JPH0741108A - 医療用荷保管設備 - Google Patents
医療用荷保管設備Info
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- JPH0741108A JPH0741108A JP18656093A JP18656093A JPH0741108A JP H0741108 A JPH0741108 A JP H0741108A JP 18656093 A JP18656093 A JP 18656093A JP 18656093 A JP18656093 A JP 18656093A JP H0741108 A JPH0741108 A JP H0741108A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塵埃を排除しクリーン度を維持するととも
に、保管中の荷へのMRSAの汚染と増殖を予防した医
療用荷保管設備を提供する。 【構成】 本体1の天井部1Aに、通路4に沿って複数
の滅菌装置である紫外線殺菌ランプ27を設置し、さらに
棚3の各収納部2にそれぞれ、手術ボックス5に対向し
て紫外線殺菌ランプ28を設置し、またクリーンエア12を
棚3A,3Bに対して後面側から供給する構成とする。 【効果】 常に高いクリーン度を保つことができ、クリ
ーンな手術ボックス5を院内(手術室内)へ提供でき
る。また、紫外線殺菌ランプ27,28により手術ボックス
5に対して滅菌処理が行われることにより、万一荷保管
設備内へ侵入したMRSAの設備内での手術ボックス5
への感染、増殖を防止でき、手術ボックス5上のMRS
Aの院内(手術室)への侵入を防止できる。
に、保管中の荷へのMRSAの汚染と増殖を予防した医
療用荷保管設備を提供する。 【構成】 本体1の天井部1Aに、通路4に沿って複数
の滅菌装置である紫外線殺菌ランプ27を設置し、さらに
棚3の各収納部2にそれぞれ、手術ボックス5に対向し
て紫外線殺菌ランプ28を設置し、またクリーンエア12を
棚3A,3Bに対して後面側から供給する構成とする。 【効果】 常に高いクリーン度を保つことができ、クリ
ーンな手術ボックス5を院内(手術室内)へ提供でき
る。また、紫外線殺菌ランプ27,28により手術ボックス
5に対して滅菌処理が行われることにより、万一荷保管
設備内へ侵入したMRSAの設備内での手術ボックス5
への感染、増殖を防止でき、手術ボックス5上のMRS
Aの院内(手術室)への侵入を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保管した荷のクリーン
度が要求される荷保管設備、特にたとえば病院内に設置
される医療用荷保管設備に関するものである。
度が要求される荷保管設備、特にたとえば病院内に設置
される医療用荷保管設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクリーン度が要求される
荷保管設備としては、たとえば特開平2-270706号公報に
見られる構造が提供されている。すなわち従来構成は、
箱状の本体内に、前面と後面とが開放しかつ多数の収納
空間を形成した棚を設け、この棚の後面側にフィルタを
配設するとともに、このフィルタの後方に流路を形成
し、そして棚の下方に設けた送風機の吐出部を前記流路
に連通している。
荷保管設備としては、たとえば特開平2-270706号公報に
見られる構造が提供されている。すなわち従来構成は、
箱状の本体内に、前面と後面とが開放しかつ多数の収納
空間を形成した棚を設け、この棚の後面側にフィルタを
配設するとともに、このフィルタの後方に流路を形成
し、そして棚の下方に設けた送風機の吐出部を前記流路
に連通している。
【0003】この従来形式によると、送風機は本体内の
下部から吸引したエアを流路内に供給し、そして供給さ
れたエアはフィルタを通ってクリ―ンエアとなり、この
クリ―ンエアが棚内を前面側に流れることで本体内のク
リ―ン度を高く保っている。また前面側に流出したクリ
―ンエアは本体内の下部へと流れ、前述したように送風
機に吸引されて循環使用される。
下部から吸引したエアを流路内に供給し、そして供給さ
れたエアはフィルタを通ってクリ―ンエアとなり、この
クリ―ンエアが棚内を前面側に流れることで本体内のク
リ―ン度を高く保っている。また前面側に流出したクリ
―ンエアは本体内の下部へと流れ、前述したように送風
機に吸引されて循環使用される。
