JPH0741188A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH0741188A
JPH0741188A JP5189788A JP18978893A JPH0741188A JP H0741188 A JPH0741188 A JP H0741188A JP 5189788 A JP5189788 A JP 5189788A JP 18978893 A JP18978893 A JP 18978893A JP H0741188 A JPH0741188 A JP H0741188A
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JP
Japan
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cassette
recording paper
recording
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JP5189788A
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English (en)
Inventor
Keiichi Fukazawa
啓一 深澤
Takashi Yoshida
吉田  隆
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、記録紙に傷を付けたり、画像形
成装置本体から給紙カセットを引き出す場合に、記録紙
を一部画像形成装置本体内に残留させてしまうことのな
い給紙装置を提供することを目的とする。 【構成】 給紙カセット10の記録紙Pを取り出す前部
側に、後端側がカセット本体11側に回動自在に支持さ
れ、前部側14eが記録紙P上に載置される揺動蓋14
を設ける。また、給紙カセット10が装着されるプリン
タ本体20側に、給紙カセット10の揺動蓋14の前部
側14eを記録紙Pの上方に回動させる溝カム22を設
ける。給紙カセット10の引き出しに当り、先端部がカ
セット本体の前端部上に残留する記録紙Pを、この前端
部と揺動蓋14の前部側14eとで挟んで、給紙カセッ
ト10側に保持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学読取装置、プリ
ンタ、複写機等の画像形成装置に用いられる給紙装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特開昭64−2951号公
報に示された従来の給紙装置の給紙カセット前部側周り
の側断面図、図6はこの給紙装置に用いられる給紙カセ
ットの断面図、図7および図8はこの給紙装置の動作説
明図である。
【0003】図において、1は画像形成装置本体である
プリンタ本体20内に着脱容易に取り付けられる給紙カ
セットである。この給紙カセット1は内部に所定サイズ
の記録紙Pを複数枚積載して保持し、前部側底板に開口
部1a−1を有したカセット本体1aと、一端部がカセ
ット本体1aの底板に回動可能に支持され、カセット本
体1a内の記録紙Pの前部側を上向きに傾斜させる揺動
板1bと、カセット本体1aの後部側上部を覆う蓋部材
1c等とから構成されている。
【0004】2はプリンタ本体20に装着された給紙カ
セット1の前部側上方に設けられ、矢印方向に回転して
記録紙Pを給紙カセット1の外方に搬送する給紙ロー
ラ、3は給紙ローラ2近傍の給紙カセット1上方に設け
られた記録紙Pの規制部材である。この規制部材3は後
端の回動可能な支軸部3aと、給紙カセット1の前端部
のしきい板1a−2上方に設けられ、しきい板1a−2
上の記録紙Pの移動を規制する規制部3bと、支軸部3
aと規制部3b間に設けられ、下方に突出して記録紙P
に当接する当接部3cとから構成されている。4は給紙
カセット1の揺動板1bを上方に回動させ、記録紙Pを
給紙ローラ2側に加圧する押上レバーである。
【0005】5は給紙ローラ2の前方に設けられ、矢印
方向に回転して給紙ローラ2によって送られた記録紙P
を所定の送り方向イであるプリンタ本体20内に送り込
む第1の摩擦手段としての搬送ローラ、6は搬送ローラ
5下方に設けられ、矢印方向に回転して給紙ローラ2に
よって送られた記録紙Pを送り方向イとは逆の給紙カセ
ット1内に留めようとする第2の摩擦手段としての分離
ローラ、7は先端部に分離ローラ6を回動自在に支持
し、分離ローラ6を上下に移動させて、この分離ローラ
6を搬送ローラ5に対して進退させるレバーである。
【0006】つぎにこの給紙装置の動作について説明す
