JP2005104542A - 包装装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】シート状の品物を防水のために包装する縦型の包装機において、簡単な構成でシート状品物を確実に1部ずつ包装することができる包装機を提供する。
【構成】包装機内に挿入されたシート状品物を下方に落下するように導く落下通路と、この落下通路に突出及び退避可能な開閉部材を設ける。シート状品物を挿入すると、開閉部材が落下通路に突出し、前記品物包装中に次の品物が続けて挿入され、品物同士が衝突してジャムとなるのを防ぐ。
【選択図】図2

Description

本発明は、品物を合成樹脂のフィルムまたはシートで包装する包装装置に関し、特に、シート、冊子、新聞またはそれに類する紙葉類をポリエチレン等の合成樹脂フィルムで包み、開放端部を溶着切断して密閉被覆する包装装置に関する。
ポリエチレンフィルム等の熱シール可能なフィルムによって品物を覆い、フィルムの端縁部を熱シールして包装する装置としては、既に各種のものが使用されている。このような包装装置において、品物を上方から挿入し、下方へ搬送させながら包装を行う縦型包装装置がある。この縦型の包装装置は被包装物を縦方向に落下又は搬送しながら包装を行うので、設置床面積が小さくすむという利点を有している。このような縦型包装装置の従来例について、図22を参照して説明する。
図22はこの従来の包装装置100を示す正面図である。
図22に示すように、この従来の包装装置100は、縦長の箱体よりなる包装機本体101により形成されている。この本体101の上面中央に、4つ折した新聞紙Pが縦にして落とし込める挿入口105が開設されている。包装機本体101内の上部には、落とし込まれた新聞紙Pの両側面を挟むようにして帯状のフィルムFを供給するフィルム供給手段が2つ設けられ、その下方に第1送りテーブル113及び第2送りテーブル114が縦方向に連続して設けられている。さらに第1送りテーブル113に対向して開閉ガイド部材115が、第2送りテーブルに対向して送り押え部材116が設けられている。この第1送りテーブル113の上部寄りには1対の第1センサ154が設けられ、下部寄りには1対の第2センサ155が設けられており、新聞紙Pを検知可能になっている。
フィルムFはロール状に巻回され、回転自在に支持されている。ロールより引き出されたフィルムFは、第1送りテーブル113と開閉ガイド部材115との間に、重ね合わせられるように供給される。また、挿入口105の下方には、新聞紙Pを第1送りテーブル113に案内する逆ハの字状の投入ガイド128が設けられている。
開閉ガイド部材115はロール駆動軸130を支点として揺動自在に設けられ、圧縮ばね129により第1送りテーブル113方向に付勢されている。
この開閉ガイド部材115の下端にはプーリ131が設けられている。このプーリ131は、図示しない駆動源により駆動力が与えられ、新聞紙Pを下方へ搬送するように回転駆動されるとともに、圧縮ばね129の付勢により第1送りテーブル113に軸支されるプーリ140に接している。
開閉ガイド部材115の揺動は図示しない駆動源とクランク機構によりなされる。このクランク機構が回転開始することにより開閉ガイド部材115が圧縮ばね129の付勢力に抗して揺動し、プーリ131がプーリ140から離間する。前記クランク機構が1回転するとプーリ131が元の位置に戻ってプーリ140と接触する。この開閉動作により、新聞紙PはフィルムFに挟まれた状態で、プーリ131とプーリ140とが離れた瞬間に落下し、その後プーリ131が元の位置に戻って新聞紙Pをプーリ131とプーリ140とで挟持し、下方の第2送りテーブル114へ搬送する。
第2送りテーブル114及び送り押さえ部材116には、それぞれベルト162、170が設けられていて、新聞紙Pを挟んで下方へ搬送するように図示しない駆動源により回転駆動され、送り押え部材116は圧縮ばね172により第2送りテーブル114側へ付勢されている。また、第2送りテーブル114の上部位置には新聞紙Pを検知可能な1対の第4センサ171が設けられている。
この第2送りテーブル114には新聞紙Pを挟んだフィルムFを溶着して包装する溶着機構部が設けられている。フィルムFに挟まれて第2送りテーブル114に搬入された新聞紙Pはこの溶着機構部で一旦停止し、新聞紙Pの両側と後端側においてフィルムFの溶着が行われる。
包装された新聞紙Pは下方から排出されホッパー199に積載される。
プーリ131とベルト162、170は共通のモータ(図示せず)によって駆動される。プーリ131はベルト162,170と駆動タイミングが異なるため、プーリ131には電磁クラッチを介してモータから駆動が伝達される。
図23はこの従来の包装装置の溶着機構部を示す正面図である。
図23に示すように、第2ソレノイド192によって切断ヒータ195が図示実線位置と一点鎖線位置との間を移動可能にされ、一点鎖線位置において切断ヒータ195の先端をスポンジ体196に押し付け、フィルムFを挟み、加圧、加熱して、フィルムFの新聞Pの後端側を溶着する。
また、第1ソレノイド191によって、新聞紙Pの両端側に設けられた接着ヒータ197が図示実線位置と一点鎖線位置との間を移動可能にされ、一点鎖線位置において接着ヒータ197の先端を、同様に新聞紙Pの両端側に設けられたスポンジ体198に押し付け、フィルムFを挟み、加圧、加熱して、フィルムFの新聞Pの両端側を溶着する。
次にこの従来の包装装置の動作を、図21及び図22を参照して説明する。
挿入口105から4つ折した新聞紙Pを投入する。このときフィルムFは第1送りテーブル113に供給されていて、その下端は互いに溶着されている。投入された新聞紙Pはその下端がプーリ131、140に当接して停止する。このとき第1センサー154により新聞紙Pを検知すると、図示しないクランク機構が作動して開閉ガイド部材115が1回開閉動作する。新聞紙Pはいったん自重で落下し、その後プーリ131、140に挟まれて下方へ搬送される。
その後新聞紙Pは第2送りテーブル114の溶着機構部に搬入されると、ベルト162,170が停止し、第1ソレノイド190と第2ソレノイド191が励磁し、新聞紙Pの両端側と後端側のフィルムFを溶着させる。その後ベルト162、170による新聞紙Pの搬送が再開され、フィルムF,Fは新聞紙Pの後端側の溶着部において切断される。包装された新聞紙Pは下方に排出され、ホッパ199に落下積載される。新聞紙Pが排出されるまでは次の新聞Pが搬入されないように、電磁クラッチをOFFすることにより、プーリ131には駆動が伝達されないようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−70913号公報
このような包装装置においては、溶着機構部における溶着動作により品物の包装が行われている最中に、次に挿入された品物が溶着機構部に入ってしまうと、品物どうしが重なって包装されたり、次に挿入された品物が切断ヒータとスポンジ体とに挟まれて、紙詰まりとなってしまう。上述の背景技術の包装装置では、溶着機構部において先に挿入された新聞紙が排出されるまでは、開閉ガイド部材115によってプーリ131とプーリ140とを圧接させてプーリ131の駆動回転を停止させ、次の新聞紙が投入されても新聞紙の先端がプーリ131とプーリ140に当接して停止し、溶着機構部に入らないようになっている。
