JPH0740911A - 用紙パックおよび給紙装置 - Google Patents
用紙パックおよび給紙装置Info
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- JPH0740911A JPH0740911A JP19126893A JP19126893A JPH0740911A JP H0740911 A JPH0740911 A JP H0740911A JP 19126893 A JP19126893 A JP 19126893A JP 19126893 A JP19126893 A JP 19126893A JP H0740911 A JPH0740911 A JP H0740911A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- packaging
- paper pack
- paper
- pack
- Prior art date
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- Basic Packing Technique (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 包装シートの折り返し部における接着力の強
弱に係わらず、長期間にわたって安定した開封動作を行
うことができる用紙パックおよび給紙装置を提供する。 【構成】 用紙束101と、該用紙束101を包装する
包装シート102と、該包装シート102に固設され、
用紙束1の一端側に突出する突出部103とを有する用
紙パックであって、突出部103が設けられた側とは反
対側の端部近傍における包装シート102に、包装シー
ト102の他の部分よりも強度の小さい破断部107
を、突出部103の突出方向に対して直交する方向にわ
たって形成した。
弱に係わらず、長期間にわたって安定した開封動作を行
うことができる用紙パックおよび給紙装置を提供する。 【構成】 用紙束101と、該用紙束101を包装する
包装シート102と、該包装シート102に固設され、
用紙束1の一端側に突出する突出部103とを有する用
紙パックであって、突出部103が設けられた側とは反
対側の端部近傍における包装シート102に、包装シー
ト102の他の部分よりも強度の小さい破断部107
を、突出部103の突出方向に対して直交する方向にわ
たって形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙パックおよび用紙
パックを用いる給紙装置に関する。
パックを用いる給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に広く普及している複写機等の画像
形成装置の給紙装置にあっては、用紙補給は全て人手に
よって行われている。通常の用紙補給動作は、 1.カセット(トレイ)を給紙装置から引き出す(抜き
取る)。 2.カセット上カバーを外す。 3.用紙パックの包装を開封する。 4.カセット内のシート押さえ部材(コーナー爪)を持
ち上げる。 5.パックより取り出した用紙を揃える。 6.用紙をカセットへ装着する。 7.用紙押さえ部材を装着された用紙上に載せる。 8.カセットを給紙装置に装着する。 等の各工程よりなる、非常に煩わしい作業となってい
る。
形成装置の給紙装置にあっては、用紙補給は全て人手に
よって行われている。通常の用紙補給動作は、 1.カセット(トレイ)を給紙装置から引き出す(抜き
取る)。 2.カセット上カバーを外す。 3.用紙パックの包装を開封する。 4.カセット内のシート押さえ部材(コーナー爪)を持
ち上げる。 5.パックより取り出した用紙を揃える。 6.用紙をカセットへ装着する。 7.用紙押さえ部材を装着された用紙上に載せる。 8.カセットを給紙装置に装着する。 等の各工程よりなる、非常に煩わしい作業となってい
る。
【0003】しかしながら、このような給紙装置におい
ては上述したように、多数の用紙補給動作工程が必要と
なり、特に大量に用紙を使用するユーザにとってはその
作業は極めて煩わしく、しかも時間を要するものとなっ
ていた。
ては上述したように、多数の用紙補給動作工程が必要と
なり、特に大量に用紙を使用するユーザにとってはその
作業は極めて煩わしく、しかも時間を要するものとなっ
ていた。
【0004】そのため、用紙を所定数量まとめて包装し
たものをそのまま給紙装置本体に装填し、装置内部の機
構により開封し給紙する給紙装置が既に提案されてい
る。例えば、特開昭63−203534号公報には、包
装シートで所定枚数ごとに重ねて包装された枚葉紙束を
多段に積載し、その一段分を前進させながらカッタで包
装シートの左右側面を切断し、該切断された包装シート
の上面及び下面を吸着して開封し、開封された枚葉紙束
を挟持して搬送台上に乗載し、その後該枚葉紙束を搬送
台の移動によって載置位置まで搬送して積み重ねる包装
シートの開封積み重ね方法及び装置が提案されている。
また、特開昭60−97145号公報には、用紙の包装
材をボール紙、樹脂等の腰の強い材料で箱状に構成し、
給送用ローラ及び分離爪等が当たる部分を該箱状部材よ
り切り離した後に画像形成装置本体の給紙位置に装着す
ることにより、該箱状部材を給紙用のカセットとして使
用する技術が提案されている。
たものをそのまま給紙装置本体に装填し、装置内部の機
構により開封し給紙する給紙装置が既に提案されてい
る。例えば、特開昭63−203534号公報には、包
装シートで所定枚数ごとに重ねて包装された枚葉紙束を
多段に積載し、その一段分を前進させながらカッタで包
装シートの左右側面を切断し、該切断された包装シート
の上面及び下面を吸着して開封し、開封された枚葉紙束
を挟持して搬送台上に乗載し、その後該枚葉紙束を搬送
台の移動によって載置位置まで搬送して積み重ねる包装
シートの開封積み重ね方法及び装置が提案されている。
また、特開昭60−97145号公報には、用紙の包装
材をボール紙、樹脂等の腰の強い材料で箱状に構成し、
給送用ローラ及び分離爪等が当たる部分を該箱状部材よ
り切り離した後に画像形成装置本体の給紙位置に装着す
ることにより、該箱状部材を給紙用のカセットとして使
用する技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のうち、前者においては、カッタで包装シートを
切断し、該切断された包装シートの上面及び下面を吸着
して開封しているが、上記方法によると包装されている
用紙までもがカッタによって切断される恐れがある。こ
れは、複写装置等の画像形成装置に使用する用紙にとっ
ては致命的な欠陥である。しかも包装シートの開封に吸
引機構を使用しているため、装置の大型化を招く結果と
なり、騒音の面でも問題を有している。また、上記装置
においては、開封された用紙束を挟持して搬送台上に乗
載し、その後、該用紙束を搬送台の移動によって積載位
置まで搬送して積み重ねているが、開封後の用紙束を挟
持、搬送することは用紙束の積載状態を乱し、場合によ
っては用紙束がばらばらとなってしまう恐れがある。ま
た、後者においては、用紙の包装材(箱状部材)を、給
紙のカセットとして使用するため、ボール紙、樹脂等の
腰の強い材料で構成する必要があるが、上記の材料は一
般に高価であり、数百枚の用紙を収納するに過ぎない複
写装置等に使用する用紙収納部材としてはコストがかさ
み、汎用的ではないという欠点を有している。また、上
記箱状部材は先端部分切り取り用のミシン目を有してい
るが、用紙を長期間保存する場合には用紙がミシン目を
通じて外気にさらされて吸湿してしまい、画像形成に悪
影響を及ぼす場合もある。また、包装シートの接着部に
おいて接着力のコントロールが難しく、また、経時、環
境の変化に伴う接着力の変化があるため、接着力が強過
ぎて、用紙パックの開封ができなかったり、部分的にし
か包装シートを剥がすことができないという自体が生じ
る虞れがあった。
来技術のうち、前者においては、カッタで包装シートを
切断し、該切断された包装シートの上面及び下面を吸着
して開封しているが、上記方法によると包装されている
用紙までもがカッタによって切断される恐れがある。こ
れは、複写装置等の画像形成装置に使用する用紙にとっ
ては致命的な欠陥である。しかも包装シートの開封に吸
引機構を使用しているため、装置の大型化を招く結果と
なり、騒音の面でも問題を有している。また、上記装置
においては、開封された用紙束を挟持して搬送台上に乗
載し、その後、該用紙束を搬送台の移動によって積載位
置まで搬送して積み重ねているが、開封後の用紙束を挟
持、搬送することは用紙束の積載状態を乱し、場合によ
っては用紙束がばらばらとなってしまう恐れがある。ま
た、後者においては、用紙の包装材(箱状部材)を、給
紙のカセットとして使用するため、ボール紙、樹脂等の
腰の強い材料で構成する必要があるが、上記の材料は一
般に高価であり、数百枚の用紙を収納するに過ぎない複
写装置等に使用する用紙収納部材としてはコストがかさ
み、汎用的ではないという欠点を有している。また、上
記箱状部材は先端部分切り取り用のミシン目を有してい
るが、用紙を長期間保存する場合には用紙がミシン目を
通じて外気にさらされて吸湿してしまい、画像形成に悪
影響を及ぼす場合もある。また、包装シートの接着部に
おいて接着力のコントロールが難しく、また、経時、環
境の変化に伴う接着力の変化があるため、接着力が強過
ぎて、用紙パックの開封ができなかったり、部分的にし
か包装シートを剥がすことができないという自体が生じ
る虞れがあった。
【0006】本発明は、用紙補給動作を著しく簡略化す
ることができ、かつ包装シートの折り返し部における接
着力の強弱に係わらず、長期間にわたって安定した開封
動作を行うことができる用紙パックおよび給紙装置を提
供することを目的とする。
ることができ、かつ包装シートの折り返し部における接
着力の強弱に係わらず、長期間にわたって安定した開封
動作を行うことができる用紙パックおよび給紙装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は、用紙束と、
該用紙束を包装する包装シートと、該包装シートに固設
され、前記用紙束の一端側に突出する突出部とを有する
用紙パックであって、前記突出部が設けられた側とは反
対側の端部近傍における前記包装シートに、前記包装シ
ートの他の部分よりも強度の小さい破断部を、前記突出