【0004】上記荷保管設備に収納される医療用の荷と
しては、図7に示すような滅菌処理された手術用器材が
収納された手術ボックス(器材トレイ)がある。この手
術ボックスは厳重に密閉され、内部へのMRSA(メチ
シリン耐性黄色ブドウ球菌)のなどの病菌や塵埃の侵入
が防止されている。
しては、図7に示すような滅菌処理された手術用器材が
収納された手術ボックス(器材トレイ)がある。この手
術ボックスは厳重に密閉され、内部へのMRSA(メチ
シリン耐性黄色ブドウ球菌)のなどの病菌や塵埃の侵入
が防止されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在、MRSAによる
病院内感染の発生が社会問題化され、その対策が望まれ
ている。しかし、上記の従来形式によると、手術ボック
スが保管されている間に手術ボックスの表面がMRSA
に汚染され、あるいはMRSAが増殖することがあり、
このMRSAに汚染された手術ボックスが手術室へ出庫
されると、手術室に手術ボックスとともにMRSAが侵
入し、MRSAが病人に感染し、死亡事故が発生する恐
れがあった。
病院内感染の発生が社会問題化され、その対策が望まれ
ている。しかし、上記の従来形式によると、手術ボック
スが保管されている間に手術ボックスの表面がMRSA
に汚染され、あるいはMRSAが増殖することがあり、
このMRSAに汚染された手術ボックスが手術室へ出庫
されると、手術室に手術ボックスとともにMRSAが侵
入し、MRSAが病人に感染し、死亡事故が発生する恐
れがあった。
【0006】本発明は上記問題を解決するものであり、
塵埃を排除しクリーン度を維持するとともに、保管中の
荷へのMRSAの汚染と増殖を予防した医療用荷保管設
備を提供することを目的とするものである。
塵埃を排除しクリーン度を維持するとともに、保管中の
荷へのMRSAの汚染と増殖を予防した医療用荷保管設
備を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、第1の発明の医療用荷保管設備は、囲壁体内に、ク
リーンエアが供給される荷収納部を複数設けた棚とこの
棚の荷収納部への荷の入出庫を行う出し入れ装置を備え
た医療用荷保管設備であって、前記囲壁体内の天井部に
前記荷の滅菌装置を設けたことを特徴とするものであ
る。
め、第1の発明の医療用荷保管設備は、囲壁体内に、ク
リーンエアが供給される荷収納部を複数設けた棚とこの
棚の荷収納部への荷の入出庫を行う出し入れ装置を備え
た医療用荷保管設備であって、前記囲壁体内の天井部に
前記荷の滅菌装置を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】また第2の発明の医療用荷保管設備は、囲
壁体内に、クリーンエアが供給される荷収納部を複数設
けた棚とこの棚の荷収納部への荷の入出庫を行う出し入
れ装置を備えた医療用荷保管設備であって、前記棚の各
荷収納部毎に前記荷の滅菌装置を設けたことを特徴とす
るものである。
壁体内に、クリーンエアが供給される荷収納部を複数設
けた棚とこの棚の荷収納部への荷の入出庫を行う出し入
れ装置を備えた医療用荷保管設備であって、前記棚の各
荷収納部毎に前記荷の滅菌装置を設けたことを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】上記第1の発明の構成によると、天井部に設け
た荷の滅菌装置により、保管中の荷保管設備内での荷へ
のMRSAの感染、および増殖が防止され、また荷へク
リーンエアが供給され、常に高いクリーン度が保たれ
る。
た荷の滅菌装置により、保管中の荷保管設備内での荷へ
のMRSAの感染、および増殖が防止され、また荷へク
リーンエアが供給され、常に高いクリーン度が保たれ
る。
【0010】また上記第2の発明の構成によると、各荷
収納部に設けた荷の滅菌装置により、保管中の荷保管設
備内での荷の滅菌、および荷へのMRSAの感染、およ
び増殖が防止され、また荷へクリーンエアが供給され、
常に高いクリーン度が保たれる。
収納部に設けた荷の滅菌装置により、保管中の荷保管設
備内での荷の滅菌、および荷へのMRSAの感染、およ
び増殖が防止され、また荷へクリーンエアが供給され、
常に高いクリーン度が保たれる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例における医療用荷保管
装置の正面図、図2は同医療用荷保管装置の平面図であ
る。
