JPH0741204Y2 - 誘電体共振子 - Google Patents

誘電体共振子

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Publication number
JPH0741204Y2
JPH0741204Y2 JP1990081032U JP8103290U JPH0741204Y2 JP H0741204 Y2 JPH0741204 Y2 JP H0741204Y2 JP 1990081032 U JP1990081032 U JP 1990081032U JP 8103290 U JP8103290 U JP 8103290U JP H0741204 Y2 JPH0741204 Y2 JP H0741204Y2
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JP
Japan
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dielectric resonator
resonance frequency
conductor patterns
resonator
frequency
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990081032U
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English (en)
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JPH0439704U (ja
Inventor
賢司 水野
淳二 近田
昌幸 堀
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は誘電体共振子に関するもので、特に共振周波
数の調整手段の改良に関する。
《従来の技術》 従来の誘電体共振子を本考案の一実施例を示す第1図
(共振器の側面図)を援用して説明すると、誘電体共振
子による共振器は、Q特性の高い誘電体共振子1をケー
ス2内の支持台20上に固着すると共に、その誘電体共振
子1を中央にして入力アンテナ3及び出力アンテナ4を
対向に配し、かつ各々を入力コネクタ30および出力コネ
クタ40に接続している。そして、ケース2のフタ21には
誘電体共振子1の上方にある部位に共振周波数を調整す
るための調整ネジ5が配設される。さらに、誘電体共振
子1は、円柱あるいは立方などの形状に成形されてお
り、支持台20上に固着(実装)する前にまずその上面あ
るいは下面を適宜に削ることで共振周波数を調整し、実
装後上方の調整ネジ5を適宜に出入れすることで共振周
波数を微調整することにしている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、この場合、調整ネジ5の出入れにより共
振周波数を微調整できるものの、誘電体共振子1のQ特
性は調整ネジ5をケース2に突出するに応じてその劣化
が著しいという不都合があり、調整ネジ5の突出量は少
ないことが望ましい。このため研削による周波数調整を
適切に施す必要があるが、この調整は、誘電体共振子1
を支持台20に仮固着してその共振周波数を測定し、次に
これを取外して研削するといった作業を繰り返し実行せ
ねばならず、煩雑で手間がかかりコスト高を招くなど問
題があった。
また、誘電体共振子1を支持台20に固着する際、微妙に
位置ずれを生ずることから共振周波数に変動をきたす不
都合があり、研削によるせっかくの調整値が固着時に狂
うことになるので改善の要望があった。
この考案は、上記のような背景に鑑みてなされたもので
あり、共振周波数の調整を容易に行なえ、Q特性の改善
を図れる誘電体共振子の提供をその目的としている。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するため、この考案は、閉空間を形成す
る金属壁内に配設される誘電体共振器であって、その誘
電体共振器の表面に矩形の導体パターンを複数設けると
ともに、その複数の導体パターンのうち少なくとも一部
を除去可能とした。
《作用》 以上のように構成すると、所望とする周波数に調整する
にあたって導体パターンの数を設定してこの矩形の導体
パターンを削り落とすだけでよいため定量的に周波数調
整ができ調整が極めて簡便となる。また、複数の導体パ
ターンを加工するにあたってこれらがそれぞれ矩形であ
るため正確かつ容易に行えるとともに周波数及びQ特性
の設定も正確かつ容易にできる。さらに、矩形の導体パ
ターンを複数設けたため連続した形状のものに比してQ
特性が優れる。
《実施例》 以下、この考案の実施例を添付図面を参照しながら説明
する 第1図は、本考案による誘電体共振子の一実施例の適用
を示す共振器の側面図であり、第2図は第1図に示す共
振器をII−II矢視した平面図である。
この共振器については既に詳しく説明したのでここでは
重複した説明はしない。
誘電体共振子1は、本実施例では円柱状に形成されてお
り、本考案では従来と異なりその表面において後述する
第4図に示すような矩形の導体パターン60を多数設けて
構成され、以下、第1図及び第2図に示すようにこれら
多数の導体パターン60を総じて導体パターン6として説
明する。
このため、誘電体共振子1の共振周波数は導体パターン
6の大きさに対応して変更になり、第3図に示すように
導体パターン6の大きさに比例することになる。すなわ
ち、導体パターン6を適宜に削ることで共振周波数を調