従って、溶着を行う第2送りテーブル114とは別に、次の新聞紙が待機する第1送りテーブル113と開閉ガイド部材115を設け、開閉ガイド部材115と第2送りテーブル114とのそれぞれに駆動力を付与しているので、装置が大型化し、大出力の駆動源が必要で、動力伝達機構も煩雑化するという問題があった。また、第2送りテーブル114の搬送駆動がONされていても、先の新聞紙の排出中は次の新聞紙が第2送りテーブルに進入しないように開閉ガイド部材115の搬送駆動はOFFさせなければならないので、動力伝達機構に高価な電磁クラッチを用いており、コストが高くなるという問題があった。
さらに、開閉ガイド部材115の開閉動作によって落下した新聞紙をプーリ131とプーリ140とで挟んで第2送りテーブル114に搬送するために、プーリ131は新聞紙の自重落下後も一定時間駆動回転しなければならない。この駆動回転中に次の新聞紙を挿入口105から投入すると、次の新聞がプーリ131とプーリ140とにくわえ込まれ、先の挿入された新聞紙とともに下方へ搬送されるので、先の新聞紙と次の新聞紙がともに第2送りテーブル114に進入し、新聞紙が2部包装されたり、紙詰まりを起こしてしまうことがあった。
このような新聞包装装置では特に、新聞が販売店に到着してから配達までのわずかな時間に包装作業を行わなければならず、しかも深夜時間帯であるので、作業者はできる限り迅速に作業を行おうとすることから、先の新聞を挿入したあと、わずかな間隔で次の新聞を挿入してしまうことがあり、このような場合でも、確実に1部ずつ包装できる包装機が望まれていた。
本発明は、低出力の駆動源が使用でき、構造が簡単かつ安価であり、さらに先の品物を挿入したあと、わずかな間隔で次の品物を挿入しても、確実に1個ずつ包装できる包装装置を提供することを目的とする。
本発明の包装装置は、品物を挿入し、この品物を搬送しながら、フィルムによって品物を包装する包装装置において、この包装装置に品物を挿入する挿入口と、この挿入口に挿入された品物を案内する通路と、この通路内に突出及び退避可能な開閉部材と、この開閉部材を通路内に突出及び退避させる駆動手段と、挿入された品物を検知する検知手段とを有し、この検知手段により品物が検知されると、所定のタイミングで開閉部材を前記通路に突出させる突出信号を駆動手段に送信する制御手段を有することを特徴とする。
また、前記通路は品物を導く第1のガイド部材を含み、前記開閉部材は通路内への突出時にはその突出方向先端が品物に当接して、第1のガイド部材との間で品物を挟みつつ品物の進入を許容し、この品物が進入して開閉部材から開放された後は、開閉部材の突出方向先端が第1のガイド部材に向けてさらに進み、通路を適宜の間閉止して、次に挿入される品物の進入を阻止することを特徴としている。
また、前記制御手段は、開閉部材が前記通路を閉止した後、適宜のタイミングで退避信号を駆動手段に送信し、開閉部材が通路から退避して前記次に挿入される品物の進入を許容することを特徴としている。
また、前記通路の品物移動方向下流側には、品物を2枚のフィルムで挟んだ状態で一旦停止させ、このフィルムを品物の周縁部で溶着して品物を包装する包装部が設けられ、前記退避信号は、先に挿入された品物がこの包装部において停止中に、次に挿入された品物が包装部に進入して前記先に挿入された品物に衝突することがないタイミングで開閉部材を退避させるように送信されることを特徴としている。
また、前記通路の品物移動方向下流側には、品物を2枚のフィルムで挟んだ状態で一旦停止させ、このフィルムを品物の周縁部で溶着して品物を包装する包装部が設けられ、この包装部は、品物の後端部で2枚のフィルムを押えつつ溶着し、溶着後にフィルムを押えたまま溶着部でフィルムを切断する後端部溶着切断部を含み、この後端部溶着切断部は、フィルムを溶着切断する溶着切断ヒータ機構と、この溶着切断ヒータ機構の品物移動方向上流側に回動可能に設けられ包装部の入口を塞ぐシャッター板とを有し、このシャッター板は、フィルムの溶着作業期間中以外は挿入口側からの品物の当接によって回動して品物を包装部へと導き、フィルムの溶着作業期間中は挿入口側からの品物の当接によっても回動せず品物の包装部への進入を阻止するように構成され、前記制御手段は、先に挿入された品物が包装部で停止し、フィルムの溶着作業期間に入って以後に次に挿入された品物の先端がシャッター板に当接するタイミングで、退避信号を開閉部材の駆動手段に送信することを特徴としている。
また、前記包装装置は、品物を上方から落とし込み、この品物を下方に搬送しながら包装する縦型の包装装置であって、前記挿入口はこの包装装置上方に設けられ、前記通路は挿入口に挿入された品物が下方の包装部に向かって落下するように導く落下通路であることを特徴としている。
また、前記後端部溶着切断部は、シャッター板にフィルムを挟んで対向して設けられたシャッター受台と、溶着切断ヒータ機構の溶着動作にともなってシャッター板に係合しながら、シャッター受台にシャッター板を2枚のフィルムを挟んで押しつけるように付勢しつつ、溶着切断ヒータ機構が待機位置から溶着位置へ移動する動作に連動して、その付勢力を増す付勢部材とを含み、前記制御手段は、先に挿入された品物の包装時に溶着切断ヒータ機構が溶着位置への到達するのと同時またはそれ以後に、次に挿入された品物の先端がシャッター板に当接するタイミングで退避信号を開閉部材の駆動手段に送信することを特徴としている。
また、前記第1のガイド部材に略平行に対向して第2のガイド部材を設け、前記落下通路は第1のガイド部材と第2のガイド部材との間に形成され、前記第1及び第2のガイド部材は鉛直面に対して第2のガイド部材側に傾斜して設けられていることを特徴としている。
また、前記包装部は、2枚のフィルムで挟まれた品物を搬送または停止させる溶着部搬送ユニットと、品物の搬送方向サイド両側で2枚のフィルムを溶着するサイド溶着部をさらに含むことを特徴としている。
また、前記開閉部材の突出方向先端には回転自在のコロが設けられ、開閉部材の突出方向先端と第1のガイド部材に挟まれた品物の搬送時は、コロは品物に当接して転動回転することを特徴としている。
また、前記開閉部材は回動可能な取付軸に固定され、前記駆動手段はこの取付軸を所定範囲回動させるように設けられるとともに、開閉部材はこの取付軸と一体に回動することにより前記通路への突出及び退避動作が行われるように構成されており、開閉部材が通路を閉止している間は、次に挿入された品物が開閉部材に当接しても、開閉部材が退避方向に回動することを防ぐロック機構が設けられていることを特徴としている。
また、前記ロック機構は、前記取付軸に固定された第1の回動部材と、この第1の回動部材に設けられた係合部材と、この係合部材が挿通された開口を有し前記駆動手段により回動可能な第2の回動部材とを備え、前記開閉部材が前記通路に突出している状態において、開閉部材を通路から退避させる方向のモーメントが第2の回動部材に加えられた場合には第1の回動部材が連動して回動し、開閉部材を通路から退避させる方向のモーメントが開閉部材の通路への突出部に加えられた場合には、係合部材が第2の回動部材の開口に規制されることによって第1の回動部材の回動が規制されるように構成されていることを特徴としている。
