JPH0741821A - 取鍋精錬設備 - Google Patents

取鍋精錬設備

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JPH0741821A
JPH0741821A JP15714193A JP15714193A JPH0741821A JP H0741821 A JPH0741821 A JP H0741821A JP 15714193 A JP15714193 A JP 15714193A JP 15714193 A JP15714193 A JP 15714193A JP H0741821 A JPH0741821 A JP H0741821A
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ladle
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degassing
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molten steel
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Yoshimi Komatsu
喜美 小松
Takuji Teraoka
卓治 寺岡
Genji Kanetani
弦治 金谷
Eiji Sakurai
栄司 桜井
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JFE Engineering Corp
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 未処理溶鋼鍋の待ち時間を短縮して、設備稼
働率を向上することができ、保守コストが低い取鍋精錬
設備を提供する。 【構成】 受鋼した鍋を載せた台車が走行する主軌条
と、鍋内の溶鋼を精錬するための処理設備に台車を出入
りさせる複数本の引き込み軌条と、主軌条上の台車と各
引き込み軌条上の台車との間で鍋を吊り替える吊り替え
手段と、を備え、前記複数本の引き込み軌条が前記処理
設備の直下で交差している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱ガス設備や溶鋼加熱
設備などの設備稼働率を向上させる取鍋精錬設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】製鋼工場から鋳造工場までの間には取鍋
精錬設備が設けられ、転炉などの酸素製鋼炉から出鋼さ
れた溶鋼に対して脱ガス、溶鋼加熱、粉体吹き込みなど
の処理を行なうようになっている。各設備間における溶
鋼鍋の搬送は台車を軌条に沿って走行させることによっ
てなされる。軌条には受鋼鍋の搬送台車が走行する主軌
条の他に脱ガス処理設備などに出入りする引き込み軌条
がある。主軌条は転炉ごとに1本が敷設され、引き込み
軌条は脱ガス処理設備ごとに1本が敷設されている。一
般に、引き込み軌条は主軌条に対してほぼ平行に設けら
れている。
【0003】従来の設備においては図3に示すように、
処理済み溶鋼を収容した鍋Aを載せた台車が脱ガス設備
から出ると(工程S1)、引き込み軌条上で台車から鍋
Aをクレーンで吊り出し(工程S2)、これを主軌条上
の台車に載せ、鋳造工程などの次の工程へ搬送する。次
いで、別の主軌条上の台車から未処理溶鋼を収容した鍋
Bを吊り上げ、これを引き込み軌条上の台車に載せる
(工程S3)。そして、引き込み軌条に沿って台車が脱
ガス設備へ入り、未処理溶鋼を脱ガス処理する(工程S
4)。処理済み溶鋼鍋Bは、上述のようにクレーンによ
って引き込み軌条上の台車から主軌条上の台車へもどさ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
設備においては、クレーンによる主軌条上の台車から引
き込み線上の台車への溶鋼鍋の吊り替え時間、およびそ
の逆の引き込み線上の台車から主軌条上の台車への溶鋼
鍋の吊り替え時間が共に長くなるので、未処理溶鋼を収
容した鍋が主軌条の台車上で長時間にわたり待たされ
る。このため、迅速な処理フローが妨げられ、脱ガス設
備の稼働率が低い。
【0005】そこで、脱ガス設備の設備稼働率を向上さ
せるために、2台の台車を同じ引き込み軌条上に走行さ
せるようにして、鍋の吊り替えを省略することが考えら
れる。このような設備では、引き込み軌条を脱ガス設備
の後方まで延長し、一方の台車が処理設備に入っている
ときに他方の台車を脱ガス設備の後方で待機させておく
ことができる。しかしながら、このような設備において