明する。図1は本発明の一実施例における医療用荷保管
装置の正面図、図2は同医療用荷保管装置の平面図であ
る。
【0012】図示において、1は密閉された箱状の保管
装置本体(囲壁体)であり、本体1内には、上下方向な
らびに左右方向に複数の収納部2を区画形成した枠組み
状の棚3が前面を通路4に対向させて設けられ、これら
棚3A,3Bの各収納部2に図7に示した手術ボックス
5が収納されている。また、これら棚3は、通路4側に
向いた前面と反対側の後面とが開放され、そして後面を
覆うようにしてフィルタ6を配設するとともに、このフ
ィルタ6の後方で本体1との間にエア供給路7を形成し
ている。
装置本体(囲壁体)であり、本体1内には、上下方向な
らびに左右方向に複数の収納部2を区画形成した枠組み
状の棚3が前面を通路4に対向させて設けられ、これら
棚3A,3Bの各収納部2に図7に示した手術ボックス
5が収納されている。また、これら棚3は、通路4側に
向いた前面と反対側の後面とが開放され、そして後面を
覆うようにしてフィルタ6を配設するとともに、このフ
ィルタ6の後方で本体1との間にエア供給路7を形成し
ている。
【0013】前記本体1内の下部には前記通路4側に連
通した区画室8が形成され、この区画室8内に、その吐
出部9が前記エア供給路7に連通した送風機10を設けて
いる。この送風機10の吸引部11は区画室8内に開放し、
前記棚3を通って通路4に流出したクリーンエア12を、
区画室8を介して吸引すべく、この区画室8を形成する
前面壁を多孔板13で形成している。
通した区画室8が形成され、この区画室8内に、その吐
出部9が前記エア供給路7に連通した送風機10を設けて
いる。この送風機10の吸引部11は区画室8内に開放し、
前記棚3を通って通路4に流出したクリーンエア12を、
区画室8を介して吸引すべく、この区画室8を形成する
前面壁を多孔板13で形成している。
【0014】また、棚3Aと棚3B間には一定経路とし
て棚3Aと棚3Bに沿ってレール14が敷設され、このレ
ール14上を走行自在な手術ボックス5の出し入れ装置15
が配設されている。また、棚3Aの一部収納部2を取り
外して出し入れ装置15へ手術ボックス5の搬入を行う入
庫コンベヤ16が配設され、また棚3Aの一部収納部2を
取り外して出し入れ装置15から手術ボックス5の搬出を
行う出庫コンベヤ17が配設されている。また、入庫コン
ベヤ16と出庫コンベヤ17には本体1との境に上下に可動
する密閉式の入庫シャッタ18,出庫シャッタ19が設けら
れている。
て棚3Aと棚3Bに沿ってレール14が敷設され、このレ
ール14上を走行自在な手術ボックス5の出し入れ装置15
が配設されている。また、棚3Aの一部収納部2を取り
外して出し入れ装置15へ手術ボックス5の搬入を行う入
庫コンベヤ16が配設され、また棚3Aの一部収納部2を
取り外して出し入れ装置15から手術ボックス5の搬出を
行う出庫コンベヤ17が配設されている。また、入庫コン
ベヤ16と出庫コンベヤ17には本体1との境に上下に可動
する密閉式の入庫シャッタ18,出庫シャッタ19が設けら
れている。
【0015】出し入れ装置15は、レール14に車輪21を介
して支持案内され、かつ棚3の前面に沿った一定経路上
を走行自在な走行機体22と、この走行機体22上から立設
したポスト23と、このポスト23内に配設したガイド体に
案内される昇降自在な昇降体24を有し、この昇降体24上
に収納部2の手術ボックス5の収納位置に出退自在な出
し入れ具(フォーク)25を有しており、外部から入力さ
れる指令信号に応じて、レール14上での走行動と、昇降
体24の昇降動と、出し入れ具25の出退動との組み合わせ
動作を行い、棚3A、あるいは棚3Bの目的とする収納
部2と、入庫コンベヤ16、あるいは出庫コンベヤ17間で
の手術ボックス5の入出庫を行っている。
して支持案内され、かつ棚3の前面に沿った一定経路上
を走行自在な走行機体22と、この走行機体22上から立設
したポスト23と、このポスト23内に配設したガイド体に
案内される昇降自在な昇降体24を有し、この昇降体24上
に収納部2の手術ボックス5の収納位置に出退自在な出
し入れ具(フォーク)25を有しており、外部から入力さ
れる指令信号に応じて、レール14上での走行動と、昇降
体24の昇降動と、出し入れ具25の出退動との組み合わせ
動作を行い、棚3A、あるいは棚3Bの目的とする収納
部2と、入庫コンベヤ16、あるいは出庫コンベヤ17間で
の手術ボックス5の入出庫を行っている。
