JPH0741428B2 - スポットガンの溶着解除方法 - Google Patents

スポットガンの溶着解除方法

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JPH0741428B2
JPH0741428B2 JP63130220A JP13022088A JPH0741428B2 JP H0741428 B2 JPH0741428 B2 JP H0741428B2 JP 63130220 A JP63130220 A JP 63130220A JP 13022088 A JP13022088 A JP 13022088A JP H0741428 B2 JPH0741428 B2 JP H0741428B2
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JP
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welded
spot gun
welding
spot
gun
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JP63130220A
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忠夫 佐々木
英明 竹中
理氏 鈴木
元男 米山
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はスポットガンが被溶接材に溶着したときに、容
易に溶着を解除できる方法に関する。
〈従来の技術〉 自動車の製造ラインにおいては、車体の各部の溶接をス
ポットガンにて行っている。スポットガンは開閉自在に
構成され、その先端には電極チップが取り付けられてお
り、スポットガンで車体の各部を挾んだ状態で電極チッ
プ間に通電することにより溶接される。
ここで、溶接の際に誤ってスポットガンの先端が被溶接
材に溶着されてしまい、次工程に移行できなくなる事故
が生じていた。
このため従来ではスポットガンにリミットスイッチを設
けて、溶接後にスポットガンが十分に開いたか否か検出
したり、あるいは、スポットガンに車体との間に電気的
な導通があるかどうか試験し、溶着が確認されたら、作
業員がハンマで溶着個所を叩いて、これらを分離してい
た。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来の技術では溶着確認後に、作業員が
ハンマで溶着個所を叩いて、これらを分離するという煩
雑な作業が必要なため能率が悪く、生産性に問題があっ
た。
本発明は、スポットガンによる溶接を慎重に検討したと
ころ、溶接の際に誤ってスポットガンと被溶接材が溶着
してしまうことは連続して起らず、しかも溶着個所に再
度通電して溶接を行えば溶着部分が溶解して、スポット
ガンと被溶接材は分離できることに着目し完成されたも
のである。即ち、本発明は、溶着したスポットガンと被
溶接材とを容易に分離できる方法を提供することを目的
とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 斯かる目的を達成するための本発明の構成は、開閉自在
なスポットガンの間に被溶接材を挾んで前記スポットガ
ンに通電することにより前記被溶接材を溶接し、この
後、前記スポットガンを開いて前記スポットガンと前記
被溶接材とが電気的に導通するか否か試験し、電気的に
導通しているときには前記スポットガンが前記被溶接材
に溶着したと判断し、前記スポットガンで再び前記溶接
材を挾んで少なくとも1回以上再通電することにより前
記被溶接材と前記スポットガンとの溶接部分を溶解させ
ることを特徴とする。
〈実施例〉 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
第1図に本発明に使用する装置の一例を示す。同図に示
すように、ロボット1にはアーム2を介してスポットガ
ン3が開閉自在に取り付けられ、エアシリンダ4によっ
て自由に開閉することができる。スポットガン3の各先
端にはそれぞれ、電極チップ(図示省略)が取り付けら
れ、溶接トランス5からそれぞれ通電されるようになっ
ている。一方、治具6上には車体7が設置され、上記ス
ポットガン3により溶接個所を挾まれ、溶接トランス5
からの通電により溶接されることとなる。溶接後、車体
7は次工程へ運搬される。
更に、溶接の際にスポットガン3が車体7に溶着したか
否かを電極的な導通により試験する装置が設けられてい
る。即ち、ロボットコントローラ8内に設置された電源
9の正極と治具6とがケーブル10によって電気的に接続
され、その間にスイッチ11、電流計12が介設される一
方、電源9と溶接トランス5とがケーブル13によって電
気的に接続され、これらの間にスイッチ14が介設されて
いる。スイッチ11,14は導通リレー15によって同時に投
入される。導通リレー15によってスイッチ11,14が投入
された状態において、電流計14が振れると、スポットガ
ン3と車体7とが溶着したことが判る。
このような装置は、例えば第2図に示すフローチャート
に従って自動運転するようにすると良い。
まず、スポットガン3により車体7の溶接個所を挾み加
圧すろ。そして溶接トランス5から通電して溶接を開始
すると同時に溶接タイマー16を起動させる。溶接は、溶
接タイマー16がタイマーアップするまで続行され、タイ
マーアップしたら通電を停止する。この後、スポットガ
ン3をエアシリンダ4によって開放する。溶接の際にス
ポットガン3と車体7とが溶着していると、エアシリン
ダ4の作動力では分離できないことになる。引き続き、
一定時間経過後、導通リレー15によりスイッチ11,14を
投入し電流計12により導通したかどうかを判断する。導
通していないならば、スポットガン3を車体7は溶着し
ていないので、導通リレー15によりスイッチ11,14の投
入を解除し、次工程へ移行する。
導通しているときには、スポットガン3と車体7とが溶
着しているとして、溶着解除のために特別な通電条件を
設定して、再度通電を行う。つまり、ガン加圧,通電,
ガン開放といった上記一連の手順を繰り返す。繰り返し
の回数を計数するためのガウンターXは順次繰り上げ、
その回数がN回となったら、警報を発し、作業を停止す
る。
溶着解除のため通電を1〜2回繰り返すと、溶着個所が
溶解して、通常スポットガン3と車体7とは分離するの
で、一定回数以上は繰り返さないようにしている。ま
た、スポットガン3と車体7とが溶着していないのにも
かかわらず電気的に導通している可能性もあり、例えば
ガン開放の際にスポットガン3の一部が車体に接触して
いる可能性があり、そのような場合に溶着解除のための
通電を繰り返すのは無駄でもあり、危険でもあるから回
数を制限することとした。
尚、溶着解除のための通電条件は、溶接の対象、その他
の条件に応じて任意に決定すると良い。例えば、溶接の
場合に比べ、電流を低くし、通電時間を短くするように
すれば良い。
〈発明の効果〉 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本発
明は再通電により溶着を解除するので、作業者がハンマ
ーで叩く場合に比べ、能率的である。しかも、実施に使
用する装置は従来のものをそのまま活用でき、設備費が
不要であるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に使用する装置の一例を示す構成
図、第2図は本発明方法を実施するためのフローチャー
トである。 図面中、 3はスポットガン、4はエアシリンダ、5は溶接トラン
ス、6は治具、7は車体、9は電源、10,13はケーブ
ル、11,14はスイッチ、12は電流計、15は導通リレー、1
6は溶接タイマーである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在なスポットガンの間に被溶接材を
    挾んで前記スポットガンに通電することにより前記被溶
    接材を溶接し、この後、前記スポットガンを開いて前記
    スポットガンと前記被溶接材とが電気的に導通するか否
    か試験し、電気的に導通しているときには前記スポット
    ガンが前記被溶接材に溶着したと判断し、前記スポット
    ガンで再び前記被溶接材を挾んで少なくとも1回以上再
    通電することにより前記被溶接材と前記スポットガンと
    の溶着部分を溶解させることを特徴とするスポットガン
    の溶着解除方法。
JP63130220A 1988-05-30 1988-05-30 スポットガンの溶着解除方法 Expired - Lifetime JPH0741428B2 (ja)

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JPH01299784A JPH01299784A (ja) 1989-12-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3136865B2 (ja) * 1993-10-27 2001-02-19 トヨタ自動車株式会社 スポット溶接の溶着解除方法およびスポット溶接装置
EP0640428B1 (en) * 1993-08-25 1997-11-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Spot welding control method and apparatus using a servo welding gun

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JPH01299784A (ja) 1989-12-04

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