JP2002173750A - 連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置および製造方法 - Google Patents
連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置および製造方法Info
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Abstract
浴面上で余剰な溶融金属を払拭するために用いるワイピ
ングガスがめっき浴面を波立たせて発生させるスプラッ
シュや酸化物を、簡易かつ効果的に抑制する装置と方法
を提供する。 【解決手段】 鋼帯1を連続的に浸漬してその表面に溶
融金属を付着するめっき浴槽2と、該めっき浴槽2から
鉛直方向に引上げられた鋼帯表面に気体を吹付けて余剰
な溶融金属を払拭するガスワイピングノズル5を有する
連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置において、該ガスワ
イピングノズル5と該めっき浴槽2の浴面との間に、鋼
帯1との間に静圧を発生するためのスリットを備えるヘ
ッダー室を有するエアパッド6を設ける。
Description
めっき鋼帯を製造する際にワイピングガスが溶融金属め
っき浴面を波立たせることにより発生するスプラッシュ
や浴面でのめっき金属の酸化物を抑制する装置と方法に
関するものである。
方法は、図8に示すように、鋼帯1を溶融金属めっき浴
槽(めっき浴槽)2に連続的に浸漬し、シンクロール3
にて鉛直方向に向きを変え、サポートロール4を通過
後、該めっき浴槽2から引上げ、めっき浴面上に設置し
たガスワイピングノズル5から気体(ワイピングガス)
を吹付けることにより鋼帯1表面に余剰に付着した溶融
金属を払拭して所定の付着量に調整するようになってい
る。
けることにより、ワイピングガスが鋼帯1表面に沿って
めっき浴面方向に流下して、めっき浴面を波立たせ、め
っき浴面からスプラッシュ8や溶融金属の酸化物9を発
生させる。
ル5や鋼帯1表面に付着するとめっき表面外観が悪化す
る。また、発生した酸化物9が鋼帯1表面に付着してめ
っき表面の外観が悪化するのを防ぐために、めっき浴面
から酸化物9を取り除く作業が必要となるばかりでな
く、酸化物9を取り除くことによって有効に利用できる
溶融金属の割合が少なくなり歩留の低下を招く。ライン
速度を増速すると、所定の付着量を確保するためにはワ
イピングガス流速を増速させなければならないことか
ら、スプラッシュ8や酸化物9の発生量が増加し、前記
問題が一層顕著になる。このようにスプラッシュ8や酸
化物9の発生は品質不良や生産性の向上を阻害する要因
となっている。
生を抑制する対策として、以下のような提案がある。酸
化物抑制方法としては、めっき浴面からワイピングノズ
ルの上を囲い、ワイピングガスとして窒素などの非酸化
性ガスを用いる方法(例えば、特開平2−182870
号公報)がある。また、特開平6―346211号公報
には、ワイピングノズルとめっき浴面の間にスリット状
のガス噴射孔を有する噴流ノズル(図8の符号21)を
設けて、ワイピングガスが浴面に吹き付けられるのを遮
る方法が記載されている。
する方法は、囲いが必要であるだけでなく、亜鉛などの
めっきにおいては僅かな酸素が存在していても溶融金属
が酸化するため酸素濃度を低下させるために多大の工夫
と費用が掛ると言った問題点がある。また、スリット状
のガス噴射孔を有する噴流ノズルを設ける方法は、該ノ
ズル21から噴射されるガスの動圧の作用によってワイ
ピングガスを遮るため、該噴流ノズルから噴射されたガ
スがめっき浴面を波立たせることになり、あまり効果が
ない。
溶融金属めっき鋼帯を製造時に、めっき浴面上で余剰な
溶融金属を払拭するために用いるワイピングガスがめっ
き浴面を波立たせて発生させるスプラッシュや酸化物
を、簡易かつ効果的に抑制する装置と方法を提供するこ
とにある。
