JP2002280102A - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

フラットケーブル用コネクタ

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JP2002280102A
JP2002280102A JP2001074349A JP2001074349A JP2002280102A JP 2002280102 A JP2002280102 A JP 2002280102A JP 2001074349 A JP2001074349 A JP 2001074349A JP 2001074349 A JP2001074349 A JP 2001074349A JP 2002280102 A JP2002280102 A JP 2002280102A
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flat cable
retainer
core wire
holding
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JP2001074349A
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Yutaka Kobayashi
豊 小林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラットケーブルの芯線を先端を保持するこ
との可能なコネクタを提供する。 【解決手段】 ハウジング21には、リテーナ60の装
着可能なリテーナ装着孔31が設けられ、フラットケー
ブル10の各芯線14の先端をリテーナ装着孔31内に
差し込んで、リテーナ60によってハウジング21との
間に挟み付けて保持する。これにより、芯線14の浮き
や曲がりを防止できるため、相手側の端子金具73との
接触圧を確保して安定した導通接続を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラットケーブル
の端末を接続して用いられるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数本の電線を並列して備えたフ
ラットケーブルの端末を接続して用いられるコネクタと
して、例えば実開平1−132078号公報に記載され
たものが知られている。これは、図16に示すように、
ハウジング1に設けられた溝部2に配されたフラットケ
ーブルの端末を保持部材4によって保持するようにした
もので、保持部材4はフラットケーブルを構成する各電
線5の被覆部5Aと芯線5Bとをハウジング1との間に
挟み付けるようにして保持している。芯線5Bの先端側
は保持部材4から外側へ露出した状態となっており、図
17に示すように、このコネクタを相手側ハウジング6
と嵌合したときに、相手側の端子金具7が芯線5Bの先
端側に弾性的に接触することで導通が取られるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のコネ
クタでは、芯線5Bの先端側が保持されないためハウジ
ング1から浮き上がったり、横に曲がったりすることが
あり、相手側ハウジング6との嵌合の際に、端子金具7
の接触圧が不十分となる等によって、安定した導通接続
が得られなくなるおそれがあった。本発明は、上記事情
に鑑みてなされたもので、その目的は、フラットケーブ
ルの芯線の先端を保持することの可能なコネクタを提供
するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係るフラットケーブル用コネクタ
は、複数本の電線を並列してなるフラットケーブルの端
末をハウジングに保持して、相手側ハウジングとの嵌合
時に前記電線の被覆部より剥き出した芯線を相手側ハウ
ジングの端子金具と接続させるようにしたフラットケー
ブル用コネクタであって、前記電線の被覆部を前記ハウ
ジングに対して保持する被覆部保持手段と、前記ハウジ
ングに組み付けられ、前記芯線における前記端子金具と
の接続部分よりも先端側を前記ハウジングとの間に挟み
付けるようにして保持する芯線保持部材とを備えている
ところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記芯線保持部材は、前記ハウジングに対し
て、前記芯線を前記ハウジングとの間に差し込み可能な
仮係止位置と、前記芯線を挟んで保持する本係止位置と
の間で変位操作可能に組み付けられているところに特徴
を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記ハウジングを覆って前記電線のシールド
層に接続されるシールドシェルが備えられ、このシール
ドシェルが前記芯線保持部材を保持して、その芯線保持
