JPH0741614B2 - 混練装置及び混練方法 - Google Patents

混練装置及び混練方法

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JPH0741614B2
JPH0741614B2 JP3236652A JP23665291A JPH0741614B2 JP H0741614 B2 JPH0741614 B2 JP H0741614B2 JP 3236652 A JP3236652 A JP 3236652A JP 23665291 A JP23665291 A JP 23665291A JP H0741614 B2 JPH0741614 B2 JP H0741614B2
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隆夫 井上
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/05Stirrers
    • B01F27/07Stirrers characterised by their mounting on the shaft
    • B01F27/072Stirrers characterised by their mounting on the shaft characterised by the disposition of the stirrers with respect to the rotating axis
    • B01F27/0724Stirrers characterised by their mounting on the shaft characterised by the disposition of the stirrers with respect to the rotating axis directly mounted on the rotating axis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/05Stirrers
    • B01F27/07Stirrers characterised by their mounting on the shaft
    • B01F27/071Fixing of the stirrer to the shaft

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメントを始めとする
各種粉体を液体に混合・分散させる混練装置及びその混
練方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種粉体と液体との混練においては、各
粒子個々が凝集塊(ダマ)とならずに単独で液体になじ
み、均等に分散されているか否かでその良否が決定され
る。例えば生コンクリートでは、セメントと水と諸骨材
とを同時に混合すると、高度に均一分散化されたセメン
トペーストが得られず、充分な強度のコンクリートとな
らないことが知られている。そこで、セメントと水とを
混練してセメントペーストを先に作り、その後にセメン
トペーストを諸骨材と混合してコンクリートを作る階層
式混練方法が採用され始めている。
【0003】セメントペースト用の階層式混練装置とし
ては、特公昭61ー7928号公報に示すように、横長
円筒状のミキシングドラムの両端内に水とセメントとを
投入し、ドラム内の推進方向が対向するスクリューによ
り中央に圧送しながら、セメントペーストを中央部に連
通する圧力室に送り込み、圧力室に生ずる圧縮と剪断効
果とを一次的分散効果とするものがある。さらに、狭搾
部においてセメントペーストの流速を高め、その吐出力
を衝突板に衝突させて二次的分散効果を与え、これを還
流させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、凝集塊は微粉
体間に空気を抱き込んで液体の表面張力が働いている状
態であるので、液膜架橋効果によって微細気泡を介在し
ているものである。粉体が電荷を帯びて凝集塊となるも
の等もあるが、叙述の液膜架橋効果よりも結合力が弱い
ものである。したがって、従来装置のスクリュー回転に
よる圧縮と剪断とによっては、微細気泡がクッション層
として機能しているためか、初期凝集塊を充分に破壊で
きないものであった。
