JPH0741606Y2 - 車両用換気装置 - Google Patents

車両用換気装置

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JPH0741606Y2
JPH0741606Y2 JP1987187115U JP18711587U JPH0741606Y2 JP H0741606 Y2 JPH0741606 Y2 JP H0741606Y2 JP 1987187115 U JP1987187115 U JP 1987187115U JP 18711587 U JP18711587 U JP 18711587U JP H0741606 Y2 JPH0741606 Y2 JP H0741606Y2
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JP
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air introduction
outside air
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internal combustion
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JP1987187115U
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JPH0191616U (ja
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庄一 竹花
弘毅 桑原
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は車両用換気装置に係り、特に炎天下において
内燃機関を稼動させることなく車室内の換気を効果的に
果し得る車両用換気装置に関する。
〔従来の技術〕
炎天下夏場に車両の内燃機関を停止しておくと、車室内
が50〜60℃に達するので、再運転の際に酷暑の車室内で
内燃機関を始動させなければならず、不快感を与えると
ともに、車室内に植物等を置いた場合にこの植物等が厚
さで弱ってしまうという不都合がある。この不都合を解
消するために、太陽電池等を利用した換気装置が考えら
れたり、また例えば特公昭61−32164号公報に開示され
ている。この公報に記載のものは、太陽光線が所定値よ
りも大きい場合には換気用送風手段に電気エネルギを供
給することによって車室内の換気を行うものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の換気装置においては、送風手段を作動
させる電圧が0.1〜1V位であって非常に低く、このため
換気効果が低く、また車室内温度を1〜2℃位しか低下
させるだけなので、換気を充分に果し得ず、また耐候
性、耐久性が低く、しかも高価になるという不都合があ
った。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、上述の不都合を除去すべく、
内気導入通路と外気導入通路とに連通される空調用空気
通路を設け、内気導入通路と外気導入通路とを切換開閉
する内外気切替えダンパを設け、内気導入通路と外気導
入通路とのいずれか一に送風機構を設け、内燃機関稼動
時にオルタネータが発生する電気エネルギの余剰エネル
ギを蓄積するとともに内燃機関停止時には蓄積した余剰
電気エネルギにより送風機構を作動させる補助バッテリ
を設け、内燃機関停止時に内気導入通路と外気導入通路
とを空調用空気通路に連通する中間域に内外気切替えダ
ンパを位置すべく内外気切替えダンパを回動する駆動機
構を設けることにより、炎天下においても車室内の換気
を効果的に果し、内燃機関再始動時における不快感を回
避させ、冷房装置等の効きを早くして冷房効果の向上を
図り、また、内燃機関停止時に外気導入と内気循環とを
行い、確実な換気によって車室内の温度を低下させ、し
かも耐久性の向上を図り得る車両用換気装置を実現する
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの考案は、車室内空気を導
入する内気導入通路と車室外空気を導入する外気導入通
路とを備えた車両用換気装置において、前記内気導入通
路と前記外気導入通路とに連通される空調用空気通路を
設け、前記内気導入通路と前記外気導入通路とを切換開
閉する内外気切替えダンパを設け、前記内気導入通路と
前記外気導入通路とのいずれか一に送風機構を設け、内
燃機関稼動時にオルタネータが発生する電気エネルギの
余剰エネルギを蓄積するとともに前記内燃機関停止時に
