JPH0741086Y2 - 多心コネクタ - Google Patents

多心コネクタ

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JPH0741086Y2
JPH0741086Y2 JP1987034773U JP3477387U JPH0741086Y2 JP H0741086 Y2 JPH0741086 Y2 JP H0741086Y2 JP 1987034773 U JP1987034773 U JP 1987034773U JP 3477387 U JP3477387 U JP 3477387U JP H0741086 Y2 JPH0741086 Y2 JP H0741086Y2
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JP
Japan
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connector
core wire
housing
plate
contactor
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JP1987034773U
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JPS63141564U (ja
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恭也 合葉
守彦 田口
智也 大槻
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、通信ケーブルの切り替え接続等に使用される
多心コネクタに関するものである。
〔従来の技術〕
出願人は、先に、特開昭59−90369号公報に記載の「コ
ネクタ」等において、通信ケーブル等の多心回路の心線
を接続する場合に有利な技術を提案した。この従来技術
では、絶縁心線相互の接続作業を容易に行なうために、
コネクタ本体の中に金属板等からなるコンタクトを埋設
しておくとともに、コンタクトの端部に溝状接触子を形
成しておいて、上蓋に支持させた絶縁心線を、溝状接触
子に圧入することによって、絶縁心線における素線導体
をコンタクトに電気的に接続させるようにしている。そ
して、上蓋をコネクタ本体に嵌着させる操作により、多
対コネクタとの接続あるいは心線相互の直列接続作業等
を能率よく実施することを可能とした。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、かかる従来技術であると、上蓋とコネク
タ本体とを結合させた状態としないと、配線の良否の確
認が困難となるので、配線検査を行なうためには、上蓋
とコネクタ本体とを結合させる操作がともない、コンタ
クトの溝状接触子と絶縁心線との着脱が行なわれて、絶
縁心線がこすられることにより断線事故発生の可能性が
大きくなる。
本考案はこれらの問題を解決するとともに、雌雄の区別
をなくして同一仕様とすることにより、コネクタの構造
の単純化を図ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案は、一端にスリット
部を備え、他端に接触子を備えた全体として略L字状の
心線コンタクトがハウジングに対して定間隔で多数個に
わたって埋設されて成るコネクタ半体を一対備え、該コ
ネクタ半体はその上面において前記スリット部が露出さ
れ、かつその正面において前記接触子が露出され、これ
等の各接触子の上方におけるハウジング正面の半分の長
さにわたって遮蔽板が突設され、残りの半分の長さにわ
たって保護板が突設され、一対のコネクタ半体の片方の
遮蔽板がもう片方の保護板上に重なる位置に夫々の遮蔽
板と保護板とが突設され、また各接触子の下方における
ハウジング正面には底部遮蔽板が突設され、該一対のコ
ネクタ半体を組み合わせて各接触子を互いに接続させた
とき一方のコネクタ半体の遮蔽板の下に他方のコネクタ
半体の保護板が入り込み、これによって前記各スリット
部近傍のハウジング正面の全長にわたって平坦な平板部
が構成されるようにしたものである。
〔作用〕
ハウジングの上方位置に配設された心線コンタクトの溝
状接触子に絶縁心線を挿入し、圧入することによって、
絶縁心線の先端が遮蔽板の上に突出する。この絶縁心線
の余長部分は切断される。この場合のコネクタ半体に対
する配線の良否は、溝状接触子に心線を圧入した状態で
の外観検査や、心線コンタクトに検査用ピンを接触させ
ることによってなされる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る多心コネクタの一実施例を第1図な
いし第6図に基づいて説明する。
第1図は、同一仕様の二つのコネクタ半体1・1を前向
き状態で対向させた様子を示しており、二つのコネクタ
半体1・1は、垂直線を中心として180度回転させた位
置関係となっている。図中、符号2はコネクタ半体1に
対して着脱される絶縁カバー、符号Wは絶縁心線であ
る。
まず、コネクタ半体1について、第1図ないし第6図を
適宜参照しながら説明する。
該コネクタ半体1は、上述したように、同一仕様のもの
を垂直線を中心として180度回転させ、前向き状態の二
つのコネクタ半体1・1を相互に嵌合させることによっ
て結合状態とするものであり、熱可塑性プラスチック等
の材料によって一体成形された電気的な絶縁体であるハ
ウジング3と、該ハウジング3の中に左右方向に一定の
間隔を空けて並列状態に埋設される複数(図示例では20
心)の心線コンタクト4とからなる基本構成である。
心線コンタクト4は、全体として略L字状を呈してお
り、上方位置には、絶縁心線Wを圧入することによっ
て、素線導体と電気的接続をするための溝を有するスリ
ット部5が露出され、下方位置には接触子6が、前方に