部の突出方向に対して直交する方向にわたって形成した
第1の手段により達成される。
該用紙束を包装する包装シートと、該包装シートに固設
され、前記用紙束の一端側に突出する突出部とを有する
用紙パックであって、前記突出部が設けられた側とは反
対側の端部近傍における前記包装シートに、前記包装シ
ートの他の部分よりも強度の小さい破断部を、前記突出
部の突出方向に対して直交する方向にわたって形成した
第1の手段により達成される。
【0008】また、前記目的は、用紙束と、該用紙束に
巻回されて該用紙束を包装する包装シートと、該包装シ
ートの一端に連続して設けられたシート状部材と、前記
包装シートの一端に連続する側とは反対側の前記シート
状部材に連続して設けられた、前記用紙束の一端側に突
出する突出部とを有する用紙パックであって、前記シー
ト状部材は、前記包装シートとの連続部分近傍におい
て、前記包装シート側に折り返された折り返し部を有す
ると共に、該折り返し部近傍において前記包装シートの
他端部に対して接着剤で結合されており、接合部近傍
の、前記包装シートの他端部側に、前記結合部の結合強
度よりも強度の小さい破断部を、前記突出部の突出方向
に対して直交する方向にわたって形成した第2の手段に
より達成される。
巻回されて該用紙束を包装する包装シートと、該包装シ
ートの一端に連続して設けられたシート状部材と、前記
包装シートの一端に連続する側とは反対側の前記シート
状部材に連続して設けられた、前記用紙束の一端側に突
出する突出部とを有する用紙パックであって、前記シー
ト状部材は、前記包装シートとの連続部分近傍におい
て、前記包装シート側に折り返された折り返し部を有す
ると共に、該折り返し部近傍において前記包装シートの
他端部に対して接着剤で結合されており、接合部近傍
の、前記包装シートの他端部側に、前記結合部の結合強
度よりも強度の小さい破断部を、前記突出部の突出方向
に対して直交する方向にわたって形成した第2の手段に
より達成される。
【0009】また、前記目的は、第1または第2の手段
において、前記包装シートにおける破断部の少なくとも
一方の側に、前記破断部に沿って補強部材を設けた第3
の手段により達成される。
において、前記包装シートにおける破断部の少なくとも
一方の側に、前記破断部に沿って補強部材を設けた第3
の手段により達成される。
【0010】また、前記目的は、第1または第2の手段
において、前記破断部は、前記突出部の突出方向と直交
する線に対して不均一に形成されている第4の手段によ
り達成される。
において、前記破断部は、前記突出部の突出方向と直交
する線に対して不均一に形成されている第4の手段によ
り達成される。
【0011】また、前記目的は、用紙束、該用紙束を包
装する包装シート、該包装シートに固設され、前記用紙
束の一端側に突出する突出部を有する用紙パックを載置
する載置手段と、前記突出部が設けられた側とは反対側
の前記用紙パックの端部近傍における前記包装シートを
前記突出部の突出方向に対して直交する方向にわたって
切断する切断手段と、該切断手段によって前記突出部と
反対側端部近傍の包装シートが切断された前記用紙パッ
クの前記突出部を前記用紙パックとは反対側に牽引し
て、前記包装シートの除去を行う牽引手段と、該牽引手
段によって前記包装シートが除去された用紙を給送する
給送手段とを備えた第5の手段により達成される。
装する包装シート、該包装シートに固設され、前記用紙
束の一端側に突出する突出部を有する用紙パックを載置
する載置手段と、前記突出部が設けられた側とは反対側
の前記用紙パックの端部近傍における前記包装シートを
前記突出部の突出方向に対して直交する方向にわたって
切断する切断手段と、該切断手段によって前記突出部と
反対側端部近傍の包装シートが切断された前記用紙パッ
クの前記突出部を前記用紙パックとは反対側に牽引し
て、前記包装シートの除去を行う牽引手段と、該牽引手
段によって前記包装シートが除去された用紙を給送する
給送手段とを備えた第5の手段により達成される。
【0012】また、前記目的は、用紙束、該用紙束を包
装する包装シート、該包装シートに固設され、前記用紙
束の一端側に突出する突出部を有する用紙パックを給紙
装置内に搬送するための搬送手段と、該搬送手段による
用紙パック搬送時に、前記突出部が設けられた側とは反
対側の前記用紙パックの端部近傍における前記包装シー
トを前記突出部の突出方向に対して直交する方向にわた
って切断する切断手段と、該切断手段によって前記突出
部と反対側端部近傍の包装シートが切断された前記用紙
パックの前記突出部を前記用紙パックとは反対側に牽引
して、前記包装シートの除去を行う牽引手段と、該牽引
手段によって前記包装シートが除去された用紙を給送す
る給送手段とを備えた第6の手段により達成される。
装する包装シート、該包装シートに固設され、前記用紙
束の一端側に突出する突出部を有する用紙パックを給紙
装置内に搬送するための搬送手段と、該搬送手段による
用紙パック搬送時に、前記突出部が設けられた側とは反
対側の前記用紙パックの端部近傍における前記包装シー
トを前記突出部の突出方向に対して直交する方向にわた
って切断する切断手段と、該切断手段によって前記突出
部と反対側端部近傍の包装シートが切断された前記用紙
パックの前記突出部を前記用紙パックとは反対側に牽引
して、前記包装シートの除去を行う牽引手段と、該牽引
手段によって前記包装シートが除去された用紙を給送す
る給送手段とを備えた第6の手段により達成される。
【0013】また、前記目的は、用紙パックを載置する
載置手段と、該載置手段上に載置された前記用紙パック
の一端側の端部近傍における包装シートを長手方向にわ
たって切断する切断手段と、該切断手段によって一端部
近傍が長手方向にわたって切断された前記包装シートを
該長手方向と直交する方向に牽引して、前記包装シート
の除去を行う牽引手段と、該牽引手段によって前記包装
シートが除去された用紙を給送する給送手段とを有する
給紙装置に適用可能な用紙パックであって、前記用紙パ
ックは、用紙束と、該用紙束を包装する前記包装シート
と、前記包装シートに固設され、前記用紙束の一端側に
突出し、前記牽引手段によって牽引される突出部と、該
突出部が設けられた側とは反対側の端部近傍における前
記包装シート内面に、前記突出部の突出方向に対して直
交する方向である前記長手方向にわたって、前記切断手
段による切断位置の両側にまたがるように設けられ、か
つ該切断位置の片側の前記包装シートに対してのみ固定
された保護部材とを備えた第7の手段により達成され
る。
載置手段と、該載置手段上に載置された前記用紙パック
の一端側の端部近傍における包装シートを長手方向にわ
たって切断する切断手段と、該切断手段によって一端部
近傍が長手方向にわたって切断された前記包装シートを
該長手方向と直交する方向に牽引して、前記包装シート
の除去を行う牽引手段と、該牽引手段によって前記包装
シートが除去された用紙を給送する給送手段とを有する
給紙装置に適用可能な用紙パックであって、前記用紙パ
ックは、用紙束と、該用紙束を包装する前記包装シート
と、前記包装シートに固設され、前記用紙束の一端側に
突出し、前記牽引手段によって牽引される突出部と、該
突出部が設けられた側とは反対側の端部近傍における前
記包装シート内面に、前記突出部の突出方向に対して直
交する方向である前記長手方向にわたって、前記切断手
段による切断位置の両側にまたがるように設けられ、か
つ該切断位置の片側の前記包装シートに対してのみ固定
された保護部材とを備えた第7の手段により達成され
る。
【0014】また、前記目的は、用紙束、該用紙束を包
装する樹脂製の包装シート、該包装シートに固設され、
前記用紙束の一端側に突出する突出部を有する用紙パッ
クを載置する載置手段と、前記突出部が設けられた側と
は反対側の前記用紙パックの端部近傍における前記包装
シートを前記突出部の突出方向に対して直交する方向に
わたって加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段
によって前記突出部と反対側端部近傍の前記包装シート
が加熱溶融された前記用紙パックの前記突出部を前記用
紙パックとは反対側に牽引して、前記包装シートの除去
を行う牽引手段と、該牽引手段によって前記包装シート
が除去された用紙を給送する給送手段とを備えた第8の
手段により達成される。
装する樹脂製の包装シート、該包装シートに固設され、
前記用紙束の一端側に突出する突出部を有する用紙パッ
クを載置する載置手段と、前記突出部が設けられた側と
は反対側の前記用紙パックの端部近傍における前記包装
シートを前記突出部の突出方向に対して直交する方向に
わたって加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段
によって前記突出部と反対側端部近傍の前記包装シート
が加熱溶融された前記用紙パックの前記突出部を前記用
紙パックとは反対側に牽引して、前記包装シートの除去
を行う牽引手段と、該牽引手段によって前記包装シート
が除去された用紙を給送する給送手段とを備えた第8の
手段により達成される。
【0015】また、前記目的は、用紙束、該用紙束を包
装する樹脂製の包装シート、該包装シートに固設され、
前記用紙束の一端側に突出する突出部を有する用紙パッ
クを給紙装置内に搬送するための搬送手段と、該搬送手
段による用紙パック搬送時に、前記突出部が設けられた
側とは反対側の前記用紙パックの端部近傍における前記
包装シートを前記突出部の突出方向に対して直交する方
向にわたって加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融
手段によって前記突出部と反対側端部近傍の前記包装シ
ートが加熱溶融された前記用紙パックの前記突出部を前
記用紙パックとは反対側に牽引して、前記包装シートの
除去を行う牽引手段と、該牽引手段によって前記包装シ
ートが除去された用紙を給送する給送手段とを備えた第
9の手段により達成される。
装する樹脂製の包装シート、該包装シートに固設され、
前記用紙束の一端側に突出する突出部を有する用紙パッ
クを給紙装置内に搬送するための搬送手段と、該搬送手
段による用紙パック搬送時に、前記突出部が設けられた
側とは反対側の前記用紙パックの端部近傍における前記
包装シートを前記突出部の突出方向に対して直交する方
向にわたって加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融
