする溶融金属めっき鋼帯の振動防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18537393A JPH0741924A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 溶融金属めっき鋼帯の振動防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18537393A JPH0741924A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 溶融金属めっき鋼帯の振動防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741924A true JPH0741924A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16169672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18537393A Withdrawn JPH0741924A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 溶融金属めっき鋼帯の振動防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741924A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002173750A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-21 | Nkk Corp | 連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置および製造方法 |
| KR20030053390A (ko) * | 2001-12-22 | 2003-06-28 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 제철 연속 라인에서의 강판의 비접촉식 진동 억제 장치 |
| JP2006291282A (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-26 | Nippon Steel Corp | ガスワイピング装置 |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP18537393A patent/JPH0741924A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002173750A (ja) * | 2000-12-05 | 2002-06-21 | Nkk Corp | 連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置および製造方法 |
| KR20030053390A (ko) * | 2001-12-22 | 2003-06-28 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 제철 연속 라인에서의 강판의 비접촉식 진동 억제 장치 |
| JP2006291282A (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-26 | Nippon Steel Corp | ガスワイピング装置 |
| JP4580267B2 (ja) * | 2005-04-11 | 2010-11-10 | 新日本製鐵株式会社 | ガスワイピング装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |