JPH0740872Y2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH0740872Y2
JPH0740872Y2 JP1992047294U JP4729492U JPH0740872Y2 JP H0740872 Y2 JPH0740872 Y2 JP H0740872Y2 JP 1992047294 U JP1992047294 U JP 1992047294U JP 4729492 U JP4729492 U JP 4729492U JP H0740872 Y2 JPH0740872 Y2 JP H0740872Y2
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JP
Japan
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cleaning
nozzle
rotary
cleaning nozzle
rotation
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JP1992047294U
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JPH066994U (ja
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要蔵 山本
弘史 嶋田
高野義教
薫 新山
勉 遠藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、比較的長い管の内面を
精密に洗浄する洗浄装置に関する。とくに、砲身のよう
に内面に微細な旋条を有する管の内面に付着したごみや
異物を旋条の隅々まできれいに洗い落とすことのできる
管内面の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水道管内面の錆の除去や洗浄、あ
るいは下水管の内面に詰まった汚物の除去や清掃などを
行うための洗浄装置は知られている。この従来の洗浄装
置は、耐圧ホースの一端に洗浄用のヘッド部が取り付け
られ、耐圧ホースの他端にポンプが取りつけられてい
る。洗浄用のヘッド部には、耐圧ホースを通じて送給さ
れた水を噴射するノズルが設けられ、そのノズルの方向
が管内にあるとき、管壁に向けてやや傾斜した方向に水
を噴射し、その噴射の反力によりヘッド部が管内部を進
行するとともに、噴射水により管壁を洗浄するように構
成されている。このような水道管や下水管の場合には、
管の内面はもともと滑らかに形成されており、異物を洗
い落とすのは比較的容易であり、また洗浄の程度に多少
のムラができても、あまり問題とはならない。一方、砲
弾を発射する砲身は、砲弾に回転を与え命中率を高める
ために、その内面に旋条(ライフルマーク)が刻設され
ており、従って、その旋条の凹部には微細な異物が入り
込み易くしかも除去し難い構造となっている。また、砲
身の内面は、正確な射撃を行うために異物をできるだけ
完全に除去し、高度に清浄な状態に保持することが要求
される。砲身の内面の洗浄には、このような条件の厳し
い要請があるので、前述の水道管や下水管の洗浄装置を
そのままの構成で適用することはできなかった。また、
砲身のために特に設計された洗浄装置は、従来技術には
見当たらない。
【0003】
【考案が解決しようとす課題】水道管や下水管の場合
は、砲身のように内面に旋条は設けられておらず、異物
を洗い流し易いのに対し、砲身の場合は旋条内部に入り
込んだ異物をきれいに除去することは、水道管や下水管
の場合と同程度の水液の噴射力では無理である。そこ
で、上記従来の技術を、水圧を高くして、水液の噴射力
を強くして砲身の洗浄に適用してみると、ヘッド部の移
動速度が極端に速くなり、そのため充分な洗浄ができ
ず、しかも洗浄にムラが生じることがわかった。
【0004】本願考案は、砲身のような内面に凹凸を含
む管の内面を綺麗にムラなく洗浄することのできる洗浄
装置を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の洗浄装置は、回転体の周辺部に、その回転
体の半径外方に向けて洗浄用のノズルチップ(13)を
埋設し、かつ前記回転体の円周接線方向に向けて回転用
のノズルチップ(14)を埋設した回転洗浄ノズル部
(5)と、その回転洗浄ノズル部を回転可能に支持する
支持軸(6)と、回転洗浄ノズル部の回転およびその前
進を制動するため、前記回転洗浄ノズル部に結合された
羽根車(9)と、前記回転洗浄ノズル部の洗浄用のノズ
ルチップと洗浄対象の内壁との間隔を一定に保つガイド
部(2)と、前記回転洗浄ノズル部に加圧された洗浄液
を供給する洗浄液供給部とを備えたものである。
【0006】
【作用】洗浄液供給部から洗浄液が回転洗浄ノズル部に
供給されると、回転洗浄ノズル部は、回転用ノズルから
の洗浄液の噴射の反力により回転し、また洗浄用ノズル
により洗浄液を洗浄対象の管内壁に勢いよく噴射するこ
とにより汚れ、異物を洗い流す。洗浄用ノズル(または
回転用ノズル)の僅かな後方への傾斜により、回転洗浄