明の手段は次のとおりである。 (1)鋼帯を連続的に浸漬してその表面に溶融金属を付
着するめっき浴槽と、該めっき浴槽から鉛直方向に引上
げられた鋼帯表面に気体を吹付けて余剰な溶融金属を払
拭するガスワイピングノズルを有する連続溶融金属めっ
き鋼帯の製造装置において、該ガスワイピングノズルと
該めっき浴槽の浴面との間に、鋼帯との間に静圧を発生
するためのスリットを備えるヘッダー室を有するエアパ
ッドを設けたことを特徴とする連続溶融金属めっき鋼帯
の製造装置。 (2) エアパッドの鋼帯に対面する側の上部側と下部
側の各々に離間して一対のスリットが配設され、前記上
部側に配設されたスリットは水平方向より下向きに、ま
た前記下部側に配設されたスリットは水平方向より上向
きに、各々加圧気体を吐出可能に配設されていることを
特徴とする前記(1)に記載の連続溶融金属めっき鋼帯
の製造装置。 (3)エアパッドは、鋼帯に対面する側に、鋼帯に対し
てほぼ平行に配設された部分を備え、該平行に配設され
た部分の下端側に水平方向より上向きに加圧気体を吐出
可能に配設されスリットを備えることを特徴とする前記
(1)に記載の連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置。 (4)スリットの加圧気体吐出方向が、水平面から上向
きに30°〜70°の範囲にあることを特徴とする前記
(3)に記載の連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置。 (5)エアパッドは、鋼帯に対してほぼ平行に配設され
た部分の上端側に、鋼帯走行方向に加圧気体を吐出可能
に配設されたスリットを備えることを特徴とする前記
(3)または(4)に記載の連続溶融金属めっき鋼帯の
製造装置。 (6)エアパッドは、該エアパッドの上部外壁面に沿っ
て鋼板方向に向かって気体を吐出可能に配設されたスリ
ットを備えることを特徴とする前記(2)〜(5)のい
ずれかに記載の連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置。 (7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の連続溶融
金属めっき鋼帯製造装置を用いてめっき鋼帯を製造する
にあたり、エアパッドと鋼帯との距離を10〜100m
mの範囲かつガスワイピングノズルと鋼帯との距離より
も大きくし、またエアパッドのヘッダー室圧力を1〜2
0kPaとするとともに、該ガスワイピングノズルと該
鋼帯との距離に応じて該エアパッド圧力を調整すること
を特徴とする連続溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
する。図8に示した従来の装置では、ガスワイピングノ
ズル5からワイピングガスを鋼帯1に吹付けることによ
り、ワイピングガスが鋼帯1表面に沿ってめっき浴面方
向に流下して、めっき浴面を波立たせ、めっき浴面から
スプラッシュ8や溶融金属の酸化物9を発生させるとい
う問題がある。
化物9を抑制するには、ワイピングガスがめっき浴面を
乱して波立ちを起すことを抑制する必要があり、そのた
めにはワイピングガスがめっき浴面に到達する時の流速
を遅くすることが有効と言える。
に、鋼帯1との間に静圧を発生させるためのスリットを
備えるヘッダー室を有するエアパッドを設置し、このエ
アパッドと鋼帯との間に圧力が高い領域(静圧領域)を
形成することにより、ワイピングガスの流下する速度を
減速させることが可能となる。
溶融金属めっき鋼帯の製造設備の要部を示す図である。
図1の装置では、図8の装置に対して、めっき浴面とガ
スワイピングノズル5の間に配設された噴流ノズル21
に代えて、エアパッド6が配設されている。
パッド6の構造例を示す概略断面図である。図2(a)
では、エアパッド6は中空構造のヘッダー室11を備
え、該ヘッダー室11の鋼帯1に対面する側の上下各端
部側にスリット12、13が配設されている。スリット
12からの気体吐出方向は水平面より上向きになり、ス