【0005】しかも、この場合にミキシングドラム内で
は、セメントクリンカ粒子の比重の相違によって重いも
のが底に残ってくるために、狭搾部付近でしか剪断が起
こらず、底側では剪断が起こり難くなるものであった。
【0006】微細凝集塊の破壊については、高圧力によ
ってセメントペーストを押し上げて衝突板に衝突させよ
うとしているが、高圧力による押し当て作用に過ぎず、
所望する分散効果が得られないものであった。いずれに
ても、微粉末の高度分散には限界があり、現状では微細
凝集塊の破壊は困難であった。
【0007】そこで本発明者は、各次凝集塊を如何に効
率的に分散できるかについて、導入エネルギーの方法を
中心として研究開発を重ねた。
【0008】第一に、表面張力を有する液体との混練
は、微粉化されるほど粉体の凝集力が大きくなって、凝
集塊が発生し易い。凝集塊は、通常約10ミクロン前後
から数十ミクロン前後と小さいものである。しかも、液
体の吸収エネルギーが大きいので、充分な運動エネルギ
ーを凝集塊に付与するためには、羽根と容器間で混練す
る従来の機械的方法では限界があった。凝集塊自体に直
接にエネルギーを付与しなければならない。粉体粒子と
液体自体の慣性質量の差を利用すれば、粒子衝突によっ
て均一な分散が得られる。衝突は、対向方向から発生す
ることが良く、この場合にはプロペラの羽根の回転後方
流域や先端流域で強力に形成することができる。また、
衝突は、液膜架橋されている微細気泡が破壊されるほど
の高速が望ましい。
【0009】第二に、従来できなかった微細凝集塊をさ
らに破壊させるためには、同径程度の凝集塊を相互に衝
突させ、所謂粗粒子衝突によるシャワー効果の如く一層
小さな凝集塊に分散させる。この小さな凝集塊を相互に
衝突させ、これを繰り返すことによって、高度な分散化
が図れる。したがって、還流構造が望ましく、プロペラ
の羽根による衝突剪断ゾーンのほかに、整流ゾーンが併
設されていることが望ましい。
【0010】本発明は、上記知見に基づいて実用化され
たものであって、凝集塊を衝突させるような導入エネル
ギーにより、液体中で高度に粉体を分散させて均一化を
図ることができるようにした混練装置及びその混練方法
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る混練装置は、ホッパー状容器の底部に複
数羽根がブレード状に突出して成るプロペラを設け、こ
れらプロペラの推進流を対向方向から衝突するよう上下
方向の羽根を対面していることにある。
【0012】この場合のプロペラは、少なくとも上下方
向一対の羽根が回転前面よりも回転後面を狭く対面さ
せ、羽根が平板状を呈する場合には回転前面よりも回転
後面が狭小に傾斜対面されて実施され、その上下外側段
から中段への推進流が付加されるよう実施できる。好ま
しい態様としては、上下方向の各プロペラを同軸に組み
合わせ、これらプロペラの間に間隔調整部材を組み付
け、さらにはプロペラの上位に還流羽根を同軸に設けて
も良い。
【0013】別の態様としては、プロペラの回転方向を
略水平に設け、ホッパー状容器を、略水平方向からの推
進流を傾斜案内して上下方向へ対流させる下向き縮径状
に実施できるものである。
【0014】 また、本発明に係る一つの混練方法は、
プロペラを高速回転させ、羽根間の回転後方流域におい
て推進流を対向方向から高速衝突させることにあり、回
転後方流域には回転後方先端流域も含まれる。高速回転
としては、羽根先端の周速が毎秒約2mから70mの範
囲、好ましくは、約8mから55mの範囲とすることに
ある。
【0015】さらに、本発明に係る他の混練方法は、プ
ロペラの推進流をホッパー状容器の内壁面から離れて衝
突させた後、分散した推進流を内壁面に沿って上下方向
へ傾斜案内させ、ホッパー状容器の中央ではプロペラに
吸い込みさせて還流させることにある。
【0016】
【作用】プロペラの高速回転によって、液体に推進流が
与えられる。上下方向の一対のプロペラにおいては、対
面する羽根間で推進流に方向性が付与される。液体に投
入される粉体粒子は、羽根間から生じる推進流によって
整流させられつつ運動エネルギーが与えられているの
で、羽根の回転後方先端流域を含む回転後方流域で高速
度に衝突して分散させられる。凝集塊があっても、相互
に衝突するので小さく分散させられる。分散は、ホッパ
ー状容器の内壁面から離れ、且つ内壁面に付着しないよ