る。給紙カセット1のカセット本体1a内に多数の記録
紙Pを積載した給紙カセット1をプリンタ本体20内に
装着後、画像形成作業が開始されると、押上レバー4が
上動し、給紙カセット1内の記録紙Pを給紙ローラ2側
に押し当てる。このことにより、規制部材3も当接部3
cが記録紙Pに押されて、支軸部3aを中心に上方へ回
動される。つづいて給紙ローラ2が回転し、給紙カセッ
ト1内の記録紙Pを給紙カセット1の外方の搬送ローラ
5と分離ローラ6側に移動させる。この場合、給紙カセ
ット1内の最上層の記録紙P1のみでなく、記録紙相互
間の摩擦力によりその下方の記録紙Pも共に、搬送ロー
ラ5と分離ローラ6側に移動される。
【0007】一方、搬送ローラ5は矢印方向に回転し
て、記録紙Pを送り方向イであるプリンタ本体20内方
に移動させようとするが、これに近接して配設される分
離ローラ6は搬送ローラ5近傍において、この搬送ロー
ラ5の回転方向と対向する向きに回転されるため、記録
紙Pのプリンタ本体20内方への移動を規制しようとす
る。このため、最上層の記録紙P1のみが搬送ローラ5
と分離ローラ6間を通ってプリンタ本体20の内方に移
動し、その下方の数枚の記録紙P2は、図7に示すよう
に、その先端部が分離ローラ6に当接して、プリンタ本
体20内方への移動が規制された状態となる。そして1
枚目の記録紙P1がある程度プリンタ本体20内に移動
されると、押上レバー4が下降するとともに、給紙ロー
ラ2が停止する。つづいて、1枚目の記録紙P1がほぼ
搬送ローラ5と分離ローラ6間を通過すると、レバー7
が下降し、分離ローラ6が搬送ローラ5から離される。
【0008】この場合、分離ローラ6によって移動を規
制されていた記録紙P2は、その前部側が給紙カセット
1のしきい板1a−2上まで下降するため、規制部材3
も先端の規制部3bが支軸部3aを中心に下方に回動す
る。このため、図8に示すように、規制部材3の規制部
3bがしきい板1a−2上の記録紙Pの先端部に覆いか
ぶさるように移動して、しきい板1a−2上の記録紙P
を給紙カセット1側にできるだけ移動させる。したがっ
て、その後給紙作業がなく、給紙カセット1をプリンタ
本体20から取り出した場合、しきい板1a−2上の記
録紙Pはプリンタ本体20側に残されず、給紙カセット
1とともに取り出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の給紙装置においては、規制部材3の規制部3bがし
きい板1a−2上の記録紙Pに接する場合に、この規制
部材3が記録紙Pを傷つけてしまったり、記録紙Pが規
制部材3等に引っ掛かってしまい、給紙カセット1の引
き出し時に、この記録紙Pがプリンタ本体20内に残留
してしまうという課題があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、記録紙に傷を付けたり、画像形成
装置本体から給紙カセットを引き出す場合に、記録紙を
一部画像形成装置本体内に残留させてしまうことのない
給紙装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る給紙装置では、画像形成装置本体に装着された給紙
カッセト内の記録紙を、この給紙カセットの近傍に配置
される第1および第2の摩擦手段間に導き、記録紙を画
像形成装置本体内の送り方向に移動させる第1の摩擦手
段と、この第1の摩擦手段による記録紙の送り方向への
移動を阻止する第2の摩擦手段とにより、給紙カセット
内の記録紙を一枚ずつ画像形成装置本体内に供給する給
紙装置において、給紙カセットの記録紙を取り出す前部
側に、後端側がカセット本体側に回動自在に支持され、
前部側が記録紙上に載置される揺動蓋を設け、かつ、画
像形成装置本体側に、給紙カセットの着脱操作により、
この給紙カセットの揺動蓋をその後端側を中心として回
動させるガイド手段を設けたものである。
【0012】また、この発明の第2の発明に係る給紙装
置では、給紙カセットの記録紙を取り出す前部側に、後
端側がカセット本体側に回動自在に支持され、前部側が
記録紙上に載置される揺動蓋を設けるとともに、この揺
動蓋の前部側内面と、この給紙カセット前端部のしきい
板上部とに摩擦材を取り付け、かつ、画像形成装置本体
側に、給紙カセットの着脱操作により、この給紙カセッ
トの揺動蓋をその後端側を中心として回動させるガイド
手段を設けたものである。
【0013】また、この発明の第3の発明に係る給紙装
置では、給紙カセットの記録紙を取り出す前部側に、後
端側がカセット本体側に回動自在に支持され、前部側が