リット13からの気体吐出方向は水平面より下向きにな
るように配設されている。スリット12と13の間の部
分は鋼帯とほぼ平行に配設されている。
アから加圧気体が送気され、加圧気体はスリット12、
13から吐出される。図2(a)中、Aはワイピングガ
スの流れ、B、Cはそれぞれスリット12、13から吐
出された気体の流れを示す。スリット12と13から吐
出される加圧気体の作用によって、スリット12、13
間のエアパッド6と鋼帯1の間に圧力の高い領域(静圧
領域)が形成される。ワイピングガスはスリット13か
ら吐出された気体と衝突し、エアパッド6の上方を鋼帯
1から離れる方向に流れる。本エアパッドでは、スリッ
ト12、13から吐出される気体の圧力が低圧であって
も、ワイピングガスの流下する速度を減速させ、めっき
浴面を乱すことを防止できる。スリット12から吐出さ
れた気体は下方に流れるが、吐出圧を低くできるため、
めっき浴面を乱すことがなくなり、めっき浴面で発生す
るスプラッシュや酸化物を抑制できる。
造のヘッダー室11aを備え、該ヘッダー室11aの鋼
帯1に対面する側の上下各端部側が、中央部分17に対
して突起状に形成されており、上下各端部側の突起状部
分15、16の頂部、中央部分17は、いずれも鋼帯1
に対してほぼ平行に配設されている。突起状部分15、
16の中央部分17側の基部に、ヘッダー室11a内の
気体を吐出するスリット12a、13aが配設されてい
る。
ロアから加圧気体が送気され、加圧気体はスリット12
a、13aから吐出される。図2(b)中、Aはワイピ
ングガスの流れ、B、Cはそれぞれスリット12a、1
3aから吐出された気体の流れを示す。スリット12a
と13aから吐出される加圧気体の作用によって、上下
端側の突起部15、16に対して凹状に形成された中央
部分17と鋼帯1との間に圧力の高い領域(静圧領域)
が形成される。図2(a)のエアパッドの場合と同様、
本エアパッドでも、ワイピングガスはスリット13aか
ら吐出された気体と衝突し、エアパッド6aの上方を鋼
帯1から離れる方向に流れる。スリット12a、13a
から吐出される気体の圧力が低圧であっても、ワイピン
グガスの流下する速度を減速させ、浴面を乱すことを防
止できる。またスリット12aから吐出された気体は下
方に流れるが、気体の吐出圧を低くできるため、めっき
浴面を乱すことがなくなり、めっき浴面で発生するスプ
ラッシュや酸化物を抑制できる。
エアパッドを配設して鋼帯に溶融金属めっきをすると、
ワイピングガスにより余剰に付着した溶融金属を払拭す
る際に微小な液滴(スプラッシュ)が発生する。このス
プラッシュがワイピングガスに運ばれてエアパッド上部
外面に付着、堆積すると、エアパッドを長期間にわたっ
て安定使用しにくくなる。前記スプラッシュがエアパッ
ド上部外面に付着、堆積することを軽減する観点から、
エアパッド上部を平坦な形状とし、該平坦な部分は水平
にしてもよいが、鋼帯1から離れると斜め下方に傾斜す
るようにすることがより好ましい。
せ、かつエアパッドからの吐出ガスによりめっき浴面が
乱されることを防ぐためには、エアパッドのヘッダー室
に作用させる圧力(以下、ヘッダー室圧力)範囲を限定
することが好ましい。本発明者の種々の実験によれば、
鋼帯とエアパッドの距離を100mm程度に設置した場
合には、ヘッダー室圧力の上限は20kPa程度が望ま
しい。この圧力を越えると、エアパッドからの吐出ガス
によりめっき浴面が乱されることになり望ましくない。
また、例えエアパッドを鋼帯に近接させて設置した場合
であっても、ヘッダー室圧力があまりにも小さいとワイ
ピングガスがめっき浴面を乱すことを防ぐ作用がなくな
る。ワイピングガスがめっき浴面を乱すことを防止する
には、ヘッダー室圧力は1kPa以上が望ましい。
ヘッダー室圧力を低くできるため好ましいが、エアパッ
ドを鋼帯に近づけてすぎると鋼帯と接触する可能性があ
る。また、エアパッドをワイピングノズルよりも鋼帯に
近づけて設置すると鋼帯と接触する可能性が大きくなる
