JPH06179533A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Publication number
JPH06179533A
JPH06179533A JP4333048A JP33304892A JPH06179533A JP H06179533 A JPH06179533 A JP H06179533A JP 4333048 A JP4333048 A JP 4333048A JP 33304892 A JP33304892 A JP 33304892A JP H06179533 A JPH06179533 A JP H06179533A
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JP
Japan
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paper
pack
paper pack
sheet
packaging sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4333048A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Kagami
宜伸 加賀美
Kenji Yamakawa
健志 山川
Hiroshi Mori
弘 森
Tomohito Shimizu
智人 清水
Susumu Shiina
将 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4333048A priority Critical patent/JPH06179533A/ja
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙補給作業を著しく簡略化し、用紙パック
と用紙束の揃え処理を自動的にかつ正確に行う。 【構成】 ユーザが用紙パックを剥き位置にセットする
際にサイドフェンス7の間を用紙幅より例えば10mm
広くなるようにし、この状態でパック検知センサの検出
信号に基づいて、用紙パックがセットされた場合にサイ
ドフェンス7を紙幅に一致するように内側に移動する。
マグネットローラ90が舌片21をつかんで開封を開始
すると、徐々に開封されるパック20がサイドフェンス
7に引っ掛からず、ゴミ箱1内に完全に収納されるよう
にサイドフェンス7の間を用紙幅より例えば3mm広く
する。開封が終了すると上記開封時にバラバラになった
用紙束を揃えるとともに、給紙時に用紙がサイドフェン
ス7に引っ掛からないようにサイドフェンス7の間を用
紙幅より例えば1mm広くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
等の画像形成装置において用紙パックの包装シートを除
去する給紙装置に係り、特に用紙パックごと本体内に装
填された用紙を給紙する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に広く普及している複写機等の画像
形成装置の給紙装置にあっては、用紙補給は全て人手に
よって行われている。
【0003】通常、用紙補給動作は、 1.カセット(トレイ)の給紙装置からの引出し(抜取
り) 2.カセット上カバーを外す 3.用紙パックの包装を開封 4.カセット内の用紙押さえ部材(コーナ爪)の持ち上
げ 5.パックより取り出した用紙を揃える 6.用紙のカセットへの装着 7.用紙押さえ部材を装着された用紙上に載せる 8.カセット(トレイ)を給紙装置に装着 等の各工程よりなっている。
【0004】しかしながら、このような給紙装置におい
ては上述したように、多数の用紙補給動作工程が必要と
なり、特に大量に用紙を使用するユーザにとってはその
作業は極めて煩わしく、しかも時間を要するものとなっ
ていた。
【0005】そのため、用紙を所定数量まとめて包装し
たものをそのまま給紙装置本体に装填し、装置内部の機
構により開封し給紙する給紙装置が既に提案されてい
る。例えば、特開昭63−203534号公報には、包
装シートで所定枚数ごとに重ねて包装された枚葉紙束を
多段に積載し、その一段分を前進させながらカッタで包
装シートの左右側面を切断し、該切断された包装シート
の上面および下面を吸着して開封し、開封された枚葉紙
束を挟持して搬送台上に乗載し、その後該枚葉紙束を搬
送台の移動によって載置位置まで搬送して積み重ねる包
装シートの開封積み重ね方法および装置が提案されてい
る。
【0006】また、特開昭60−97145号公報に
は、用紙の包装材をボール紙、樹脂等の腰の強い材料で
箱状に構成し、給送用ローラおよび分離爪等が当たる部
分を該箱状部材より切り離した後に画像形成装置本体の
給紙位置に装着することにより、該箱状部材を給紙用の
カセットとして使用する技術が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の内前者においては、カッタで包装シートを切断
し、該切断された包装シートの上面および下面を吸着し
て開封しているが、上記方法によると包装されている用
紙までもがカッタによって切断される恐れがある。これ
は、複写装置等の画像形成装置に使用する用紙にとって
は致命的な欠陥である。しかも包装シートの開封に吸引
機構を使用しているため、装置の大型化を招く結果とな
り、騒音の面でも問題を有している。
【0008】また、上記装置においては、開封された用
紙束を挟持して搬送台上に乗載し、その後、該用紙束を
搬送台の移動によって積載位置まで搬送して積み重ねて
いるが、開封後の用紙束を挟持、搬送することは用紙束
の積載状態を乱し、場合によっては用紙束がばらばらと
なってしまう恐れがある。
【0009】さらに、後者においては、用紙の包装材
(箱状部材)を、給紙のカセットとして使用するため、
ボール紙、樹脂等の腰の強い材料で構成する必要がある
が、上記の材料は一般に高価であり、数百枚の用紙を収
納するに過ぎない複写装置等に使用する用紙収納部材と
してはコストがかさみ、汎用的ではないという欠点を有
している。
【0010】また、上記箱状部材は先端部分切取り用の
ミシン目を有しているが、用紙を長期間保存する場合に
は用紙がミシン目を通じて外気にさらされて吸湿してし
まい、画像形成に悪影響を及ぼす場合もある。加えて、
