JPH0740710A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH0740710A JPH0740710A JP5186399A JP18639993A JPH0740710A JP H0740710 A JPH0740710 A JP H0740710A JP 5186399 A JP5186399 A JP 5186399A JP 18639993 A JP18639993 A JP 18639993A JP H0740710 A JPH0740710 A JP H0740710A
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- Japan
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- sipe
- tire
- pneumatic tire
- edge
- shoulder end
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0302—Tread patterns directional pattern, i.e. with main rolling direction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1236—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
- B60C11/124—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern inclined with regard to a plane normal to the tread surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サイプのエッジ部分の欠けを防止してウエッ
ト路面走行時の駆動力伝達性能を向上させ、長期に渡っ
て高い駆動力伝達性能を維持することのできる空気入り
タイヤを提供すること。 【構成】 トレッド12に垂直に立てられた法線Hに対
するサイプ22の傾斜角度θをショルダー端部で0°と
し、タイヤ赤道面側へ行くにしたがってタイヤ回転方向
へ傾斜させてサイプ22の踏込み側のエッジ部分の剛性
をショルダー端部側で大きくする。サイプ22の踏込み
側のエッジ部分がタイヤ赤道面側へ向かうにしたがって
鋭角になり、高いエッジ効果が得られる。また、サイプ
22のショルダー端部側の剛性が大きくなるので、従来
の一定の角度で傾斜したサイプで問題となっていた大き
な駆動力が作用した際に生じやすいショルダー端部側の
エッジの欠けを防止することができる。
ト路面走行時の駆動力伝達性能を向上させ、長期に渡っ
て高い駆動力伝達性能を維持することのできる空気入り
タイヤを提供すること。 【構成】 トレッド12に垂直に立てられた法線Hに対
するサイプ22の傾斜角度θをショルダー端部で0°と
し、タイヤ赤道面側へ行くにしたがってタイヤ回転方向
へ傾斜させてサイプ22の踏込み側のエッジ部分の剛性
をショルダー端部側で大きくする。サイプ22の踏込み
側のエッジ部分がタイヤ赤道面側へ向かうにしたがって
鋭角になり、高いエッジ効果が得られる。また、サイプ
22のショルダー端部側の剛性が大きくなるので、従来
の一定の角度で傾斜したサイプで問題となっていた大き
な駆動力が作用した際に生じやすいショルダー端部側の
エッジの欠けを防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気入りタイヤに係り、
特にトレッドのショルダー側にサイプを備えた空気入り
タイヤに関する。
特にトレッドのショルダー側にサイプを備えた空気入り
タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】トレッドのブロックにサイプを設け、サ
イプのエッジ効果によってウエット路面でのトラクショ
ン性能を向上させる空気入りタイヤが提案されている。
イプのエッジ効果によってウエット路面でのトラクショ
ン性能を向上させる空気入りタイヤが提案されている。
【0003】この種の空気入りタイヤのなかでも、回転
方向に傾斜させたサイプを有する空気入りタイヤは、踏
込み側のエッジ部分が鋭角になって路面の水膜に食い込
む形状となるため、サイプが傾斜していない空気入りタ