【0016】また、本体1の天井部1Aには、通路4に
沿って複数の滅菌装置である紫外線殺菌ランプ27が設置
され、さらに棚3の各収納部2には、手術ボックス5に
対向して紫外線殺菌ランプ28が設置されている。
沿って複数の滅菌装置である紫外線殺菌ランプ27が設置
され、さらに棚3の各収納部2には、手術ボックス5に
対向して紫外線殺菌ランプ28が設置されている。
【0017】また棚3Aの外方には、出し入れ装置15に
よる入出庫を管理する制御装置31が配置されている。こ
の制御装置31は、図3に示すように、キーボード32Aと
CRT32Bとマイクロコンピュータからなる地上コント
ローラ32Cから構成されている。地上コントローラ32C
には、入庫コンベヤ16、出庫コンベヤ17、入庫シャッタ
18、出庫シャッタ19、コンベヤ16,17に設けた手術ボッ
クス5の位置検出用光電スイッチ,リミットスイッチな
どのセンサ類33、紫外線殺菌ランプ27,28が接続され、
さらに光電装置34を介して出し入れ装置15のクレーンコ
ントローラ35が接続されている。また、図4に示すよう
に、各紫外線殺菌ランプ27,28には点灯部品として、安
定器29Aとグロースタータ29Bが接続されており、地上
コントローラ32Cの出力接点32Dを介して給電されてい
る。
よる入出庫を管理する制御装置31が配置されている。こ
の制御装置31は、図3に示すように、キーボード32Aと
CRT32Bとマイクロコンピュータからなる地上コント
ローラ32Cから構成されている。地上コントローラ32C
には、入庫コンベヤ16、出庫コンベヤ17、入庫シャッタ
18、出庫シャッタ19、コンベヤ16,17に設けた手術ボッ
クス5の位置検出用光電スイッチ,リミットスイッチな
どのセンサ類33、紫外線殺菌ランプ27,28が接続され、
さらに光電装置34を介して出し入れ装置15のクレーンコ
ントローラ35が接続されている。また、図4に示すよう
に、各紫外線殺菌ランプ27,28には点灯部品として、安
定器29Aとグロースタータ29Bが接続されており、地上
コントローラ32Cの出力接点32Dを介して給電されてい
る。
【0018】また、出し入れ装置15のクレーンコントロ
ーラ35には、昇降体24に連動した昇降用モータ(昇降駆
動装置)36と、走行機体22の駆動車輪21に連動した走行
用モータ(走行駆動装置)37と、フォーク用モータ(出
退動装置)38と、出し入れ装置15に設けた、たとえば駆
動車輪21に連動したロータリエンーダなどのセンサ類39
が接続されている。
ーラ35には、昇降体24に連動した昇降用モータ(昇降駆
動装置)36と、走行機体22の駆動車輪21に連動した走行
用モータ(走行駆動装置)37と、フォーク用モータ(出
退動装置)38と、出し入れ装置15に設けた、たとえば駆
動車輪21に連動したロータリエンーダなどのセンサ類39
が接続されている。
【0019】上記地上コントローラ32Cとクレーンコン
トローラ35の機能を図5,図6のフローチャートにした
がって説明する。なお、手術ボックス5が収納された収
納部2の紫外線殺菌ランプ28には地上コントローラ32C
の出力接点32Dを介して給電されているものとする。ま
た地上コントローラ32CによるCRT32Bの画面表示に
ついてはその説明を省略している。また、地上コントロ
ーラ32Cとクレーンコントローラ35間の信号の授受は光
電装置34を介して行われる。
トローラ35の機能を図5,図6のフローチャートにした
がって説明する。なお、手術ボックス5が収納された収
納部2の紫外線殺菌ランプ28には地上コントローラ32C
の出力接点32Dを介して給電されているものとする。ま
た地上コントローラ32CによるCRT32Bの画面表示に
ついてはその説明を省略している。また、地上コントロ
ーラ32Cとクレーンコントローラ35間の信号の授受は光
電装置34を介して行われる。
【0020】まず、地上コントローラ32Cは、キーボー
ド32Aから作業モード(入庫、あるいは出庫か)と棚3
A,3Bの収納部2の位置番号からなる作業データが入
力されたことを確認すると(ステップ−1)、出力接点
32Dを介して天井部1Aの紫外線殺菌ランプ27へ給電し
て点灯する(ステップ−2)。次に、作業モードから、
作業が入庫作業か出庫作業かを判断する(ステップ−
3)。作業モードにより入庫作業であること判断する
と、クレーンコントローラ35へ出し入れ装置15の入庫コ
ンベヤ16位置への走行指令信号を出力する(ステップ−
