JP2001253672A - 物品搬送リフタ - Google Patents
物品搬送リフタInfo
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
ンテナ台車が、常に殺菌されていて、クリーンな状態で
各部屋を移動できるようにする。 【解決手段】 図は、高速リフタを構成する昇降移動用
のケージ7の内部構成を示す。ケージ7は上下を吊りワ
イヤ5で吊られており、ケージ7の内部にはコンテナ台
車6が収納され、このコンテナ台車6は殺菌装置13に
覆われている。殺菌装置13は、略コの字の形状で、そ
の内壁に複数の紫外線殺菌灯12がほぼ均一に配置され
ており、コンテナ台車6を覆ったときに均等に紫外線を
照射できるように構成されている。また、コンテナ台車
6は紫外線を透す透明なプラスチック製のケースで作ら
れている。コンテナ台車6がケージ7に収納されて昇降
移動するときに、紫外線殺菌灯12が点灯して、紫外線
がコンテナ台車6の内部に収納されているカルテや検体
などを均一に照射し、殺菌を行う。
Description
ンテナ台車を昇降移動させる物品搬送リフタに関し、特
に、病院などで使用されるコンテナ台車を上下階に搬送
するための高速リフタに関するものである。
血液などの検体が、リニアモータによって駆動されるコ
ンテナ台車に搭載されて、各階の診察室やナースステー
ションなどに自動搬送されている。特に、異なる階へコ
ンテナ台車を搬送する場合は、コンテナ台車が、物品搬
送リフタのケージ内に自動で乗降し、所望の階でリニア
軌道上を走行して診察室やナースステーションなどに移
動している。このように、診察に必要な物品を手際よく
搬送するために、コンテナ台車はリニアモータによって
走行させると共に、各階を移動する物品搬送リフタは、
通常、高速リフタが使用されている。さらに、コンテナ
台車の移動は、全て自動搬送システムによって行なわれ
ている。
や検体を搭載したコンテナ台車は、病院内の各病室など
を往来して、それぞれ必要なカルテや検体などの集配を
行っている。このため、病室などの細菌を一緒に運んで
しまい、院内感染を誘発する虞がある。
たものであり、その目的は、病院内の各部屋を往来して
物品を搬送するコンテナ台車が、常に殺菌されていてク
リーンな状態で各部屋を移動できるような物品搬送リフ
タを提供することにある。
めに、本発明の物品搬送リフタは、物品を搭載して自在
に走行するコンテナ台車を、ケージの内部に収納して昇
降移動する物品搬送リフタにおいて、このケージは、内
部を紫外線で照射する紫外線殺菌灯を備え、コンテナ台
車がケージの内部に収納されて昇降移動するとき、紫外
線殺菌灯から放射する紫外線がコンテナ台車を照射する
ように構成されていることを特徴とする。
ば、例えば、病室からカルテや検体などを搭載してきた
コンテナ台車が、物品搬送リフタによって他の階へ移動
するとき、ケージ内に収納されたコンテナ台車が紫外線
殺菌灯から放射する紫外線によって殺菌される。これに
よって、他の階に到着したコンテナ台車は殺菌されてい
るので、カルテや検体を他の病室に配送しても細菌を一
緒に運ぶ虞はなくなり、院内感染を防止することができ
る。
発明において、紫外線殺菌灯は、ケージに着脱自在な殺
菌装置に固着され、この殺菌装置をケージの内部に装着
することにより、紫外線殺菌灯がケージの内部を紫外線
で照射するように構成されていることを特徴とする。
なる殺菌装置を数種類用意しておき、コンテナ台車の大
きさや搭載物の容量などによって、これらの殺菌装置か
ら最適な紫外線量を放射する殺菌装置を選んでケージに
装着することができる。また、紫外線殺菌灯が切れたと
きなどは、殺菌装置そのものを交換してもよいし、殺菌
装置をケージから取り外して紫外線殺菌灯を交換しても
よく、メンテナンスが極めて簡単になる。
発明において、紫外線殺菌灯は、少なくとも、コンテナ
台車がケージの内部に収納されている期間は点灯してい
