JPH0741906Y2 - ベーンポンプ - Google Patents

ベーンポンプ

Info

Publication number
JPH0741906Y2
JPH0741906Y2 JP2381989U JP2381989U JPH0741906Y2 JP H0741906 Y2 JPH0741906 Y2 JP H0741906Y2 JP 2381989 U JP2381989 U JP 2381989U JP 2381989 U JP2381989 U JP 2381989U JP H0741906 Y2 JPH0741906 Y2 JP H0741906Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
side plate
rotary shaft
cam ring
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2381989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02115986U (ja
Inventor
光則 成瀬
彰信 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP2381989U priority Critical patent/JPH0741906Y2/ja
Publication of JPH02115986U publication Critical patent/JPH02115986U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0741906Y2 publication Critical patent/JPH0741906Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ベーンポンプに関する。
〔従来の技術〕
従来の技術によるメタルブッシュタイプのベーンポンプ
においては、第2図に示すように回転軸21の軸線方向の
位置決めは、カムリング22に当接する軸端部周面に取付
られたスナップリング23による一方向の拘束及び軸端面
に微小空隙を介してのサイドプレート24の内側面による
他方向の拘束によって行われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
メタルスリーブタイプのベーンポンプにおけるサイドプ
レート24は、その外側面とケーシング25の内側面との間
に介在する皿ばね26によりカムリング22の側面に押圧さ
れており、ケーシング25の内側面の方向には完全に拘束
されているわけではない。そこで、回転軸21がサイドプ
レート24側に押圧変位されようとすると、軸端面がサイ
ドプレート24の内側面に当接し、サイドプレート24が皿
ばね26のばね力に抗して変位する。すると、カムリング
22の側面とサイドプレート24の内側面との間に隙間が生
じ、ポンプ圧力の低下が誘発される。
〔課題を解決するための手段〕
この考案のベーンポンプは、一方の側壁部の内側面に突
起部が形成されたケーシング、該ケーシングの他方の側
壁部に回転自在に支承され、外側端部がケーシングから
突出し、内側端部の端面がケーシング内において突起部
に対向している回転軸、前記突起部に嵌合して重ねて取
り付けられている側板及びばね、前記ケーシングの他方
の側壁部の内側面と前記側板との間に挾まれてケーシン
グ内に取り付けられ、前記ばねのばね力をもって、該側
板を介してケーシングの他方の側壁部の内側面に押圧さ
れているカムリング、並びに該カムリングの空洞部内に
内包され、且つ前記回転軸の内側端部に取り付けられて
いるロータから構成されている。
〔作用〕
図示しない駆動源により回転軸が回転駆動され、ロータ
も共々回転する。かくして、ロータとカムリングとの共
同作動によりポンプ作動が行われる。
上記のポンプ作動中に、回転軸が軸線方向に推力を受け
ても、回転軸の内側端部の端面が突起部に当接して拘束
され、回転軸は、変位せず、しかも、突起部に中心孔が
嵌合して取付けられている側板には何等の影響も与えな
い。
〔実施例〕
この考案の実施例を図面に従って説明する。
ベーンポンプのケーシングは、フロントケーシング1と
リアケーシング2とがパッキング3を挾んでボルト4で
一体的に締付けられて構成されている。フロントケーシ
ング1には、軸受スリーブ5を介して回転軸6が回転自
在に支承され、フロントケーシング1の外側部におい
て、オイルシール7が回転軸6の外周を密封するように
取り付けられている。フロントケーシング1から突出し
た回転軸6の外端部には、プーリ8が取付けられてお
り、回転軸6の内端部は小径部6aとなり、内側に空洞部
が形成されているリアケーシング2内に達している。リ
アケーシング2の内側面には、回転軸6の小径部6aの端
面6bに微小間隙をあけて対向する突起部12が形成されて
おり、突起部12には夫々の中心孔が嵌合して側板13と皿
ばね14とが重ねて取り付けられている。リアケーシング
2の空洞部には、ロータ9を内包するカムリング15が側
板13とフロントケーシング1の内側面との間に挾まれて
取り付けられ、カムリング15は、皿ばね14のばね力によ
り側板13を介してフロントケーシング1の内側面に押圧
されている。
そして、回転軸6の小径部6aには、カムリング15の空洞
部内に内包されたロータ9が取り付けられ、ロータ9と
カムリング15との間には、作動室16が形成されている。
フロントケーシング1には、吸込口17が開口され、それ
は、リアケーシング2の空洞部におけるカムリング15の
外側の吸込通路18に連通している。フロントケーシング
1には、更に、軸受スリーブ5と平行にオイルシール7
から通路19が穿設され、通路19は、吸込口17に連通して
いる。
作動室16は、フロントケーシング1に形成された吐出通
路20に連通すると共に、ロータ9において放射状に形成
された各ベーン挿入溝9aの基部に側板13に形成された加
圧通路21を介して連通している。各ベーン挿入溝9aに
は、ベーン10が挿入され、ベーン挿入溝9aの基部に加圧
通路21を介して供給された圧力油は、各ベーン10が押出
す方向に働き、各ベーン10の先端縁は、カムリング15の
内周カム面に圧接されるようになっている。
上記のベーンポンプの作用について説明する。
プーリ8が図示しない原動機によりベルトを介して回転
駆動されると、回転軸6共々ロータ9が回転する。かく
して、吸込口17から油が吸込通路18を通過して作動室16
へ吸込まれ、加圧されて吐出通路20へと吐出される。そ
の際、吐出通路20から加圧通路21を介してロータ10のベ
ーン挿入溝9aの基部に圧力油が送られ、各ベーン10は突