イヤよりも路面へ伝達する駆動力が大きく、ウエット性
に優れている。
方向に傾斜させたサイプを有する空気入りタイヤは、踏
込み側のエッジ部分が鋭角になって路面の水膜に食い込
む形状となるため、サイプが傾斜していない空気入りタ
イヤよりも路面へ伝達する駆動力が大きく、ウエット性
に優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転方
向に傾斜したサイプを有する空気入りタイヤでは、アス
ファルト路面やコンクリート路面等の粗い路面上で駆動
力を与えると、図12に示すようにブロック100に形
成されたサイプ102の踏込み側(タイヤ回転方向とは
反対方向側:矢印A方向とは反対方向側)のエッジ部分
104(点線部分)が欠け易く、エッジ成分の減少及び
トレッドの接地面積の減少により目的とする駆動力の向
上が図れないという不具合がある。
向に傾斜したサイプを有する空気入りタイヤでは、アス
ファルト路面やコンクリート路面等の粗い路面上で駆動
力を与えると、図12に示すようにブロック100に形
成されたサイプ102の踏込み側(タイヤ回転方向とは
反対方向側:矢印A方向とは反対方向側)のエッジ部分
104(点線部分)が欠け易く、エッジ成分の減少及び
トレッドの接地面積の減少により目的とする駆動力の向
上が図れないという不具合がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、サイプのエッ
ジ部分の欠けを防止してウエット路面走行時の駆動力伝
達性能を向上させ、長期に渡って高い駆動力伝達性能を
維持することのできる空気入りタイヤを提供することが
目的である。
ジ部分の欠けを防止してウエット路面走行時の駆動力伝
達性能を向上させ、長期に渡って高い駆動力伝達性能を
維持することのできる空気入りタイヤを提供することが
目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者の種々の調査の結
果、サイプのエッジ部分の欠けはショルダー側の接地端
ほど大きく、接地面積の減少も著しいことが判明し、種
々の実験検討の結果、トレッド表面に垂直に立てた法線
に対するサイプの傾斜角度をタイヤ巾方向で変化させる
ことにより、高いエッジ効果を維持しつつサイプのエッ
ジ部分の欠けを防止できることを見出した。
果、サイプのエッジ部分の欠けはショルダー側の接地端
ほど大きく、接地面積の減少も著しいことが判明し、種
々の実験検討の結果、トレッド表面に垂直に立てた法線
に対するサイプの傾斜角度をタイヤ巾方向で変化させる
ことにより、高いエッジ効果を維持しつつサイプのエッ
ジ部分の欠けを防止できることを見出した。
【0007】本発明は、タイヤ周方向に対して交差する
方向に延びるサイプをトレッドのショルダー側に設けた
空気入りタイヤにおいて、前記サイプの一部または全て
をトレッド表面に垂直とされた法線に対してタイヤ回転
方向に傾斜させると共に、前記サイプと前記法線とのな
す角度をタイヤ赤道面側からタイヤ周方向外側に行くに
したがって小さくしたことを特徴としている。
方向に延びるサイプをトレッドのショルダー側に設けた
空気入りタイヤにおいて、前記サイプの一部または全て
をトレッド表面に垂直とされた法線に対してタイヤ回転
方向に傾斜させると共に、前記サイプと前記法線とのな
す角度をタイヤ赤道面側からタイヤ周方向外側に行くに
したがって小さくしたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の空気入りタイヤによれば、タイヤ周方
向に対して交差する方向に延びるショルダー側のサイプ
の一部または全てをトレッド表面に垂直とされた法線に
対してタイヤ回転方向に傾斜させると共に、サイプと法
線とのなす角度をタイヤ赤道面側からタイヤ周方向外側
に行くにしたがって小さくしたので、サイプの踏込み側
のエッジ部分をタイヤ赤道面側へ向かうにしたがって鋭
角として高いエッジ効果が得られると共に、サイプの踏
込み側のエッジ部分の剛性をショルダー側で大きくし
て、従来の一定の角度で傾斜したサイプで問題となって
いた大きな駆動力が作用した際に生じやすいサイプのシ
ョルダー側のエッジ部分の欠けを防止することができ
る。
向に対して交差する方向に延びるショルダー側のサイプ
の一部または全てをトレッド表面に垂直とされた法線に
対してタイヤ回転方向に傾斜させると共に、サイプと法
線とのなす角度をタイヤ赤道面側からタイヤ周方向外側