部材と共に前記ハウジングに対して組付可能であるとこ
ろに特徴を有する。
【0007】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
のいずれかに記載のものにおいて、前記フラットケーブ
ルには各電線のシールド層を短絡する短絡部材が固着さ
れており、前記被覆部保持手段は、前記ハウジングに一
体に形成されて前記短絡部材に対して係止可能な係止片
により構成されているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、芯
線の先端側を芯線保持部材によってハウジングとの間に
挟み付けて保持することができる。これにより、芯線の
浮きや曲がりを防止できるため、相手側の端子金具との
接触圧を確保して安定した導通接続を得ることができ
る。
【0009】請求項2の発明によれば、予め芯線保持部
材を仮係止位置にしてハウジングに組み付けておき、そ
のハウジングをフラットケーブルの組付現場へ搬入し
て、そこで芯線保持部材を本係止位置へ操作して芯線を
保持するようにすれば、組付作業が簡単となる。
【0010】請求項3の発明によれば、予めシールドシ
ェルに芯線保持部材を保持させておくことで、ハウジン
グとの組付現場にてシールドシェルと芯線保持部材とを
一度にハウジングに組み付けることができるため、組付
作業が簡単になる。
【0011】請求項4の発明によれば、被覆部保持手段
がハウジングに一体に設けられているため、ハウジング
と別部材を用いることなく各電線の被覆部を保持するこ
とができ、部品点数の増加を抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>次に、本発明の
第1実施形態について図1から図12を参照して説明す
る。図1に示すように、本実施形態のフラットケーブル
用コネクタ20(以下、プラグという)は、フラットケ
ーブル10の端末を接続して用いられるものであり、回
路基板P上に配された基板側コネクタ70(本発明の
「相手側ハウジング」に相当、以下リセプタクルとい
う)と嵌合することでフラットケーブル10と回路基板
P上の回路とを電気的に接続するものである。
【0013】フラットケーブル10は、複数本のシール
ド電線11を所定間隔を開けて並列して図示しないフィ
ルムで覆うことで帯状に形成されており、その端末付近
には各シールド電線11のシールド層(図示せず)同士
を短絡する短絡部材12が固着されている。各シールド
電線11における短絡部材12よりも先端側には内部被
覆部13が露出されており、さらにその先端から芯線1
4が剥き出されている。
【0014】プラグ20は、ハウジング21と、このハ
ウジング21を前後から覆うように組み付けられる一対
のシールドシェル51,52(前側のシールドシェル5
1が本発明の「シールドシェル」に相当)と、同じくハ
ウジング21に組み付けられるリテーナ60(本発明の
「芯線保持部材」に相当)とから構成されている。な
お、以下の説明においては、ハウジング21にリテーナ
60を組み付ける側を前方とし、ハウジング21をリセ
プタクル70と嵌合する側を下方とする。
【0015】ハウジング21は、合成樹脂材によって形
成されており、図2から図5に示すように、全体として
幅方向に細長い箱形形状をなしている。ハウジング21
の上面後側は左右に細長く凹んでおり、これがフラット
ケーブル10の短絡部材12を収容可能な収容凹部22
となっている。また、ハウジング21の背面側、左右両
側端付近からは上方へ延びる弾性係止片23(本発明の
「被覆部保持手段」に相当)が一体に設けられており、
この弾性係止片23の上部は収容凹部22内に突出して
いる。弾性係止片23の先端には、前方へ向けて突起2
3Aが突設されており、この突起23Aが収容凹部22
に収容した短絡部材12(図5に2点鎖線で示す)に係
止することで短絡部材12をハウジング21に対して保
持することができる。また、ハウジング21の背面にお
ける幅方向の中央には嵌合凹部24が形成されており、
ここには後述するリセプタクル70に設けた突出部76
が嵌まり込めるようになっている。さらに、ハウジング
21の背面には、図4に示すように、嵌合凹部24を挟
んで左右に後部シールドシェル52を取り付けるための
一対の取付孔25が設けられている。
【0016】この後部シールドシェル52は、導電性の
金属板よりなり、一対の圧入突起(図示せず)が前記の
取付孔25に圧入されることで嵌合凹部24を除くハウ
ジング21の背面の一部を覆うように組み付けられてい
る。また、後部シールドシェル52の上端は、収容凹部
22の底面に沿って折り曲げられており、ここには斜め
上向きに延出する図示3つの弾性接触部53が設けら
れ、これらが短絡部材12に対して弾性的に接触するこ
とで導通を取るようになっている。
【0017】さて、ハウジング21の上面には、収容凹