ため、エアパッドと鋼帯との距離は、ワイピングノズル
と鋼帯との距離よりも大きくすることが望ましい。一
方、エアパッドと鋼帯との距離を大きくした場合には、
エアパッドのヘッダー室圧力を高くする必要があり、初
期のブロア等の設備設置費用や運転時の費用を考慮する
とあまり高圧で操業することは好ましくない。通常のワ
イピングノズルと鋼帯との設定距離を考慮すると、エア
パッドと鋼帯との距離は、エアパッドの設置位置は鋼帯
から10mm以上100mm以下の距離且つガスワイピ
ングノズルと鋼帯との距離よりも大きくすることが望ま
しい。
点からは、エアパッド圧力およびエアパッドと鋼帯との
距離を前記範囲とし、さらに前記範囲内でエアパッドと
鋼帯との距離に応じてエアパッド圧力を調整することが
より好ましい。めっき浴面の波立ちを防止するのに好適
なエアパッドと鋼帯との距離とエアパッド圧力の関係
は、エアパッド構造によっても幾分異なるので、使用す
るエアパッドについて予め両者の前記関係を求めてお
き、ワイピングノズルの設定状況(鋼帯との距離)に応
じてエアパッドと鋼帯との距離を設定し、次に前記で求
めた関係に基づいて、エアパッドと鋼帯との距離に応じ
てエアパッド圧力を調整するのがよい。前記範囲はテー
ブルで設定してもよいし、関数式で上下限を設定しても
よい。例えば、(2)の発明の実施例に係るエアパッド
(実施例1のタイプ1のエアパッド)の場合、後記する
ように、好適範囲は図7中の(1)と(2)で挟まれる
領域であり、好適範囲の上下限は実験から求めることが
できる。
溶融金属めっき装置の要部を示す図である。図3の装置
では、図1に示した装置のエアパッド6に代えて、エア
パッド7が配設されている。
パッド7の構造例を示す概略断面図である。エアパッド
7は中空構造のヘッダー室11bを備え、該ヘッダー室
11bの鋼帯1に対面する側に、鋼帯1にほぼ平行に配
設された部分17bを備え、該平行に配設された部分1
7bの下端側にスリット12bが配設されている。スリ
ット12bからの気体の吐出方向は水平面より上向き
(角度θ)になるように配設されている。
ロアから加圧気体が送気され、加圧気体はスリット12
bから吐出される。図4中、Aはワイピングガスの流
れ、Bはスリット12bから吐出された気体の流れを示
す。鋼帯1に沿って下降してきたワイピングガスとスリ
ット12bから吐出された気体の衝突により、鋼帯1に
ほぼ平行に配設された部分17bと鋼帯1の間に圧力の
高い領域(静圧領域)が形成される。ワイピングガスは
スリット12bから吐出された気体と衝突後方向を変え
られ、エアパッド7の上方で鋼帯から離れるような流れ
となる。スリット12bから吐出された気体は衝突後下
降流になるが、吐出圧力が高圧でないのでめっき浴面を
波立たせるような流れは発生せず、スプラッシュや酸化
物の発生を抑制できる。
グガスが鋼帯1に衝突する位置近傍での圧力分布により
ほとんどが決まるため、ワイピングガスの下降流がスリ
ット12bから吐出された気体と衝突しても付着量調整
には影響しない。
面から上向きに30°〜70°程度の範囲が好ましい。
30°より小さいとスリット12bから吐出したガスが
下降して、めっき浴面を波立たせる可能性が増加して望
ましくない。一方、70°より大きいと、下降するワイ
ピングガスと効率良く衝突させるためには、エアパッド
7を鋼帯1に近接させて設置する必要があり、鋼帯1と
の接触が懸念されるため望ましくない。
属をめっきする際に、エアパッド7のヘッダー室11b
に作用させるヘッダー室圧力及びエアパッド7と鋼帯1
との距離については、図2で説明したエアパッド6また
は6aの場合と同様である。
と同様、ワイピングガスで溶融金属を払拭する際に発生
するスプラッシュがエアパッド7の上部に付着、堆積を
防止することを防止する観点から、エアパッド上部14
bを平坦な形状とし、前記平坦な部分は水平にしてもよ
いが、鋼帯1から離れると斜め下方に傾斜するようにす
ることがより好ましい。
おいて、ワイピングガスによる溶融金属の払拭の際に発