に行くにしたがって小さくしたので、サイプの踏込み側
のエッジ部分をタイヤ赤道面側へ向かうにしたがって鋭
角として高いエッジ効果が得られると共に、サイプの踏
込み側のエッジ部分の剛性をショルダー側で大きくし
て、従来の一定の角度で傾斜したサイプで問題となって
いた大きな駆動力が作用した際に生じやすいサイプのシ
ョルダー側のエッジ部分の欠けを防止することができ
る。
【0009】
〔第1実施例〕本発明の第1実施例を図1乃至図4にし
たがって説明する。
たがって説明する。
【0010】図1に示すように、本実施例の空気入りタ
イヤ10(タイヤサイズ:205/55R16)のトレ
ッド12には、4本の周方向主溝14と周方向主溝14
に対して交差する副溝16とによって区画される複数個
のブロック18を有している。本実施例では副溝16は
タイヤ巾方向(矢印B方向)に対してタイヤ赤道面CL
側がタイヤ回転方向(矢印A方向)に傾斜している。ま
た、本実施例の空気入りタイヤ10では、周方向主溝1
4及び副溝16の溝深さがそれぞれ8mmとなっている。
イヤ10(タイヤサイズ:205/55R16)のトレ
ッド12には、4本の周方向主溝14と周方向主溝14
に対して交差する副溝16とによって区画される複数個
のブロック18を有している。本実施例では副溝16は
タイヤ巾方向(矢印B方向)に対してタイヤ赤道面CL
側がタイヤ回転方向(矢印A方向)に傾斜している。ま
た、本実施例の空気入りタイヤ10では、周方向主溝1
4及び副溝16の溝深さがそれぞれ8mmとなっている。
【0011】ショルダー端部20側のブロック18に
は、副溝16の長手方向に沿って延びるサイプ22がタ
イヤ周方向(矢印A方向及び矢印A方向とは反対方向)
に所定間隔を隔てて2本設けられている。これらのサイ
プ22は、長手方向両端部の一方が周方向主溝14に開
口し、他方がショルダー端部20のタイヤ幅方向外側に
開口している。なお、本実施例ではサイプ22の深さH
が7mmとなっている(図3(A)参照)。
は、副溝16の長手方向に沿って延びるサイプ22がタ
イヤ周方向(矢印A方向及び矢印A方向とは反対方向)
に所定間隔を隔てて2本設けられている。これらのサイ
プ22は、長手方向両端部の一方が周方向主溝14に開
口し、他方がショルダー端部20のタイヤ幅方向外側に
開口している。なお、本実施例ではサイプ22の深さH
が7mmとなっている(図3(A)参照)。
【0012】図2及び図3(A)〜(C)に示すよう
に、サイプ22は、ショルダー端部20においては、ト
レッド12の表面に垂直に立てられた法線Hに対して平
行、即ち、法線Hに対する傾斜角度θが0°とされ、タ
イヤ赤道面CLに向かうに従ってタイヤ回転方向側(矢
印A方向側)に傾斜している。
に、サイプ22は、ショルダー端部20においては、ト
レッド12の表面に垂直に立てられた法線Hに対して平
行、即ち、法線Hに対する傾斜角度θが0°とされ、タ
イヤ赤道面CLに向かうに従ってタイヤ回転方向側(矢
印A方向側)に傾斜している。
【0013】図4に示すように、法線Hに対するサイプ
22の傾斜角度を0°とする範囲は、JATMAの常用
設計荷重を負荷した際の接地面23の接地幅Wの70%
〜95%の位置からタイヤ巾方向外側(斜線部分内)と
することが好ましい。また、法線Hに対するサイプ22
の傾斜角度θの最大値は30°以下とすることが好まし
い。
22の傾斜角度を0°とする範囲は、JATMAの常用
設計荷重を負荷した際の接地面23の接地幅Wの70%
〜95%の位置からタイヤ巾方向外側(斜線部分内)と
することが好ましい。また、法線Hに対するサイプ22
の傾斜角度θの最大値は30°以下とすることが好まし
い。
【0014】図2及び図3(A)〜(C)に示すよう
に、本実施例のサイプ22は、ショルダー端部20での
傾斜角度θが0°であり、周方向主溝14近傍での傾斜
角度θが30°であり、ブロック18の巾方向中間部分
では傾斜角度θが約15°である。
に、本実施例のサイプ22は、ショルダー端部20での
傾斜角度θが0°であり、周方向主溝14近傍での傾斜
角度θが30°であり、ブロック18の巾方向中間部分
では傾斜角度θが約15°である。
【0015】次に本実施例の空気入りタイヤ10の作用
を説明する。本実施例の空気入りタイヤ10では、トレ
ッド12に垂直に立てられた法線Hに対するサイプ22
の傾斜角度θをショルダー端部20で0°とし、タイヤ
赤道面CL側へ行くにしたがってタイヤ回転方向へ傾斜