ることを特徴とする。すなわち、紫外線殺菌灯を点灯し
ておく時間は、最小限、コンテナ台車がケージ内に置か
れているときであるが、紫外線殺菌灯を頻繁にON/O
FFすると寿命が低下するので、頻繁にコンテナ台車を
ケージから出し入れするような場合には、寿命と省エネ
ルギーとを兼ね合いを考えて、いつ消灯するかを適宜決
めればよい。
各発明において、コンテナ台車は、紫外線を透過する容
器で構成されていることを特徴とする。すなわち、コン
テナ台車をプラスチック容器などで構成すれば、コンテ
ナ台車の内部に収納されているカルテや検体なども確実
に殺菌することができる。
ける物品搬送リフタの実施の形態を詳細に説明する。
尚、以下の実施の形態では、病院内でカルテや検体など
を搬送するコンテナ台車を、各階を昇降する高速リフタ
を用いて移動させる場合について述べる。図1は、本発
明の実施の形態に適用される、高速リフタによる自動搬
送システムの概略構成図である。すなわち、同図には、
各階を昇降する高速リフタと、各階毎のリニアモータ軌
道を走行するコンテナ台車とによる自動搬送システムが
示されている。
で囲われた垂直シャフト3内を、ケージ7がB1Fから
4Fまで自在に昇降移動できるよう構成されている。す
なわち、この高速リフタ1は、垂直シャフト3の最上部
に駆動部4が設けられ、この駆動部4から垂れる吊りワ
イヤ5によってケージ7が吊り下げられている。そし
て、この吊りワイヤ5を駆動部4によって上下すること
により、ケージ7が自在に上昇/下降できるように構成
されている。また、ケージ7は、各階に待機するコンテ
ナ台車6の何れか1台を収納できる空間を備え、さら
に、コンテナ台車6をケージ7の内外に移動するための
スライド式移載装置8を備えている。
例えば、コンテナ台車6が、B1Fのリニアモータ軌道
9aを移動し、乗り場の前に来て自動扉10aを開ける
と、コンテナ台車6は、スライド式移載装置8によって
水平方向に移載され、ケージ7内に収容されるように構
成されている。そして、駆動部4によって吊りワイヤ5
を吊り上げて、例えば4Fの位置で停止すると、自動扉
10bが開き、コンテナ台車6がスライド式移載装置8
によって水平方向に移載され、コンテナ台車6が、4F
のリニアモータ軌道9b上に置かれるように構成されて
いる。尚、詳細は後述するが、コンテナ台車6が高速リ
フタ1を昇降移動中は、ケージ7内に設けられた紫外線
殺菌灯(図示せず)によって、コンテナ台車6が殺菌さ
れるように構成されている。これによって、4Fに移動
したコンテナ台車6は殺菌された状態で、リニアモータ
軌道9bを走行して4Fの各部屋を移動できるようにな
っている。
図である。このケージ7は、例えば、カルテや検体を搬
送するコンテナ台車の外形寸法が30〜40cm立方で
あるので、これを収容できる程度の立方体で構成されて
いる。また、ケージ7は、上下の中央部付近を吊りワイ
ヤ5により引っ張られるので、中央部付近にケージ補強
枠7aが設けられている。
リフタのケージ内部の構成を示す断面図である。尚、こ
の図は、コンテナ台車がケージ内部に収納された状態を
示している。同図において、ケージ7は上下を吊りワイ
ヤ5で吊られており、また、ケージ7の内部にはコンテ
ナ台車6が収納され、このコンテナ台車6を覆うように
殺菌装置13が収容されている。すなわち、この殺菌装
置13は、略コの字の形状で、その内壁に複数の紫外線
殺菌灯12がほぼ均一に配置されており、コンテナ台車
6を覆ったときに均等に紫外線を照射するように構成さ
れている。尚、コンテナ台車6は透明なプラスチック製
のケースで作られているので、外周の紫外線殺菌灯12
からの紫外線は、コンテナ台車6の内部に収納されてい
るカルテや検体などを均一に照射し、殺菌を行うことが
できるようになっている。
波長である100〜300nm程度の短波長の紫外線を照射する
ものを選ぶことが望ましい。また、照射エネルギーが0.