生するスプラッシュが該エアパッド上部に付着、堆積す
ることを効果的に防止するには、エアパッド上部外面に
沿って鋼帯方向に向かって加圧気体を吐出可能なスリッ
トを配設することが有効である。これによって、エアパ
ッドをより長期間安定して使用できるようになる。
構造例を図5に示す。図5(a)は、前記図2(a)の
エアパッド6の上部14の外面に沿って、鋼帯1の方向
に向かう流れを形成させるスリット18を付設した例で
ある。図中、Aはワイピングガスの流れ、B、Cはそれ
ぞれスリット12a、13aから吐出された気体の流
れ、Dはスリット18から吐出される加圧気体の流れの
方向を示す。ワイピングガスはスリット18から吐出さ
れた流れと衝突後、エアパッド6bの上方を鋼帯1から
離れる方向に流れる。ワイピングガスによってエアパッ
ド6bの上方近傍に運ばれてきたスプラッシュは、スリ
ット18から吐出される加圧気体の流れが存在すること
によって、スリット18から吐出された気体とワイピン
グガスによって鋼帯から離れる方向に運ばれ、エアパッ
ドの上部外面上に付着、堆積することが防止される。
7の上部外壁面14bに沿って鋼帯1の方向に向かう流
れを形成するスリット18aを付設した例である。図
中、Aはワイピングガスの流れ、Bはスリット12bか
ら吐出された気体の流れ、Dはスリット18aから吐出
される気体の流れの方向を示す。本エアパッドの場合も
前記図5(a)で説明したのと同様の作用によって、ス
プラッシュがエアパッド7aの上部14b外面に付着、
堆積することを防止できる。
構造のエアパッドの場合、エアパッド上部の鋼帯側端部
に、鋼帯走行方向とほぼ平行な方向に加圧気体を吐出可
能なスリットを配設しても、エアパッドの上部外面にス
プラッシュが付着、堆積するのを防止する効果がある。
て、平坦で水平に配設されたエアパッド上部14bの鋼
帯1側端部に、鋼帯走行方向とほぼ平行に気体を吐出可
能に配設されたスリット19が配設されている例であ
る。図6中、Aはワイピングガスの流れ、Bはスリット
12bから吐出された気体の流れ、Eはスリット19か
ら吐出される気体の流れである。ワイピングガスによっ
てエアパッド7bの上方に運ばれてきたスプラッシュ
は、スリット19から吐出される加圧気体が存在するこ
とによって、エアパッド上部へのスプラシュの付着、堆
積を防止する効果をさらに向上できる。
ついては、前記で説明した構造例のものに限定されな
い。
0.7mmのワイピングノズル5をめっき浴面から45
0mm、鋼帯との距離を10mmの位置に設置し、図2
(a)タイプIまたは(b)タイプIIに示す形状のエ
アパッド6をワイピングノズル5とめっき浴面との間
に、エアパッド6の上下スリットの中心とめっき浴面と
の距離が200mmになるように設置した。(a)のエ
アパッドの寸法L1=60mm、L2=40mm、スリ
ット12の吐出方向は上向きに35°、スリット13の
吐出方向は下向きに35°とした。また(b)のエアパ
ッドの寸法L3=50mm、L4=40mmとした。エ
アパッドのスリットギャップdは何れも5mmである。
0kPaに設定して空気を吐出させ、エアパッド6のヘ
ッダー室圧力(空気圧力)と鋼帯1との距離を変えて、
めっき浴面の波立ち状況を観察した。また、比較のため
に、エアパッドに代えてノズルギャップ5mmの噴流ノ
ズル(従来法)を用いた場合についても観察を行った。
流ノズルも設置していない場合)をベースに、現状より
よい場合は○、その抑制改善効果が著しい場合は◎、現
状並(改善効果なし)は△、悪化した場合は×とした。
1のタイプIのエアパッドについて、エアパッド−鋼帯
間距離とヘッダー室圧力に波立ち抑制効果を図7に示
す。
めっき浴面の波立ちは改善できないが、エアパッドを設
置することにより波立ちは改善される。また、エアパッ
ドのヘッダー室圧力およびエアパッドと鋼帯との距離が
本発明の範囲内であればめっき浴面の波立ち改善効果が
認められることを示している。
ッド設置および圧力条件は、ワイピングノズルの状況
(鋼帯との距離、圧力等)やエアパッド構造によっても
