JPH0741621Y2 - ブリーザチユーブ内蔵インレツトパイプ - Google Patents

ブリーザチユーブ内蔵インレツトパイプ

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JPH0741621Y2
JPH0741621Y2 JP1985077427U JP7742785U JPH0741621Y2 JP H0741621 Y2 JPH0741621 Y2 JP H0741621Y2 JP 1985077427 U JP1985077427 U JP 1985077427U JP 7742785 U JP7742785 U JP 7742785U JP H0741621 Y2 JPH0741621 Y2 JP H0741621Y2
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JP
Japan
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inlet pipe
breather tube
fuel
shape
breather
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985077427U
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JPS61191921U (ja
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久 楠田
禎二郎 後藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、燃料を給入口から燃料タンクへ導入するブリ
ーザチューブ内蔵インレットパイプに関するものであ
る。
〔従来技術〕
車両において燃料を燃料タンクへ導入するインレットパ
イプと給入時等の燃料の噴出を防止するブリーザチュー
ブの配管構造としてインレットパイプの長手方向に隔壁
を設けて、一方をブリーザチューブとする構造が提案さ
れている(一例として実公昭42-8882号)。
この構造では、別配管した場合のブリーザチューブの損
傷が防止でき、配管空間を多くとる必要がない。
ところが、現在の車両においては、その構造上インレッ
トパイプの形状が直線的でなく、略S地状等に2ケ所以
上屈曲されているものが多い。
従って、インレットパイプ内を隔壁で分割することは困
難となり、インレットパイプとブリーザチューブとは別
個に配管するか、又はブリーザチューブの一部をインレ
ットパイプに内蔵し曲率の大きい部分で、ブリーザチュ
ーブをインレットパイプの外方へ突出させている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような構造では、配管空間を多くと
ることになり、さらに突出部分のロー付や溶接等の作業
が増加し、作業性が低下する。
さらに部品点数も増加し、コストも増加する。
本考案は上記事実を考慮し、インレットパイプの形状に
拘らず、インレットパイプの内面に密着した状態でブリ
ーザチューブを配管できるブリーザチューブ内蔵インレ
ットパイプを得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
実用新案登録請求の範囲に記載の本考案は、インレット
パイプ内に組付けられる前に予めインレットパイプの形
状に合わせて予備成形され、且つインレットパイプの内
面に沿って若干形状変更が可能とされたブリーザチュー
ブと、このブリーザチューブの長手方向両端部に設けら
れたインレットパイプと溶着可能な結合部材と、を備
え、前記結合部材のうちインレットパイプの燃料給油側
に取付けられる結合部材に給油ガンと前記ブリーザチュ
ーブの端部との干渉を防止するガイド部を形成したこと
を特徴としている。
〔作用〕
本考案に係るブリーザチューブ内蔵インレットパイプで
は、ブリーザチューブがインレットパイプ内に組付けら
れる前に予めインレットパイプの形状に合わせて予備成
形されており、且つブリーザチューブがインレットパイ
プの内面に沿って若干形状変更が可能とされているた
め、インレットパイプの形状に拘らずインレットパイプ
の内面に密着した状態でブリーザチューブを内蔵でき
る。
また、給油ガンをインレットパイプに挿入した場合に
は、結合部材のガイド部によって、給油ガンがガイドさ
れブリーザチューブの端部との干渉を防止する。このた
め、ブリーザチューブが給油ガンの挿入の邪魔になら
ず、給油ガンの挿入が容易となる。
〔実施例〕
第1図には本実施例に係るブリーザチューブ内蔵インレ
ットパイプ10が示されている。
このインレットパイプ10は金属製で一方が車両の給油口
へ配設され他方が燃料タンク11へ配設され燃料を給油口
から燃料タンク11へ導入する太径の円筒管形状とされて
いる。
また、このインレットパイプ10は第1図に示される如
く、長手方向中間部が複数箇所屈曲されており、本実施
例では全体形状が略S字状とされている。
このインレットパイプ10の内方にはブリーザチューブ12
が配管されている。ブリーザチューブ12は、給油時にお
ける燃料タンク内の空気を抜くための管で、このブリー
ザチューブ12によりインレットパイプ10からの燃料の噴
出が防止されている。
第2図に示される如く、ブリーザチューブ12は細径で形
成されており、材質は合成樹脂製とされている。
なお、本実施例の場合このブリーザチューブ12には耐油
性、耐メツキ性、耐酸洗剤性等に優れた11ナイロンが材
質として使用されている。
ブリーザチューブ12は、第2図に示される如く予めイン
レットパイプ10の形状に合わせて予備成形されている。
また、このブリーザチューブ12は若干の弾性力を有して
おり、これにより、インレットパイプ10への挿入時には
弾性変形して、挿入しやすくされていると共にインレッ
トパイプ10内へ挿入後はこの弾性力でインレットパイプ
10内の内面形状との隙間をなくし密着されるようになっ
ている。
ブリーザチューブ12にはその燃料タンク11側端部に結合
部材としてのセパレータ14が取付けられ、他方の端部に
は結合部材としてのブラケツト16が取付けられている。
セパレータ14は、金属製で、ブリーザチューブ12により
燃料タンク11内の空気抜きの際に混入された燃料と空気
とを分離して空気のみをブリーザチューブ12へ送る作用
を有しており、ブリーザチューブ12との結合構造は、断
面鋸歯状の抜け止め加工された結合部18にブリーザチュ
ーブ12の先端開口部を圧入して結合されている。
また、セパレータ14はその外面に予め固着された円弧状
のステー19がインレット10の内面と溶着されている。
ブラケツト16も金属製で、ブリーザチューブ12の端部固
定用とされている。
ブラケツト16のブリーザチューブ12との当接部はその幅
方向両端部から爪20、20が突出され、ブリーザチューブ
12の外周を覆うようになっており、爪20、20をブリーザ
チューブ12の中心方向へカシメることにより、固着され
ている。
また、このブラケツト16の中間部はブリーザチューブ12
の軸線上を通過するように屈曲され、先端部がインレッ
トパイプ10の内面と溶着されたガイド部16Aとなってい
る。
これにより、給油時にブリーザチューブ12の開口部から
燃料が容易に入り込むことが防止されると共にブリーザ
