JPH07413Y2 - コンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルト

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Publication number
JPH07413Y2
JPH07413Y2 JP1986146180U JP14618086U JPH07413Y2 JP H07413 Y2 JPH07413 Y2 JP H07413Y2 JP 1986146180 U JP1986146180 U JP 1986146180U JP 14618086 U JP14618086 U JP 14618086U JP H07413 Y2 JPH07413 Y2 JP H07413Y2
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JP
Japan
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belt member
belt
conveyor belt
bar portion
outer belt
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986146180U
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English (en)
Other versions
JPS6352807U (ja
Inventor
三喜男 畑中
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Kuraray Trading Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Trading Co Ltd
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、物品搬送用ベルトコンベヤに用いられるコン
ベヤベルト、特に傾斜搬送用として好適な堰桟部を有す
るコンベヤベルトに関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、傾斜搬送等に用いるコンベヤベルトとして、ベル
ト表面に、荷こぼれ防止や滑り止めを果たすためのベル
ト幅方向に沿う桟を一定間隔で設けたものが知られてい
る。例えば実公昭34-5044号公報には、ゴムベルト本体
上に、上記桟としてゴムまたは合成樹脂からなり内部に
補強芯を埋込んだヒレを接着剤により接着したものが開
示されている。また、特開昭61-119505号公報では、芯
体の表面にプラスチックカバーを積層した桟を、高周波
熱接合により同様積層物からなるベルト本体に接合した
ものが開示されている。
しかしながら、これら従来構成では、個々別体の桟がそ
の基部でベルト表面に接着しているだけであるため、桟
にかかる被搬送物の荷重により桟が接着面から剥がれ易
い上、コンベヤベルトの桟を設けた部分だけが肉厚とな
って屈曲性に著しく劣るためにプーリへの掛りが悪く、
更にコンベヤベルト全体の厚さが不均一であることか
ら、負荷の集中する薄肉部分で強度低下をきたすという
問題点があった。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされた
ものであり、ベルト表面に荷こぼれ防止や滑り止めのた
めに設けた桟の剥がれがなく、しかもベルト全体が均一
な厚みで屈曲性に優れると共に、部分的な負荷集中を生
じにくく高強度で耐久性の良好なコンベヤベルトを提供
することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本考案は、外側ベルト部
材と、内側ベルト部材とからなり、外側ベルト部材は、
その表面側で長手方向所定間隔おきに略二重折り状に立
ち上がり、該二重折り重合部分が互いに固着して外側ベ
ルト自身によって堰桟部を形成し、この堰桟部が形成さ
れた外側ベルト部材の裏面に内側ベルト部材を重合して
重合面全面で一体的に固着し、かつ外側ベルト部材の外
面に横断方向に沿う多数の溝を所定間隔ごとに形成して
なるコンベヤベルトの構成としたものである。
(実施例) 第1図はベルトコンベヤの概略側面図であって、一対の
プーリ1間に巻回された無端状コンベヤベルト2は、外
側ベルト部材3とその内側に重合した内側ベルト部材4
とからなり、外側ベルト部材3には、その長手方向所定
間隔おきに該ベルト部材3自体の二重折り状の引き起こ
しによる堰桟部3aが一体形成され、この堰桟部3aが形成
された外側ベルト部材3と内側ベルト部材4とが重合面
全面で一体的に固着されてなるものである。
上記外側ベルト部材3及び内側ベルト部材4を合成樹脂
(たとえば塩化ビニルなど)により形成するときには、
第2図の要部の斜視図に示すごとく、ウエルダー(図示
せず)によって外側ベルト部材3と内側ベルト部材4の
対向面どうしを溶着5させる。この場合、ウエルダーに
よって外側ベルト部材3の外面に横断方向に沿う多数の
溝6が形成されるが、この各溝6によってコンベヤベル
ト2の屈曲性が向上するという効果が生じる。
外側ベルト部材3及び内側ベルト部材4をゴムにより形
成するときには、その両者の対向面どうしを接着剤によ