部22からハウジング21の前端に至る保持溝27が幅
方向に複数並設されており、ここにはフラットケーブル
10の各内部被覆部13が通されるようになっている。
また、ハウジング21の前面には、各保持溝27に連通
して上下方向に沿ってハウジング21の下端に至る連通
溝28A,28Bが保持溝27と同一ピッチで複数並設
されている。上側の連通溝28Aには、保持溝27の内
部被覆部13から延びる芯線14が通されて、後述する
リセプタクル70の端子金具73がこの位置で芯線14
に接触するようになっている。さらに、ハウジング21
の前面下部(上側の連通溝28Aの下端位置)には、幅
方向に広いリテーナ装着孔31が開口しており、ここに
は各連通溝28Aに通した芯線14の先端が差し込まれ
るとともに、以下に述べるリテーナ60が装着されるこ
とで差し込まれた芯線14を保持できるようになってい
る。
【0018】リテーナ60は、合成樹脂材によって図6
に示すように、幅方向に細長い略板状に形成されてお
り、前方(図6の下側)から前記のリテーナ装着孔31
に差し込むようにして組み付けられる。リテーナ60の
幅方向両端からは前方へ一対のアーム部61が延出して
おり、両アーム部61の外側面にはそれぞれ係止突起6
2が突設されている。また、リテーナ60の上面には、
各連通溝28Aに対応する位置にハウジング21との間
に芯線14を挟むための挟持突起63が突設されてい
る。リテーナ60は、リテーナ装着孔31に対して差し
込み深さの浅い仮係止位置と、奥まで差し込まれた本係
止位置との2つの位置に組付け可能とされており、仮係
止位置においては、図7に示すように係止突起62がリ
テーナ装着孔31の両側壁面に設けられた仮係止用凹部
33に係合することでリテーナ60が位置決めされる。
このとき、挟持突起63とリテーナ装着孔31の上壁面
31A(図5に示す)との間には隙間が開き、そこに芯
線14を差し込み可能な状態となっている。また、本係
止位置においては、図8に示すように、係止突起62が
リテーナ装着孔31の両側壁後部に設けられた切欠部3
4に係合することでリテーナ60が位置決めされ、この
とき、図1に示すように、挟持突起63とリテーナ装着
孔31の上壁面31Aとの間に芯線14を挟み付けて保
持することができる。また、リテーナ60の後面には、
本係止位置において連通溝28A,28Bと連続する形
態の連通溝64が並設されている。
【0019】前部シールドシェル51は、導電性の金属
板によって形成されており、図9及び図10に示すよう
に、ハウジング21の上下左右の面を覆うように略角筒
形をなしている。また、前部シールドシェル51の背面
(図9の左側)には、左右両端位置に一対の背面板55
が設けられており、両背面板55からは前方へ圧入突起
56が突設されている。一方のハウジング21の前面に
は、連通溝28Aを挟んで左右側端位置に一対の取付孔
35が設けられ、これらの取付孔35に圧入突起56が
圧入されることで前部シールドシェル51がハウジング
21に取り付けられるようになっている。また、前部シ
ールドシェル51の上面には、斜め下向きに延出する複
数の弾性接触部57が設けられ、これらが短絡部材12
に弾性的に接触することで導通を取るようになってい
る。また、前部シールドシェル51の下面には、幅方向
に延びる補強突部58が上側へ叩き出しによって形成さ
れている。この補強突部58は、前部シールドシェル5
1をハウジング21と組み付けたときにハウジング21
の下面に当接して、リテーナ60をリテーナ装着孔31
に押し込んだことによるハウジング21下部の変形を防
止する。
【0020】一方、リセプタクル70は、図11及び図
12に示すように、回路基板P上に固定される合成樹脂
製のリセプタクル側ハウジング71を備えている。リセ
プタクル側ハウジング71は、上方に開放する嵌合筒部
72を備えており、ここに上方からプラグ20が嵌合さ
れるようになっている。リセプタクル側ハウジング71
には、その嵌合筒部72の前面壁に沿って左右方向に一
定ピッチで並列するように複数の端子金具73が取り付
けられている。端子金具73は、一端が嵌合筒部72の
外部に延出して回路基板Pの各接点(図示せず)に接続
される接続片74となっている。また、端子金具73の
他端は、嵌合筒部72の内側に上向きに突出する弾性接
触片75となっており、その先端付近には嵌合筒部72
の内側に突出する接点部75Aが形成され、これがプラ
グ20側の芯線14に弾性的に接触するようになってい
る。また、リセプタクル側ハウジング71には、嵌合筒
部72の後壁中央から嵌合筒部72の内側に突出部76
が形成されている。
【0021】また、嵌合筒部72の内側には、その左右
両側面と後面とに沿うように導電性金属板よりなるリセ
プタクル側シールドシェル77が収容されている。この
リセプタクル側シールドシェル77は、その左右両側壁
と後壁とにそれぞれ斜め下方に切り起こされた弾性接続