異なるので、一義的に明らかにできないが、一例として
示した本実施例の場合には、図7中の(1)と(2)で
挟まれる範囲に調整することが望ましい。ただし、本実
施例では、鋼帯−エアパッド間距離をD(mm)、エア
パッドのヘッダー室圧力をP(kPa)とした場合、
(1)は一次式D=6.3P−32.7、(2)は一次
式D=6.3P+17.3で近似することができる。
くかつ形状も平坦であったため、エアパッド6をガスワ
イピングノズル5よりも鋼帯1に近づけて設置したが、
通常の鋼帯では反り等のために、エアパッド6をガスワ
イピングノズル5よりも鋼帯1に近づけて設置すること
は、鋼帯1と接触する危険が大きいので好ましくない。
以下の実施例2〜4でもエアパッドをガスワイピングノ
ズルよりも鋼帯に近づけて設置した例があるが、これは
上記と同様の理由による。 (実施例2)図3の装置において、スリットギャップ
0.7mmのワイピングノズル5をめっき浴面から45
0mm、鋼帯1との距離10mmの位置に設置し、図4
の形状のエアパッド7をワイピングノズル5とめっき浴
槽との間にエアパッド中心(ヘッダー室11b中心)と
めっき浴面との距離が200mmの位置になるように設
置した。ノズルギャップdは5mmであり、スリット1
2bの空気吐出角度θは水平面から上向きに35°、6
5°のものを使用した。図4中、寸法L5=40mmと
した。
0kPaに設定して空気を吐出させ、エアパッド7のヘ
ッダー室圧力(空気圧力)と鋼帯1との距離を変えて、
めっき浴面の波立ち状況を観察した。また、比較のため
に、前記形状のエアパッドで、空気吐出角度が水平面か
ら上向きに0°、25°、80°のものについても同様
な観察を実施した。観察結果を表2にまとめて示す。
波立ち状態が、エアパッドを設置していない場合と同等
の場合は△、エアパッドの使用により抑制された場合は
○、その抑制改善効果が著しい場合については◎、エア
パッドの使用により状況が悪化した場合は×とした。
角度が本発明で規定した範囲内であれば、めっき浴面の
波立ちは改善される。また、前記角度が80°の場合に
は、ノズルと鋼帯との距離を狭めれば、めっき浴面の波
立ちを抑制する効果がある場合もある。しかし、ワイピ
ングノズルよりも狭めなければならず、鋼帯の形状によ
りこのエアパッドに接触する可能性もあり好ましくな
い。このように本発明によればめっき浴面の波立ち改善
効果があると言える。 (実施例3)図1の装置において、スリットギャップ
0.7mmのワイピングノズル5をめっき浴面から45
0mm、鋼帯1との距離10mmの位置に設置し、図5
(a)に示す形状のエアパッド6bをワイピングノズル
5とめっき浴槽との間にエアパッド6bの上下スリット
中心とめっき浴面との距離が200mmの位置になるよ
うに設置した。エアパッド6bは、実施例1で使用した
タイプIのエアパッドとL1、L2、スリットギャップ
dが同じで、水平面から上向きの空気吐出角度θが60
°のものを使用し、スリット18のスリットギャップd
1は1mmである。
0kPaに設定して空気を吐出させ、エアパッド6bの
ヘッダー室圧力と鋼帯1との距離を変えて、めっき浴面
の波立ち状況を観察した。比較のためにエアパッド上部
外面に沿う流れを止めた場合について実施した。観察結
果の評価は、実施例1と同様に行った。観察結果を表3
に示す。
帯との距離およびヘッダー室圧力を本発明で規定する範
囲とし、さらにエアパッドと鋼帯との距離に応じてヘッ
ダー室圧力を調整することにより浴面の波立ち抑制効果
が認められることが確認できた。
合、浴面状態には変化がなかったが、長時間実施する
と、ワイピングガスで余剰の溶融金属を払拭する際に発
生した微少な液滴が上部外壁面に付着、堆積する現象が
認められ、好ましくないと判断した。 (実施例4)図3の装置において、スリットギャップ
0.7mmのワイピングノズル5をめっき浴面から45
0mm、鋼帯1との距離10mmの位置に設置し、図5
(b)に示す形状のエアパッド7aを、ワイピングノズ