また、前記開閉部材を前記落下通路内に進退自在とする直動機構が設けられ、この直動機構は開閉部材を前記第1のガイド板に向かって付勢する付勢手段を有し、前記駆動手段はこの付勢手段による付勢力に抗して開閉部材を落下通路内から退避させるように動作させることを特徴としていても良い。また、この開閉部材の突出方向先端上部に、開閉部材の突出方向先端上方を覆う覆い部を有することを特徴としていても良い。
また、前記制御手段が前記開閉部材に前記退避信号を送信するのと同時に、次の新聞の挿入が可能になったことを操作者に報知する報知手段が設けられていることを特徴としていても良い。
本発明の包装装置によれば、簡易な開閉ユニット機構を設けたので、電磁クラッチ、ブレーキを用いることなく、簡単な構造、低コストで、品物を挿入した直後に次の品物を挿入してしまっても、先に挿入した包装中の品物にぶつかって発生する詰まりや、先に投入した品物と次に投入した品物とが一緒に包装される2重包装を防ぐことができるという効果がある。
以下に本発明に係る包装装置の実施形態を図面を参照して説明する。なお、本実施形態においては包装される品物が新聞である場合を開示するが、本発明の包装装置において包装される品物は新聞に限られず、雑誌、紙束、折丁、その他シート状の品物に適用できる。まず、本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る包装装置の斜視図である。図1に示すように、本発明の包装装置1は、縦型の箱体に形成されている。箱体下部にはキャスター2が取り付けられた架台3が水平に設けられ、箱体の左右両側には適宜の間隔をおいてフレーム4,5が垂直に立設されていて、このフレーム4,5それぞれにカバー6,7が取り付けられている。さらに箱体の上面には天板8と、新聞Nを図1に示す向きで包装装置1内に挿入する挿入口9が設けられている。箱体前面下部には包装された新聞Nが排出される排出口10が設けられ、この排出口10から排出された包装済みの新聞Nを積載する新聞紙受け部11が、箱体内に収容可能に設けられている。
図2は本発明の実施の形態に係る包装装置1を示す模式正面図である。図2に示すように、包装装置1の上部に、挿入口9と落下通路12を形成する挿入ガイドユニット13が設けられ、この挿入ガイドユニット13に隣接して、落下通路12内に突出及び退避可能な開閉部材を含む開閉ユニット14が設けられている。
挿入ガイドユニット13を挟んで両側に、帯状のフィルムFを巻回したフィルムロール15,16が設けられており、挿入ガイドユニット13の下部には、溶着部搬送ユニット17が配置されている。挿入ガイドユニット13と溶着部搬送ユニット17との間には、新聞Nの後端側のフィルムを溶着する後端側溶着切断部18が設けられ、その下方には溶着部搬送ユニット17とともに、新聞Nの搬送方向両側部のフィルムを溶着するサイド溶着部19が配置されている。
溶着部搬送ユニット17の下方には、包装された新聞Nを排出口10に導く排出ガイド20が設けられている。
次に、挿入ガイドユニット13について詳細に説明する。
図3はこの挿入ガイドユニット13を示す側面図である。図2及び図3に示すように、挿入ガイドユニット13は上方に挿入口9が設けられ、この挿入口9から斜め下方に向かって平行に設けられたガイド板21、22と、新聞紙Pの幅方向両側でこのガイド板21、22と直交するガイド板23、24が形成され、これらのガイド板21,22,23,24に囲まれた落下通路12が、新聞Nが下方に落下するように形成されている。
ガイド板21、22は、鉛直面よりも若干ガイド板22側に傾いており、ガイド板22,23,24の上端はガイド板21の上端よりも上方に延出して形成されている。
次に、開閉ユニット14について詳細に説明する。
図4(a)はこの開閉ユニット14が落下通路12内から退避した位置を示す正面図、図4(b)はこの開閉ユニット14が落下通路12に突出した位置を示す正面図、図5(a)は開閉ユニット14が落下通路12内から退避した状態(図4(a)の状態)における図3に示すA−A断面図、図5(b)は開閉ユニット14が落下通路12に突出した状態(図4(b)の状態)における図3に示すA−A断面図である。
図3ないし図5に示すように、ガイド板22には、幅方向に適宜の間隔をおいて2ヵ所の開口部22aが設けられ、この開口部22aを通して、L字形のレバー26の一端26aが落下通路12内に突出退避可能に設けられている。このレバー26の一端26aには軸27が固定されていて、この軸27にはコロ28が回転自在に支持されている。
次に、この開閉ユニット14を動作させるための駆動機構について説明する。レバー26の他端26bはビス26cによって駆動軸29に固定され、この駆動軸29は、ガイド板22に立設された支持板30、31に揺動可能に支持されている。この駆動軸29の一端付近には従動レバー32の一端が固定され、この従動レバー32の他端とガイド板22との間に、バネ33が掛けられている。このバネ33により、レバー26はその一端26aが落下通路12に突出する方向に付勢されている。
この従動レバー32の他端には第1係合ピン34が固定され、中央付近には第2係合ピン35が固定されている。この第1係合ピン34は係合レバー36に形成された第1開口36aに挿通され、第2係合ピン35は第2開口36bに挿通されている。この第1開口36aは、水平方向の幅が狭い一端部36a−1と、水平方向の幅が広い他端部36a−2とを有し、下方には一端部36a−1と他端部36a−2とをつなぐ底部36a−3が形成されている。第2開口36bは、第1開口36aの図4における上方に設けられ、長方形形状に形成されている。この係合レバー36は支点軸37を中心に揺動可能になっていて、この支点軸37は支持板31に固定されている。
この開閉ユニット14の駆動源であるソレノイド38がフレーム4に固定されて設けられている。このソレノイド38のプランジャにはリンク39の一端が遊嵌され、リンク39の他端と駆動レバー40のほぼ中央が遊嵌されている。この駆動レバー40はフレーム4に固定された支点軸41に揺動自在に支持されていて、一端40aには駆動ピン42が固定され、他端40bとフレーム4との間にバネ43が掛けられている。このバネ43により駆動レバー40は支点軸41を支点として図4における時計方向に回動するように付勢され、その回動を規制するための柱44がフレーム4に立設されている。駆動ピン42はフレーム4の開口を通して、先端部の周面が係合レバー36のピン係合部36cに当接するように、構成されている。
図4(a)及び図5(a)に示すように、ソレノイド38が消磁状態になると、バネ43によって駆動レバー40が図4に示す時計方向に回動するように付勢され、他端40b付近において柱44と当接した状態で停止している。係合レバー36はピン係合部36cを駆動ピン42に押し上げられることにより、支点軸37を支点として図4に示す時計方向に回動する。すると第2開口36bの下辺36b−1が第2係合ピン35を押し上げることにより、従動レバー32がバネ33の付勢に抗して駆動軸29を支点として図4に示す反時計方向に回動する。この回動により、従動レバー32に固定されている駆動軸29も反時計方向に回動し、さらにこの駆動軸29に固定されているレバー26も反時計方向に回動する。従ってレバー26およびコロ28は開口22aを通じて落下通路12から退避した位置となる。