記録紙上に載置される揺動蓋を設けるとともに、この揺
動蓋の後端側と給紙カセットの後部側の固定蓋との間
に、手差し給紙部を設け、かつ、画像形成装置本体側
に、給紙カセットの着脱操作により、この給紙カセット
の揺動蓋をその後端側を中心として回動させるガイド手
段を設けたものである。
【0014】
【作用】この発明の第1の発明では、給紙カセットを画
像形成装置本体内に装着すると、給紙カセットの記録紙
上に載置されていた揺動蓋の前部側は、画像形成装置本
体のガイド手段によって記録紙から離される。そして、
この状態で、第1摩擦手段と第2摩擦手段間に記録紙を
導き、この第1および第2摩擦手段によって給紙カセッ
ト内の記録紙は一枚ずつ送り方向である画像形成装置本
体内方に供給される。この場合、第1摩擦手段は記録紙
を送り方向に移動させるように作動するが、第2の摩擦
手段はこの記録紙の送り方向への移動を阻止するように
作動するため、第1および第2摩擦手段間に複数の記録
紙が導かれても、この第1および第2摩擦手段によって
記録紙は一枚ずつ給紙される。
【0015】つぎに、給紙作業が終了すれば、第1およ
び第2摩擦手段の作動が停止するため、先端部がこれら
の近傍まで移動している記録紙は、この先端部がカセッ
ト本体の先端部上まで落下した状態となる。この状態で
給紙カセットを画像形成装置本体側から引き出すと、上
記記録紙は画像形成装置本体側に残留しようとするが、
この給紙カセットの引き出し操作の際に、ガイド手段に
より揺動蓋の前部側が記録紙側に回動されて、揺動蓋の
前部側により残留しようとする記録紙が挟み付けられ
て、給紙カセットとともに画像形成装置本体側に引き出
される。
【0016】この発明の第2の発明では、第1の発明の
場合において、揺動蓋の前部側の内面と、給紙カセット
前端部のしきい板上部に摩擦材を取り付けているため、
給紙カセットの引き出し操作の際に、残留しようとする
記録紙が揺動蓋としきい板とに取り付けられた摩擦材の
間に挟まれる。そして、摩擦材により、すべりを生じさ
せることなく充分に、記録紙を保持することができ、給
紙カセットの引き出しに当り、画像形成装置本体内に記
録紙が残留する可能性をより一層無くすことができる。
【0017】この発明の第3の発明では、第1の発明の
場合において、揺動蓋の後端部と給紙カセットの後部側
の固定蓋との間に手差し給紙部を設け、この手差し給紙
部より記録紙を手差しで供給できるようにしている。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の第1乃至第3の発明の一実施例で
ある給紙装置の断面図、図2はこの給紙装置に用いられ
る給紙カセットの斜視図、図3はこの給紙カセットの平
面図、図2はこの給紙装置のプリンタ本体側の断面図で
ある。なお、図5乃至図8で示される給紙装置と同一ま
たは相当部分には同一符号を付しその説明を省略する。
【0019】まず、プリンタ本体20内に着脱容易に取
り付けられる給紙カセット10について説明する。図に
おいて、11は内部に所定サイズの記録紙Pを複数枚積
載して保持するカセット本体である。このカセット本体
11には、記録紙Pを取り出す前部側の底板に開口部1
1aが形成されているとともに、前部側の左右の側板に
上向きのU溝11bが形成されている。12はカセット
本体11の底板に回動自在に支持され、カセット本体1
1内の記録紙Pの前部側を上向きに傾斜させる揺動板、
13はカセット本体11のプリンタ本体20側から外方
に突出している後部側の上部を覆う固定蓋である。この
固定蓋13はカセット本体11の上部側に加圧状態で着
脱容易に取り付けられている。また、固定蓋13の前端
側には下方に傾斜した下傾部13aが形成され、この下
傾部13aの左右の両側部に、支軸部13bが上向きに
突出した状態で設けられている。
【0020】14はカセット本体11の記録紙Pを取り
出す前部側の上部を、カセット本体11内に入れ込まれ
た状態で覆う揺動蓋である。この揺動蓋14の後部側は
上方に傾斜した上傾部14aとなっており、この上傾部
14aの左右の両側部が固定蓋13の支軸部13bに回
動自在に支持されている。また、揺動蓋14の前端の左
右両側には、カセット本体11のU溝11bを通って揺
動軸14bが取り付けられ、この揺動軸14bのカセッ
ト本体11からの左、右の突出部に、カムフォロア14
cが回動自在に取り付けられている。さらに揺動蓋14
の前部側中央には、記録紙Pの画像形成幅Wと同幅の切
欠き部14dが形成されており、この切欠き部14dの
左、右の両側には、記録紙Pの非画像域に載置される載
置部14eが形成されている。