ル5とめっき浴槽との間にエアパッド7aのヘッダー室
11b中心とめっき浴面との距離が200mmの位置に
なるように設置した。
アパッドとL3、L4、スリットギャップdが同じで、
水平面から上向きの空気吐出角度θが35°および60
°のものを使用し、スリット18aのスリットギャップ
d1は1mmである。
との距離を変えて、めっき浴面の波立ち状況を観察し
た。比較のためにエアパッド7aの吐出角度が0°、2
5°、75°のものについても同様な観察を実施した。
観察結果の評価は、実施例2と同様に行った。観察結果
を表4に示す。
のスリットの吐出角度が本発明の範囲内であれば、めっ
き浴面の波立ちは改善される。
帯を製造時に、めっき浴面上で余剰な溶融金属を払拭す
るために用いるワイピングガスがめっき浴面を波立たせ
て発生するスプラッシュや酸化物を抑制することができ
るため、めっき鋼帯の外観品質を悪化させることなく、
めっき金属の歩留も向上させることが可能となり、生産
性向上を実現できる。
鋼帯の製造設備の要部を示す図。
す概略断面図。
鋼帯の製造設備の要部を示す図。
す概略断面図。
発生させるスリットを備えるエアパッドの構造例、
(b)噴流ノズルの上部外壁面に沿う流れを発生させる
スリットを備える噴流ノズルの構造例を示す概略断面
図。
製造設備に配設するエアパッドの別の構造例を示す概略
断面図。
エアパッドについて、エアパッド−鋼帯間距離とヘッダ
ー室圧力と波立ち抑制効果との関係を示す図。
す図。
Claims (7)
- 【請求項1】 鋼帯を連続的に浸漬してその表面に溶融
金属を付着するめっき浴槽と、該めっき浴槽から鉛直方
向に引上げられた鋼帯表面に気体を吹付けて余剰な溶融
金属を払拭するガスワイピングノズルを有する連続溶融
金属めっき鋼帯の製造装置において、該ガスワイピング
ノズルと該めっき浴槽の浴面との間に、鋼帯との間に静
圧を発生するためのスリットを備えるヘッダー室を有す
るエアパッドを設けたことを特徴とする連続溶融金属め
っき鋼帯の製造装置。 - 【請求項2】 エアパッドの鋼帯に対面する側の上部側
と下部側の各々に離間して一対のスリットが配設され、
前記上部側に配設されたスリットは水平方向より下向き
に、また前記下部側に配設されたスリットは水平方向よ
り上向きに、各々加圧気体を吐出可能に配設されている
ことを特徴とする請求項1に記載の連続溶融金属めっき
鋼帯の製造装置。 - 【請求項3】 エアパッドは、鋼帯に対面する側に、鋼
帯に対してほぼ平行に配設された部分を備え、該平行に
配設された部分の下端側に水平方向より上向きに加圧気
体を吐出可能に配設されスリットを備えることを特徴と
する請求項1に記載の連続溶融金属めっき鋼帯の製造装
置。 - 【請求項4】 スリットの加圧気体吐出方向が、水平面
から上向きに30°〜70°の範囲にあることを特徴と
する請求項3に記載の連続溶融金属めっき鋼帯の製造装
置。 - 【請求項5】 エアパッドは、鋼帯に対してほぼ平行に
配設された部分の上端側に、鋼帯走行方向に加圧気体を
吐出可能に配設されたスリットを備えることを特徴とす
る請求項3または4に記載の連続溶融金属めっき鋼帯の
製造装置。 - 【請求項6】 エアパッドは、該エアパッドの上部外壁
面に沿って鋼板方向に向かって気体を吐出可能に配設さ
れたスリットを備えることを特徴とする請求項2〜5の
いずれかに記載の連続溶融金属めっき鋼帯の製造装置。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の連続溶
融金属めっき鋼帯製造装置を用いてめっき鋼帯を製造す
るにあたり、エアパッドと鋼帯との距離を10〜100
mmの範囲かつガスワイピングノズルと鋼帯との距離よ
りも大きくし、またエアパッドのヘッダー室圧力を1〜
20kPaとするとともに、該ガスワイピングノズルと
該鋼帯との距離に応じて該エアパッド圧力を調整するこ
とを特徴とする連続溶融金属めっき鋼帯の製造方法。
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