JPH0741836Y2 - ベネシャンブラインドの急落下防止装置 - Google Patents

ベネシャンブラインドの急落下防止装置

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JPH0741836Y2
JPH0741836Y2 JP11589689U JP11589689U JPH0741836Y2 JP H0741836 Y2 JPH0741836 Y2 JP H0741836Y2 JP 11589689 U JP11589689 U JP 11589689U JP 11589689 U JP11589689 U JP 11589689U JP H0741836 Y2 JPH0741836 Y2 JP H0741836Y2
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JP
Japan
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grip
hollow
cord lock
cord
head box
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JP11589689U
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JPH0355498U (ja
Inventor
潤一 山井
Original Assignee
トーソー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はブラインドの昇降とスラットの回動の操作を一
本の中空操作棒によって行うベネシャンブラインドの操
作機構の改良に関するものである。
[従来の技術] 一本のヘッドボックスから垂下する中空操作棒によって
ブラインドの昇降とスラットの回動を操作するベネシャ
ンブラインドは、ボトムレールを吊り上げる昇降コード
がヘッドボックスから中空操作棒を貫通してその下端の
グリップから外部へ引出される。グリップは中空操作棒
に軸方向摺動自在に取付けられ、中空操作棒とグリップ
の間に介在するばねがグリップを軸方向に押上げる。グ
リップが押上げられるとグリップに取付けた栓状のコー
ドロックが中空操作棒の下端部に嵌入しそこを通る昇降
コードをロックする。グリップをばねに抗して押下げる
と、コードロックが操作棒の下端部から抜けて昇降コー
ドが自由になり、ボトムレールが自重落下して昇降コー
ドは中空操作棒へ引き込まれる。このとき、コードロッ
クと中空操作棒の下端内周面の間のクリアランスが大き
くなりすぎると、昇降コードの摺動に対する摩擦抵抗が
大幅に減少するため、ボトムレールが急落下してショッ
クでブラインドが破損等の事故が生ずる。これを防止す
るため、実開昭58-52297号に開示されるように、グリッ
プと中空操作棒の間のばねを長短二重にして、コードロ
ックが一定の長さ以上抜けるとばねの抵抗が急増してコ
ードロックと中空操作棒下端内周面の間のクリアランス
を規制することが試みられている。
[考案が解決しようとする課題] ボトムレールが自重で下降するとき、昇降コードの摺動
に対する摩擦抵抗はコードロックと中空操作棒下端内周
面の間のクリアランスによって変るが、適当な摩擦抵抗
はブラインドごとに異なる。摩擦抵抗が小さすぎるとボ
トムレールが急落下して事故を生ずるが、摩擦抵抗が大
きすぎるとボトムレールが降下不能になるから、適当な
摩擦抵抗すなわちコードロックと操作棒下端内周面のク
リアランスはブラインドに合わせて調整しなければなら
ない。
従来の長短二重のばねでこのクリアランスを規制する
と、ブラインドによって長短二重のばねの組合せを変え
てクリアランスを調整しなければならないが、多数の長
短二重のばねの組合せを用意することも、組合せを変え
るたびに中空操作棒からグリップを取外して再び取付け
ることも実用上不可能であるという問題があった。
本考案はこの問題を解決するためになされたものであ
り、その目的とするところはボトムレール自重降下時の
昇降コードの摺動抵抗をブラインドごとに簡単に調整す
ることができる装置を提供して、ブラインドの急落下に
よる事故を防止することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案が採用する手段は、ヘ
ッドボックスと、そのヘッドボックスから回転自在に垂
下する中空操作棒と、その中空操作棒の下端部に軸方向
摺動自在に外嵌されたグリップと、そのグリップに中空
操作棒の下端内周部に挿入可能に設けられた栓状コード
ロックと、グリップと中空操作棒の間に設けられてコー
ドロックをその下端内周部に挿入する方向にグリップを
押すばねと、ヘッドボックスから一端が垂下してボトム
レールを吊り他端が中空操作棒を貫通してその下端内周
部とコードロックの間から抜ける複数本の昇降コードか
らなる装置において、グリップをねじ合わせた上部本体
と下部本体から形成し、上部本体と中空操作棒の間に上
記ばねを設け、下部本体に上記コードロックを取付けた
ことにある。
[作用] グリップを放すと、ばねがコードロックを中空操作棒下
端内周部に押込み、その間で昇降コードを挟持するから
ボトムレールは自重で降下することができずに停止す
る。ここで、昇降コードを強く引くと、昇降コードは引
出されボトムレールは上昇する。
グリップをばねに抗して下げると、コードロックが下端
内周部から抜けて両者の間のクリアランスが大きくな
り、昇降コードはボトムレールの自重によって引上げら
れ、ボトムレールが下降する。このとき、昇降コードは
クリアランスに応じた摺動抵抗を受けるが、摺動抵抗を
決定するクリアランスは、グリップの上部本体と下部本
体のねじ込みの程度を変えることによって簡単に調整す
ることができるから、それぞれのブラインドに合わせて
最適のクリアランスに調整し、ボトムレールの急落下を
防止してブラインドを円滑に下降させることができる。
[実施例] 本考案の装置を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように、ベネシャンブラインド
の昇降コード10はその一端がヘッドボックス11から垂下
して各スラット12のコード孔13を貫通し、最下端のボト
ムレール14に至りそこに止着される。ヘッドボックス11
に回転軸15が軸受けされ、その軸受に固定された図外の
ドラムにラダーコード16の上端がスリップ可能に取付け
られる。ラダーコード16は中間において各スラット12を
支持し、下端はボトムレール14に止着される。回転軸15
の回転はベベルギヤ17、18を介してヘッドボックス11に
軸受けされた中空軸19に伝達される。中空軸19の下端部
に中空自在軸継手21を介して中空操作棒20の上端部が接