【0021】15は固定蓋13の下傾部13aと揺動蓋
14の上傾部14aとで形成される記録紙Pの手差し
部、16は揺動蓋14の載置部14eの下面側に取り付
けられる摩擦材としての第1摩擦部材である。この第1
摩擦部材16は表面に多数の小さな凹凸を有しており、
揺動蓋14の載置部14eが記録紙P上に載置された際
に、この第1摩擦部材16が記録紙Pに当接することに
より、この記録紙Pの移動を規制する役割を有してい
る。17はカセット本体11の前端部のしきり板11c
上に取り付けられている摩擦材としての第2摩擦部材で
ある。この第2摩擦部材17も表面に多数の小さな凹凸
を有しており、しきり板11c上に載置される記録紙P
に当接して、この記録紙Pの移動を規制する役割を有し
ている。
【0022】つぎに、この給紙装置のプリンタ本体20
側の構成について説明する。21はプリンタ本体20に
対して給紙カセット10を着脱するための装着路であ
り、この装着路21の前端部に給紙カセット10を位置
決めするストッパ21aが形成されている。22は装着
路21の左右両側面に形成された、給紙カセット10の
カムフォロア14cと係合するガイド手段としての溝カ
ムである。この溝カム22は装着路21の入口側から内
部に向かって、下部水平溝部22aと、上傾溝部22b
と、上部水平溝部22cとにより構成されている。な
お、この装着路21の前部側下方には押上レバー4が配
設されているとともに、前部側上方には給紙ローラ2が
配設されている。また、給紙ローラ2のさらに前方側に
は、搬送ローラ5と分離ローラ6とが配設されている。
【0023】つぎに、この給紙装置の動作について説明
する。まず、給紙カセット10のプリンタ本体20への
装着作業について説明する。給紙カセット10をプリン
タ本体20の装着路21に差し込むと、給紙カセット1
0のカムフォロア14cが溝カム22の下部水平溝部2
2aに係合する。そして、給紙カセット10を装着路2
1内に順次差し込んでいくと、カムフォロア14cは溝
カム22の上傾溝部22bに係合して上方に移動される
ため、給紙カセット10の揺動蓋14の載置部14eも
上方に押し上げられる。そして最終的に給紙カセット1
0がその前端部を装着路21のストッパ21aに押し当
てられて装着路21内に位置決めされた時点では、カム
フォロア14cは溝カム22の上部水平溝部22cに係
合し、揺動蓋14の載置部14eは記録紙Pの充分上方
に押し上げられた位置に位置決めされる。
【0024】ついで、プリンタ本体20内への給紙作業
について説明する。プリンタ本体20側で画像形成作業
が開始されると、押上レバー4が上動し、揺動板12を
介して給紙カセット10内の記録紙Pが給紙ローラ2に
押し当てられる。その後、給紙ローラ2が回転し、給紙
カセット10内の記録紙Pを搬送ローラ5と分離ローラ
6側に移動させる。この場合、複数の記録紙Pが搬送ロ
ーラ5と分離ローラ6側に移動されるが、搬送ローラ5
は記録紙Pを送り方向イであるプリンタ本体20内方へ
移動させるように回転されるとともに、分離ローラ6は
送り方向イとは逆に記録紙Pを給紙カセット10内に押
し戻すように回転される。したがって、最上部の記録紙
P1のみがプリンタ本体20の内方に送られ、他の記録
紙Pは、図1で示されるように、前端部が分離ローラ6
に接した状態となって給紙カセット10内に留められ
る。
【0025】そして、1枚目の記録紙Pの給紙作業が終
わりに近ずくと、押上レバー4が下降するとともに、給
紙ローラ2が停止する。そして、一枚目の記録紙P1の
後端が搬送ローラ5と分離ローラ6間をほぼ通過した時
点で、レバー7が回動して分離ローラ6は下方に押し下
げられ、搬送ローラ5から離される。その後、同様にし
て2枚目以降の記録紙Pの給紙作業が繰り返される。そ
して、最終的に給紙作業が終了すると、複数枚の記録紙
Pは分離ローラ6の回動により、その前部側がカセット
本体11のしきり板11c上に載置された状態となる。
なお、給紙カセット10の手差し部15はプリンタ本体
20の外方に位置決めされているため、この手差し部1
5から手差しの記録紙Pを挿入すれば、この手差しの記
録紙Pを給紙カセット10内の記録紙Pの最上部に位置
させることができ、この手差しの記録紙Pを優先的にプ
リンタ本体20の内方に送り、手差しの記録紙P上に画
像を形成することができる。
【0026】つぎに、給紙カセット10内への記録紙P
の補給やその他の理由により、給紙カセット10がプリ
ンタ本体20から引き出される場合について説明する。
給紙カセット10を装着路21に沿ってプリンタ本体2
0外方に引き抜き始めると、カセット本体11のしきり