図4(b)及び図5(b)に示すように、ソレノイド38が励磁状態になると、リンク39を介して駆動レバー40支点軸41を支点としてが図4に示す反時計方向に回動する。すると駆動ピン42が下降して、係合レバー36は自重によりピン係合部36cが駆動ピン42に当接したまま支点軸37を支点として図4に示す反時計方向に回動する。すると従動レバー32はバネ33の付勢力により、図4に示す時計方向に回動する。この回動により、従動レバー32に固定されている駆動軸29も時計方向に回動する。さらにこの駆動軸29に固定されているレバー26も時計方向に回動し、レバー26の一端26a側およびコロ28は開口22aを通じて落下通路12に突出して落下通路12を閉止する。
このとき、第2係合ピン35は第2開口36bの下辺36b−1から離れており、第1係合ピン34が第1開口36aの開口幅の狭い一端部36a−1に位置するようになる。従って、レバー26およびコロ28が落下通路12に突出した状態で、挿入口9から挿入した新聞Nがレバー26またはコロ28に当接しても、第1係合ピン34が第1開口36aの一端部36a−1の側辺に当接して、新聞に押されてレバー26が時計方向に回動するのを阻止することにより、新聞Nの進入を阻止することができる。
また、図2に示すように落下通路12をガイド板22側に若干傾いて設けることで、挿入した新聞Nはその下端がガイド板22に当接しながら落下することになり、コロ28とガイド板21との間に新聞Nが入り込むことを防ぐことができる。
さらに図2及び図3に示すようにガイド板22をガイド板21よりも上方に延在して設け、操作者に対して新聞Nの下端をガイド板22に当接させて挿入するように促しても良い。
続いて、包装部の各部分について説明する。図2に示すように、包装部は、後端部溶着切断部18、溶着部搬送ユニット17、サイド溶着部19の各部分を有している。
まず、後端部溶着切断部18について説明する。図6は後端部溶着切断部18を示す正面図である。
図6に示すように、後端部溶着切断部18は、挿入ガイドユニット13(図2参照)の下方に設けられた溶着切断ヒータ機構45と、この溶着切断ヒータ機構45に対向して設けられたシャッター受台46と、挿入ガイドユニット13と溶着切断ヒータ機構45との間に設けられたシャッター板47と、シャッター板47をシャッター受台46に向かって押圧する押さえ部材48と、押さえ部材48を印加するための押しバネである押さえ部材加圧バネ49とを有する。
フィルムロール15,16から供給されたフィルムFは、シャッター板47とシャッター受台46との間に挟まれるように導入されている(図2参照)。
シャッター受台46の、溶着切断ヒータ機構45と対向する面はスポンジ樹脂で形成されている。シャッター板47はフレーム4,5(図1参照)に回動可能に軸支された軸50に固定されており、軸50を中心に回動可能である。このシャッター板47の先端がシャッター受台46に当接するように、シャッター47を図1に示す反時計方向に回動するように付勢するバネ51が設けられている。
溶着切断ヒータ機構45は、シャッター受台46に向かって接近離間可能に設けられた溶着切断ヒータ取付部材53と、これに耐熱樹脂などの断熱部材(図示せず)を介して固定された溶着切断ヒータ54が設けられている。また、溶着切断ヒータ取付部材53には、溶着切断ヒータ54取付部よりも搬送方向上流側に開口53aが形成されていて、この開口53a内に軸受け55が設けられている。
この軸受け55には、新聞搬送方向と直交する方向において新聞搬送範囲の全幅にわたって設けられた押さえ部材48の両端が支持されている。さらに軸受け55をシャッター受台46に向かって付勢するように、押さえ部材加圧バネ49が開口53aの一端と軸受け55との間に設けられており、この押さえ部材加圧バネ49の作用によって押さえ部材48がシャッター板47に向かって付勢されて、シャッター板47に係合加圧することにより、シャッター板47をシャッター受け台46に向かって押圧するようになっている。
この溶着切断ヒータ機構45の、シャッター板46に対する接近離間動作は、図示していない駆動源とクランク機構により、一直線上のスライド運動がなされる。
図6(a)は溶着切断ヒータ機構45が待機位置にあることを示す。上方から新聞が挿入されると、シャッター板46はバネ51の付勢に抗して図6に示す時計方向に回動し、新聞はフィルムFに挟まれた状態で下方の溶着部搬送ユニット17へ進入する。
図6(b)は溶着切断ヒータ機構45が溶着位置にあることを示す。新聞が後端溶着切断部18を通過後、溶着切断ヒータ機構45は図6(a)に示す待機位置から、シャッター受台46に向かってスライド移動し、図6(b)に示す溶着位置18に達する。すると溶着切断ヒータ54の先端はシャッター受台46のスポンジ樹脂との間に2枚のフィルムFを挟んで、この部分で2枚のフィルムFを加熱溶着する。
次に、溶着部搬送ユニット17について詳細に説明する。
図2に示すように、溶着部搬送ユニット17は、ローラ56、57に巻回された搬送ベルト58と、ローラ59、60に巻回された搬送ベルト61と、搬送ガイド62が配置されている。
さらに、これらのローラ、ベルトを駆動する駆動機構、駆動機構からの駆動力を伝達する駆動伝達機構を有している。図7はこの溶着部搬送ユニット17の駆動機構、駆動伝達機構、及び搬送ベルト加圧機構を示す正面図である。
ローラ57が固定されたローラ軸63には、ギヤ64が固定され、このギヤ64は、第1伝達軸65に固定された第1伝達ギヤ66と噛み合っている。この第1伝達軸65上には第1伝達ギヤ66とともに第1伝達プーリ67が固定されており、この第1伝達プーリ67と駆動モータ68との間に、第1伝達ベルト69がかけられている。
この第1伝達軸65に対し、新聞搬送路を挟んで適宜の間隔をおいて第2伝達軸70が設けられている。この第2伝達軸70には第2伝達プーリ71が固定され、第2伝達プーリ71と第1伝達プーリ67との間に第2伝達ベルト72が掛けられている。
ローラ59はローラ軸73に固定され、ローラ60はローラ軸79に固定されている。このローラ軸73にはプーリ74が固定され、このプーリ74と第2伝達プーリ71との間には第3伝達ベルト75が掛けられている。
ローラ56はローラ軸76に固定されており、このローラ軸76と、ローラ軸63、第1伝達軸65は、フレーム4,5(図7では省略)に回転自在に支持されている。
また、第1伝達軸65はフレーム4,5外側に延出し、両外側で1対のL字形状の第1サブフレーム77の一端を回転自在に支持している。この第1サブフレーム77は、L字の屈曲部付近において第2伝達軸70を回転自在に支持しており、L字の他端部においてはローラ軸73を回転自在に支持している。
また、ローラ軸73は第2サブフレーム78の一端を回転自在に支持しており、この第2サブフレーム78の他端には、ローラ軸79が回転自在に支持されている。また、第1サブフレーム77と第2サブフレーム78との間にはバネ80が設けられ、さらに第1サブフレーム77と、フレーム4,5に固定されたバネ受け81との間にバネ82が設けられている。このバネ80、およびバネ82により、搬送ベルト61が搬送ベルト58に向かって付勢されている。