手段によって前記突出部と反対側端部近傍の前記包装シ
ートが加熱溶融された前記用紙パックの前記突出部を前
記用紙パックとは反対側に牽引して、前記包装シートの
除去を行う牽引手段と、該牽引手段によって前記包装シ
ートが除去された用紙を給送する給送手段とを備えた第
9の手段により達成される。
【0016】また、前記目的は、用紙パックを載置する
載置手段と、該載置手段上に載置された前記用紙パック
の一端側の端部近傍における包装シートを長手方向にわ
たって加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段に
よって一端部近傍が長手方向にわたって加熱溶融された
前記包装シートを該長手方向と直交する方向に牽引し
て、前記包装シートの除去を行う牽引手段と、該牽引手
段によって前記包装シートが除去された用紙を給送する
給送手段とを有する給紙装置に適用可能な用紙パックで
あって、該用紙パックは、用紙束と、該用紙束を包装す
る前記包装シートと、前記包装シートに固設され、前記
用紙束の一端側に突出し、前記給紙装置の牽引手段によ
って牽引される突出部と、前記突出部が設けられた側と
は反対側の端部近傍における前記包装シート内面に、前
記突出部の突出方向に対して直交する方向である前記長
手方向にわたって、前記加熱溶融手段による加熱溶融位
置の両側にまたがるように設けられ、かつ該加熱溶融位
置の片側の前記包装シートに対してのみ固定された耐熱
性保護部材とを備えた第10の手段により達成される。
載置手段と、該載置手段上に載置された前記用紙パック
の一端側の端部近傍における包装シートを長手方向にわ
たって加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段に
よって一端部近傍が長手方向にわたって加熱溶融された
前記包装シートを該長手方向と直交する方向に牽引し
て、前記包装シートの除去を行う牽引手段と、該牽引手
段によって前記包装シートが除去された用紙を給送する
給送手段とを有する給紙装置に適用可能な用紙パックで
あって、該用紙パックは、用紙束と、該用紙束を包装す
る前記包装シートと、前記包装シートに固設され、前記
用紙束の一端側に突出し、前記給紙装置の牽引手段によ
って牽引される突出部と、前記突出部が設けられた側と
は反対側の端部近傍における前記包装シート内面に、前
記突出部の突出方向に対して直交する方向である前記長
手方向にわたって、前記加熱溶融手段による加熱溶融位
置の両側にまたがるように設けられ、かつ該加熱溶融位
置の片側の前記包装シートに対してのみ固定された耐熱
性保護部材とを備えた第10の手段により達成される。
【0017】
【作用】第1、第2の手段においては、破断部の存在に
より、安定した用紙パックの開封動作を行うことができ
る。第3の手段においては、破断の進行が補強部材によ
って行われるため、切れ目が一定しており、安定した開
封動作開始が可能となる。第4の手段においては、破断
部を不均一に形成することで、より小さな力でスムーズ
に用紙パック上面のシートの破断が可能となり、開封動
作を安定させることができる。第5、第6の手段におい
ては、装置本体へのセット後または搬送中に、始めて用
紙パックの包装シートを切断するため、それ以前の保管
中に用紙パックの気密性を保つことができ、また、破断
をスムーズに行うことができる。第7の手段において
は、保護部材の存在によって用紙上面を保護することが
できる。第8、第9の手段においては、装置本体へのセ
ット後または搬送中に、始めて用紙パックの包装シート
を加熱溶融するため、それ以前の保管中に用紙パックの
気密性を保つことができ、また、破断をスムーズに行う
ことができる。第10の手段においては、耐熱性保護部
材の存在によって、用紙上面を保護することができる。
より、安定した用紙パックの開封動作を行うことができ
る。第3の手段においては、破断の進行が補強部材によ
って行われるため、切れ目が一定しており、安定した開
封動作開始が可能となる。第4の手段においては、破断
部を不均一に形成することで、より小さな力でスムーズ
に用紙パック上面のシートの破断が可能となり、開封動
作を安定させることができる。第5、第6の手段におい
ては、装置本体へのセット後または搬送中に、始めて用
紙パックの包装シートを切断するため、それ以前の保管
中に用紙パックの気密性を保つことができ、また、破断
をスムーズに行うことができる。第7の手段において
は、保護部材の存在によって用紙上面を保護することが
できる。第8、第9の手段においては、装置本体へのセ
ット後または搬送中に、始めて用紙パックの包装シート
を加熱溶融するため、それ以前の保管中に用紙パックの
気密性を保つことができ、また、破断をスムーズに行う
ことができる。第10の手段においては、耐熱性保護部
材の存在によって、用紙上面を保護することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本出願人は、先に、特願平4−5985号を出願
し、この種の技術を提案してあるが、まず、本発明のベ
ースとなる技術について図1〜図9を参照して概略を説
明する。
する。本出願人は、先に、特願平4−5985号を出願
し、この種の技術を提案してあるが、まず、本発明のベ
ースとなる技術について図1〜図9を参照して概略を説
明する。
【0019】図1は画像形成装置の構成図であり、複写
機本体Aと、全自動の給紙装置Bから構成されている。
給紙装置Bにおいて、1は用紙のパックを収納するごみ
箱、2は用紙パックを開封するパック開封装置、3は入
口ガイド板、4は後述する搬送ローラの駆動モータ、5
は駆動モータ4の駆動軸、6は用紙を積載するトレイ、
7はトレイ6上の用紙の側端を規制するために、紙サイ
ズに合わせて複数個設けられたサイドフェンス、8は用
紙を幅方向に搬送する搬送ローラ、9は用紙を複写機本
体に向けて給紙する給紙ローラ、10は用紙後端を規制
するバックフェンスである。
機本体Aと、全自動の給紙装置Bから構成されている。
給紙装置Bにおいて、1は用紙のパックを収納するごみ
箱、2は用紙パックを開封するパック開封装置、3は入
口ガイド板、4は後述する搬送ローラの駆動モータ、5
は駆動モータ4の駆動軸、6は用紙を積載するトレイ、
7はトレイ6上の用紙の側端を規制するために、紙サイ
ズに合わせて複数個設けられたサイドフェンス、8は用
紙を幅方向に搬送する搬送ローラ、9は用紙を複写機本
体に向けて給紙する給紙ローラ、10は用紙後端を規制
するバックフェンスである。
【0020】図2は給紙装置の斜視図であり、手前側
(複写機前面側)には用紙挿入口11,12,13がそ
れぞれA5用、A4用、A3用として設けてあり、図5
に示す用紙パック20を、各用紙挿入口11,12,1
3の右側を基準位置にし、かつ、舌片21の部分を左側
にしてこの用紙挿入口11,12,13の該当個所に挿
入する。なお、図2において、14aはパック開封装置
駆動モータ、14bはバックフェンス駆動モータ、15
はこのモータ軸に取り付けられたスクリュ(雄ねじ)で
ある。
(複写機前面側)には用紙挿入口11,12,13がそ
れぞれA5用、A4用、A3用として設けてあり、図5
に示す用紙パック20を、各用紙挿入口11,12,1
3の右側を基準位置にし、かつ、舌片21の部分を左側
にしてこの用紙挿入口11,12,13の該当個所に挿
入する。なお、図2において、14aはパック開封装置
駆動モータ、14bはバックフェンス駆動モータ、15
はこのモータ軸に取り付けられたスクリュ(雄ねじ)で
ある。
【0021】図3は用紙パックの進入と搬送ローラの回
動の様子を示す説明図である。搬送ローラ8は通常、用
紙パック20の進入の妨げにならないように用紙挿入口
より上方に位置している。51は駆動軸5と一体に回転
する駆動ギヤ、52は駆動軸5の回りに回動するアー
ム、53はアーム52の先端に取り付けられ、駆動ギヤ
51とかみ合う遊星ギヤ、54は用紙パック20をスム
ーズに搬送するために設けられた低摩擦部材からなる従
動ローラである。なお、ローラでなく、板状の例えばテ
フロンシートでもよい。図3に示すように、駆動ギヤ5
1を反時計回り方向に回転すると、遊星ギヤ53と同軸
的に設けた搬送ローラ8はアーム52と共に反時計回り
方向に回転し、上方(破線で示す)位置となり、用紙パ
ック20の進入を妨げないようにし、一方、駆動ギヤ5
1を時計回り方向に回転すると、搬送ローラ8も時計回
り方向に回転して用紙パック20の上面に落下するよう
になっている。そして、この駆動ギヤ51の回転によっ
て搬送ローラ8が反時計回り方向に回転し用紙パックを
矢印方向に搬送する。また、図3に示すように、搬送ロ
ーラ8が用紙パック20に接触すると、搬送ローラ8に
設けられた疑似負荷部材(図示せず)が滑り出す。これ
により、これまで駆動ギヤ51と共に回転していた搬送
ローラ8は自転を開始し、用紙パック20はさらに機構
内部へと搬送される。この時、用紙パック20のバーコ
ードラベル等により専用パック以外のパックを識別でき
るようにしておくと、専用パック以外のパックが挿入さ
れた場合に搬送ローラ8を逆転させることでこの用紙パ
ックを排出することができる。
動の様子を示す説明図である。搬送ローラ8は通常、用
紙パック20の進入の妨げにならないように用紙挿入口
より上方に位置している。51は駆動軸5と一体に回転
する駆動ギヤ、52は駆動軸5の回りに回動するアー
ム、53はアーム52の先端に取り付けられ、駆動ギヤ
51とかみ合う遊星ギヤ、54は用紙パック20をスム
ーズに搬送するために設けられた低摩擦部材からなる従
動ローラである。なお、ローラでなく、板状の例えばテ
フロンシートでもよい。図3に示すように、駆動ギヤ5
1を反時計回り方向に回転すると、遊星ギヤ53と同軸
的に設けた搬送ローラ8はアーム52と共に反時計回り
方向に回転し、上方(破線で示す)位置となり、用紙パ
ック20の進入を妨げないようにし、一方、駆動ギヤ5
1を時計回り方向に回転すると、搬送ローラ8も時計回
り方向に回転して用紙パック20の上面に落下するよう
になっている。そして、この駆動ギヤ51の回転によっ
て搬送ローラ8が反時計回り方向に回転し用紙パックを
矢印方向に搬送する。また、図3に示すように、搬送ロ
ーラ8が用紙パック20に接触すると、搬送ローラ8に
設けられた疑似負荷部材(図示せず)が滑り出す。これ
により、これまで駆動ギヤ51と共に回転していた搬送
ローラ8は自転を開始し、用紙パック20はさらに機構
内部へと搬送される。この時、用紙パック20のバーコ
ードラベル等により専用パック以外のパックを識別でき
るようにしておくと、専用パック以外のパックが挿入さ
れた場合に搬送ローラ8を逆転させることでこの用紙パ
ックを排出することができる。
【0022】再度図4に戻り、バックフェンス10が停
止している状態において、舌片21がバックフェンス1
0の後側に突き出ている。バックフェンス10が移動す
るのと同時に、パック開封装置2が移動して来て舌片2
1の上にゴム被覆のマグネットローラ90を乗せて止ま
る。91はマグネットローラ90を駆動する駆動軸、9
2は駆動モータ、93はウオームギヤである。
止している状態において、舌片21がバックフェンス1
0の後側に突き出ている。バックフェンス10が移動す
るのと同時に、パック開封装置2が移動して来て舌片2
1の上にゴム被覆のマグネットローラ90を乗せて止ま
る。91はマグネットローラ90を駆動する駆動軸、9
2は駆動モータ、93はウオームギヤである。
【0023】パック開封装置2は主としてマグネットロ
ーラ90と駆動軸91よりなり、パック開封方向に駆動
する時は、食い込み勝手となるように設定してある。従
って、パック開封時の要求トルクが強くなると、マグネ
ットローラ90の舌片21に対する加圧力も増加し、結
果として搬送力が増す構成となっている。
ーラ90と駆動軸91よりなり、パック開封方向に駆動
する時は、食い込み勝手となるように設定してある。従
って、パック開封時の要求トルクが強くなると、マグネ
ットローラ90の舌片21に対する加圧力も増加し、結
果として搬送力が増す構成となっている。
【0024】ここで用紙パック20について述べてお
く。図6は用紙パックの開封工程の模式図、図7
(a)、(b)は接着部分の説明図、図8(a)〜
(c)、及び図9(a)〜(c)は包装工程の説明図で
あり、一枚の包装シート20A、20Bは強度の異なる
2つのシート材からなり、強度の大きい方の包装シート
20A部分は各板部20a,20b,20c,20d,
20e,20f,20g,20h、ならびに包装シート
20Aと一体的な舌片21とから構成されている。この
舌片21は折れ曲がったりしないように、マイラ等で補
強してある。包装に際しては、図8(a)に示すように
左上を基準に右回りに巻き、図8(b)に示すように一
周したところを基準となる端部と接着する図7(a)参
照。その後、図8(c)に示すように反対(左回り)に
巻き、舌片21が基準の対角位置になったところで巻き
終わりとなり、図7(b)に示すように接着する。最後
に図9(a)、(b)、(c)に示すように側面を内側
に折り込んで接着してある。開封に際しては、舌片21
を引っ張ることによって、図6(a)、(b)に示すよ
うにまず基準位置の接着部を剥がし、さらに引っ張るこ
とで強度の異なる2つの包装シート20A,20Bをそ
の境界位置で切断して開封する。図5ならびに図6の
(a)〜(d)にはその様子を示してある。
く。図6は用紙パックの開封工程の模式図、図7
(a)、(b)は接着部分の説明図、図8(a)〜
(c)、及び図9(a)〜(c)は包装工程の説明図で
あり、一枚の包装シート20A、20Bは強度の異なる
2つのシート材からなり、強度の大きい方の包装シート
20A部分は各板部20a,20b,20c,20d,
20e,20f,20g,20h、ならびに包装シート
20Aと一体的な舌片21とから構成されている。この
舌片21は折れ曲がったりしないように、マイラ等で補
強してある。包装に際しては、図8(a)に示すように
左上を基準に右回りに巻き、図8(b)に示すように一
周したところを基準となる端部と接着する図7(a)参
照。その後、図8(c)に示すように反対(左回り)に
巻き、舌片21が基準の対角位置になったところで巻き
終わりとなり、図7(b)に示すように接着する。最後
に図9(a)、(b)、(c)に示すように側面を内側
に折り込んで接着してある。開封に際しては、舌片21
を引っ張ることによって、図6(a)、(b)に示すよ
うにまず基準位置の接着部を剥がし、さらに引っ張るこ
とで強度の異なる2つの包装シート20A,20Bをそ
の境界位置で切断して開封する。図5ならびに図6の
(a)〜(d)にはその様子を示してある。
【0025】ここでパック開封動作についてさらに述べ
る。駆動軸91はマグネットローラ90の上流に位置
し、用紙パック収納部底面(用紙載置面)81と駆動軸
91の下端間の距離Lはマグネットローラ90の直径よ
り小さく、かつ、マグネットローラ90の半径より大き
い。言い換えると、駆動軸91の下端はマグネットロー
ラ90の上半分の位置にある。そして、マグネットロー
ラ90の下方に舌片21が来た時、マグネットローラ9
0を回転させずにこのマグネットローラ90により舌片
21を引っ張る。この時、バックフェンス10は用紙パ
ック20をセットした位置に固定しておき、マグネット
ローラ90を回転させてパックをa方向に引っ張った時
に用紙を堰き止める役目をする。用紙を止めたままパッ
クを引っ張ることでパックを開封する(図5参照)。
る。駆動軸91はマグネットローラ90の上流に位置
し、用紙パック収納部底面(用紙載置面)81と駆動軸
91の下端間の距離Lはマグネットローラ90の直径よ
り小さく、かつ、マグネットローラ90の半径より大き
い。言い換えると、駆動軸91の下端はマグネットロー
ラ90の上半分の位置にある。そして、マグネットロー
ラ90の下方に舌片21が来た時、マグネットローラ9
0を回転させずにこのマグネットローラ90により舌片
21を引っ張る。この時、バックフェンス10は用紙パ
ック20をセットした位置に固定しておき、マグネット
ローラ90を回転させてパックをa方向に引っ張った時
に用紙を堰き止める役目をする。用紙を止めたままパッ
クを引っ張ることでパックを開封する(図5参照)。
【0026】パック開封装置2は用紙を開封しながら移
動してごみ箱1まで到達する。なお、マグネットローラ
90に対向する用紙載置面81はテフロンシートなどの
低摩擦部材により構成される。
動してごみ箱1まで到達する。なお、マグネットローラ
90に対向する用紙載置面81はテフロンシートなどの
低摩擦部材により構成される。
【0027】ところで、このような用紙パックにおいて
は、図10に示すように、突出部103を矢印a方向に
引いて、接着部105を徐々に剥がし、用紙パックを開
封するわけであるが、接着部105において接着力のコ
ントロールが難しく、また、経時、環境の変化に伴う接
着力の変化があるため、接着力が強過ぎて、用紙パック
の開封ができなかったり、部分的にしか包装シート10
2を剥がすことができないという事態が生じる虞れがあ
った。なお、101は用紙束、104は折り返し部、1
06はバックフェンスである。
は、図10に示すように、突出部103を矢印a方向に
引いて、接着部105を徐々に剥がし、用紙パックを開
封するわけであるが、接着部105において接着力のコ
ントロールが難しく、また、経時、環境の変化に伴う接
着力の変化があるため、接着力が強過ぎて、用紙パック
の開封ができなかったり、部分的にしか包装シート10
2を剥がすことができないという事態が生じる虞れがあ
った。なお、101は用紙束、104は折り返し部、1
06はバックフェンスである。
【0028】次に、このような課題を解決するようにし
た、本発明の特徴部分について説明する。図11は第1
の実施例に係る用紙パックの構成図である。この第1の
実施例では、包装シート102の上面102hには、接
着部(結合部)105に隣接しかつ突出部103の突出
方向(矢印a方向)に対して直交する方向(図面上鉛直
方向)にわたって破断部107が形成されている。この
破断部107は包装シート102の他の部分よりも強度
の小さい部分に設定され、具体的には、包装シート10
2に切れ目を設けるか、シート厚を薄くすることで形成
される。101は用紙束、104は折り返し部、106
はバックフェンスである。なお、用紙パックは一部材か
らなる包装シート102で包装するようにしても、ある
いは、用紙パックは、包装シート102と、この包装シ
ート102の一端に連続し、かつ連続する側とは反対側
のシート状部材に連続して設けられて用紙束101の一
端側に突出する突出部103とを有するシート状部材と
から構成し、シート状部材を、包装シート102との連
続部分近傍において、包装シート102側に折り返され
た折り返し部104を有すると共に、該折り返し部10
4近傍において包装シート102の他端部に対して接着
剤で結合し、接合部近傍の、包装シート102の他端部
側に、結合部の結合強度よりも強度の小さい破断部10
7を、突出部103の突出方向に対して直交する方向に
わたって形成してもよい。
た、本発明の特徴部分について説明する。図11は第1
の実施例に係る用紙パックの構成図である。この第1の
実施例では、包装シート102の上面102hには、接
着部(結合部)105に隣接しかつ突出部103の突出
方向(矢印a方向)に対して直交する方向(図面上鉛直
方向)にわたって破断部107が形成されている。この
破断部107は包装シート102の他の部分よりも強度
の小さい部分に設定され、具体的には、包装シート10
2に切れ目を設けるか、シート厚を薄くすることで形成
される。101は用紙束、104は折り返し部、106
はバックフェンスである。なお、用紙パックは一部材か
らなる包装シート102で包装するようにしても、ある
いは、用紙パックは、包装シート102と、この包装シ
ート102の一端に連続し、かつ連続する側とは反対側
のシート状部材に連続して設けられて用紙束101の一
端側に突出する突出部103とを有するシート状部材と
から構成し、シート状部材を、包装シート102との連
続部分近傍において、包装シート102側に折り返され
た折り返し部104を有すると共に、該折り返し部10
4近傍において包装シート102の他端部に対して接着
剤で結合し、接合部近傍の、包装シート102の他端部
側に、結合部の結合強度よりも強度の小さい破断部10
7を、突出部103の突出方向に対して直交する方向に
わたって形成してもよい。
【0029】このように構成された前記第1の実施例に
あっては、用紙束101と、該用紙束101を包装する
包装シート102と、該包装シート102に固設され、
用紙束101の一端側に突出する突出部103とを有す
る用紙パックであって、突出部103が設けられた側と
