JP2022072283A - コネクタの端子構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外乱による不具合の発生を低減することができ、且つ電気的な接続性能を向上させることができるコネクタの端子構造を提供する。【解決手段】コネクタ1は、雌端子10および雄端子20が内部に併設されている。雌端子10は、コネクタ1の軸方向に延びており、コネクタ1の軸方向視で、コネクタ1の内部側に向けて開口したコ字状に形成されている。雄端子20は、前記軸方向に延びる棒状に形成されており、前記軸方向視で、雌端子10の開口部13外側に隣接して配置されている。接続の際には、自側のコネクタ1aと、該自側のコネクタ1aと同一の端子構造を有する相手側のコネクタ1bとが、互いに対向し且つ相手側のコネクタ1bを軸周りに反転させた状態で軸方向に接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタの端子構造に関する。
従来、雌端子および雄端子が内部に併設され、雌雄の区別のない同一形状の一対の接続端子を互いに嵌め合わせることにより、電線間の電気的な接続を行うようにしたコネクタの端子構造が提案されている。例えば、特許文献1には、電線接続部と、該電線接続部に連続する電気接触部とを、導電性金属板で一体に形成してなる端子金具が開示されている。この端子金具の電気接触部は、電線接続部を延在させて長方形状に突出させた基板部を備えている。電気接触部の基板部には、突出側部分に第1電気接触部が設けられているとともに、該第1電気接触部より電線接続部側の中間位置に切り起し片で形成した第2電気接触部が設けられている。このような端子金具では、第1電気接触部と接続相手方端子の第2電気接触部とを互いに接触させることにより、電線間の電気的な接続が行われる。
特開2014-99370号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているような従来の端子構造は、相手方端子との接続状態において、接続方向(コネクタの軸方向)と交差し且つ切り起し片の起立方向(上下方向)と交差する方向(左右方向)に端子同士を保持する機構がないため、横揺れ(左右方向の振動)に弱く、外乱によるコネクタ外れや結線不良等の不具合が発生する虞があった。また、端子同士が接触する箇所および面積も限られており、電気的な接続性能を向上させる上で、改善の余地があった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、外乱による不具合の発生を低減することができ、且つ電気的な接続性能を向上させることができるコネクタの端子構造を提供することである。
上記目的を達成するため本発明は、雌端子および雄端子が内部に併設されているコネクタの端子構造を提供する。このコネクタの端子構造における前記雌端子は、前記コネクタの軸方向に延び、前記コネクタの軸方向視で、前記コネクタの内部側に向けて開口したコ字状に形成されており、前記雄端子は、前記軸方向に延びる棒状に形成され、前記軸方向視で、前記雌端子の開口部外側に隣接して配置されており、自側のコネクタと、該自側のコネクタと同一の端子構造を有する相手側のコネクタとが、互いに対向し且つ前記相手側のコネクタを軸周りに反転させた状態で前記軸方向に接続される。
上記のような本発明に係るコネクタの端子構造によれば、自側および相手側の各コネクタの端子同士が、接続方向(コネクタの軸方向)に垂直な面上の全方向から保持されるようになるため、振動に強い端子構造を実現することが可能になり、外乱によるコネクタ外れや結線不良等の不具合の発生を低減することができる。また、コネクタ接続時における端子間の接触箇所および接触面積が増えるので、端子同士を安定して接続することが可能になり、電気的な接続性能を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係るコネクタの端子構造を示す斜視図である。 図1のコネクタを上方から見た平面図である。 図1のコネクタを軸方向の前方側から見た正面図である。 第1実施形態のコネクタ一対を接続する前の状態を示す斜視図である。 第1実施形態のコネクタ一対を接続した後の状態を示す斜視図である。 図5におけるA-A線断面図である。 図5におけるB-B線断面図である。 本発明の第2実施形態に係るコネクタの端子構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコネクタの端子構造を示す斜視図である。また、図2は、図1のコネクタを上方から見た平面図であり、図3は、コネクタの軸方向の前方側から見た正面図である。