上記箱状部材は装置本体への装脱性という点から、必然
的に装置外へその一部分が突出することとなる。これ
は、最近の複写装置等における省スペース化という要求
に反するものである。
【0011】本発明は上記従来装置の欠点を解消し、用
紙補給作業を著しく簡略化することができるとともに、
用紙パックと用紙束の揃え処理を自動的にかつ正確に行
うことができる給紙装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的目
的を達成するために、用紙パックを用紙の幅方向に挿入
可能な用紙パック挿入口と、前記用紙パック挿入口より
挿入された用紙パックを用紙の幅方向の所定位置に搬送
する用紙パック搬送手段と、前記所定位置に搬送された
用紙パックの包装シートを用紙の搬送方向の反対方向に
除去する包装シート除去手段と、用紙パックの幅方向を
位置決めするとともに用紙束の幅方向を揃えるために用
紙パックおよび用紙束の幅方向に移動可能な一対の揃え
手段と、用紙パックが前記用紙パック挿入口より挿入さ
れるセット時に前記揃え手段が用紙パックの側面から離
れるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】第2の手段は、第1の手段において前記所
定位置は用紙のセンタであり、前記制御手段が、用紙パ
ックが前記用紙パック挿入口より挿入されるセット完了
後、前記揃え手段が用紙パックの側面に当接して前記所
定位置に位置決めするように制御することを特徴とす
る。
【0014】第3の手段は、用紙パックを用紙の幅方向
に挿入可能な用紙パック挿入口と、前記用紙パック挿入
口より挿入された用紙パックを用紙の幅方向の所定位置
に搬送する用紙パック搬送手段と、前記所定位置に搬送
された用紙パックの包装シートを用紙の搬送方向の反対
方向に除去する包装シート除去手段と、用紙パックの幅
方向を位置決めするとともに用紙束の幅方向を揃えるた
めに用紙パックおよび用紙束の幅方向に移動可能な一対
の揃え手段と、用紙パックが前記用紙パック挿入口より
挿入された後前記包装シート除去手段が包装シートを除
去する際に前記揃え手段が用紙パックの側面から離れる
ように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】第4の手段は、第3の手段において前記所
定位置は用紙のセンタであり、前記制御手段が、前記包
装シート除去手段が包装シートを除去した後、揃え手段
が用紙束の側面に当接して前記所定位置に位置決めする
ように制御することを特徴とする。
【0016】第5の手段は、用紙パックを用紙の幅方向
に挿入可能な用紙パック挿入口と、前記用紙パック挿入
口より挿入された用紙パックを用紙の幅方向の所定位置
に搬送する用紙パック搬送手段と、前記所定位置に搬送
された用紙パックの包装シートを用紙の搬送方向の反対
方向に除去する包装シート除去手段と、前記包装シート
除去手段により包装シートが除去された用紙束の搬送方
向を揃えるために用紙束の搬送方向に移動可能な揃え手
段と、用紙パックが前記用紙パック挿入口より挿入され
た後前記包装シート除去手段が包装シートを除去する際
に前記揃え手段が用紙パックの前後から離れるように制
御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】第6の手段は、第5の手段において前記包
装シート除去手段が包装シートを除去した後、用紙束の
後端に当接して給紙位置に位置決めするように制御する
ことを特徴とする。
【0018】
【作用】第1の手段においては、用紙パックが用紙パッ
ク挿入口より挿入されるセット時に揃え手段が用紙パッ
クの側面から離れているので、ユーザが用紙パックをパ
ック挿入口より挿入する際には揃え手段が邪魔になるこ
とを防止して挿入しやすくすることができ、また、所定
位置に搬送する際に搬送しやすくすることができる。
【0019】第2の手段では、用紙パックが前記用紙パ
ック挿入口より挿入されるセット完了後に揃え手段が用
紙パックの側面に当接して位置決めするので、包装シー
ト除去手段が除去しやすくすることができる。
【0020】第3の手段では、包装シート除去手段が包
装シートを除去する際に揃え手段が用紙パックの側面か
ら離れるので、包装シート除去手段が包装シートを除去
しやすくすることができる。
【0021】第4の手段では、包装シート除去手段が包
装シートを除去した後、揃え手段が用紙束の側面に当接
して前記所定位置に位置決めするので、包装シートを除
去した用紙束を揃えて給紙時のジャムを防止することが
できる。
【0022】第5の手段では、包装シート除去手段が包
装シートを除去する際に揃え手段が用紙パックの側面か
ら離れるので、包装シート除去手段が包装シートを除去
しやすくすることができる。
【0023】第6の手段では、包装シート除去手段が包
装シートを除去した後、揃え手段が用紙束の側面に当接
して前記所定位置に位置決めするので、包装シートを除
去した用紙束を揃えて給紙時のジャムを防止することが
できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る給紙装置の一実施例を示す斜
視図、図2は図1の給紙装置が適用された画像形成装置
の構成図であり、周知の構成の複写機本体Aと、本発明
に係る全自動の給紙装置Bから構成されている。
【0025】まず、図2を参照して用紙の流れを説明す
ると、先ず、この用紙は複写機本体Aにおいては給紙装
置Bから紙面方向に搬送され、また、給紙装置Bにおい
ては用紙パックがこの搬送方向の直交方向(用紙の幅方
向)すなわち紙面と直交方向にユーザにより手前側(複
写機前面側)からセットされる。
【0026】給紙装置Bにおいて、1は用紙のパックを
収納するごみ箱、2は用紙パックを開封するパック開封
装置、3は入口ガイド板、4は後述する搬送ローラの駆
動モータ、5は駆動モータ4の駆動軸、6は用紙を積載
するトレイ、7はトレイ6上の用紙の側端を規制するた
めに、紙サイズに合わせて複数個設けられたサイドフェ
ンス、8は用紙を幅方向に搬送する搬送ローラ、9は用
紙を複写機本体に向けて給紙する給紙ローラ、10は用
紙後端を規制するバックフェンスである。
【0027】そして、用紙パックが手前側から水平にト
レイ6にセットされると、後述するようにパック開封装
置2により用紙パックの後端側が開封されて除去された