ノズル部はガイド部材等と共に前方に推進する。洗浄対
象の管の内壁は凹凸(旋条)があるため、洗浄液の噴出
力を強くしなければならない。そのため回転および推進
の速度が高すぎてしまうので、本考案では羽根車を回転
洗浄ノズルに取り付けることにより、前記回転を制動す
る。従って回転洗浄ノズルは一定の速度で回転しながら
前進すると共に、その前進速度を抑えることができる。
これにより砲身のような内面に凹凸を含む管の内面を綺
麗にムラなく洗浄することができる。
【0007】
【実施例】図2は、本考案の洗浄装置の一実施例の斜視
図である。この洗浄装置は、管の内部を進行しながら管
内面に高圧の洗浄液を噴射し洗浄を行う洗浄ヘッド部1
と、その洗浄ヘッド部1を管の内壁に接触させないよう
に保持しながら案内するガイド部2と、高圧の洗浄液を
供給するホースに結合するための結合部(ワンタッチカ
プラ)3とを備えている。洗浄液を供給するためにポン
プが用いられるが図には省略されている。
【0008】図1は、実施例の洗浄装置の正面図であ
る。同図に示すように、洗浄ヘッド部1は、回転洗浄ノ
ズル部5と、その回転洗浄ノズル部5を回転可能に支持
する支持軸6と、回転洗浄ノズル部5を軸方向に対して
スリップワッシャ7を介して係止する止めネジ8と、回
転洗浄ノズル部5の回転を制御する羽根車9とからなっ
ている。
【0009】回転洗浄ノズル部5は、ノズル本体10と
ノズル補助体11とからなる。ノズル本体10は中心部
に凸部12を有する円盤状をなし、その円盤状の周面に
洗浄用のノズルチップ13および回転用のノズルチップ
14が交換可能に埋めこまれている。図3はノズル本体
10の断面図である。洗浄用のノズルチップ13は、洗
浄対象の管の内壁面に向けて洗浄液を噴射できるように
円盤のほぼ半径方向であり、かつ噴射の方向が内壁面に
対して垂直な方向から若干の角度(2ないし8度)だけ
後方にそれるように、傾斜して埋めこまれている。この
構造により内壁面の洗浄を行うと共に、上記の傾斜に基
づく反力により洗浄ヘッド部1を前方への推進を行わせ
ることができる。また、回転用のノズルチップ14は、
上記円盤状の円周方向に向けて埋めこまれているので、
洗浄液を噴射させるとその噴射反力によりノズル本体を
回転させる働きをする。ノズル補助体11はビス15に
よりノズル本体10に結合される。以上のような構造を
持つ回転洗浄ノズル部5は、支持軸6により軸支された
状態で洗浄液が支持軸6とノズル本体10あるいはノズ
ル補助体10との間から漏れ出ないように、シール止め
メタル16により固定されたテフロンシール17により
シールされる。また、羽根車9は、図4に示すように1
2枚の羽根を有する。ビス18によりノズル本体10に
結合され、ノズル本体10の回転の際に風圧の抵抗によ
り、その回転を制動すると共に推進力を制動する働きを
なす。
【0010】ガイド部2は、管状のガイド支持体19に
コの字形に形成されたガイド部材20が複数個(8個)
等間隔に結合されて成るものである。ガイド支持体19
の前方端には洗浄ヘッド部1の支持軸6を結合できるよ
うに内壁にネジ溝が形成されており、後方端の外壁には
洗浄液供給ホースとの結合部3を構成するワンタッチカ
プラ21に結合するためのネジ溝が形成されている。
【0011】以上のように構成された実施例の装置の使
用に際しては、本装置を、図示されていないポンプに結
合された洗浄液供給ホースにワンタッチカプラ21で取
り付け、洗浄対象の管内に挿入する。ポンプを作動させ
ると、加圧された洗浄液が、洗浄液供給ホース、ワンタ
ッチカプラ21、ガイド部2の内部を介して回転洗浄ノ
ズル部5に供給される。洗浄液は、洗浄用のノズルチッ
プ13および回転用のノズルチップ14から噴射され
る。洗浄用のノズルチップ13により洗浄対象の管壁に
向けて洗浄液が高速に当てられることにより付着してい
る汚れや異物がきれいに除去される。ノズルチップ13
は管壁に垂直な方向からわずかに後方に傾斜してノズル
本体10に埋めこまれているので、噴射の反力により洗
浄ヘッド部1は前方へ移動する。また、回転用のノズル
チップ14からの噴射により回転洗浄ノズル部5は支持
軸6を回転軸として回転する。従って、回転洗浄ノズル
部5は、回転しながら前進し、その際、洗浄用のノズル
チップ13から射出される洗浄液は洗浄対象の管の内壁
を螺旋状の軌跡を描きながら洗浄を行う。回転速度と前
進速度は、洗浄が隈なく行われるよう決めなければなら
ない。
【0012】洗浄が充分に行われるようにするために
は、洗浄用ノズルチップ13からの洗浄液の射出速度を
充分大きくして、管の内壁の旋条に入り込んだ異物を除
去できるようにしなければならないが、そのように射出
速度を充分に大きくすると、回転速度および前進速度が
高くなり過ぎて、洗浄ムラができて不都合である。本実
施例では、ノズル本体10に羽根車9を設け、回転用の
ノズルチップ14の噴出の反力と羽根車9の羽の空気抵
抗力とをバランスさせて一定の回転数を得るとともに、
羽根車9の回転による進行方向の空気抵抗により前進速
度を制動し、適正な前進速度を得る。
【0013】ガイド部材20は、洗浄ヘッド部1の前進
の際にノズル本体10が洗浄対象の管の内壁に接触せ