は反対側の端部近傍における包装シート102に、包装
シート102の他の部分よりも強度の小さい破断部10
7を、突出部103の突出方向に対して直交する方向に
わたって形成したため、突出部103を矢印a方向に引
くと、接着部105が剥がれる以前に破断部107にお
いて包装シート102が破断するので、接着部105の
状態に左右されることなく、開封動作をスムーズに開始
して確実に開封できる。
あっては、用紙束101と、該用紙束101を包装する
包装シート102と、該包装シート102に固設され、
用紙束101の一端側に突出する突出部103とを有す
る用紙パックであって、突出部103が設けられた側と
は反対側の端部近傍における包装シート102に、包装
シート102の他の部分よりも強度の小さい破断部10
7を、突出部103の突出方向に対して直交する方向に
わたって形成したため、突出部103を矢印a方向に引
くと、接着部105が剥がれる以前に破断部107にお
いて包装シート102が破断するので、接着部105の
状態に左右されることなく、開封動作をスムーズに開始
して確実に開封できる。
【0030】また、前記第1の実施例にあっては、用紙
束101と、該用紙束101に巻回されて該用紙束10
1を包装する包装シート102と、該包装シート102
の一端に連続して設けられたシート状部材と、包装シー
ト102の一端に連続する側とは反対側のシート状部材
に連続して設けられた、用紙束101の一端側に突出す
る突出部103とを有する用紙パックであって、シート
状部材は、包装シート102との連続部分近傍におい
て、包装シート102側に折り返された折り返し部10
4を有すると共に、該折り返し部104近傍において包
装シート102の他端部に対して接着剤で結合されてお
り、接合部近傍の、包装シート102の他端部側に、結
合部の結合強度よりも強度の小さい破断部107を、突
出部103の突出方向に対して直交する方向にわたって
形成したため、破断部107の存在により、接着部10
5の状態に左右されることなく、安定した用紙パックの
開封動作を行うことができる。
束101と、該用紙束101に巻回されて該用紙束10
1を包装する包装シート102と、該包装シート102
の一端に連続して設けられたシート状部材と、包装シー
ト102の一端に連続する側とは反対側のシート状部材
に連続して設けられた、用紙束101の一端側に突出す
る突出部103とを有する用紙パックであって、シート
状部材は、包装シート102との連続部分近傍におい
て、包装シート102側に折り返された折り返し部10
4を有すると共に、該折り返し部104近傍において包
装シート102の他端部に対して接着剤で結合されてお
り、接合部近傍の、包装シート102の他端部側に、結
合部の結合強度よりも強度の小さい破断部107を、突
出部103の突出方向に対して直交する方向にわたって
形成したため、破断部107の存在により、接着部10
5の状態に左右されることなく、安定した用紙パックの
開封動作を行うことができる。
【0031】図12は第2の実施例に係る用紙パックの
要部構成図である。この第2の実施例では、破断部10
7に沿って破断されて残る側の包装シート102上、即
ち、図12に示す破断部107の左側の包装シート10
2の上面102hに補強部材108が接着固定されてい
る。図13は第2の実施例の変形例を示すものであり、
この変形例では、補強部材108が、破断されて引っ張
られる側の包装シート102の内面に接着固定されてい
る。このように構成された前記第2の実施例にあって
は、包装シート102の上面102hの、破断部107
の少なくとも一方の側に、破断部107に沿って補強部
材108を設けたため、補強部材108に沿って包装シ
ート102は確実に破断されるので、接着部105の状
態に左右されることなく、開封動作をよりスムーズに行
える。
要部構成図である。この第2の実施例では、破断部10
7に沿って破断されて残る側の包装シート102上、即
ち、図12に示す破断部107の左側の包装シート10
2の上面102hに補強部材108が接着固定されてい
る。図13は第2の実施例の変形例を示すものであり、
この変形例では、補強部材108が、破断されて引っ張
られる側の包装シート102の内面に接着固定されてい
る。このように構成された前記第2の実施例にあって
は、包装シート102の上面102hの、破断部107
の少なくとも一方の側に、破断部107に沿って補強部
材108を設けたため、補強部材108に沿って包装シ
ート102は確実に破断されるので、接着部105の状
態に左右されることなく、開封動作をよりスムーズに行
える。
【0032】図14は第3の実施例に係る用紙パックの
平面図である。この第3の実施例では、破断部107
は、用紙束101の長手方向に対して対称となるように
傾斜させて設けられ、破断部107の長手方向の両端部
107a,107aを用紙パックの右側面より離し、中
央部107bを両端部107a,107aより右側面寄
りに位置させてある。したがって、前記第3の実施例の
開封動作は、突出部103を矢印a方向に引くと、破断
部107は、両端部107a,107aから順次破断が
進行し、中央部107bに達し、開封される。このよう
に構成された前記第3の実施例にあっては、破断部10
7は、突出部103の突出方向と直交する線に対して不
均一に形成されているため、順次破断が進行するので、
破断をより弱い力で、また、スムーズに行うことができ
る。
平面図である。この第3の実施例では、破断部107
は、用紙束101の長手方向に対して対称となるように
傾斜させて設けられ、破断部107の長手方向の両端部
107a,107aを用紙パックの右側面より離し、中
央部107bを両端部107a,107aより右側面寄
りに位置させてある。したがって、前記第3の実施例の
開封動作は、突出部103を矢印a方向に引くと、破断
部107は、両端部107a,107aから順次破断が
進行し、中央部107bに達し、開封される。このよう
に構成された前記第3の実施例にあっては、破断部10
7は、突出部103の突出方向と直交する線に対して不
均一に形成されているため、順次破断が進行するので、
破断をより弱い力で、また、スムーズに行うことができ
る。
【0033】次に、第4の実施例に係る給紙装置につい
て説明する。図15は第4の実施例に係る給紙装置の用
紙パック搬送部の構成図、図16は第4の実施例に係る
給紙装置における包装シートの切れ目形成の様子を示す
説明図である。図15において、110は無端状の搬送
ベルト(搬送手段)であり、用紙パックを搬送ベルト1
10の上に載せて矢印a方向に搬送するものである。ま
た、111は用紙パックの上方にあって、用紙パックの
搬送方向と逆方向に回転する切断ローラ(切断手段)で
あり、その外周面に刃111aが設けられている。次
に、前記第4の実施例の動作について説明する。用紙パ
ックの搬送途中で、切断ローラ111の刃111aによ
りタイミングを合わせて破断部107近傍の包装シート
102の上面102hに図16に示す切れ目112を形
成する。このことにより、包装シート102の開封時に
切れ目112に沿って容易にかつ確実に破断できるの
で、前記各実施例における包装シート102の破断作業
をより安定させることができる。また、切れ目112が
入れられるまでは用紙パックの気密性は保持されてい
る。なお、この場合、用紙束101の上面に傷が付かな
いよう、刃111aの突出量と切断ローラ111の用紙
パックに対する当接圧力が決められる。なお、刃111
aを、包装シート102を溶融可能な程度の高温部材と
し、包装シート102を溶融することにより、破断しや
すくさせることも可能であり、この場合、最上面の用紙
を傷める危険性を少なくすることができる。
て説明する。図15は第4の実施例に係る給紙装置の用
紙パック搬送部の構成図、図16は第4の実施例に係る
給紙装置における包装シートの切れ目形成の様子を示す
説明図である。図15において、110は無端状の搬送
ベルト(搬送手段)であり、用紙パックを搬送ベルト1
10の上に載せて矢印a方向に搬送するものである。ま
た、111は用紙パックの上方にあって、用紙パックの
搬送方向と逆方向に回転する切断ローラ(切断手段)で
あり、その外周面に刃111aが設けられている。次
に、前記第4の実施例の動作について説明する。用紙パ
ックの搬送途中で、切断ローラ111の刃111aによ
りタイミングを合わせて破断部107近傍の包装シート
102の上面102hに図16に示す切れ目112を形
成する。このことにより、包装シート102の開封時に
切れ目112に沿って容易にかつ確実に破断できるの
で、前記各実施例における包装シート102の破断作業
をより安定させることができる。また、切れ目112が
入れられるまでは用紙パックの気密性は保持されてい
る。なお、この場合、用紙束101の上面に傷が付かな
いよう、刃111aの突出量と切断ローラ111の用紙
パックに対する当接圧力が決められる。なお、刃111
aを、包装シート102を溶融可能な程度の高温部材と
し、包装シート102を溶融することにより、破断しや
すくさせることも可能であり、この場合、最上面の用紙
を傷める危険性を少なくすることができる。
【0034】また、図15では用紙パックの搬送中に用
紙パック上面の包装シート102の切断または加熱溶融
を行う構成を示したが、用紙パックを装置内の所定位
置、例えば給紙装置の底板上に搬送した後に、該底板上
に固定的に載置された状態の用紙パック上面の包装シー
ト102に対して、図15に示した刃111aのような
鋭利な部材または加熱手段等を作用させて、包装シート
102の切断(切れ目112を入れる)または加熱溶融
を行う構成とすることも可能である。
紙パック上面の包装シート102の切断または加熱溶融
を行う構成を示したが、用紙パックを装置内の所定位
置、例えば給紙装置の底板上に搬送した後に、該底板上
に固定的に載置された状態の用紙パック上面の包装シー
ト102に対して、図15に示した刃111aのような
鋭利な部材または加熱手段等を作用させて、包装シート
102の切断(切れ目112を入れる)または加熱溶融
を行う構成とすることも可能である。
【0035】また、ローラ、ベルト等の搬送手段によっ
て用紙パックを装置内に搬送する構成に代え、従来の給
紙トレイのようにユーザが用紙パックをセットした後
に、前記の如く本体側に設けられた鋭利な部材または加
熱手段等を作用させて、包装シート102の切断(切れ