包装シートがごみ箱1に収納される。
【0028】図1を参照して給紙装置の構成を詳細に説
明すると、手前側(複写機前面側)には用紙挿入口1
1,12,13がそれぞれA5用、A4用、A3用とし
て設けてあり、図3に示す用紙パック20を、各用紙挿
入口11,12,13の右側を基準位置にし、かつ、舌
片21の部分を左側にしてこの用紙挿入口11,12,
13の該当個所に挿入する。この際、図4ないし図7に
示す各用紙挿入口の扉31,32,33は、用紙パック
20のガイドを行うようになっている。例えば、A4サ
イズの用紙パック20を用紙挿入口12に挿入する場
合、A3用の挿入口13の扉33は開かないので、用紙
パック20が横方向にずれないようにガイドすることが
できる。さらに図5に示すように、扉(扉31を例示)
はばね34により用紙パック20の挿入後は自動的に元
の位置に戻るようになっている。
【0029】この実施例ではA5,A4,A3用の用紙
挿入口を設けているが、図7に示すように、分割位置を
増やすことでB列にも対応することができる。また、図
8、図9に示すように、扉(扉31で示す)のスライド
溝35にスライド型のガイド片36を設け、このガイド
片36を用紙サイズに合わせて左右に移動させて、用紙
端部をガイドするようにしてもよい。なお、図1におい
て、14aはパック開封装置駆動モータ、14bはバッ
クフェンス駆動モータ、15はこのモータ軸に取り付け
られたスクリユ(雄ねじ)である。
【0030】図10は用紙パック検知機構の一例を示す
斜視図であり、用紙挿入口(用紙挿入口11を示す)の
右側基準位置には、例えば、バーコードリーダ40が設
けてあり、用紙パック20の一側面に設けたバーコード
41を読み取ることにより、用紙パック20の進入を検
知するようになっている。
【0031】図11は搬送ローラ部の斜視図、図12は
用紙パックの進入と搬送ローラの回動の様子を示す説明
図である。搬送ローラ8は通常、用紙パック20の進入
の妨げにならないように用紙挿入口より上方に位置して
いる。図において、51は駆動軸5と一体に回転する駆
動ギヤ、52は駆動軸5の回りに回動するアーム、53
はアーム52の先端に取り付けられ、駆動ギヤ51とか
み合う遊星ギヤ、54は用紙パック20をスムーズに搬
送するために設けられた低摩擦部材からなる従動ローラ
である。なお、ローラでなく、板状の例えばテフロンシ
ートでもよい。
【0032】図12に示すように、駆動ギヤ51を反時
計回り方向に回転すると、遊星ギヤ53と同軸的に設け
た搬送ローラ8はアーム52と共に反時計回り方向に回
転し、上方(破線で示す)位置となり、用紙パック20
の進入を妨げないようにし、一方、駆動ギヤ51を時計
回り方向に回転すると、搬送ローラ8も時計回り方向に
回転して用紙パック20の上面に落下するようになって
いる。そして、この駆動ギヤ51の回転によって搬送ロ
ーラ8が反時計回り方向に回転し用紙パックを矢印方向
に搬送する。
【0033】図13は搬送ローラ8の疑似負荷部材の一
例を示す構成図、図14は同、他の例を示す構成図、図
15は図14に示す疑似負荷部材の縦断面図である。摩
擦力によって疑似負荷を加える場合は、図13に示すよ
うに、遊星ギヤ53に対してコルクやフエルトなどの摩
擦部材55を、コイルばね56により付勢して遊星ギヤ
53の側面に摩擦力を発生させ、負荷を与える。
【0034】また、ダンパを用いて疑似負荷を作り出す
場合は、図14に示すように、遊星ギヤ53の回転部分
にダンパ57を、固定用ねじ58によってアーム52に
取り付ける構成を採用する。ダンパ57には例えば、油
圧ダンパやパウダトルクリミツタ等が用いられる。
【0035】図15に油圧ダンパの構成を示す。図中6
0は遊星ローラに直結される回転軸であり、その端部に
羽車が形成される。61は液体の漏れを防ぐシール部
材、62はカバーで、その内部には粘性を持ったオイル
63が充填されている。
【0036】図12に示すように、搬送ローラ8が用紙
パック20に接触すると、疑似負荷部材が滑り出す。こ
れによりこれまで駆動ギヤ51と共に回転していた搬送
ローラ8は自転を開始し、用紙パック20はさらに機構
内部へと搬送される。この時、用紙パック20のバーコ
ードラベル等により専用パック以外のパックを識別でき
るようにしておくと、専用パック以外のパックが挿入さ
れた場合に搬送ローラ8を逆転させることでこの用紙パ
ックを排出することができる。
【0037】図16はサイドフェンスの移動機構の斜視
図、図17はサイドフェンスが倒れた状態を示す斜視図
である。図16に示すように、サイドフェンス駆動モー
タ70(のギヤ部)に、手前側のサイドフェンス7aの
ラック71および奥側のサイドフェンス7bのラック7
2がかみ合うことで、フェンス駆動モータ70を回転さ
せると、両サイドフェンス7a,7bは互いに近づく方
向および離れる方向に移動する。
【0038】また、用紙パック20が本体内に進入する
と、図17に示すように、手前側のサイドフェンス7a
が用紙パック20に押されて奥側に倒れ、パックの進入
を容易にする。ところで、サイドフェンス7およびバッ
クフェンス10は、紙有無センサにより紙無しが検知さ
れると退避位置(最大サイズ)に移動する。搬送ローラ
8はサイドフェンス7の奥側に位置しており、一方、サ
イドフェンス7aは可倒式、かつ、ばねにより復元可能
にできているので、用紙パック20の最終端がサイドフ
ェンス7aを越えると、サイドフェンス7aは元位置に
起き上がる。サイドフェンス7aが起き上がった後は、
サイドフェンス7をサイドフェンス駆動モータ70で用
紙パック20の搬送基準位置である中央に動かす。
【0039】サイドフェンス7による位置合わせが終了
した後、バックフェンス10により前後方向の位置合わ
せを行う。この場合はサイドフェンス移動時に紙サイズ
が判っているので、このデータに基づきバックフェンス
10の移動量を決定する。
【0040】図18はバックフェンス移動機構の斜視
図、図19はバックフェンスとパック開封装置近傍の斜
視図である。バックフェンス10とパック開封装置2に
はスクリユ15に螺合する雌ねじが切ってあるため、駆
動モータ14を回転させることで両者を移動させること
ができる。図18において、80は軸受である。
【0041】図20はバックフェンスと用紙パック収納
部底面との位置関係を示す側面図、図21は同、正面図