ず、かつ、ノズルチップ13が管の内壁と一定の間隔を
保つように、そのノズル本体を支持する支持軸6を管の
中央に保持する。ガイド部材20は、実施例ではコの字
形のフレーム8本で構成したが3本以上であれば何本で
もよい。さらに、ガイド部材20は、洗浄ヘッド部1を
洗浄対象の管の内壁に接触させないように間隔をとりな
がら保持する形状のものであればよい。
【0014】本実施例では、洗浄液供給ホースとの結合
にワンタッチカプラ21を用いている。これにより、洗
浄対象の管の大きさに応じて、予め用意した複数の異な
る寸法の装置から、適したものを選択してワンタッチで
結合して用いることができる。
【0015】上述の実施例では、洗浄用ノズルの方向を
後方への傾斜により推進力を得ているが、代わりに回転
用ノズルを後方への傾斜させることにより推進力を得る
ようにしてもよい。
【考案の効果】本考案によれば、砲身のように管の内壁
に旋条があり、あるいは細かな凹凸があって、汚れが落
ちにくい管でも、充分にかつムラ無く洗浄を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の洗浄装置の正面図
【図2】 実施例の洗浄装置の斜視図
【図3】 図1のV−V断面矢視図
【図4】 図1のI方向から視た羽根車を示す図
【符号の説明】
1…洗浄ヘッド部、2…ガイド部、3…結合部、5…回
転洗浄ノズル部、6…支持軸、7…スリップワッシャ、
8…止めネジ、9…羽根車、10…ノズル本体、11…
ノズル補助体、12…凸部、13…洗浄用のノズルチッ
プ、14…回転用のノズルチップ、15…ノズル補助体
の止めネジ、16…シール止めメタル、17…テフロン
シール、18…羽根車の止めネジ、19…ガイド支持
体、20…ガイド部材、21…ワンタッチカプラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 遠藤 勉 東京都府中市小柳町5−8−64 (56)参考文献 実公 昭10−2002(JP,Y1)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体の周辺部に、その回転体の半径外方
    に向けて洗浄用のノズルチップを埋設し、かつ前記回転
    体の円周接線方向に向けて回転用のノズルチップを埋設
    した回転洗浄ノズル部と、 その回転洗浄ノズル部を回転可能に支持する支持軸と、 回転洗浄ノズル部の回転およびその前進を制動するた
    め、前記回転洗浄ノズル部に結合された羽根車と、 前記回転洗浄ノズル部の洗浄用のノズルチップと洗浄対
    象の内壁の間隔を一定に保つガイド部と、 前記回転洗浄ノズル部に加圧された洗浄液を供給する洗
    浄液供給部とを備えた洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記洗浄用のノズルチップの方向を、前記
    回転体の半径外方から若干の角度だけ、前記回転洗浄ノ
    ズル部の推進すべき方向とは反対の方向に、傾斜させる
    ことにより推進力を得ることを特徴とする請求項1記載
    の洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記回転用のノズルチップの方向を、前記
    回転体の円周接線方向から若干の角度だけ、前記回転洗
    浄ノズル部の推進すべき方向とは反対の方向に、傾斜さ
    せることにより推進力を得ることを特徴とする請求項1
    記載の洗浄装置。
JP1992047294U 1992-06-13 1992-06-13 洗浄装置 Expired - Lifetime JPH0740872Y2 (ja)

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JP1992047294U JPH0740872Y2 (ja) 1992-06-13 1992-06-13 洗浄装置

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JP1992047294U JPH0740872Y2 (ja) 1992-06-13 1992-06-13 洗浄装置

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Publication Number Publication Date
JPH066994U JPH066994U (ja) 1994-01-28
JPH0740872Y2 true JPH0740872Y2 (ja) 1995-09-20

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JP1992047294U Expired - Lifetime JPH0740872Y2 (ja) 1992-06-13 1992-06-13 洗浄装置

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JPH066994U (ja) 1994-01-28

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