上方から新聞が搬送ベルト61と搬送ベルト58との間に進入すると、新聞の厚さによってローラ59がローラ56から離れる方向に移動する。すると、第1サブフレーム77が、バネ82の付勢に抗して第1伝達軸65を支点として図1に示す反時計方向に回動する。この第1サブフレーム77の回転中心である第1伝達軸65は、ローラ59に対して間隔をおいて下方に配置され、且つローラ59に対して搬送面を挟んで反対側に配置されている。したがって新聞が搬送ベルト間に進入する際のローラ59の移動方向には、新聞搬送方向に対して逆方向となる成分が無いので、新聞はスムーズに搬送ベルト間に進入することができる。
また、第1サブフレームが回動することによりバネ80の長さが長くなるので、バネ圧が減少し、従ってローラ61のローラ57に対する押圧力が減少して新聞が搬送ベルト間を前進しやすくなるようになっている。新聞がさらに前進するとローラ61がローラ57から離間する。
この構成により、搬送ベルト58,61がその上流側端と下流側端が独立してそれぞれ離間可能で、かつ新聞が搬送ベルト58,61間に進入、前進しやすくなっている。また、搬送ベルト58,61が上流端側、下流端側ともに離間しても、ローラ軸63、ローラ軸73ともに駆動が伝達されているので、搬送ベルト58,61がともに周回駆動するので、新聞を確実に搬送することができる。
次に、サイド溶着部19について説明する。
図2に示すように、搬送ベルト58,61の両側部には一対のサイド溶着部19が設けられている。このサイド溶着部19は、搬送ガイド62の搬送面に固着されたスポンジ樹脂83と、このスポンジ樹脂83に対向して設けられたサイド溶着ナイフ84と、このサイド溶着ナイフ84を、スポンジ樹脂83から離間した待機位置とスポンジ樹脂83に先端が接触する溶着位置との間を、直線状にスライド移動させる駆動機構(図示せず)と、このサイド溶着ナイフ84を加熱する加熱機構(図示せず)により構成されており、新聞を挟んだフィルムFを、新聞の両側部でサイド溶着ナイフ84とスポンジ樹脂83との間に挟み、加熱溶着する。
次にセンサおよび制御手段について説明する。
挿入ガイドユニット13と、後端溶着切断部18との間には、新聞の前端を検知する第1センサS1が設けられ、後端溶着切断部18と溶着部搬送ユニット17との間には新聞の前端および後端を検知する第2センサS2が設けられており、これらのセンサS1、S2の検知信号を制御手段85に送信可能に接続されている。また、この制御手段85には、開閉ユニット14のソレノイド38に対してON、OFF信号を送信可能に接続されており、さらに、溶着部搬送ユニット17を駆動するモータ68(図7参照)と、溶着切断ヒータ機構45(図6参照)、サイド溶着部19を駆動する図示していないモータにも、駆動制御信号を送信可能に接続されている。
この制御手段85について以下説明すると、センサS1、S2の検知信号をもとに、開閉ユニット14、溶着切断ヒータ機構45、サイド溶着部19、溶着部搬送ユニット17の動作を制御する。第1センサS1から新聞の前端を検知した検知信号が送られると、溶着部搬送ユニット17の駆動を開始するようにモータ68に信号を送る。
次に、第2センサS2から新聞の前端を検知した検知信号が送られると、開閉ユニット14が落下通路12内に突出した状態になるように、ソレノイド38に突出信号を送る。続いて第2センサが新聞の後端を検知すると、溶着部搬送ユニット17の駆動を停止し、溶着切断ヒータ機構45およびサイド溶着部19のサイド溶着ナイフ84に信号が送られ、後述する一連の溶着動作を行い、新聞の後端側と両側部で2枚のフィルムFが溶着され、包装される。この溶着動作中に、開閉ユニット14が落下通路12内から退避した状態になるように、ソレノイド38に退避信号を送る。溶着動作が終了すると、溶着部搬送ユニット17の駆動を再開するようにモータ68に信号が送られる。フィルムFで包装された新聞は後端側の溶着部で切断され、排出口10を通して機外へ送出される。
次に、図8ないし図16を用いて本発明の包装装置の動作について説明する。
図8に示すように、挿入口9から挿入された新聞N1は、挿入ガイドユニット13の落下通路12内を落下する。開閉ユニット14は開状態であるので、新聞N1は落下して先端がシャッター板47に当接する。このとき新聞N1の前端が前端検知センサS1によって検知され、この検知信号が制御手段85(図2参照)に送信される。すると制御手段85は溶着部搬送ユニット17の駆動を開始するようにモータ68(図7参照)に信号を送り、モータ68が回転を開始して搬送ベルト58,61が周回駆動を開始する。
次に図9に示すように、シャッター板47は新聞N1の自重により押されて図示時計方向に回動し、新聞N1はシャッター板47とシャッター受台46との間を通って下方に自重で移動する。
第2センサS2により新聞N1の先端が検知されると、検知信号が制御手段85(図2参照)に送信される。この信号により制御手段85は、開閉ユニット14を落下通路12内に突出させる突出信号をソレノイド38(図2参照)に送信する。突出信号を受信したソレノイド38は励磁状態となり、レバー26およびコロ28が落下通路12に突出した状態となる(図4(b)参照)。新聞N1はまだ後方が落下通路12内に残っているので、新聞N1がガイド板21とコロ28とに挟まれた状態となる。
次に図10に示すように、第2センサS2が新聞N1の先端を検知した後、新聞は自重により移動して搬送ベルト58,61の間に導入される。その後新聞N1はその後方がガイド板21とコロ28とに挟まれた状態で、搬送ベルト58,61によって下方へ搬送される。コロ28は新聞N1に接触しながら転動回転する。
なお、新聞N1はガイド板21とコロ28とに挟まれた状態でも自重で下方に移動することができるので、第1センサS1によって新聞N1の先端が検知された検知信号を受けた時に、制御手段85は突出信号をソレノイド38に送信しても良い。
次に図11に示すように、新聞N1は自重または搬送ベルト58,61によって下方へ移動し、その後端が開閉ユニット14から開放される。するとコロ28は新聞N1の厚さ分さらにガイド板21に近づく方向にさらに進む。その後は、図4(b)に示すように第1係合ピン34が第1開口36aの開口幅の狭い一端部36a−1に位置するようになるので、この状態で次の新聞N2が投入されても、新聞N2の先端に押されてレバー26が時計方向に回動するのを阻止することにより、新聞N2の進入を阻止することができる。
また、後端が落下通路12内に残っている新聞N1にコロ28が当接するタイミングで開閉ユニット14を突出させることにより、新聞N1の後端が開閉ユニット14から開放された直後から次の新聞N2の進入を阻止することができる。
次に図12に示すように、第2センサS2により新聞N1の後端が検知されると、制御手段85(図2参照)に検知信号が送られる。すると制御手段85は溶着部搬送ユニット17の駆動を停止するように、モータ68(図7参照)に信号を送る。モータ68は回転を停止し、新聞N1は搬送ベルト58,61に挟まれたまま所定位置で停止する。
シャッター板47は新聞N1の後端が通過した後、バネ51(図4参照)の作用により図示反時計方向に回動して、再びシャッター受台46にフィルムFを挟んで接触する。
この間、次の新聞N2はその先端がレバー26またはコロ28に当接してそれ以上下方へ移動するのを阻止されているので、停止している新聞N1に次の新聞N2がぶつかって紙詰まりとなったり、新聞N1に新聞N2が重なってともに包装されてしまうのを防ぐことができる。