である。バックフェンス10は用紙パック20を開封す
る際の紙押さえを兼用しているので、バックフェンス1
0の下端と用紙パック収納部底面(用紙載置面)81と
の間には、用紙パック20の舌片21が通過できるよう
に隙間83が設けてある。さらに、隙間83から、開封
された用紙が用紙パック20の包装シート20A、20
Bと共に出てこないように、マイラ等の柔軟な材料を用
いてバックフェンス10の下部にバリア82を設けてい
る。
【0042】再度図19に戻り、バックフェンス10が
停止している状態において、舌片21がバックフェンス
10の後側に突き出ている。バックフェンス10が移動
するのと同時に、パック開封装置2が移動して来て舌片
21の上にゴム被覆のマグネットローラ90を乗せて止
まる。91はマグネットローラ90を駆動する駆動軸、
92は駆動モータ、93はウオームギヤである。
【0043】パック開封装置2は主としてマグネットロ
ーラ90と駆動軸91よりなり、パック開封方向に駆動
する時は、食い込み勝手となるように設定してある。従
って、パック開封時の要求トルクが強くなると、マグネ
ットローラ90の舌片21に対する加圧力も増加し、結
果として搬送力が増す構成となっている。このマグネッ
トローラ90は複数に分割した構造のものでもよい。ロ
ーラ部には入口ガイド板3が設けてある上に、舌片21
をくわえ込む方向からは逃げ勝手となっており、舌片2
1がマグネットローラ90に接触すると、このローラは
持ち上げられるので舌片21の進入を容易にする(図3
4参照)。
【0044】ここで用紙パック20について述べてお
く。図22は用紙パックの包装シートの展開図、図23
は用紙パックの開封工程の模式図、図24(a)、
(b)は接着部分の説明図、図25(a)〜(c)、及
び図26(a)〜(c)は包装工程の説明図である。
【0045】一枚の包装シート20A、20Bは強度の
異なる2つのシート材からなり、強度の大きい方の包装
シート20A部分は各板部20a,20b,20c,2
0d,20e,20f,20g,20h、ならびに包装
シート20Aと一体的な舌片21とから構成されてい
る。この舌片21は折れ曲がったりしないように、マイ
ラ等で補強してある。
【0046】包装に際しては、図25(a)に示すよう
に左上を基準に右回りに巻き、図25(b)に示すよう
に一周したところを基準となる端部と接着する図24
(a)参照。その後、図25(c)に示すように反対
(左回り)に巻き、舌片21が基準の対角位置になった
ところで巻き終わりとなり、図24(b)に示すように
接着する。最後に図26(a)、(b)、(c)に示す
ように側面を内側に折り込んで接着してある。
【0047】開封に際しては、舌片21を引っ張ること
によって、図23(a)、(b)に示すようにまず基準
位置の接着部を剥がし、さらに引っ張ることで強度の異
なる2つの包装シート20A,20Bをその境界位置で
切断して開封する。図3ならびに図23の(a)〜
(d)にはその様子を示してある。
【0048】図27は舌片の長さ算出のための説明図で
あり、舌片21の長さはマグネットローラ90とバック
フェンス10の関係より決定される。即ち、L1;マグ
ネットローラ90の中心からバックフェンス10までの
距離、L2;バックフェンス10の厚み、L3;舌片2
1の長さとした時、L3≧L1+L2の条件により、バ
ックフェンス10が用紙パック20の後端に突き当った
時、舌片21がマグネットローラ90の下にあり、これ
により舌片21を確実に引っ張ることができる。
【0049】図28は全体制御ブロック図であり、本発
明の各種の制御を行うプログラムがROM100、RA
M101、CPU102により実行される。CPU10
2はバス103を通じて、S1,S2 からなるセンサ
群104からの情報を得て、M1,M2 からなるモー
タ群105等の制御を行う。センサとしては紙有無検知
センサや紙パック検知センサ等がある。また、モータと
しては用紙パック20の搬送モータやパック開封装置移
動モータ等がある。106はI/Oポート、107はモ
ータ電流検知回路、108はモータ駆動回路である。
【0050】図29ないし図31に基づいて扉のロック
機構について説明する。図29、図30はその一例を示
す斜視図および正面図、図31は他の例を示す正面図で
ある。
【0051】図31に示すペーパエンド検知用フィラー
110が下降して、ペーパエンドが検知された時のみ、
ソレノイド111をオンして扉ロック部材112を退避
させ、扉(扉31を代表して示す)を開閉可能にする
(図29、図30の例)。また、図31の例において
は、同様に、扉ロックフィラー113を開閉する。
【0052】これは給紙カセットについても言える。即
ち、図29に示すように、ソレノイド111の先端の扉
ロック部材112が給紙カセット120の側壁に出没自
在となっており、給紙カセット120内がペーパエンド
の時のみ、この給紙カセット120を取り出すことがで
きるようになっている。
【0053】図33は全体制御(用紙パック自動開封制
御)のフローチャートであり、まず給紙カセット120
内に用紙があるかどうかの判断を行い(S1)、ある場
合は扉31〜33をロックし、用紙パック20が進入で
きないようにする。あるいは用紙パック20が挿入され
ても搬送制御を行わない。
【0054】給紙カセット120内に用紙がなくなる
と、まず、用紙パック20の挿入に備えて準備動作に入
る。即ち、バックフェンス10およびサイドフェンス7
を退避位置まで移動し、底板6を下降する。なお、この
間は未だ扉31〜33のロック状態を保持し、用紙パッ
ク20を挿入できないようにしておく。
【0055】ここで、バックフェンス10の退避位置は
給紙カセット120(またはトレイ6)引き出し部分よ
り外側、かつ、サイドフェンス7の退避位置は最大用紙
サイズよりも外側である。
【0056】挿入準備が完了すると、扉31〜33のロ
ックを解除し、挿入された用紙パック20をトレイ6あ
るいは給紙カセット120内へ搬送して用紙サイズの検
出を行うパック搬送制御サブルーチン(S3)を実行す
る。搬送エラーがなければ(S4でNO)、パック開封
制御サブルーチン(S5)を実行し、さらにペーパセッ
トサブルーチン(S6)を実行する。
【0057】ここでパック開封動作にっいてさらに述べ
る。図19に示すマグネットローラ90と駆動軸91の