板11c上に載置される記録紙Pは装着路21内に残留
しようとするが、この場合、給紙カセット10のカムフ
ォロア14cが溝カム22の上傾溝部22bを通って下
部水平溝部22aに係合するため、揺動蓋14の載置部
14eが自重により支軸部13bを中心に下方に回動し
て、第1摩擦部材16を介して記録紙P上に載置され
る。このため、一端部側がしきり板11cに載置される
記録紙Pは、しきり板11cと揺動蓋14の載置部14
eとで挟み込まれた状態となり、装着路21内に残留す
ることなく確実に給紙カセット10とともに、外部に取
り出される。
【0027】この場合、しきり板11c上の記録紙P
は、揺動蓋14の載置部14e下面に取り付けられた第
1摩擦部材16と、しきり板11cの上部に取り付けら
れて第2摩擦部材17とにより挟み付けられ、この第1
および第2摩擦部材16,17を介して給紙カセット1
0側に強く保持されるため、この記録紙Pがプリンタ本
体20の装着路21内に残留する可能性は全くない。ま
た、この場合、第2摩擦部材17は記録紙Pの非画像領
域に当接するため、この第2摩擦部材17によって、記
録紙Pの画像形成領域に傷等が付けられることもない。
【0028】以上のように、この給紙装置では、給紙カ
セット10の揺動蓋14を回動可能とし、この給紙カセ
ット10がプリンタ本体20内に装着された場合は、こ
の揺動蓋14の載置部14eを給紙カセット10内の記
録紙Pの上方に移動させるが、この給紙カセット10を
プリンタ本体20外に引き出す場合は、この揺動蓋14
の載置部14eを記録紙P上に載置し、この載置部14
eとカセット本体11のしきり板11cとの間で記録紙
Pを挟み付けるようにしたため、給紙中に記録紙Pを傷
つけてしまったり、給紙カセット10の取り出しに伴な
い、記録紙Pをプリンタ本体20内に残してしまうこと
はない。
【0029】なお、上記実施例ではガイド手段として溝
カム22を使用したが、これに限らず、プリンタ本体2
0内に板カムやリンク機構を備えて、これらのガイド手
段により揺動蓋14の載置部14eを上下動させるよう
にしてもよい。
【0030】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を有する。
【0031】この発明の第1の発明によれば、給紙カセ
ットの記録紙を取り出す前部側に、後端側がカセット本
体側に回動自在に支持され、前部側が記録紙上に載置さ
れる揺動蓋を設け、かつ、画像形成装置本体側に、給紙
カセットの装着操作により、この給紙カセットの揺動蓋
の前部側をその後端部を中心として回動させるガイド手
段を設けたので、給紙中等に記録紙に傷を付けたり、画
像形成装置本体から給紙カセットを引き出す際に、記録
紙を一部画像形成装置本体内に残留させてしまうことは
ない。
【0032】また、この発明の第2の発明によれば、上
記第1の発明において、揺動蓋の前部側内面と、給紙カ
セット前端部のしきい板上部に摩擦材を取り付けたの
で、上記第1の発明と同様な効果を得ることができると
ともに、給紙カセットに摩擦材を取り付けた分、さらに
確実に、画像形成装置本体内に記録紙を残すこと無く、
給紙カセットの引き出しができる。
【0033】また、この発明の第3の発明によれば、上
記第1の発明において、揺動蓋の後端側と給紙カセット
の後部側の固定蓋との間に、手差し給紙部を設けたの
で、上記第1の発明と同様な効果を得ることができると
ともに、手差し給紙部を設けた分、給紙カセットの利用
価値が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る給紙装置の断面図で
ある。
【図2】図1の給紙装置に用いられる給紙カセットの斜
視図である。
【図3】図1の給紙カセットの平面図である。
【図4】図1の給紙装置の画像形成装置本体側の断面図
である。
【図5】従来の給紙装置の給紙カセット前部側周りの断
面図である。
【図6】図5の給紙装置の断面図である。
【図7】図5の給紙装置の作用説明図である。
【図8】図5の給紙装置の作用説明図である。
【符号の説明】
5 搬送ローラ(第1の摩擦手段) 6 分離ローラ(第2の摩擦手段) 10 給紙カセット 11 カセット本体 11c しきり板 13 固定蓋 14 揺動蓋 14e 載置部(前部側) 16 第1摩擦部材(摩擦材) 17 第2摩擦部材(摩擦材) 20 プリンタ本体(画像形成装置本体) 22 溝カム(ガイド手段) P 記録紙 P1 記録紙 P1 記録紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に装着された給紙カッ