は引き込み軌条がクレーン走行ヤードから外れたところ
まで延長されるために、クレーンを運用できないような
事態が生じる。
【0006】実開昭61−133540号公報には、複
数の取鍋精錬設備に対して中央にターンテーブルを設置
し、ターンテーブルによって鍋の取替えを能率よく行な
う設備が開示されている。しかしながら、このような設
備においてはターンテーブルが故障すると、かえって設
備稼働率が低下するとともに、ターンテーブルの保守点
検のためにコストが増大する。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、未処理溶鋼鍋の待ち時間を短縮し
て、脱ガス設備の設備稼働率を向上することができ、保
守コストが低い取鍋精錬設備を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る取鍋精錬設
備は、受鋼した鍋を載せた台車が走行する主軌条と、鍋
内の溶鋼を精錬するための処理設備に台車を出入りさせ
る複数本の引き込み軌条と、主軌条上の台車と各引き込
み軌条上の台車との間で鍋を吊り替える吊り替え手段
と、を備え、前記複数本の引き込み軌条が前記処理設備
の直下で交差していることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係る取鍋精錬設備においては、一方の
引き込み軌条の台車が精錬処理設備内に入って処理して
いる場合であっても、他方の引き込み軌条の台車に鍋を
クレーンで積み込むので、一方の台車が処理設備から出
た直後に他方の台車を処理設備内に入れることができ
る。
【0010】また、複数本の引き込み軌条を処理設備の
直下で交差させるという簡易な構造を採用しているの
で、故障が少なく、保守点検に要する費用、時間、労力
が少ない。
【0011】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら本発明の実
施例について説明する。図1に示すように、転炉工場2
には複数の転炉3が設けられ、各転炉3から鋳造工場6
まで主軌条4がそれぞれ設けられている。主軌条4は実
質的に互いに平行に敷設され、それぞれの主軌条4ごと
に台車5が走行し得るように設けられている。各台車5
には鍋A,B,C,Zのうちの1つが載せられるように
なっている。
【0012】転炉工場2から鋳造工場6に至るまでの間
にクレーンヤード11,12が設けられている。第1ク
レーンヤード11には1台のクレーン7が設置され、第
2クレーンヤード12には2台のクレーン7が設置され
ている。
【0013】脱ガス設備20が転炉工場2と鋳造工場6
との間に設けられている。また、脱ガス設備20は第2
クレーンヤード12に近いほうに設けられており、2つ
の脱ガス槽22,22aを備えている。中央に位置する
脱ガス槽22では脱ガス処理を行ない、脱ガス槽22a
は予備である。
【0014】2本の引き込み軌条8,9が、第1クレー
ンヤード11から第2クレーンヤード12を横断して脱
ガス設備20まで敷設されている。一方の引き込み軌条
8はクレーン7の走行ラインに直交する方向に延び、脱
ガス設備20の脱ガス槽22の直下に至っている。一方
の引き込み軌条8には第1の台車14が走行可能に設け
られている。他方の引き込み軌条9はクレーン7の走行
ラインに斜交する方向に延び、脱ガス設備20の脱ガス
槽22の直下に至っている。他方の引き込み軌条9には
第2の台車16が走行可能に設けられている。
【0015】両軌条8,9の交差角度は20度である。
鍋を吊り替えるためのクレーンヤード幅が設備レイアウ
トの制約を受けることから交差角度は15〜25度の範
囲とすることが望ましい。この場合に、第1クレーンヤ
ード11の幅は約23mであり、第2クレーンヤード1
2の幅は約26mである。なお、両軌条8,9の交差角
度が20度で、かつ鍋10の外径を4.5mとした場合
に、2台の台車がせり合わないで配置可能となるにはヤ
ード幅を23mまで短くすることができる。因みに、引
き込み軌条を延長してこれに2台の台車を走行させる従
来の設備の場合は、クレーンヤードの最小幅が27mに
もなる。
【0016】次に、図1および図2を参照しながら上記
設備を用いて転炉出鋼溶鋼を取鍋精錬する場合について
説明する。転炉3から出鋼された溶鋼を鍋Aに受け、こ
れを台車5によって転炉工場2の外へ搬出する。第1ヤ
ード11のクレーン7によって鍋Aを台車5から台車1
4へ吊り替える。第1の台車14を第1引き込み軌条8
に沿って走行させ、もし第2の台車16が脱ガス設備2
0の中にあれば第2の台車16と入れ代わりに第1の台