次に図13に示すように、制御手段85(図2参照)は溶着切断ヒータ機構45を駆動するモータ(図示せず)を駆動させ、溶着切断ヒータ機構45が待機位置から溶着位置へ向かって移動する。この移動の時、図6(b)に示すように押さえ部材48がシャッター板47に係合し、さらに押さえ部材加圧バネ49が圧縮されることにより押さえ部材48を加圧し、即ち押さえ部材48がシャッター板47を加圧する。従って、シャッター板47の先端がフィルムFをシャッター受台46に向かって加圧する。
溶着切断ヒータ機構45が溶着位置に達する(溶着作業期間開始)と、溶着切断ヒータ54の先端がフィルムFに当接し、当接した個所でフィルムFを加熱溶着する。溶着切断ヒータ機構45は溶着位置で一旦停止し、フィルムF溶着後にシャッター受台46から離間する。同時に、サイド溶着部19のサイド溶着ナイフ84が移動して、スポンジ樹脂83との間でフィルムFを挟み、新聞N1の両側部でフィルムFを溶着する。
なお、新聞N1の前端側のフィルムFは、既にこの新聞N1よりも1つ前に挿入された新聞の包装動作により溶着されている。従って新聞N1の後端部と両側部を溶着することによって、新聞N1の周囲四方においてフィルムFが溶着された状態となる。
溶着切断ヒータ54とサイド溶着ナイフ84が溶着位置に達した時(すなわち溶着作業期間に入った時)、制御手段85(図2参照)は開閉ユニット14を落下通路12内から退避させる退避信号をソレノイド38に送信する。退避信号を受信したソレノイド38は消磁となり、レバー26およびコロ28が落下通路12から退避した状態となる(図4(a)参照)。すると次の新聞N2は自重で下方へ移動する。
次に図14に示すように、溶着切断ヒータ機構45は待機位置(図6(a)参照)に向かって移動を開始する(溶着作業期間の終了)。溶着切断ヒータ機構45が待機位置に達する前に溶着部搬送ユニット17において搬送ベルト58,61の周回駆動が再開され、フィルムFが引っ張られて溶着切断ヒータ54による溶着部で切断する。
次に図15に示すように、フィルムFで包装された新聞N1は排出口10に向かって移動し、溶着切断ヒータ54およびサイド溶着ナイフ84が待機位置に戻る。この時次の新聞N2の先端がシャッター板47を回動させ、搬送ベルト58,61にくわえ込まれる。この新聞N2においても新聞N1と同様に、先端が第2センサS2に検知されると、この検知信号によりソレノイド38(図2参照)が励磁となり、開閉ユニット14が落下通路12に突出し、さらにその次の新聞N3の進入を阻止する。
次に図16に示すように、包装された新聞N1は排出口10から排出され、新聞N2はその後端が第2センサS2によって検知され、搬送ベルト58、61が停止し、溶着動作が行われる。
以後図12ないし図16の動作を繰り返す。
なお、図13における新聞N1の周囲の溶着動作の際に、シャッター板47が押さえ部材48を介して押さえ部材加圧バネ49によってシャッター受台46に向かって加圧されている間に、次の新聞N2が落下してきてシャッター板47に先端が当接するように、開閉ユニット14が退避位置となるタイミングを制御しても良い。
シャッター板47は押さえ部材加圧バネ49によって加圧されているので、新聞N2の自重によって回動することはなく、新聞N2がシャッター板47よりも下方に進入するのを阻止する。新聞N1の周囲における溶着動作中は、シャッター板47はシャッター受台46に向かって加圧された状態であり、新聞N2の下降を阻止するので、溶着切断ヒータ54に新聞N2が当たってしまったり、新聞N2が新聞N1にぶつかるのを防ぐことができる。
溶着切断ヒータ54がフィルムFから離間して、押さえ部材加圧バネ49によるシャッター板47への加圧が解除されると、新聞N2は自重でシャッター板47を回動させて、溶着位置へ移動する。このように構成すると、新聞N1の包装後すぐに新聞N2を包装できるので、処理速度を向上させることができる。
続いて、本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。本発明の第2実施形態は開閉ユニットが第1実施形態と異なり、その他の部分は第1実施形態と同一で、同一部には同一符号を付してある。
図17(a)は本発明の第2実施形態に係る開閉ユニット214が落下通路12に突出した状態を示す正面図、図17(b)はこの開閉ユニット214が落下通路12から退避した状態を示す正面図である。この第2の実施例に係る開閉ユニット214は、落下通路12内に進退自在とする直動機構である。
この第2実施形態においては、ガイド板22の2ヵ所の開口部22aを通して、遮蔽レバー226が落下通路12内に突出退避可能に設けられている。この遮蔽レバー226の一端には軸227が固定支持されていて、この軸227にはコロ228が回転自在に支持されている。また、遮蔽レバー226はコロ228の上部を覆う覆い部226aを有するように形成されている。この遮蔽レバー226の他端はステー229に固定されている。このステー229は新聞搬送方向に直交する方向に長細く形成されていて、長手方向両端は支持板230設けられたガイドレール89に沿ってスライド自在に設けられ、このスライドによって遮蔽レバー226が開口部22aを通して落下通路12内に突出退避する機構になっている。
この遮蔽レバー226とガイド板22との間にはばね90がかけられていて、遮蔽レバー226が落下通路12内に突出する方向に付勢する。遮蔽レバー226の退避時には、ソレノイド・リンク機構、またはカム機構等、図示しない適宜の駆動機構を用いて、ばね90に抗して退避位置までスライド移動する。
このように構成すると、図18に示すように、最初に投入した新聞N1がコロ228とガイド板21との間を抜けていなくても、次に投入された新聞N2はその先端が覆い部226aを含む遮蔽レバー226上面に当接する。従って新聞N1が落下通路12内に残っている段階で新聞N2を投入しても、新聞N2の進入を防ぐことができるので、より確実に紙詰まりや2重包装を防ぐことができる。
続いて、本発明の第3実施形態を説明する。図19は本発明の第3実施形態に係る包装装置300を示す斜視図である。
この第3実施形態においては、前記制御手段が前記開閉部材に前記退避信号を送信するのと同時に、次の新聞の挿入が可能になったことを操作者に報知する報知手段301が設けられている点を特徴としており、その他の構成は第1または第2実施形態と同一であり、同一部には同一符号を付してある。
報知手段301は操作者が視認可能なランプ、LED等の発光体を発光させる手段、液晶等で構成された操作パネルの一部に所定の文字・記号を表示させる手段、聴覚で認識可能な音を出す手段、その他操作者に報知可能な適宜の手段を適用できる。
第1実施形態において既に説明したように、溶着切断ヒータ54とサイド溶着ナイフ84が溶着位置に達した時、制御手段85は退避信号をソレノイド38に送信し、このソレノイド38は消磁となり、レバー26およびコロ28が落下通路12から退避する(図2,図4参照)。
第3実施形態においてはこの退避信号の送信と同時に、制御手段85は報知手段301に報知信号を送り、ランプ、LED等の発光体を発光させたり、液晶等で構成された操作パネルの一部に所定の文字・記号を表示させたり、音を出したり等の方法で、操作者に報知する。