5W・min/cm2程度の殺菌線量で照射すれば、空気中の大
腸菌を99.99%程度まで殺菌することができるといわれ
ている。したがって、これらの数値を基準にして、コン
テナ台車6の容積に応じて、紫外線殺菌灯12をどの程
度の本数で配列するかを決定する。尚、紫外線殺菌灯1
2が装着された殺菌装置13は、ケージ7に着脱自在に
載置されているので、コンテナ台車6の大きさや収納物
の量などによって、適宜、紫外線殺菌灯12の設置本数
の異なる殺菌装置13に取りかえることもできるように
構成されている。
ータ軌道9が敷設され、さらに、その下にはスライド式
移載装置8が設けられている。すなわち、ケージ7が各
階で停止したとき、リニアモータ軌道9に乗ったコンテ
ナ台車6を、スライド式移載装置8によって、各階のリ
ニアモータ軌道まで移載できるように構成されている。
尚、ケージ7の四隅には、ケージ7が他の物体と衝突し
たときの衝撃を緩和するためのクッション14が設けら
れている。
て、ケージ及びその周辺を示した図である。すなわち、
同図は、高速リフタ1の一部を示しており、ケージ7が
所定の階でコンテナ台車6を収納したときの要部を拡大
した図である。同図において、ケージ7が、吊りワイヤ
5の駆動によって、壁11に囲まれた垂直シャフト3内
を移動して所定の階に到着すると、自動扉10がラック
機構15によって開放される。すると、所定の階のリニ
アモータ軌道9上にあったコンテナ台車6は、四方枠1
6に置かれたのち、スライド式移載装置8によってケー
ジ7の内部に移載されて収納される。
灯12が設置されているので、コンテナ台車6を紫外線
によって照射する。すなわち、プラスチック容器のコン
テナ台車6の内部にはカルテや検体などが収納されてい
るが、紫外線がこれらのカルテや検体を照射して殺菌し
ながら、ケージ7を他の階へ昇降移動させる。そして、
ケージ7が所定の階で停止したら、自動扉を開放して、
スライド式移載装置8によってコンテナ台車6をその階
のリニアモータ軌道に移載する。このときには、既にカ
ルテや検体などは殺菌されているので、コンテナ台車6
が他の階の病室などへカルテや検体などを配送しても、
細菌などが付着して配送されることはない。
ンテナ台車の高速リフタへの乗り込みから退出までの動
作を示すフローチャートである。したがって、このフロ
ーチャートと図1及び図4を用いて、コンテナ台車が殺
菌処理される動作の流れを説明する。尚、以下の説明で
は、一例として、コンテナ台車がB1Fから4Fへ昇降
移動する場合について述べる。
台車6が、B1Fの高速リフタ1の乗り場に到着すると
(ステップS1、以下、ステップは省略)、例えば、係
員が押釦などを操作して、高速リフタ1のケージ7をB
1Fに呼び込む(S2)。やがて、ケージ7が呼び込み
階のB1Fに到着すると(S3)、B1Fの自動扉10
aが開口する(S4)。このとき、ケージ7内の紫外線
殺菌灯12が点灯する(S5)。そして、スライド式移
載装置8によって、ケージ7内のリニアモータ軌道9が
押し出され、B1Fの乗り場内のリニアモータ軌道9a
と接続される(S6)。すると、コンテナ台車6が発進
してケージ7内のリニアモータ軌道9へ乗り込む(S
7)。その後、ケージ7のリニアモータ軌道9は、スラ
イド式移載装置8によって、ケージ7内に引き込まれて
定位置に停止し(S8)、B1Fの自動扉10aが閉め
られる(S9)。
ケージ7を目的階の4Fに移動させる(S10)。やが
て、ケージ7が4Fに到着すると(S11)、4Fの自
動扉10bが開口されて(S12)、スライド式移載装
置8によって、ケージ7内のリニアモータ軌道9が押し
出され、4Fの乗り場内のリニアモータ軌道9bと接続
される(S13)。すると、コンテナ台車6が発進して
ケージ7から退出し、4Fの乗り場内のリニアモータ軌
道9bへ乗り込む(S14)。コンテナ台車6がケージ
7から退出した後は、一定時間が経過したのちにケージ
7内の紫外線殺菌灯12が消灯する(S15)。
FFを繰り返すと寿命が低下するので、これを避けるた
めに直ちに消灯しない様にすると共に、省エネルギーの
面から不要な点灯を避けるために、両者の兼ね合いか
ら、どの程度の時間後に消灯するかを決定する。例え
ば、コンテナ台車をB1Fから1Fへ移動して、その
後、すぐに2Fにある別のコンテナ台車を3Fに移動す
るというような、ケージ7から頻繁にコンテナ台車を出
し入れするような場合は、その都度、紫外線殺菌灯を点
灯/消灯しないほうが好ましい。
を消灯した後に、ケージ7のリニアモータ軌道9をスラ
イド式移載装置8によって、ケージ7内に引き込み、定
位置に停止させ(S16)、4Fの自動扉10bを閉め
る(S17)。一方、4Fのリニアモータ軌道9bに乗
ったコンテナ台車6は、前述のステップS5からステッ
プS15までの期間中に、紫外線殺菌灯12によって殺
菌されている。したがって、コンテナ台車の内部のカル
