JPH0741135Y2 - 電流制御方式可変インダクタ - Google Patents
電流制御方式可変インダクタInfo
- Publication number
- JPH0741135Y2 JPH0741135Y2 JP14225989U JP14225989U JPH0741135Y2 JP H0741135 Y2 JPH0741135 Y2 JP H0741135Y2 JP 14225989 U JP14225989 U JP 14225989U JP 14225989 U JP14225989 U JP 14225989U JP H0741135 Y2 JPH0741135 Y2 JP H0741135Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- circuit
- short
- core
- variable inductor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコイル/トランスに関し、特に直流電流制御方
式による可変インダクタに関する。
式による可変インダクタに関する。
従来、この種の電流制御方式可変インダクタは、第3図
に示すように、コア4の主回路用の可変インダクタンス
巻線3と反対側に直流重畳用巻線8a−8bを施し、コア4
のこの部分の直流磁束が通る経路の一部に交流磁束侵入
抑制用の短絡巻線9a−9bを巻いて構成されていた。
に示すように、コア4の主回路用の可変インダクタンス
巻線3と反対側に直流重畳用巻線8a−8bを施し、コア4
のこの部分の直流磁束が通る経路の一部に交流磁束侵入
抑制用の短絡巻線9a−9bを巻いて構成されていた。
上述した従来の電流制御方式可変インダクタでは、直流
磁束が通る経路のいずれかの部分に交流磁束侵入抑制用
の短絡巻線を設けているが、直流重畳用巻線と短絡巻線
に通る磁束の量にかなりの差があり、主回路の信号が直
流重畳回路に流れ込むという欠点がある。また、一般的
にコアを飽和させる為の電流が微量で済むように直流重
畳用巻線は主回路に接続する巻線よりかなり巻数が多
く、直流重畳回路に高電圧のノイズが侵入し、直流重畳
回路が破損するという重大な問題となる。
磁束が通る経路のいずれかの部分に交流磁束侵入抑制用
の短絡巻線を設けているが、直流重畳用巻線と短絡巻線
に通る磁束の量にかなりの差があり、主回路の信号が直
流重畳回路に流れ込むという欠点がある。また、一般的
にコアを飽和させる為の電流が微量で済むように直流重
畳用巻線は主回路に接続する巻線よりかなり巻数が多
く、直流重畳回路に高電圧のノイズが侵入し、直流重畳
回路が破損するという重大な問題となる。
本考案の電流制御方式可変インダクタは、コアの一端に
直流重畳用巻線を施してなる直流重畳回路と、前記コア
の他端に可変インダクタンス巻線を施してなる主回路
と、前記コアの一端において前記直流重畳用巻線と平行
に巻かれ前記主回路の信号の侵入を防止する短絡巻線と
を備えている。
直流重畳用巻線を施してなる直流重畳回路と、前記コア
の他端に可変インダクタンス巻線を施してなる主回路
と、前記コアの一端において前記直流重畳用巻線と平行
に巻かれ前記主回路の信号の侵入を防止する短絡巻線と
を備えている。
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は本実施例
における直流重畳回路に侵入する主回路信号のレベルを
従来例と比較して示すグラフである。
における直流重畳回路に侵入する主回路信号のレベルを
従来例と比較して示すグラフである。
本実施例は直流重畳用巻線1a−1bと交流磁束侵入抑制用
巻線2a−2bをほぼ同一な空間位置を占めるように2本平
行にコア4の一端側に巻線し、交流磁束侵入抑制用巻線
2a−2bを接続し短絡巻線とする。一方、コア4の他端側
に可変インダクタンス巻線(主回路用)3を施してな
る。
巻線2a−2bをほぼ同一な空間位置を占めるように2本平
行にコア4の一端側に巻線し、交流磁束侵入抑制用巻線
2a−2bを接続し短絡巻線とする。一方、コア4の他端側
に可変インダクタンス巻線(主回路用)3を施してな
る。
このような本実施例において、第2図のグラフに示すよ
うに、可変インダクタンス巻線3に或る交流電流(正弦
波)が流れた時の直流重畳用巻線1a−1bに侵入する電圧
波形を調べると、短絡巻線無しの状態の波形5に比較
し、従来例の短絡巻線では波形6に示すように約半分程
度の電圧が発生しているが、本実施例の短絡巻線2a−2b
を使用した場合、波形7に示すように、同測定レンジで
交流電圧の発生は認められない。
うに、可変インダクタンス巻線3に或る交流電流(正弦
波)が流れた時の直流重畳用巻線1a−1bに侵入する電圧
波形を調べると、短絡巻線無しの状態の波形5に比較