操作者は操作時には挿入口9を見ながら新聞を次々に投入するので、報知手段301が発光体等の視覚で認識可能な手段である場合は、図19に示すように、操作時に操作者の視界に入るような位置に配置されるのが望ましい。
報知手段301が聴覚で認識可能な音を出すスピーカ装置等であっても良く、このスピーカ装置も包装装置外部において報知音が認識できるように、包装装置1のいずれかの箇所に(例えば、包装装置の操作側前面)に設けられている。
操作者はこの報知手段301による報知によって、包装装置1において次の新聞N2を受け入れる準備ができたことを認識できるので、毎回報知を確認してから新聞Nを挿入すれば、新聞N2は開閉ユニットで進入を一旦阻止されることがないので、スムーズに作業を進行させることができる。
まれに報知手段301による報知よりも前に次の新聞N2を挿入してしまっても、開閉ユニットによって進入が阻止されるので、紙詰まりや2重包装は発生しないことはいうまでもない。
続いて、本発明の第4実施形態を説明する。図20は本発明の第4実施形態に係る包装装置400を示す模式正面図である。この第4実施形態の包装装置を構成する部材のうち、第1実施形態と同一の形状、機能を有する部材には第1実施形態と同じ符号を付している。
図20に示すように、この第4実施形態に係る包装装置400は、新聞が水平に挿入され、水平方向に搬送されながら包装される横型包装装置であり、品物を手で挿入する挿入口409と、挿入された品物を案内する通路412と、この通路412に突出及び退避可能な開閉ユニット414と、品物を包装するフィルムFを供給するフィルムロール15、16と、品物を搬送しながら品物の周縁部でフィルムFを溶着して包装する包装部(後端部溶着切断部18、溶着部搬送ユニット17、サイド溶着部19により構成)と、を有している。
図21は本発明の第4実施形態における開閉ユニット414が通路412(第1実施形態の落下通路12に相当)に突出した状態を示す正面図である。図21に示すように、第4実施形態の開閉ユニット414の構成における第1実施形態との相違点は、係合レバー36とガイド板422(第1実施形態のガイド板22に相当)との間にバネ401が掛けられていることで、その他は第1実施形態と同様の構成である。この構成により、ソレノイド38が励磁となってレバー26が通路412に突出すると、係合レバー36はバネ401の力により支点軸37を支点として図21における反時計方向に回動し、第1係合ピン34が第1開口36aの開口幅の狭い一端部36a−1に位置するようになる。すなわち、係合レバー36の動作において、第1実施形態において自重により回動していた部分を第4実施形態においてはバネ401の力による回動に置き換えたということである。この構成により、第1実施形態と同様にレバー26が通路412に突出している状態で新聞Nの先端をレバー26に当接させてさらに押し込もうとしても、第1係合ピン34が第1開口36aのエッジに当接してレバー26は回動しないので、新聞Nの進入を阻止することができる。
また、この第4実施形態の包装装置の動作は、新聞Nの先端が搬送ベルト58,61(図20参照)にくわえられるまでは新聞Nは自重による落下ではなく手で押し込むことにより前進し包装部に進入する点が第1実施形態と異なるが、その他の動作は第1実施形態と同様である。
本発明の第1実施形態に係る包装装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装装置を示す模式正面図である。 本発明の第1実施形態における挿入ガイドユニット13を示す側面図である。 (a)は本発明の第1実施形態における開閉ユニット14が落下通路12内から退避した位置を示す正面図、(b)はこの開閉ユニット14が落下通路12に突出した位置を示す正面図である。 (a)は本発明の第1実施形態における開閉ユニット14が落下通路12内から退避した状態における図3に示すA−A断面図、(b)は本発明の第1実施形態における開閉ユニット14が落下通路12内に突出した状態における図3に示すA−A断面図である。 (a)は本発明の第1実施形態の後端部溶着切断部18において、溶着切断ヒータ機構45が待機位置にある状態を示す模式正面図、(b)は本発明の第1実施形態の後端部溶着切断部18において、溶着切断ヒータ機構45が溶着位置にある状態を示す模式正面図である。 本発明の第1実施形態における溶着部搬送ユニット17の駆動機構、駆動伝達機構、及び搬送ベルト加圧機構を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装装置の動作を示す図である。 図8の次の動作を示す図である。 図9の次の動作を示す図である。 図10の次の動作を示す図である。 図11の次の動作を示す図である。 図12の次の動作を示す図である。 図13の次の動作を示す図である。 図14の次の動作を示す図である。 図15の次の動作を示す図である。 (a)は本発明の第2実施形態における開閉ユニット214が落下通路12内から退避した位置を示す正面図、(b)はこの開閉ユニット214が落下通路12に突出した位置を示す正面図である。 本発明の第2実施形態における開閉ユニットが落下通路内に突出してその先端が品物に当接した状態で、次の品物を挿入した状態を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る包装装置の斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る包装装置の模式正面図である。 本発明の第4実施形態における開閉ユニット414の拡大正面図である。 背景技術における包装装置の正面図である。 背景技術における包装装置の溶着機構部を示す図である。
符号の説明
1;包装装置
2;キャスター
3;架台
4,5;フレーム
6,7;カバー
8;天板
9;挿入口
10;排出口
11;新聞紙受け部
12;落下通路
13;挿入ガイドユニット
14;開閉ユニット
15,16;フィルムロール
17;溶着部搬送ユニット
18;後端側溶着切断部
19;サイド溶着部
20;排出ガイド
21,22,23,24;ガイド板
22a;開口部
26;レバー
26a;一端
26b;他端
26c;ビス
27;軸
28;コロ
29;駆動軸
30,31;支持板
32;従動レバー
33;バネ
34;第1係合ピン
35;第2係合ピン
36;係合レバー
36a;第1開口
36a−1;一端部
36a−2;他端部
36a−3;底部
36b;第2開口
36b−1;下辺
36c;ピン係合部
37;支点軸
38;ソレノイド
39;リンク
40;駆動レバー
40a;一端
40b;他端
41;支点軸
42;駆動ピン
43;バネ
44;柱
45;溶着切断ヒータ機構
46;シャッター受台
47;シャッター板
48;押さえ部材
49;押さえ部材加圧バネ
50;軸
51;バネ
53;溶着切断ヒータ取付部材
53a;開口
54;溶着切断ヒータ
55;軸受け
83;スポンジ樹脂
84;サイド溶着ナイフ
85;制御手段
89;ガイドレール
90;ばね
100;従来の包装装置
101:本体
105;挿入口
113;第1送りテーブル
114;第2送りテーブル
115;開閉ガイド部材
116;送り押さえ部材
128;投入ガイド
129;圧縮ばね
130;ロール駆動軸
131、140;プーリ