位置関係を示したものが図34である。同図(a)に示
すように、駆動軸91はマグネットローラ90の上流に
位置し、用紙パック収納部底面(用紙載置面)81と駆
動軸91の下端間の距離Lはマグネットローラ90の直
径2rより小さく、かつ、半径rより大きい。言い換え
ると、駆動軸91の下端は2rとrの間に位置している
(つまり、r≦L<2r)。同図(b)に示すように、
マグネットローラ90の下方に舌片21が来た時、マグ
ネットローラ90を回転させずにこのマグネットローラ
90により舌片21を引っ張る。この時、バックフェン
ス10は用紙パック20をセットした位置に固定してお
き、同図(c)に示すように、マグネットローラ90を
回転させてパックをa方向に引っ張った時に用紙を堰き
止める役目をする。用紙を止めたままパックを引っ張る
ことでパックを開封する(図3参照)。
【0058】パック開封装置2は用紙を開封しながら移
動してごみ箱1まで到達する。なお、マグネットローラ
90に対向する用紙載置面81はテフロンシートなどの
低摩擦部材により構成される。
【0059】次に用紙パック20の搬送制御について説
明する。図35、図36はパック搬送制御サブルーチン
のフローチャートである。用紙パック20が挿入される
と(S11でYES)、パック搬送開始(基準)位置ま
で挿入されたかどうかを判断する(S12)。
【0060】この“搬送開始基準位置”の具体例とし
て、パックが自重によって抜け落ちることを防止するた
めには、搬送ローラ8による搬送開始タイミングを、操
作者によってパックが半分以上挿入された後とする必要
がある。但し、何らかの抜け落ち防止策(押さえ手段を
設ける等)が採られている場合にはこの限りではない。
【0061】用紙パック20の挿入は例えば図10のよ
うに用紙挿入口近傍に設置した反射型センサ40により
検出する。搬送開始位置については用紙パック20にマ
ーキングし、反射型センサ40で判断する方法などが考
えられる。
【0062】また、このマーキングは後述するサイズ検
知用マークとも兼用できる。搬送開始位置を判断するマ
ーキングの位置は、用紙パック20が搬送ローラ8に到
達し、確実に搬送ローラ8で搬送が可能になる位置とす
る。さらに、このマーキングの位置を上記条件の下でサ
イズによらず挿入方向後端から一定距離にすることで、
操作者が紙サイズによらず常に一定位置まで挿入したと
ころで用紙パック20の搬送が開始されるので操作ミス
を防止できる。
【0063】さらに、挿入時間を判断し(S13)、用
紙パック20の挿入が不十分な場合、即ち搬送エラーが
発生した場合(S14)、操作者に再セットを促す。そ
の方法としては、用紙パック先端からマーキングまでの
挿入時間を検出したり、扉部材31〜33の開放時間を
検出することで判断できる。
【0064】また、このマーキングが検出できなかった
り、所定のパターンでなかったりした場合には専用パッ
クではないか、もしくは用紙パック20の挿入方向を間
違えているという判断も可能であり、この時も搬送を開
始せずに再挿入の指示をする。
【0065】用紙パック20が搬送可能位置まで到達す
ると、その旨を表示またはブザーでの合図等を行い、操
作者に手を放すように促す(S14)。その後、搬送ロ
ーラ8を回転し搬送を開始する(S16)。この時、操
作者が手を放すのに十分な時間だけ搬送開始を遅延する
ことで(S15)操作ミスを防止することができる。
【0066】さらに、この時、紙サイズの検知を行う。
例えば、用紙パック20に紙サイズに応じてバーコード
41(図10)などのマーキングをし、それを用紙パッ
ク挿入口に設置した反射型センサ40等で読み取る方
法、給紙可能位置のマーキングから用紙パック20の後
端が該反射型センサ40を抜けるまでの時間をカウント
して長さを測定する方法、さらには前述した扉31〜3
3での紙サイズ(紙幅)検出との組み合わせでサイズを
判定する方法等が考えられる。
【0067】また、この紙サイズを検出した時点でこれ
まで使用していた紙サイズと同じ場合はそのまま制御を
続行し、異なる場合には搬送を停止して注意を促すこと
で操作の間違いを検出できる。もしこの段階で操作者が
間違いに気付けばスイツチ操作等により搬送ローラ8を
逆転し、用紙パック20を元に戻す。
【0068】用紙パック20がサイドフェンス7よりも
内側に搬送されると、手前側サイドフェンス7aが起き
上がる。この起き上がりをセンサで検出し、搬送ローラ
8の駆動を停止する(S17)。この時、搬送ローラ8
が所定時間経過してもサイドフェンス7の起き上がりを
検出できなければ、用紙パック20が正常に搬送されな
かったと判断し、搬送ローラ8の駆動を停止し搬送エラ
ーとして表示を行う。
【0069】その後の用紙パック20の搬送は、両サイ
ドフェンス7a,7bを内側に移動することで行い(S
18)、用紙パック20を中央にセットする。この時、
サイドフェンス7は予め検出したサイズに従って移動量
を決定され停止させられる(S19)。もしこの時点で
サイズが判定していなければ、後述するモータ電流検知
により移動を停止し、もしくは、奥側サイドフェンス7
bにセンサを設置し、用紙パック20が接触したことを
検出することで移動を停止する。
【0070】さらに、このセンサを用紙の給紙方向に複
数設置することで、用紙パック20がスキユーして搬送
されていても確実にサイドフェンス7で補正することが
できる。その後、搬送確認を行い(S20)、搬送され
ない場合は所定時間経過後(S21)、搬送エラー表示
を行う。
【0071】次に、用紙パック20の開封制御について
説明する。図37はパック開封制御サブルーチンのフロ
ーチャートである。パックの開封制御の開始時にまず給
紙トレイ6(あるいは給紙カセット120)のロックを
行う(S31)。これは開封動作中に用紙パック20が
引き出されて開封動作に支障を来すのを防止するためで
ある。ロック方法としては、図29のようにソレノイド
111を使用することで実現できる。
【0072】図29において給紙カセット120のロッ
ク解除をする場合は、ソレノイド111をオンしてロッ
ク部材112を退避させ、給紙カセット120の着脱を
可能とする。ロック時はソレノイド111をオフするこ
とでロック部材112が給紙カセット120側に突出す
るため、給紙カセット120のロックが行われる。
【0073】その後、バックフェンス駆動モータ14b