片78を備えており、プラグ20との嵌合時にシールド
シェル77に対して弾性的に接触可能とされている。さ
らに、リセプタクル側シールドシェル77の左右両側壁
には嵌合筒部72の外部へ延出する基板接続部79が設
けられ、回路基板P上のアース回路(図示せず)に接続
されている。
【0022】次に、プラグ20の組付手順について説明
する。まずハウジング21のリテーナ装着孔31にリテ
ーナ60を嵌め込み、係止突起62を仮係止用凹部33
に係合させてリテーナ60を仮係止位置に組み付ける
(図7参照)。また、ハウジング21背面の取付孔25
に後部シールドシェル52を組み付ける。
【0023】次に、フラットケーブル10の短絡部材1
2を後端側から収容凹部22に差し入れ、弾性係止片2
3の突起23Aに係合させる。これにより短絡部材12
がハウジング21に保持された状態となる。このとき後
部シールドシェル52の弾性接触部53が短絡部材12
に弾性的に接触して両者12,52が導通される。続い
て、フラットケーブル10の各内部被覆部13を保持溝
27に通した後、各芯線14をL字形に屈曲させるよう
にして連通溝28Aに通し、各芯線14の先端をリテー
ナ装着孔31へ差し入れる。そして、リテーナ60を押
し込んで、係止突起62を切欠部34に係合させてリテ
ーナ60を本係止位置に組み付ける。これにより、リテ
ーナ装着孔31に差し込まれた芯線14がリテーナ60
の挟持突起63とリテーナ装着孔31の上壁との間に挟
み込まれ、芯線14の先端が保持される。
【0024】次に、ハウジング21の前方から前部シー
ルドシェル51の圧入突起56を取付孔35に圧入する
ようにして、前部シールドシェル51とハウジング21
とを組み付ける(図1及び図10参照)。すると、前部
シールドシェル51の弾性接触部57が短絡部材12の
上面に弾性的に接触して両者12,51が導通される。
また、前部シールドシェル51に設けられた補強突部5
8がハウジング21の下面に当接することにより、リテ
ーナ60のリテーナ装着孔31への押し込みによってハ
ウジング21におけるリテーナ装着孔31の下側の部分
が下方へ変形することを防止できる。以上によりプラグ
20の組付けが完了する。
【0025】次に、プラグ20とリセプタクル70とを
嵌合する。プラグ20を嵌合筒部72内に嵌合していく
と、各端子金具73の弾性接触片75が前側へ撓み変形
するとともに各接点部75Aが連通溝28B内に進入し
て、連通溝64を通って、連通溝28Aに至り、そこに
配された芯線14に弾性的に接触する。一方、リセプタ
クル側シールドシェル77の各弾性接続片78がプラグ
20側の前部又は後部シールドシェル51,52に弾性
的に接触する。このようにして、プラグ20とリセプタ
クル70との嵌合を完了すると、フラットケーブル10
の各シールド電線11の芯線14は、端子金具73を介
して回路基板P上の接点(図示せず)接続され、各シー
ルド電線11のシールド層(図示せず)は、前部、後部
シールドシェル51,52と、リセプタクル側シールド
シェル77とを介して回路基板P上のアース回路に接続
される。
【0026】以上のように、本実施形態によれば、芯線
14の先端側をリテーナ60によってハウジング21と
の間に挟み付けて保持することができる。これにより、
芯線14の浮きや曲がりを防止できるため、相手側の端
子金具との接触圧を確保して安定した導通接続を得るこ
とができる。
【0027】また、予めリテーナ60を仮係止位置にし
てハウジング21に組み付けておき、そのハウジング2
1をフラットケーブル10の組付現場へ搬入して、そこ
でリテーナ60を本係止位置へ操作して芯線14を保持
させるようにすれば、組付作業が簡単である。
【0028】さらに、ハウジング21には弾性係止片2
3が一体に設けられており、この弾性係止片23を短絡
部材12に係合させることで、別部材を用いることなく
シールド電線11の被覆部分を保持できるため、部品点
数の増加を抑えることができる。
【0029】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態について図13から図15を参照して説明する。本
実施形態では、前部シールドシェル80をリテーナ81
と共にハウジング82に組み付けるようにした例を示
す。なお、本実施形態は、大部分の構成は第1実施形態
と同様であるので、以下の説明では第1実施形態との相
違部分のみを説明し、第1実施形態と同様の構成には同
一符号を付して説明を省略する。
【0030】前部シールドシェル80には、左右一対の
背面板55から前方へリテーナ保持用圧入突起83が突
設されており、これらをリテーナ81の一対のアーム部
84の背面に設けられた取付孔85に圧入することで前
部シールドシェル80にリテーナ81を保持させること
ができる(図13及び図14参照)。また、リテーナ8
1の一対のアーム部84の外側面にはそれぞれ係止突起