うに発生する。
【0017】小さくなった微細凝集塊は、ホッパー状容
器の内壁面に沿って案内されて上下方向に対流する。そ
の際、上下外側のプロペラ羽根によって、凝集塊が中段
へ向けて整流させられつつ、内壁面へ案内されている。
還流羽根が設けられている場合には、内壁面から上位に
対流しているものを吸い込みして、プロペラに供給する
ので、還流が促進される。凝集塊は、相互に小さな状態
で衝突を繰り返しするので、細分化されて分散されるに
至る。
【0018】
【実施例】図は本発明に係る混練装置及びその混練方法
の一実施例を示し、図1は混練装置の全体を示す概略
図、図2は同要部説明図、図3は同要部分解斜視図、図
4は混練方法の説明図、図5は混練方法を説明する平面
図である。
【0019】混練装置1は、底部3を有底とするホッパ
ー状容器2から成り、この底部3には複数羽根を有して
成るプロペラ10,11,12,13が上下方向に複数
段重ねて構成されている。ホッパー状容器2は、底部3
に向けて周囲壁を縮径した内壁面4を有し、この内壁面
4がプロペラ10−13からの略水平方向からの推進流
を上方へ案内できるように傾斜構成されている。内壁面
4は、水平面に対して約25度から約70度の範囲、好
ましくは約30度前後から約55度前後の範囲の傾斜角
で実施され、これに続く上方に急峻な傾斜で中心への還
流案内面4aが形成されている。図中、5は上部投入口
の蓋体、6はホッパー状容器2の支柱、7は混練された
ものの排出ゲート、8はプロペラ10−13の回転軸部
分、9は回転軸部分8を介してプロペラ10−13へ高
速回転を付与する図示しない電動機等を収納して成る基
台である。
【0020】前記プロペラ10−13は、細長矩形状を
呈するブレード形状の羽根10a−10d,11a−1
1d,12a−12d,13a−13dをそれぞれ略水
平面上で十字形に突出させて構成されている。プロペラ
10ー13の各羽根は、上下方向において重なるように
複数段に組付けられ、図示するように四段で同軸状に組
付けすることができる。
【0021】上下方向中段の一対のプロペラ10,11
は、推進流が衝突するように各羽根が対面されている。
対面する羽根10a,11aは、回転前面となる吸込側
14が広く離され、回転後面となる噴射側15が狭く近
づけられている。羽根断面が回転方向で平板状を呈する
場合には、上位の羽根10aは回転前面から回転後面に
かけて下がり傾斜に取付けされ、これに対して下位の羽
根11aは回転前面から回転後面にかけて上がり傾斜に
取付けされることで構成できる。傾斜角度としては、推
進流を発生させて方向性を付与可能な約3度前後から閉
塞が起こらない約30度前後まで、好ましくは約5度前
後から約15度前後の範囲内で実施される。他の羽根1
0b−10d,11b−11dも同様に対面される。
【0022】上下方向の上側のプロペラ12,13は、
それぞれの羽根12a−12d,13a−13dが中段
の羽根10a−10d,11a−11dと同一向きに傾
斜して取付けされている。即ち、最上位の各羽根12a
−12dは、中段上位の羽根10a−10dと同様に回
転前面を高くし回転後面を低く取付けされ、羽根断面が
回転方向で略平板状を呈する場合には略同一に傾斜され
る。最下位の羽根13a−13dは、中段下位の羽根1
2a−12dと同様に回転前面を低くし回転後面を高く
取付けされ、羽根断面が回転方向で略平板状を呈する場
合には略同一傾斜に取付けされている。各羽根12a−
12d,13a−13dの傾斜角度は、約3度前後から
約30度前後、好ましくは約5度から約15度の範囲で
設定できるが、中段羽根と同一角度が望ましい。
【0023】詳述すると、プロペラ10ー13は、例え
ばカラー部材16・・にそれぞれ固定され、カラー部材
16・・を回転基軸17に係入することで回転可能に取
付けすることができる。この場合にはキー溝18とキー
19とを係合させるなどして回り止めし、カラー部材1
6・・の間には間隔調整部材23を組付けすることがで
きる。間隔調整部材21は、からー部材16と同径のリ
ング状を呈し、材料の比重や粘度あるいは回転数等に応
じて所望一のカラー部材間に選択的に組付けされ、しか
も、その高さhを推進流が羽根後方流域oあるいは後方
先端流域pで衝突できるように設定される。
【0024】上記各プロペラ10ー13とカラー部材1
6は、支柱部材21を回転基軸17に固定できるように