およびパック開封装置駆動モータ14aを正転し(S3
2)、用紙パック20に近づける。そしてサイズに対応
した位置に停止させる(S33)。この時、パック開封
装置2には用紙パック20の舌片21がくわえられてい
る。
【0074】次にパック開封装置駆動モータ14aのみ
逆転し(S34)、舌片21をくわえたまま後退させ、
ごみ箱1の手前で停止させる(S35)。さらに、マグ
ネットローラ90の回転を開始し(S36)、用紙パッ
ク20の開封を行う。なお、この時、例えば用紙パック
20が専用パックではなく舌片21がなかった場合、用
紙パック20の挿入方向が逆で舌片21がなかった場
合、舌片21を挟み損ねた場合等の検出を行う。
【0075】以上のような状況では、マグネットローラ
90と用紙載置面81間の摩擦によりパック開封装置駆
動モータ14aのモータ電流が増大するため、モータ電
流を検出することでエラー判断可能である。この場合、
再度パック開封装置2を用紙パック20に押し当てて開
封動作を繰り返す。複数回繰り返してもなおエラーであ
れば、開封動作を停止し、エラー表示を行う(S37で
NO、S38でYES、S39)。
【0076】用紙パック20の開封が完了すると(S3
7でYES)マグネットローラ90の回転を停止する。
なお、パック開封装置2はそのまま後方に止まる。用紙
パック開封完了の検知手段として例えば、マグネットロ
ーラ90に駆動を伝達するモータ電流の検出により実現
できる。マグネットローラ90は開封された用紙パック
20の搬送中は低トルクで回転しており電流値は小さ
い。逆に用紙パック20が全て引き抜かれるとマグネッ
トローラ90と用紙載置面81との摩擦によりモータ電
流が増大する。従ってこの電流値の差から用紙パック開
封完了が検知される訳である。
【0077】なお、前述の入口センサ40で用紙サイズ
を測定しない場合は、サイドフェンス7およびバックフ
ェンス10でもサイズの測定が可能である。例えば、サ
イドフェンス7を移動し、用紙パック20の端部に到達
させるとそれ以上サイドフェンス7の移動ができなくな
り、サイドフェンス7に駆動を伝達するモータ70の電
流が上昇する。従ってサイドフェンス7の移動開始から
電流上昇までの時間を計数することによりサイズの測定
が可能となる。
【0078】さらに、用紙パック20の端部検出は電流
検出の他、奥側サイドフェンス7bにセンサを設置して
も検出可能である。また、サイドフェンス7の移動量は
時間を計数する他にサイドフェンス駆動モータ70にエ
ンコーダを設置して回転数を計数することでも可能であ
る。バックフェンス10も同様の制御を行うことでサイ
ズの検出に利用可能である。
【0079】サイドフェンス7およびバックフェンス1
0でサイズを測定した場合も入口センサ40でサイズを
測定した場合と同様にこれまで使用していた紙サイズと
同じ場合はそのまま制御を続行し、異なる場合は、一旦
表示等で注意を促し、操作者に動作の実行か、用紙パッ
ク20の入れ直しをするかの選択を可能にし、操作ミス
による用紙パック20の開封を防止する。
【0080】以上、パック開封の動作中は「動作中」等
の表示を行い、操作者に状況が把握できるようにする。
また、動作終了についても「動作終了」の表示またはブ
ザー等によりこれを知らせる。なお、開封動作中も給紙
カセット120の選択、コピー枚数の設定、ソータ使用
等、各モードの設定を可能にし、開封動作終了後は自動
的にコピー動作を行う。
【0081】給紙トレイ6(給紙カセット120)内に
紙が残っている時に開封後の用紙を継ぎ足す場合、操作
スイツチ等を押すことによって底板を下降させ、バック
フェンス10を後方へ移動する。バックフェンス10が
完全に後方へ移動するまで例えば給紙カセット120の
ロックを行い、引き出せない状態にしておく。バックフ
ェンス10の退避完了後、ロックを解除する。
【0082】給紙トレイ6(給紙カセット120)が引
き出され用紙の継ぎ足しが行われた後、例えば給紙カセ
ット120がセットされると再び給紙カセット120の
ロックを行い、バックフェンス10を前方に移動し、用
紙に突き当たった時点で停止する。その後、底板を上昇
させ給紙準備完了となる。
【0083】つぎに、図38を参照してサイドフェンス
7の駆動処理を詳細に説明する。ユーザが用紙パックを
剥き位置にセットする際にはセットしやすいように、ま
た、サイドフェンス7が用紙パックを搬送しやすくする
ためにサイドフェンス7の間を用紙幅より例えば10m
m広くなるように制御する(S41)。
【0084】そして、この状態でパック検知センサの検
出信号に基づいて、用紙パックがセットされたかまたは
搬送されてきたかを判別し(S42)、YESの場合に
サイドフェンス7を紙幅に一致するように内側に移動す
る(S43)。
【0085】ここで、この処理は、パック開封装置2の
マグネットローラ90の幅が図19に示すようにパック
20の舌片21に対して十分広いので、サイドフェンス
7を紙幅に一致するように内側に移動しなくても開封す
ることができるが、より確実に開封可能にするためにマ
グネットローラ90とパック20の中心が一致させるた
めに行う。
【0086】ついで、マグネットローラ90が舌片21
をつかんで開封を開始すると(S44)、徐々に開封さ
れるパック20がサイドフェンス7に引っ掛からず、ゴ
ミ箱1内に完全に収納されるようにサイドフェンス7の
間を用紙幅より例えば3mm広くなるように制御する
(S45)。
【0087】そして開封が終了すると(S46)、上記
開封時にバラバラになった用紙束を揃えるとともに、給
紙時に用紙がサイドフェンス7に引っ掛からないように
サイドフェンス7の間を用紙幅より例えば1mm広くな
るように制御する(S47)。
【0088】この処理をトレイ6上の用紙が無くなるま
で行い、無くなるとステップS31に戻る。なお、この
サイドフェンス7の駆動は、図16に示すサイドフェン
ス駆動モータ70内のエンコーダのパルスに基づいて行
われる。
【0089】したがって、上記実施例によれば、ユーザ
が用紙パックをパック挿入口より挿入する際にはサイド
フェンス7が邪魔になることを防止して挿入しやすくす
ることができ、また、サイドフェンス7が所定位置に搬
送する際に搬送しやすくすることができる。さらに、用
紙パックのセット完了後、サイドフェンス7が用紙パッ
クの側面に当接してセンタ位置に位置決めするので、マ