整できる。これは、支持台20に誘電体共振子1を実装し
た状態で行なえることから、従来のような取外しの手間
がなく、当然再固着の必要もないので位置ズレによる共
振周波数の狂いを防止できる。したがって、共振子周波
数の調整が容易になり、作業時間の短縮など省力化を図
れる。
ところで、誘電体共振子1の特性は、第3図に示すよう
に、導体パターン6の大きさに反比例して劣化すること
になるが、その誘電体共振子1の共振周波数は導体パタ
ーン6を適宜に削ることで所望の値に大方設定できるの
で、調整ネジ5の突出量は従来に比して少なくて良く、
このためQ特性の劣化が従来よりも少なくなり、改善す
ることができる。
次に、前述した導体パターン6について説明する。第4
図に示すものは、導体パターン6を構成する矩形の導体
パターン60を誘電体共振子1の表面に多数設けており、
これを適宜に削り取ることで共振周波数を調整する。即
ち、所望とする周波数に調整するにあたって導体パター
ン60の数を設定してこの矩形の導体パターン60を削り落
とすだけでよいため定量的に周波数調整ができ調整が極
めて簡便となる。また、多数の導体パターン60を加工す
るにあたってこれらがそれぞれ矩形であるため正確かつ
容易に行えるとともに周波数及びQ特性の設定も正確か
つ容易にできる。さらに、矩形の導体パターン60を多数
設けたため連続した形状のものに比してQ特性が優れ
る。このように本考案では導体パターンの形状および数
を適宜に変更可能であり、上記実施例には限定されな
い。
尚、本願考案では導体パターンを削ることで共振周波数
の調整ができるため微調整用のネジを必ずしも用いる必
要はない。
《考案の効果》 以上、実施例で詳細に説明したように、この考案にかか
る誘電体共振子によれば、導体パターンの大きさに対応
して共振周波数が変更になるので、実装状態の誘電体共
振子は取外しせずに導体パターンを適宜に削ることでそ
の共振周波数を調整することができ、その調整を容易に
行なえる。このとき、共振周波数は導体パターンを適宜
に削ることで所望の値に大方設定できるので、調整ネジ
が不要になるが、仮に必要としても調整ネジの突出量を
従来に比して減ずることができ、これによりQ特性を改
善できる。
所望とする周波数に調整するにあたって定量的に周波数
調整ができ調整が極めて簡便となる。また、複数の導体
パターン0を加工するにあたって正確かつ容易に行える
とともに周波数及びQ特性の設定も正確かつ容易にでき
る。さらに、矩形の導体パターンを複数設けたため連続
した形状のものに比してQ特性が優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の適用を示す共振器の側面
図、第2図は第1図をII−II矢視した平面図、第3図は
導体パターンの大きさに対する共振周波数およびQ特性
を示すグラフ、第4図は導体パターンを示す平面図であ
る。 1……誘電体共振子 6,60……導体パターン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉空間を形成する金属壁内に配設される誘
    電体共振器であって、その誘電体共振器の表面に矩形の
    導体パターンを複数設けるとともに、その複数の導体パ
    ターンのうち少なくとも一部を除去可能としたことを特
    徴とする誘電体共振子。
JP1990081032U 1990-07-30 1990-07-30 誘電体共振子 Expired - Lifetime JPH0741204Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1990081032U JPH0741204Y2 (ja) 1990-07-30 1990-07-30 誘電体共振子

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JP1990081032U JPH0741204Y2 (ja) 1990-07-30 1990-07-30 誘電体共振子

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Publication Number Publication Date
JPH0439704U JPH0439704U (ja) 1992-04-03
JPH0741204Y2 true JPH0741204Y2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=31626613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990081032U Expired - Lifetime JPH0741204Y2 (ja) 1990-07-30 1990-07-30 誘電体共振子

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JP (1) JPH0741204Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61126605U (ja) * 1985-01-25 1986-08-08
JPS626501A (ja) * 1985-07-02 1987-01-13 Fujitsu Ltd 誘電体フイルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0439704U (ja) 1992-04-03

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