は前記蓄積した余剰電気エネルギにより前記送風機構を
作動させる補助バッテリを設け、前記内燃機関停止時に
前記内気導入通路と前記外気導入通路とを前記空調用空
気通路に連通する中間域に前記内外気切替えダンパを位
置すべく前記内外気切替えダンパを回動する駆動機構を
設けたことを特徴とする。
〔作用〕
この考案の構成によれば、車両走行中の内燃機関稼動時
においては、オルタネータが発生する電気エネルギの余
剰電気エネルギが補助バッテリに蓄積される。そして、
炎天下の内燃機関停止中においては、補助バッテリに蓄
積した余剰電気エネルギにより送風機構を作動させると
ともに、内外気切替えダンパが内気導入通路と外気導入
通路と空調用空気通路とを連通するように中間域の位置
に回動される。これにより、炎天下に駐車して内燃機関
を停止した後に内燃機関を再始動させる場合、車室内は
良好に換気されていて不快感を与えることがなく、ま
た、内燃機関停止中に外気導入と内気循環とを行い、確
実な換気によって車室内温度を低下させ、しかも冷房装
置等の効きを早くすることができる。
〔実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且つ具体的
に説明する。
図は、この考案の実施例を示すものである。図におい
て、2が車両(図示せず)の機関室、4は車室、6は内
燃機関、8は変速機、10はラジエータ、12は電動ファ
ン、14はオルタネータである。機関室2に設けたオルタ
ネータ14は、充電側リレー16を介して補助バッテリ18に
連絡している。前記充電側リレー16は、充電側スイッチ
20によってON−OFF制御されるものである。
また、車室4内に設けた車室4内の空気である内気を導
入する内気導入通路22と車室外空気である外気を導入す
る外気導入通路24とは、内外気切替えダンパ26によって
切換開閉される。この内外気切替えダンパ26は、駆動機
構27によって回動され、内燃機関6の停止時には内気導
入通路22と外気導入通路24とを連通する中間域に位置す
るものである。前記内気導入通路22と外気導入通路24と
は、空調用空気通路28の始端側に連通している。この空
調用空気通路28内には、内気と外気との混合を促進させ
る等の機能を有する通路内ファン30が設けられている。
また、空調用空気通路28の終端側には、第1切替えダン
パ32によって開閉されるベント側通路34が連通するとと
もに、ヒータコア36を介してデフロスタ側通路38及びヒ
ータ側通路40に連通する。このデフロスタ側通路38は第
2切替えダンパ42によって開閉され、またヒータ側通路
40は第3切替えダンパ44によって開閉される。
一方、前記内気導入通路22には、送風機構である送風フ
ァン46が設けられている。この送風ファン46は、ファン
側リレー48を介して前記補助バッテリー18に連絡してい
る。このファン側リレー48は、ファン作動側スイッチ50
によってON−OFF制御されるものである。
即ち、車両走行中で内燃機関6の稼動時には、内燃機関
6によりオルタネータ14が駆動して電気エネルギを発生
する。このオルタネータ14は、車両の各電気機器を作動
したり通常のバッテリ(図示せず)に充電を行う。ま
た、オルタネータ14からの電気エネルギの余剰電気エネ
ルギは、充電側スイッチ20をONすることにより補助バッ
テリ18に供給されるものである。そして、車両の停止中
においては、ファン作動側スイッチ50をONにすることに
より、ファン側リレー48がONとなって補助バッテリ18か
らの放電電流により送風ファン46を作動する構成であ
る。
次に、この実施例の作用を説明する。
車両走行中で内燃機関6が稼動している際には、この内
燃機関6の稼動によってオルタネータ14が駆動し、この
オルタネータ14が発生する電気エネルギにより、車両の
各電気機器を作動したり、通常のバッテリを充電する。
またこのとき、充電側スイッチ20をONにすることによ
り、充電側リレー16がONとなり、オルタネータ14が発生
する電気エネルギの余剰電気エネルギが補助バッテリ18
の供給、つまり補助バッテリ18に充電が行われる。
一方、駐車時あるいは停止時に内燃機関6を停止してい
る場合においては、内外気切替えダンパ26が内気導入通
路22と外気導入通路24と空調用空気通路28とを連通する
ように中間域に位置し、ファン作動用スイッチ50をONに
すると、ファン側リレー48がONとなり、補助バッテリ18
に蓄積した余剰電気エネルギによって送風ファン46が回
転駆動される。これにより、夏場の炎天下に内燃機関6
を停止している場合でも、内燃機関6を駆動することな
く、補助バッテリ18によって車室4内の冷房換気を確実
に果し、車室内温度を5〜10℃低下させで冷房効果を大
幅に向上させることができる。また、内燃機関6の停止