続される。
中空操作棒20の下端部にはグリップ30が軸方向摺動自在
に外嵌される。
グリップ30は相互のねじ部41、42がねじ合わされた上部
本体31及び下部本体32と、その下部本体の底面に止めリ
ング33を介して回動可能に取付けられたコードロック34
からなる。上部本体31の内周段部35と中空操作棒20の外
周段部36の間にはコイルばね26が取付けられる。
第4図に示すように、コードロック34は栓状の頭部37と
円盤状の底部38からなり、頭部37には6条の溝39が設け
られ、底部38には各溝39と連結する昇降コード孔40が設
けられる。
複数本の昇降コード10の他端はヘッドボックス11に軸受
けされたガイド23から中空軸19に入り、ついで、中空自
在軸継手21を経て中空操作棒20を貫通し、次にコードロ
ック34の溝39に沿って等角的に分かれ昇降コード孔40か
ら外部へ引出される。引出された各昇降コード10はつま
み24において再び合体する。
次に本考案の装置の動作について説明する。
第1図に示すように、ブラインドの停止中、コイルバネ
26がグリップ30を押上げるから、コードロック34は中空
操作棒20下端内周部へ押圧され、昇降コード10もその間
にはさまれるから、ボトムレール14は停止する。ここ
で、昇降コード10を強く引くと、昇降コード10は引出さ
れボトムレール14は上昇する。又、グリップ30を回す
と、中空操作棒20が一体回転し、その回転はベベルギヤ
17、18を介して回転軸に伝えられるから、ラダーコード
16の前後がずれスラット12の傾斜が変化する。
第3図に示すように、グリップ30をコイルばね26に抗し
て押下げると、コードロック34が下端内周部から抜け、
その間のクリアランスが大きくなるので、昇降コード10
はボトムレール14の自重によって引込まれ、ボトムレー
ル14は自重で降下する。このとき、昇降コード10の摺動
に対する摩擦抵抗はクリアランスによって変化する。こ
のクリアランスは上部本体31と下部本体32のねじ込みの
長さによって決定するから、上部本体31と一体のダイヤ
ル43を回してねじ込み量を変えることにより簡単に調整
することができる。ブラインドごとに昇降コード10の摺
動に対して適当な摩擦抵抗が作用するようにクリアラン
スを設定すると、グリップ30を押下げたとき、ボトムレ
ール14の急速な下降を防止することができる。
[考案の効果] 上記のとおり、本考案は従来のブラインドに合わせて中
空操作棒下端内周部と栓状のコードロックの間のクリア
ランスを調整することができなかったものと異なり、グ
リップをねじばめした上部本体と下部本体から形成し、
ブラインドごとにそのねじ込み程度を変えることによっ
て中空操作棒下端内周部と栓状コードロックの間のクリ
アランスを調整してブラインド下降時の昇降コードに対
して最適な摺動抵抗を与えることができるから、ブライ
ンド下降時の急落下による事故を未然に防止することが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の装置のブラインド停止時の
状態を示す要部断面図、 第2図は第1図の装置を備えたベネシャンブラインドの
要部を示す側面図、 第3図は第1図の装置のブラインド下降時の状態を示す
断面図、 第4図はコードロックの斜視図である。 図において、符号10は昇降コード、11はヘッドボック
ス、14はボトムレール、20は中空操作棒、26はばね、30
はグリップ、31は上部本体、32は下部本体、34はコード
ロック、41、42はねじ部をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドボックスと、前記ヘッドボックスか
    ら回転自在に垂下する中空操作棒と、前記中空操作棒の
    下端部に軸方向摺動自在に外嵌されたグリップと、前記
    グリップに前記中空操作棒の下端内周部に挿脱可能に設
    けられた栓状のコードロックと、前記中空操作棒と前記
    グリップの間に設けられて前記コードロックが前記下端
    内周部に挿入する方向に前記グリップを押圧するばね
    と、前記ヘッドボックスから一端が垂下してボトムレー
    ルを吊り他端が前記中空操作棒を貫通してその下端内周
    部と前記コードロックの間から引出される複数の昇降コ
    ードからなる装置であって、前記グリップをねじ合わさ
    された上部本体と下部本体から形成し、前記上部本体と
    前記中空操作棒の間に前記ばねを設け、前記下部本体に
    前記コードロックを取付け、前記上部本体と前記下部本
    体のねじ込み程度によって前記下端内周部と前記コード
    ロックの間のクリアランスを調整可能にしたことを特徴
    とするベネシャンブラインドの急落下防止装置。
JP11589689U 1989-10-03 1989-10-03 ベネシャンブラインドの急落下防止装置 Expired - Lifetime JPH0741836Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11589689U JPH0741836Y2 (ja) 1989-10-03 1989-10-03 ベネシャンブラインドの急落下防止装置

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JP11589689U JPH0741836Y2 (ja) 1989-10-03 1989-10-03 ベネシャンブラインドの急落下防止装置

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Publication Number Publication Date
JPH0355498U JPH0355498U (ja) 1991-05-28
JPH0741836Y2 true JPH0741836Y2 (ja) 1995-09-27

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JP11589689U Expired - Lifetime JPH0741836Y2 (ja) 1989-10-03 1989-10-03 ベネシャンブラインドの急落下防止装置

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JP6092664B2 (ja) * 2013-03-08 2017-03-08 株式会社ニチベイ ブラインド

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JPH0355498U (ja) 1991-05-28

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