雌雄ねじ構造22、23にできる。ねじ構造の場合に
は、支柱部材21の頭部をテーパ状として上端にナット
24とし、回転方向と逆ねじとする。
【0025】次に、本発明の混練装置1を用いた混練方
法を説明する。ホッパー状容器2の投入口から水などの
液体を投入すると、プロペラ10ー13の高速回転によ
って推進流が発生する。上下方向中段の一対のプロペラ
10,11においては、対面する羽根10aー10d,
11aー11dの間で推進流(一点鎖線で表示)が付与
される。即ち、液体は、中段上位羽根10aに衝突して
羽根傾斜角度に応じて下位への方向性が付与され、中段
下位羽根11aに衝突して羽根傾斜角度に応じて上位へ
の方向性が付与され、以って対向方向からの推進流が整
流される。各羽根10bー10d,11bー11dも、
吸込側14が広くて噴射側15が狭いので、加速度がつ
いた状態となって材料に運動エネルギーが付与される。
【0026】次に、液体にセメントなどの粉体が混入さ
れると、液体自体と粉体粒子とによる凝集塊が生じて運
動エネルギーが付与され、衝突によって生じる慣性質量
差のために均一に分散される。衝突流域は、高速回転等
に応じて羽根後方流域oから羽根後方先端流域pへと拡
大し、羽根後方先端流域pでは一層強力に衝突して分散
される。凝集塊があっても、運動エネルギーを付与され
た状態で相互に衝突するので、液膜架橋されている微細
気泡が破壊された状態で分散させられる。
【0027】分散は、ホッパー状容器2の内壁面4から
離れ、且つ、内壁面4に付着しない位置で発生する。分
散された粒子は、回転方向後側の羽根間から離れ、略水
平方向から内壁面側へと推進する。運動エネルギーは衝
突によって大部分が消費されるので、分散された粒子は
内壁面4に付着することなく、内壁面4に案内されて上
下方向に対流する。この場合に、内壁面4が下向き縮径
状として上方への反射角が大きく設定されているので、
上方への対流が促進される。
【0028】その際、上下外側のプロペラ羽根12aー
12d,13aー13dは、傾斜に応じて材料(二点鎖
線で表示)を中段へ向けて整流する。即ち、凝集塊は、
最上位の羽根12aに衝突して羽根傾斜角度に応じて下
位への方向性が付与され、最下位の羽根13aに衝突し
て羽根傾斜角度に応じて上位への方向性が付与され、以
って対向方向からの整流流域qが形成される。整流流域
qは、回転後方次位にある中段羽根10b,11bの吸
込側14へと形成され、推進流を吸込側14へ流れ込み
し、叙述の如く衝突して内壁面4へと推進する。プロペ
ラ10ー13の羽根間では、順次同様に繰り返しされ
る。凝集塊は、相互に小さな状態で衝突を繰り返しする
ので、細分化された状態で分散されるに至る。
【0029】 高速回転は、羽根先端の周速を毎秒約2
mから70mまでの範囲とし、好ましくは、良好に慣性
質量差を生じる約8mから55mまでの範囲で実施され
る。この実施例によれば、ペ−ストの比較においては、
表1に示すように、Pロ−ト流下速度とブリ−ジングの
項目において、高流動性と高品質性とが明らかに認めら
れる。
【0030】また、この実施例によれば、表2の条件の
もとで従来の強制パン型ミキサーに比して、各項目での
明らかな優位性が確認された。図6は他の一実施例を示
す混練装置とその方法の要部説明図、図7は同要部分解
斜視図である。
【0031】ホッパー状容器2におけるプロペラ10ー
13の上位中央には還流羽根30を設けることができ
る。還流羽根30は、下方への推進力を付与できる構造
であればよく、図示するスクリュー羽根で実施可能であ
る。取付構造としては、例えばカラー部材16と同径の
支持部材31からスクリューを径方向へ突出し、プロペ
ラへの送り込みを容易に構成されている。この実施例に
おいては、粘度の高い例えばセメントモルタルの還流吸
込に好適に実施可能である。
【0032】図8および図9は、別の羽根構造の実施例
を示す。羽根40,41は、図8に示すように、噴射側
の対向方向へ湾曲させて嘴状に形成することができる。
この場合には、粒径の小さな素材や比重の軽い素材に方
向性を付与することができ、羽根40,41に高周波振
動を付与しても良い。
【0033】図9に示すように、羽根42の回転後側中
央に拡張部43を一体に膨出させ、羽根噴出力を高める
こともできる。図中、二点鎖線で例示するように、プロ
ペラ羽根枚数は3枚、或いは5枚以上と任意に設計可能