テや検体などは完全に殺菌されており、他の階の病室か
らの細菌が運ばれてくる虞はなくなる。これによって、
殺菌されたクリーンなカルテや検体などが各病室に配送
される。
ための一例であり、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可
能である。例えば、上記の実施の形態では、病院内の高
速リフタによってコンテナ台車を昇降移送する場合につ
いて述べたが、これ以外に、上述のような紫外線殺菌灯
をケージに設けた物品搬送リフタを、食品工場や製薬工
場の材料搬送システムなどに利用して、他の工程の細菌
などが別の工程に運ばれることを防止することもでき
る。尚、コンテナ台車の走行方式は、実施の形態のよう
なリニアモータ方式に限らず、例えば、通常のモータを
使った電動方式などであってもよく、特に、走行駆動方
式を限定するものではない。また、物品搬送リフタは、
高速移動するものでなくてもよい。
リフタは、昇降移動するケージに紫外線殺菌装置を設け
て、ケージ内に乗り込んだコンテナ台車が昇降移動中
に、紫外線によってコンテナ台車を殺菌するように構成
されている。したがって、例えば、他の階の病室から積
み込んだカルテや検体などを別の階の病室などに配送し
ても、細菌が運ばれてくる虞はなくなる。これによっ
て、病院内における院内感染を防止することができる。
このように、本発明の物品搬送リフタを用いれば、コン
テナ台車が清潔になると共に、クリーンコンテナとして
イメージアップされ、コンテナ台車を扱う看護婦などに
清潔感を与えることができる。
タによる自動搬送システムの概略構成図である。
ージ内部の構成を示す断面図である。
びその周辺を示した図である。
の高速リフタへの乗り込みから退出までの動作を示すフ
ローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 物品を搭載して自在に走行するコンテナ
台車を、ケージの内部に収納して昇降移動する物品搬送
リフタにおいて、 前記ケージは、内部を紫外線で照射する紫外線殺菌灯を
備え、 前記コンテナ台車が、前記ケージの内部に収納されて昇
降移動するとき、前記紫外線殺菌灯から放射する紫外線
が、該コンテナ台車を照射するように構成されているこ
とを特徴とする物品搬送リフタ。 - 【請求項2】 前記紫外線殺菌灯は、前記ケージに着脱
自在な殺菌装置に固着され、前記殺菌装置を前記ケージ
の内部に装着することにより、紫外線殺菌灯がケージの
内部を紫外線で照射するように構成されていることを特
徴とする請求項1に記載の物品搬送リフタ。 - 【請求項3】 前記紫外線殺菌灯は、少なくとも、前記
コンテナ台車が前記ケージの内部に収納されている期間
は点灯していることを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の物品搬送リフタ。 - 【請求項4】 前記コンテナ台車は、紫外線を透過する
容器で構成されていることを特徴とする請求項1〜請求
項3の何れかに記載の物品搬送リフタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000067656A JP2001253672A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 物品搬送リフタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000067656A JP2001253672A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 物品搬送リフタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001253672A true JP2001253672A (ja) | 2001-09-18 |
Family
ID=18586811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000067656A Pending JP2001253672A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 物品搬送リフタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001253672A (ja) |
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- 2000-03-10 JP JP2000067656A patent/JP2001253672A/ja active Pending
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