させてサイプ22の踏込み側のエッジ部分の剛性をショ
ルダー端部20側で大きくしたので、従来の一定の角度
で傾斜したサイプで問題となっていた大きな駆動力が作
用した際に生じやすいサイプのショルダー端部側のエッ
ジ欠けを防止することができる。これによって、トレッ
ド12の接地面積の低下及びサイプ22のエッジ効果の
低下を防止することができる。
を説明する。本実施例の空気入りタイヤ10では、トレ
ッド12に垂直に立てられた法線Hに対するサイプ22
の傾斜角度θをショルダー端部20で0°とし、タイヤ
赤道面CL側へ行くにしたがってタイヤ回転方向へ傾斜
させてサイプ22の踏込み側のエッジ部分の剛性をショ
ルダー端部20側で大きくしたので、従来の一定の角度
で傾斜したサイプで問題となっていた大きな駆動力が作
用した際に生じやすいサイプのショルダー端部側のエッ
ジ欠けを防止することができる。これによって、トレッ
ド12の接地面積の低下及びサイプ22のエッジ効果の
低下を防止することができる。
【0016】さらに、サイプ22は、ショルダー端部2
0側からタイヤ赤道面CL側へ向かうにしたがってタイ
ヤ回転方向へ傾斜させてあるので、サイプ22の踏込み
側のエッジ部分はタイヤ赤道面CL側へ向かうにしたが
って鋭角になり、路面の水膜を切り易い形状となるため
高いエッジ効果が得られる。
0側からタイヤ赤道面CL側へ向かうにしたがってタイ
ヤ回転方向へ傾斜させてあるので、サイプ22の踏込み
側のエッジ部分はタイヤ赤道面CL側へ向かうにしたが
って鋭角になり、路面の水膜を切り易い形状となるため
高いエッジ効果が得られる。
【0017】このように、本実施例の空気入りタイヤ1
0では、サイプのショルダー端部側で生じやすいエッジ
欠けが防止され、かつ高いエッジ効果が得られるため、
高いウエット性能を長期に渡って確保することができる
と共に駆動力伝達性能を高いレベルで長期に渡って確保
することができる。
0では、サイプのショルダー端部側で生じやすいエッジ
欠けが防止され、かつ高いエッジ効果が得られるため、
高いウエット性能を長期に渡って確保することができる
と共に駆動力伝達性能を高いレベルで長期に渡って確保
することができる。
【0018】なお、サイプ22の法線Hに対する傾斜角
度θの最大値が30°を越えると、サイプ22の踏込み
側のエッジ部分の剛性が低下して欠けが生じ易くなるた
め好ましくない。
度θの最大値が30°を越えると、サイプ22の踏込み
側のエッジ部分の剛性が低下して欠けが生じ易くなるた
め好ましくない。
【0019】〔第2実施例〕本発明の第2実施例を図5
にしたがって説明する。なお、第1実施例と同一構成に
関しては同一符号を付しその説明は省略する。
にしたがって説明する。なお、第1実施例と同一構成に
関しては同一符号を付しその説明は省略する。
【0020】図5に示すように、この実施例では、ショ
ルダー端部20側の周方向主溝14が、タイヤ周方向に
断続して形成されており、大ブロック18Aにのみサイ
プ22が設けられている。なお、サイプ22は、長手方
向両端部がブロック18を貫通していないが、トレッド
12に垂直に立てられた法線Hに対するサイプ22の傾
斜角度θをショルダー端部20で0°とし、タイヤ赤道
面CL側へ行くにしたがってタイヤ回転方向へ傾斜させ
てあるので、第1実施例と同様にショルダー端部側のブ
ロック欠けが防止され、高いエッジ効果が得られるた
め、高いウエット性能を長期に渡って保つことができ
る。
ルダー端部20側の周方向主溝14が、タイヤ周方向に
断続して形成されており、大ブロック18Aにのみサイ
プ22が設けられている。なお、サイプ22は、長手方
向両端部がブロック18を貫通していないが、トレッド
12に垂直に立てられた法線Hに対するサイプ22の傾
斜角度θをショルダー端部20で0°とし、タイヤ赤道
面CL側へ行くにしたがってタイヤ回転方向へ傾斜させ
てあるので、第1実施例と同様にショルダー端部側のブ
ロック欠けが防止され、高いエッジ効果が得られるた
め、高いウエット性能を長期に渡って保つことができ
る。
【0021】なお、図6(A)、(B)に示すように、
副溝16をサイプ22の傾斜方向と同一方向(タイヤ回
転方向)に一定角度で傾斜させても良く、図7(A)、
(B)に示すように、副溝16をサイプ22の傾斜に合
わせてタイヤ赤道面CLへ向かうに従ってタイヤ回転方
向に傾斜させても良い。これによって、サイプ22で区
画された小ブロック部分の剛性を深さ方向でほぼ一定に