目112を入れる)または加熱溶融を行う構成とするこ
とも可能である。
て用紙パックを装置内に搬送する構成に代え、従来の給
紙トレイのようにユーザが用紙パックをセットした後
に、前記の如く本体側に設けられた鋭利な部材または加
熱手段等を作用させて、包装シート102の切断(切れ
目112を入れる)または加熱溶融を行う構成とするこ
とも可能である。
【0036】前記何れの場合においても、包装シート1
02の切断または加熱溶融を行うための部材は、該切断
または加熱を行う時にのみ用紙パック上面に当接させ、
用紙の給送を行っている時には用紙上面から退避させる
構成とすることが望ましい。
02の切断または加熱溶融を行うための部材は、該切断
または加熱を行う時にのみ用紙パック上面に当接させ、
用紙の給送を行っている時には用紙上面から退避させる
構成とすることが望ましい。
【0037】このように構成された前記第4の実施例に
あっては、用紙束101、該用紙束101を包装する包
装シート102、該包装シート102に固設され、用紙
束101の一端側に突出する突出部103を有する用紙
パックを載置する載置手段と、突出部103が設けられ
た側とは反対側の用紙パックの端部近傍における包装シ
ート102を突出部103の突出方向に対して直交する
方向にわたって切断する刃111aと、該刃111aに
よって突出部103と反対側端部近傍の包装シート10
2が切断された用紙パックの突出部103を用紙パック
とは反対側に牽引して、包装シート102の除去を行う
牽引手段と、該牽引手段によって包装シート102が除
去された用紙を給送する給送手段とを備えたため、装置
本体へのセット後または搬送中に、始めて用紙パックの
包装シート102を切断するので、それ以前の保管中に
用紙パックの気密性を保つことができ、また、破断をス
ムーズに行うことができる。
あっては、用紙束101、該用紙束101を包装する包
装シート102、該包装シート102に固設され、用紙
束101の一端側に突出する突出部103を有する用紙
パックを載置する載置手段と、突出部103が設けられ
た側とは反対側の用紙パックの端部近傍における包装シ
ート102を突出部103の突出方向に対して直交する
方向にわたって切断する刃111aと、該刃111aに
よって突出部103と反対側端部近傍の包装シート10
2が切断された用紙パックの突出部103を用紙パック
とは反対側に牽引して、包装シート102の除去を行う
牽引手段と、該牽引手段によって包装シート102が除
去された用紙を給送する給送手段とを備えたため、装置
本体へのセット後または搬送中に、始めて用紙パックの
包装シート102を切断するので、それ以前の保管中に
用紙パックの気密性を保つことができ、また、破断をス
ムーズに行うことができる。
【0038】また、前記第4の実施例にあっては、用紙
束101、該用紙束101を包装する包装シート10
2、該包装シート102に固設され、用紙束101の一
端側に突出する突出部103を有する用紙パックを給紙
装置内に搬送するための搬送手段と、該搬送手段による
用紙パック搬送時に、突出部103が設けられた側とは
反対側の用紙パックの端部近傍における包装シート10
2を突出部103の突出方向に対して直交する方向にわ
たって切断する刃111aと、該刃111aによって突
出部103と反対側端部近傍の包装シート102が切断
された用紙パックの突出部103を用紙パックとは反対
側に牽引して、包装シート102の除去を行う牽引手段
と、該牽引手段によって包装シート102が除去された
用紙を給送する給送手段とを備えたため、装置本体への
セット後または搬送中に、始めて用紙パックの包装シー
ト102を切断するので、それ以前の保管中に用紙パッ
クの気密性を保つことができ、また、破断をスムーズに
行うことができる。
束101、該用紙束101を包装する包装シート10
2、該包装シート102に固設され、用紙束101の一
端側に突出する突出部103を有する用紙パックを給紙
装置内に搬送するための搬送手段と、該搬送手段による
用紙パック搬送時に、突出部103が設けられた側とは
反対側の用紙パックの端部近傍における包装シート10
2を突出部103の突出方向に対して直交する方向にわ
たって切断する刃111aと、該刃111aによって突
出部103と反対側端部近傍の包装シート102が切断
された用紙パックの突出部103を用紙パックとは反対
側に牽引して、包装シート102の除去を行う牽引手段
と、該牽引手段によって包装シート102が除去された
用紙を給送する給送手段とを備えたため、装置本体への
セット後または搬送中に、始めて用紙パックの包装シー
ト102を切断するので、それ以前の保管中に用紙パッ
クの気密性を保つことができ、また、破断をスムーズに
行うことができる。
【0039】また、前記第4の実施例にあっては、用紙
束101、該用紙束101を包装する樹脂製の包装シー
ト102、該包装シート102に固設され、用紙束10
1の一端側に突出する突出部を有する用紙パックを載置
する載置手段と、突出部103が設けられた側とは反対
側の用紙パックの端部近傍における包装シート102を
突出部103の突出方向に対して直交する方向にわたっ
て加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段によっ
て突出部103と反対側端部近傍の包装シート102が
加熱溶融された用紙パックの突出部103を用紙パック
とは反対側に牽引して、包装シート102の除去を行う
牽引手段と、該牽引手段によって包装シート102が除
去された用紙を給送する給送手段とを備えたため、装置
本体へのセット後または搬送中に、始めて用紙パックの
包装シート102を加熱溶融するので、それ以前の保管
中に用紙パックの気密性を保つことができ、また、破断
をスムーズに行うことができる。
束101、該用紙束101を包装する樹脂製の包装シー
ト102、該包装シート102に固設され、用紙束10
1の一端側に突出する突出部を有する用紙パックを載置
する載置手段と、突出部103が設けられた側とは反対
側の用紙パックの端部近傍における包装シート102を
突出部103の突出方向に対して直交する方向にわたっ
て加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段によっ
て突出部103と反対側端部近傍の包装シート102が
加熱溶融された用紙パックの突出部103を用紙パック
とは反対側に牽引して、包装シート102の除去を行う
牽引手段と、該牽引手段によって包装シート102が除
去された用紙を給送する給送手段とを備えたため、装置
本体へのセット後または搬送中に、始めて用紙パックの
包装シート102を加熱溶融するので、それ以前の保管
中に用紙パックの気密性を保つことができ、また、破断
をスムーズに行うことができる。
【0040】また、前記第4の実施例にあっては、用紙
束101、該用紙束101を包装する樹脂製の包装シー
ト102、該包装シート102に固設され、用紙束10
1の一端側に突出する突出部を有する用紙パックを給紙
装置内に搬送するための搬送手段と、該搬送手段による
用紙パック搬送時に、突出部103が設けられた側とは
反対側の用紙パックの端部近傍における包装シート10
2を突出部103の突出方向に対して直交する方向にわ
たって加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段に
よって突出部103と反対側端部近傍の包装シート10
2が加熱溶融された用紙パックの突出部103を用紙パ
ックとは反対側に牽引して、包装シート102の除去を
行う牽引手段と、該牽引手段によって包装シート102
が除去された用紙を給送する給送手段とを備えたため、
装置本体へのセット後または搬送中に、始めて用紙パッ
クの包装シート102を加熱溶融するので、それ以前の
保管中に用紙パックの気密性を保つことができ、また、
破断をスムーズに行うことができる。
束101、該用紙束101を包装する樹脂製の包装シー
ト102、該包装シート102に固設され、用紙束10
1の一端側に突出する突出部を有する用紙パックを給紙
装置内に搬送するための搬送手段と、該搬送手段による
用紙パック搬送時に、突出部103が設けられた側とは
反対側の用紙パックの端部近傍における包装シート10
2を突出部103の突出方向に対して直交する方向にわ
たって加熱溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段に
よって突出部103と反対側端部近傍の包装シート10
2が加熱溶融された用紙パックの突出部103を用紙パ
ックとは反対側に牽引して、包装シート102の除去を
行う牽引手段と、該牽引手段によって包装シート102
が除去された用紙を給送する給送手段とを備えたため、
装置本体へのセット後または搬送中に、始めて用紙パッ
クの包装シート102を加熱溶融するので、それ以前の
保管中に用紙パックの気密性を保つことができ、また、
破断をスムーズに行うことができる。
【0041】次に、第5の実施例に係る用紙パツクにつ
いて説明する。図17は第5の実施例に係る用紙パック
の要部構成図、図18は第5の実施例に係る用紙パック
の切れ目形成の様子を示す説明図である。この第5の実
施例では、前記図15の構成における用紙パック内面
に、用紙上面の保護部材として保護シート113を設け
ている。保護シート113は、図17に示すように、接
着層114を介して包装シート102の上面102hの
内面側に、折り返し部104の下面に対して長手方向
(紙面に対して垂直な方向)にわたって接着されてい
る。また、保護シート113は、包装シート102内面
において切断位置(切れ目112の形成位置)の両側に
またがるように設けられているが、該保護シート113
が包装シート102に接着されているのは、切断位置に
対して何れか一方の側のみであるため、保護シート11
3自体は切断されないものの、保護シート113が接着
されている側の包装シート102と共に保護シート11
3が除去されるので、後に給紙の妨げとなるような不具
合を生じることがない。なお、第5の実施例では、保護
シート113を包装シート102の折り返し部104の
下面に接着する構成を示しているが、その反対側、即
ち、切断位置102aよりも左側の包装シート102内
面に対してのみ接着する構成とすることも可能である。
保護シート113の材質としては、樹脂、厚紙等が考え
られるが、加工しやすく用紙上面を保護するのに充分な