突出する状態で露出して配設されている(二つの接触子
6が第6図に示すように、相互に接触する)。
前記ハウジング3の正面の左側半分には接触子6の上方
において前方に突出する一枚板状の遮蔽板7が一体に突
出形成されており、一方ハウジング3の正面の他側、つ
まり、右側半分には櫛歯型状の保護板8が一体に突出形
成されている。すなわち、一方のコネクタ半体1の遮蔽
板7は上半分に、保護板8は下半分に突設され(第2図
参照)、他方のコネクタ反対1の遮蔽板7は下半分に、
保護板8は上半分に突設され、かつ片方の遮蔽板7がも
う片方の保護板8上に重なる位置に突設されている(第
3図参照)。また、ハウジング3の正面下部において、
複数の心線コンタクト4をそれぞれの室に仕切るための
隔壁9が一体に突設されるとともに、前記保護板8の前
方絶縁部には他方のコネクタ半体の隔壁9を受け入れる
ためのスリット10が形成されている。
なお、ハウジング3の上面において、心線コンタクト4
のスリット部5の周囲近傍には、第2図に示すように、
その左右を囲むように仕切り壁11が設けられて、スリッ
ト部5を窪部12の中に収納している。また、この窪部12
の両側には縁部13が設けてある。また仕切り壁11の前後
面には、前記絶縁カバー2を固定状態に支持するための
係止突起14が設けられている。
そして、ハウジング3の右側部には、結合ロック片15が
一体に設けられるとともに、ハウジング3の左側部に
は、二つのコネクタ半体1を組み合わせた状態とした場
合に、結合ロック片15を係止するためのロック用突起16
が一体に設けられている。
また、心線コンタクト4の接触子6の下方には、第6図
に示すように、左側半分の右側半分とが中央部で段違い
状に分割された底部遮蔽壁17・18が突設されており、こ
の結果接触子6は遮蔽板7、保護板8、隔壁9、および
底部遮蔽壁17・18で囲んでなる窪部19に収納される構造
である。第1図または第6図に示すように、左側の底部
遮蔽壁17は、右側の底部遮蔽壁18よりも下方に位置して
おり、両底部遮蔽壁17・18の前部には、前方に突出した
ガイド突起20・21が歯型状に一体に形成されており、左
側のガイド突起20は、第5図に示すように、それらの間
のスリット22が、右側の下部遮蔽壁18の下面の突条23と
嵌合して、左右方向の位置決めを行なうとともに、右側
のガイド突起21は、その間のスリット24が前記隔壁9と
嵌合するものであり、このため、心線コンタクト4の接
触子6の下方も、底部遮蔽壁17・18とガイド突起20・21
との重なりによって、二重に隔離された状態となる。
さらに、底部遮蔽壁17・18には、ハウジング3に埋設さ
れている心線コンタクト4の一部を下方に臨ませるよう
に、貫通状態の導通検査ピン挿入孔25が形成されてい
る。該導通検査ピン挿入孔25は、一つずつ前後にずれて
千鳥状に配置されている。
このように構成されている多心コネクタによって、通信
ケーブルにおける絶縁心線Wの接続を行なう場合を説明
すると、接続しようとする二つのコネクタ半体1につい
て、絶縁心線Wを必要とする本数(必要対)だけ用意し
て、先端を上部遮蔽板7および上部保護板8の上に若干
突出させた状態とするとともに、絶縁心線Wを心線コン
タクト4の上方位置のスリット部5に挿入し、さらに、
絶縁心線Wをスリット部5に圧入することによって、絶
縁心線Wの被覆を被って電気的接続状態とする。
この場合において、コネクタ半体1に対する配線の良否
は、導通検査ピン挿入孔25を経由して検査用ピンを挿入
し、ハウジング3に埋設された状態のコンタクト4に、
直接接触させることにより確認することができ、一方、
コネクタ半体1の上方からも、目視によって配線の良否
を確認することができる。接続不良が生じている場合
は、その部分の絶縁心線Wのみを引き上げて、再接続を
行なうことができ、この場合、他の絶縁心線Wに触れる
必要がなく影響を及ぼすことがない。
すべての絶縁心線Wの接続状態を確認した後、この一対
のコネクタ半体1・1を組合わせて各接触子6を接続さ
せると共に各スリット部5の近傍に形成される平坦な平
板部に切断刃を押圧してスリット部5から突出している
絶縁心線Wの複数本の余長部を一度に切断する。
なお、一対のコネクタ半体1・1を組み合わせて接触子
6を接続させると、第6図に示すように、接触子6の上
方において遮蔽板7および保護板8が、また接触子6の
下方において底部遮蔽壁17・18、ガイド突起20・21が二
重に重なり合う。
また、コネクタ半体1の側部の結合ロック片15が、ロッ
ク用突起16と係合することによって、両コネクタ半体1
・1の結合状態が維持される。
そして、両コネクタ半体1・1の接続状態を確認した
後、第1図に示す絶縁カバー2を被せ、該絶縁カバー2
の係合穴26をハウジング3の係止突起14に嵌合させ、コ
ネクタ半体1と絶縁カバー2との一体化を行なう。
なお、絶縁心線Wを心線コンタクト4のスリット部5に
圧入するとともに、圧入した状態の絶縁心線Wを絶縁カ
バー2との嵌合によって屈曲させて、この絶縁心線Wが
ハウジング3に固定されるので、万一、絶縁心線Wに外
部から引っ張り力が作用しても、ストレインが直接、ス
リット部5にかからない。
換言すればスリット部5にかかるストレイン(歪)がリ
リーフ(緩和)されるので該スリット部5との接続部分
に応力の集中を避けることができる。
また、遮蔽板7、保護板8、隔壁9、底部遮蔽板17・18
で囲んでなる窪部19に、例えばグリース状の防湿用混和
物を充填することによって、各接触子6の接続部分が空
気に接触することを妨げ、接続部分の健全性を保持する
ことができる。
一方、コネクタ半体1への絶縁心線Wの配線状況は、他
のコネクタ半体1との接続の有無に関係なく、絶縁カバ
ー2を取り付けていない状態であれば、随時上方から目
視によって確認することができる。
〔効果〕