保つことができる。
副溝16をサイプ22の傾斜方向と同一方向(タイヤ回
転方向)に一定角度で傾斜させても良く、図7(A)、
(B)に示すように、副溝16をサイプ22の傾斜に合
わせてタイヤ赤道面CLへ向かうに従ってタイヤ回転方
向に傾斜させても良い。これによって、サイプ22で区
画された小ブロック部分の剛性を深さ方向でほぼ一定に
保つことができる。
【0022】なお、サイプ22は直線状に限らず、図8
に示すように、ジグザグ状であっても良く、図9に示す
ように、波形であっても良い。また、図10に示すよう
に、階段状であっても良く、図11に示すように、クラ
ンク型としても良く、実質的にタイヤ周方向に交差して
いる形状であればこれらの形状には限定されない。
に示すように、ジグザグ状であっても良く、図9に示す
ように、波形であっても良い。また、図10に示すよう
に、階段状であっても良く、図11に示すように、クラ
ンク型としても良く、実質的にタイヤ周方向に交差して
いる形状であればこれらの形状には限定されない。
【0023】また、サイプは前記実施例のようにブロッ
クに形成するのみならず、ブロックの無い、いわゆるス
ムースタイヤに形成してもよい。
クに形成するのみならず、ブロックの無い、いわゆるス
ムースタイヤに形成してもよい。
【0024】(試験例)以下の表1には、比較例タイヤ
2種、本発明タイヤ2種の合計4種の試験タイヤ(タイ
ヤサイズは全て205/55R16)についてのトラク
ション性能及びサイプのエッジ欠け性の評価が示されて
いる。
2種、本発明タイヤ2種の合計4種の試験タイヤ(タイ
ヤサイズは全て205/55R16)についてのトラク
ション性能及びサイプのエッジ欠け性の評価が示されて
いる。
【0025】ここで、表1内の本発明タイヤ1とは第1
実施例の空気入りタイヤであり、本発明タイヤ2とは、
サイプの傾斜角度が第1実施例の空気入りタイヤと異な
るものである。また、比較例タイヤ1とはサイプが法線
に対して傾斜していない一般の空気入りタイヤであり、
比較例タイヤ2とは、表1に示すようにサイプが法線に
対して一定の角度で傾斜している空気入りタイヤであ
る。
実施例の空気入りタイヤであり、本発明タイヤ2とは、
サイプの傾斜角度が第1実施例の空気入りタイヤと異な
るものである。また、比較例タイヤ1とはサイプが法線
に対して傾斜していない一般の空気入りタイヤであり、
比較例タイヤ2とは、表1に示すようにサイプが法線に
対して一定の角度で傾斜している空気入りタイヤであ
る。
【0026】トラクション性能は、各試験タイヤに夫々
正規内圧を充填して乗用車に装着し、この乗用車を平均
水深2mmの滞水を生じたアスファルト路面の試験場で停
止状態からフル加速させ、100メートルの区間を通過
する時間で評価した。
正規内圧を充填して乗用車に装着し、この乗用車を平均
水深2mmの滞水を生じたアスファルト路面の試験場で停
止状態からフル加速させ、100メートルの区間を通過
する時間で評価した。
【0027】また、エッジ欠け性は、上記100メート
ル走行試験後のエッジの欠け数で評価した。
ル走行試験後のエッジの欠け数で評価した。
【0028】なお、トラクション性能及びブロック欠け
性の評価は、何れも比較例タイヤ2を100とする指数
表示としており、トラクション性能は数値の大きいほど
性能に優れていることを示し、エッジ欠け性の評価は、
数値が小さいほどエッジの欠け数が少なく、エッジの欠
け防止効果が高いことを示す。
性の評価は、何れも比較例タイヤ2を100とする指数
表示としており、トラクション性能は数値の大きいほど
性能に優れていることを示し、エッジ欠け性の評価は、
数値が小さいほどエッジの欠け数が少なく、エッジの欠
け防止効果が高いことを示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1に示す試験結果からも、本発明1、2
の空気入りタイヤは、比較例1、2の空気入りタイヤに
比較してトラクション性能、即ち、駆動力伝達性能に優
れていることは明らかである。
の空気入りタイヤは、比較例1、2の空気入りタイヤに
比較してトラクション性能、即ち、駆動力伝達性能に優
れていることは明らかである。
【0031】
【発明の効果】本発明の空気入りタイヤは上記構成とし
たので、サイプのエッジ部分の欠けを防止して、ウエッ
ト路面走行時の駆動力伝達性能を向上できるという優れ
た効果を有する。
たので、サイプのエッジ部分の欠けを防止して、ウエッ