    セト内の記録紙を、この給紙カセットの近傍に配置され
    る第1および第2の摩擦手段間に導き、記録紙を画像形
    成装置本体内の送り方向に移動させる前記第1の摩擦手
    段と、この第1の摩擦手段による前記記録紙の送り方向
    への移動を阻止する前記第2の摩擦手段とにより、前記
    給紙カセット内の記録紙を一枚ずつ前記画像形成装置本
    体内に供給する給紙装置において、 前記給紙カセットの記録紙を取り出す前部側に、後端側
    がカセット本体側に回動自在に支持され、前部側が記録
    紙上に載置される揺動蓋を設け、 かつ、前記画像形成装置本体側に、前記給紙カセットの
    着脱操作により、この給紙カセットの前記揺動蓋をその
    後端側を中心として回動させるガイド手段を設け、 前記給紙カセットの引き出し操作の際に、前記ガイド手
    段により前記揺動蓋の前部側を記録紙側に回動させて、
    前記揺動蓋の前部側で前記第1および第2の摩擦手段付
    近に残留する記録紙を挟み付けて、前記残留する記録紙
    を前記給紙カセットとともに取り出すようにしたことを
    特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に装着された給紙カッ
    セト内の記録紙を、この給紙カセットの近傍に配置され
    る第1および第2の摩擦手段間に導き、記録紙を画像形
    成装置本体内の送り方向に移動させる前記第1の摩擦手
    段と、この第1の摩擦手段による前記記録紙の送り方向
    への移動を阻止する前記第2の摩擦手段とにより、前記
    給紙カセット内の記録紙を一枚ずつ前記画像形成装置本
    体内に供給する給紙装置において、 前記給紙カセットの記録紙を取り出す前部側に、後端側
    がカセット本体側に回動自在に支持され、前部側が記録
    紙上に載置される揺動蓋を設けるとともに、この揺動蓋
    の前部側内面と、この給紙カセット前端部のしきい板上
    部とに摩擦材を取り付け、 かつ、前記画像形成装置本体側に、前記給紙カセットの
    着脱操作により、この給紙カセットの前記揺動蓋をその
    後端側を中心として回動させるガイド手段を設け、 前記給紙カセットの引き出し操作の際に、前記ガイド手
    段により前記揺動蓋の前部側を記録紙側に回動させて、
    前記揺動蓋の前部側内面と前記しきい板上部とに取り付
    けられた前記摩擦材で前記第1および第2の摩擦手段付
    近に残留する記録紙を挟み付けて、前記残留する記録紙
    を前記給紙カセットとともに取り出すようにしたことを
    特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体に装着された給紙カッ
    セト内の記録紙を、この給紙カセットの近傍に配置され
    る第1および第2の摩擦手段間に導き、記録紙を画像形
    成装置本体内の送り方向に移動させる前記第1の摩擦手
    段と、この第1の摩擦手段による前記記録紙の送り方向
    への移動を阻止する前記第2の摩擦手段とにより、前記
    給紙カセット内の記録紙を一枚ずつ前記画像形成装置本
    体内に供給する給紙装置において、 前記給紙カセットの記録紙を取り出す前部側に、後端側
    がカセット本体側に回動自在に支持され、前部側が記録
    紙上に載置される揺動蓋を設けるとともに、この揺動蓋
    の後端側と前記給紙カセットの後部側の固定蓋との間
    に、手差し給紙部を設け、 かつ、前記画像形成装置本体側に、前記給紙カセットの
    着脱操作により、この給紙カセットの前記揺動蓋をその
    後端側を中心として回動させるガイド手段を設けたこと
    を特徴とする給紙装置。
JP5189788A 1993-07-30 1993-07-30 給紙装置 Pending JPH0741188A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015214420A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート給送装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015214420A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート給送装置及び画像形成装置

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