以上説明したように、本考案に係る多心コネクタは、 同一仕様の二つのコネクタ半体を前向き状態で結合
させるものであるから、雄雌の区別をする必要がなく、
単一仕様の部品によって多心コンタクトを構成して、コ
ストダウンを図ることができ、また、部品の構造および
管理を簡単にすることができる。
平坦な平板部を利用してスリット部から突出した多
心の通信ケーブルの余長部を一括して切断刃で切断する
ことができ、さらに該平板部の内側には保護板が位置し
て全体として二層構造となるため、平板部に切断刃の大
きな力が加わっても“たわみ”による平板部の変形およ
び外部からの水分の侵入を極力少なくすることができ
る。
等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る多心コネクタの一実施例を示すもの
で、第1図は一部を省略した全体の分解斜視図、第2図
は一方のコネクタ半体を示す平面図、第3図は二つのコ
ネクタ半体を結合させた状態の平面図、第4図は二つの
コネクタ半体を結合させた状態の側面図、第5図は二つ
のコネクタ半体を結合させた状態の底面図、第6図は第
3図のVI−VI線矢視図である。 1……コネクタ半体、2……絶縁カバー、3……ハウジ
ング、4……心線コンタクト、5……スリット部、6…
…接触子、7……遮蔽板、8……保護板、9……隔壁、
10……スリット、11……仕切り壁、12……窪部、13……
縁部、14……係止突起、15……結合ロック片、16……ロ
ック用突起、17……底部遮蔽壁、18……底部遮蔽壁、19
…窪部、20……ガイド突起、21……ガイド突起、22……
スリット、23……突条、24……スリット、25……導通検
査ピン挿入孔、26……係合穴、W……絶縁心線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大槻 智也 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−216373(JP,A) 特開 昭59−90369(JP,A) 実開 昭57−136173(JP,U) 特公 昭55−3797(JP,B2) 実公 昭52−14950(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端にスリット部(5)を備え、他端に接
    触子(6)を備えた全体として略L字状の心線コンタク
    ト(4)がハウジング(3)に対して定間隔で多数個に
    わたって埋設されて成るコネクタ半体(1)を一対備
    え、 該コネクタ半体(1)はその上面において前記スリット
    部(5)が露出され、かつその正面において前記接触子
    (6)が露出され、これ等の各接触子(6)の上方にお
    けるハウジング正面の半分の長さにわたって遮蔽板
    (7)が突設され、残りの半分の長さにわたって保護板
    (8)が突設され、 一対のコネクタ半体(1)の片方の遮蔽板(7)がもう
    片方の保護板(8)上に重なる位置に夫々の遮蔽板
    (7)と保護板(8)とが突設され、 各接触子(6)の下方におけるハウジング正面には底部
    遮蔽板(17),(18)が突設され、該一対のコネクタ半
    体(1)を組み合わせて各接触子(6)を互いに接続さ
    せたとき一方のコネクタ半体(1)の遮蔽板(7)の下
    に他方のコネクタ半体(1)の保護板(8)が入り込
    み、これによって前記各スリット部(5)近傍のハウジ
    ング正面の全長にわたって平坦な平板部が構成されるこ
    とを特徴とする多心コネクタ。
JP1987034773U 1987-03-10 1987-03-10 多心コネクタ Expired - Lifetime JPH0741086Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987034773U JPH0741086Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10 多心コネクタ

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JP1987034773U JPH0741086Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10 多心コネクタ

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Publication Number Publication Date
JPS63141564U JPS63141564U (ja) 1988-09-19
JPH0741086Y2 true JPH0741086Y2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=30843639

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JP1987034773U Expired - Lifetime JPH0741086Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10 多心コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4537456A (en) * 1982-06-07 1985-08-27 Methode Electronics Inc. Electrical connector

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JPS63141564U (ja) 1988-09-19

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