である。
【0034】上記実施例は、セメントペースト用として
説明したが、回転数、プロペラ形状、ホッパー状容器を
用途に応じて変更可能であり、粗粉体から微粉体までの
各種組成分を液体中において低粘度から高粘度まで高度
に分散可能である。用途としても、食品、薬品、金属、
窯業、合成樹脂、飼料その他に実施可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の混練装置
とその方法によれば、混練する粉体粒子と液体自体とに
運動エネルギーを与え、慣性質量差によって衝突分散さ
せるようにしたので、簡単な構造により粒子の高度な分
散均一化を図ることができ、高品質な混練製品が得られ
た。
【0036】また、高速回転による衝突を利用して粒子
の均一な分散を図ることができるうえ、衝突流域を内壁
面から離すことで内壁面に沿った還流分散を行うことが
できた。
【表1】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る混練装置及びその混練方法の一実
施例を示す全体概略図である。
【図2】図1で示した同要部説明図である。
【図3】図1で示した同要部分解斜視図である。
【図4】図1で示した混練方法の説明図である。
【図5】図1で示した混練方法を説明する平面図であ
る。
【図6】他の一実施例に係る混練装置とその方法の要部
説明図である。
【図7】図6で示した同要部分解斜視図である。
【図8】別の羽根構造の一実施例を示す説明図である。
【図9】他の羽根構造の一実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 混練装置 2 ホッパー
状容器 3 底部 4 内壁面 10、11、12、13、40、41、42 羽根 14 吸込側 15 噴射側 16 カラー部
材 20 間隔調整
部材 30 還流羽根 o 羽根後方
流域 p 羽根後方
先端流域 q 整流流域

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパー状容器の底部に複数羽根がブレ
    ード状に突出して成るプロペラが複数段設けられ、これ
    らプロペラは推進流が対向方向から衝突するよう上下方
    向の羽根が対面されている混練装置。
  2. 【請求項2】 プロペラの少なくとも上下方向一対の羽
    根は、回転前面よりも回転後面が狭く対面されている請
    求項1記載の混練装置。
  3. 【請求項3】 一対の羽根が平板状を呈し、回転前面よ
    りも回転後面が狭小に傾斜して対面されている請求項2
    記載の混練装置。
  4. 【請求項4】 上下方向一対の羽根の上下外側には、推
    進流を外側から付加されるように羽根が対面されれてい
    る請求項1記載の混練装置。
  5. 【請求項5】 上下方向の各プロペラは、それぞれ同軸
    に組み合わせられている請求項1記載の混練装置。
  6. 【請求項6】 上下方向のプロペラの間には、間隔調整
    部材が組み付けされている請求項1記載の混練装置。
  7. 【請求項7】 プロペラの回転方向が略水平に設けら
    れ、上記ホッパー状容器が略水平方向からの推進流を案
    内して上下方向へ対流させる下向き縮径状に設けられて
    いる請求項1記載の混練装置。
  8. 【請求項8】 プロペラの上位に還流羽根が設けられて
    いる請求項1記載の混練装置。
  9. 【請求項9】 還流羽根がスクリューであってプロペラ
    と同軸に設けられている請求項1記載の混練装置。
  10. 【請求項10】複数羽根がブレード状に突出して成るプ
    ロペラを高速回転させ、羽根間の回転後方流域において
    推進流を対向方向から高速衝突させる混練方法。
  11. 【請求項11】 羽根先端の周速が毎秒約2mから70
    mの範囲、好ましくは約8mから55mの範囲で高速回
    転させる請求項10記載の混練方法。
  12. 【請求項12】プロペラの推進流をホッパー状容器の内
    壁面から離れて衝突させた後、内壁面に沿って上記推進
    流を上下方向へ傾斜案内させ、ホッパー状容器の中央で
    はプロペラに吸い込みさせて還流させる混練方法。
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