4)。
ド32Aから作業モード(入庫、あるいは出庫か)と棚3
A,3Bの収納部2の位置番号からなる作業データが入
力されたことを確認すると(ステップ−1)、出力接点
32Dを介して天井部1Aの紫外線殺菌ランプ27へ給電し
て点灯する(ステップ−2)。次に、作業モードから、
作業が入庫作業か出庫作業かを判断する(ステップ−
3)。作業モードにより入庫作業であること判断する
と、クレーンコントローラ35へ出し入れ装置15の入庫コ
ンベヤ16位置への走行指令信号を出力する(ステップ−
4)。
【0021】クレーンコントローラ35は、この走行指令
信号に応じて走行駆動装置37を駆動して出し入れ装置15
を入庫コンベヤ16位置へ移動し(ステップ−5)、入庫
位置到着信号を地上コントローラ32Cへ出力する(ステ
ップ−6)。
信号に応じて走行駆動装置37を駆動して出し入れ装置15
を入庫コンベヤ16位置へ移動し(ステップ−5)、入庫
位置到着信号を地上コントローラ32Cへ出力する(ステ
ップ−6)。
【0022】地上コントローラ32Cは、この出し入れ装
置15の入庫コンベヤ16位置への到着信号を確認すると
(ステップ−7)、入庫シャッタ18へ開信号を出力し
(ステップ−8)、続いて入庫コンベヤ16を所定時間駆
動して手術ボックス5を搬入し(ステップ−9)、続け
てクレーンコントローラ35へ入庫指令信号と入庫する棚
3A,3Bの収納部2の位置データを出力する(ステッ
プ−10)。
置15の入庫コンベヤ16位置への到着信号を確認すると
(ステップ−7)、入庫シャッタ18へ開信号を出力し
(ステップ−8)、続いて入庫コンベヤ16を所定時間駆
動して手術ボックス5を搬入し(ステップ−9)、続け
てクレーンコントローラ35へ入庫指令信号と入庫する棚
3A,3Bの収納部2の位置データを出力する(ステッ
プ−10)。
【0023】クレーンコントローラ35は、入庫指令信号
に応じて昇降駆動装置36、および出退動装置38を駆動し
て入庫コンベヤ46から出し入れ具25へ手術ボックス5を
移載し(ステップ−11)、続いて棚3A,3Bの収納部
2の位置データに応じて、走行駆動装置37、昇降駆動装
置36、および出退動装置38を駆動して目的の棚3A,3
Bの収納部2へ手術ボックス5を入庫し(ステップ−1
2)、地上コントローラ32Cへ入庫作業終了信号を出力
する(ステップ−13)。
に応じて昇降駆動装置36、および出退動装置38を駆動し
て入庫コンベヤ46から出し入れ具25へ手術ボックス5を
移載し(ステップ−11)、続いて棚3A,3Bの収納部
2の位置データに応じて、走行駆動装置37、昇降駆動装
置36、および出退動装置38を駆動して目的の棚3A,3
Bの収納部2へ手術ボックス5を入庫し(ステップ−1
2)、地上コントローラ32Cへ入庫作業終了信号を出力
する(ステップ−13)。
【0024】地上コントローラ32Cは、手術ボックス5
の出し入れ装置5への移載をセンサ類33の動作により確
認すると(ステップ−14)、入庫シャッタ18へ閉信号を
出力し(ステップ−15)、また入庫作業終了信号の入力
を確認すると(ステップ−16)、手術ボックス5が入庫
された棚3A,3Bの収納部2の紫外線殺菌ランプ28へ
出力接点32Dを介して給電して点灯し(ステップ−1
7)、出力接点32Dをオフとして天井部1Aの紫外線殺
菌ランプ27を消灯して(ステップ−18)、終了する。
の出し入れ装置5への移載をセンサ類33の動作により確
認すると(ステップ−14)、入庫シャッタ18へ閉信号を
出力し(ステップ−15)、また入庫作業終了信号の入力
を確認すると(ステップ−16)、手術ボックス5が入庫
された棚3A,3Bの収納部2の紫外線殺菌ランプ28へ
出力接点32Dを介して給電して点灯し(ステップ−1
7)、出力接点32Dをオフとして天井部1Aの紫外線殺
菌ランプ27を消灯して(ステップ−18)、終了する。
【0025】また、ステップ−3において、出庫作業で
あることが判断されると、クレーンコントローラ35へ出
庫指令信号と出庫する棚3A,3Bの収納部2の位置デ
ータのデータを出力する(ステップ−19)。
あることが判断されると、クレーンコントローラ35へ出
庫指令信号と出庫する棚3A,3Bの収納部2の位置デ
ータのデータを出力する(ステップ−19)。
【0026】クレーンコントローラ35は、棚3A,3B
の収納部2の位置データに応じて、走行駆動装置37、昇
降駆動装置36、および出退動装置38を駆動して目的の棚