り接着させる。そして予め外側ベルと部材3の外面に横
断方向に沿う多数の溝を形成してコンベヤベルト2の屈
曲性を向上させるようにしてある。
上記構成において、プーリ1を矢印方向へ回転させるこ
とによって、コンベヤベルト2を矢印方向へ走行させ、
堰桟部3aによって被搬送物7を搬送するものである。こ
の場合、その堰桟部3aは外側ベルト部材3によって一体
形成され、その外側ベルト部材3は内側ベルト部材4に
全面的に固着されているため、堰桟部3aが被搬送物7の
荷重によって剥がされることはない。また、このコンベ
ヤベルト2は全体的に肉厚が均一であるから、屈曲性に
優れ、強度的にも負荷が集中するような弱い部分がな
い。
上記実施例では、外側ベルト部材3の引き起こして二つ
折りした部分の後側片8と前側片9との重合部分12を全
面的に互いに溶着または接着させることにより直立状態
の堰桟部3aを形成したが、第3図の要部の斜視図に示す
ごとく、外側ベルト部材3の引き起こして二つ折りした
部分のうち、後側片10と前側片11との互いの上半分重合
部分13を溶着または接着させて強度をもたせ、後側片10
を上向きに傾斜させ、その前側片11の下半分を後側片10
から隔離させてステー部11aとすることにより堰桟部3b
を形成してもよい。
その構成によれば、ステー部11aにより堰桟部3bが補強
されているため、重量のある被搬送物7でも容易に傾斜
搬送することができる。
(考案の効果) 本考案によれば、傾斜搬送等における荷こぼれ防止や滑
り止めとして設ける堰桟部が外側ベルト部材によって一
体形成され、その外側ベルト部材と内側ベルト部材とが
重合面全面で一体的に固着されているから、その堰桟部
が従来のように被搬送物の荷重によって剥がされること
はなく、しかもコンベヤベルト全体の肉厚が均一である
から、屈曲性に優れており、プーリへの掛かりがよく、
さらに強度的に弱い部分がないから、寿命を長く保持す
ることができる。
また本考案によれば、堰桟部が外側ベルト部材と一体に
形成されるのみならず、堰桟部そのものもその二重折り
重合部分が互いに固着されているため、強力にその立設
状態を維持し、重量のある被搬送物の荷重によって撓む
ことなく確実に搬送することができる。
さらに本考案によれば上記外側ベルト部材の外面に横断
方向に沿う多数の溝を所定間隔ごとに形成しているか
ら、屈曲性をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すベルトコンベヤの概略
側面図、第2図は同コンベヤに用いられるコンベヤベル
トの要部の斜視図、第3図は本考案の他の実施例を示す
コンベヤベルトの要部の斜視図である。 2……コンベヤベルト、3……外側ベルト部材、3a,3b
……堰桟部、4……内側ベルト部材、6……溝、12,13
……二重折り重合部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側ベルト部材と、内側ベルト部材とから
    なり、外側ベルト部材は、その表面側で長手方向所定間
    隔おきに略二重折り状に立ち上がり、該二重折り重合部
    分が互いに固着して外側ベルト自身によって堰桟部を形
    成し、この堰桟部が形成された外側ベルト部材の裏面に
    内側ベルト部材を重合して重合面全面で一体的に固着
    し、かつ外側ベルト部材の外面に横断方向に沿う多数の
    溝を所定間隔ごとに形成してなるコンベヤベルト。
JP1986146180U 1986-09-24 1986-09-24 コンベヤベルト Expired - Lifetime JPH07413Y2 (ja)

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JP1986146180U JPH07413Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24 コンベヤベルト

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JP1986146180U JPH07413Y2 (ja) 1986-09-24 1986-09-24 コンベヤベルト

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JPS6352807U JPS6352807U (ja) 1988-04-09
JPH07413Y2 true JPH07413Y2 (ja) 1995-01-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422682A (en) * 1977-07-22 1979-02-20 Minoru Muraki Corrugated belt for conveyor
JPS61119505A (ja) * 1985-07-24 1986-06-06 Chuo Shionoya:Kk エンドレス搬送ベルト

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Publication number Publication date
JPS6352807U (ja) 1988-04-09

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