図1~図3において、第1実施形態のコネクタ1は、例えば、雌端子10、雄端子20および電線接続部30を含んで構成されている。雌端子10および雄端子20は、略直方体の外形を有する電線接続部30の一端面(前面)31にそれぞれ固定されている。電線接続部30の一端面31に対向する他端面(後面)32には、電線2の一端が取り付けられており、電線接続部30の内部において雌端子10および雄端子20と電線2とが電気的に接続されている。電線2は、例えば、車両用のワイヤハーネス等に用いられる電線とすることができる。
雌端子10は、電線接続部30の一端面31から一方向(前方)に延びている。雌端子10は、その長手方向の前方側から見た正面視(図3)で、コネクタ1の内部側に向けて開口したコ字状に形成されている。具体的に、雌端子10のコ字状の形状は、対向する2つの側壁11と、各側壁11の一端部(下端部)同士を連結する底壁12とによって形成されており、各側壁11の他端部(上端部)の間が開口部13となっている。雌端子10の外周面、すなわち、各側壁11の外側面および底壁12の外側面には、防水対策用のコーティング等を施すことが可能である。
また、第1実施形態の雌端子10は、各側壁11の内側面から内方へ向かってそれぞれ突出する複数(ここでは、例えば4個とする)の突起部14を有している。各突起部14は、各側壁11と同様な導電性を有する材料を用いて形成されている。コネクタ1を上方から見た平面視(図2)において、4個の突起部14うちの2個は、各側壁11の長手方向の先端部分(電線接続部30とは反対側に位置する部分)に対向して配置されている。残りの2個の突起部14は、各側壁11の長手方向の中間部分に対向して配置されている。各突起部14は、上記平面視で略半円状に形成されており(図2)、当該形状が各側壁11の上面から底壁12の上面に亘って延びている(図3)。対向する一対の突起部14は、各々の外周側面の間に、後述する相手側のコネクタの雄端子が挿抜可能となるように、所定の間隔を空けて配置されている。
なお、雌端子10の各突起部14の形状は、上記のような略半円柱状に限定されるものではない。突起部14の他の形状については後述する。また、各突起部14が雌端子10に形成されていない端子構造であっても本発明は有効である。突起部が形成されていない雌端子では、相手側のコネクタの雄端子が各側壁の内側面に当接する。
図1および図2に一点鎖線で示したコネクタ1の軸aは、雌端子10の長手方向に平行に延びる仮想的な軸である。このコネクタ1の軸aは、図3中に黒丸印で示すように、雌端子10の開口部13における左右方向の略中央を通っている。上記雌端子10は、コネクタ1の軸aを基準にして言い換えると、コネクタ1の軸方向に延び、コネクタ1の軸方向視で、コネクタ1の内部側に向けて開口したコ字状に形成されている。
雄端子20は、電線接続部30の一端面31から一方向(前方)に延びる、つまり、雌端子10の長手方向に平行に延びる棒状に形成されている。雄端子20は、その長手方向の前方側から見た正面視(図3)で、雌端子10の開口部13外側に隣接して配置されている。前述したコネクタ1の軸aを基準にして言い換えると、雄端子20は、コネクタ1の軸方向に延びる棒状に形成され、コネクタ1の軸方向視で、雌端子10の開口部13外側に隣接して配置されている。このように、1つのコネクタ1の内部に雌端子10および雄端子20を隣接させた状態で併設することによって、コネクタ1を細くコンパクトに形成することができる。
具体的に、本実施形態の雄端子20は、前述した正面視(図3)で矩形状に形成されており、当該形状において上下方向に延びる長辺21の長さ(高さ)は、雌端子10における底壁12の上面から側壁11の上面までの高さに対応させて設計されている。また、雄端子20の矩形状において左右方向に延びる短辺22の長さ(幅)は、雌端子10における対向配置された一対の突起部14の外周側面間の距離に対応させて設計されている。さらに、雄端子20の長手方向の長さは、雌端子10の長手方向の長さに揃えられている(図2)。したがって、本実施形態の雄端子20は、コネクタ1の軸方向に細長く延びる直方体の形状を有しており、該直方体の下側面が、雌端子10の開口部13に対して、雌端子10の底壁12側(内側)とは反対側(外側)から隣接するように設けられている。
次に、第1実施形態のコネクタ1における接続状態について説明する。
図4は、第1実施形態のコネクタ一対を接続する前の状態を示す斜視図であり、図5は、接続した後の状態を示す斜視図である。また、図6は、図5におけるA-A線断面図であり、図7は、図5におけるB-B線断面図である。