グネットローラ90が舌片21をつかんで開封しやすく
することができる。
【0090】また、図37に示す例では、サイドフェン
ス7のみを駆動する場合について説明したが、包装シー
トを除去する際にバックフェンス10が用紙パックから
離れるようにすることにより包装シートを除去しやすく
することができ、さらに、包装シートを除去した後バッ
クフェンス10が用紙束の後端に当接して給紙位置に位
置決めすることにより用紙束を揃えて給紙時のジャムを
防止することができる。
【0091】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、用紙パックを用
紙の幅方向に挿入可能な用紙パック挿入口と、前記用紙
パック挿入口より挿入された用紙パックを用紙の幅方向
の所定位置に搬送する用紙パック搬送手段と、前記所定
位置に搬送された用紙パックの包装シートを用紙の搬送
方向の反対方向に除去する包装シート除去手段と、用紙
パックの幅方向を位置決めするとともに用紙束の幅方向
を揃えるために用紙パックおよび用紙束の幅方向に移動
可能な一対の揃え手段と、用紙パックが前記用紙パック
挿入口より挿入されるセット時に前記揃え手段が用紙パ
ックの側面から離れるように制御する制御手段とを備え
たので、ユーザが用紙パックをパック挿入口より挿入す
る際には揃え手段が邪魔になることを防止して挿入しや
すくすることができ、また、所定位置に搬送する際に搬
送しやすくすることができる。
【0092】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において前記所定位置は用紙のセンタであり、前記制
御手段が、用紙パックが前記用紙パック挿入口より挿入
されるセット完了後、前記揃え手段が用紙パックの側面
に当接して前記所定位置に位置決めするように制御する
ので、包装シート除去手段が包装シート除去しやすくす
ることができる。
【0093】請求項3記載の発明は、用紙パックを用紙
の幅方向に挿入可能な用紙パック挿入口と、前記用紙パ
ック挿入口より挿入された用紙パックを用紙の幅方向の
所定位置に搬送する用紙パック搬送手段と、前記所定位
置に搬送された用紙パックの包装シートを用紙の搬送方
向の反対方向に除去する包装シート除去手段と、用紙パ
ックの幅方向を位置決めするとともに用紙束の幅方向を
揃えるために用紙パックおよび用紙束の幅方向に移動可
能な一対の揃え手段と、用紙パックが前記用紙パック挿
入口より挿入された後前記包装シート除去手段が包装シ
ートを除去する際に前記揃え手段が用紙パックの側面か
ら離れるように制御する制御手段とを備えたので、包装
シート除去手段が包装シートを除去する際に揃え手段が
邪魔になることを防止して除去しやすくすることができ
る。
【0094】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において前記所定位置は用紙のセンタであり、前記制
御手段が、前記包装シート除去手段が包装シートを除去
した後、揃え手段が用紙束の側面に当接して前記所定位
置に位置決めするように制御するので、包装シートを除
去した用紙束を揃えて給紙時のジャムを防止することが
できる。
【0095】請求項5記載の発明は、用紙パックを用紙
の幅方向に挿入可能な用紙パック挿入口と、前記用紙パ
ック挿入口より挿入された用紙パックを用紙の幅方向の
所定位置に搬送する用紙パック搬送手段と、前記所定位
置に搬送された用紙パックの包装シートを用紙の搬送方
向の反対方向に除去する包装シート除去手段と、前記包
装シート除去手段により包装シートが除去された用紙束
の搬送方向を揃えるために用紙束の搬送方向に移動可能
な揃え手段と、用紙パックが前記用紙パック挿入口より
挿入された後前記包装シート除去手段が包装シートを除
去する際に前記揃え手段が用紙パックの前後から離れる
ように制御する制御手段とを備えたので、包装シート除
去手段が包装シートを除去しやすくすることができる。
【0096】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において前記包装シート除去手段が包装シートを除去
した後、用紙束の後端に当接して給紙位置に位置決めす
るので、包装シートを除去した用紙束を揃えて給紙時の
ジャムを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る給紙装置の斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る複写機全体の構成図であ
る。
【図3】用紙パックおよびその開封過程を示す斜視図で
ある。
【図4】用紙挿入口の扉の斜視図である。
【図5】用紙挿入口の扉の拡大斜視図である。
【図6】用紙挿入口の扉の上面図である。
【図7】用紙挿入口に用紙パックを挿入する状態を示す
斜視図である。
【図8】扉の他の例を示す斜視図である。
【図9】扉の他の例を示す上面図である。
【図10】用紙パック検知機構の一例を示す斜視図であ
る。
【図11】搬送ローラ部の斜視図である。
【図12】用紙パックの進入と搬送ローラの回動の様子
を示す説明図である。
【図13】搬送ローラの疑似負荷部材の一例を示す構成
図である。
【図14】搬送ローラの疑似負荷部材の他の例を示す構
成図である。
【図15】図14に示す疑似負荷部材の縦断面図であ
る。
【図16】サイドフェンスの移動機構を示す斜視図であ
る。
【図17】サイドフェンスが倒れた状態の斜視図であ
る。
【図18】バックフェンス移動機構の斜視図である。
【図19】バックフェンスとパック開封装置部の斜視図
である。
【図20】バックフェンスと用紙パック収納部底面との
位置関係を示す側面図である。
【図21】バックフェンスと用紙パック収納部底面との
位置関係を示す正面図である。
【図22】用紙パックの包装シートの展開図である。
【図23】用紙パックの開封過程の模式図である。
【図24】接着部分の説明図である。
【図25】用紙パックの包装過程の説明図である。
【図26】用紙パックの包装過程の説明図である。
【図27】舌片の長さ算出の説明図である。
【図28】全体制御ブロック図である。
【図29】扉のロック機構の一例を示す斜視図である。
【図30】扉のロック機構の一例を示す正面図である。
【図31】扉のロック機構の他の例を示す斜視図であ
る。
【図32】給紙カセットのロック機構を示す斜視図であ