強度を有する材質であればよく、その厚さ、形状等も任
意に設定可能である。また、保護シート113を耐熱性
を有する材質で構成すれば、前述したように包装シート
102上面に対して加熱手段を当接させて包装シート1
02を溶融させるように構成した場合に、用紙上面の加
熱を防止することができ、用紙の加熱による特性の変化
や、溶融したシートの用紙への付着等の不具合の発生を
防止することが可能である。
いて説明する。図17は第5の実施例に係る用紙パック
の要部構成図、図18は第5の実施例に係る用紙パック
の切れ目形成の様子を示す説明図である。この第5の実
施例では、前記図15の構成における用紙パック内面
に、用紙上面の保護部材として保護シート113を設け
ている。保護シート113は、図17に示すように、接
着層114を介して包装シート102の上面102hの
内面側に、折り返し部104の下面に対して長手方向
(紙面に対して垂直な方向)にわたって接着されてい
る。また、保護シート113は、包装シート102内面
において切断位置(切れ目112の形成位置)の両側に
またがるように設けられているが、該保護シート113
が包装シート102に接着されているのは、切断位置に
対して何れか一方の側のみであるため、保護シート11
3自体は切断されないものの、保護シート113が接着
されている側の包装シート102と共に保護シート11
3が除去されるので、後に給紙の妨げとなるような不具
合を生じることがない。なお、第5の実施例では、保護
シート113を包装シート102の折り返し部104の
下面に接着する構成を示しているが、その反対側、即
ち、切断位置102aよりも左側の包装シート102内
面に対してのみ接着する構成とすることも可能である。
保護シート113の材質としては、樹脂、厚紙等が考え
られるが、加工しやすく用紙上面を保護するのに充分な
強度を有する材質であればよく、その厚さ、形状等も任
意に設定可能である。また、保護シート113を耐熱性
を有する材質で構成すれば、前述したように包装シート
102上面に対して加熱手段を当接させて包装シート1
02を溶融させるように構成した場合に、用紙上面の加
熱を防止することができ、用紙の加熱による特性の変化
や、溶融したシートの用紙への付着等の不具合の発生を
防止することが可能である。
【0042】このように構成された前記第5の実施例に
あっては、用紙パックを載置する載置手段と、該載置手
段上に載置された用紙パックの一端側の端部近傍におけ
る包装シート102を長手方向にわたって切断する刃1
11aと、該刃111aによって一端部近傍が長手方向
にわたって切断された包装シート102を該長手方向と
直交する方向に牽引して、包装シート102の除去を行
う牽引手段と、該牽引手段によって包装シート102が
除去された用紙を給送する給送手段とを有する給紙装置
に適用可能な用紙パックであって、用紙パックは、用紙
束101と、該用紙束101を包装する包装シート10
2と、包装シート102に固設され、用紙束101の一
端側に突出し、牽引手段によって牽引される突出部10
3と、該突出部103が設けられた側とは反対側の端部
近傍における包装シート102内面に、突出部103の
突出方向に対して直交する方向である長手方向にわたっ
て、刃111aによる切断位置の両側にまたがるように
設けられ、かつ該切断位置の片側の包装シート102に
対してのみ固定された保護シート113とを備えたた
め、切断ローラ111上の刃111aによって用紙パッ
ク上面の包装シート102に切れ目112を入れる場合
においても、保護シート113によって用紙上面が保護
されるので、刃111aの突出量や切断ローラ111の
当接圧等が多少ばらついた場合であっても、用紙上面を
傷つけることなく、常に良好なパック剥ぎを行うことが
できる。また、前記第5の実施例にあっては、用紙パッ
クを載置する載置手段と、該載置手段上に載置された用
紙パックの一端側の端部近傍における包装シート102
を長手方向にわたって加熱溶融する加熱溶融手段と、該
加熱溶融手段によって一端部近傍が長手方向にわたって
加熱溶融された包装シート102を該長手方向と直交す
る方向に牽引して、包装シート102の除去を行う牽引
手段と、該牽引手段によって包装シート102が除去さ
れた用紙を給送する給送手段とを有する給紙装置に適用
可能な用紙パックであって、該用紙パックは、用紙束1
01と、該用紙束101を包装する包装シート102
と、包装シート102に固設され、用紙束101の一端
側に突出し、給紙装置の牽引手段によって牽引される突
出部103と、突出部103が設けられた側とは反対側
の端部近傍における包装シート102内面に、突出部1
03の突出方向に対して直交する方向である長手方向に
わたって、加熱溶融手段による加熱溶融位置の両側にま
たがるように設けられ、かつ該加熱溶融位置の片側の包
装シート102に対してのみ固定された耐熱性保護シー
ト113とを備えたため、耐熱性保護シート113の存
在によって、用紙上面を保護することができる。
あっては、用紙パックを載置する載置手段と、該載置手
段上に載置された用紙パックの一端側の端部近傍におけ
る包装シート102を長手方向にわたって切断する刃1
11aと、該刃111aによって一端部近傍が長手方向
にわたって切断された包装シート102を該長手方向と
直交する方向に牽引して、包装シート102の除去を行
う牽引手段と、該牽引手段によって包装シート102が
除去された用紙を給送する給送手段とを有する給紙装置
に適用可能な用紙パックであって、用紙パックは、用紙
束101と、該用紙束101を包装する包装シート10
2と、包装シート102に固設され、用紙束101の一
端側に突出し、牽引手段によって牽引される突出部10
3と、該突出部103が設けられた側とは反対側の端部
近傍における包装シート102内面に、突出部103の
突出方向に対して直交する方向である長手方向にわたっ
て、刃111aによる切断位置の両側にまたがるように
設けられ、かつ該切断位置の片側の包装シート102に
対してのみ固定された保護シート113とを備えたた
め、切断ローラ111上の刃111aによって用紙パッ
ク上面の包装シート102に切れ目112を入れる場合
においても、保護シート113によって用紙上面が保護
されるので、刃111aの突出量や切断ローラ111の
当接圧等が多少ばらついた場合であっても、用紙上面を
傷つけることなく、常に良好なパック剥ぎを行うことが
できる。また、前記第5の実施例にあっては、用紙パッ
クを載置する載置手段と、該載置手段上に載置された用
紙パックの一端側の端部近傍における包装シート102
を長手方向にわたって加熱溶融する加熱溶融手段と、該
加熱溶融手段によって一端部近傍が長手方向にわたって
加熱溶融された包装シート102を該長手方向と直交す
る方向に牽引して、包装シート102の除去を行う牽引
手段と、該牽引手段によって包装シート102が除去さ
れた用紙を給送する給送手段とを有する給紙装置に適用
可能な用紙パックであって、該用紙パックは、用紙束1
01と、該用紙束101を包装する包装シート102
と、包装シート102に固設され、用紙束101の一端
側に突出し、給紙装置の牽引手段によって牽引される突
出部103と、突出部103が設けられた側とは反対側
の端部近傍における包装シート102内面に、突出部1
03の突出方向に対して直交する方向である長手方向に
わたって、加熱溶融手段による加熱溶融位置の両側にま
たがるように設けられ、かつ該加熱溶融位置の片側の包
装シート102に対してのみ固定された耐熱性保護シー
ト113とを備えたため、耐熱性保護シート113の存
在によって、用紙上面を保護することができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
破断部の存在により、安定した用紙パックの開封動作を
行うことができる。請求項3記載の発明によれば、破断
の進行が補強部材によって行われるため、切れ目が一定
しており、安定した開封動作開始が可能となる。請求項
4記載の発明によれば、破断部を不均一に形成すること
で、より小さな力でスムーズに用紙パック上面のシート
の破断が可能となり、開封動作を安定させることができ
る。請求項5および6記載の発明によれば、装置本体へ
のセット後または搬送中に、始めて用紙パックの包装シ
ートを切断するため、それ以前の保管中に用紙パックの
気密性を保つことができ、また、破断をスムーズに行う
ことができる。請求項7記載の発明によれば、保護部材
の存在によって用紙上面を保護することができる。請求
項8および9記載の発明によれば、装置本体へのセット
後または搬送中に、始めて用紙パックの包装シートを加
熱溶融するため、それ以前の保管中に用紙パックの気密
性を保つことができ、また、破断をスムーズに行うこと
ができる。請求項10記載の発明によれば、耐熱性保護
部材の存在によって、用紙上面を保護することができ
る。
破断部の存在により、安定した用紙パックの開封動作を
行うことができる。請求項3記載の発明によれば、破断
の進行が補強部材によって行われるため、切れ目が一定
しており、安定した開封動作開始が可能となる。請求項
4記載の発明によれば、破断部を不均一に形成すること
で、より小さな力でスムーズに用紙パック上面のシート
の破断が可能となり、開封動作を安定させることができ
る。請求項5および6記載の発明によれば、装置本体へ
のセット後または搬送中に、始めて用紙パックの包装シ
ートを切断するため、それ以前の保管中に用紙パックの
気密性を保つことができ、また、破断をスムーズに行う
ことができる。請求項7記載の発明によれば、保護部材
の存在によって用紙上面を保護することができる。請求
項8および9記載の発明によれば、装置本体へのセット
後または搬送中に、始めて用紙パックの包装シートを加
熱溶融するため、それ以前の保管中に用紙パックの気密
性を保つことができ、また、破断をスムーズに行うこと
ができる。請求項10記載の発明によれば、耐熱性保護
部材の存在によって、用紙上面を保護することができ
る。
【図1】本発明を適用できる複写機全体の構成図であ
る。
る。
【図2】本発明を適用できる給紙装置の斜視図である。
【図3】用紙パックの進入と搬送ローラの回動の様子を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】バックフエンスとパック開封装置部の斜視図で
ある。
ある。
【図5】用紙パックおよびその開封過程を示す斜視図で