154;第1センサ
155;第2センサ
162,170;ベルト
171;第4センサ
172;圧縮ばね
192;第2ソレノイド
195;切断ヒータ
196;スポンジ体
197;接着ヒータ
198;スポンジ体
199;ホッパ
214;開閉ユニット
226;遮蔽レバー
226a;覆い部
227;軸
228;コロ
229;ステー
230;支持板
300;包装装置
301;報知手段
400;包装装置
401;バネ
409;挿入口
412;通路
414;開閉ユニット
422;ガイド板
F;フィルム
N,N1,N2,N3;新聞
P;新聞紙
S1;第1センサ
S2;第2センサ

Claims (15)

  1. 品物を挿入し、この品物を搬送しながら、フィルムによって品物を包装する包装装置において、この包装装置に品物を挿入する挿入口と、この挿入口に挿入された品物を案内する通路と、この通路内に突出及び退避可能な開閉部材と、この開閉部材を通路内に突出及び退避させる駆動手段と、挿入された品物を検知する検知手段とを有し、この検知手段により品物が検知されると、所定のタイミングで開閉部材を前記通路に突出させる突出信号を駆動手段に送信する制御手段を有することを特徴とする包装装置。
  2. 前記通路は品物を導く第1のガイド部材を含み、前記開閉部材は通路内への突出時にはその突出方向先端が品物に当接して、第1のガイド部材との間で品物を挟みつつ品物の進入を許容し、この品物が進入して開閉部材から開放された後は、開閉部材の突出方向先端が第1のガイド部材に向けてさらに進み、通路を適宜の間閉止して、次に挿入される品物の進入を阻止することを特徴とする請求項1記載の包装装置。
  3. 前記制御手段は、開閉部材が前記通路を閉止した後、適宜のタイミングで退避信号を駆動手段に送信し、開閉部材が通路から退避して前記次に挿入される品物の進入を許容することを特徴とする請求項1または2記載の包装装置。
  4. 前記通路の品物移動方向下流側には、品物を2枚のフィルムで挟んだ状態で一旦停止させ、このフィルムを品物の周縁部で溶着して品物を包装する包装部が設けられ、前記退避信号は、先に挿入された品物がこの包装部において停止中に、次に挿入された品物が包装部に進入して前記先に挿入された品物に衝突することがないタイミングで開閉部材を退避させるように送信されることを特徴とする請求項3記載の包装装置。
  5. 前記通路の品物移動方向下流側には、品物を2枚のフィルムで挟んだ状態で一旦停止させ、このフィルムを品物の周縁部で溶着して品物を包装する包装部が設けられ、この包装部は、品物の後端部で2枚のフィルムを押えつつ溶着し、溶着後にフィルムを押えたまま溶着部でフィルムを切断する後端部溶着切断部を含み、この後端部溶着切断部は、フィルムを溶着切断する溶着切断ヒータ機構と、この溶着切断ヒータ機構の品物移動方向上流側に回動可能に設けられ包装部の入口を塞ぐシャッター板とを有し、このシャッター板は、フィルムの溶着作業期間中以外は挿入口側からの品物の当接によって回動して品物を包装部へと導き、フィルムの溶着作業期間中は挿入口側からの品物の当接によっても回動せず品物の包装部への進入を阻止するように構成され、前記制御手段は、先に挿入された品物が包装部で停止し、フィルムの溶着作業期間に入って以後に次に挿入された品物の先端がシャッター板に当接するタイミングで、退避信号を開閉部材の駆動手段に送信することを特徴とする請求項3記載の包装装置。
  6. 前記包装装置は、品物を上方から落とし込み、この品物を下方に搬送しながら包装する縦型の包装装置であって、前記挿入口はこの包装装置上方に設けられ、前記通路は挿入口に挿入された品物が下方の包装部に向かって落下するように導く落下通路であることを特徴とする請求項1ないし5記載の包装装置。
  7. 前記後端部溶着切断部は、シャッター板にフィルムを挟んで対向して設けられたシャッター受台と、溶着切断ヒータ機構の溶着動作にともなってシャッター板に係合しながら、シャッター受台にシャッター板を2枚のフィルムを挟んで押しつけるように付勢しつつ、溶着切断ヒータ機構が待機位置から溶着位置へ移動する動作に連動して、その付勢力を増す付勢部材とを含み、前記制御手段は、先に挿入された品物の包装時に溶着切断ヒータ機構が溶着位置への到達するのと同時またはそれ以後に、次に挿入された品物の先端がシャッター板に当接するタイミングで退避信号を開閉部材の駆動手段に送信することを特徴とする請求項6記載の包装装置。
  8. 前記第1のガイド部材に略平行に対向して第2のガイド部材を設け、前記落下通路は第1のガイド部材と第2のガイド部材との間に形成され、前記第1及び第2のガイド部材は鉛直面に対して第2のガイド部材側に傾斜して設けられていることを特徴とする請求項6又は7記載の包装装置。
  9. 前記包装部は、2枚のフィルムで挟まれた品物を搬送または停止させる溶着部搬送ユニットと、品物の搬送方向サイド両側で2枚のフィルムを溶着するサイド溶着部をさらに含むことを特徴とする請求項4ないし8記載の包装装置。
  10. 前記開閉部材の突出方向先端には回転自在のコロが設けられ、開閉部材の突出方向先端と第1のガイド部材に挟まれた品物の搬送時は、コロは品物に当接して転動回転することを特徴とする請求項1ないし9記載の包装装置。
  11. 前記開閉部材は回動可能な取付軸に固定され、前記駆動手段はこの取付軸を所定範囲回動させるように設けられるとともに、開閉部材はこの取付軸と一体に回動することにより前記通路への突出及び退避動作が行われるように構成されており、開閉部材が通路を閉止している間は、次に挿入された品物が開閉部材に当接しても、開閉部材が退避方向に回動することを防ぐロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1ないし10記載の包装装置。
  12. 前記ロック機構は、前記取付軸に固定された第1の回動部材と、この第1の回動部材に設けられた係合部材と、この係合部材が挿通された開口を有し前記駆動手段により回動可能な第2の回動部材とを備え、前記開閉部材が前記通路に突出している状態において、開閉部材を通路から退避させる方向のモーメントが第2の回動部材に加えられた場合には第1の回動部材が連動して回動し、開閉部材を通路から退避させる方向のモーメントが開閉部材の通路への突出部に加えられた場合には、係合部材が第2の回動部材の開口に規制されることによって第1の回動部材の回動が規制されるように構成されていることを特徴とする請求項11記載の包装装置。
  13. 前記開閉部材を前記落下通路内に進退自在とする直動機構が設けられ、この直動機構は開閉部材を前記第1のガイド板に向かって付勢する付勢手段を有し、前記駆動手段はこの付勢手段による付勢力に抗して開閉部材を落下通路内から退避させるように動作させることを特徴とする請求項1ないし10記載の包装装置。
  14. 前記開閉部材の突出方向先端上部に、開閉部材の突出方向先端上方を覆う覆い部を有することを特徴とする請求項13記載の包装装置。
  15. 前記制御手段が前記開閉部材に前記退避信号を送信するのと同時に、次の新聞の挿入が可能になったことを操作者に報知する報知手段が設けられていることを特徴とする請求項3ないし14記載の包装装置。
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