図4~図7に示す一対のコネクタ1a,1bは、前述の図1~図3に示したコネクタ1と同一の端子構造をそれぞれ有している。以下の説明では、図4で奥側に示すコネクタ1aを「自側」、手前側に示すコネクタ1bを「相手側」と呼んで区別することにする。つまり、自側のコネクタ1aと、該自側のコネクタ1aと同一の端子構造を有する相手側のコネクタ1bとを互いに接続する場合の接続状態について詳しく説明する。なお、図4~図7において、自側および相手側の各コネクタ1a,1bに接続する電線2の図示は省略されている。
まず、自側のコネクタ1aと相手側のコネクタ1bとは、図4に示すように、軸方向の端子先端面を対向させた状態に置かれる。このとき、自側のコネクタ1aに対して相手側のコネクタ1bを軸aの周りに反転させた状態とする。すなわち、自側のコネクタ1aの雌端子10aおよび雄端子20aに対して、相手側のコネクタ1bの雌端子10bおよび雄端子20bは、上下および左右を反転させた状態で向かい合わせに置かれる。そして、図4の白抜き矢印に示すように、自側および相手側の各コネクタ1a,1bを、互いの軸aを概ね揃えながら軸方向へ相対的に近づくように移動させることで、各コネクタ1a,1b間の電気的な接続が行われる。
具体的に、図4の状態から自側および相手側の各コネクタ1a,1bを軸方向に移動させて接近させると、自側のコネクタ1aの雄端子20aの先端部分が、相手側のコネクタ1bの雌端子10bの先端部分に設けられている一対の突起部14bの間に挿入される。これと同時に、相手側のコネクタ1bの雄端子20bの先端部分も、自側のコネクタ1aの雌端子10aの先端部分に設けられている一対の突起部14aの間に挿入される。
そして、自側のコネクタ1aの雌端子10aおよび雄端子20aの各先端面が相手側のコネクタ1bの電線接続部30bに当接するとともに、相手側のコネクタ1bの雌端子10bおよび雄端子20bの各先端面が自側のコネクタ1aの電線接続部30aに当接するまで、自側および相手側の各コネクタ1a,1bを軸方向へそれぞれ移動させる。これにより、図5~図7に示すように、自側の雄端子20aの全体が相手側の雌端子10bの開口部13b内側に挿入され、且つ相手側の雄端子20bの全体が自側の雌端子10aの開口部13a内側に挿入された状態になる。このとき、自側の雄端子20aおよび相手側の雄端子20aの周囲は、自側の雌端子10aおよび相手側の雌端子10bによって覆われている。
上記のような自側および相手側の各コネクタ1a,1bの接続状態について詳述すると、図5および図6において、自側の雌端子10aの各側壁11aの上端面は、相手側の雌端子10bの各側壁11bの下端面に接している。つまり、コ字状断面を有する一対の雌端子10a,10bが開口部13a,13bを向かい合わせにした状態で接している。これにより、自側の雄端子20aと該雄端子20aに隣接する相手側の雄端子20aとの周り全体が、自側の雌端子10a(各側壁11aおよび底壁12a)と相手側の雌端子10b(各側壁11bおよび底壁12b)とによって取り囲まれるようになる。
また、図7に示すように、自側の雌端子10aの4個の突起部14aは、各側壁11aの間に挿入される相手側の雄端子20bを両側から挟み、相手側の雄端子20bに圧着している。これと同様に、相手側の雌端子10bの4個の突起部14bも、各側壁11bの間に挿入される自側の雄端子20aを両側から挟み、自側の雄端子20aに圧着している。このとき、自側の雄端子20aの上側面は相手側の雌端子10bの底壁12bに当接し、相手側の雄端子20bの下側面は自側の雌端子10aの底壁12aに当接している。
これにより、自側の雌端子10aと相手側の雄端子20bとが電気的に接続されるのと同時に、相手側の雌端子10bと自側の雄端子20aとが電気的に接続される。したがって、自側の雌端子10aおよび雄端子20aに電線接続部30aを介して接続されている電線2と、相手側の雌端子10bおよび雄端子20bに電線接続部30bを介して接続されている電線2とが互いに結ばれて電気的に接続されるようになる。
上述したような第1実施形態によるコネクタ1の端子構造によれば、コ字状の雌端子10の開口部13外側に棒状の雄端子20を隣接して配置するようにしたことで、同一の端子構造を有する一対のコネクタ1a,1bを接続したときに、各コネクタ1a,1bの端子同士が、接続方向(コネクタの軸方向)と交差する上下方向だけでなく左右方向からも保持される、つまり、接続方向に垂直な面上の全方向から保持されるようになる。これにより、振動に強い端子構造を実現することが可能になり、外乱によるコネクタ外れや結線不良等の不具合の発生を低減することができる。また、コネクタ1の端子構造は、図3の破線に示すように、1つのコネクタ内にある端子の接点が三角形をなすトラス構造Tになっている。このようなトラス構造Tでは、コネクタ接続時における端子間の接触箇所および接触面積が増えるので、端子同士を安定して接続することが可能になり、電気的な接続性能を向上させることができる。