ある。
ある。
【図6】用紙パックの開封過程の模式図である。
【図7】接着部分の説明図である。
【図8】用紙パックの包装過程の説明図である。
【図9】用紙パックの包装過程の説明図である。
【図10】用紙パックの開封状態を示す説明図である。
【図11】本発明の第1の実施例に係る用紙パックの構
成図である。
成図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係る用紙パックの要
部構成図である。
部構成図である。
【図13】第2の実施例の変形例を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施例に係る用紙パックの平
面図である。
面図である。
【図15】本発明の第4の実施例に係る給紙装置の用紙
パック搬送部の構成図である。
パック搬送部の構成図である。
【図16】本発明の第4の実施例に係る給紙装置におけ
る包装シートの切れ目形成の様子を示す説明図である。
る包装シートの切れ目形成の様子を示す説明図である。
【図17】本発明の第5の実施例に係る用紙パックの要
部構成図である。
部構成図である。
【図18】本発明の第5の実施例に係る用紙パックの切
れ目形成の様子を示す説明図である。
れ目形成の様子を示す説明図である。
101 用紙束 102 包装シート 103 突出部 104 折り返し部 105 接着部 107 破断部 108 補強部材 111 切断ローラ 111a 刃 112 切れ目 113 保護シート
フロントページの続き (72)発明者 清水 智人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 椎名 将 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (10)
- 【請求項1】 用紙束と、該用紙束を包装する包装シー
トと、該包装シートに固設され、前記用紙束の一端側に
突出する突出部とを有する用紙パックであって、前記突
出部が設けられた側とは反対側の端部近傍における前記
包装シートに、前記包装シートの他の部分よりも強度の
小さい破断部を、前記突出部の突出方向に対して直交す
る方向にわたって形成したことを特徴とする用紙パッ
ク。 - 【請求項2】 用紙束と、該用紙束に巻回されて該用紙
束を包装する包装シートと、該包装シートの一端に連続
して設けられたシート状部材と、前記包装シートの一端
に連続する側とは反対側の前記シート状部材に連続して
設けられた、前記用紙束の一端側に突出する突出部とを
有する用紙パックであって、前記シート状部材は、前記
包装シートとの連続部分近傍において、前記包装シート
側に折り返された折り返し部を有すると共に、該折り返
し部近傍において前記包装シートの他端部に対して接着
剤で結合されており、接合部近傍の、前記包装シートの
他端部側に、前記結合部の結合強度よりも強度の小さい
破断部を、前記突出部の突出方向に対して直交する方向
にわたって形成したことを特徴とする用紙パック。 - 【請求項3】 請求項1または2記載において、前記包
装シートにおける破断部の少なくとも一方の側に、前記
破断部に沿って補強部材を設けたことを特徴とする用紙
パック。 - 【請求項4】 請求項1または2記載において、前記破
断部は、前記突出部の突出方向と直交する線に対して不
均一に形成されていることを特徴とする用紙パック。 - 【請求項5】 用紙束、該用紙束を包装する包装シー
ト、該包装シートに固設され、前記用紙束の一端側に突
出する突出部を有する用紙パックを載置する載置手段
と、前記突出部が設けられた側とは反対側の前記用紙パ
ックの端部近傍における前記包装シートを前記突出部の
突出方向に対して直交する方向にわたって切断する切断
手段と、該切断手段によって前記突出部と反対側端部近
傍の包装シートが切断された前記用紙パックの前記突出
部を前記用紙パックとは反対側に牽引して、前記包装シ
ートの除去を行う牽引手段と、該牽引手段によって前記
包装シートが除去された用紙を給送する給送手段とを備
えたことを特徴とする給紙装置。 - 【請求項6】 用紙束、該用紙束を包装する包装シー
ト、該包装シートに固設され、前記用紙束の一端側に突
出する突出部を有する用紙パックを給紙装置内に搬送す
るための搬送手段と、該搬送手段による用紙パック搬送
時に、前記突出部が設けられた側とは反対側の前記用紙
パックの端部近傍における前記包装シートを前記突出部
の突出方向に対して直交する方向にわたって切断する切
断手段と、該切断手段によって前記突出部と反対側端部
近傍の包装シートが切断された前記用紙パックの前記突
出部を前記用紙パックとは反対側に牽引して、前記包装
シートの除去を行う牽引手段と、該牽引手段によって前
記包装シートが除去された用紙を給送する給送手段とを
備えたことを特徴とする給紙装置。 - 【請求項7】 用紙パックを載置する載置手段と、該載
置手段上に載置された前記用紙パックの一端側の端部近
傍における包装シートを長手方向にわたって切断する切
断手段と、該切断手段によって一端部近傍が長手方向に
わたって切断された前記包装シートを該長手方向と直交
する方向に牽引して、前記包装シートの除去を行う牽引
手段と、該牽引手段によって前記包装シートが除去され
た用紙を給送する給送手段とを有する給紙装置に適用可
能な用紙パックであって、前記用紙パックは、用紙束
と、該用紙束を包装する前記包装シートと、前記包装シ
ートに固設され、前記用紙束の一端側に突出し、前記牽
引手段によって牽引される突出部と、該突出部が設けら
れた側とは反対側の端部近傍における前記包装シート内
面に、前記突出部の突出方向に対して直交する方向であ
る前記長手方向にわたって、前記切断手段による切断位
置の両側にまたがるように設けられ、かつ該切断位置の
片側の前記包装シートに対してのみ固定された保護部材
とを備えたことを特徴とする用紙パック。 - 【請求項8】 用紙束、該用紙束を包装する樹脂製の包
装シート、該包装シートに固設され、前記用紙束の一端
側に突出する突出部を有する用紙パックを載置する載置
手段と、前記突出部が設けられた側とは反対側の前記用
紙パックの端部近傍における前記包装シートを前記突出
部の突出方向に対して直交する方向にわたって加熱溶融
する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段によって前記突出
部と反対側端部近傍の前記包装シートが加熱溶融された
前記用紙パックの前記突出部を前記用紙パックとは反対
側に牽引して、前記包装シートの除去を行う牽引手段
と、該牽引手段によって前記包装シートが除去された用
紙を給送する給送手段とを備えたことを特徴とする給紙
装置。 - 【請求項9】 用紙束、該用紙束を包装する樹脂製の包
装シート、該包装シートに固設され、前記用紙束の一端
側に突出する突出部を有する用紙パックを給紙装置内に
搬送するための搬送手段と、該搬送手段による用紙パッ
ク搬送時に、前記突出部が設けられた側とは反対側の前
記用紙パックの端部近傍における前記包装シートを前記
突出部の突出方向に対して直交する方向にわたって加熱
溶融する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段によって前記
突出部と反対側端部近傍の前記包装シートが加熱溶融さ
れた前記用紙パックの前記突出部を前記用紙パックとは
反対側に牽引して、前記包装シートの除去を行う牽引手
段と、該牽引手段によって前記包装シートが除去された
用紙を給送する給送手段とを備えたことを特徴とする給
紙装置。 - 【請求項10】 用紙パックを載置する載置手段と、該
載置手段上に載置された前記用紙パックの一端側の端部
近傍における包装シートを長手方向にわたって加熱溶融
する加熱溶融手段と、該加熱溶融手段によって一端部近
傍が長手方向にわたって加熱溶融された前記包装シート
を該長手方向と直交する方向に牽引して、前記包装シー
トの除去を行う牽引手段と、該牽引手段によって前記包
装シートが除去された用紙を給送する給送手段とを有す
る給紙装置に適用可能な用紙パックであって、該用紙パ
ックは、用紙束と、該用紙束を包装する前記包装シート
と、前記包装シートに固設され、前記用紙束の一端側に
突出し、前記給紙装置の牽引手段によって牽引される突
出部と、前記突出部が設けられた側とは反対側の端部近
傍における前記包装シート内面に、前記突出部の突出方
向に対して直交する方向である前記長手方向にわたっ
て、前記加熱溶融手段による加熱溶融位置の両側にまた
がるように設けられ、かつ該加熱溶融位置の片側の前記
包装シートに対してのみ固定された耐熱性保護部材とを
備えたことを特徴とする用紙パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19126893A JPH0740911A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 用紙パックおよび給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19126893A JPH0740911A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 用紙パックおよび給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740911A true JPH0740911A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16271723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19126893A Pending JPH0740911A (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | 用紙パックおよび給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740911A (ja) |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP19126893A patent/JPH0740911A/ja active Pending
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