3A,3Bの収納部2から出し入れ具25上へ手術ボック
ス5を移載し(ステップ−20)、続いて走行駆動装置3
7、昇降駆動装置36、および出退動装置38を駆動して目
的の出庫コンベヤ17へ手術ボックス5を出庫し(ステッ
プ−21)、地上コントローラ32Cへ出庫終了信号を出力
する(ステップ−22)。
の収納部2の位置データに応じて、走行駆動装置37、昇
降駆動装置36、および出退動装置38を駆動して目的の棚
3A,3Bの収納部2から出し入れ具25上へ手術ボック
ス5を移載し(ステップ−20)、続いて走行駆動装置3
7、昇降駆動装置36、および出退動装置38を駆動して目
的の出庫コンベヤ17へ手術ボックス5を出庫し(ステッ
プ−21)、地上コントローラ32Cへ出庫終了信号を出力
する(ステップ−22)。
【0027】地上コントローラ32Cは、この出庫作業終
了信号の入力を確認すると(ステップ−23)、出庫シャ
ッタ19へ開信号を出力し(ステップ−24)、出庫コンベ
ヤ17を所定時間駆動して手術ボックス5を搬出し(ステ
ップ−25)、手術ボックス5の出庫コンベヤ17からの移
載をセンサ類33により確認すると(ステップ−26)、出
庫シャッタ19へ閉信号を出力し(ステップ−27)、出力
接点32Dをオフとして手術ボックス5が出庫された棚3
A,3Bの収納部2の紫外線殺菌ランプ28を消灯し(ス
テップ−28)、ステップ−18にて天井部1Aの紫外線殺
菌ランプ27を消灯する。
了信号の入力を確認すると(ステップ−23)、出庫シャ
ッタ19へ開信号を出力し(ステップ−24)、出庫コンベ
ヤ17を所定時間駆動して手術ボックス5を搬出し(ステ
ップ−25)、手術ボックス5の出庫コンベヤ17からの移
載をセンサ類33により確認すると(ステップ−26)、出
庫シャッタ19へ閉信号を出力し(ステップ−27)、出力
接点32Dをオフとして手術ボックス5が出庫された棚3
A,3Bの収納部2の紫外線殺菌ランプ28を消灯し(ス
テップ−28)、ステップ−18にて天井部1Aの紫外線殺
菌ランプ27を消灯する。
【0028】上記構成により、まず地上コントローラ32
Cは、キーボード32Aから入力される作業データとセン
サ類33の検出信号に応じて、入庫コンベヤ16、あるいは
出庫コンベヤ17を選択して駆動し、さらに光電装置34を
介して、クレーンコントローラ35へ出し入れ装置15の走
行指令、昇降体24の昇降指令信号、あるいは出し入れ具
25の出退動指令信号を出力し、出し入れ装置15によるレ
ール14上での走行動と、昇降体24の昇降動と、出し入れ
具25の横方向出退動との組み合わせ動作が行われ、棚3
A,3Bの目的とする収納部2に対して手術ボックス5
の入出庫が行われる。
Cは、キーボード32Aから入力される作業データとセン
サ類33の検出信号に応じて、入庫コンベヤ16、あるいは
出庫コンベヤ17を選択して駆動し、さらに光電装置34を
介して、クレーンコントローラ35へ出し入れ装置15の走
行指令、昇降体24の昇降指令信号、あるいは出し入れ具
25の出退動指令信号を出力し、出し入れ装置15によるレ
ール14上での走行動と、昇降体24の昇降動と、出し入れ
具25の横方向出退動との組み合わせ動作が行われ、棚3
A,3Bの目的とする収納部2に対して手術ボックス5
の入出庫が行われる。
【0029】また、入出庫作業中に、天井部1Aの紫外
線殺菌ランプ27が点灯されて、入出庫中の手術ボックス
5の滅菌が行われ、また格納中の手術ボックス5に対し
て棚3A,3Bの収納部2の紫外線殺菌ランプ28が点灯
され、手術ボックス5へのMRSAの感染、および増殖
が防止される。また、空きの収納部2の紫外線殺菌ラン
プ28は消灯されて電力の消費を抑えている。
線殺菌ランプ27が点灯されて、入出庫中の手術ボックス
5の滅菌が行われ、また格納中の手術ボックス5に対し
て棚3A,3Bの収納部2の紫外線殺菌ランプ28が点灯
され、手術ボックス5へのMRSAの感染、および増殖
が防止される。また、空きの収納部2の紫外線殺菌ラン
プ28は消灯されて電力の消費を抑えている。
【0030】また、本体1内においては常に高いクリー
ン度が保たれている。すなわち送風機10の稼動によって
吐出部9から吐出される送気はエア供給路7内を上昇
し、そしてフィルタ10を通ってクリーン度の高いクリー
ンエア12となり、棚3A,3Bに対して後面側から供給
される。したがって棚3A,3B内は、後面から前面へ
と流れるクリーンエア12によって高クリーン度が維持さ