る。
【図33】全体制御のフローチャートである。
【図34】パック開封装置におけるマグネットローラと
駆動軸の位置関係を示す説明図である。
【図35】パック搬送制御サブルーチンのフローチャー
トである。
【図36】パック搬送制御サブルーチンのフローチャー
トである。
【図37】パック開封制御サブルーチンのフローチャー
トである。
【図38】サイドフェンスの駆動処理を詳細に示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】 1 ごみ箱 2 パック開封装置 4 駆動モータ 6 トレイ 7 サイドフェンス 8 搬送ローラ 9 給紙ローラ 10 バックフェンス 11,12,13 用紙挿入口 14a パック開封装置駆動モータ 14b バックフェンス駆動モータ 20 用紙パック 20A,20B 包装用シート 21 舌片 31,32,33 扉 36 ガイド片 51 駆動ギヤ 53 遊星ギヤ 54 従動ローラ 70 サイドフェンス駆動モータ 81 収納部底面(用紙載置面) 82 バリア 83 隙間 90 マグネットローラ 100 ROM 101 RAM 102 CPU 103 バス 104 センサ群 105 モータ群 110 ペーパエンドフィラー 111 ソレノイド 112 扉ロック部材 113 ドアロックフィラー 120 給紙カセット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 智人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 椎名 将 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙パックを用紙の幅方向に挿入可能な
    用紙パック挿入口と、 前記用紙パック挿入口より挿入された用紙パックを用紙
    の幅方向の所定位置に搬送する用紙パック搬送手段と、 前記所定位置に搬送された用紙パックの包装シートを用
    紙の搬送方向の反対方向に除去する包装シート除去手段
    と、 用紙パックの幅方向を位置決めするとともに用紙束の幅
    方向を揃えるために用紙パックおよび用紙束の幅方向に
    移動可能な一対の揃え手段と、 用紙パックが前記用紙パック挿入口より挿入されるセッ
    ト時に前記揃え手段が用紙パックの側面から離れるよう
    に制御する制御手段と、 を備えた給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記所定位置は用紙のセンタであり、前
    記制御手段は、用紙パックが前記用紙パック挿入口より
    挿入されるセット完了後、前記揃え手段が用紙パックの
    側面に当接して前記所定位置に位置決めするように制御
    することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 用紙パックを用紙の幅方向に挿入可能な
    用紙パック挿入口と、 前記用紙パック挿入口より挿入された用紙パックを用紙
    の幅方向の所定位置に搬送する用紙パック搬送手段と、 前記所定位置に搬送された用紙パックの包装シートを用
    紙の搬送方向の反対方向に除去する包装シート除去手段
    と、 用紙パックの幅方向を位置決めするとともに用紙束の幅
    方向を揃えるために用紙パックおよび用紙束の幅方向に
    移動可能な一対の揃え手段と、 用紙パックが前記用紙パック挿入口より挿入された後前
    記包装シート除去手段が包装シートを除去する際に前記
    揃え手段が用紙パックの側面から離れるように制御する
    制御手段と、 を備えた給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記所定位置は用紙のセンタであり、前
    記制御手段は、前記包装シート除去手段が包装シートを
    除去した後、揃え手段が用紙束の側面に当接して前記所
    定位置に位置決めするように制御することを特徴とする
    請求項3記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 用紙パックを用紙の幅方向に挿入可能な
    用紙パック挿入口と、 前記用紙パック挿入口より挿入された用紙パックを用紙
    の幅方向の所定位置に搬送する用紙パック搬送手段と、 前記所定位置に搬送された用紙パックの包装シートを用
    紙の搬送方向の反対方向に除去する包装シート除去手段
    と、 前記包装シート除去手段により包装シートが除去された
    用紙束の搬送方向を揃えるために用紙束の搬送方向に移
    動可能な揃え手段と、 用紙パックが前記用紙パック挿入口より挿入された後前
    記包装シート除去手段が包装シートを除去する際に前記
    揃え手段が用紙パックの前後から離れるように制御する
    制御手段と、 を備えた給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記包装シート除去手
    段が包装シートを除去した後、用紙束の後端に当接して
    給紙位置に位置決めするように制御することを特徴とす
    る請求項5記載の給紙装置。
JP4333048A 1992-12-14 1992-12-14 給紙装置 Pending JPH06179533A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6945527B2 (en) * 2003-02-28 2005-09-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. High capacity media apparatus and method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6945527B2 (en) * 2003-02-28 2005-09-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. High capacity media apparatus and method

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