86が突設され、図15に示すように、これらをハウジ
ング82のリテーナ装着孔31の両側壁後部に設けられ
た切欠部34に係合させることで、第1実施形態と同様
にフラットケーブル10の芯線14を保持することがで
きるようになっている。
【0031】本実施形態によれば、予め前部シールドシ
ェル80にリテーナ81を保持させておくことで、ハウ
ジング82との組付現場にて、前部シールドシェル80
とリテーナ81とを一度にハウジング82に組み付ける
ことができるため、組付作業が簡単になる。
【0032】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態では電線をL字形に配索したが、本
発明によれば、電線の配索経路は、I字形(一直線
状)、U字形、S字形などの他の形態としてもよい。 (2)上記実施形態ではシールド機能を有するコネクタ
について説明したが、本発明は、シールド機能を有しな
いコネクタにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0001】
【図1】第1実施形態においてプラグとリセプタクルと
を嵌合する前の状態を示す側断面図
【図2】ハウジングの正面図
【図3】ハウジングの平面図
【図4】ハウジングの背面図
【図5】ハウジングの側断面図
【図6】リテーナの平面図
【図7】リテーナを仮係止位置に組み付けた状態を示す
平断面図
【図8】リテーナを本係止位置に組み付けた状態を示す
平断面図
【図9】シールドシェルの側断面図
【図10】プラグの正面図
【図11】リセプタクルの平面図
【図12】プラグとリセプタクルとを嵌合した状態を示
す側断面図
【図13】第2実施形態においてシールドシェルとリテ
ーナとを組み付けた状態を示す平断面図
【図14】シールドシェルとリテーナとを組み付けた状
態を示す側断面図
【図15】シールドシェル及びリテーナをハウジングに
組み付けた状態を示す平断面図
【図16】従来のコネクタを示す側断面図
【図17】従来のコネクタを相手側ハウジングに嵌合し
た状態を示す側断面図
【符号の説明】
10…フラットケーブル 11…シールド電線(電線) 12…短絡部材 13…内部被覆部(被覆部) 14…芯線 20…プラグ(フラットケーブル用コネクタ) 21…ハウジング 23…弾性係止片(係止片) 51…前部シールドシェル(シールドシェル) 60…リテーナ(芯線保持部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の電線を並列してなるフラットケ
    ーブルの端末をハウジングに保持して、相手側ハウジン
    グとの嵌合時に前記電線の被覆部より剥き出した芯線を
    相手側ハウジングの端子金具と接続させるようにしたフ
    ラットケーブル用コネクタであって、 前記電線の被覆部を前記ハウジングに対して保持する被
    覆部保持手段と、 前記ハウジングに組み付けられ、前記芯線における前記
    端子金具との接続部分よりも先端側を前記ハウジングと
    の間に挟み付けるようにして保持する芯線保持部材とを
    備えていることを特徴とするフラットケーブル用コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記芯線保持部材は、前記ハウジングに
    対して、前記芯線を前記ハウジングとの間に差し込み可
    能な仮係止位置と、前記芯線を挟んで保持する本係止位
    置との間で変位操作可能に組み付けられていることを特
    徴とする請求項1に記載のフラットケーブル用コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングを覆って前記電線のシー
    ルド層に接続されるシールドシェルが備えられ、このシ
    ールドシェルが前記芯線保持部材を保持して、その芯線
    保持部材と共に前記ハウジングに対して組付可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のフラットケーブル用
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記フラットケーブルには各電線のシー
    ルド層を短絡する短絡部材が固着されており、前記被覆
    部保持手段は、前記ハウジングに一体に形成されて前記
    短絡部材に対して係止可能な係止片により構成されてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載のフラットケーブル用コネクタ。
JP2001074349A 2001-03-15 2001-03-15 フラットケーブル用コネクタ Pending JP2002280102A (ja)

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