し、従来例の短絡巻線では波形6に示すように約半分程
度の電圧が発生しているが、本実施例の短絡巻線2a−2b
を使用した場合、波形7に示すように、同測定レンジで
交流電圧の発生は認められない。
以上説明したように本考案は、直流重畳用巻線と交流磁
束抑制用短絡巻線を2本同時に巻線することにより、直
流重畳回路におけるノイズ成分や主回路信号成分をほぼ
完全に遮断することができ、従って直流重畳回路誤動作
防止用の部品が削除できる効果がある。また、電源系に
入る場合には、主回路の電力の流出を防ぐので、効率を
上げることが期待できる。
束抑制用短絡巻線を2本同時に巻線することにより、直
流重畳回路におけるノイズ成分や主回路信号成分をほぼ
完全に遮断することができ、従って直流重畳回路誤動作
防止用の部品が削除できる効果がある。また、電源系に
入る場合には、主回路の電力の流出を防ぐので、効率を
上げることが期待できる。
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は本実施例
における直流重畳回路に侵入する主回路信号のレベルを
従来例と比較して示すグラフ、第3図は従来の電流制御
方式可変インダクタの一例を示す斜視図である。 1a,8a……直流重畳用巻線(巻始め)、1b,8b……直流重
畳用巻線(巻終り)、2a,9a……交流磁束侵入抑制用短
絡巻線(巻始め)、2b,9b……交流磁束侵入抑制用短絡
巻線(巻終り)、3……可変インダクタンス巻線(主回
路用)、4……コア、5……8a−8b間に発生する侵入波
形(短絡巻線なし)、6……8a−8b間に発生する侵入波
形(従来例の短絡巻線)、7……1a−1b間に発生する侵
入波形(本実施例の短絡巻線)。
における直流重畳回路に侵入する主回路信号のレベルを
従来例と比較して示すグラフ、第3図は従来の電流制御
方式可変インダクタの一例を示す斜視図である。 1a,8a……直流重畳用巻線(巻始め)、1b,8b……直流重
畳用巻線(巻終り)、2a,9a……交流磁束侵入抑制用短
絡巻線(巻始め)、2b,9b……交流磁束侵入抑制用短絡
巻線(巻終り)、3……可変インダクタンス巻線(主回
路用)、4……コア、5……8a−8b間に発生する侵入波
形(短絡巻線なし)、6……8a−8b間に発生する侵入波
形(従来例の短絡巻線)、7……1a−1b間に発生する侵
入波形(本実施例の短絡巻線)。
Claims (1)
- 【請求項1】コアの一端に直流重畳用巻線を施してなる
直流重畳回路と、前記コアの他端に可変インダクタンス
巻線を施してなる主回路と、前記コアの一端において前
記直流重畳用巻線と平行に巻かれ前記主回路の信号の侵
入を防止する短絡巻線とを備えることを特徴とする電流
制御方式可変インダクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14225989U JPH0741135Y2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 電流制御方式可変インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14225989U JPH0741135Y2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 電流制御方式可変インダクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0379408U JPH0379408U (ja) | 1991-08-13 |
JPH0741135Y2 true JPH0741135Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31689095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14225989U Expired - Lifetime JPH0741135Y2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 電流制御方式可変インダクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741135Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-07 JP JP14225989U patent/JPH0741135Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0379408U (ja) | 1991-08-13 |
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