さらに、コネクタ1の雌端子10がコ字状に形成されていることで、軽量でありながら剛性および強度を確保した端子形状になっている。これにより、自側の雌端子10aに対して相手側の雄端子20bを挿抜した時の操作感を確保することができるとともに、雄端子20bの挿抜による雌端子10bの破損を防止することができる。加えて、一対のコネクタ1a,1bを接続する際には、自側のコネクタ1aに対して、相手側のコネクタ1bを対向させ且つ軸周りに反転させた状態にすればよいので、各コネクタ1a,1bの姿勢合わせが簡単である。これにより、例えば、死角でのコネクタ接続作業を比較的容易に行うことができ、コネクタの接続ミスを低減することが可能になる。したがって、上記のようなコネクタ1の端子構造によれば、コネクタ接続の作業性を向上させることができる。接続後のコネクタ1a,1bはコンパクトに組み合わされた状態になるため、配線レイアウトの自由度を向上させることもできる。
また、第1実施形態によるコネクタ1の端子構造では、一対のコネクタ1a,1bの接続状態において、自側の雄端子20aおよび相手側の雄端子20bの周囲が、自側の雌端子10aおよび相手側の雌端子10bによって覆われているので、端子間への異物の混入などを防止することができる。各雌端子10a,10bの外周面にコーティング等を施すようにすれば、防水対策も容易に行うことができる。
さらに、第1実施形態によるコネクタ1の端子構造では、雌端子10の各側壁11の内側面に4個の突起部14が設けられており、一対のコネクタ1a,1bの接続状態において、自側および相手側の雌端子10a,10bの各突起部14a,14bが、各側壁11a,11bの間に挿入される相手側および自側の雄端子20b,20aを両側から挟み、当該雄端子20b,20aに圧着している。これにより、一対のコネクタ1a,1bの端子同士の保持力をより向上させることができ、端子間の電気的な接続をさらに安定させることが可能になる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係るコネクタの端子構造を示す断面図である。ただし、上述した第1実施形態の構造と同様の部分には同じ符号が付してある。図8の断面図は、第1実施形態における図7に対応しており、第2実施形態において接続状態にある一対のコネクタを、図5に示したB-B線と同じ位置で切断したときの断面図である。
図8において、第2実施形態に係るコネクタの端子構造が第1実施形態の場合と異なる部分は、自側のコネクタ1a’について、雌端子10a’の各側壁11aの内側面に爪形状の突起部15aが複数(ここでは、例えば4個)設けられており、この雌端子10a’の各側壁11aの間に挿入される相手側のコネクタ1b’の雄端子20b’に、各突起部15aに対応した穴部23bが設けられている部分である。なお、図示しないが相手側の雌端子にも爪形状の突起部が複数設けられており、それらに対応した複数の穴部が自側の雄端子に設けられている。上記以外の端子構造については、第1実施形態の場合の端子構成と同様であるため説明を省略する。
具体的に、雌端子10a’の各突起部15aは、自側の雌端子10a’の各側壁11aの内側面から内方且つ軸方向で雌端子10a’の根元側へ向かって傾斜しながら突出する爪形状に形成されている。なお、根元側とは、雌端子10a’の長手方向で電線接続部30aの側のことである。各突起部15aの爪形状は、各側壁11aの内側面から内方に向かうに従い、軸a方向の幅が狭くなるような断面形状に形成されており、この断面形状が各側壁11aの上面から底壁12aの上面に亘って延びている。各突起部15aは、導電性および弾性を有している。4個の突起部15aうちの2個は、各側壁11aの長手方向の先端部分(電線接続部30aとは反対側に位置する部分)に対向して配置されている。残りの2個の突起部15aは、各側壁11aの長手方向の中間部分に対向して配置されている。対向する一対の突起部15aは、各々の先端部分の間に相手側の雄端子20bが挿抜可能であり、且つ各々の先端部分が雄端子20bの対応する穴部23bに係止可能となるように、所定の間隔を空けて配置されている。
雄端子20b’の各穴部23bは、雌端子10a’の各突起部15aにそれぞれ対応させて、雄端子20b’の左右両側面に形成されている。各穴部23bは、雄端子20b’の左右方向で中央側に凹んだ断面溝状に形成されており、雄端子20b’の上側面から下側面に亘って延びている。なお、各穴部23bの形状は断面溝状に限定されない。例えば、雌端子10a’の対向する一対の突起部15aに対応させて、雄端子20b’を左右方向に貫通するような穴部を、雄端子20b’の上側面および下側面の間に部分的に形成するようにしてもよい。この場合、雌端子10a’の各突起部15の上下方向の長さおよび位置は、雄端子20b’を貫通する穴部の上下方向の長さおよび位置に合わせられる。