車14を脱ガス設備20の中に入れる(工程S10)。
第1の台車14を上昇させて脱ガス槽22の下部を鍋A
内の溶鋼に浸漬する。脱ガス槽22の内部を排気し、溶
鋼を脱ガス槽22の中へ吸い上げ、これを所定時間だけ
脱ガス精錬する。
【0017】第1の台車14を脱ガス設備20に入れて
鍋A内の脱ガス処理している間に、第2クレーンヤード
12において第2の台車16から処理済み溶鋼鍋Zを吊
り出して台車5に載せ(工程S11)、別の台車5から
未処理溶鋼鍋Bを第2の台車16の上に載せる(工程S
12)。
【0018】鍋Aの溶鋼の脱ガス処理の終了後、第1の
台車14を脱ガス設備20から出し(工程S13)、こ
れと入れ代わりに未処理溶鋼鍋Bを積載した第2の台車
16を脱ガス設備20の中に入れる(工程S14)。第
2の台車16を上昇させ、鍋Bの未処理溶鋼を脱ガス精
錬する。
【0019】この溶鋼鍋B内の溶鋼の脱ガス処理中に、
第1の台車14において処理済み溶鋼を収容した鍋Aか
ら未処理溶鋼を収容した鍋Cに積み替える(工程S1
5)。脱ガス処理終了後、第2の台車16を脱ガス設備
20から出し(工程S16)、これと入れ代わりに鍋C
を積載した第1の台車14を脱ガス設備20のなかに入
れる(工程S10)。このように第1及び第2の台車1
4,16を順次入れ替えることにより、待ち時間が短縮
され、脱ガス設備の稼働率が向上する。
【0020】上記実施例によれば、前ヒートの脱ガス処
理終了から次ヒートが脱ガス処理設備に入るまでの待ち
時間が4分間に短縮された。因みに従来の待ち時間は平
均で13.2分間(最短11分間)を要していたが、こ
れを約9〜10分間も短縮することができ、待ち時間中
における溶鋼の放熱量を大幅に低減することができた。
【0021】また、上記実施例によれば、待ち時間が大
幅に短縮されたので、脱ガス処理設備の稼働率を従来の
42%から50%に向上させることができた。また、上
記実施例によれば、幅23mの第1クレーンヤード11
のみでも十分に処理可能である。
【0022】さらに、上記実施例によれば、ヒートサイ
ズ250トンの製鋼工場の脱ガス処理設備にターンテー
ブルを設置する場合の設備コストに対して40%のコス
トで引き込み軌条を敷設できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、一方の引き込み線の台
車が精錬処理設備に入っている場合であっても、他方の
引き込み線の台車に鍋をクレーンで積み込むことができ
るので、脱ガス処理を開始するまでの待ち時間を大幅に
短縮することができる。このため、設備稼働率を従来よ
りも大幅に向上する。また、本発明の設備は、簡易な構
造であるために、設置コスト及び保守コストが小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る取鍋精錬設備の全体を示
す平面模式図。
【図2】実施例の設備を用いた場合の取鍋精錬処理を示
す工程図。
【図3】従来の設備を用いた場合の取鍋精錬処理を示す
工程図である。
【符号の説明】
A,B,C,Z…鍋、4…主軌条、5,14,16…台
車、8,9…引き込み軌条、11,12…クレーンヤー
ド、20…脱ガス設備
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 栄司 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受鋼した鍋を載せた台車が走行する主軌
    条と、鍋内の溶鋼を精錬するための処理設備に台車を出
    入りさせる複数本の引き込み軌条と、主軌条上の台車と
    各引き込み軌条上の台車との間で鍋を吊り替える吊り替
    え手段と、を備え、前記複数本の引き込み軌条が前記処
    理設備の直下で交差していることを特徴とする取鍋精錬
    設備。
JP15714193A 1993-06-28 1993-06-28 取鍋精錬設備 Expired - Fee Related JP2853518B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322023A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Kobe Steel Ltd 製鋼設備及び取鍋搬送方法
CN110257592A (zh) * 2019-05-31 2019-09-20 北京首钢国际工程技术有限公司 一种两台钢水车轨道交叉的单工位rh工艺布置方法

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