出する方向に押出され、各ベーン10の先端縁は、カムリ
ング15の内周カム面に密接して滑動する。加圧されて作
動室16から吐出された圧力油は、側板13とリアケーシン
グ2との間の空間に導びかれ、その圧力により側板13
は、カムリング15及びロータ9に密接する方向に押し付
けられる。
作動室16から回転軸6の方へ漏洩した油は、軸受スリー
ブ5との隙間を通り、オイルシール7から通路19を介し
て吸込口17へ戻る。
上記のポンプ作動中に、回転軸6が軸線方向に推力を受
けても、プーリ側方向には、スナップリング11によりロ
ータ9を介してフロントケーシング1に拘束され、リア
ケーシング側方向には、小径部6aの端面6bが突起部12に
当接して拘束され、回転軸6は、変位せず、しかも、突
起部12に中心孔が嵌合して取付けられている側板13には
何等の影響も与えない。
〔考案の効果〕
この考案によれば、ベーンポンプの作動中に、回転軸が
軸線方向に推力を受けても、側板方向には、回転軸の端
面がケーシング内面の突起部に当接して拘束され、回転
軸に係合されない側板は突起部に中心孔が嵌合して取付
けられている側板には何等の影響も与えない。従って、
従来の技術のベーンポンプのように回転軸の変位により
側板が変位してカムリング端面との間に隙間が生じるよ
うなことがなく、ポンプ圧力漏れが生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例におけるベーンポンプの断
面図、 第2図は、従来の技術によるベーンポンプの断面図であ
る。 1:フロントケーシング、2:リアケーシング 3:パッキング、4:ボルト、5:軸受スリーブ 6:回転軸、6a:小径部、6b:端面 7:オイルシール、8:プーリ、9:ロータ 9a:ベーン挿入溝、10:ベーン 11:スナップリング、12:突起部、13:側板 14:皿ばね、15:カムリング、16:作動室、17:吸込口 18:吸込通路、19:通路、20:吐出通路、21:加圧通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の側壁部の内側面に突起部が形成され
    たケーシング、該ケーシングの他方の側壁部に回転自在
    に支承され、外側端部がケーシングから突出し、内側端
    部の端面がケーシング内において突起部に対向している
    回転軸、前記突起部に嵌合して重ねて取り付けられてい
    る側板及びばね、前記ケーシングの他方の側壁部の内側
    面と前記側板との間に挾まれてケーシング内に取り付け
    られ、ばねのばね力をもって、該側板を介してケーシン
    グの他方の側壁部の内側面に押圧されているカムリン
    グ、並びに該カムリングの空洞部内に内包され、且つ前
    記回転軸の内側端部に取り付けられているロータから構
    成されているベーンポンプ。
JP2381989U 1989-03-03 1989-03-03 ベーンポンプ Expired - Fee Related JPH0741906Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2381989U JPH0741906Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 ベーンポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2381989U JPH0741906Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 ベーンポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02115986U JPH02115986U (ja) 1990-09-17
JPH0741906Y2 true JPH0741906Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31243132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2381989U Expired - Fee Related JPH0741906Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 ベーンポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741906Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4685700B2 (ja) * 2006-05-09 2011-05-18 ヤンマー株式会社 トロコイドポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02115986U (ja) 1990-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6126638Y2 (ja)
JPH0741906Y2 (ja) ベーンポンプ
JP2003065247A (ja) ベーンポンプ
JPH0361032B2 (ja)
JPH0435634B2 (ja)
US4514155A (en) Rotary vane pump with packing means for the housing components
US5876194A (en) Fixed-displacement vane-type hydraulic machine
WO2020203025A1 (ja) カートリッジ式ベーンポンプ、及びポンプ装置
JPH0245686A (ja) 横型開放圧縮機
JPH0552438B2 (ja)
JP2749128B2 (ja) ベーンポンプ
JP2552462Y2 (ja) ラジアルプランジャ型ポンプ
JP2549318B2 (ja) ベーン型エヤーポンプ
JP2918674B2 (ja) 液圧回転機械
JPH02185687A (ja) エヤーポンプ
JPH0315601A (ja) スクロール流体機械
JPH0526316Y2 (ja)
JPH0511219B2 (ja)
JPS6214392Y2 (ja)
JPS6136794Y2 (ja)
JPS6146231Y2 (ja)
JPH10103267A (ja) バキュームポンプ
JPH09324767A (ja) ポンプ
JP2023150122A (ja) 斜板式アキシャルピストンポンプ・モータ
JPH0552262U (ja) ラジアルプランジャポンプ・モータ機構

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees