JPH0741208Y2 - 絶縁アンプの誤出力防止回路 - Google Patents

絶縁アンプの誤出力防止回路

Info

Publication number
JPH0741208Y2
JPH0741208Y2 JP11873889U JP11873889U JPH0741208Y2 JP H0741208 Y2 JPH0741208 Y2 JP H0741208Y2 JP 11873889 U JP11873889 U JP 11873889U JP 11873889 U JP11873889 U JP 11873889U JP H0741208 Y2 JPH0741208 Y2 JP H0741208Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
amplifier
operational amplifier
output
isolation amplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11873889U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0358025U (ja
Inventor
勝博 松浦
Original Assignee
東芝エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東芝エンジニアリング株式会社 filed Critical 東芝エンジニアリング株式会社
Priority to JP11873889U priority Critical patent/JPH0741208Y2/ja
Publication of JPH0358025U publication Critical patent/JPH0358025U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0741208Y2 publication Critical patent/JPH0741208Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、オペアンプを使用した絶縁アンプの誤出力防
止回路に関する。
(従来の技術) 従来、シーケンスコントローラなどのアナログ入力信号
変換用としてオペアンプを使用した絶縁アンプが多く用
いられている。
従来、このような絶縁アンプとして、第3図に示すよう
に構成したものがある。1は絶縁アンプの増幅部で、こ
の増幅部1の入力端子t1、t2に入力信号電圧Eiが与えら
れる。入力端子t1、t2は、入力端子t1をゲイン設定抵抗
(R2)2を介してオペアンプ3の(−)入力端に接続
し、入力端子t2を接地している。オペアンプ3は(+)
入力端を接地し、(−)入力端と出力端の間にゲイン設
定抵抗(R3)4と位相補償用コンデンサ5の並列回路を
接続している。そして、オペアンプ3の出力端を出力端
子t3、t4のうちの出力端子t3に接続している。この出力
端子t3、t4は負荷6に対して出力信号電圧Eoを出力する
ようになっている。また、出力端子t4は接地されてい
る。一方、7は絶縁アンプ駆動用電源部で、この電源部
7はDC/DCコンバータ8を有し、外部直流電源P、Nを
オペアンプ用直流電源+Vcc、0、−Vcc(一般には、+
15V、0、−15V)に変換し、これをオペアンプ3に供給
するようにしている。
しかして、このような絶縁アンプは、種々の電気信号
が、図示しない変換部を介して直流信号に変換され、入
力信号電圧Eiとして入力端子t1、t2に与えられる。する
と、この入力信号電圧Eiは、ゲイン抵抗2、4により、 E0=−R3/R2・Ei の関係で増幅され、出力信号電圧Eoとして負荷6に対し
て出力されるようになる。この場合、オペアンプ3の駆
動用として供給される直流電源+Vcc、−Vccは、絶縁ア
ンプ駆動用電源部7のDC/DCコンバータ8より供給され
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このような絶縁アンプによると、使用の途中
で入力信号電圧Eiが0Vになると、出力信号電圧Eoも直ち
に0Vになる(第4図T1点)。ところが、この状態で、仮
に、絶縁アンプ駆動用電源部7において外部直流電源
P、Nがオフ動作されたような場合、位相補償用コンデ
ンサ5に蓄えられていた電荷が放電し、放電電流Icとし
て負荷6側に流出することがある。つまり、出力信号電
圧Eoが0Vであるべき時に、一時的にせよ誤出力を発生す
ることがあり(第4図T2点)、この結果、この誤出力
が、後段の図示しない制御系や計測回路に送られ、これ
らを誤動作させるおそれがあった。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、オペアン
プ駆動用電源のオフ動作により発生する誤出力を確実に
防止できる絶縁アンプの誤出力防止回路を提供すること
を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、ゲイン設定抵抗および位相補償用コンデンサ
が接続されるとともに、駆動用直流電源が接続されたオ
ペアンプを有する絶縁アンプにおいて、上記オペアンプ
の出力端子に、上記オペアンプの駆動用直流電源がゲー
ト電圧として与えられ該ゲート電圧が有るときはオフ状
態となるとともにゲート電圧が無いときはオン状態とな
る電解効果トランジスタを接続し、駆動用直流電源のオ
フにともなう上記位相補償用コンデンサの放電電流を電
解効果トランジスタを介してバイパスさせるようになっ
ている。
(作用) この結果、駆動用直流電源のオフ動作の際に、位相補償
用コンデンサの放電が原因で一時的に発生していた出力
を解消することができるようになり、絶縁アンプの誤出
力防止を確実に実現できることになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にしたがい説明する。
第1図は、同実施例の回路構成で、第3図と同一部分に
は同符号を付して示している。この場合、オペアンプ3
の出力端側の出力端子t3、t4の間にデプレッション形FE
T(電解効果トランジスタ)9を接続している。この場
合、FET9は、ドレインを出力端子t3に、ソースを出力端
子t4に接続している。そして、ゲートにゲート電圧調整
抵抗10を介して絶縁アンプ駆動用電源部7のDC/DCコン
バータ8より直流電源−Vccが供給されている。ここ
で、デプレッション形FET9のドレイン電流ID−ゲート・
ソース電圧VGS特性は、第2図に示すようになってい
る。つまり、ゲート・ソース間に逆バイアス電圧VGSを
印加するとともに、この逆バイアス電圧VGSを上げてい
くと、ドレイン電流IDは減少していき、VGS=VGS0で、
ドレイン電流IDは0になる。したがって、この実施例で
は、第1図に示すA点に直流電源−Vccが印加されると
ともに、この直流電源−Vccが印加された時に、VGS=VG
S0の関係が成立するようにゲート電圧調整抵抗10を設定
するものとする。
その他は、第3図と同様であり、ここでの説明は省略す
る。
しかして、このような絶縁アンプは、電気信号が図示し
ない変換部を介して入力信号電圧Eiが入力端子t1、t2に
与えられると、ゲイン抵抗2、4により上述した式に基
づいて増幅され、出力信号電圧Eoとして出力される。こ
の場合、オペアンプ3に供給される直流電源+Vcc、−V
ccは、絶縁アンプ駆動用電源部7のDC/DCコンバータ8
より供給されている。また、この場合、デプレッション
形FET9のゲートに対して直流電源−Vccが印加される
が、VGS=VGS0の関係からFET9はオフ状態になってお
り、出力信号電圧Eoは、そのまま負荷6に供給されるこ
とになる。
ところで、このような状態から入力信号電圧Eiが0Vにな
った時点で、絶縁アンプ駆動用電源部7の外部直流電源
P、Nがオフ動作されると、位相補償用コンデンサ5に
蓄えられていた電荷が放電し、放電電流Icとして発生さ
れる。この場合、外部直流電源P、Nのオフ動作により
直流電源−Vccが0になるので、FET9は直ちにオン状態
となり、放電電流Icを速やかにバイパスされるようにな
る。これにより、放電電流Icが誤出力として負荷6側に
送られるのを防止することができ、図示しない制御系や
計測回路を誤動作させるおそれを確実に回避できるよう
になる。
[考案の効果] 本考案によれば、ゲイン設定抵抗および位相補償用コン
デンサが接続されるとともに、駆動用直流電源が接続さ
れたオペアンプを有する絶縁アンプにおいて、上記オペ
アンプの出力端子に、上記オペアンプの駆動用直流電源
がゲート電圧として与えられ該ゲート電圧が有るときは
オフ状態となるとともにゲート電圧が無いときはオン状
態となる電解効果トランジスタを接続し、駆動用直流電
源のオフにともなう上記位相補償用コンデンサの放電電
流を上記電解効果トランジスタを介してバイパスさせる
ようにしたので、駆動用直流電源のオフ動作の際に、位
相補償用コンデンサの放電が原因して一時的に発生して
いた出力を解消することができるようになり、絶縁アン
プの誤出力防止を実現でき、制御系や計測回路を誤動作
させるおそれを確実に回避できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す回路構成図、第2図
は、同実施例に用いられるデプレッション形FETの特性
を説明するための図、第3図は、従来の絶縁アンプの一
例を示す回路構成図、第4図は、同回路の動作を説明す
るための図である。 1……増幅部、2、4……ゲイン設定用抵抗、3……オ
ペアンプ、5……位相補償用コンデンサ、6……負荷、
7……絶縁アンプ駆動用電源部、8……DC/DCコンバー
タ、9……FET、10……ゲート電圧調整抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲイン設定抵抗および位相補償用コンデン
    サが接続されるとともに駆動用直流電源が接続されたオ
    ペアンプを有する絶縁アンプにおいて、上記オペアンプ
    の出力端子に接続され且つ上記オペアンプの駆動用直流
    電源がゲート電圧として与えられ該ゲート電圧が有ると
    きはオフ状態となるとともにゲート電圧が無いときはオ
    ン状態となる電解効果トランジスタを具備し、上記駆動
    用直流電源のオフにともなう上記位相補償用コンデンサ
    の放電電流を上記電解効果トランジスタを介してバイパ
    スさせるようにしたことを特徴とする絶縁アンプの誤出
    力防止回路。
JP11873889U 1989-10-12 1989-10-12 絶縁アンプの誤出力防止回路 Expired - Lifetime JPH0741208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11873889U JPH0741208Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 絶縁アンプの誤出力防止回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11873889U JPH0741208Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 絶縁アンプの誤出力防止回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0358025U JPH0358025U (ja) 1991-06-05
JPH0741208Y2 true JPH0741208Y2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=31666890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11873889U Expired - Lifetime JPH0741208Y2 (ja) 1989-10-12 1989-10-12 絶縁アンプの誤出力防止回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741208Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099285A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Samsung Electronics Co Ltd ポップアップノイズ防止回路、これを含むデジタルアンプ及びデジタルアンプのポップアップノイズ防止方法
JP2013093800A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Ricoh Co Ltd オーディオ機器の出力回路とその制御方法、及びそれを備えた電子機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099285A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Samsung Electronics Co Ltd ポップアップノイズ防止回路、これを含むデジタルアンプ及びデジタルアンプのポップアップノイズ防止方法
JP2013093800A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Ricoh Co Ltd オーディオ機器の出力回路とその制御方法、及びそれを備えた電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0358025U (ja) 1991-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5528192A (en) Bi-mode circuit for driving an output load
EP0204915B1 (en) Balanced differential amplifier
JP3695577B2 (ja) Dc−dcコンバータ用pwm制御回路
JPH11262248A (ja) Dc/dcコンバ−タ
JPH0741208Y2 (ja) 絶縁アンプの誤出力防止回路
GB1497690A (en) Amplifier circuit arrangements
JPH02149108A (ja) ゲート電圧制御回路
JP2777302B2 (ja) オフセット検出回路、出力回路および半導体集積回路
US4288755A (en) Protective circuit for a direct-coupled amplifier
JP2000022451A (ja) 信号処理回路装置
JPH0557771B2 (ja)
JPH0321065Y2 (ja)
KR19990069977A (ko) 오프셋 제어 기능을 갖는 증폭 회로
KR0154845B1 (ko) 잡음 필터를 갖는 전류 감지 회로
JPS6352482B2 (ja)
KR960008144Y1 (ko) 정전류 회로
JP2023168757A (ja) 増幅器、増幅回路、および電流検出装置
JPH0336098Y2 (ja)
JP2003504907A (ja) 第1の増幅器と第2の増幅器とを備え、どの場合も、2つの増幅器のうち、1つの増幅器だけを最大に増幅するようになされている構成
JPH0763783A (ja) 加速度センサ
JPS6022657Y2 (ja) 直結増幅器の外乱防止回路
JPH0126202B2 (ja)
JP2583943B2 (ja) 混成電力増幅装置
JPH0117847Y2 (ja)
KR950026226A (ko) 영상신호의 자동이득 보상회로