ト路面走行時の駆動力伝達性能を向上できるという優れ
た効果を有する。
【図1】本発明の第1実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドの平面図である。
レッドの平面図である。
【図2】図1に示す空気入りタイヤのショルダー側のブ
ロックの拡大図である。
ロックの拡大図である。
【図3】(A)は、図2に示すブロックの3A−3A線
断面図であり、(B)は、図2に示すブロックの3B−
3B線断面図であり、(C)は、図2に示すブロックの
3C−3C線断面図である。
断面図であり、(B)は、図2に示すブロックの3B−
3B線断面図であり、(C)は、図2に示すブロックの
3C−3C線断面図である。
【図4】サイプの傾斜角度を0°とする範囲を示す、空
気入りタイヤの接地面形状図である。
気入りタイヤの接地面形状図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドの平面図である。
レッドの平面図である。
【図6】(A)は、本発明の他の実施例に係る空気入り
タイヤのショルダー側のブロックの斜視図であり、
(B)は、図6(A)のブロックを周方向主溝側から見
た側面図である。
タイヤのショルダー側のブロックの斜視図であり、
(B)は、図6(A)のブロックを周方向主溝側から見
た側面図である。
【図7】(A)は、本発明の更に他の実施例に係る空気
入りタイヤのショルダー側のブロックの斜視図であり、
(B)は、図7(A)のブロックを周方向主溝側から見
た側面図である。
入りタイヤのショルダー側のブロックの斜視図であり、
(B)は、図7(A)のブロックを周方向主溝側から見
た側面図である。
【図8】サイプの変形例を示すショルダー側のブロック
の平面図である。
の平面図である。
【図9】サイプの他の変形例を示すショルダー側のブロ
ックの平面図である。
ックの平面図である。
【図10】サイプの更に他の変形例を示すショルダー側
のブロックの平面図である。
のブロックの平面図である。
【図11】サイプの更に他の変形例を示すショルダー側
のブロックの平面図である。
のブロックの平面図である。
【図12】傾斜角度が一定とされたサイプを備えた従来
の空気入りタイヤのブロックの側面図である。
の空気入りタイヤのブロックの側面図である。
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 18 ブロック 22 サイプ 20 ショルダー端部 H 法線 CL タイヤ赤道面
Claims (1)
- 【請求項1】 タイヤ周方向に対して交差する方向に延
びるサイプをトレッドのショルダー側に設けた空気入り
タイヤにおいて、 前記サイプの一部または全てをトレッド表面に垂直とさ
れた法線に対してタイヤ回転方向に傾斜させると共に、
前記サイプと前記法線とのなす角度をタイヤ赤道面側か
らタイヤ周方向外側に行くにしたがって小さくしたこと
を特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18639993A JP3312784B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18639993A JP3312784B2 (ja) | 1993-07-28 | 1993-07-28 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740710A true JPH0740710A (ja) | 1995-02-10 |
JP3312784B2 JP3312784B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=16187727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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- 1993-07-28 JP JP18639993A patent/JP3312784B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3312784B2 (ja) | 2002-08-12 |
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