上記のような第2実施形態による端子構造では、上述した第1実施形態の場合と同様にして自側および相手側の各コネクタ1a’,1b’を接続した状態において、自側の雌端子10a’の各突起部15aが、各側壁11aの間に挿入される相手側の雄端子20b’の各穴部23bにそれぞれ係止するようになる。具体的には、各突起部15aの爪形状の先端部分が、各々に対応する各穴部23bにおける先端側(電線接続部30bとは反対側)の側壁面に係止した状態となる。これにより、接続状態にあるコネクタ1a’,1b’が外れ難くなるため、振動に対してより強い端子構造を実現することが可能になり、外乱による不具合の発生を確実に低減することができる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、既述の実施形態では、雄端子20の形状が正面視(軸方向視)で矩形に形成されている一例を示したが、雄端子20は、軸方向に延びる棒状であってコ字状の雌端子10内に挿入可能であれば任意の形状とすることができる。
また、既述の実施形態では、雌端子10および雄端子20が電線接続部30の一端面(前面)31に固定され、電線2の一端が電線接続部30の他端面(後面)32に取り付けられる一例を示したが、配線レイアウト等に応じて、電線接続部30の一端面31に隣接する側面に電線2を取り付けるようにしてもよい。さらに、電線接続部30の外形も略直方体に限らず、配線レイアウト等に応じた任意の外形とすることが可能である。
1,1a,1b,1a’,1b’…コネクタ
2…電線
10,10a,10b,10a’…雌端子
11,11a,11b…側壁
12,12a,12b…底壁
13,13a,13b…開口部
14,14a,14b…突起部
15a…突起部(爪形状)
20,20a,20b,20b’…雄端子
21…長辺
22…短辺
23b…穴部
30,30a,30b…電線接続部
31…一端面(前面)
32…他端面(後面)
a…コネクタの軸
T…トラス構造

Claims (4)

  1. 雌端子および雄端子が内部に併設されているコネクタの端子構造において、
    前記雌端子は、前記コネクタの軸方向に延び、前記コネクタの軸方向視で、前記コネクタの内部側に向けて開口したコ字状に形成されており、
    前記雄端子は、前記軸方向に延びる棒状に形成され、前記軸方向視で、前記雌端子の開口部外側に隣接して配置されており、
    自側のコネクタと、該自側のコネクタと同一の端子構造を有する相手側のコネクタとが、互いに対向し且つ前記相手側のコネクタを軸周りに反転させた状態で前記軸方向に接続される、
    ことを特徴とするコネクタの端子構造。
  2. 前記自側のコネクタおよび前記相手側のコネクタが接続されたとき、
    自側の前記雄端子は、相手側の前記雌端子の開口部内側に挿入されて当該雌端子に当接し、
    相手側の前記雄端子は、自側の前記雌端子の開口部内側に挿入されて当該雌端子に当接し、
    自側の前記雄端子および相手側の前記雄端子の周囲が、自側の前記雌端子および相手側の前記雌端子によって覆われている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタの端子構造。
  3. 前記雌端子は、対向する2つの側壁と、各側壁の一端部同士を連結する底壁と、前記各側壁の内側面から内方へ向かってそれぞれ突出する複数の突起部と、を有しており、
    前記自側のコネクタおよび前記相手側のコネクタが接続されたとき、
    自側の前記雌端子の各突起部は、前記各側壁の間に挿入される相手側の前記雄端子を両側から挟み、当該雄端子に圧着する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタの端子構造。
  4. 前記複数の突起部は、前記各側壁の内側面から内方且つ前記軸方向で前記雌端子の根元側へ向かって傾斜しながら突出する爪形状に形成されており、
    前記雄端子は、前記複数の突起部の爪形状にそれぞれ対応した複数の穴部を有し、
    前記自側のコネクタおよび前記相手側のコネクタが接続されたとき、
    自側の前記雌端子の各突起部が、相手側の前記雄端子の各穴部にそれぞれ係止する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のコネクタの端子構造。
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