中に、外気導入と内気循環とを行い、確実な換気によつ
て車室4内の温度を低下させることができる。従って、
内燃機関6を再始動させるために車室4内に入った場合
でも、不快感を与えることなく、快適性を向上し得る。
また、冷房装置等の再作動時には、冷房の効きを早く
し、冷房能力を向上させることができる。
更に、この実施例の構成によれば、構成が簡単で、換気
機能効果が大で、また耐久性・耐侯性を向上させ、しか
も廉価とし得る。
更にまた、通常の空調装置中に各部品が収まり、ダクト
等の通路も使用可能となり、スペースの無駄もなくな
り、コストの上昇も防止することができる。
なお、この実施例においては、送風ファン46を内気導入
通路22に設けたが、この送風ファン46を外気導入通路24
に設けることも可能である。
〔考案の効果〕
以上詳細な説明から明らかなようにこの考案によれば、
内気導入通路と外気導入通路とに連通される空調用空気
通路を設け、内気導入通路と外気導入通路とを切換開閉
する内外気切替えダンパを設け、内気導入通路と外気導
入通路とのいずれか一に送風機構を設け、内燃機関稼動
時にオルタネータが発生する電気エネルギの余剰エネル
ギを蓄積するとともに内燃機関停止時には蓄積した余剰
電気エネルギにより送風機構を作動させる補助バッテリ
を設け、内燃機関停止時に内気導入通路と外気導入通路
とを空調用空気通路に連通する中間域に内外気切替えダ
ンパを位置すべく内外気切替えダンパを回動する駆動機
構を設けることにより、炎天下においても車室内の換気
を効果的に果し、内燃機関再始動時における不快感を回
避させ、また、内燃機関停止時に外気導入と内気循環と
を行い、確実な換気によって車室内の温度を低下させ、
しかも冷房装置等の効きを早くして冷房効果の向上を図
り得る。
また、この考案の実施例の構成によれば、構成が簡単で
あり、耐久性・耐候性を向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、換気装置の概略図であ
る。 図において、2は機関室、4は車室、6は内燃機関、14
はオルタネータ、16は充電側リレー、18は補助バッテ
リ、20は充電側スイッチ、22は内気導入通路、24は外気
導入通路、26は内外気切替えダンパ、30は通路内ファ
ン、46は送風ファン、48はファン側リレー、そして50は
ファン作動用スイッチである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内空気を導入する内気導入通路と車室
    外空気を導入する外気導入通路とを備えた車両用換気装
    置において、前記内気導入通路と前記外気導入通路とに
    連通される空調用空気通路を設け、前記内気導入通路と
    前記外気導入通路とを切換開閉する内外気切替えダンパ
    を設け、前記内気導入通路と前記外気導入通路とのいず
    れか一に送風機構を設け、内燃機関稼動時にオルタネー
    タが発生する電気エネルギの余剰エネルギを蓄積すると
    ともに前記内燃機関停止時には前記蓄積した余剰電気エ
    ネルギにより前記送風機構を作動させる補助バッテリを
    設け、前記内燃機関停止時に前記内気導入通路と前記外
    気導入通路とを前記空調用空気通路に連通する中間域に
    前記内外気切替えダンパを位置すべく前記内外気切替え
    ダンパを回動する駆動機構を設けたことを特徴とする車
    両用換気装置。
JP1987187115U 1987-12-10 1987-12-10 車両用換気装置 Expired - Lifetime JPH0741606Y2 (ja)

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JPH0191616U JPH0191616U (ja) 1989-06-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015485B2 (ja) * 1977-10-03 1985-04-19 株式会社日本自動車部品総合研究所 自動車用換気装置
JPS5957012A (ja) * 1982-09-28 1984-04-02 Nippon Denso Co Ltd 自動車用換気装置
JPS59134005A (ja) * 1983-01-20 1984-08-01 Nippon Denso Co Ltd 自動車換気装置

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JPH0191616U (ja) 1989-06-15

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