れている。棚3A,3Bを通ったクリーンエア12は通路
4内に流入し、多孔板13を通って区画室8に流入して送
風機10に吸引され、循環使用される。
ン度が保たれている。すなわち送風機10の稼動によって
吐出部9から吐出される送気はエア供給路7内を上昇
し、そしてフィルタ10を通ってクリーン度の高いクリー
ンエア12となり、棚3A,3Bに対して後面側から供給
される。したがって棚3A,3B内は、後面から前面へ
と流れるクリーンエア12によって高クリーン度が維持さ
れている。棚3A,3Bを通ったクリーンエア12は通路
4内に流入し、多孔板13を通って区画室8に流入して送
風機10に吸引され、循環使用される。
【0031】このように、常に高いクリーン度を保つこ
とができ、クリーンな手術ボックス5を院内(手術室
内)へ搬出することができる。また、紫外線殺菌ランプ
27,28により手術ボックス5に対して滅菌処理が行われ
ることにより、万一荷保管設備内へ侵入したMRSAの
設備内での手術ボックス5への感染、増殖を防止でき、
手術ボックス5上のMRSAの院内(手術室)への持ち
出しを防止でき、よってMRSAの院内(手術室内)へ
の侵入を予防することができ、MRSAの感染による死
亡事故の発生を予防することができる。
とができ、クリーンな手術ボックス5を院内(手術室
内)へ搬出することができる。また、紫外線殺菌ランプ
27,28により手術ボックス5に対して滅菌処理が行われ
ることにより、万一荷保管設備内へ侵入したMRSAの
設備内での手術ボックス5への感染、増殖を防止でき、
手術ボックス5上のMRSAの院内(手術室)への持ち
出しを防止でき、よってMRSAの院内(手術室内)へ
の侵入を予防することができ、MRSAの感染による死
亡事故の発生を予防することができる。
【0032】なお、本実施例では、紫外線殺菌ランプ2
7,28の点灯・消灯を地上コントローラ32Cにより制御
しているが、常に点灯したままとすることもできる。
7,28の点灯・消灯を地上コントローラ32Cにより制御
しているが、常に点灯したままとすることもできる。
【0033】
【発明の効果】上記構成の第1の発明によると、天井部
に設けた荷の滅菌装置により、保管中の荷保管設備内で
の荷へのMRSAの感染、および増殖を防止でき、また
荷へクリーンエアが供給され、クリーン度を保持するこ
とができ、クリーンな荷を提供できる。
に設けた荷の滅菌装置により、保管中の荷保管設備内で
の荷へのMRSAの感染、および増殖を防止でき、また
荷へクリーンエアが供給され、クリーン度を保持するこ
とができ、クリーンな荷を提供できる。
【0034】また上記第2の発明の構成によると、各収
納部に設けた荷の滅菌装置により、保管中の荷保管設備
内での荷へのMRSAの感染、および増殖を防止でき、
また荷へクリーンエアが供給され、クリーン度を保持す
ることができ、クリーンな荷を提供できる。
納部に設けた荷の滅菌装置により、保管中の荷保管設備
内での荷へのMRSAの感染、および増殖を防止でき、
また荷へクリーンエアが供給され、クリーン度を保持す
ることができ、クリーンな荷を提供できる。
【図1】本発明の一実施例における医療用荷保管設備の
概略配置図である。
概略配置図である。
【図2】同医療用荷保管設備の概略側面図である。
【図3】同医療用荷保管設備の制御構成図である。
【図4】同医療用荷保管設備の紫外線殺菌ランプの回路
図である。
図である。
【図5】同医療用荷保管設備のフローチャートである。
【図6】同医療用荷保管設備のフローチャートである。
【図7】医療用荷保管設備の手術ボックスの斜視図であ
る。
る。
1 本体 2 収納部 3A,3B 棚 4 通路 5 手術ボックス 6 フィルタ 10 送風機 12 クリーンエア 14 レール 15 出し入れ装置 16 入庫コンベヤ 17 出庫コンベヤ 18 入庫シャッタ 19 出庫シャッタ 24 昇降体 25 出し入れ具 27,28 紫外線殺菌ランプ 31 制御装置 32C 地上コントローラ 35 クレーンコントローラ
Claims (2)
- 【請求項1】 囲壁体内に、クリーンエアが供給される
荷収納部を複数設けた棚とこの棚の荷収納部への荷の入
出庫を行う出し入れ装置を備えた医療用荷保管設備であ
って、 前記囲壁体内の天井部に前記荷の滅菌装置を設けたこと
を特徴とする医療用荷保管設備。 - 【請求項2】 囲壁体内に、クリーンエアが供給される
荷収納部を複数設けた棚とこの棚の荷収納部への荷の入
出庫を行う出し入れ装置を備えた医療用荷保管設備であ