チューブ12はその長手方向両端部でインレットパイプ10
に固定される。更に、油ガンをインレットパイプ10に挿
入した場合には、ブラケツト16のガイド部16Aによっ
て、給油ガンがガイドされる。
以下本実施例の作用を説明する。
本実施例のインレットパイプ10は略S字状に屈曲されて
いるが、ブリーザチューブ12がインレットパイプ10に対
応して予備成形されているにも拘らず弾性力を有する合
成樹脂製であるので、インレットパイプ10に挿入する際
には弾性変形して容易に挿入することができる。
また、挿入後はブリーザチューブ12の弾性力でインレッ
トパイプ10との間隔を吸収し、第1図点線の如くその内
壁へ密着させることができ、注入燃料の抵抗となり難
い。
また、ブリーザチューブ12の両端部には金属製のセパレ
ータ14及びブラケツト16が取付けられているので、ブリ
ーザチューブ12が合成樹脂製であるにも拘らず、インレ
ットパイプ10へ溶着して固定することができる。
これにより、インレットパイプとブリーザチューブとを
別個の配管することにより生じる配管空間の拡大が解消
され、ロー付又は溶接箇所を軽減できるので作業性が向
上する。
また、部品点数も減少しコストが低減できる。
また、本実施例のインレットパイプ10では、給油ガンを
インレットパイプ10に挿入した場合には、ブラケツト16
のガイド部16Aによって、給油ガンがガイドされる。こ
のため、ブリーザチューブ12が給油ガンの挿入の邪魔に
ならず、給油ガンの挿入が容易となる。
尚、本実施例ではインレットパイプ10の形状を略S字状
としたが、屈曲部が3ケ所以上の他のインレットパイプ
を用いても、ブリーザチューブをそれの合わせて予備成
形しておくことにより同様の効果が得られる。
また、本実施例ではブリーザチューブ12の材質に合成樹
脂を使用したが、ワイヤ等が編み込まれた耐油性等に優
れたゴム管等を使用してもよい。
さらに、ブラケツト16を予めブリーザチューブ12にかし
めたが、インレットパイプ10側に予め略コ字状のブラケ
ツトを溶着しておき、ブリーザチューブ12をインレット
パイプ10へ挿入後、このブラケツトを弾性変形させてブ
リーザチューブ12と嵌着してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したと如く本考案は、インレットパイプ内に組
付けられる前に予めインレットパイプの形状に合わせて
予備成形され、且つインレットパイプの内面に沿って若
干形状変更が可能とされたブリーザチューブと、このブ
リーザチューブの長手方向両端部に設けられたインレッ
トパイプと溶着可能な結合部材と、を備え、前記結合部
材のうちインレットパイプの燃料給油側に取付けられる
結合部材に給油ガンと前記ブリーザチューブの端部との
干渉を防止するガイド部を形成したので、インレットパ
イプの形状に拘らず、インレットパイプの内面に密着し
た状態でブリーザチューブを配管でき、且つブリーザチ
ューブが給油ガンの挿入の邪魔にならず、給油ガンの挿
入が容易となるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係るブリーザチューブ内蔵インレッ
トパイプの斜視図、第2図はブリーザチューブの斜視図
である。 10……インレットパイプ、12……ブリーザチューブ、14
……セパレータ(結合部材)、16……ブラケツト(結合
部材)、16A……ガイド部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後藤 禎二郎 愛知県豊田市鴻ノ巣町2丁目26番地 堀江 金属工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−160852(JP,U) 実開 昭56−120921(JP,U) 実公 昭49−23297(JP,Y1) 実公 昭42−8882(JP,Y1) 実公 昭54−22806(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インレットパイプ内に組付けられる前に予
    めインレットパイプの形状に合わせて予備成形され、且
    つインレットパイプの内面に沿って若干形状変更が可能
    とされたブリーザチューブと、このブリーザチューブの
    長手方向両端部に設けられたインレットパイプと溶着可
    能な結合部材と、を備え、前記結合部材のうちインレッ
    トパイプの燃料給油側に取付けられる結合部材に給油ガ
    ンと前記ブリーザチューブの端部との干渉を防止するガ
    イド部を形成したことを特徴とするブリーザチューブ内
    蔵インレットパイプ。
JP1985077427U 1985-05-24 1985-05-24 ブリーザチユーブ内蔵インレツトパイプ Expired - Lifetime JPH0741621Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985077427U JPH0741621Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24 ブリーザチユーブ内蔵インレツトパイプ

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JP1985077427U JPH0741621Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24 ブリーザチユーブ内蔵インレツトパイプ

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Publication Number Publication Date
JPS61191921U JPS61191921U (ja) 1986-11-29
JPH0741621Y2 true JPH0741621Y2 (ja) 1995-09-27

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JP1985077427U Expired - Lifetime JPH0741621Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24 ブリーザチユーブ内蔵インレツトパイプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120536A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Honda Motor Co Ltd 燃料タンクシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160852U (ja) * 1983-04-15 1984-10-27 トヨタ自動車株式会社 燃料貯留装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120536A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Honda Motor Co Ltd 燃料タンクシステム

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