って、 前記棚の各荷収納部毎に前記荷の滅菌装置を設けたこと
を特徴とする医療用荷保管設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18656093A JP2932898B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 医療用荷保管設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18656093A JP2932898B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 医療用荷保管設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741108A true JPH0741108A (ja) | 1995-02-10 |
JP2932898B2 JP2932898B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=16190671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18656093A Expired - Fee Related JP2932898B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 医療用荷保管設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2932898B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001253672A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-09-18 | Shinko Electric Co Ltd | 物品搬送リフタ |
KR101401741B1 (ko) * | 2012-10-22 | 2014-05-30 | 이나은 | 살균기능을 가진 수술기구 보관장치 |
CN105366256A (zh) * | 2015-12-01 | 2016-03-02 | 苏州卫捷医药科技有限公司 | 一种具有消毒功能的分拣单元 |
CN113769135A (zh) * | 2021-09-16 | 2021-12-10 | 易外购(厦门)进出口有限公司 | 一种跨境电商用货品入库管理系统及方法 |
KR102596605B1 (ko) * | 2023-08-16 | 2023-11-01 | 백유식 | 공동주택의 세대별 물품배송시스템 |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP18656093A patent/JP2932898B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001253672A (ja) * | 2000-03-10 | 2001-09-18 | Shinko Electric Co Ltd | 物品搬送リフタ |
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CN105366256A (zh) * | 2015-12-01 | 2016-03-02 | 苏州卫捷医药科技有限公司 | 一种具有消毒功能的分拣单元 |
CN113769135A (zh) * | 2021-09-16 | 2021-12-10 | 易外购(厦门)进出口有限公司 | 一种跨境电商用货品入库管理系统及方法 |
KR102596605B1 (ko) * | 2023-08-16 | 2023-11-01 | 백유식 | 공동주택의 세대별 물품배송시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2932898B2 (ja) | 1999-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment |
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FPAY | Renewal fee payment |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |